JP4047896B1 - キャスター - Google Patents
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Abstract
【課題】旋回軸に対して車輪がその回転方向にスライド自在で且つ旋回軸回りに旋回自在なキャスターにおいて、車輪を保持するハウジングと外物と干渉し変形しても機能への支障の少ないキャスターを提供する。
【解決手段】転動面をハウジングの内側面に形成して車軸挿通孔と分離することで、ハウジングの車軸挿通孔に多少の変形があっても転動輪の転動には支障の少ない構造とした。
【選択図】 図６
【解決手段】転動面をハウジングの内側面に形成して車軸挿通孔と分離することで、ハウジングの車軸挿通孔に多少の変形があっても転動輪の転動には支障の少ない構造とした。
【選択図】 図６
Description
本発明は、旋回軸に対して車輪がその回転方向にスライド自在で且つ旋回軸回りに旋回自在なキャスターに関するものである。
キャスターは手押し台車などに利用され、移動したい方向への転換を容易にするものであるが、略１８０度方向への転換をスムーズにする改良構造として、特許第２８６９３６８号や特開２００６−２１６７７に、ハウジングの長孔に沿って車軸がスライドするものが示されている。
しかしながらこれらは、ハウジングの車軸挿通孔が長孔である為にハウジング形状が大きくなり車輪外径から張り出して外物と干渉し易く、また強度も低くなるため軽度の干渉でも変形し易く、その結果、転動輪の転動に支障をきたしやすいという難点がある。
本発明はかかる難点を改善するものであり、
転動面をハウジングの内側面に形成して車軸挿通孔と分離することで、ハウジングの車軸挿通孔に多少の変形があっても転動には支障の少ない構造とした。
転動面をハウジングの内側面に形成して車軸挿通孔と分離することで、ハウジングの車軸挿通孔に多少の変形があっても転動には支障の少ない構造とした。
以上の説明から明らかなように本発明は、旋回軸に対して車輪がその回転方向にスライド自在で且つ旋回軸回りに旋回自在なキャスターにおいて、外物と干渉し変形しても機能への支障が少ないキャスターを得ることができるという効果がある。
以下、本発明の実施例について図を参照して説明する。
図６は請求項１の一実施例を示すものである。
車輪側ハウジング（３B）がその円弧部分で旋回軸側ハウジング（３Ａ）の転動面（５）を転動し振り子的な動きとなるが、円弧が車輪（２）と同心であることにより車軸（６）から転動面（５）のまでの高さは変化することなく、車輪（２）はスムーズにスライドする。
本案構造における長孔（７）の機能は車輪（２）の脱落防止と最大スライドの制限のみであり、多少の変形があっても機能への支障は小さい。
尚、車輪側ハウジング（３B）と旋回軸側ハウジング（３A）の転動の滑り防止の為に、相互の面に凹凸等を付加することは任意である。
車輪側ハウジング（３B）がその円弧部分で旋回軸側ハウジング（３Ａ）の転動面（５）を転動し振り子的な動きとなるが、円弧が車輪（２）と同心であることにより車軸（６）から転動面（５）のまでの高さは変化することなく、車輪（２）はスムーズにスライドする。
本案構造における長孔（７）の機能は車輪（２）の脱落防止と最大スライドの制限のみであり、多少の変形があっても機能への支障は小さい。
尚、車輪側ハウジング（３B）と旋回軸側ハウジング（３A）の転動の滑り防止の為に、相互の面に凹凸等を付加することは任意である。
本発明のキャスターは、スムーズな方向転換を要する台車、椅子、ワゴン、キャリーバッグなど、現在使用されているキャスターに代替して広い分野に適用できる。
１ 旋回軸
２ 車輪
３ ハウジング
３A 旋回軸側ハウジング
３B 車輪側ハウジング
４ 転動輪
５ 転動面
６ 車軸
７ 長孔
８ 転動枠
９ 取付ブラケット
１０ 内側面
１１ コア
１２ ピン
１３ 転動輪軸
A スライド中心
２ 車輪
３ ハウジング
３A 旋回軸側ハウジング
３B 車輪側ハウジング
４ 転動輪
５ 転動面
６ 車軸
７ 長孔
８ 転動枠
９ 取付ブラケット
１０ 内側面
１１ コア
１２ ピン
１３ 転動輪軸
A スライド中心
Claims (1)
- 旋回軸（１）に対して車輪（２）がその回転方向にスライド自在で且つ旋回軸（１）回りに旋回自在なキャスターにおいて、
車輪側ハウジング（３Ｂ）の上端を車軸（６）を中心とする円弧形状とし、旋回軸側ハウジング（３Ａ）の転動面（５）を転動することでスライド自在としたことを特徴とするキャスタ―。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006213051A JP4047896B1 (ja) | 2006-08-04 | 2006-08-04 | キャスター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006213051A JP4047896B1 (ja) | 2006-08-04 | 2006-08-04 | キャスター |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP4047896B1 true JP4047896B1 (ja) | 2008-02-13 |
| JP2008037227A JP2008037227A (ja) | 2008-02-21 |
Family
ID=39124569
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2006213051A Expired - Fee Related JP4047896B1 (ja) | 2006-08-04 | 2006-08-04 | キャスター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4047896B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019098904A (ja) * | 2017-12-01 | 2019-06-24 | 共和レザー株式会社 | 台車の車輪構造 |
-
2006
- 2006-08-04 JP JP2006213051A patent/JP4047896B1/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2008037227A (ja) | 2008-02-21 |
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