JP4048948B2 - ナビゲーション装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用のナビゲーション装置に関し、特に、施設・建造物等の目印の名称を音声出力して案内する機能を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用のナビゲーション装置においては、目的地に到達するまでに交差点を右折または左折(以下、右左折という)する必要がある場合、右左折を指示する音声出力が交差点の手前でなされる。しかし、一義的に交差点を基準とするよりも、銀行、コンビニ、レストラン、歩道橋、踏切、信号といった施設・建造物等の目印を元に右左折を案内したほうが、ドライバー(ユーザー)の理解が得られやすい場合も多い。たとえば下記特許文献には、交差点付近にある施設・建造物等の目印で交差点案内をするようにしたナビゲーション装置が記載されている。
【0003】
【特許文献】
特開平7−63571号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記したナビゲーション装置は、確かに、イメージが容易な施設・建造物等の目印で案内するという点については優れている。しかしながら、目印である建物が目立ちにくかったり、目印の建物等についてドライバーが予備知識を持っていなかったりした場合、そのような目印で案内することは、却ってドライバーの混乱を招く恐れがある。
【0005】
そこで本発明は、施設・建造物等の目印でルート案内を行う機能を備えた車両用のナビゲーション装置において、進むべき経路をドライバーがいっそう容易に理解できるようにすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】
上記課題を解決するために本発明は、地図データに基づいて目的地までの経路を算出する経路計算処理手段と、算出された経路を音声および画像の少なくとも一方により案内する経路誘導手段と、車両の現在位置を算出して経路計算処理手段および経路誘導手段に提供する位置算出手段と、上記各手段に地図データを提供する地図処理手段とを備えたナビゲーション装置において、
経路計算処理部は、目的地までの経路に存在する交差点について、通過することが所定の難易度以上かどうかを判断するものとされ、
経路計算処理部により高難度であるとされた交差点と、その高難度の交差点から所定範囲内に存在する施設・建造物等の複数の目印とに関する情報をユーザーに提供し、その目印の中から一つを案内に用いるユーザー設定目印として設定する交差点案内設定手段と、
そのユーザー設定目印を記憶する案内目印記憶手段とをさらに備え、
車両が案内目印記憶手段に記憶された高難度の交差点に差し掛かったとき、経路誘導手段は、その交差点に対応して案内目印記憶手段に記憶されているユーザー設定目印について、その目印の名称を含んだ音声案内を行うように構成されていることを特徴とする。
【0007】
上記本発明のナビゲーション装置は、目的地までの経路に存在する交差点のうち、通過することが所定の難易度以上の交差点(以下、高難度交差点とも略記する)について、建造物・施設等の目印をルート案内に利用するものである。具体的には、目的地までの経路とともに求められた高難度交差点がユーザーに提示される。ただし、それらの高難度交差点のうち、目印による案内を行うかどうかの設定(入力)は、ユーザー自身がする。さらには、高難度交差点から所定範囲内に存在する建造物・施設等の目印がリストアップされるので、ユーザーは少なくとも1つ以上の目印を選択する入力を行うこととなる。ユーザーが選択した高難度交差点および案内に用いるべき目印は、案内目印記憶手段に記憶される。そして、車両がその高難度交差点に差し掛かったら、目印の情報が参照される。これにより、「××銀行△□支店の100m先を右折してください」というような案内が行われる。
【0008】
高難度交差点について、目印による案内をするかどうかの設定は、ユーザー自身がすることができるため、個々のユーザーの嗜好に沿った案内を実現可能である。さらに、建造物・施設等の目印について、リストの中からユーザーが所望の目印を設定することが可能であるから、様々なユーザーにも柔軟に対応できる。たとえば、「××銀行」については全く知らないけれど「×○石油」ならよく知っている、というユーザーがいた場合、そのユーザーは、識別性に優れる「×○石油」を迷うことなく選ぶであろう。このようにする結果、運転中のドライバーに誤認を生じさせないルート案内を実現することが可能となる。
【0009】
別の態様においては、以下の構成とすることができる。すなわち、地図処理手段は、通過することが所定の難易度以上の高難度の交差点に関するデータを、地図データに含まれるものとして備え、経路計算処理手段は、その地図処理手段から提供される地図データを参照することで高難度の交差点を定める。つまり、どの交差点が高難度交差点であるのかというデータを、メーカー側で予め地図データに付加しておくのである。この形態によれば、ナビゲーション装置の実使用時において、高難度交差点の導出にかかる時間が短く済むというメリットもある。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明のナビゲーション装置100の構成を示すブロック図である。ナビゲーション装置100は、位置検出器1、地図データ入力器6、操作スイッチ群7、これらに接続された制御回路部8、制御回路部8に接続された外部メモリ9、表示装置10およびリモコンセンサ11を備えている。制御回路部8は、CPU8a、ROM8b、RAM8c、I/O8dおよびこれらを接続するバスラインを備えたコンピュータとして構成されている。
【0011】
位置検出器1は、地磁気センサ2、ジャイロスコープ3、距離センサ4および衛星からの電波に基づいて車両の位置を検出するGPS(Global Positioning System)のためのGPS受信機5を有している。地図データ入力器6は、位置検出の精度向上のためのいわゆるマップマッチング用データや、目印データを含む地図データなどの各種データを入力するための装置であり、DVD−ROM、CD−ROM、メモリカード、ハードディスク等の媒体が用いられる。表示装置10は、カラー表示装置で構成され、表示装置10の画面には位置検出器1から入力された車両現在位置マークと、地図データ入力器6より入力された地図データと、さらに地図上に表示する誘導経路等の付加マークとを重ねて表示することができる。また、操作スイッチ群7は、たとえば表示装置10と一体になったタッチスイッチ、メカニカルスイッチまたは音声認識スイッチ等が用いられ、各種入力に使用される。
【0012】
ナビゲーション装置100は、リモコン端末12を介してリモコンセンサ11から、あるいは操作スイッチ群7により目的地の位置を入力すると、現在位置からその目的地までの最適な経路を選択して誘導経路を形成し表示する、いわゆる経路案内機能を備えている。自動的に最適な経路を設定する手法としては、ダイクストラ法等の周知の手法を採用することができる。また、ナビゲーション装置100は、携帯電話、VICS、FM多重通信などの移動体通信機器13により、インターネットや専用の情報センター等の外部ネットワーク14に接続することが可能となっている。
【0013】
次に、図2に示すのは、図1に示した制御回路部8の機能を説明する機能ブロック図である。この図は、CPU8a、ROM8bおよびRAM8cにより実現される機能を概念的に示している。GPS/ジャイロ処理部15は、GPS受信機5、ジャイロスコープ3から送られてくる信号に基づいて車両の現在位置を算出する。車両の現在位置に関する情報は、経路誘導部25に通知される。
【0014】
地図処理部17は、経路計算処理部19や位置算出部21に地図データを提供する。経路計算処理部19は、現在地からユーザーにより入力された目的地までの経路を算出する。経路誘導部25は、算出された目的地までの経路を音声および画像の少なくとも一方により案内する。具体的には、車両の現在位置マーク、地図処理部17から提供される地図データおよび地図上に表示する誘導経路等の付加マークを、案内図表示部10(表示装置10)の画面10aに表示させる処理を行う。位置算出部21は、車両の現在位置を算出して経路計算処理部19および経路誘導部25に提供する。以上により、ユーザーが設定した目的地までの経路が案内される。
【0015】
また、本発明のナビゲーション装置100は、交差点周辺の銀行、ガソリンスタンド、コンビニ、歩道橋、踏切などの目印の名称を音声出力してルート案内をすることが可能となっている。具体的には、算出された目的地までの経路に通過難易度の高い高難度交差点が含まれるとき、その高難度交差点については、銀行やガソリンスタンドといった施設・建造物等の目印に固有の名称を音声出力することにより、ルート案内を支援するのである。さらに、本発明のナビゲーション装置100は、目的地までの高難度交差点をリストアップして、施設・建造物等の目印による案内を行うかどうか、ユーザー自身が設定可能となっている。以下、具体的に説明する。
【0016】
まず、目的地までの経路に存在する交差点について、通過することが所定の難易度以上かどうかの判断が経路計算処理部19により行なわれる。高難度であるとされた交差点に関する情報は、交差点案内設定部23によりユーザーに提供される。具体的には、図3に例示するように、目的地までの経路に高難度交差点が存在することが表示装置10の画面10aに表示されるとともに、その高難度交差点について、目印による案内を行うかどうかが、ユーザーに示される。そして、目印による案内を希望する旨の設定入力がユーザーによってなされた場合、高難度交差点から所定範囲内に存在する施設・建造物等の目印リストが表示される。ユーザーは、そのような目印リストより1つの目印を選択することで、案内に用いられる目印を設定することができる。
【0017】
交差点周辺に限らず、施設・建造物等の目印に関するデータは、DVD−ROM等よりナビゲーション装置100に供給される地図データが予め含んでいる。1つの交差点の周囲には、様々な目印が存在している場合が多いが、高難度交差点の進入側からみて所定距離内(たとえば50m〜300m)の目印のみが、ルート案内に用いられるべき目印としてリストアップされる。高難度交差点から遠く離れた目印で案内しても、却ってユーザーの混乱を招く恐れがあるためである。なお、案内の対象になる目印が全く存在しない場合には、目印案内は行なわれない。
【0018】
ユーザーにより目印による案内を希望する旨の設定がされた高難度交差点およびユーザーが設定した目印(ユーザー設定目印)は、案内目印記憶部27に記憶される。この案内目印記憶部27は、RAM8cによりその機能が実現される。以上の処理が、高難度交差点の全てについて順次的に行なわれる。そして、実際に車両が目的地に向けて移動を開始し、位置算出部21から通知される現在位置が、案内するべき高難度交差点に近づいた(所定距離となった)とき、その高難度交差点に対応して案内目印記憶部27に記憶されているユーザー設定目印について、その目印の名称を含んだ音声案内にかかる処理が実行される(経路誘導部25)。
【0019】
また、図4に示すように経路誘導部25は、音声案内とともに案内図表示部10の画面10aにユーザー設定目印のイメージ画像を強調表示させる。これにより、目印に対する識別性がいっそう高くなることが期待され、目印の見落とし防止にもなる。なお、音声案内に代えて、ユーザー設定目印のイメージ画像による案内のみを行うようにしてもよい。また、このような目印を用いた案内に加えて、従来のように、目印を用いずに交差点が接近したことを音声・画像により案内するならば、万が一、ユーザーが目印を発見できなかったとしても、誤った方向に進んでしまうという事態に至る可能性を低くできる。
【0020】
また、本実施形態において経路計算処理部19は、少なくとも、目的地に到達するのに右左折を必要とする交差点について、高難度交差点かどうかを判断するものとされる。通常、ナビゲーション装置により案内しているにも関わらず経路を誤る例としては、右左折すべきところを直進してしまう場合がほとんどであるから、上記のようにすることには意義がある。右左折が必要な交差点に限定して、高難度交差点かどうかの判断を行うようにしてもよい。
【0021】
高難度交差点の導出について具体的にいうと、目的地までの経路に存在する交差点について、予め定められた基準に沿って高難度交差点であるかどうかの判断がなされる。つまり、この形態においては、高難度交差点かどうかを示すデータを地図データに予め付加しておく必要が無い。したがって、既存の地図データにほとんど手を加えることなく、これを本ナビゲーション装置100に使用できる。
【0022】
また、経路計算処理部19が高難度交差点である旨の判断を下す具体例としては、以下のような場合を例示できる。たとえば、5以上の道路に分岐した交差点を高難度交差点として設定することは好適である。ほとんどの交差点は、十字路やT字路であり、どの分岐に進めばよいかを判断することは、ユーザーにとってそれほど困難ではないとも言える。しかし、5叉路ともなれば交差点の複雑度は急に増し、話は別となる。したがって、このような交差点については必ず高難度交差点に設定されるようにするとよい。
【0023】
また、他の具体例としては、右左折するべき交差点の進入口から所定距離内にカーブが存在するかどうかを判断して、存在する旨の判断をしたときにその交差点が高難度交差点として設定されるようにするとよい。たとえば図5の左図に示すように、見通しの悪い経路における交差点の右左折は、ドライバーが急に対応できない場合が予測される。このような場合に、交差点より手前の目印(図中ではコンビニ、ガソリンスタンド)により右左折すべき交差点の接近をドライバーに知らせると、ドライバーは目前に急に交差点が現れても驚かない。単に「100m先の交差点を右折」と案内するよりも、「コンビニの100m先の交差点を右折」としたほうが高い安心感が得られるのである。もちろん、図5のような場合にも、ユーザーは、コンビニとガソリンスタンドの一方を選ぶことができる。
【0024】
カーブの有無については、地図データを元にして算出することができる。たとえば、図5の右図に示すように、まず、交差点の進入口から所定の距離範囲内において、経路上の複数の点P(x,y)〜P(x,y)の各々と、交差点の概ね中心P(x,y)とを結ぶベクトルを得る。各ベクトルの成す角度を算出することにより、カーブの有無とその大小について推測できる。一定の大きさ以上のカーブが存在する場合に、「カーブ有り」とすればよい。あるいは、交差点の進入口より所定距離の位置(一または複数)の曲率が予め設定した閾値以上かどうかを判断することにより、これをカーブの有無の判断としてもよい。
【0025】
また、予め定められた距離範囲内に複数の交差点が連続する場合であって、それら交差点の少なくともいずれかを右左折する経路が目的地までの経路として設定されている場合、その右左折する交差点を高難度交差点と設定することができる。より具体的な例としては、交差点が連続し、かつ車両の進行方向からみて最も手前側のものを除く交差点を右左折する経路が、目的地までの経路として設定されたとき、その右左折するべき交差点を高難度交差点とすることができる。交差点が2連続するような場合、「100m先の交差点を左折です」と案内されても、どっちの交差点で曲ればよいのかドライバーに一瞬迷いが生じる。したがって、「×○石油の50m先の交差点を左折です」というように、具体的な目印の名称を、右左折するべき交差点までの距離案内に付加して音声・画像出力できる本ナビゲーション装置100は好適である。
【0026】
また、交差点での車線数が右左折専用車線を除いて一定以上(たとえば3車線)の場合に、その交差点を高難度交差点としてもよい。車線数に関する情報は、従来の地図データにも収録されている場合がほとんどであるから、これを利用しない手はない。以上に説明したように、予め定められた高難度交差点の判断基準に1つでも該当するときに、その交差点を高難度であるとするのである。
【0027】
また、以上に説明した形態では、高難度交差点かどうかは、目的地までの経路とともに算出するようにしたが、交差点の難易度が予め地図データに含まれるとしてもよい。その場合、経路計算処理部19は、地図処理部17から提供される地図データを参照することで高難度交差点を設定することができる。この形態によれば、高難度交差点の導出にかかる時間が短く済むというメリットもある。
【0028】
次に、図6に示すのは、経路誘導部25が担う経路誘導処理のフローチャートである。経路誘導処理が開始されると、経路計算処理部19により設定された経路において、現在地から次の交差点が算出される(S1)。そして、その交差点についてユーザー設定目印があるかどうか判断される(S2)。案内目印記憶部27(RAM8c)にユーザー設定目印が記憶されていない交差点は、高難度交差点ではないので、S3に進み、通常の経路案内が実行される。他方、ユーザー設定目印が付されている交差点の場合、図4に例示したような案内図の描画が案内図表示部10に要求される(S4)。それとともに、目印の名称での音声案内出力が行なわれる(S5)。1つの交差点を通過するたびに、このような経路誘導処理がなされるものとする。
【0029】
次に、図7に示すのは、交差点案内設定部23が担う交差点案内設定処理のフローチャートである。ユーザーにより交差点案内を変更する旨の入力がされた場合(S10)、現在地から目的地までの経路に案内する高難度交差点があるかどうか判断される(S11)。なお、ここでは「交差点案内変更」としているが、ユーザーが行う操作手順は、図3で説明した場合とほぼ同様である。つまり、車両がいったん目的地に向かって走行し始めてからも、目印案内をするかどうか、さらには案内に用いられる目印(ユーザー設定目印)の種類について、設定をやり直すことが可能となっている(交差点案内設定部23により許容されている)。そして、ユーザーが目印案内を希望する旨の入力をし直した場合には、そのときの車両の位置から目的地までの経路について、高難度交差点の有無が再算出されることとなる。
【0030】
S11において、案内するべき高難度交差点有りと判断された場合、その交差点付近(所定範囲内)に施設・建造物等の目印があるかどうか判断される。目印有りの判断がされた場合には、その交差点拡大図が表示される(S13)。さらに、S14において、ユーザーにより設定変更を希望する入力がされた場合、図3の右図に例示したように、目印候補が表示される。これにより、ユーザーはユーザー設定目印を1つ選択して入力することになり、そのユーザー設定目印が案内目印記憶部27に記憶される(S15)。なお、S13において交差点拡大図を表示するとき、案内候補の目印が高難度交差点の位置関係と併せて、色彩、模様等を利用して強調表示されるようにするとよい。そうすれば、ユーザーは、目印の大体の位置を知ることができるため、実際に目印を探すときの予備知識として役立つ。
【0031】
次に、S16においては、ユーザー設定目印にその目印の名称の音声データが付加される。つまり、案内されるべき目印をユーザーが設定し、その目印がユーザー設定目印として案内目印記憶部27に記憶されるとき、目印の名称を音声出力するための音声データが、目印の名称を記述したテキストデータを基にして生成され、ユーザー設定目印に対応して記憶されることとなる。音声データの作成と付加が終了したら、次の高難度交差点を検索する処理に移ることとなる(S17)。
【0032】
なお、目印となる施設・建造物はしばしば取り壊しがあったり、名称の変更があったりする。そのような場合、既に存在しない目印は案内されないようにしなければならないし、施設等は正しい名称で案内されなければならない。そこで、図1に示したDVD−ROM等で構成される地図データ入力部6から入力される地図データを、ハードディスク等により構成される外部メモリ9に蓄積することが可能となっている場合、外部メモリ9に記憶された地図データに含まれる目印データについて、実世界での目印の変更に対応して修正を加えられる、あるいは消去できるようにするとよい。具体的には、メモリカード等の記憶媒体を用いたり、移動体通信機器13を利用してメーカー等の情報提供元よりダウンロードしたりして、新たな目印データと元からある目印データとを置き換える、あるいは修正を加えることができるようにする。
【0033】
また、施設・建造物等の目印の名称について、ユーザーが任意に変更できるようにしてもよい。すなわち、目印の名称を表すテキストデータを、ユーザーが書き換え可能とするのである。好適には、地図データ上の目印と対応関係にある名称テキストデータにおいて、ある文字列が検索された場合に、それを別の文字列に一括変換できるようにする。そうすれば、「××銀行」が「○○銀行」に名称変更されるようなケースにも素早く且つ容易に対応でき、目印データを常に最新のものに維持することに繋がる。なお、以上の機能は、制御回路部8に含まれる目印データ変換部(図示せず)が担うものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】ナビゲーション装置の構成を示すブロック図。
【図2】制御回路部の機能ブロック図。
【図3】目印案内を設定するときの表示画面の例。
【図4】目印案内が実行されているときの表示画面の例。
【図5】カーブの有無の算出手順を説明する図。
【図6】経路誘導処理のフローチャート。
【図7】交差点案内設定処理のフローチャート。
【符号の説明】
8 制御回路部
8a CPU
8b ROM
8c RAM
17 地図処理部
19 経路計算処理部
21 位置算出部
23 交差点案内設定部
25 経路誘導部
27 案内目印記憶部(RAM8c)
100 ナビゲーション装置

Claims (8)

  1. 地図データに基づいて目的地までの経路を算出する経路計算処理手段と、算出された経路を音声および画像の少なくとも一方により案内する経路誘導手段と、車両の現在位置を算出して前記経路計算処理手段および前記経路誘導手段に提供する位置算出手段と、各手段に地図データを提供する地図処理手段とを備えたナビゲーション装置において、
    前記経路計算処理部は、目的地までの経路に存在する交差点について、通過することが所定の難易度以上かどうかを判断するものとされ、
    前記経路計算処理部により高難度であるとされた交差点と、その高難度の交差点から所定範囲内に存在する施設・建造物等の複数の目印とに関する情報をユーザーに提供し、その複数の目印の中から一つを案内に用いるユーザー設定目印として設定する交差点案内設定手段と、
    記ユーザー設定目印を記憶する案内目印記憶手段とをさらに備え、
    車両が前記案内目印記憶手段に記憶された前記高難度の交差点に差し掛かったとき、前記経路誘導手段は、その交差点に対応して前記案内目印記憶手段に記憶されている前記ユーザー設定目印について、その目印の名称を含んだ音声案内を行うように構成されていることを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 車両の現在位置マーク、地図処理手段から提供される地図データおよび地図上に表示する誘導経路等の付加マークが表示される画面を有する案内図表示手段を備え、車両が前記案内目印記憶手段に記憶された交差点に差し掛かったとき、前記経路誘導手段は、前記音声案内に代えてまたは前記音声案内とともに、前記案内図表示手段の画面に前記ユーザー設定目印のイメージ画像を強調表示させる請求項1記載のナビゲーション装置。
  3. 前記経路計算処理手段は、目的地に到達するのに右折または左折(以下、右左折という)を必要とする交差点について、前記高難度の交差点かどうかを判断するものである請求項1または2記載のナビゲーション装置。
  4. 前記経路計算処理手段は、目的地までの経路に存在する交差点について、予め定められた基準に沿って前記高難度の交差点であるかどうか判断を行うものとされる請求項1ないし3のいずれか1項に記載のナビゲーション装置。
  5. 前記経路計算処理手段は、5以上の道路に分岐した交差点を前記高難度の交差点として設定する請求項4記載のナビゲーション装置。
  6. 前記経路計算処理手段は、右左折するべき交差点の進入口から所定距離内にカーブが存在するかどうかを判断し、存在する旨の判断をしたときにその交差点を前記高難度の交差点として設定する請求項4または5記載のナビゲーション装置。
  7. 前記経路計算処理手段は、予め定められた距離範囲内に複数の交差点が連続する場合であって、それら交差点の少なくともいずれかを右左折する経路が目的地までの経路として設定されているときに、その右左折する交差点を前記高難度の交差点として設定する請求項4ないし6のいずれか1項に記載のナビゲーション装置。
  8. 地図データに基づいて目的地までの経路を算出する経路計算処理手段と、算出された経路を音声および画像の少なくとも一方により案内する経路誘導手段と、車両の現在位置を算出して前記経路計算処理手段および前記経路誘導手段に提供する位置算出手段と、各手段に地図データを提供する地図処理手段とを備えたナビゲーション装置において、
    前記地図処理手段は、通過することが所定の難易度以上の高難度の交差点に関するデータを、前記地図データに含まれるものとして備えており、
    前記経路計算処理手段は、その地図処理手段から提供される前記地図データを参照することで前記高難度の交差点を定めるものとされ、
    前記高難度の交差点と、その高難度の交差点から所定範囲内に存在する施設・建造物等の複数の目印とに関する情報をユーザーに提供し、その複数の目印の中から一つを案内に用いるユーザー設定目印として設定する交差点案内設定手段と、
    記ユーザー設定目印を記憶する案内目印記憶手段とをさらに備え、
    車両が前記案内目印記憶手段に記憶された前記高難度の交差点に差し掛かったとき、前記経路誘導手段は、その交差点に対応して前記案内目印記憶手段に記憶されている前記ユーザー設定目印について、その目印の名称を含んだ音声案内を行うように構成されていることを特徴とするナビゲーション装置。
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