JP4049926B2 - 直方体形のケーシングを備えたタコグラフ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、走行データを可視表示するためにチャートディスクが使用される、直方体形のケーシングを備えたタコグラフであって、チャートディスクを保持するためにチャートディスクキャリヤが設けられていて、しかもチャートディスクが、ケーシング内部の記録位置と、外部から接近可能となる、つまり直接に使用者の手の届く範囲に位置する挿入・取出し位置との間で運動可能となるようにチャートディスクキャリヤが配置されており、前記記録位置でチャートディスクキャリヤが遊びなくロックされており、前記挿入・取出し位置でチャートディスクキャリヤがストッパに接触している形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】
チャートディスクは、比較的容易に取扱い可能な分散型データメモリを成し、しかもこのデータメモリの内容が即時情報として直接に、つまり技術的な補助手段を使用する必要なしに、読取り可能であり、ひいては抜き取り検査式の管理において輸送任務、労働時間または労働日に関する走行データや、労働時間基準の厳守がいわば一目に見渡せる、という利点を有している。このようなチャートディスクを使用するためには、タコグラフを、運転手にとってエルゴノミ的に、つまり人間工学的に好都合に配置することが必要となる。すなわち、タコグラフはチャートディスクの挿入・取出しを行うために、運転手にとって手の届きやすい取扱い範囲に配置されなければならない。
【0003】
他方において、できるだけ大きな取扱い範囲を利用し得るようにし、かつ運転手の直接的な視野範囲における計器密度を減少させる目的で、既に次のようなタコグラフコンセプトも提案されている。すなわち、このタコグラフコンセプトでは、従来汎用のタコグラフのタコメータ機能が記録機能から分離されており、空間的に分離されて配置可能となった両器具が適当なデータ結合によって互いに接続されている。表示と記録とを分離すること、より正確に云えば、タコメータ機能を引き受ける指針計器を固有のタコグラフに対応させることは、タコグラフもしくはそのケーシングの形成に関して一層高い自由度をも可能にする。すなわち、たとえばラジオ取付け孔サイズのタコグラフの製造を目標にすることができる。このようなサイズのタコグラフは、車両運転室内部の与えられた空間構造において、別のサイズのタコグラフよりも多種多様に取り付けられ得る。すなわち、インストルメントパネル以外の個所、たとえば車両ドア、センタコンソール内またはセンタコンソール近傍またはルーフ下部構造にタコグラフを配置することが可能となる。
【0004】
このようなタコグラフのために、チャートディスクが、器具のフロント側に設けられたスリットを通じて差し込まれて、器具内部の記録位置と、器具のフロント側における挿入・取出し位置との間で自動的に搬送されるような記録コンセプトが適用される場合、たしかに操作者の主観的な慎重性に課せられる要求は少なくなるが、しかしチャートディスクの自動的な搬送や時刻通りの正確なセンタリングを達成するために費やされる技術的な手間は極めて大きくなる。したがって、チャートディスクキャリヤが、同じく直方体形の比較的扁平なケーシングから引出し可能もしくはモータにより走出可能に配置されているようなタコグラフが使用されると、水平線に対して比較的急傾斜に器具が組み込まれる場合や、「逆さ位置配置」が採用される場合には、時刻通りに正確に駆動されるチャートディスク載置部に形成されたセンタリング・連行心棒にチャートディスクを被せ嵌める際にかなりの問題が生じる。
【0005】
冒頭で述べた形式のタコグラフの、車両のルーフ下部構造への組込みに関するドイツ連邦共和国実用新案第9317101.3号明細書では、車両のルーフ下部構造に旋回可能に支承されたキャリヤが既に提案されている。このような手段はもちろん、如何なる組込み場所でも実現され得るわけではない。また、このような手段はタコグラフをあとから装備するためにも適当ではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
したがって本発明の課題は、冒頭で述べた形式のタコグラフをできるだけ手間をかけずに改良して、チャートディスクの取扱いを改善することによって、一層多くの組込み可能性を利用することのできるようなタコグラフを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の構成では、チャートディスクキャリヤが、記録位置と挿入・取出し位置との間で、直線状に摺動可能でかつチャートディスクキャリヤに対応する軸を中心にして旋回可能であり、しかも該軸が、チャートディスクキャリヤの引出しと共に、安定したジョイント位置へもたらされるようにした。
【0008】
【発明の効果】
本発明によれば、タコグラフの多数の組込み位置においてチャートディスク載置部への接近性が改善され、ひいては車両運転室の構成において従来よりも大きな自由度が与えられている、という利点が得られる。以下に図面につき詳しく説明する有利な実施例に関しては、特に、チャートディスクキャリヤの旋回を可能にする手段のための僅かな所要スペースと、チャートディスクキャリヤのひっかかりのないガイドを得るために設けられた手段と、ジョイント位置におけるチャートディスクキャリヤの安定した支承を提供する手段とが明らかになる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面につき詳しく説明する。
【0010】
図1には符号1で、実施例として選択されたタコグラフの直方体形のケーシングが示されている。ケーシング1のフロント壁2には、このフロント壁2に対応するディスプレイ4のための窓切欠き3が形成されている。符号5は、ケーシング1内に案内されたチャートディスクキャリヤ6のフロント側のカバーパネルを示している。フロント壁2に支承された複数のキー7,8,9,10,11,12のうち、キー7,8ならびにメニューキーと呼ばれるキー9は、少なくとも最も重要な作業データをダイヤル選択するために主運転手もしくは副運転手に対応している。キー10およびキー11は、その都度選択されたデータコードにおける前進スクロールおよび後退スクロールのために働く。キー12はチャートディスクキャリヤ6の解錠および解放のために設けられている。符号13で示した封印体によって、ダイアグノーシスブシュへのアクセスが確保されている。
【0011】
図2から判るように、チャートディスクキャリヤ6は挿入・取出し位置においてタコグラフ内部でのガイド平面に対して規定の角度だけ旋回させられており、この角度はできるだけ多くの組込み位置において、チャートディスク14,15の満足し得る取扱いを可能にするように設定されている。すなわち、チャートディスクキャリヤ6は支持軸16に旋回可能に支承されており、この支持軸16がケーシング1の外側の安定したジョイント位置に位置しており、この場合、このジョイント位置はケーシング1内に摺動可能に支承されたジョイントレール17,18によって規定されている。図2からさらに判るように、支持軸16には両側でピニオン19,20が固定されており、これらのピニオン19,20には、ジョイントレール17,18に形成された歯列21,22が対応している。符号23,24で、ジョイントレール17,18の端面に設けられたスリットが示されており、このスリット23,24には、それぞれチャートディスクキャリヤ6に一体成形されたウェブ25,26が対応している。ウェブ25,26はスリット23,24と協働して、ジョイントレール17,18とチャートディスクキャリヤ6との間に遊びのない結合を形成するために働く。符号27,28では、ケーシング1の側壁29,30に凹設された、係止ばねのための制限ストッパが示されている。この係止ばねは、タコグラフを組み込むために役立つフレームに形成されている。当該インストルメントパネルからタコグラフを取り出すためには、フロント壁2を取り外した後に、扁平な工具を用いて前記係止ばねを持ち上げて解除することができる。
【0012】
念のため付言しておくと、チャートディスクキャリヤ6に概略的に書き込んだ、主運転手および副運転手に対応する2つのチャートディスク14,15は、汎用の形式で、非円形に形成されたセンタリング・連行心棒を備えた載置部に対応しており、この載置部は走行装置によって時刻通りに正確に駆動される。両チャートディスク14,15は、旋回可能に支承されたプレート(図2には図示していない)によって分離されており、この場合、このプレートは上側に位置するチャートディスク14のために記録下敷きとして役立ち、さらにこのプレート内には、下側に位置するチャートディスク15に記録を書き込む少なくとも1つの記録機構が支承されている。符号31で、センタリング・連行心棒の中心にそれ自体ばね弾性的に形成されたピンが示されており、このピンは、両チャートディスク14,15をチャートディスク載置部に押さえるためにタコグラフのケーシング1に支承されている緊締部材を係止するために働く。
【0013】
特に図3から判るように、チャートディスクキャリヤ6は図示の挿入・取出し位置においては、ジョイントレール17,18に設けられたストッパ位置に位置している。この場合、ジョイントレール17,18自体は、チャートディスクキャリヤ6の旋回を可能にするジョイント位置にロックされている。ジョイントレール17,18には、それぞれ長孔32,33が形成されており、この長孔32,33のそれぞれ一方の壁に、ピニオン19,20に対応する歯列21,22が一体成形されている。さらに、ジョイントレール17,18には複数のガイド条片が形成されており、これらのガイド条片のうちジョイントレール18に設けられたガイド条片が符号34,35で示されている。符号36,37では、チャートディスクキャリヤ6に設けられた、前記ガイド条片35に対応する切欠きが示されている。別の切欠き38,39には、ストッパ面が形成されており、これらのストッパ面のうちの1つが図3に符号40で示されている。このストッパ面40は、チャートディスクキャリヤ6のストッパ位置においてガイド条片35の端面(符号付けしない)と協働する。さらにストッパ位置では、チャートディスクキャリヤ6に一体成形されたキャッチアーム41,42が働く。この場合、キャッチアーム41,42はガイド条片34の端面(符号付けしない)に接触する。キャッチアーム41,42は、たとえばチャートディスクキャリヤ6に移動可能にかつばね支承されたレールに一体成形されていてもよい。さらに、ガイド条片35は部分的にコンソール状に拡幅されて形成されている。これにより、チャートディスクキャリヤ6を持ち上げてケーシング1内に導入する際に、ガイド条片35はキャッチアーム41,42と協働してチャートディスクキャリヤ6の過剰行程を阻止する。
【0014】
以下に、ケーシング1の内部に設けられたチャートディスクキャリヤ6のガイド機構について詳しく説明する。この場合、チャートディスクキャリヤ6の両側に設けられた構成部分は同一に形成されているので、説明は片側だけに限定して行う。
【0015】
図4には、チャートディスクキャリヤ6がジョイント位置に位置していて、ジョイントレール18がロックされている状態の機能位置が示されている。図4から判るように、ジョイントレール18はガイドレール43内に摺動可能に、しかも十分に遊びなしに支承されている。この場合、一方ではジョイントレール18に適合された、一貫して延びるU字形の溝44が、他方では2つのガイドジョー45,46が、それぞれガイドレール43に一体成形されている。ガイドレール43はジョイントレール18と同様に長孔もしくはスリット47を備えており、このスリット47の壁は歯列48を保持している。図8から判るように、ジョイントレール18に設けられた歯列22と、長孔33の幅とは、ガイドレール43に形成された歯列48およびスリット47の幅と同一である。さらに、ガイドレール43には、支持軸16に対応するガイド溝49が形成されている。同じくガイドレール43に一体成形された支承脚部50は、軸51を固定するために働く。この軸51には、適当な手段で形成された、位置固定板52によって軸方向で位置固定されたアングルレバー53が支承されている。このアングルレバー53はねじりコイルばね54の作用を受けている。この場合、アングルレバー53には、ウェブ55と、このウェブ55に一体成形された、トレースピン57を保持した脚部56とが設けられていて、このウェブ55と脚部56とがジョイントレール18を取り囲んで係合している。アングルレバー53はウェブ55によって、ジョイントレール18に形成されたストッパとして働くピラー58と協働し、さらにジョイントレール18のピラー58の端面に形成された位置固定スリット59と作用結合してロック体として働く。ねじりコイルばね54の脚部(符号付けしない)は、特に図8に示したように、一方ではアングルレバー53に支持されており、他方ではガイドレール43に支持されている。ピラー58と位置固定スリット59は、特に図5に分かり易く図示されている。図5には、チャートディスクキャリヤ6が記録位置に位置している状態でガイド機構が示されている。符号60で引張ばねが示されており、この引張ばね60は一方ではガイドレール43に懸吊されており、他方ではジョイントレール18に作用している。記録位置にロックされたチャートディスクキャリヤ6がキー操作によってロック解除されると、引張ばね60はジョイントレール18をジョイント位置へ運動させる。
【0016】
特に図8には、ケーシング1の側壁30と底部61との間のケーシングアングル部におけるガイド機構の、空間的に最適化された構造が示されており、この場合、ガイドレール43は付加的に、ケーシング1の側壁30に固定されたケーシング構成部分62と重なり合った状態で図示されている。ケーシング構成部分62には、タコグラフのプリント配線板を固定するためのコンソール63,64と、記録機構とその駆動装置とを支持する組付けプレートを支持しかつ固定するためのコンソール65,66,67,68とが形成されている。符号69(図4)では、ケーシング1の後壁が示されている。この後壁69はこの範囲において、コネクタベースを取り付けるために切り欠かれている。符号70で、ジョイントレール18に一体成形されたストッパもしくはガイドエレメントが示されている。
【0017】
既に述べたように、チャートディスクキャリヤ6は記録位置にロックされており、しかもこの場合、チャートディスクキャリヤ6はいずれの方向にも遊びなく位置決めされている。この目的のためには、ばね支承されたブリッジ71(本発明にとってはあまり重要でないので、図8に単に概略的にしか図示していない)に配置された円錐形ピン72が働く。この円錐形ピン72は、ちゃーどでぃ好くキャリヤ6に適宜に形成された複数の孔(図7にその1つが符号73で示されている)と協働する。円錐形ピン72の係合解除は、ブリッジ71と協働しかつモータによって駆動される制御カムによって行われる。
【0018】
前記ガイド機構の機能は以下の通りである:
図5に示した状態、つまりチャートディスクキャリヤ6が記録位置に位置している状態から出発して、チャートディスクキャリヤ6が既に説明したようにしてロック解除されると、チャートディスクキャリヤ6は引張ばね60の作用を受けて、ジョイントレール17,18によって図6に図示したグリップ位置へ移動させられる。この場合に、支持軸16に相対回動不能に結合されたピニオン19,20は、位置固定、つまり位置不動のガイドレール43に設けられた歯列48に沿って転動する。このことを可能にするためには、ジョイントレール17,18に設けられた歯列21,22が、長孔32,33の各端部にまでは形成されていない。言い換えれば、ジョイントレール17,18に関して支持軸16の自由回転、つまり「空回り」を可能にする切欠き74が歯列21,22に設けられている。この自動的に得られた位置、つまりチャートディスクキャリヤ6を手によって把持し、図4に示したジョイント位置へ引き出して旋回させることのできる位置においては、ジョイントレール17,18のピラー58がアングルレバー53のウェブ55に接触している。ジョイントレール17,18のロックは、この位置で図7に示したようにまだチャートディスクキャリヤ6に載置されているトレースピン57がチャートディスクキャリヤ6の引出し時に降下して、ウェブ55が位置固定スリット59内に係合した後ではじめて達成される。逆にチャートディスクキャリヤ6の押込み時では、斜面75を介してブリッジ71が旋回させられて、円錐形ピン72が孔73と係合させられると同時に、トレースピン57を介してアングルレバー53も旋回させられるので、ジョイントレール17,18のロックが解除される。重要となるのは、支持軸16のいずれの位置でも、ピニオン19,20が歯列と噛み合っており、こうしてチャートディスクキャリヤ6の傾動によるひっかかりが回避されることである。
【0019】
当然ながら、チャートディスクキャリヤ6の旋回角度は、互いに協働する構成部分、つまりピン31およびキャッチアーム41,42ならびにストッパ面40およびガイド条片35の構成に応じて、図示の有利な実施例に示したものとは異なるように形成されてもよい。つまり、ケーシング1内部での運動平面に対して90°の旋回可能性を得ることもできる。上で説明した実施例において設けられたストッパ手段およびジョイント手段の利点は、あたかもチャートディスクキャリヤ6が、単に1つの平面内で運動可能な抽斗であるかのようにタコグラフのフロント壁を形成することができる点に認められる。さらに、作用力が2つのストッパ構造によって受け止められることも有利である。すなわち、レバーアーム、つまりてこ腕の加算が働いており、このことは、旋回させられた位置におけるチャートディスクキャリヤ6の安定した位置と、ジョイント構造の一層高い破壊防止性とを得るために役立つ。
【0020】
図9には、本発明によるタコグラフの別の実施例が概略的に示されている。この場合、タコグラフはチャートディスクキャリヤ76が旋回させられた状態で示されている。この実施例では、チャートディスクキャリヤ76に両側で側壁77,78が対応している。両側壁77,78はチャートディスクキャリヤ76の後壁79を越えて延びていて、ガイド条片(図9にはその1つが符号80で示されている)と協働する。ケーシング1の側壁84に固く結合されているガイド条片80は、それぞれ平行ガイドのために働くレール82と、ジョイント位置を決定する補強された脚部83と、有利にはケーシング1のカバー(図示しない)のすぐ下に位置するストッパヘッド84とから成っている。図9から判るように、ストッパヘッド84は側壁77,78に一体成形されたフィンガ85,86と、チャートディスクキャリヤ76の旋回運動方向で協働する。
【0021】
念のため付言しておくと、図9に示した実施例では、チャートディスクキャリヤ76を案内するために、単に2つのL字形に形成されたジョイントレール(そのうちの1つが符号87で示されている)しか設けられていない。符号88で、チャートディスクキャリヤ76に対応する軸または両側に配置された軸エレメントが示されている。これらの軸エレメントには、ジョイントレール87で長孔89が対応しており、これらの長孔89は、図示の挿入・取出し位置から記録位置へのチャートディスクキャリヤ76の移動を可能にする。この場合に、引張ばね90の作用を受けているジョイントレール87も、ジョイント位置からケーシング1内に押し戻される。このためには、ジョイントレール87の支承脚部91に長孔92,93が形成されている。支承脚部91の支承は、長孔92,93を貫通する段付けボルト94,95によって行われる。これらの段付けボルト94,95はケーシング1の底部96に対応する、断面U字形に成形された支持部97,98に固定されている。符号99,100で、支持部97,98に一体成形された舌片が示されている。これらの舌片99,100はケーシング1の側壁81に支持部を固定するために役立つ。符号101で、既に述べたように、中央でチャートディスクキャリヤ76に対応する連結ピンが示されており、この連結ピン101はケーシング1に支承されたチャートディスク押さえとの結合のために働く。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるタコグラフの正面図である。
【図2】図1に示したタコグラフを、チャートディスクキャリヤが挿入・取出し位置に位置する状態で示す側面図である。
【図3】本発明によるタコグラフのストッパ・ジョイント手段を、図2に示した位置で示す拡大図である。
【図4】ケーシングの一方の側壁に対応する、チャートディスクキャリヤのガイド機構を、チャートディスクキャリヤがジョイント位置に位置していて、ジョイントレールがロックされている状態で示す斜視図である。
【図5】上記ガイド機構を、チャートディスクキャリヤが記録位置に位置している状態で示す斜視図である。
【図6】図4に示したガイド機構を、ジョイントレールがジョイント位置に位置していて、チャートディスクキャリヤがグリップ位置に位置している状態で示す斜視図である。
【図7】図6に示したガイド機構を、このガイド機構に対応するチャートディスクキャリヤと共に示す斜視図である。
【図8】タコグラフの後壁を、記録位置に位置するチャートディスクキャリヤおよびガイド機構と共に示す断面図である。
【図9】本発明の別の実施例によるチャートディスクキャリヤのためのストッパを示す概略図である。
【符号の説明】
1 ケーシング、 2 フロント壁、 3 窓切欠き、 4 ディスプレイ、5 カバーパネル、 6 チャートディスクキャリヤ、 7,8,9,10,11,12 キー、 13 封印体、 14,15 チャートディスク、 16支持軸、 17,18 ジョイントレール、 19,20 ピニオン、 21,22 歯列、 23,24 スリット、 25,26 ウェブ、 27,28制限ストッパ、 29,30 側壁、 31 ピン、 32,33 長孔、 34,35 ガイド条片、 36,37 切欠き、 38,39 切欠き、 40 ストッパ面、 41,42 キャッチアーム、 43 ガイドレール、 44 溝、 45,46 ガイドジョー、 47 スリット、 48 歯列、 49 ガイド溝、 50 支承脚部、 51 軸、 52 位置固定板、 53 アングルレバー、 54 ねじりコイルばね、 55 ウェブ、 56 脚部、57 トレースピン、 58 ピラー、 59 位置固定スリット、 60 引張ばね、 61 底部、 62 ケーシング構成部分、 63,64,65,66,67,68 コンソール、 69 後壁、 70 ストッパもしくはガイドエレメント、 71 ブリッジ、 72 円錐形ピン、 73 孔、 74 切欠き、 75 斜面、 76 チャートディスクキャリヤ、 77,78 側壁、 79 後壁、 80 ガイド条片、 81 側壁、 82 レール、 83 脚部、 84 ストッパヘッド、 85,86 フィンガ、 87 ジョイントレール、 88 軸、 89 長孔、 90 引張ばね、 91 支承脚部、 92,93 長孔、 94,95 段付けボルト、 96 底部、 97,98 支持部、 99,100 舌片、 101 連結ピン
Claims (20)
- 走行データを可視表示するためにチャートディスクが使用される、直方体形のケーシングを備えたタコグラフであって、チャートディスクを保持するためにチャートディスクキャリヤが設けられていて、しかもチャートディスクが、ケーシング内部の記録位置と、外部から接近可能となる挿入・取出し位置との間で運動可能となるようにチャートディスクキャリヤが配置されており、前記記録位置でチャートディスクキャリヤが遊びなくロックされており、前記挿入・取出し位置でチャートディスクキャリヤがストッパに接触している形式のものにおいて、チャートディスクキャリヤ(6)が、記録位置と挿入・取出し位置との間で、直線状に摺動可能でかつチャートディスクキャリヤ(6)に対応する軸を中心にして旋回可能であり、しかも該軸が、チャートディスクキャリヤ(6)の引出しと共に、安定したジョイント位置へもたらされるようになっていることを特徴とする、直方体形のケーシングを備えたタコグラフ。
- 前記軸が、長孔(32,33)を備えたジョイントレール(17,18)に係合しており、該ジョイントレール(17,18)が長手方向摺動可能に支承されていて、チャートディスクキャリヤ(6)の摺動時にそれぞれ1つの長孔端部がケーシング(1)の外部へもたらされるようになっている、請求項1記載のタコグラフ。
- ジョイントレール(17,18)が、摺動方向にばね負荷されて案内されている、請求項2記載のタコグラフ。
- ジョイントレール(17,18)にロック手段が対応しており、該ロック手段が、チャートディスクキャリヤ(6)によってジョイントレール(17,18)との係合状態にもたらされ、かつジョイントレール(17,18)との係合状態から解除されるようになっている、請求項2記載のタコグラフ。
- ジョイントレール(17,18)が、互いに固く結合されている、請求項2記載のタコグラフ。
- ジョイントレール(17,18)が扁平に形成されていて、ケーシング(1)内に固定された少なくとも部分的に断面U字形に成形されたガイドレール(43)に摺動可能に支承されている、請求項2記載のタコグラフ。
- 前記軸が、ジョイントレール(17,18)を両側で貫通しており、前記ガイドレール(43)に、前記軸に対応するガイド溝(49)が形成されている、請求項6記載のタコグラフ。
- 前記軸が、チャートディスクキャリヤ(6)に支承された支持軸(16)として形成されており、該支持軸(16)の両端部にピニオン(19,20)が取り付けられており、ジョイントレール(17,18)に設けられた長孔(32,33)のそれぞれ一方の壁に、前記ピニオン(19,20)に対応する歯列(21,22)が形成されている、請求項2記載のタコグラフ。
- ジョイントレール(17,18)が断面L字形に形成されていて、ケーシング(1)の底部に取り付けられた支持部に沿って摺動可能に支承されている、請求項2記載のタコグラフ。
- 前記ガイドレール(43)に、ジョイントレール(17,18)に設けられた歯列(21,22)に対応する歯列(48)が形成されていて、しかもジョイントレール(17,18)がジョイント位置に位置していると、両歯列(21;22,48)が互いに合致するようになっており、ジョイントレール(17,18)が、ジョイント側とは反対の側の端部の範囲で少なくとも、ジョイントレール(17,18)の運動中に前記支持軸(16)の自由回転が与えられる程度にまで歯列なしに形成されている、請求項8記載のタコグラフ。
- チャートディスクキャリヤ(76)の旋回運動が、チャートディスクキャリヤ(76)に形成された側壁(77,78)と協働する、ケーシング(1)の側壁(81)に設けられた、ストッパヘッド(84)を備えたガイド条片(80)によって制限されている、請求項1記載のタコグラフ。
- チャートディスクキャリヤ(6)の旋回運動が、ジョイントレール(17,18)に折り曲げられた状態で一体成形されたストッパと、チャートディスクキャリヤ(6)の側に形成された、前記ストッパに対応するキャッチアーム(41,42)とによって制限されている、請求項2記載のタコグラフ。
- 各ジョイントレール(17,18)の上縁部にも下縁部にもストッパが形成されており、該ストッパに端面側で、一方では前記キャッチアーム(41,42)が、他方ではチャートディスクキャリヤ(6)に形成されたストッパ面(40)が、それぞれ対応している、請求項12記載のタコグラフ。
- ジョイントレール(17,18)に、前記キャッチアーム(41,42)と協働して、チャートディスクキャリヤ(6)をケーシング(1)内へ押し戻す際のチャートディスクキャリヤ(6)の過剰行程を回避するコンソール(35)が一体成形されている、請求項12記載のタコグラフ。
- 前記キャッチアーム(41,42)が、チャートディスクキャリヤ(6)にばね支承されたスライダに一体成形されている、請求項12記載のタコグラフ。
- ジョイントレール(17,18)に、ジョイント位置へ到達する前にチャートディスクキャリヤ(6)が旋回運動することを阻止するガイド条片(34,35)が形成されている、請求項2記載のタコグラフ。
- ばね支承されたジョイントレール(17,18)が、チャートディスクキャリヤ(6)が適切にロックされているチャートディスクキャリヤ(6)の記録位置と、ジョイントレール(17,18)のロックされたジョイント位置との間で、チャートディスクキャリヤ(6)と摩擦接続的に結合している、請求項4記載のタコグラフ。
- ジョイントレール(17,18)とチャートディスクキャリヤ(6)との摩擦接続的な結合段階の間に、ジョイントレール(17,18)とチャートディスクキャリヤ(6)とが付加的に形状接続的に、つまり嵌合に基づく係合により結合されている、請求項17記載のタコグラフ。
- 一方では前記支持軸(16)が前記ガイド溝(49)に係合しており、他方ではチャートディスクキャリヤ(6)とジョイントレール(17,18)との間にウェブ・スリット結合部(23/24,25/26)が設けられている、請求項18記載のタコグラフ。
- 前記ロック手段が、ばね支承されたアングルレバー(53)を有しており、該アングルレバー(53)に一体成形されたウェブ(55)が、各ジョイントレール(17,18)に被さっており、前記アングルレバー(53)がトレースピン(57)を備えていて、前記アングルレバー(53)がチャートディスクキャリヤ(6)の運動スペース内に突入しており、各ジョイントレール(17,18)にピラー(58)が一体成形されており、該ピラー(58)の端面と整合するようにジョイントレール(17,18)に、前記ウェブ(55)に対応する位置固定スリット(59)が形成されている、請求項4記載のタコグラフ。
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