JP4050090B2 - 生産管理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、製品の生産管理を行う生産管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の生産管理システムは、生産ラインの各管理ポイントに生産管理端末を設置するとともに、複数の生産管理端末とデータベースサーバをLANを介して接続することにより、生産管理端末から入力される管理情報を電子化してデータベースサーバに蓄積するようにしている。
これにより、例えば、製造履歴などの管理情報が手書きされている現品帳票による製品の生産管理とは別個に、データベースサーバに蓄積されている電子データによって製品の生産管理が行えるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の生産管理システムは以上のように構成されているので、製品の生産管理を二重に行わざるを得ないが、現品帳票に対する管理情報の記載内容と、生産管理端末に対する管理情報の入力内容とに食い違いが生じる可能性があり、双方の内容に食い違いが生じると、何れの内容が正しいものであるかを調査して判別しない限り、製品の生産管理を継続することができない課題があった。
【0004】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、現品帳票に対する管理情報の記載作業を行うことなく、電子データである管理情報と同一内容が記載されている現品帳票に相当するカードを作成することができる生産管理システムを得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る生産管理システムは、新たな工程に移行する場合、表示機能付きカードの記憶部に登録されている管理情報から次工程を把握して、その次工程と作業者により入力された新たに移行する投入工程を照合し、その次工程と投入工程が一致しなければ、新たに移行する投入工程が違っている旨を示す警告メッセージを表示して、新たに移行する投入工程の再入力を促すようにしたものである。
【0014】
この発明に係る生産管理システムは、ある半製品に係る表示機能付きカードの記憶部に登録されている管理情報から当該半製品の機種を確認するとともに、ある部品に係る表示機能付きカードの記憶部に登録されている管理情報から当該部品の機種を確認し、データベースサーバに記憶されている組付け部品情報を参照して、その半製品と部品の組み合せの良否を判定するようにしたものである。
【0015】
この発明に係る生産管理システムは、新たな工程に移行する場合、データベースサーバから当該工程のチェック項目情報を収集し、そのチェック項目情報を表示機能付きカードの表示面に印字するようにしたものである。
【0016】
この発明に係る生産管理システムは、ある工程における品質情報を管理情報として入力し、その管理情報を表示機能付きカードの記憶部に登録するようにしたものである。
【0017】
この発明に係る生産管理システムは、新たな工程に移行する場合、表示機能付きカードの記憶部に登録されている前工程の品質情報に基づいて新たな工程の製造条件を指示するようにしたものである。
【0018】
この発明に係る生産管理システムは、表示機能付きカードの再発行要求が入力されると、データベースサーバから当該表示機能付きカードの管理情報を取得して、その管理情報を新たな表示機能付きカードの記憶部に登録するようにしたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による生産管理システムを示す構成図であり、図において、1は部品や半製品を搬送するパレット、2は部品等と一緒にパレット1により搬送され、製品の生産管理に用いる管理情報を表示する表示面と、その管理情報を登録する磁気記憶部とを有するサーマルリライトカード(表示機能付きカード)、3は生産ラインの各管理ポイントに設置され、製品の生産管理に用いる管理情報を入力すると、サーマルカードリードライタ4を制御して、その管理情報をサーマルリライトカード2の表示面に印字する一方、その管理情報をサーマルリライトカード2の磁気記憶部に登録するとともに、その管理情報をデータベースサーバ5に送信する生産管理端末、4は生産管理端末3の制御の下、サーマルリライトカード2の磁気記憶部に対する管理情報の書込処理を実施するとともに、サーマルリライトカード2の磁気記憶部からの管理情報の読込処理を実施するサーマルカードリードライタである。なお、生産管理端末3及びサーマルカードリードライタ4から生産管理装置が構成されている。
5は生産ラインの生産状況を統括的に管理するデータベースサーバ、6はデータベースサーバ5と生産管理端末3を接続するLANである。
【0020】
図2は生産管理端末の内部構成を示す構成図であり、図において、11は製品の生産管理に用いる管理情報を入力するキーボードやマウスなどの入力部(入力手段)、12はサーマルカードリードライタ4を制御して、入力部11により入力された管理情報をサーマルリライトカード2の磁気記憶部に登録させるとともに、その管理情報をサーマルリライトカード2の表示面に印字させる書込制御部(印字手段、情報登録手段)、13はサーマルカードリードライタ4を制御して、サーマルリライトカード2の磁気記憶部に登録されている管理情報を読み出す読込制御部(表示手段)、14は読込制御部13により読み出された管理情報を表示するとともに、入力部11により入力された管理情報や送受信部15により受信された管理情報を表示する表示部(表示手段)、15は入力部11により入力された管理情報をデータベースサーバ5に送信する一方、データベースサーバ5に蓄積されている管理情報を受信する送受信部(情報登録手段、入力手段)である。
【0021】
次に動作について説明する。
例えば、生産ラインが工程Aから始まり、工程B,C・・・Eを経て、工程Fが最終工程になる場合、現場作業者あるいは生産管理者は、工程Aに部品等を投入する前に、工程Aに設置されている生産管理端末3のサーマルカードリードライタ4にサーマルリライトカード2を挿入する。
【0022】
そして、現場作業者あるいは生産管理者は、生産管理端末3の入力部11を操作して、製品の生産管理に用いる管理情報を入力する。管理情報としては、例えば、工程Aに投入する部品や半製品の種類・個数の他、各工程内の作業指示情報などが考えられる。
ここでは、現場作業者あるいは生産管理者が管理情報の入力作業を行うものについて示したが、入力部11を操作することにより、送受信部15がデータベースサーバ5に蓄積されている管理情報を受信するようにしてもよい。
【0023】
生産管理端末3の書込制御部12は、入力部11から管理情報が入力されると、あるいは、送受信部15が管理情報を受信すると、サーマルカードリードライタ4に対して管理情報の登録要求を出力する。
これにより、サーマルカードリードライタ4は、先に挿入されたサーマルリライトカード2の磁気記憶部に対する管理情報の登録処理を実施するとともに、サーマルリライトカード2の表示面に対する管理情報の印字処理を実施する。
なお、書込制御部12が入力部11から入力された管理情報の登録を実施した場合には、データベースサーバ5が生産ラインの生産状況を統括的に管理できるようにするため、送受信部15がサーマルリライトカード2のカード番号と管理情報をデータベースサーバ5に送信して蓄積させる。
【0024】
このようにして、サーマルリライトカード2の表示面に管理情報が印字されると、そのサーマルリライトカード2が部品等と一緒にパレット1により搬送される。
パレット1が工程Aに到着すると、現場作業者がサーマルリライトカード2の表示面に印字されている管理情報を参照して、工程Aにおける組立作業等を実施する。
その後、工程A,B,C,Dの作業が順次完了して、例えば、管理ポイントである工程Eの投入段階になると、工程Eに設置されている生産管理端末3のサーマルカードリードライタ4にサーマルリライトカード2を挿入する。
【0025】
そして、現場作業者あるいは生産管理者は、生産管理端末3の入力部11を操作して、製品の生産管理に用いる管理情報を入力する。管理情報としては、例えば、工程Eに投入する部品や半製品の品質情報などが考えられる。
生産管理端末3の書込制御部12は、入力部11から管理情報が入力されると、サーマルカードリードライタ4に対して管理情報の登録要求を出力する。
これにより、サーマルカードリードライタ4は、先に挿入されたサーマルリライトカード2の磁気記憶部に対する管理情報の登録処理を実施するとともに、サーマルリライトカード2の表示面に印字されている管理情報の更新処理を実施する。
なお、送受信部15は、データベースサーバ5が生産ラインの生産状況を統括的に管理できるようにするため、サーマルリライトカード2のカード番号と管理情報をデータベースサーバ5に送信して蓄積させる。
【0026】
このようにして、サーマルリライトカード2の表示面に印字されている管理情報が改められると、現場作業者がサーマルリライトカード2の表示面に印字されている更新後の管理情報を参照して、工程Eにおける組立作業等を実施する。
その後、工程E,Fの作業が順次完了すると、所定の製品が完成する。
【0027】
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、製品の生産管理に用いる管理情報を入力すると、その管理情報をサーマルリライトカード2の表示面に印字する一方、その管理情報をサーマルリライトカード2の磁気記憶部に登録するとともに、その管理情報をデータベースサーバ5に送信する生産管理端末3を生産ラインの各管理ポイントに設置するように構成したので、データベースサーバ5に蓄積される管理情報と同一内容が印字されるサーマルリライトカード2を作成することができるようになり、その結果、現品帳票に対する管理情報の記載作業を行うことなく、製品の生産管理を実施することができる効果を奏する。
【0028】
実施の形態2.
上記実施の形態1では、特に言及していないが、ある工程の作業が完了すると、その工程における製造実績(例えば、出来高、不良理由別の不良数、作業日時)を管理情報として入力し、その管理情報をサーマルリライトカード2の磁気記憶部に登録するようにしてもよい。
【0029】
具体的には、図3に示すように、ある工程の作業が完了すると、現場作業者等が生産管理端末3のサーマルカードリードライタ4にサーマルリライトカード2を挿入する(ステップST1)。
生産管理端末3の読込制御部13は、サーマルカードリードライタ4にサーマルリライトカード2が挿入されると、サーマルリライトカード2の磁気記憶部に登録されている管理情報を読み出し、表示部14は、その管理情報の中の工程別の製造実績をディスプレイに表示する(ステップST2)。
【0030】
そして、現場作業者等が入力部11を操作して、作業が完了した工程を入力し、その工程における製造実績を管理情報として入力すると(ステップST3)、表示部14が入力内容をディスプレイに表示する(ステップST4)。
その後、現場作業者等が入力内容を確認すると(ステップST5)、書込制御部12がサーマルカードリードライタ4を制御して、当該工程の製造実績をサーマルリライトカード2の磁気記憶部に登録させる(ステップST6)。また、送受信部15が当該工程の製造実績をデータベースサーバ5に送信して、工程別の実績テーブルに登録させる。
この実施の形態2によれば、現場作業者等が必要に応じて工程別の製造実績を確認することができるので、作業の進捗状況を容易に把握することができる効果を奏する。
【0031】
実施の形態3.
上記実施の形態1,2では、特に言及していないが、ある工程で製造された半製品を在庫棚に入庫する場合、その在庫棚の棚番号と半製品の機種及び入庫数を示す管理情報をサーマルリライトカード2の磁気記憶部及びD/Bサーバに登録し、ある在庫棚から半製品を出庫する場合、その在庫棚の棚番号と半製品の機種及び出庫数を示す管理情報を元に出庫指示を行うようにしてもよい。
【0032】
具体的には、図4に示すように、ある工程で製造された半製品を在庫棚に入庫する場合、例えば、バーコードリーダが付加されているハンディー端末(図示せず)を利用して、サーマルリライトカード2の裏面に貼り付けられているカード番号を示すバーコードを読み取るとともに(ステップST11)、半製品を入庫する在庫棚に貼り付けられている棚番号を示すバーコードを読み取る(ステップST12)。
【0033】
その後、現場作業者等が半製品の機種及び入庫数を示す管理情報をハンディー端末に入力し、半製品を在庫棚に入庫する。
そして、現場作業者等がサーマルリライトカード2をサーマルカードリードライタ4に挿入するとともに、ハンディー端末を生産管理端末3と接続すると、生産管理端末3の図示せぬ端末IF部がハンディー端末に保存されている入庫情報(サーマルリライトカード2のカード番号、在庫棚の棚番号、半製品の機種及び入庫数を示す管理情報、入庫日時)の読込処理を実施し、表示部14が入庫情報をディスプレイに表示する(ステップST13)。
【0034】
現場作業者等が入庫情報を確認すると(ステップST14)、書込制御部12がサーマルカードリードライタ4を制御して、その入庫情報をサーマルリライトカード2の磁気記憶部及びD/Bサーバに登録させる(ステップST16)。また、送受信部15が入庫情報をデータベースサーバ5に送信して、棚別の在庫テーブルに登録させる。なお、入庫情報を変更する必要がある場合、入力部11を操作して入庫情報を編集することができる(ステップST15)。
【0035】
次に、ある在庫棚から半製品を出庫する場合、図5に示すように、現場作業者等が生産管理端末3の入力部11を操作して、出庫を希望する半製品の機種及び個数や出庫条件(例えば、入庫日時が古い半製品を先に出庫するなどの条件)を入力する(ステップST21)。
生産管理端末3の送受信部15は、入力部11により入力された半製品の機種や出庫条件をデータベースサーバ5に送信することにより、その機種や出庫条件に見合う半製品を在庫している棚番号を入手し、表示部14がその棚番号をディスプレイに表示し(ステップST22)、出庫する半製品を決定する(ステップST23)。
【0036】
その後、現場作業者等がその棚番号が示す在庫棚に保管されている半製品の機種及び個数を確認するとともに、サーマルリライトカード2の磁気記憶部に登録されている入庫情報を確認し(ステップST24)、間違えがなければ、その在庫棚から半製品を出庫して、その半製品を次工程に投入する(ステップST25)。
【0037】
なお、書込制御部12は、サーマルカードリードライタ4を制御して、その出庫情報(サーマルリライトカード2のカード番号、在庫棚の棚番号、半製品の機種及び出庫数を示す管理情報、出庫日時)をデータベースサーバ5に送信して、棚別の在庫テーブルに登録させる。
この実施の形態3によれば、ある工程で製造された半製品を一時的に在庫棚に保管する場合でも、適切に生産管理を行うことができる効果を奏する。
【0038】
実施の形態4.
上記実施の形態1〜3では、特に言及していないが、新たな工程に移行する場合、サーマルリライトカード2の磁気記憶部に登録されている管理情報から次工程(次に投入する工程)を把握するとともに、作業者に対して新たに移行する工程(投入工程)の入力を促し、その次工程と投入工程を照合して、その投入工程の良否を判定するようにしてもよい。
【0039】
具体的には、図6に示すように、サーマルカードリードライタ4にサーマルリライトカード2が挿入されると、生産管理端末3の読込制御部13が、サーマルリライトカード2の磁気記憶部に登録されている管理情報を読み込み、その管理情報を参照して作業の進捗状況を把握する。そして、その進捗状況とデータベースサーバ5に記録されている工程順序情報を参照して、次工程(次に投入する工程)を把握する(ステップST31)。
【0040】
そして、現場作業者等が入力部11を操作して、新たに移行する工程(投入工程)を入力すると(ステップST32)、その投入工程と次工程を照合し(ステップST33)、両者が一致しない場合、工程飛びや同一工程の二重投入の可能性があるので、表示部14が新たに移行する工程が違っている旨を示す警告メッセージをディスプレイに表示して(ステップST34)、投入工程の再入力を促す。
【0041】
一方、両者が一致する場合には、書込制御部12がサーマルカードリードライタ4を制御して、工程の移行を示す管理情報をサーマルリライトカード2の磁気記憶部に登録させる(ステップST35)。また、送受信部15が工程の移行を示す管理情報をデータベースサーバ5に送信して、作業の進捗状況を登録させる。
この実施の形態4によれば、工程飛びや同一工程の二重投入を防止することができる効果を奏する。
【0042】
実施の形態5.
上記実施の形態1〜4では、特に言及していないが、ある半製品と部品を組付ける場合、その半製品と部品の組み合せの良否を判定するようにしてもよい。
具体的には、図7に示すように、読込制御部13が半製品Aに係るサーマルリライトカード2の磁気記憶部に登録されている管理情報から半製品Aの機種を確認するとともに、部品Bに係るサーマルリライトカード2の磁気記憶部に登録されている管理情報から部品Bの機種を確認する。
【0043】
そして、送受信部15がデータベースサーバ5に記録されている組付け部品情報(ファミリーツリー基準情報)を参照して、その半製品Aと部品Bの組み合せの良否を判定する。
表示部14は、半製品Aと部品Bの組み合せが正しい場合には、その旨をディスプレイに表示し、その組み合せが正しくない場合には、例えば、半製品Aに組み付けられる正しい部品を示すメッセージをディスプレイに表示する。
この実施の形態5によれば、部品の組付けミスの発生を防止することができる効果を奏する。
【0044】
実施の形態6.
上記実施の形態1〜5では、特に言及していないが、新たな工程に移行する場合、データベースサーバ5から当該工程のチェック項目情報を収集し、そのチェック項目情報をサーマルリライトカード2の表示面に印字するようにしてもよい。
【0045】
具体的には、図8に示すように、新たな工程に移行する場合、送受信部15がデータベースサーバ5から新たな工程のチェック項目情報を受信し(ステップST41)、書込制御部12がサーマルカードリードライタ4を制御して、新たな工程のチェック項目情報をサーマルリライトカード2の表示面に印字させる(ステップST42)。
【0046】
その後、新たな工程に移行すると(ステップST43)、現場作業者等が、サーマルリライトカード2の表示面に印字されているチェック項目情報を参照して、当該工程において製造した部品等を検査し(ステップST44)、その検査結果を示す品質情報を管理情報として、書込制御部12がサーマルリライトカード2の磁気記憶部に登録させる(ステップST45)。
この実施の形態6によれば、各工程におけるチェック項目を容易に把握することができるとともに、各工程における品質結果を容易に把握することができる効果を奏する。
【0047】
実施の形態7.
上記実施の形態6では、各工程における検査結果を示す品質情報を管理情報として、サーマルリライトカード2の磁気記憶部に登録するものについて示したが、新たな工程に移行する場合、サーマルリライトカード2の磁気記憶部に登録されている前工程の品質情報に基づいて新たな工程の製造条件を指示するようにしてもよい。
これにより、前工程の品質情報に基づいて設備の製造条件を調整することができるため、製品の品質を高めることができる効果を奏する。
【0048】
実施の形態8.
上記実施の形態1〜7では、特に言及していないが、サーマルリライトカード2の表示面に対する印刷が繰り返されると、寿命により印刷が不可能になる場合がある。また、サーマルリライトカード2の磁気記憶部に対する管理情報の登録が不可能になる場合がある。
そこで、この実施の形態8では、以下に示すようにして、サーマルリライトカード2の再発行を行えるようにしている。
【0049】
即ち、サーマルリライトカード2の使用が不可能になり、現場作業者等が入力部11を操作して、カードの再発行要求を入力すると、サーマルリライトカード2の裏面に貼り付けられているカード番号を示すバーコード(図9を参照)の読取を実施する(図10のステップST51)。ただし、バーコードの読取が不可能な場合には、サーマルリライトカード2の磁気記憶部に登録されているカード番号の読込を実施する。
【0050】
そして、送受信部15がそのカード番号をデータベースサーバ5に送信することにより、そのデータベースサーバ5からそのカード番号に対応する管理情報を受信する(ステップST52)。
その後、現場作業者等が新たなサーマルリライトカード2をサーマルカードリードライタ4に挿入すると、書込制御部12がサーマルカードリードライタ4を制御して、その管理情報を新たなサーマルリライトカード2の磁気記憶部に登録させる(ステップST53)。
また、送受信部15は、新たなサーマルリライトカード2のカード番号をデータベースサーバ5に送信する。
【0051】
実施の形態9.
上記実施の形態5では、半製品と部品の組付けを行うものについて示し、上記実施の形態8では、サーマルリライトカード2を再発行するものについて示したが、設備トラブルの発生や、その他の原因により、組み付けられた部品を半製品から外して再利用する場合がある。
この実施の形態9では、部品を再利用する際にサーマルリライトカード2を再発行する手順について説明する。
【0052】
部品Bが組み付けられた半製品Aの管理単位(例えば、製造ロット)毎に、サーマルリライトカード2が1枚添付されている。半製品Aがトラブル等により不良となった場合、再利用可能な組付け部品Bについては再度部品Bの組付け工程にて投入を行う。部品Bを投入する際には、組付け部品情報を示す現品帳票が必要になるため半製品Aを分解する際にサーマルリライトカード2の再発行を行う。
【0053】
まず、生産管理端末3が半製品Aの個別認識番号(例えば、製造ロット番号)と組付け部品Bの固有名(例えば、機種名等)をキーにして、データベースサーバ5上の部品構成情報テーブルより組付け部品検索を行い、組付け部品Bの個別認識番号を取得する。
そして、生産管理端末3は、組付け部品Bの個別認識番号を取得すると、その個別認識番号に基づいてデータベースサーバ5内の各テーブル(実績テーブル、品質情報テーブル)より、組付け部品Bの各投入工程履歴等の工程管理情報及び次工程に対する品質管理情報を再構成する。
【0054】
再構成情報に関しては、生産管理端末3の表示部14により表示され、生産管理者等が表示内容を確認した後、サーマルリライトカードリードライタ4に新たなサーマルリライトカード2を挿入し、そのサーマルリライトカード2の磁気記憶部に再構成情報を登録させるとともに、そのサーマルリライトカード2の表示面に再構成情報を印字させる。
【0063】
【発明の効果】
この発明によれば、新たな工程に移行する場合、表示機能付きカードの記憶部に登録されている管理情報から次工程を把握して、その次工程と作業者により入力された新たに移行する投入工程を照合し、その次工程と投入工程が一致しなければ、新たに移行する投入工程が違っている旨を示す警告メッセージを表示して、新たに移行する投入工程の再入力を促すように構成したので、工程飛びや同一工程の二重投入を防止することができる効果がある。
【0064】
この発明によれば、ある半製品に係る表示機能付きカードの記憶部に登録されている管理情報から当該半製品の機種を確認するとともに、ある部品に係る表示機能付きカードの記憶部に登録されている管理情報から当該部品の機種を確認し、データベースサーバに記憶されている組付け部品情報を参照して、その半製品と部品の組み合せの良否を判定するように構成したので、部品の組付けミスの発生を防止することができる効果がある。
【0065】
この発明によれば、新たな工程に移行する場合、データベースサーバから当該工程のチェック項目情報を収集し、そのチェック項目情報を表示機能付きカードの表示面に印字するように構成したので、各工程におけるチェック項目を容易に把握することができる効果がある。
【0066】
この発明によれば、ある工程における品質情報を管理情報として入力し、その管理情報を表示機能付きカードの記憶部に登録するように構成したので、各工程における品質結果を容易に把握することができる効果がある。
【0067】
この発明によれば、新たな工程に移行する場合、表示機能付きカードの記憶部に登録されている前工程の品質情報に基づいて新たな工程の製造条件を指示するように構成したので、製品の品質を高めることができる効果がある。
【0068】
この発明によれば、表示機能付きカードの再発行要求が入力されると、データベースサーバから当該表示機能付きカードの管理情報を取得して、その管理情報を新たな表示機能付きカードの記憶部に登録するように構成したので、表示機能付きカードを再発行することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による生産管理システムを示す構成図である。
【図2】 生産管理端末の内部構成を示す構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による生産管理システムの処理内容を示すフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態3による生産管理システムの処理内容を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態3による生産管理システムの処理内容を示すフローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態4による生産管理システムの処理内容を示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態5による生産管理システムの処理内容を示す説明図である。
【図8】 この発明の実施の形態6による生産管理システムの処理内容を示すフローチャートである。
【図9】 サーマルリライトカードを示す説明図である。
【図10】 この発明の実施の形態8による生産管理システムの処理内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 パレット、2 サーマルリライトカード(表示機能付きカード)、3 生産管理端末(生産管理装置)、4 サーマルカードリードライタ(生産管理装置)、5 データベースサーバ、6 LAN、11 入力部(入力手段)、12 書込制御部(印字手段、情報登録手段)、13 読込制御部(表示手段)、14表示部(表示手段)、15 送受信部(情報登録手段、入力手段)。
Claims (6)
- 生産ラインの生産状況を統括的に管理するデータベースサーバと、上記生産ラインの各管理ポイントに設置され、製品の生産管理に用いる管理情報を入力すると、その管理情報を部品又は半製品と一緒にパレットにより搬送される表示機能付きカードの表示面に印字する一方、その管理情報を上記表示機能付きカードの記憶部に登録するとともに、その管理情報を上記データベースサーバに送信する複数の生産管理装置とを備えた生産管理システムにおいて、上記生産管理装置は、新たな工程に移行する場合、上記表示機能付きカードの記憶部に登録されている管理情報から次工程を把握して、上記次工程と作業者により入力された新たに移行する投入工程を照合し、その次工程と投入工程が一致しなければ、新たに移行する投入工程が違っている旨を示す警告メッセージを表示して、新たに移行する投入工程の再入力を促すことを特徴とする生産管理システム。
- 生産管理装置は、ある半製品に係る表示機能付きカードの記憶部に登録されている管理情報から当該半製品の機種を確認するとともに、ある部品に係る表示機能付きカードの記憶部に登録されている管理情報から当該部品の機種を確認し、データベースサーバに記憶されている組付け部品情報を参照して、その半製品と部品の組み合せの良否を判定することを特徴とする請求項1記載の生産管理システム。
- 生産管理装置は、新たな工程に移行する場合、データベースサーバから当該工程のチェック項目情報を収集し、そのチェック項目情報を表示機能付きカードの表示面に印字することを特徴とする請求項1記載の生産管理システム。
- 生産管理装置は、ある工程における品質情報を管理情報として入力し、その管理情報を表示機能付きカードの記憶部に登録することを特徴とする請求項3記載の生産管理システム。
- 生産管理装置は、新たな工程に移行する場合、表示機能付きカードの記憶部に登録されている前工程の品質情報に基づいて新たな工程の製造条件を指示することを特徴とする請求項4記載の生産管理システム。
- 生産管理装置は、表示機能付きカードの再発行要求が入力されると、データベースサーバから当該表示機能付きカードの管理情報を取得して、その管理情報を新たな表示機能付きカードの記憶部に登録することを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の生産管理システム。
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