JP4047218B2 - テント用換気構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テントに設けられる換気構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、キャンプ場等の屋外で宿泊するために、骨組みにテント用シートを取り付けることにより形成されるテントが使用されているが、従来のテントにおいては、テント用シートに換気用のメッシュ部材が設けられており、この換気用のメッシュ部材には、雨等が降った場合などに外側からカバーを被せることができるようにされていた(例えば、特許文献1又は2参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−139228号公報
【0004】
【特許文献2】
特開平10−18650号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のテントでは、換気用のメッシュ部材にカバーを被せる場合には、テントの外側に出てカバーを被せる構成にされており、テントの内側からカバーを被せることができるような構成にはされていないため、雨等が降ってきた場合にも、換気用のメッシュ部材にカバーを被せるにはテントの外側に出なければならず不便であった。
【0006】
そこで、本発明は、テントの外側に出ることなく、換気部にカバーを被せることができ、また、テントの内側から換気部のカバーを外すことができるテント用換気構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、本発明は、テント用シートの側面の一部を網又はメッシュで形成した換気部と、下方の一部を除いて前記換気部の周囲に取り付けられており、前記換気部を前記テント用シートの外側から覆う換気部カバーと、からなり、前記一部を前記テント用シートの外側に突出するアーチ状に形成することにより、前記換気部と前記換気部カバーとの間に外部と連通した通気空間が形成されているテント用換気構造であって、前記換気部カバーの内側面であって、前記一部の側には、引っ張り用部材が取り付けられており、前記引っ張り用部材は、前記テント用シートに設けられた貫通孔を介して前記テント用シートの内側に挿入されており、前記引っ張り用部材を前記テント用シートの内側から引っ張り、前記換気部カバーの内側面と前記テント用シートとを密着させることで、前記テント用シートの内側から前記通気空間の外部との連通を遮断することができるようにし、前記換気部カバーには、前記換気部カバーを前記テント用シートから離した状態を保持する弾性部材が取り付けられており、前記引っ張り用部材には、前記テント用シートの内側において前記引っ張り用部材を固定する固定部材が取り付けられており、前記換気部カバーの内側面と前記テント用シートとを密着させた状態で前記固定部材による固定を解除すると前記弾性部材の弾性力により前記換気部カバーが前記テント用シートから離れ、前記通気空間が外部空間と連通するようにされていることを特徴とするテント用換気構造を提供する。
【0008】
テント用シートの側面の一部に設けられている換気部は、テント用シートの側面の一部を網又はメッシュで形成することにより構成されている。
【0009】
ここで、網又はメッシュは、テントの内部に虫が進入するのを防止することができる程度の穴が空いているものを適時選択して使用することができる。
【0010】
この換気部の周囲には、下方の一部を除いて換気部カバーが取り付けられている。
【0011】
そして、この換気部カバーは、換気部をテント用シートの外側から覆うように形成されており、テント用シートに取り付けられていない下方の一部をテント用シートの外側に突出するアーチ状に形成することにより、換気部と換気部カバーとの間に外部と連通した通気空間が形成されている。
【0012】
したがって、換気部と換気部カバーとの間には、外部と連通した通気空間が介在し、この通気空間は外部と連通しているため、換気部は、テントの内部と外部との間で換気を行うことができるようにされている。
【0013】
ここで、換気部カバーの形状・大きさについては、換気部を覆うことができ、換気部との間に所定の通気空間を形成することができる範囲で適時選択することができるが、例えば、換気部カバーの形状を、上方を頂点とする三角形又は扇状に形成し、このような換気部カバーの底辺にテント用シートに取り付けられていないアーチ状の一部を形成することで、雨等がテント用シートを伝って下方に流れる際に、その流れがこの換気部カバーによって妨げられることがなくなると共に、このような雨が換気部を介してテントの内部に入り込むことがなくなり、好適である。
【0014】
換気部カバーの内側面であって、テント用シートに取り付けられていない一部の側には、引っ張り用部材が取り付けられており、この引っ張り用部材は、テント用シートに設けられた貫通孔を介してテント用シートの内側に挿入されている。
【0015】
引っ張り用部材については、換気部カバーを引っ張ることができるものであればどのようなものであってもよいが、例えば、棒や紐等を用いることができる。
【0016】
ここで、貫通孔は、雨が降った場合でも雨がテントの内部に入り込まないように、換気部カバーの内側に位置するように設けることが望ましい。
【0017】
また、引っ張り用部材の取り付け位置については、換気部カバーの内側に位置する貫通孔と対称となるとなる位置に設けることで、スムーズに換気部カバー引っ張り、この換気部カバーとテント用シートとを密着させることができるようになる。
【0018】
さらに、引っ張り用部材として紐を用い、テント用シートには、換気部カバーの内側面に取り付けられている紐の取り付け部と対称となる位置にガイド部材を設けておき、紐を、このガイド部材を介して、貫通孔に挿入することで、換気部カバーの内側に貫通孔を設けた場合でも、スムーズに換気部カバーをテント用シートの方に引っ張ることができるようになる。
【0019】
そして、テント用シートの内側に挿入されている引っ張り用部材をテント用シートの内部から引っ張ることにより、換気部カバーをテント用シートの方に引っ張り、換気部カバーとテント用シートとを密着させることで、テント用シートの内側から通気空間の外部との連通を遮断することができるようになる。
【0021】
ここで、弾性部材としては、弾性樹脂やバネ鋼等を用いればよい。
【0022】
以上に記載したテント用換気構造は、テント用シートの側面に設けることが可能である。
また、テントがインナーテントとアウターテントとの二重構造にされている場合には、アウターテントのテント用シートには後述するテント用換気構造を設けておき、インナーテントには、前記テント用換気構造における引っ張り用部材を挿入するためのインナーテント用貫通孔が設けておくことにより、このインナーテント用貫通孔を介して引っ張り用部材をインナーテントの内部に挿入し、インナーテントの内側から通気空間の外部への連通を遮断することができるようにすることも可能である。
アウターテントのテント用シートに設けられるテント用換気構造は、例えば、テント用シートの側面の一部を網又はメッシュで形成した換気部と、下方の一部を除いて前記換気部の周囲に取り付けられており、前記換気部を前記テント用シートの外側から覆う換気部カバーと、からなり、前記一部を前記テント用シートの外側に突出するアーチ状に形成することにより、前記換気部と前記換気部カバーとの間に外部と連通した通気空間が形成されている。前記換気部カバーの内側面であって、前記一部の側には、引っ張り用部材が取り付けられており、前記引っ張り用部材は、前記テント用シートに設けられた貫通孔を介して前記テント用シートの内側に挿入されており、前記引っ張り用部材を前記テント用シートの内側から引っ張り、前記換気部カバーの内側面と前記テント用シートとを密着させることで、前記テント用シートの内側から前記通気空間の外部との連通を遮断することができるようにされている。
このテント用換気構造においては、前記換気部カバーには、前記換気部カバーを前記テント用シートから離した状態を保持する弾性部材が取り付けられており、前記引っ張り用部材には、前記テント用シートの内側において前記引っ張り用部材を固定する固定部材が取り付けられており、前記換気部カバーの内側面と前記テント用シートとを密着させた状態で前記固定部材による固定を解除すると前記弾性部材の弾性力により前記換気部カバーが前記テント用シートから離れ、前記通気空間が外部空間と連通するようにされていることが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態に係るテント用換気構造100の下方斜視図であり、図2は、図1のA−A’線における矢示方向からみた一部断面図である。
【0024】
テント用換気構造100は、テント用シート101の側面の一部に設けられた換気部102と、換気部102の周囲に取り付けられ、換気部102を覆う換気部カバー103と、換気部カバー103の下辺103a側に取り付けられている紐105と、紐105を通すガイド部材107と、テント用シート101に設けられた貫通孔108と、換気部カバー103をテント用シート101から離した状態を保持する弾性樹脂109と、紐105を固定するストッパー110と、からなる。
【0025】
換気部102は、テント用シート101の一部をメッシュ部材により形成することで構成されており、換気部102の形状については、換気部カバー103に覆われているため図1では明らかにされていないが、テント用シート101の下方が底辺となるような三角形に形成されている。
【0026】
これは、後述する換気部カバー103の形状に合わせたものであり、この形状に特に限られるわけではなく、円形、四角形等、換気部カバー103により覆うことができるものであればどのような形状であっても良い。
【0027】
なお、図1においては、X方向がテント用シート101の下方であり、X’方向がテント用シート101の上方である。
【0028】
換気部102の周囲に縫合されている換気部カバー103は、下辺103aのみがテント用シート101に縫合されておらず、この下辺103aをアーチ状に形成することで、換気部102と換気部カバー103との間に外部と連通した通気空間104を形成し、換気部102は、この通気空間104を介して換気を行うようにされている。
【0029】
ここで、換気部カバー103の下辺103aのみをテント用シート101に縫合しなかったのは、雨や雪等が直接吹き込まないようにすると共に、雨や雪等が降ってきた場合に、テント用シート101を伝って下方(図1のX方向)に流れる水が、換気部102を介してテント用シート101の内部に入り込まないようにするためである。
【0030】
また、本実施形態では、換気部カバー103の下辺103a全体をアーチ状に形成しているが、この下辺103aの一部のみをアーチ状に形成し、その他の部分はテント用シート101に縫合することも可能である。
【0031】
なお、テント用シート101と換気部カバー103とは、同一素材により形成することが望ましく、本実施形態では、表面にポリウレタンコーティングを施したナイロンタフタを用いているが、これに限られるわけではなく、テント用のシートを構成するのに適する素材であれば、広く何でも使用することができる。
【0032】
また、本実施形態では、換気部カバー103は、上方に頂点103bを有する扇状に形成されているが、これも、雨等が降った場合に、水がテント用シート101を伝って下方(図1のX方向)に流れやすくするためであり、特にこの形状に限られるわけではなく、図3に表した換気部カバー203の様に半円形の形状であってもよく、その他、四角形等であっても良い。
【0033】
換気部カバー103の内側面103cであって、その下辺103a側には、紐105が取り付け片106を介して取り付けられており、図2に表されているように、紐105は、取り付け片106と対称の位置に設けられているガイド部材107を経由して、貫通孔108を通じて、テント用シート101の内側に挿入されている。
【0034】
紐105を換気部カバー103に取り付けている取り付け片106は、換気部カバー103の下辺103a側の中央部に縫合されており、この取り付け片106に設けられている孔106aに紐105を通すことで、紐105は換気部カバー103に取り付けられている。
【0035】
テント用シート101に取り付けられているガイド部材107は、取り付け片106の真下、即ち、取り付け片106とは対称となる位置のテント用シート101に設けられている。
【0036】
また、ガイド部材107は、テント用シート101との間に紐105を通すためにブリッジ状に形成されている。
【0037】
貫通孔108は、換気部カバー103に覆われるように、換気部カバー103の内側、即ち、換気部カバー103をテント用シート101の側に倒した場合に、換気部カバー103によって覆われるように、換気部カバー103の下辺103aよりも上方(即ち、図1のX’の方向)の位置に設けられている。
【0038】
このように、貫通孔108は、換気部カバー103の下辺103aよりも上方に設けられているが、取り付け片106と対称となる位置に設けられているガイド部材107を経由して紐105を貫通孔108に挿入しているため、紐105を引っ張った際にも、スムーズに換気部カバー103がテント用シート101の方向に引っ張られることとなる。
【0039】
なお、このようなガイド部材107を取り付ける代わりに、例えば、図4に表されているように、換気部カバー103の内側面103cにおいて、換気部カバー103の内側にある貫通孔108と対称となる位置に取り付け片106を用いて紐105を取り付けることによっても、スムーズに換気部カバー103をテント用シート101の方向に引っ張ることができる。
【0040】
なお、このようにして貫通孔106に挿入された紐105は、図5に表されているテント用シート101の背面図のように、テント用シート101の内側から引っ張ることができるようにされている。
【0041】
そして、紐105をテント用シート101の内側、即ち、このようなテント用シート101により囲まれたテントの内側から引っ張ることにより、図5に表されているように、換気部カバー103がテント用シート101の方向(即ち、図5のY方向)に引っ張られ、換気部カバー103の内側面103cとテント用シート101とが密着し、通気空間104と外部との連通を遮断することができるようになる。
【0042】
したがって、雨が降ってきた場合や寒い場合などにも、テントの外に出ることなく、テントの内側から通気空間104と外部との連通を遮断することができる。
【0043】
なお、換気部カバー103には、換気部カバー103をテント用シート101から離した状態を保持する弾性樹脂109が取り付けられている。
【0044】
弾性樹脂109は、半円形の形状を有しており、これを換気部カバー103の端103dから端103eまで取り付けることにより、換気部カバー103は、換気部102と換気部カバー103との間に通気空間104が介在するような状態に保持される。
【0045】
そして、紐105をテント用シート101の方向に引っ張って通気空間104と外部との連通を遮断した際には、この弾性樹脂109により、換気部カバー103は、テント用シート101から離れる方向(図5のZ方向)に付勢されるため、図6に表されているように、換気部カバー103がテント用シート101から離れないように、テント用シート101の内側から紐105にストッパー110を取り付けることで、通気空間104と外部との連通を遮断した状態を保持することができるようにされている。
【0046】
ここで、通気空間104と外部との連通を遮断した状態で、即ち、換気部カバー103の内側面103cとテント用シート101とを密着させた状態で、ストッパー110による固定を解除して、紐105をテント用シート101の内側から外側に送り出すことで、弾性樹脂109の弾性力により、換気部カバー103はテント用シート101から離され、通気空間104と外部との連通が確保されることとなる。
【0047】
図7はストッパー110の構造を表す一部透視図である。
【0048】
ストッパー110は、本体111と、可動体112とからなる。本体111は一端が閉じており、他端が開口している中空の円筒形状をなしている。可動体112は、本体111の長さ方向において本体111の内部を移動可能である大きさを有している。
【0049】
本体111の閉じた側の端部にはバネ部材113がその一端において取り付けられており、バネ部材113はその他端において可動体112に固定されている。
【0050】
バネ部材113は、可動体112を本体111から外部に押し出す方向Sに、可動体112に対して付勢力を与えている。
【0051】
本体111の側壁には貫通孔114が設けられており、貫通穴114は本体111の反対側の側壁まで貫通している。同様に、可動体112にもその直径方向に貫通している貫通穴115が設けられている。
【0052】
図7に示すように、2つの貫通穴114と115とが重なり合った領域には、紐105が通されている。
【0053】
可動体112はバネ部材113により、S方向に付勢されているため、紐105は貫通穴114の端部114aと貫通穴115の端部115aとの間に挟み込まれ、紐105は固定される。
【0054】
紐105をゆるめる場合には、可動体112をバネ部材113に抗して本体111の中に押し込み、2つの貫通穴114と115とが重なり合う領域を広げることによって、紐105は貫通穴114の端部114aと貫通穴115の端部115aとの間に挟み込まれた状態から解放すればよい。
【0055】
したがって、換気部カバー103をテント用シート101の方向に倒した状態で、テント用シート101の内側からストッパー110による固定を外すことにより、弾性樹脂109の弾性力により、換気部カバー103は、テント用シート101から離れる方向に移動するため、換気部102と換気部カバー103との間の通気空間104を外部と連通させることができるようになる。
【0056】
なお、以上に記載したテント用換気構造100は、テント用シートが一重構造にされている場合に適用される構造であって、テントがインナーテントとアウターテントとの二重構造にされている場合には、図8に表されているように、アウターテント220のテント用シート201Aに上述したテント用換気構造100を設けておき、インナーテント221には、紐105を挿入するためのインナーテント用貫通孔222を、アウターテント220の貫通孔208に対応した位置に設けておくことで、このインナーテント用貫通孔222を介して紐105をインナーテント221の内部に挿入し、インナーテント221の内側から、通気空間104の外部への連通を遮断することができるようにすることも可能である。
【0057】
なお、この場合、ストッパー110についても、インナーテント221のテント用シート201Bの内側に取付けておくことで、インナーテント221の内側において、このストッパー110を用いることができるようになる。
【0058】
【発明の効果】
以上のように、本発明を構成したので、テントの外側に出ることなく、換気部にカバーを被せることができ、また、テントの内側から換気部のカバーを外すことができるテント用換気構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係る換気構造100の下方斜視図。
【図2】図1のA−A’線における矢示方向からみた一部断面図。
【図3】換気部カバー103の変形例。
【図4】紐105の取り付け位置の変更例。
【図5】換気部カバー103がテント用シート101の方向に倒した際の下方斜視図。
【図6】テント用シート101の背面図。
【図7】ストッパー110の構造を表す一部透視図。
【図8】テントがアウターテント220とインナーテント221との二重構造にされている場合の換気構造100の適用例。
【符号の説明】
100 テント用換気構造
101、201 テント用シート
102 換気部
103 換気部カバー
104 通気空間
105 紐
106 取り付け片
107 ガイド部材
108 貫通孔
109 弾性樹脂
110 ストッパー
220 アウターテント
221 インナーテント
222 インナーテント用貫通孔
Claims (12)
- テント用シートの側面の一部を網又はメッシュで形成した換気部と、
下方の一部を除いて前記換気部の周囲に取り付けられており、前記換気部を前記テント用シートの外側から覆う換気部カバーと、からなり、
前記一部を前記テント用シートの外側に突出するアーチ状に形成することにより、前記換気部と前記換気部カバーとの間に外部と連通した通気空間が形成されているテント用換気構造であって、
前記換気部カバーの内側面であって、前記一部の側には、引っ張り用部材が取り付けられており、
前記引っ張り用部材は、前記テント用シートに設けられた貫通孔を介して前記テント用シートの内側に挿入されており、
前記引っ張り用部材を前記テント用シートの内側から引っ張り、前記換気部カバーの内側面と前記テント用シートとを密着させることで、前記テント用シートの内側から前記通気空間の外部との連通を遮断することができるようにし、
前記換気部カバーには、前記換気部カバーを前記テント用シートから離した状態を保持する弾性部材が取り付けられており、
前記引っ張り用部材には、前記テント用シートの内側において前記引っ張り用部材を固定する固定部材が取り付けられており、前記換気部カバーの内側面と前記テント用シートとを密着させた状態で前記固定部材による固定を解除すると前記弾性部材の弾性力により前記換気部カバーが前記テント用シートから離れ、前記通気空間が外部空間と連通するようにされていることを特徴とするテント用換気構造。 - 前記換気部カバーは、上方を原点とする三角形又は扇状に形成されており、前記一部は、三角形又は扇状に形成されている前記換気部カバーの底辺に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のテント用換気構造。
- 前記貫通孔は、前記換気部カバーの内側に位置するように設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のテント用換気構造。
- 前記引っ張り用部材は、前記換気部カバーの内側面であって、前記テント用シートに設けられている前記貫通孔と対称となる位置に取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載のテント用換気構造。
- 前記引っ張り用部材は紐からなり、前記紐は、前記換気部カバーの内側面に取り付けられており、前記テント用シートには、前記紐の取り付け部と対称となる位置にガイド部材が設けられており、
前記紐は、前記ガイド部材を介して、前記貫通孔に挿入されていることを特徴とする請求項3に記載のテント用換気構造。 - 請求項1乃至5の何れか一項に記載されたテント用換気構造が設けられていることを特徴とするテント。
- インナーテントとアウターテントとの二重構造にされているテントであって、
前記アウターテントにはテント用換気構造が設けられており、
前記テント用換気構造は、
テント用シートの側面の一部を網又はメッシュで形成した換気部と、
下方の一部を除いて前記換気部の周囲に取り付けられており、前記換気部を前記テント用シートの外側から覆う換気部カバーと、からなり、
前記一部を前記テント用シートの外側に突出するアーチ状に形成することにより、前記換気部と前記換気部カバーとの間に外部と連通した通気空間が形成されており、
前記換気部カバーの内側面であって、前記一部の側には、引っ張り用部材が取り付けられており、
前記引っ張り用部材は、前記テント用シートに設けられた貫通孔を介して前記テント用シートの内側に挿入されており、
前記引っ張り用部材を前記テント用シートの内側から引っ張り、前記換気部カバーの内 側面と前記テント用シートとを密着させることで、前記テント用シートの内側から前記通気空間の外部との連通を遮断することができるようにされており、
前記インナーテントには、前記引っ張り用部材を挿入するためのインナーテント用貫通孔が設けられていることを特徴とするテント。 - 前記換気部カバーは、上方を原点とする三角形又は扇状に形成されており、前記一部は、三角形又は扇状に形成されている前記換気部カバーの底辺に設けられていることを特徴とする請求項7に記載のテント。
- 前記貫通孔は、前記換気部カバーの内側に位置するように設けられていることを特徴とする請求項7又は8に記載のテント。
- 前記引っ張り用部材は、前記換気部カバーの内側面であって、前記テント用シートに設けられている前記貫通孔と対称となる位置に取り付けられていることを特徴とする請求項9に記載のテント。
- 前記引っ張り用部材は紐からなり、前記紐は、前記換気部カバーの内側面に取り付けられており、前記テント用シートには、前記紐の取り付け部と対称となる位置にガイド部材が設けられており、
前記紐は、前記ガイド部材を介して、前記貫通孔に挿入されていることを特徴とする請求項9に記載のテント。 - 前記換気部カバーには、前記換気部カバーを前記テント用シートから離した状態を保持する弾性部材が取り付けられており、
前記引っ張り用部材には、前記テント用シートの内側において前記引っ張り用部材を固定する固定部材が取り付けられており、前記換気部カバーの内側面と前記テント用シートとを密着させた状態で前記固定部材による固定を解除すると前記弾性部材の弾性力により前記換気部カバーが前記テント用シートから離れ、前記通気空間が外部空間と連通するようにされていることを特徴とする請求項7乃至11の何れか一項に記載のテント。
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JP2004332312A (ja) | 2004-11-25 |
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