JP4050280B2 - 高い画像品質、空気耐性、及び光安定性を有する溶融インクジェット画像 - Google Patents

高い画像品質、空気耐性、及び光安定性を有する溶融インクジェット画像 Download PDF

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Description

本発明は、概して、高い画像品質、空気耐性、及び光安定性を有する溶融インクジェット画像の生成に関する。より詳細には、本発明は、溶融インクジェット画像を生成するためのシステムや方法、並びに得られる溶融インクジェット印刷物に関する。
インクジェット画像形成法は、紙をはじめとする各種媒体上に極めて高分解能の画像を転写できるところにまで発達した。一般に、インクジェット印刷は、ディジタル信号に応答して、媒体表面上に液体インクの小滴を配置させることを伴う。典型的には、印刷装置と媒体表面との間に物理的接触の無い状態で、媒体表面上に液体インクを配置させるか又は噴射させる。この一般的な技術においても、印刷表面上にインクジェットインクを付着させる具体的方法は、システムによって様々であり、連続インク付着法及びドロップオンデマンドインク付着法が挙げられる。ドロップオンデマンド印刷システムに関しては、インクジェットインクは、典型的に、水及びグリコールのような溶媒をベースとする。特に、これらのシステムでは、インク滴は、熱又は圧力波によってノズルから送り出され、その射出されたインク滴の全てが印刷画像の形成に使われるようになっている。
インクジェット印刷が、種々の媒体表面、特に紙、の上に、画像を記録する主要な方法となったのには幾つかの理由がある。それらの幾つかの理由には、プリンタ騒音の低さ、高速記録できること、及び多色記録できることが含まれる。加えて、これらの利点を、ユーザは比較的低コストで実現できることも挙げられる。大きな改善のなされたインクジェット印刷分野ではあるが、改善されるにつれて、例えば、より高速に、より高分解能に、フルカラー画像形成を、高い安定性を、などといった当分野のユーザの要求も高まっている。新規なインクジェットインク、並びに付随する印刷システムを開発する場合、印刷表面又は基材に関連して当該インクを評価する際に考慮すべき幾つかの慣習的な特性がある。そのような特性には、表面上での画像のエッジ尖鋭度と光学濃度、ブラック−カラー間のブリードの抑制、基材上でのインクの乾燥時間、基材への付着性、インク滴配置に偏りが無いこと、全ドットが存在すること、乾燥後のインクの水及びその他の溶媒に対する耐性、長期貯蔵時の安定性、及び腐食又はノズル詰りを起こさない長期信頼性、が含まれる。上に列挙した特性は、達成すべきものであるが、上述の特性の全てを満足させることに関しては障害がある。しばしば、上記特性の1つを満足させようとして、あるインク成分を含有させると、他の特性が満足されなくなることがある。従って、ほとんどのインクジェット印刷システムは、上に挙げた諸要件の全てを満足させることにおいて、少なくともまずまずの結果を達成しようとした妥協を象徴するものである。
印刷品質特性を改善するために、媒体の処理並びに印刷画像の後処理もまた利用されてきた。そのように、特別な媒体の処理、インクジェットインクの選択や調製、並びに印刷画像の後処理に関する研究が継続している。
良好な画像品質、並びに十分な空気退色耐性及び光退色耐性を有する印刷画像を生成するシステム及び方法を実現することは有益であると考えられる。
本発明によれば、媒体シートは、媒体基材、インク受容層、及びUV保護層を含むことができる。インク受容層は、基材の少なくとも1つの表面にコーティングとして適用することができ、当該インク受容層は中空微粒子を含むことができる。UV保護層は、コーティングとしてインク受容層の上に適用することができ、当該UV保護層はUV吸収性ラテックス微粒子を含むことができる。
他の実施態様では、本発明は、溶融インクジェット画像を生成するシステムを提供する。当該システムは、媒体シート、インクジェットインク、及び溶融システムから構成することができる。当該媒体シートは、媒体基材と、該基材の少なくとも1つの表面にコーティングとして適用される、中空微粒子を含んで成るインク受容層と、該インク受容層にコーティングとして適用される、UV吸収性ラテックス微粒子を含んで成るUV保護層とから構成することができる。インクジェットインクは、染料を含んでおり、且つ当該媒体シート上に印刷できるよう構成することができる。この場合、インクジェットインクは、印刷されると、実質的にUV保護層を通過して中空微粒子の空隙内に取り込まれる。溶融システムは、インクジェットインクを印刷した後、UV保護層とインク受容層とを溶融できるよう構成することができる。
他の実施形態では、溶融インクジェット画像を作製する方法は、インク受容層及びUV保護層を含む媒体シート上にインクジェットインクをインクジェットするステップと、インクジェットステップ後にインク受容層とUV保護層とを溶融するステップとを包含することができる。インクジェットインクは染料を、インク受容層は中空微粒子を、そしてUV保護層はUV吸収性ラテックス微粒子を含むことができる。
本発明によれば、高い画像品質、空気耐性、及び光安定性を有する溶融インクジェット画像を生成するためのシステム及び方法を提供することができる。本発明のその他の特長及び利点は、例示のために本発明の特徴を説明する以下の詳細な説明、並びに関連する添付の図面から明らかになるであろう。
本願発明の詳細な実施形態を開示、説明する前に、本発明が、ここに開示する特定のプロセス及び材料に限定されないことを理解されたい。何故なら、プロセス及び材料は、ある程度、変更し得るからである。また、本明細書において用いられる用語は、特定の実施形態を専ら説明するだけの目的で用いられており、本発明を限定する意図はないこと、並びに本願発明の範囲は、添付の特許請求の範囲並びにその等価物によってのみ定義されることを理解されたい。
本発明を説明し且つ範囲請求するにあたって、以下の用語を使用する。
単数形は、その内容が別途明確に指示されない限り、複数形の意味を包含する。従って、「1つの染料」は、1つ以上の当該材料を含むことになる。
用語「基材」とは、本発明の実施形態に従ってインク受容層及びUV保護層でコーティングすることのできる媒体基材を意味する。当該基材は、紙、写真ベース、透明乃至不透明のプラスチックフィルムなどの、プラスチック媒体等とし得る。
用語「中空微粒子」とは、内部に1つ又は複数の空隙を含む、プラスチック顔料及びその類を意味する。例えば、一実施形態では、中空微粒子の空隙容積は30%〜70%であり得る。他の実施形態では、中空微粒子は、粒子径が0.3μm〜5μmであり、且つ/又はガラス転移温度(Tg)が50℃〜120℃であり得る。
用語「インク受容層」とは、媒体基材上にコーティングし得るところの、中空微粒子を含んで成る組成物を意味する。インク受容層は、中空微粒子によって、及び中空微粒子間の空間によってもたらされる細孔内にインクを受容するよう構成されている。典型的には、当該コーティングはまた、中空微粒子を互いに結合させるのに用いられるバインダー材料も含む。典型的に、使用し得るバインダー材料には、例えば、ポリビニルアルコール、ゼラチン、PVP、及び/又は低ガラス転移温度(Tg<20℃)の乳化ポリマーが含まれる。機能的に中空微粒子を互いに結合するが、印刷時にインクがインク受容層内に受けられるように中空微粒子間及びその内部に未だ空間を残す程の量にてバインダーを使用することができる。
用語「UV吸収性ラテックス微粒子」とは、その中に重合されている、少なくとも1つのUV吸収性モノマーを含んで成るポリマー又はコポリマーを意味する。UV吸収性ラテックス微粒子は、UV吸収性モノマーを重合してホモポリマーラテックス微粒子を形成するか、又はUV吸収性モノマーを他のUV吸収性あるいは非UV吸収性モノマーと共重合させてコポリマーを形成することによって、調製することができる。UV吸収性モノマーは、典型的に、300−420nmにおいて比較的強い吸光度を、420nm以上において極めて低い吸光度を示す。ある基準によれば、300nm−420nmにおける最小吸光係数が典型的に5000である場合、UV吸収性化合物あるいは薬剤としてみなす。本発明によれば、UV吸収ラテックス微粒子は、通常、寸法的に中空微粒子より小さいが、このことは必要ではない。当該UV吸収性ラテックス微粒子は、寸法を0.05μm〜1μmとすることができ、且つ50℃〜100℃のガラス転移温度(Tg)を有することができる。
用語「UV保護層」とは、UVラテックス微粒子と、任意選択の、付着性及びコーティング特性を助長するのに用い得る他の成分とを含んで成る組成物を意味する。この層は、インク受容層の表面上にコーティングすることができる。例えば、UV保護層は、バインダー材料及びpH調節用物質、並びにその他の修飾物質を含むことができる。UV保護層の機能は、印刷されたインクをその中を通過させて、多くのインクをインク受容層内に取り込めるようにすることである。従って、溶融されると、UV吸収性ラテックス微粒子と中空微粒子は、障壁を形成するべく機能して、インクを空気から保護するのである。溶融したUV吸収性ラテックス微粒子は、印刷されたインクを好ましくないUV放射から防護するという第二の機能ももたらす。
「バインダー」又は「高分子バインダー」とは、中空微粒子あるいはUVラテックス微粒子などの微粒子を互いに結合させるのに使用し得る、任意の物質を包含する。バインダーは、典型的に、微粒子を互いに結合させるが、インクを受けたり、通過させたりすることができるように、微粒子間に未だ空隙を残す程の量にて用いられる。
用語「溶融した」、「溶融」、「溶融させる」等は、インク受容層及びUV保護層が、その内部に又はその上に印刷されたインクジェットインクを保護するフィルムを形成できるように、少なくとも部分的に溶けている印刷画像の状態(又は印刷画像を得るプロセス)を意味する。溶融は、熱及び/又は圧力、好ましくはその両方、を印刷画像に適用することによって起こり得る。適用される熱及び/又は圧力の量は、材料に依るが、一般的には、100℃〜250℃及び/又は50psi〜300psiとし得る。
用語「インクジェットインク」とは、液体ビヒクル及び染料を含んで成る、インクジェット可能な組成物を意味する。任意に、ラテックスポリマー、ポリマー分散物、顔料、UV硬化性材料、可塑剤、酸化防止剤、光安定剤、酸素スカベンジャー等の、他の成分を液体ビヒクル中に含有させることができる。
本明細書において用いるとき、「液体ビヒクル」には、染料及び/又はその他の物質を基材にまで運ぶのに使用できる液体組成物が含まれる。液体ビヒクルは、当分野で周知であり、本発明の実施形態に従って広範なインクビヒクルを使用することができる。当該インクビヒクルには、限定はしないが、界面活性剤、溶媒、共溶媒、緩衝剤、殺生物剤、粘度修正剤、金属イオン封止剤、安定化剤、及び水をはじめとする、種々の薬剤から成る混合物が含まれ得る。
他の用語と共に用いる際の用語「実質的に」とは、ほとんど乃至完全に、を意味する。
本明細書では、濃度、量、及びその他の数値データを範囲形式で表すことがある。そのような範囲形式は、単に、便利であり且つ簡潔であるために用いるものであり、従って、範囲の限界値として明記された数値を含むだけでなく、各数値及び副範囲があたかも明記されているように、その範囲内に含まれる個別の数値又は副範囲を全て包含するものと柔軟に解釈すべきであることを理解されたい。例えば、約1wt%−約20wt%という重量範囲は、1wt%、20wt%という明記された濃度限界値を含むだけでなく、2wt%、3wt%、4wt%のような個別濃度、及び5wt%−15wt%、10wt%−20wt%等のような副範囲も含むものと解釈すべきである。
次に、図面に記載の例示的な実施形態を参照するが、それらを説明するのにここでは特定の用語を使用することにする。とは言え、それによって本発明の範囲を制限することは何ら意図されていないことは理解されよう。関連分野の者並びに本開示を手にする者が発想するであろうところの、本明細書で説明する本発明の特長に関する変更及びさらなる修正、並びに本明細書で説明する本発明の原理の他の用途もまた、本発明の範囲内であると考えるべきである。
図1に示すように、本発明の実施形態による媒体シート(全体を10で示す)を示す。当該システムは、紙、写真ベース、透明乃至不透明なプラスチックフィルム、又はその他の既知の媒体基材とし得る、基材12を含む。該基材上にインク受容層14及びUV保護層22がコーティングされている。インクジェットインク28もまた、それが当該媒体シートに適用されているように図示している。図示しないが、基材は、両面に印刷可能な媒体シートを形成できるように、両面をコーティングすることもできる。
特にインク受容層14を参照して説明すると、当該層は、典型的に、中空微粒子16とバインダー材料20から構成することができる。中空微粒子は、典型的に、その内部に1つ以上の空隙18を含む。例えば、中空微粒子の空隙容積は30%〜70%とし得る。一実施形態では、中空微粒子は、0.3μm〜2μmの粒子径及び/又は50℃〜120℃のガラス転移温度(Tg)を有する。本発明の実施形態に従って使用し得る中空微粒子の例には、Ropaque HP−543、HP−643、HP−1055、及びOP−96(ローム−ハース社)、及びDow HS−3000NA及びHS−2000NA(ダウケミカル社)が含まれる。中空微粒子を互いに結合させるのに使用し得るバインダーの例には、ポリビニルアルコール、カチオン性ポリビニルアルコール、アセトアセチル化ポリビニルアルコール、シリル化ポリビニルアルコール、カルボキシル化ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアセテート−ポリビニルピロリドンコポリマー、ポリビニルアルコール−ポリビニルピロリドンコポリマー、カチオン性ポリビニルピロリドン、ゼラチン、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロースなどの水溶性ポリマー、並びに低ガラス転移温度(Tg<20℃)のポリマーラテックス(例えば、スチレンブタジエンラテックス、スチレンアクリルラテックス、ビニルアクリルラテックス、アクリルラテックス、ポリウレタン分散物、及びポリエステル分散物)、及び低ガラス転移温度(Tg<20℃)の乳化ポリマーがある。
インク受容層組成物を調製する際、中空微粒子−バインダー比は、所望の性質を助長するように調節することができる。この範囲内で適切な比を選択することによって、乾燥時の望ましくないクラッキングを回避するコーティングをもたらすと共に、中空微粒子内及びその周囲に空隙を維持しながらコーティング内の中空微粒子−中空微粒子間の結合を達成することができる。一実施形態では、中空微粒子対バインダーの比は、重量で95:5〜50:50とすることができる。中空微粒子及びバインダー材料から構成することができるインク受容層は、コーティング重量5g/m〜40g/mにて基材12に適用することができる。より詳細な態様では、当該コーティング重量は10g/m〜20g/mとすることができる。
次いで、UV保護層22を参照して説明すると、当該層は、典型的に、UV吸収性ラテックス微粒子24と、任意に、バインダー26を含むことができる。UV吸収性ラテックス微粒子は、UV吸収モノマーを重合してホモポリマーラテックス微粒子を形成するか、又はUV吸収モノマーを他のUV吸収性あるいは非UV吸収性モノマーと共重合させてコポリマーラテックス微粒子を形成することによって調製することができる。UV吸収性ラテックス微粒子は、乳化重合又はその他の既知の技術によって調製することができ、且つ、ラテックスの物理的又はその他の特性を改善できるような、陽イオンモノマー(媒染剤)及びその他の希釈モノマーを含むこともできる。インク受容層14にUV保護層を適用する際、適用するコーティング重量は、0.2g/m〜5g/mとすることができ、より詳細な実施形態では、1g/m〜3g/mとすることができる。
UV吸収層に使用されるUV吸収性ラテックス微粒子の調製に関してより詳細に説明すると、エチレン性不飽和化合物を含むUV吸収性モノマーを使用することができる。一実施形態では、UV吸収性モノマーは、300nm−420nmにおいて比較的強い吸光度を、420nm以上において極めて低い吸光度を示し得る。ある基準によれば、UV吸収性化合物又は薬剤としてみなすには、その化合物の吸光係数は、典型的に、当該周波数領域において最小吸光係数が5000ということになろう。本発明の実施形態に従って使用し得る適切なUV吸収性モノマーには、以下の式1に示すようなものが含まれる。
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式中、Rは水素、塩素、又はC1−C4低級アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル)とすることができ;Xは、−CONH−、−COO−、又はフェニレンとすることができ;Aは、C1−C20アルキレン(例えば、メチレン、エチレン、トリメチレン、2−ヒドロキシトリメチレン、ペンタメチレン等)、又はC6−C20アリーレン(例えば、フェニレン等)のような結合基とすることができ;Yは、−COO−、−OCO−、−CONH−、−NHCO−、−SONH−、−NHSO−、−SO−、又は−O−とすることができ;mは0又は1とすることができ;nは0又は1とすることができ;そしてQはUV吸収基とし得る。Qの概略構造を、以下の式2a−2iに示す(単結合は、式1で説明した組成物への例示的な結合位置を表す)。
Figure 0004050280
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上記のUV吸収基の構造において、R1及びR2は、それぞれ、個々独立して、例えば、水素、アルキル、アルケニル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ハロゲン、ヒドロキシ、アルコキシカルバモイル、脂肪族アミド、アルキルスルファモイル、アルキルスルホンアミド、アルキルウレイド、アリールカルバモイル、アリールアミド、アリールスルファモイル、アリールスルホンアミド、アリールウレイド、カルボキシ、スルホ、ニトロ、シアノ、又はチオシアノを表すことができる。R3は、アリール、置換アリール、又はヘテロ環基とし得る。R4は、水素、C1−C4アルキル、C1−C4ヒドロキシアルキル、又はC1−C4スルホアルキルとし得る。R5及びR6は、それぞれ、シアノ、アリール(例えば、フェニル又はトリル)、アルキル(例えば、メチル、エチル、ブチル、又はヘキシル)、アルコキシカルボニル(例えば、エトキシカルボニル又はプロポキシカルボニル)、アリールスルホニル(例えば、フェニルスルホニル)、又はアルキルスルホニル(例えば、メチルスルホニル)とし得る。終端において示す基を持たない線は、式1によるYとQとの間の結合が起こり得る例示的な位置を示していることに留意されたい。
本発明のUV保護層を調製するのに使用し得るエチレン性不飽和UVモノマーには、限定はしないが、以下の例が含まれる(UV1〜UV19)。
Figure 0004050280
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上記のUV吸収性モノマー及び他のUV吸収性モノマーと共重合させ得る非UV吸収性モノマーとして、アクリル酸、α−アルキルアクリレート(例えば、メタクリレート等)、アクリル酸から誘導されたエステル又はアミド(例えば、アクリルアミド、メタクリルアミド、ヒドロキシメチルアクリルアミド、t−ブチルアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−プロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、t−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、n−オクチルアクリレート、ラウリルアクリレート、2−エトキシエチルアクリレート、2−メトキシエチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、2−ヒドロキシメタクリレート等)、ビニルエステル(例えば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ラウリン酸ビニル等)、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、芳香族ビニル(例えば、スチレン、及びビニルトルエン、ジビニルベンゼン、ビニルアセトフェノン、スルホスチレン等のような誘導体)、イタコン酸、シトラコン酸、クロトン酸、塩化ビニリデン、ビニルアルキルエーテル(例えば、ビニルエチルエーテル等)、マレイン酸のエステル、N−ビニル−2−ピロリドン、N−ビニルピリジン、2−又は4−ビニルピリジン、スルホン酸含有モノマー(例えば、アクリルアミド−2,2’−ジメチル−プロパンスルホン酸、2−スルホエチルメタクリレート、3−スルホプロピルメタクリレート等)が挙げられる。
UV吸収性ラテックス微粒子を互いに結合させるのに用い得るバインダーの例には、ポリビニルアルコール、カチオン性ポリビニルアルコール、アセトアセチル化ポリビニルアルコール、シリル化ポリビニルアルコール、カルボキシル化ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル−ポリビニルピロリドンコポリマー、ポリビニルアルコール−ポリビニルピロリドンコポリマー、カチオン性ポリビニルピロリドン、ゼラチン、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、並びにスチレンブタジエンラテックス、スチレンアクリルラテックス、ビニルアクリルラテックス、全てのアクリルラテックス、ポリウレタン分散物、及びポリエステル分散物などの20℃より低いガラス転移温度を有するポリマーラテックスが含まれる。
使用し得るUV吸収性ラテックス微粒子の物理的寸法及びその他の物理的特性に関して説明すると、粒子寸法は、必ずというわけではないが、典型的には、中空微粒子寸法のそれより小さい。一実施形態では、カチオン性ラテックスを好ましく使用し得るが、その他の荷電及び非荷電ラテックスもまた、幾つかの印刷システムと共に好ましく用いることができる。希釈モノマー又はその他のモノマーに対するUV吸収性モノマーの重量比は、100:0〜10:90とすることができる。より詳細な実施形態では、希釈モノマー又はその他のモノマーに対するUV吸収モノマーは、80:20〜40:60とすることもできる。高分子UV吸収性ラテックス微粒子の微粒子寸法は、0.05μm〜1μm、より詳細な実施形態では0.1μm〜0.2μmとすることができる。さらに詳細には、形成されたUV吸収性ラテックス微粒子のガラス転移温度は、50℃〜120℃とすることができ、別の実施形態では60℃〜100℃とすることができる。前述のように、2つ以上のUV吸収性モノマーを(1つ以上の希釈モノマー又はその他のモノマーと共に又は用いずに)一緒に共重合させるか、又は1つのUV吸収性モノマーを1つ以上の希釈モノマー又はその他のモノマーと共重合させることができる。
本発明の高分子UV吸収体微粒子を製造するのに採用し得る方法には、当業者には周知であるように、乳化重合、分散重合、又は懸濁重合のような、多数の方法がある。これらのUV吸収性モノマーのほとんどは室温で固体であり、それ故、乳化重合を実施する比較的多くの慣習的なプロセスについて改良がなされてきた。例えば、JP8662501、JP6162501、及びEP 0 321 399に記載されたような方法によって、固体の疎水性モノマーから乳化重合体を調製することができる。これらの方法では、典型的に、重合前にモノマーを溶融させることによって、それらを液化させる。あるいはまた、固体モノマー及びその他のコモノマーを不活性溶媒に溶解させ、次いで、そのモノマー溶液を、バッチ式又は半連続式のいずれかの方法で、水、界面活性剤、及び開始剤を含む重合容器に輸送することによっても、調製することができる。当該方法は、米国特許第4,080,211号に記載されている。調製に関する他の実施形態に関しては、米国特許第3,926,436号及びEP 0 185 793には、乳化重合プロセスが記載されており、ここでは、有機共溶媒及び乳化剤は必要とされずに、スルホネート官能基を含むイオンコモノマーが用いられる。他の実施形態に関しては、米国特許第4,340,664号には、別の乳化重合プロセスが記載されており、ここでは、有機共溶媒は必要とされずに、少なくとも8個の炭素原子を含む疎水性炭化水素鎖と、スルホン酸、硫酸、あるいはホスホン酸基又はその塩によって形成される強親水性基とを含む無機コモノマーが用いられる。あるいはまた、米国特許第5,747,585号には、反応容器において液体希釈モノマーと予備乳化固体モノマー分散物とを一緒に同時に計量して、高分子ラテックスを連続的に形成する方法が記載されている。当業者には周知であろうように、他の調製方法も利用できる故、上記の方法は例示として示したものである。
図1はまた、インクジェットインク28が媒体シート10に適用されているように図示されている。全体的に28で示すように、インクジェットプリンタ(図示せず)から射出されると、インクジェットインクは、UV保護層22のUV吸収性ラテックス微粒子24に浸透し、実質的に通り抜け、そして、中空微粒子16の空隙18の内部及び中空微粒子の周りに、付着するようになる。
本発明の実施形態に従って使用し得るインクジェットインク28は、典型的に、水性調合物あるいは液体ビヒクル中に染料が少なくとも部分的に溶媒和されるように調製される。典型的には、本発明のインクジェットインクの粘度は、約0.8〜約8cpsである。本発明の一態様では、液体ビヒクルは、インクジェットインク組成物の約70wt%〜約99.9wt%を構成することができる。
液体ビヒクルに関連して、本発明のインクジェットインク組成物に含有させ得る共溶媒は、水溶性の有機共溶媒、例えば、脂肪族アルコール、芳香族アルコール、ジオール、グリコールエーテル、ポリ(グリコール)エーテル、ラクタム、ホルムアミド、アセトアミド、長鎖アルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、グリセリン、ジプロピレングリコール、グリコールブチルエーテル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、アミド、エーテル、カルボン酸、エステル、有機硫化物、有機スルホキシド、スルホン、アルコール誘導体、カルビトール、ブチルカルビトール、セロソルブ、エーテル誘導体、アミノアルコール、及びケトン等が含まれる。例えば、共溶媒には、炭素数30以下の第一脂肪族アルコール、炭素数30以下の第一芳香族アルコール、炭素数30以下の第二脂肪族一アルコール、炭素数30以下の第二芳香族アルコール、炭素数30以下の1,2−ジオール、炭素数30以下の1,3−ジオール、炭素数30以下の1,5−ジオール、エチレングリコールアルキルエーテル、プロピレングリコールアルキルエーテル、ポリ(エチレングリコール)アルキルエーテル、ポリ(エチレングリコール)アルキルエーテルの比較的高次の同族体、ポリ(プロピレングリコール)アルキルエーテル、ポリ(プロピレングリコール)アルキルエーテルの比較的高次の同族体、ラクタム、置換ホルムアミド、未置換ホルムアミド、置換アセトアミド、及び未置換アセトアミドが含まれる。本発明の実施に好ましく用いられる共溶媒の具体的な例には、限定はしないが、1,5−ペンタンジオール、2−ピロリドン、2−エチル−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール、ジエチレングリコール、3−メトキシブタノール、及び1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等がある。共溶媒は、インクジェットにおける水の蒸発速度を低下させて閉塞を最小にするために又は粘度、pH、表面張力、光学濃度、及び印刷品質のようなインクの他の諸特性を高めるために、添加することができる。共溶媒の濃度は、約0.5wt%〜約30wt%の範囲、一実施形態では約1wt%〜約20wt%の範囲とし得る。当分野で周知のように、複数の共溶媒を使用することができる。
任意に、種々の緩衝剤又はpH調節剤を本発明のインクジェットインク組成物に使用することもできる。典型的な緩衝剤には、アミン、及び水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属及びアミンの水酸化物;クエン酸;トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、及びジメチルエタノールアミンなどのアミン類;塩酸;及び本発明のブリード抑制あるいは光学濃度特性に干渉しないその他の塩基性又は酸性成分が含まれる。使用する場合、緩衝剤は、典型的に、インクジェットインク組成物の約10wt%未満を構成する。
本発明の他の態様では、種々の殺生物剤を用いて有害微生物の成長を阻害することができる。適切な殺生物剤の幾つかの非限定的な例としては、安息香酸塩、ソルビン酸塩、NUOSEPT(ヌデックス社、ハルス アメリカ社の一部門)、UCARCIDE(ユニオンカーバイド社)、VANCIDE(RT ヴァンダービルト社)、及びPROXEL(アイシーアイ アメリカ社)のような市販品、及びその他の既知の殺生物剤がある。典型的に、前述の殺生物剤は、インクジェットインク組成物の約5wt%未満、多くの場合、約0.1wt%〜約0.25wt%を構成する。
アルキルポリエチレンオキシド、アルキルフェニルポリエチレンオキシド、ポリエチレンオキシド(PEO)ブロックコポリマー、アセチレンPEO、PEOエステル、PEOアミン、PEOアミド、及びジメチコンコポリオールなどの界面活性剤もまた存在させることができる。使用する場合、当該界面活性剤は、インクジェットインク組成物の0.01〜約10wt%にて存在することができる。
本発明に対して使用し得る染料に関しては、多数の水溶性の酸性及び直接染料が例としてあげられる。そのような染料の具体的な例として、Pro−Jet Yellow I(Direct Yellow 86)、Pro−Jet Magenta I(Acid Red 249)、Pro−Jet Cyan I(Direct Blue 199)、Pro−Jet Black I(Direct Black 168)、及びPro−Jet Yellow 1−G(Direct Yellow 132)をはじめとする、アビシア社から入手可能なPro−Jetシリーズ染料;Aminyl Brilliant Red F−B(住友化学);Duasyn Direct Black HEF−SF(Direct Black 168)、Duasyn Black RL−SF(Reactive Black 31)、Duasyn Direct Yellow 6G−SF VP216(Direct Yellow 157)、Duasyn Brilliant Yellow GL−SF VP220(Reactive Yellow 37)、Duasyn Acid Yellow XX−SF VP413(Acid Yellow 23)、Duasyn Brilliant Red F3B−SF VP218(Reactive Red 180)、Duasyn Rhodamine B−SF VP353(Acid Red 52)、Duasyn Direct Turquoise Blue FRL−SF VP368(Direct Blue 199)、及びDuasyn Acid Blue AE−SF VP344(Acid Blue 9)をはじめとする、ヘキスト(Hoechst)社から入手可能なDuasynシリーズ「塩フリー」染料;及びそれらの混合物等が挙げられる。さらに他の例として、Tricon Acid Red 52、Tricon Direct Red 227、及びTricon Acid Yellow 17(トリコンカラーズ社);Bernacid Red 2BMN、Pontamine Brilliant Bond Blue A、BASF X−34、Pontamine、Food Black 2、Catodirect Turquoise FBL Supra Conc.(Direct Blue 199、カロライナカラーアンドケミカル社)、Special Fast Turquoise 8GL Liquid(Direct Blue 86、モバイケミカル社)、Intrabond Liquid Turquoise GLL(Direct Blue 86、クロンプトンアンドノールズ(Crompton and Knowles)社)、Cibracron Brilliant Red 38−A(Reactive Red 4、アルドリッチケミカル社)、Drimarene Brilliant Red X−2B(Reactive Red 56、パイラム社)、Levafix Brilliant Red E−4B(モバイケミカル社)、Levafix Brilliant Red E−6BA(モバイケミカル社)、Pylam Certified D&C Red#28(Acid Red 92、パイラム社)、Direct Brill Pink B Ground Crude(クロンプトンアンドノールズ社)、Cartasol Yellow GTF Presscake(サンド社)、Tartrazine Extra Conc.(FD&C Yellow#5、Acid Yellow 23、サンド社)、Catodirect Yellow RL(Direct Yellow 86、カロライナカラーアンドケミカル社)、Cartasol Yellow GTF Liquid Special 110(サンド社)、D&C Yellow #10(Yellow 3、トリコンカラーズ社)、Yellow Shade 16948(トリコンカラーズ社)、Basacid Black X34(バスフ社)、Carta Black 2GT(サンド社)、Neozapon Red 492(バスフ社)、Orasol Red G(チバ−ガイギー社)、Direct Brilliant Pink B(クロンプトンアンドノールズ社)、Aizen Spilon Red C−BH(保土ヶ谷化学工業社)、Kayanol Red 3BL(日本化薬社)、Levanol Brilliant Red 3BW(モバイケミカル社)、Levaderm Lemon Yellow(モバイケミカル社)、Aizen Spilon Yellow C−GNH(保土ヶ谷化学工業社)、Spirit Fast Yellow 3G、Sirius Supra Yellow GD 167、Cartasol Brilliant Yellow 4GF(サンド社)、Pergasol Yellow CGP(チバ−ガイギー社)、Orasol Black RL(チバ−ガイギー社)、Orasol Black RLP(チバ−ガイギー社)、Savinyl Black RLS(サンド社)、Dermacarbon 2GT(サンド社)、Pyrazol Black BG(アイシーアイ アメリカ社)、Morfast Black Conc A(モートン−チオコル(Morton−Thiokol)社)、Diazol Black RN Quad(アイシーアイ アメリカ社)、Orasol Blue GN(チバ−ガイギー社)、Savinyl Blue GLS(サンド社)、Luxol Blue MBSN(モルトン−チオコル社)、Sevron Blue 5GMF(アイシーアイ アメリカ社)、及びBasacid Blue 750(バスフ社);及び全てバイエル社から入手可能な、Levafix Brilliant Yellow E−GA、Levafix Yellow E2RA、Levafix Black EB、Levafix Black E−2G、Levafix Black P−36A、Levafix Black PN−L、Levafix Brilliant Red E6BA、及びLevafix Brilliant Blue EFFA;及び全てアイシーアイ アメリカ社から入手可能な、Procion Turquoise PA、Procion Turquoise HA、Procion Turquoise Ho5G、Procion Turquoise H−7G、Procion Red MX−5B、Procion Red H8B(Reactive Red 31)、Procion Red MX 8B GNS、Procion Red G、Procion Yellow MX−8G、Procion Black H−EXL、Procion Black P−N、Procion Blue MX−R、Procion Blue MX−4GD、Procion Blue MX−G、及びProcion Blue MX−2GN;及び全てチバ−ガイギー社から入手可能な、Cibacron Red F−B、Cibacron Black BG、Lanasol Black B、Lanasol Red 5B、Lanasol Red B、及びLanasol Yellow 46;及び全てバスフ社から入手可能な、Baslien Black P−BR、Baslien Yellow EG、Baslien Brilliant Yellow P−3GN、Baslien Yellow M−6GD、Baslien Brilliant Red P−3B、Baslien Scarlet E−2G、Baslien Red E−B、Baslien Red E−7B、Baslien Red M−5B、Baslien Blue E−R、Baslien Brilliant Blue P−3R、Baslien Black P−BR、Baslien Turquoise Blue P−GR、Baslien Turquoise M−2G、Baslien Turquoise E−G、及びBaslien Green E−6B;及び全て住友化学社から入手可能な、Sumifix Turquoise Blue G、Sumifix Turquoise Blue H−GF、Sumifix Black B、Sumifix Black H−BG、Sumifix Yellow 2GC、Sumifix Supra Scarlet 2GF、及びSumifix Brilliant Red 5BF;及び全てクロンプトンアンドノールズ社の染料、化学品部門から入手可能な、Intracron Yellow C−8G、Intracron Red C−8B、Intracron Turquoise Blue GE、Intracron Turquoise HA、及びIntracron Black RL;及びそれらの混合物等が含まれる。このリストは、単なる例示であって、本発明を限定するものと考えるべきではない。
次に図2を参照して説明すると、本発明の実施形態に従って、高画質、空気耐性、及び光安定性を有する溶融インクジェット画像を生成するのに使用できるシステム(全体を30で示す)が提供される。詳細には、第一形状の媒体シート10a及び第二形状の同様の媒体シート10bが示されており、この場合、各形状とも、基材12、インク受容層14、及びUV保護層22を含んで成る。第一形状においては、インク受容層は2つの部分に分かれている。第一の部分32は、インクジェットインクがそこに付着していない状態のインク受容層を示す。第二の部分34は、そこにインクジェットインクが付着したインク受容層を示す。UV保護層は、典型的にインクジェットインクがそこを通過できるように構成されているため、実質的にその全長にわたって同じである。
インク受容層の一部の内部にインクジェットインクを含む、第二形状の媒体シート10bは、媒体シート及び溶融状態で付着しているインクを示す。詳細には、第一形状の媒体シート10aは、一対の溶融ローラ36a、36b中を、38の方向に、通過させることができる。ヒートローラも、当分野で周知のように、在来のレーザプリンタに用いられているものと類似のものを用いることができる。熱と圧力を適用することで、印刷された媒体シートに高い光沢性と均一性をもたらすことができ、加えて、その印刷物が高色域、良好な空気退色性、及び良好な耐光性を呈するようにし得る。一対の溶融ローラを示しているが、熱を適用するが圧力をかけない、例えば、ヒートランプもしくはその他の非接触放射熱、電磁放射等のような、その他の溶融システムもまた用いることができる。
熱、及び任意に、圧力を適用することによって、インク受容層及びUV保護層は、圧縮され且つ溶融状態となる。さらに、第一形状10aの第二部分34で示すように、インクを含む大きい空隙微粒子(open particulate)がインクと融着される。従って、溶融UV保護層40、インクを含まない溶融インク受容層部分42、及びインクを含む溶融インク受容層部分44が形成される。
図示したシステムでは、インク受容層14及びUV保護層22は両方とも、印刷されたインク、特にインク中の染料を、空気退色から防御する働きがある。これは、フィルムを形成することによるなどして周囲空気から染料を遮断するところの高分子マトリックス内にインクジェットインクを閉じ込めるために両方の高分子材料が使用され得る際に達成される。しかしながら、UV保護層はまた、耐光性低下の原因となり得る有害UV光に対する障壁を形成するというさらなる利益をもたらすこともできる。
以下の実施例は、現在最もよく知られている、本発明の実施形態を説明するものである。しかしながら、以下は、本発明の原理の応用の単なる例示又は説明にすぎないことを理解されたい。本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、多数の修正及び変更組成物、方法、及びシステムが、当業者によって案出されるであろう。添付の特許請求の範囲は、前述の修正及び変更を網羅するものとする。従って、これまで特定のものに関して本発明を説明してきたが、以下の実施例は、本発明の最も実用的且つ好ましい実施形態であると現在考えられることに関連してさらに詳細な説明を提供するものである。
中空プラスチック顔料を含んで成るインク受容層コーティングの調製
プラスチック中空粒子HS−3000(固形分26.03wt%、直径1μm、ダウケミカル社)58.3g、Gohsenol K−210(固形分20.7wt%、日本合成化学社)7.3g、Agefloc WT35VLV(固形分36.23wt%、チバガイギー社市販)2.1g、Triton X−100 0.2g、及び脱イオン水12gを、その組成物が均質になるまで機械的スターラーを用いて混合した。調製したコーティング液の最終的な固形分wt%は、約22wt%であった。得られた液を、#50のMylarロッドを使って9ミルのゲル下塗り写真ベース上にコーティングした。インク受容層のコーティング重量は、約20g/mであった。
高分子UV吸収性ラテックス微粒子(PUV−1)の調製
2−ヒドロキシ−5−(メタクリロキシエチル)フェニル−2H−ベンゾトリアゾール(UV−2、Tinuvin R796、チバスペシャルティ社市販)とメチルメタクリレートのラテックスを次のように調製した。2−ヒドロキシ−5−(メタクリロキシエチル)フェニル−2H−ベンゾトリアゾール22.9g、スルホコハク酸ナトリウムのジオクチルエステル(Aerosol OT、アメリカンシアナミド社市販)3.2g、過硫酸アンモニウム0.379g、及び水116.8gを含む固体分散物又はスラリーを混合し、Rossミキサーを用いて10分間すりつぶして微細分散物を得た。スラリーは、沈降を防ぐため連続撹拌した。次に、窒素の注入口、機械的ラボスターラー、及びコンデンサーを備えた2リットルの4ネックMortonフラスコに、脱イオン水39.2gとAerosol OT0.8gを充填した。当該反応器を窒素で30分間パージしながら80℃にまで加熱した。次に、当該反応器に過硫酸アンモニウム0.095gを加えて、5分間撹拌した。前記固体分散物と、メチルメタクリレートモノマー17.1gとを別個に同時に、5時間にわたって反応器中にポンプを用いて添加した。全重合時間が8時間で、微細分散ラテックス微粒子となった。当該ラテックス微粒子を冷却してろ過した。得られた固形分パーセントは約20.1wt%であり、得られた微粒子寸法は、(Microtrac UPA−150で測定時)約33nmであり、ガラス転移温度(Tg)は約95℃であった。
高分子UV吸収性ラテックス微粒子(PUV−2)の調製
2−ヒドロキシ−5−(メタクリロキシエチル)フェニル−2H−ベンゾトリアゾール(UV−2、Tinuvin R796、チバスペシャルティ社市販)とメチルメタクリレートのラテックスを次のように調製した。2−ヒドロキシ−5−(メタクリロキシエチル)フェニル−2H−ベンゾトリアゾール22.9g、スルホコハク酸ナトリウムのジオクチルエステル(Aerosol OT、American Cyanamide市販)3.2g、過硫酸アンモニウム0.379g、及び水116.8gを含む固体分散物又はスラリーを混合し、Rossミキサーを用いて10分間すりつぶして微細分散物を得た。スラリーは、沈降を防ぐため連続撹拌した。次に、窒素注入口、機械的ラボスターラー、及びコンデンサーを備えた2リットルの4ネックMortonフラスコに、脱イオン水39.2gとAerosol OT0.8gを充填した。反応器を窒素で30分間パージしながら80℃にまで加熱した。次に、反応器に過硫酸アンモニウム0.095gを加えて、5分間撹拌した。ブチルメタクリレートモノマー17.1gを、前記固体分散物と別個に且つ同時に、5時間にわたって反応器中にポンプを用いて添加した。全重合時間が8時間で、微細分散ラテックス微粒子となった。そのラテックス微粒子を冷却して、ろ過した。得られた固形分パーセントは約19.8wt%であり、得られた微粒子寸法は(Microtrac UPA−150で測定時)約45nmであり、ガラス転移温度(Tg)は約75℃であった。
溶融可能なインク受容層上へのUV吸収性ラテックス微粒子の上塗り
実施例2に従って調製した高分子UV微粒子(PUV−1)(固形分20.1wt%)約100g、Mowio 26−88バインダー(固形分15wt%、クラリアント社)13.4g、ホウ酸(固形分4wt%)1g、及び5wt% Triton X−100 1gを混合し、30分間撹拌した。その後、実施例1に従って調製したインク受容媒体に脱イオン水を噴霧し、コーティングに十分に染み込ませ、そして余剰分をペーパータオルで拭き取った。その後、本実施例に従って調製したコーティング液を、#8Mylarロッドを用いて、予備浸漬したインク受容層上にコーティングし、3g/mという乾燥コーティング重量を与えた。
印刷及び印刷画像の溶融
実施例4に従って調製したインクジェット媒体シート上にテスト画像を印刷するのにHP Deskjet 970を使用した。選択した印刷モードは、HPプレミアムプラス光沢媒体であった。印刷後、画像を一晩乾燥させた。翌朝、シリコン剥離剤で処理した3ミルのPET膜を、印刷された画像の表面上に配置し(溶融工程時に画像を保護する目的で)、次いで、当該保護された画像を、100psi及び140℃の条件下、0.1インチ/秒の速度にて溶融ローラを通過させた。その後、PET膜を注意深く剥がすことによって、光沢があり且つ溶融された画像を得た。
特定の好ましい実施形態を参照して本発明を説明してきたが、本発明の趣旨から逸脱することなく、様々な修正、変更、省略、及び置換を成し得ることは、当業者には明らかであろう。それ故、本発明は添付の特許請求の範囲によってのみ限定されるものとする。
本発明の実施形態に従って使用される、媒体シートの一部の側面切取り断面図 本発明の実施形態による方法の概要図
符号の説明
10 媒体シート
12 基材
14 インク受容層
16 中空微粒子
18 中空微粒子の内部空隙
20 中空微粒子間の空隙
22 UV保護層
24 ラテックス微粒子
26 バインダー
28 インク

Claims (17)

  1. a)媒体基材と、
    b)前記基材の少なくとも1つの表面にコーティングとして適用され且つ中空微粒子を含んで成るインク受容層と、
    c)前記インク受容層にコーティングとして適用され且つUV吸収性ラテックス微粒子を含んで成るUV保護層と、
    を含む、媒体シート。
  2. 前記インク受容層が中空微粒子を結合するためのバインダーを含み、前記UV保護層がUV吸収性ラテックス微粒子を結合するためのバインダーを含む、請求項1に記載の媒体シート。
  3. 前記中空微粒子が、30%〜70%の空隙容積を有し、寸法が0.3μm〜5μmであり、且つガラス転移温度(Tg)が50℃〜120℃である、請求項1に記載の媒体シート。
  4. 記中空微粒子対前記中空微粒子用バインダーの重量比が、95:5〜50:50である、請求項2に記載の媒体シート。
  5. 前記インク受容層が5g/m〜40g/mで適用され、且つ前記UV保護層が0.2g/m〜5g/mで適用される、請求項1に記載の媒体シート。
  6. 前記UV吸収性ラテックス微粒子が少なくとも1つのUV吸収性モノマーを含み、前記UV吸収性モノマーが、UV吸収基が共有結合しているエチレン性不飽和化合物であり、前記UV吸収性ラテックス微粒子における前記UV吸収モノマー対希釈モノマーの重量比が100:0〜10:90である、請求項1に記載の媒体シート。
  7. 前記UV吸収性ラテックス微粒子が、少なくとも1つの非UV吸収性モノマーを含むコポリマーである、請求項6に記載の媒体シート。
  8. 前記UV吸収性ラテックス微粒子が、0.05μm〜1μmの寸法を有し、且つ50℃〜120℃のガラス転移温度(Tg)を有する、請求項1に記載の媒体シート。
  9. 溶融インクジェット画像を生成するシステムであって、
    a)請求項1〜の何れか1項に記載の媒体シートと、
    b)染料を含んでおり、前記媒体シート上に印刷できるよう構成されているインクジェットインクであって、印刷時、前記UV保護層を実質的に通過して前記中空微粒子の空隙内に取り込まれるインクジェットインクと、
    c)前記インクジェットインクの印刷後、前記UV保護層及び前記インク受容層を溶融できるよう構成された溶融システムと、
    を含む、システム。
  10. 前記インクジェットインクが、実質的に、前記UV保護層を通過し、前記中空微粒子の内部及び間の空隙を充填するよう構成されている、請求項に記載のシステム。
  11. 前記溶融システムが、前記インクジェットインクの適用後に、前記媒体シートに熱及び圧力を適用できるよう構成されたローラーを具備し、それによって溶融インクジェット画像を生成することができる、請求項に記載のシステム。
  12. 溶融インクジェット画像を生成する方法であって、
    a)媒体シート上にインクジェットインクをインクジェットするステップであって、前記インクジェットインクが染料を含み、且つ前記媒体シートが中空微粒子を含んで成るインク受容層とUV吸収性ラテックス微粒子を含んで成るUV保護層とを含む、ステップと、
    b)前記インクジェットするステップの後に、前記UV保護層と前記インク受容層を溶融させるステップと、
    を包含する、方法。
  13. 前記溶融ステップが、熱及び圧力の少なくとも一方を、前記インクジェットインクの印刷されている媒体シートに適用することによって実施される、請求項12に記載の方法。
  14. 前記インク受容層を前記基材上に適用し、次いで前記UV保護層を前記インク受容層上に適用することによって、媒体シートを製造するという準備ステップを包含する、請求項12に記載の方法。
  15. 前記インクジェットするステップが、前記中空微粒子の内部及び間の空隙を、前記インクジェットインクで充填させるステップを包含する、請求項12に記載の方法。
  16. 前記溶融するステップによって、前記UV保護層及び前記インク受容層が、前記インクジェットインクを周囲空気から少なくとも部分的に遮断するフィルムを形成し得る、請求項12に記載の方法。
  17. 前記溶融ステップによって、前記UV保護層が、前記インクジェットインクをUV光から少なくとも部分的に遮断するフィルムを形成し得る、請求項12に記載の方法。
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