JP4049584B2 - 回転ダンパ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ダンパ室のエア抜きをすることができる回転ダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】
図5〜9は、従来の回転ダンパを示したものである。このような回転ダンパは、例えばピアノのフタや、便座および便蓋の開閉部、ドアの開閉部、その他種々の箇所に用いられる。上記ピアノのフタの場合には、開けるときには軽く動き、閉めるときにはゆっくり動くようにする。このように閉めるときにゆっくり動くようにしているのは、フタを閉めるときの衝撃でピアノが傷ついたり、あるいはそこに指を挟んでケガなどをしたりしないようにするためである。
【0003】
図5は回転ダンパの分解斜視図、図6は組み立てた状態の断面図、図7は図6のVII-VII線断面図である。ただし、図7では、図6の概略の断面図としている。
上記回転ダンパは、図5に示したように、ケーシング1と、このケーシング1に回転自在に組み込む回転体2と、上記ケーシング1のキャップ3とからなる。上記ケーシング1は円筒形で、その一端1aを閉塞し、他端1bを開口している。そして、上記他端1bの開口をキャップ3でふさぐようにしている。
【0004】
上記回転体2は、回転軸7と、回転軸7に設けた密閉部材8と、この密閉部材8に連続して設けた円柱部9とを備えている。
また、図6に示したように、上記回転体2を組み込むケーシング1の内面には、その直径線上両側に境界壁5,6を形成している。この境界壁5,6の先端部分は、回転体2に接触し、この接触部を境にして、ケーシング1内をダンパ室12,13とに区画している。
【0005】
また、回転体2には、その直径線上両側に羽根10,11を形成し、この羽根10,11の先端に凹部16,17を形成している。このようにした羽根10,11には断面凹字状の弁体14,15を被せている。そして、上記弁体14,15には、その一方の側面に切り欠き18,19を形成し、他方の側面にはこの開口部を形成していない。このようにした羽根10,11が境界壁5,6の範囲で移動することによって、上記ダンパ室12は低圧室12aおよび高圧室12bに区分され、ダンパ室13は低圧室13aおよび高圧室13bに区分される。
【0006】
また、上記円柱部9には、羽根10,11に隣接してノッチ20,21を形成している。このノッチ20,21は、例えば、前記ピアノのフタを閉めるとき、その閉まりはじめのフタの回動速度を上げるためのものである。つまり、フタの閉まりはじめの時に、このノッチ20,21を介してダンパ室12とダンパ室13とを連通させ、弁体14,15が移動しても、低圧室12aと高圧室12bとの圧力、あるいは低圧室13aと高圧室13bとの圧力が変化しないようにしている。
【0007】
なお、図中符号22は密閉部材8の外周にはめたOリングで、ケーシング1内の粘性流体が漏れないようにするものである。
また、上記回転体2等をケーシング1に組み付けたら、これをキャップ3で閉じるが、このキャップ3の中央部分には、軸穴24を形成し、この軸穴24とケーシング1に形成した軸受穴25との間で、回転体2の軸7を回転自在に支持するようにしている。
【0008】
上記のような構成において、今、回転体2が図6の矢印X方向に回転すると、羽根10,11は弁体14,15の切り欠きを形成していない側面に接触し、その接触部分での粘性流体の通過が阻止される。ただし、ノッチ20,21を介して両ダンパ室12,13が連通していれば、上記高圧室12bの粘性流体は、低圧室13aに流出する。また高圧室13bの粘性流体は、低圧室12aに流出する。この場合には、減衰力はほとんど発生しない。したがって、フタの閉まり始めは軽くスムーズになる。
【0009】
上記の状態から、境界壁5,6によってノッチ20,21が閉じられるまで、回転体2が回転すると、低圧室12aと高圧室13bとの連通が遮断されるとともに、高圧室12bと低圧室13aとの連通が遮断される。このように両室の連通が遮断されると、高圧室12b内の粘性流体は高圧となり、この高圧室12b内の粘性流体は、弁体14とケーシング1とのわずかな摺動すき間を通って低圧室12aに流れる。また、上記高圧室12b内の粘性流体は、境界壁6の先端と回転体2の外周とのわずかなすき間を通って、低圧室13aにも流れる。さらに、高圧室13bの粘性流体も高圧となり、上記と同様に、低圧室13aおよび12aに流れる。
このように、粘性流体が流動抵抗の大きな摺動すき間を通ることによって、大きな減衰力が発生する。したがって、この段階からダンピング効果が発揮され、フタの閉まり終わりはゆっくりになる。
【0010】
一方、回転体2を矢印Xとは逆方向に回転させると、羽根10,11は弁体14,15の切り欠き18,19を形成した側部に接触する。したがって、この切り欠き18,19および凹部16,17を介して低圧室12aと高圧室12bとが連通し、同じく低圧室13aと高圧室13bとが連通する。上記切り欠き18,19および凹部16,17によって形成される流通路は、その流通面積が十分大きいので、そこを粘性流体が通過する場合には、減衰力がほとんど発生しない。したがって、ピアノのフタを軽くスムーズに開けることができる。
【0011】
上記のような構成の回転ダンパにおいて、まず、上記ケーシング1に粘性流体を入れてから、回転体2を挿入する。この場合、どうしても、密閉部材8とケーシング1の粘性流体との間にエアが入る。また、ケーシング1の内周と密閉部材8の外周とはOリング22によってしっかりとシールされているので、上記エアの抜け道がなく、このエアはケーシング1内に残ってしまう。
もし、このエアを残したままにしておけば、図8に示したように、密閉部材8と羽根10,11との間、あるいは回転体2の先端とケーシング1との間にすき間ができてしまう。このようにすき間ができてしまうと、粘性流体はこのすき間にも流れてしまい、所望の減衰力が得られなくなる。
【0012】
そこで、上記密閉部材8の外周にエア抜き用溝26を形成し、このエア抜き用溝26からケーシング1内のエアを抜くようにしている。
上記エア抜き用溝26は、密閉部材8の外周の軸方向に形成され、ケーシング1内とその外部とを連通するものである。ただし、このエア抜き用溝26は、Oリング22のシール性を損なうものではなく、通常、上記Oリングによってケーシング1とその外部との連通を遮断している。
【0013】
したがって、上記ケーシング1内のエア抜きをしようとした場合には、図9に示したように、エア抜き用溝26にエア抜き用ピン27を差し込む。すなわち、エア抜き用ピン27は、Oリング22とケーシング1の内周との間に強制的に押し込む。そして、このエア抜き用のピン27でOリング22を少しつぶすようにすれば、Oリング22とケーシング1の内周とにすき間ができるので、このすき間からエアを抜くことができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の構成において、ケーシング1に回転体2を挿入するとき、回転体2の密閉部材8に形成したエア抜き用溝26を、いずれかの低圧室12aあるいは13aに臨むように位置合わせしなければならなかった。なぜなら、エア抜き用溝26を高圧室12bあるいは13bに臨ませると、これを使用した際、高圧室の圧力が、局部的にOリング22に作用してしまうからである。このようにOリング22に局部的に高圧が作用すると、このOリング22のシール機能に悪影響を及ぼしたり、あるいは、Oリング22が変形、損傷して、長期の使用に耐えることができなくなったりする。したがって、上記エア抜き用溝26は、低圧室12aあるいは13aに臨ませて、Oリングに高圧が作用しないように位置合わせをしなければならない。
【0015】
また、組み付け時に上記エア抜き用溝26を低圧室12aあるいは13aに臨ませたとしても、上記回転体2が回転して、上記エア抜き用溝26が高圧室12bあるいは13bに臨んでしまうことがある。したがって、上記回転体2がいずれの回転位置に回転したとしても、上記エア抜き用溝26が低圧側に臨むようにしなければならず、上記エア抜き用溝26は、かなり限定した位置に対して位置合わせをしなければならなかった。
しかし、密閉部材8の外周と、これを挿入するケーシング1の内周とが円形であるため、回転方向に位置決め用のマークを付けてこれを組み付けたりしなければ、その位置合わせが難しいという問題があった。
また、慣れない作業者は、上記組付けの位置や順番を記載した手順書を見ながら作業することもあり、組み付け作業に時間がかかる。このように組み付け作業に時間がかかると、製造コストを増大させてしまう。
【0016】
この発明の目的は、密閉部材8を組み付ける時の位置合わせが不要な回転ダンパを提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、回転体をケーシングに組み込んでケーシングとの間でダンパ室を区画する構成にする一方、上記回転体の回転軸には密閉部材を設け、この密閉部材の周囲に弾性を有するシール部材をはめ、これら密閉部材およびシール部材が相まってダンパ室を密閉する構成にした回転ダンパにおいて、密閉部材とケーシングとの対向部分に、上記シール部材に対して交差するエア抜き用溝を形成する一方、このエア抜き用溝は、シール部材とダンパ室との間に、ダンパ室の高圧が上記エア抜き用溝に作用するのを防止する遮断部を備えるとともに、この遮断部には、ダンパ室から上記エア抜き用溝へエアが通過可能なわずかな隙間を備えたことを特徴とする。
なお、上記回転体と密閉部材とは、一体に形成するものでも、これらを別部材で形成するものでもよい。
【0018】
第2の発明は、密閉部材と回転体とを別部材で構成したことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1、2は、この発明の第1実施形態を示すもので、図1は密閉部材28の斜視図であり、図2は従来例の図7に対応する断面図である。なお、この図2は、回転ダンパの概略を示した断面図であり、弁体14,15を省略するとともに、各構成の詳細な部分を省略している。
【0020】
この第1実施形態は、密閉部材28を回転体2とは別体にしてそれら両者を相対回転可能にするとともに、この密閉部材28に形成したエア抜き用溝29に遮断部30を設けたことが最大の特徴である。この第1実施形態のエア抜き用溝29と遮断部30以外の構成要素は、従来例の構成要素と同じであり、その作用も同じである。したがって、上記従来例と同じ構成要素については、従来例と同じ符号を用いて説明するとともに、その詳細な説明を省略する。
【0021】
図1に示したように、この密閉部材28の外周には、弾性を有するOリングなどのシール部材31をはめるシール溝32を周方向に形成している。また、上記密閉部材28の外周には、軸方向に沿ってエア抜き用溝29を形成している。したがって、上記密閉部材28のシール溝32にシール部材31をはめると、このシール部材31とエア抜き用溝29とが交差する。
【0022】
また、上記エア抜き用溝29は、ダンパ室12,13側を遮断部30でふさいでいるので、ダンパ室12,13とエア抜き用溝29との連通が、常に遮断されることになる。したがって、密閉部材28の回転位置に関わりなく、エア抜き用溝29に高圧が導かれることがなくなる。
なお、上記遮断部30はダンパ室12,13とエア抜き用溝29との間を完全に遮断するのではなく、わずかなすき間を有している。したがって、ダンパ室12,13内のエアは、このわずかなすき間を通ってエア抜き用溝29側に流れるようにしている。
また、上記遮断部30は、シール部材31に高圧が作用するのを防止できればよいので、シール部材31とダンパ室12あるいは13との間であれば、どこに設けてもよい。
【0023】
さらに、上記エア抜き用溝29は、シール溝32よりもその深さを浅くしている。すなわち、エア抜き用溝29よりもシール溝32の方を深くしている。このようにシール溝32の方を深くすることによって、シール溝32とエア抜き用溝29との交差部分に段部33が形成される。このように段部33を設けたので、シール溝32にはめたシール部材31の側面が段部33によって支持される。このようシール部材31が段部33で支持されるので、たとえ、高圧が作用したとしても、シール部材31が上記エア抜き用溝29に突き出たりしない。したがって、シール部材のシール機能をしっかりと保つことができる。
【0024】
上記第1実施形態において、エア抜き用溝29に遮断部30を設けたので、エア抜き用溝29を介してシール部材31にダンパ室12あるいは13の圧力が作用しない。したがって、エア抜き用溝29の位置関係を特定する必要がないので、その分、作業効率を向上させることができる。
上記のようにエア抜き用溝29を介してシール部材31にダンパ室12あるいは13の圧力が作用しないので、例えば、高圧対策として何本ものシール部材を設けるなどということもなくなる。したがって、シール部材31を少なくすることができ、その分、コストダウンを図ることができる。
【0025】
さらに、上記のように、エア抜き用溝29に遮断部30を形成することによって、エア抜きの作業の効率化を図ることができるが、それは以下の理由からである。
従来の構成において、エア抜きをしようとした場合、作業者によっては、エア抜き用のピンの差し込み量が足りなくて、このピンでシール部材31を押しつぶせないことがあった。このようにシール部材31を押しつぶせなければ、ケーシング1のエア抜きが不完全になってしまう。
しかし、この実施形態では、遮断部30にピン27が突き当たるまでそのピン27をしっかりと押し込めるので、ピン27がシール部材31を通過しているかどうかを意識しなくてもよいことになる。
【0026】
さらに、この実施形態では、密閉部材28と回転体2とを別部材として、それら両者を相対回転可能にしているので、回転体2の回転力がキャップ3に伝わりにくくなっている。
もし、上記密閉部材28と回転体2とが一体になっていれば、回転体2の回転力が直接密閉部材28に作用するので、場合によっては、キャップ3が回転体2とともに回転することが考えられる。このようにキャップ3が回転すると、その回転状況によって、キャップ3が抜ける方向に移動することもある。キャップ3が抜ける方向に移動すると、回転体2とケーシング1あるいは回転体2とキャップ3との間にすき間ができてしまう。このようにすき間ができると、そこから粘性流体が漏れるので、所望の減衰力が得られなくなる。
しかし、上記したように密閉部材28と回転体2とを別部材として、回転体2の回転力がキャップ3に伝わりにくくしたので、上記のように減衰力に影響を及ぼすようなことがなくなる。
なお、上記実施形態において、段部33がなくても、上記エア抜き用溝29の位置関係を特定する必要がなく、作業効率を向上させることができる等の効果を発揮することができる。
【0027】
図3は、第2実施形態を示したもので、この第2実施形態では、密閉部材35と回転体2とを一体にして、この密閉部材35の外周にエア抜き用溝29を形成している。このように、密閉部材35と回転体2とを一体にすること以外は、上記第1実施形態と同様である。
上記密閉部材35と回転体2とを一体にすることによって、部品点数を減らすことができ、その分、組み付け工数を減少させることができる。
ただし、両者を一体にすると、回転体2の回転力がキャップ3に伝わりやすくなるという問題は解消できなくなる。その他の作用効果は、先に説明した第1実施形態と同様である。
【0028】
なお、上記第1および第2実施形態では、エア抜き用溝29を密閉部材28あるいは密閉部材35に設けることとしたが、図4に示したように、エア抜き用溝36をケーシング1の内周側に設けてもよい。このようにエア抜き用溝36をケーシング1の内周側に設けた場合、このエア抜き用溝36の長さは、密閉部材37の軸方向の長さよりも短くなるようにする。このように密閉部材37よりも短いエア抜き用溝36を設けることによって、このエア抜き用溝36とダンパ室とを遮断する遮断部38が形成される。したがって、この実施形態でいう遮断部38とは、ケーシング1の一部で形成されたものである。
【0029】
また、この実施形態におけるシール溝39もケーシング1の内側に形成している。すなわち、シール溝39は、上記ケーシング1の内側であって、エア抜き用溝36に交差させている。
さらに、上記エア抜き用溝36よりもシール溝39の方を深くしている。このようにシール溝39の方を深くすることによって、シール溝39とエア抜き用溝36との交差部分に段部40が形成される。この段部40によって、シール溝39にはめたシール部材31がこのシール溝39から外れないように支持することができる。
【0030】
なお、上記各実施形態において、密閉部材28、35、37とキャップ3とを別部材としているが、上記密閉部材28、35、37とキャップ3とを一体としてもよい。
また、上記各実施形態において、回転体2とケーシング1とは相対的に回転するものであればよい。すなわち、非回転のケーシングに対して回転体が回転する構造であっても、非回転の回転体に対してケーシングが回転する構造であってもよい。さらに、ケーシング1に形成した境界壁および回転体2に形成した羽根を各1個として、1個のダンパ室に高圧室と低圧室とを設けたようなダンパでもよいし、弁体14,15のないものやノッチ20,21のないもの等にも利用することができる。
【0031】
【発明の効果】
第1、2の発明によれば、密閉部材とケーシングとの対向部分に、シール部材に対して交差するエア抜き用溝を形成する一方、このエア抜き用溝は、シール部材とダンパ室との間に遮断部を有することとしたので、この遮断部によって、密閉部材の回転位置に関わりなく、エア抜き用溝とダンパ室側との連通が遮断される。したがって、エア抜き用溝に高圧が導かれることがなくなり、エア抜き用溝の位置関係を特定する必要がないので、その分、作業効率を向上させることができる。
【0032】
特に、第2の発明によれば、密閉部材と回転体とを別部材で構成したので、回転体の回転力がキャップに伝わりにくくなる。したがって、減衰力に影響を及ぼすようなことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態の密閉部材の斜視図である。
【図2】図1の第1実施形態の概略断面図である。
【図3】第2実施形態の概略断面図である。
【図4】ケーシングにエア抜き用溝を形成したときの概略断面図である。
【図5】従来例の回転ダンパの分解図である。
【図6】従来例の断面図である。
【図7】図6のVII-VII線概略断面図である。
【図8】エアが入ったときの概略断面図である。
【図9】エア抜きの様子を表した拡大図である。
【符号の説明】
1 ケーシング
2 回転体
12 ダンパ室
13 ダンパ室
28 密閉部材
29 エア抜き用溝
30 遮断部
31 シール部材
35 密閉部材
36 エア抜き用溝
37 密閉部材
38 遮断部

Claims (2)

  1. 回転体をケーシングに組み込んでケーシングとの間でダンパ室を区画する構成にする一方、上記回転体の回転軸には密閉部材を設け、この密閉部材の周囲に弾性を有するシール部材をはめ、これら密閉部材およびシール部材が相まってダンパ室を密閉する構成にした回転ダンパにおいて、密閉部材とケーシングとの対向部分に、上記シール部材に対して交差するエア抜き用溝を形成する一方、このエア抜き用溝は、シール部材とダンパ室との間に、ダンパ室の高圧が上記エア抜き用溝に作用するのを防止する遮断部を備えるとともに、この遮断部には、ダンパ室から上記エア抜き用溝へエアが通過可能なわずかな隙間を備えた回転ダンパ。
  2. 密閉部材と回転体とを別部材で構成した請求項1記載の回転ダンパ。
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