JP2002172343A - 大容量竪型ボールミルの潤滑装置 - Google Patents

大容量竪型ボールミルの潤滑装置

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JP2002172343A JP2000370112A JP2000370112A JP2002172343A JP 2002172343 A JP2002172343 A JP 2002172343A JP 2000370112 A JP2000370112 A JP 2000370112A JP 2000370112 A JP2000370112 A JP 2000370112A JP 2002172343 A JP2002172343 A JP 2002172343A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】1回に大量の土を微粉化することができ、高回
転、高負荷で運転しても、軸受の潤滑を確実に行うこと
ができ、軸受の破損を防ぐことができる大容量竪型ボー
ルミルを提供する。 【解決手段】ボールミルにおいて、中心軸1の上端から
途中まで、軸心上に穿孔された軸内給油路105 と、中心
軸1の上端部に取付けられ、外部の給油管102 から軸内
給油路105 に潤滑油を供給するための潤滑油用の回転継
手101 と、軸内給油路105 と上ラジアル軸受との間を連
通させる上潤滑油供給路115 と、軸内給油路105 と下ラ
ジアル軸受との間を連通させる下潤滑油供給路135 と、
上ラジアル軸受内の潤滑油を外部に排出する上排油路12
0 と、下ラジアル軸受内の潤滑油を外部に排出する下排
油路140 とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大容量竪型ボール
ミルの潤滑装置に関する。ボールミルは主としてPCB や
ダイオキシン等で汚染された土壌を無害化処理するた
め、大量の土を微粉化するために用いられる。汚染され
た土壌は地球上に大量に存在するので、相当効率よく進
めなければならず、例えば1回のバッチ処理で50kg程
度以上の大量の土を微粉砕するものが、求められてい
る。本発明はかかる大容量ボールミルの潤滑装置に関す
る。なお、本発明は土の微粉砕に用いるほか、種々の物
の粉砕にも用いられ、処理量が50kg未満のものにも適
用可能である。
【0002】
【従来の技術】ボールミルを用いた粉砕技術は既に公知
であり、例えば、特公平6−79677号公報、特開平
3−193127号公報、特許第2570537号公
報、特許第2586778号公報、特許第290439
2号公報などに記載されている。これらのボールミル
は、2〜4台のミルポットを備え、各ミルポットを自転
させると共に、各ミルポットを支持するテーブルも回転
させ、ミルポットに自転と公転をさせるようにしたもの
である。またミルポット内には多数の鋼球が入れられて
おり、被粉砕物がミルポット内で鋼球と衝突することに
より、微粉に粉砕されるようにしたものである。しかる
に前記従来のボールミルは、非常に少量の粉砕物を処理
するもので、例えば処理量が100gとか、あるいは1kg程
度までにすぎない。このため、ミルポットの自転を支持
する軸受は、グリース挿入式のものを用いて、軸受内に
挿入されたグリースによって軸受の潤滑を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、粉砕物の処
理量を多くするためにミルポットを大型化すると、軸受
に加わる負荷が大きくなるから、この負荷を支持する軸
受を大型化しなければならない。軸受を大型化した場
合、グリース封入式の軸受では、封入したグリースに加
わる遠心力が大きくなるため、グリースが軸受の外周側
に偏り、内周側ではグリースが不足し、軸受の潤滑が不
良になるという問題がある。また、軸受に加わる負荷が
大きくなると、軸受においても摩擦によって発生する熱
が大きくなるので、その熱によって、封入されたグリー
スが変質し、グリースの潤滑性能が低下するという問題
がある。
【0004】本発明は上記事情に鑑み、1回に大量の土
を微粉化することができ、高回転、高負荷で運転して
も、軸受の潤滑を確実に行うことができ、軸受の破損を
防ぐことができる大容量竪型ボールミルの潤滑装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の大容量竪型ボ
ールミルの潤滑装置は、立てて配置された中心軸と、該
中心軸の上方部分に取付けられたポット支持枠と、該ポ
ット支持枠に、前記中心軸を中心として対称となる位置
に回転自在に取付けられた複数個のミルポットとからな
り、前記ミルポットを自転させながら、前記中心軸のま
わりを公転させるようにしたボールミルにおいて、前記
ポット支持枠が、前記中心軸の上方部分の上端部に取付
けられた上テーブルと、下端部に取付けられた下テーブ
ルとからなり、前記上テーブルには、前記ミルポットの
上端を回転自在に支持する上ラジアル軸受が設けられて
おり、前記下テーブルには、前記ミルポットの下端を回
転自在に支持する下ラジアル軸受が設けられており、前
記中心軸の上端から途中まで、軸心上に穿孔された軸内
給油路と、前記中心軸の上端部に取付けられ、外部の給
油管から前記軸内給油路に潤滑油を供給するための潤滑
油用の回転継手と、前記軸内給油路と前記上ラジアル軸
受との間を連通させる上潤滑油供給路と、前記軸内給油
路と前記下ラジアル軸受との間を連通させる下潤滑油供
給路と、前記上ラジアル軸受内の潤滑油を外部に排出す
る上排油路と、前記下ラジアル軸受内の潤滑油を外部に
排出する下排油路とからなることを特徴とする。請求項
2の大容量竪型ボールミルの潤滑装置は、請求項1記載
の発明において、前記上潤滑油供給路が、前記中心軸に
対して放射状に配設された放射径路を備えており、前記
上排油路が、中心軸から見て、前記上ラジアル軸受の中
心より外側であって、前記上ラジアル軸受の中心から半
径方向外向きに配設され、前記下潤滑油供給路が、前記
中心軸に対して放射状に配設された放射径路を備えてお
り、前記下排油路が、中心軸から見て、前記下ラジアル
軸受の中心より外側であって、前記下ラジアル軸受の中
心から半径方向外向きに配設されたことを特徴とする。
請求項3の大容量竪型ボールミルの潤滑装置は、請求項
1または2記載の発明において、前記下テーブルより下
方に、前記ミルポットを自転させる前記ミルポット自転
機構が設けられており、該ミルポット自転機構が、基礎
円の中心が、前記中心軸と同心である太陽歯車と、前記
ミルポットの下端に取付けられた遊星歯車と、前記下テ
ーブルに回転自在に取り付けられ、前記太陽歯車と前記
遊星歯車の間に噛み合わされた遊び歯車とからなる遊星
歯車機構であり、前記上排油路の下端を、前記下テーブ
ルより下方かつ前記遊び歯車より上方であって、平面視
で前記遊び歯車の中心よりも外方かつ前記遊び歯車の外
端縁よりも中心軸側に設け、前記下排油路の下端を、前
記下テーブルより下方かつ前記遊び歯車より上方であっ
て、平面視で前記遊び歯車の中心よりも外方かつ前記遊
び歯車の外端縁よりも中心軸側に設けたことを特徴とす
る。
【0006】請求項1の発明によれば、潤滑油を外部の
給油管から軸内給油路に回転継手を通して供給すること
ができる。軸内給油路内の潤滑油を、上潤滑油供給路お
よび下潤滑油供給路を通して、上ラジアル軸受および下
ラジアル軸受に供給でき、潤滑に使用した潤滑油は上排
油路および下排油路を通って外部に排出できる。そし
て、中心軸の回転は、中心軸上の回転継手によって吸収
できるので、中心軸の回転によって供給管から軸内給油
路への潤滑油の供給が阻害されることがない。よって、
ミルポットを高回転高負荷で運転しても、上下のラジア
ル軸受に確実に潤滑油を供給することができる。また、
上下のラジアル軸受には外部の給油管から常に新しい潤
滑油が供給されることになるので、潤滑油の温度上昇に
よる潤滑性能の低下を抑えることができ、しかも、軸受
を冷却する効果も得られる。よって、高回転高負荷で運
転しても軸受が破損することを防ぐことができる。請求
項2の発明によれば、中心軸を回転させると、上下潤滑
油供給路内の潤滑油には、中心軸に対して外向きに遠心
力が加わるが、この遠心力の方向が潤滑油の流れる方向
と同じになるので、軸内給油路から軸受に潤滑油がスム
ーズに流れる。また、上下の排油路内の、潤滑油に働く
遠心力の方向と潤滑油の流れる方向がほぼ同じになる。
このため、軸受内の潤滑油は、上下の排油路内を通って
スムーズに軸受から排出され、軸受内の潤滑油の圧力が
高くなることもない。よって、潤滑油の供給圧が低くて
も、潤滑油を軸受に確実に供給することができる。請求
項3の発明によれば、下テーブルが中心軸とともに回転
すると、下テーブルに取り付けられた遊び歯車は、中心
軸の回りを公転する。この上下の廃油路の下端は、遊び
歯車より上方で、平面視で遊び歯車の中心より外方かつ
遊び歯車の外端縁よりも中心軸側に設けられている。こ
のため、遊び歯車が公転すると、上下の排油路の下端か
ら排出された潤滑油は、公転している遊び歯車にふりか
かる。この遊び歯車は、太陽歯車と遊星歯車の両方と噛
み合っているので、遊び歯車にふりかかった潤滑油によ
って、遊び歯車と遊星歯車の噛み合せ部分および遊び歯
車と太陽歯車の噛み合わせ部分を潤滑することができ
る。したがって、ミルポット自転機構の歯車を潤滑する
ための特別な潤滑機構を設けなくても、ミルポット自転
機構の歯車への潤滑を確実かつ容易に行うことができ、
ボールミルの構造を簡単にすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。図1は大容量竪型ボールミルの縦断
面図、図2は本実施形態の大容量竪型ボールミルの潤滑
装置の要部拡大断面図である。図1および図2に示すよ
うに、本実施形態の大容量竪型ボールミルは、中心軸
1、ベースフレーム10、ポット支持枠20、ミルポッ
ト30等を主たる構成要素としている。
【0008】まず、中心軸1を説明する。中心軸1は立
てて配置されており、その軸方向のほぼ中間点から下方
は下方部分1Aといい、上方は上方部分1Bという。前
記下方部分1Aは後述する軸受を介してベースフレーム
10で支えられる部分である。前記上方部分1Bはポッ
ト支持枠20を介してミルポット30を保持する部分で
ある。
【0009】つぎに、ベースフレーム10を説明する。
中心軸1の下方部分1Aは、ベースフレーム10内に挿
入され、下軸受部11および上軸受部15を介して、ベ
ースフレーム10によって、回転自在に支持されてい
る。下軸受部11は、中心軸1の下方部分1Aの下端部
を回転自在に支持しており、上軸受部15は、中心軸1
の下方部分1Aの上端部を回転自在に支持している。こ
のため、ベースフレーム10内に挿入された下方部分1
Aは、その下端部と上端部とを、下軸受部11および上
軸受部15にそれぞれ支持されているので、中心軸1
は、垂直に立った状態で回転することができる。
【0010】つぎに、ポット支持枠20を説明する。前
記中心軸1の上方部分1Bには、ポット支持枠20が取
り付けられている。このポット支持枠20は、ミルポッ
ト30の上端および下端をそれぞれ回転自在に支持する
ための上テーブル21および下テーブル25から構成さ
れている。
【0011】まず上テーブル21を説明する。図1およ
び図2に示すように、上テーブル21は、水平な円板状
をしており、その中心に上ボス21b が設けられたもので
ある。この上テーブル21の上ボス21b は、中心軸1の
上方部分1Bの上端部に嵌入され、キー等によって中心
軸1の上方部分1Bに固定されている。
【0012】この上テーブル21には、その上面と下面
とを貫通するカートリッジ取付孔21h が形成されてい
る。このカートリッジ取付孔21h には、カートリッジ6
1が着脱自在に固定されている。このカートリッジ61
の下端内面には、リング状に軸受支持板61a が形成され
ており、カートリッジ61の上端には、板状の軸受固定
部材61b が取り付けられている。これら軸受支持板61a
と軸受固定部材61b との間において、カートリッジ61
の内面には、公知のラジアル軸受である上ラジアル軸受
62が取付けられている。
【0013】つぎに、下テーブル25を説明する。図1
および図2に示すように、前記下テーブル25は、水平
な円板状をしており、その中心に下ボス25b が設けられ
たものである。この下テーブル25の下ボス25b は、中
心軸1の上方部分1Bの下端部に嵌入され、キー等によ
って中心軸1の上方部分1Bに固定されている。この下
テーブル25には、その上面と下面とを貫通する軸受取
付孔25h が形成されている。
【0014】軸受取付孔25h の下方には、下スリーブ受
部26が設けられている。この下スリーブ受部26は、
上端が下テーブル25の下面に固定されており、その中
央に軸受取付孔25h と同軸で、内径が軸受取付孔25h の
内径より小さい上下方向に貫通する貫通孔が形成された
ものである。この貫通孔の下端部内面には、公知の軸受
であるスラスト軸受26b が設けられている。また、下テ
ーブル25の上面には、板状の軸受取付板27が取り付
けられており、下スリーブ受部26の上端と軸受取付板
27の下面との間において、軸受取付孔25h の内面に
は、公知のラジアル軸受である下ラジアル軸受72が取
付けられている。
【0015】このため、中心軸1を軸廻りに回転させる
と、上テーブル21および下テーブル25は、いずれも
水平面内で回転するから中心軸1を中心にして後述する
ミルポット30を公転させることができる。ミルポット
30を公転させる駆動源は図示しないモータであるが、
ミルポット30を公転させるための公転機構については
特に制限はない。
【0016】また、前記上テーブル21と下テーブル2
5との間には、複数の連結ロッド28が取り付けられて
いる。これらの連結ロッド28によって、上テーブル2
1と下テーブル25との間隔が変化しないように、両者
を支持している。複数の連結ロッド28は、中心軸1を
中心として回転対称な位置に配置されているから、上テ
ーブル21および下テーブル25を均一に支持すること
ができる。
【0017】つぎに、ミルポット30を説明する。前記
ポット支持枠20には、中心軸1を中心として回転対称
となる位置に3つのミルポット30が、取り付けられて
いる。なお、ポット支持枠20に取り付けるミルポット
30の数は、3つに限らず、2つや4つ以上でもよい。
【0018】各ミルポット30は、その内部に多数の鋼
球と土等の被粉砕物を入れる収容室を備えている。この
ミルポット30の上端および下端には、ミルポット30
の中心と同軸で、上下方向に沿って延びた上自転軸35
および下自転軸33が設けられている。この上自転軸3
5および下自転軸33には、上スリーブ63および下ス
リーブ73がそれぞれ嵌合されており、これらは前記上
ラジアル軸受62および前記下ラジアル軸受72によっ
て回転自在に、それぞれ支持されている。
【0019】したがって、各ミルポット30の下端およ
び上端がポット支持枠20の上テーブル21および下テ
ーブル25によって回転自在に支持されているので、各
ミルポット30は自転することができるのである。
【0020】つぎに、ミルポット自転機構50を説明す
る。図2に示すように、ミルポット自転機構50は、太
陽歯車51、遊星歯車52および遊び歯車53から基本
構成されたものである。太陽歯車51は、前記ベースフ
レーム10の上面と、ポット支持枠20の下テーブル2
5の下面との間において、上軸受部15の外周に取り付
けられている。この太陽歯車51は、リング状であっ
て、その外周に、基礎円が前記中心軸1と同心である歯
が形成されたものである。前記上軸受部15は、中心軸
1の下方部分1Aの上端部を回転自在に支持しており、
中心軸1が回転しても、上軸受部15は回転しないの
で、上軸受部15の外周に取り付けられた太陽歯車51
は、中心軸1が回転しても回転しない。
【0021】前記太陽歯車51には、遊び歯車53が噛
み合わされている。この遊び歯車53は、中心軸1と平
行な支持軸54を介してポット支持枠20の下テーブル
25に取り付けられており、支持軸54を中心として自
転することができるものである。
【0022】遊星歯車52は、太陽歯車51の外周の歯
と噛み合っておらず、前記遊び歯車53と噛み合ってい
る。この遊星歯車52は、前記下スリーブ73の下端
に、下スリーブ73と同心に取り付けられている。
【0023】よって、中心軸1とともにポット支持枠2
0が回転すると支持軸54を介して下テーブル25に取
り付けられた遊び歯車53はポット支持枠20と同じ方
向に、中心軸1を中心に公転する。遊び歯車53は、太
陽歯車51と噛み合っており、中心軸1が回転しても、
この太陽歯車51は回転しないので、遊び歯車53は、
太陽歯車51の外周を転動しながら自転することにな
る。遊び歯車53が自転すると、遊び歯車53と噛み合
っている遊星歯車52は、遊び歯車53によって回転さ
れるので、ミルポット30は自転する。
【0024】したがって、ミルポット自転機構50によ
れば、中心軸1がポット支持枠20とともに回転すれ
ば、ミルポット30を自転させることができる。
【0025】さて、本実施形態の大容量竪型ボールミル
の潤滑装置(以下では単に潤滑装置という)を説明す
る。本実施形態の潤滑装置は、回転継手101 、軸内給油
路105 、上潤滑油路115 および下潤滑油路130 から構成
されたものである。
【0026】まず、軸内給油路105 を説明する。前記中
心軸1には、その上端から中心軸1の上方部分1Bの上
端部の途中まで、その軸心上に軸内給油路105 が穿孔さ
れている。
【0027】つぎに、回転継手101 を説明する。中心軸
1の上端には、回転継手101 が取り付けられている。こ
の回転継手101は、その内部に給油管102 と中心軸1の
軸内給油路105 とを連通する内部径路を備えている。こ
の内部径路は、給油管102 に取り付けられた固定用径路
と、軸内給油路105 に取り付けられた回転径路とからな
り、両径路が公知のフローティングシールを介して、液
密に連絡されている。このため、たとえ中心軸1が回転
しても、回転継手101 によって、外部の給油管102 か
ら、前記軸内給油路105 に潤滑油を供給することができ
る。
【0028】つぎに、上潤滑油路110 を説明する。上潤
滑油路110 は、上ラジアル軸受62に軸内給油路105 か
ら新しい潤滑油を供給するための上潤滑油供給路115
と、上ラジアル軸受62内の潤滑油を排出するための上
排油路120 とから基本構成されている。
【0029】まず、上潤滑油供給路115 を説明する。図
1および図3に示すように、前記中心軸1の上方部分1
Bの上端部および上テーブル21には、軸内給油路105
と上テーブル21の上面との間を貫通する放射径路116
が中心軸1の中心に対して放射状に形成されている。こ
の放射径路116 は、中心軸1内に形成された軸内放射径
路116aと上テーブル21内に形成されたボス内放射径路
116bとからなり、その連続部分は、図示しない例えばO
リング等によってシールされ、潤滑油が漏れることを防
いでいる。
【0030】上テーブル21の上面において、前記放射
径路116 のボス内放射径路116b の一端には、供給管117
の一端が取り付けられている。この供給管117 は、例
えばフレキシブルホース等の管であり、中心軸1の中心
と上ラジアル軸受62の中心とを結ぶ線となす角度が小
さくなるように配設されている。この供給管117 の他端
は、前記軸受固定部材61b の上面において、給油通路11
8 の一端に取り付けられている。この給油通路118 は、
軸受固定部材61b の上面と下面とを貫通する孔である。
【0031】上記の放射径路116 、供給管117 および給
油通路118 によって、軸内給油路105 と上ラジアル軸受
62とが連通されている。このため、回転継手101 によ
って給油管102 から軸内給油路105 に供給された潤滑油
は、放射径路116 →供給管117 →給油通路118 を通っ
て、上ラジアル軸受62に供給される。
【0032】なお、上潤滑油供給路115 の放射径路116
、供給管117 および給油通路118 は、平面視で中心軸
1に対して放射状に並んで設けてもよい。この場合、潤
滑油の流れる方向と遠心力の方向が完全に一致するの
で、潤滑油の供給排出を最もスムーズに行うことができ
る。
【0033】つぎに、上排油路120 を説明する。図5
は、本実施形態の大容量竪型ボールミルの要部拡大平面
図である。図2、図3および図5に示すように前記カー
トリッジ61には、軸受支持板61a の上面とカートリッ
ジ61の外面とを貫通する貫通孔である排油通路121 が
形成されている。この排油通路121 は、前記中心軸1に
からみて、前記上ラジアル軸受62の中心より外側であ
って、前記上ラジアル軸受62の中心から半径方向外向
きに配設されている。すなわち、排油通路121 の軸方向
の想像線L1が、中心軸1の中心と上ラジアル軸受62
の中心とを結ぶ線L2となす角度θ1が90°よりも小
さくなるように設けられている。
【0034】カートリッジ61の外面における排油通路
121 の一端には、排出管122 の一端が取り付けられてい
る。この排出管122 は、鋼管である。この排出管122 の
他端は、前記ポット支持枠20の下テーブル25の上面
における上軸受排出油通路123 の一端に取り付けられて
いる。この上軸受排出油通路123 は、下テーブル25の
上面と下面との間を貫通する貫通孔である。この上軸受
排出油通路123 の下端は、平面視で前記ミルポット自転
機構50の遊び歯車53の中心よりも外方かつ遊び歯車
53の外端縁より中心軸1側に設けられているが、その
理由は後述する。
【0035】このため、上ラジアル軸受62を潤滑した
潤滑油は、排油通路121 →排出管122 →上軸受排出油通
路123 を通って、下テーブル25の下方に排出されるの
である。
【0036】つぎに下潤滑油路130 を説明する。下潤滑
油路130 は、下ラジアル軸受72に軸内給油路105 から
新しい潤滑油を供給するための下潤滑油供給路135 と、
下ラジアル軸受72内の潤滑油を排出するための下排油
路140 とから基本構成されている。
【0037】まず、下潤滑油供給路135 を説明する。図
4は、図1のIV-IV 線の概略断面矢視図である。図2お
よび図4に示すように、前記上テーブル21の上ボス2
1bには、前記放射径路116 のボス内放射径路116b と
上ボス21bの外面との間を貫通する上ボス内潤滑油路
136 が形成されている。上テーブル21の上ボス21b
の外面において、前記上ボス内潤滑油路136 の一端に
は、供給管137 の一端が取り付けられている。この供給
管137 は鋼管であり、平面視で中心軸1の中心としたラ
ジアル軸受72の中心とを結ぶ線となす角度が小さくな
るように配設されている。この供給管137 の他端は、前
記軸受取付板27の外面において、給油通路138の一端
に取り付けられている。この給油通路138 は、軸受取付
板27の上面と下面との間を貫通する貫通孔である。
【0038】上記の上ボス内潤滑油路136 、排油通路12
1 、供給管137 および給油通路138によって軸内給油路1
05 と下ラジアル軸受72とが連通されている。このた
め、軸内給油路105 内の潤滑油は、上ボス内潤滑油路13
6 →供給管137→給油通路138 を通って、下ラジアル軸
受72に供給される。
【0039】なお、下潤滑油供給路135 の上ボス内潤滑
油路136 、排油通路121 、供給管137 および給油通路13
8 は、平面視で中心軸1に対して放射状に並んで設けて
もよい。この場合、潤滑油の流れる方向と遠心力方向が
完全に一致するので、潤滑油の供給排出を最もスムーズ
に行うことができる。
【0040】つぎに、下排油路140 を説明する。前記下
スリーブ受部26には、下スリーブ受部26の上面と下
スリーブ受部26の下面とを貫通する貫通孔である下排
油路140 が形成されている。この下排油路140 は、中心
軸1からみて、前記下ラジアル軸受72の中心より外側
であって、前記下ラジアル軸受72の中心から半径方向
外向きに配設されている。すなわち、この下排油路140
の軸方向の想像線L3が、中心軸1の中心と下ラジアル
軸受72の中心よりとを結ぶ線L4となす角度θ2が9
0°より小さくなるように配設されている。この下排油
管140 の下端は、平面視で前記ミルポット自転機構50
の遊び歯車53の中心より外方かつ遊び歯車53の外端
縁より中心軸1側に設けられているが、その理由は後述
する。
【0041】このため、下ラジアル軸受72を潤滑した
潤滑油は、下排油路140 を通って、下テーブル25の下
方に排出されるのである。
【0042】つぎに、本実施形態の大容量竪型ボールミ
ルの冷却装置の作用効果を説明する。本実施形態の大容
量竪型ボールミルを作動すると、中心軸1が回転され
る。中心軸1が回転しても、中心軸1の回転は回転継手
101 によって吸収されるので、給油管102 から軸内給油
路105 への潤滑油の供給は阻害されない。
【0043】中心軸1が回転されると、中心軸1ととも
にポット支持枠20も回転される。すると、上下の潤滑
油供給路115 ,120内の潤滑油には、中心軸1に対して外
向きに遠心力が加わる。上下の潤滑油供給路115 ,120
は、いずれも中心軸1と上下のラジアル軸受62,72
とを結ぶ線となす角度が小さくなるように設けられてい
るので、遠心力の方向が、潤滑油の流れる方向とほぼ同
じになる。このため、中心軸1の回転より発生する遠心
力によって、上下のラジアル軸受62,72への潤滑油
の供給が阻害されることなく、軸内給油路105 から上下
のラジアル軸受62,72に向かって、上下の潤滑油供
給路115 ,120内を潤滑油がスムーズに流れる。
【0044】また、上下のラジアル軸受62,72内の
潤滑油にも、中心軸1に対して外向きに遠心力が働く。
しかし、上排油路120 の排油通路121 および下排油路14
0 は、中心軸1からみて、上下のラジアル軸受62,7
2の中心より外側であって、上下のラジアル軸受62,
72の中心から半径方向に配設されており、上排油路12
0 の排油通路121 および下排油路140 の軸方向の想像線
L1, L3が中心軸1と上下のラジアル軸受62,72とを
結ぶ線L2, L4となす角度θ1, θ2が90°より小さい
ので、遠心力の方向が潤滑油の流れる方向とほぼ同じに
なる。このため、中心軸1の回転によって上下のラジア
ル軸受62,72から排油通路121 および下排油路140
への潤滑油の排出が阻害されない。
【0045】さらに、上下のラジアル軸受62,72か
ら排油通路121 および下排油路140へ潤滑油がスムーズ
に排出されるので、上下のラジアル軸受62,72内に
潤滑油が溜まって、上下のラジアル軸受62,72内の
潤滑油の圧力が高くなることはない。よって、潤滑油の
供給圧が低くても、潤滑油を上下のラジアル軸受62,
72に確実に供給できる。
【0046】ポット支持枠20が回転すると、ミルポッ
ト自転機構50によってミルポット30が自転される。
ミルポット30が自転されると、上下のラジアル軸受6
2,72には摩擦によって熱が発生するが、上下のラジ
アル軸受62,72には外部の給油管102 から常に新し
い潤滑油が供給されているので、潤滑油の温度上昇によ
る潤滑性能の低下を抑えることができ、しかも、上下の
ラジアル軸受62,72を冷却する効果も得られる。
【0047】したがって、本実施形態の大容量竪型ボー
ルミルの冷却装置によれば、高回転高負荷で運転して
も、上下のラジアル軸受62,72に確実に潤滑油を供
給することができ、潤滑油の温度上昇による潤滑性能の
低下を抑えることができ、しかも、上下のラジアル軸受
62,72を冷却する効果も得られる。したがって、上
下のラジアル軸受62,72が破損することを防ぐこと
ができる。
【0048】さらに、下テーブル25が中心軸1ととも
に回転すると、下テーブル25に取り付けられた遊び歯
車53は、中心軸1の回りを公転する。前述したよう
に、上下の排油路120、 140の下端は、遊び歯車53よ
り上方であって、平面視で遊び歯車53の中心よりも外
方かつ遊び歯車53の外端縁よりも中心軸1側に設けら
れている。このため、遊び歯車53が公転すると、上下
の排油路120、 140 の下端から排出された潤滑油は、遊
び歯車53にふりかかる。この遊び歯車53は、太陽歯
車51と遊星歯車52の両方と噛み合っているので、遊
び歯車53にふりかかった潤滑油によって、遊び歯車5
3と遊星歯車52の噛み合せ部分および遊び歯車53と
太陽歯車51の噛み合わせ部分を潤滑することができ
る。
【0049】よって、本実施形態の大容量竪型ボールミ
ルの潤滑装置によれば、ミルポット自転機構50への潤
滑が確定かつ容易になり、ミルポット自転機構50を潤
滑するための特別な潤滑機構を設ける必要がないので、
ボールミルの構造を簡単にすることができる。
【0050】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ミルポットが
高回転高負荷で運転しても、上下のラジアル軸受に確実
に潤滑油を供給することができ、潤滑油の温度上昇によ
る潤滑性能の低下を抑えることができ、しかも、軸受を
冷却する効果も得られる。したがって、軸受が破損する
ことを防ぐことができる。請求項2の発明によれば、軸
内給油路から軸受に潤滑油がスムーズに流れ、しかも上
下の排油路内を通ってスムーズに軸受から排出されるの
で、潤滑油の供給圧が低くても、潤滑油を軸受に確実に
供給することができる。請求項3の発明によれば、ミル
ポット自転機構への潤滑が確実かつ容易になり、ミルポ
ット自転機構を潤滑するための特別な潤滑機構を設ける
必要がないので、ボールミルの構造を簡単にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の大容量竪型ボールミルの潤滑装置
の縦断面図である。
【図2】本実施形態の大容量竪型ボールミルの潤滑装置
の要部拡大図である。
【図3】本実施形態の大容量竪型ボールミルの平面図で
ある。
【図4】図1のIV-IV 線の概略断面矢視図である。
【図5】本実施形態の大容量竪型ボールミルの要部拡大
平面図である。
【符号の説明】
1 中心軸 20 ポット支持枠 30 ミルポット 21 上テーブル 25 下テーブル 51 太陽歯車 52 遊星歯車 53 遊び歯車 62 上ラジアル軸受 72 下ラジアル軸受 101 回転継手 102 給油管 105 軸内給油路 115 上潤滑油供給路 116 放射径路 120 下排油路 135 下潤滑油供給路 136 上ボス内潤滑油路 140 下排油路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高瀬 孔平 愛媛県新居浜市惣開町5番2号 住友重機 械工業株式会社新居浜製造所内 (72)発明者 前川 真一郎 愛媛県新居浜市新田町3丁目4番23号 住 友重機械エンジニアリングサービス株式会 社内 (72)発明者 村口 洋 愛媛県新居浜市新田町3丁目4番23号 住 友重機械エンジニアリングサービス株式会 社内 (72)発明者 眞目 薫 京都府信楽郡精華町光台3丁目5番地 住 友金属工業株式会社内 (72)発明者 武内 等 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 Fターム(参考) 4D063 FF04 FF24 FF35 GA10 GC22

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】立てて配置された中心軸と、該中心軸の上
    方部分に取付けられたポット支持枠と、該ポット支持枠
    に、前記中心軸を中心として対称となる位置に回転自在
    に取付けられた複数個のミルポットとからなり、前記ミ
    ルポットを自転させながら、前記中心軸のまわりを公転
    させるようにしたボールミルにおいて、前記ポット支持
    枠が、前記中心軸の上方部分の上端部に取付けられた上
    テーブルと、下端部に取付けられた下テーブルとからな
    り、前記上テーブルには、前記ミルポットの上端を回転
    自在に支持する上ラジアル軸受が設けられており、前記
    下テーブルには、前記ミルポットの下端を回転自在に支
    持する下ラジアル軸受が設けられており、前記中心軸の
    上端から途中まで、軸心上に穿孔された軸内給油路と、
    前記中心軸の上端部に取付けられ、外部の給油管から前
    記軸内給油路に潤滑油を供給するための潤滑油用の回転
    継手と、前記軸内給油路と前記上ラジアル軸受との間を
    連通させる上潤滑油供給路と、前記軸内給油路と前記下
    ラジアル軸受との間を連通させる下潤滑油供給路と、前
    記上ラジアル軸受内の潤滑油を外部に排出する上排油路
    と、前記下ラジアル軸受内の潤滑油を外部に排出する下
    排油路とからなることを特徴とする大容量竪型ボールミ
    ルの潤滑装置。
  2. 【請求項2】前記上潤滑油供給路が、前記中心軸に対し
    て放射状に配設された放射径路を備えており、前記上排
    油路が、中心軸から見て、前記上ラジアル軸受の中心よ
    り外側であって、前記上ラジアル軸受の中心から半径方
    向外向きに配設され、前記下潤滑油供給路が、前記中心
    軸に対して放射状に配設された放射径路を備えており、
    前記下排油路が、中心軸から見て、前記下ラジアル軸受
    の中心より外側であって、前記下ラジアル軸受の中心か
    ら半径方向外向きに配設されたことを特徴とする請求項
    1記載の大容量竪型ボールミルの潤滑装置。
  3. 【請求項3】前記下テーブルより下方に、前記ミルポッ
    トを自転させる前記ミルポット自転機構が設けられてお
    り、該ミルポット自転機構が、基礎円の中心が、前記中
    心軸と同心である太陽歯車と、前記ミルポットの下端に
    取付けられた遊星歯車と、前記下テーブルに回転自在に
    取り付けられ、前記太陽歯車と前記遊星歯車の間に噛み
    合わされた遊び歯車とからなる遊星歯車機構であり、前
    記上排油路の下端を、前記下テーブルより下方かつ前記
    遊び歯車より上方であって、平面視で前記遊び歯車の中
    心よりも外方かつ前記遊び歯車の外端縁よりも中心軸側
    に設け、前記下排油路の下端を、前記下テーブルより下
    方かつ前記遊び歯車より上方であって、平面視で前記遊
    び歯車の中心よりも外方かつ前記遊び歯車の外端縁より
    も中心軸側に設けたことを特徴とする請求項1または2
    記載大容量竪型ボールミルの潤滑装置。
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