JP2008046064A - 転がり軸受の回転試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】転がり軸受の回転試験装置により内外輪回転かつ循環給油の使用条件を実回転時により近い状態で再現する。
【解決手段】転がり軸受の回転試験装置を、内輪1a、2aが固定される回転軸10と、外輪1b、2bが固定されるハウジング20とを備え、回転軸10とハウジング20とがそれぞれ独立に回転駆動が可能になっており、油をハウジング20外から回転軸10の内部に通して試験軸受1、2に流す油導入路14a、14b、14cと、その試験軸受1、2から流出した油をハウジング20の内周に連続する油排出路25からハウジング20の外に出し、油回収カバー40で回収するようにした。
【選択図】図1

Description

この発明は、転がり軸受を作動させて各種の軸受特性を評価するために利用される転がり軸受の回転試験装置に関する。
転がり軸受を作動させて各種の評価を行い、その評価結果を製品の設計に反映させることが広く行われている。この種の評価は、実際の使用条件に近い程に利用価値が高い。
従来、転がり軸受の使用条件を近似的に再現する試験装置として、回転軸に試験軸受の内輪を装着し、試験軸受の外輪をハウジングに装着し、回転軸の外周とハウジングの内周の間に試験軸受を組み込んだ状態で内輪を回転させるようにした回転試験装置がある(特許文献1、特許文献2)。
上述の回転試験装置では、内輪を回転させることにより試験軸受の作動状態を想定する使用条件に近づけ、温度上昇、摩耗、振動などの軸受特性の評価が行われる。
特開2003−254866号公報 特開平7−333200号公報
しかしながら、各種機械の増速機、減速機等の回転軸に備わるクラッチギアに嵌合された転がり軸受は、内外輪回転で使用される。この種の内外輪回転の使用条件を従来の転がり軸受の回転試験装置で近似する場合、例えば、内輪の回転数が2000(min−1)、外輪の回転数が12000(min−1)の回転方向が同じ使用条件を想定すると、内輪の回転数を内外輪の回転数差10000(min−1)で回転させる他ない。
ところが、内外輪回転の使用条件を内外輪の回転数差で近似する回転試験装置では、例えば、循環給油法で油を流すと、実際には油の流れが内外輪の両方から回転の影響を受けるため、軸受の冷却や潤滑の効果が実回転時と異なる問題がある。これらの効果が異なると、結果的に軌道、鍔、転動面、保持器等の摩耗の程度も実運転時とは異なってしまう。
そこで、この発明は、転がり軸受の回転試験装置により内外輪回転かつ循環給油の使用条件を実回転時により近い状態で再現することを課題とする。
上記の課題を達成するため、この発明は、試験軸受の内輪が固定される回転軸と、前記試験軸受の外輪が固定されるハウジングとを備え、前記ハウジングと前記回転軸との間に前記試験軸受を組み込んだ状態で前記回転軸の回転駆動が可能である転がり軸受の回転試験装置において、前記回転軸と前記ハウジングとがそれぞれ独立に回転駆動が可能になっており、油を前記ハウジング外から前記回転軸の内部に通して前記試験軸受に供給する油導入路と、その試験軸受から流出した油を前記ハウジング外に流す油排出路とを有することを特徴とする構成を採用したものである。
具体的には、前記回転軸と前記ハウジングとがそれぞれ独立に回転駆動が可能になっている構成によれば、回転軸とハウジングとをそれぞれ所定の回転数で回転させて内外輪回転を再現することができる。すなわち、内外輪回転の使用条件を内外輪の回転数差で近似する必要はない。
油を前記ハウジング外から前記回転軸の内部に通して前記試験軸受に流す油導入路を有する構成によれば、ハウジングの回転状態にかかわらず、回転軸の内部を通してハウジング内の試験軸受に油を流すことができる。
その試験軸受から流出した油を前記ハウジング外に流す油排出路を有する構成によれば、その試験軸受から流出した油が油排出路によりハウジングの外に出るため、油を試験軸受に連続的に流すことができる。
ここで、油が試験軸受を流れるとき、内外輪の両方を回転させられるため、実回転時と同じように両輪の回転の影響を受ける。
したがって、この発明の構成によれば、内外輪回転かつ循環給油の使用条件を実回転時により近い状態で再現することができる。その結果、軸受の冷却や潤滑の効果が実回転時により近づき、軌道、鍔、転動面、保持器等の摩耗の程度も実運転時に近づく。
上記構成において、前記試験軸受から流出した油は、前記ハウジング、前記回転軸、及び試験軸受の回転に伴う遠心力の影響を受ける。このため、前記油排出路が前記ハウジングの内周に連続している構成を採用すれば、前記試験軸受から流出した油は、遠心力で前記油排出路に円滑に送り込まれる。
前記油排出路が前記ハウジングの内周に連続している構成の採用に伴い、前記油排出路をそのハウジングに通すことになる。このため、前記ハウジングの外に油排出路内の油を放出させることができる。このような油排出路は、ハウジングに簡単に設けることができる。
ここで、試験場の環境、試験装置の他の構造部との関係から、油放出口からの外部放出が好ましくない場合、前記油排出路から放出された油を受ける環状溝が形成された油回収カバーを固定側に備えている構成を採用すればよい。
この構成によれば、前記ハウジングが回転しても、前記油放出口から放出された油を油回収カバーの環状溝で受けて飛散を防止することができる。環状溝で受けた油の貯留や循環は、油回収カバーが固定側にあるため、支障なく行うことができる。
上述のように、この発明に係る転がり軸受の回転試験装置は、上記特徴的構成の採用により、内外輪回転かつ循環給油の使用条件を実回転時により近い状態で再現することができる。
以下、この発明の第1実施形態に係る転がり軸受の回転試験装置を図1に基づいて説明する。
第1実施形態に係る転がり軸受の回転試験装置は、試験軸受1、2の内輪1a、2aが固定される回転軸10と、試験軸受1、2の外輪1b、2bが固定されるハウジング20とを備えている。
この第1実施形態では、試験軸受1、2のそれぞれが、アンギュラ玉軸受であり、一対を構成する同型のものとなっている。
回転軸10は、固定支持台30により水平に支持されている。固定支持台30の支持脚31、31に一対の支持軸受32、32を介して回転自在かつ水平に支持されている。一対の支持軸受32、32のそれぞれは、支持脚31の内周と回転軸10の外周との間に組み込まれ、軸受ナット33と支持脚31にボルト止めされた蓋34a、34bとで固定されている。
一対の内輪1a、2aは、内輪間座11と、軸受ナット12aとで回転軸10の大径部分に固定されている。
一対の外輪1a、2bは、外輪間座21と、蓋22a、22bとでハウジング20に固定されている。
回転軸10の一端部外周には、プーリ13が取り付けられている。一方、ハウジング20の蓋22bの側面には、プーリ23がスペーサ24を介して取り付けられている。
回転軸10とハウジング20との間に前記試験軸受1、2を組み込んだ状態で、プーリ13、23には、互いに別々の回転駆動源(図示省略)からタイミングベルト(図示省略)を介して回転力を伝達することができる。
ハウジング20は、一対の試験軸受1、2によりその内方に挿通された回転軸10に対して回転自在に支持されている。この支持状態でプーリ13、23をそれぞれ独立に回転させることにより、回転軸10及びハウジング20は、それぞれ独立に回転駆動させることができる。なお、回転軸10及びハウジング20の回転方向、回転速度、回転トルク等は、プーリ13用、プーリ23用の回転駆動源の回転制御、変速機の設定等により適宜に調節することができる。
前記回転軸10には、ハウジング20の外から内輪間座11の内方まで連続する外部導通穴14aと、内輪間座11の内方で軸外周に開口し、外部導通穴14aと連続する交差穴14bとが形成されている。内輪間座11には、交差穴14bと連通するノズル孔14cが形成されている。
外部導通穴14aの外部開口部には、油の供給系統(図示省略)を接続することができる。これにより、外部導通穴14aに送り込まれた油は、交差穴14bを通ってノズル孔14cから流出する。この流出した油は、回転軸10の遠心力の作用により外輪間座21の内周に当って確実に分流されるので、試験軸受1、2のそれぞれに油を流すことができる。すなわち、この第1実施形態では、外部導通穴14aと交差穴14bとノズル孔14cとは、油をハウジング20の外から回転軸10の内部に通して試験軸受1、2に流す油導入路を構成している。
ここで、回転軸10が一本の部材からなり、外部導通穴14aは、回転軸10の一端面から軸心に沿って内輪間座11の内方まで穿たれている。これは、回転軸10の一端面から直線的に穴あけ加工が可能になり、加工の単純化を図ることができるからである。また、回転軸10の一端面の軸心に外部導通穴14aが開口していると、回転軸10の回転中心で油の供給系統と接続することができ、接続の容易化を図ることができると共に、遠心力の影響を抑制して交差穴14bまで送油することができるからである。
さらに、交差穴14bは、径方向に穿たれている。これは、回転軸10の外周から直線的に穴あけ加工が可能になり、加工の単純化を図ることができると共に、交差穴14bに達した油を遠心力によって効率よく送り出すことができるからである。
なお、回転軸10の加工の単純化より確実な油導入を優先するのであれば、交差穴14bを径方向外側に進む程に縮径するテーパ穴とすることにより、遠心力による送油付勢をより効果的に得ることができる。
交差穴14bは、周方向に等間隔で複数形成されている。これは、試験軸受1、2に対する油供給を周方向にバランスさせるためである。
例えば、試験軸受の内輪が内径に開口する油孔を有する場合、その油孔に交差穴14bを連通させることができる。また、穿設後の内部仕上げを省略するため、回転軸10や内輪間座11にスリーブを通して外部導通穴14a等を設けることもできる。
ハウジング20は、その内周のうち、蓋22a、22bで構成される部分に連続し、ハウジング20の外に達する油排出路25を有する。
ノズル14cから各試験軸受1、2の一側方より軸受内に流れた油は、各試験軸受1、2の他側方から流出し、その大部分は遠心力によりハウジング20の内周側に集まる。油排出路25は、試験軸受1、2の両側にそれぞれ形成されているため、各試験軸受1、2の他側方から流出した油をハウジング20の外に流すことができる。
ここで、油排出路25がハウジング20の内周に連続するため、遠心力によりハウジング20の内周側に集まった油は、円滑にハウジング20の外に流すことができる。なお、油排出路25の入口が外輪1b、2bの側方にあれば、ある程度円滑な油排出がなされる。このため、油排出路25がハウジング20の内周に連続している構成には限定されない。
また、油排出路25は、ストレート孔になっている。これは、穴あけ加工の容易化のためである。また、油排出路25は、軸方向に対し径方向外側に傾斜している。これは、遠心力に逆らうことなく油を円滑に放出させることができるためである。
外部導通穴14a、交差穴14b、ノズル孔14cからなる油導入路及び油排出路25の本数、配置、内径、構造等は、要求される油の流れを近似できればよく、試験条件に支障がない限り、適宜に決定することができる。
この第1実施形態では、回転軸10が水平軸のため、試験軸受1、2から流出した油の一部が回転軸10側に下降する。このため、ハウジング20の蓋22a、22bの内端部にシール26を設けることにより、油の漏洩を防止している。
また、第1実施形態では、油排出路25から放出された油を受ける環状溝41が形成された油回収カバー40を固定側に備えている。
具体的には、油回収カバー40は、支持台30に固定されている。環状溝41は、蓋22a、22bの外側に位置し、油排出路25の回転軌跡領域に臨んでいる。このため、ハウジング20が回転しても、油が周囲に飛散しない。
なお、油排出路25内の油は、遠心力により勢いをもって放出されるため、油回収カバー40とハウジング20の蓋22a、22bの間に摺接防止の隙間42を設けられる。低速回転の試験条件を設定する場合、ハウジング20と油回収カバー40間での油漏洩を防止するシールを油回収カバー40に設けることができる。
環状溝41に受けられた油は、底に集まり、図示省略のドレンから排出される。ドレンから排出された油は、再度、外部導通穴14aに接続された供給系に送ったり、タンクに貯留したりすることができる。
また、この第1実施形態では、回転軸10の他端面から一方の試験軸受2の内輪2aに熱電対51を接触させるための配線路52が形成されている。また、回転軸10の他端外周にはスリップリング53が装着されており、回転軸10を回転させつつ熱電対51の出力をスリップリング53を介して測定できるようになっている。なお、試験軸受1、2の軸受特性を評価するため、その他の測定装置を適宜に配設することができるのは勿論である。
この第1実施形態は、上記の構成を有するものであり、回転軸10とハウジング20とをそれぞれ所定の回転数で回転させて内輪1a、2aと外輪1b、2bとを回転させ、内外輪回転の使用状態を再現すると、ハウジング20の回転状態にかかわらず、図1中に矢線で示すように、回転軸10の内部の外部導入路14aを通してノズル孔14cよりハウジング20内の試験軸受1、2に油を流し、その試験軸受1、2から流出した油が油排出路25によりハウジング20の外に出ていく。このため、油を試験軸受1、2に連続的に流すことができる。試験軸受1、2を流れる油は、内輪1a、2aと外輪1b、2bの両方を回転させられるため、実回転時と同じように両輪の回転の影響を受ける。
したがって、この第1実施形態によれば、内外輪回転かつ循環給油の使用条件を実回転時により近い状態で再現することができる。その結果、試験軸受1、2の冷却や潤滑の効果が実回転時により近づき、軌道、鍔、転動面、保持器等の摩耗の程度も実運転時に近づく。
この第1実施形態において、一つの試験軸受のみを評価する場合、1つの試験軸受に変えてリング部材を組み込み、ノズル孔14cからの油を試験軸受に流すようにすることができる。なお、回転軸10、ハウジング20を一つの試験軸受の評価専用に構成することができる。縦軸での使用条件を再現する場合、回転軸10を縦向きに支持すればよい。
この第1実施形態では、回転軸10に一対の試験軸受1、2の内輪1a、2aを固定することができ、その回転軸10の両端間が一連なので、油導入路14a及び配線路52を各端側に分けて設けることができ、これにより、限られた軸断面積の中で油導入路14a及び配線路52を大きく確保することが容易である。なお、回転軸10の両端面又はいずれか一方の端面からのみ油導入路、配線路を形成することもできる。
また、この第1実施形態では、油導入路14aの出口であるノズル孔14cの孔中心軸を含み、回転軸10と直交する平面に関して、一対の試験軸受1、2が組み込まれた状態で回転軸10の外周とハウジング20の内面とで形成される軸受設置空間S、ノズル孔14c及び油排出路25が対称の関係になっている。すなわち、この第1実施形態では、一対の試験軸受1、2に対して油が同一条件で給排されるので、軸受特性の評価に便利である。
以下、この発明の第2実施形態を図2に基づいて説明する。なお、以下では、上記第1実施形態との相違点を中心に述べ、また、先に述べたのと同じ構成は、説明を省略して同符号を付すのみとする。
第2実施形態に係る転がり軸受の回転試験装置は、ハウジング60のうち、試験軸受1、2の外輪嵌合部となっているスリーブ61の外周にプーリ構造が一体に設けられている。このため、ハウジング60の側面に回転駆動用のプーリがない。その結果、一対の支持軸受32、32間の軸方向間隔は、上記第1実施形態よりも短縮されると共に、油回収カバー62は、上記第1実施形態よりも径方向内側に大型化されている。
また、この第2実施形態に係る転がり軸受の回転試験装置は、振動センサ63、63が一対の支持軸受32、32の径方向外側に配置されており、試験軸受1、2の振動を回転軸の振動として間接的に検出できるようになっている。
また、この第2実施形態に係る転がり軸受の回転試験装置は、ノズル孔14cの孔中軸を含み、回転軸10と直交する平面Pに関して、一対の支持軸受32、32間の軸方向間隔が等しく、その平面P上に伝達ベルトの幅中心が位置するようになっている。このため、同型の試験軸受1、2を一対で組み込めば、油を同一条件で給排できることに加え、一対の試験軸受1、2の支持荷重も正背の向きを除いて同一条件になる。
したがって、この第2実施形態に係る転がり軸受の回転試験装置は、一対の試験軸受間で測定値の算術補正、出力信号の補正等を行い易くなり、軸受特性の評価により便利である。
以下、発明の第3実施形態を図3に基づいて説明する。
第3実施形態に係る転がり軸受の回転試験装置は、ハウジング70の一方の蓋71aの側面が閉じられ、他方の蓋71b側のみが開放されている。回転軸80は、他方の蓋71b側からハウジング70内に差し込まれ、その一端側が一対の支持軸受81a、81bで支持され、他端側が試験軸受1、2で支持されている。
ハウジング70の一方の蓋71aの側面には、回転軸80と同軸に回転する軸部72が設けられている。軸部72の一端側は、一対の支持軸受73a、73bにより支持されている。軸部72の他端側は、試験軸受1、2で支持されている。軸部72の一端部外周には、ハウジング70の回転駆動用のプーリ74が取り付けられている。
油排出路75は、蓋71a、71b及び試験軸受1、2の外輪嵌合部となっているスリーブ76を径方向に連通している。このため、第3実施形態に係る転がり軸受の回転試験装置は、ハウジング70の内周に達した油を径方向の油排出路75から遠心力により特に効率よく放出することができる。
なお、油回収カバー90は、ハウジング70の外周から径方向外側に向けて油を放出するため、スリーブ76の径方向外側に配置されており、全ての油排出路75からの油を受けられる溝幅になっている。
上記第1〜第3実施形態に例示したように、この発明では、回転軸とハウジングとをそれぞれ所定の回転数で回転させて内外輪回転を再現することができ、ハウジングの回転状態にかかわらず、回転軸の内部を通してハウジング内の試験軸受に油を流すことができ、試験軸受から流出した油をハウジング外に出すことができる限り、試験軸受、回転軸及びハウジングの構造、これらの支持構造等を、適宜に変更することができる。
また、この発明は、円錐ころ軸受、深溝玉軸受等の接触角を有する転がり軸受に適用可能であり、また、単列、複列、背面組合せ、正面組合せに適用可能であることは勿論である。
この発明において、前記油は、実機での運転状態に近似するため、実際に使用されているものを流すことが好ましい。例えば、エクソンモービル社製のギヤ油629、出光社製のダフニー150Sが挙げられる。その油の導入、排出の経路は、1系統に限定されない。
第1実施形態に係る転がり軸受の試験装置の縦断正面図 第2実施形態に係る転がり軸受の試験装置の縦断正面図 第3実施形態に係る転がり軸受の試験装置の縦断正面図
符号の説明
1、2 試験軸受
1a、2a 内輪
1b、2b 外輪
10、80 回転軸
11 内輪間座
12a 軸受ナット
13、82 プーリ
14a 外部導通穴
14b 交差穴
14c ノズル孔
20、60、70 ハウジング
22a、22b、71a、71b 蓋
23、74 プーリ
25、75 油排出路
30 固定支持台
40、62、90 油回収カバー
41 環状溝

Claims (3)

  1. 試験軸受の内輪が固定される回転軸と、前記試験軸受の外輪が固定されるハウジングとを備え、前記ハウジングと前記回転軸との間に前記試験軸受を組み込んだ状態で前記回転軸の回転駆動が可能である転がり軸受の回転試験装置において、
    前記回転軸と前記ハウジングとがそれぞれ独立に回転駆動が可能になっており、
    油を前記ハウジング外から前記回転軸の内部に通して前記試験軸受に流す油導入路と、その試験軸受から流出した油を前記ハウジング外に流す油排出路とを有することを特徴とする転がり軸受の回転試験装置。
  2. 前記油排出路が前記ハウジングの内周に連続している請求項1に記載の転がり軸受の回転試験装置。
  3. 前記油排出路から放出された油を受ける環状溝が形成された油回収カバーを固定側に備えている請求項2に記載の転がり軸受の回転試験装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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