JP4047130B2 - 水性スティック状化粧料 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、安定性が良好で、肌に塗布した際に清涼感を有し、かつ高い保湿性を有する水性スティック状化粧料に関する。また、さらに、抗炎症剤,抗酸化剤,保湿剤,細胞賦活剤,紫外線吸収剤から選択される1種または2種以上を含有する、老化防止及び肌荒れの改善に有効な、水性スティック状化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
水性スティック状化粧料は、携帯に便利であること、部分的に使用することが可能であること、使用時に高い清涼感が得られること、使用後のべたつき,ギラツキが少なく、あっさりとした使用感であること等から、様々な商品が上市,提案されている。
【0003】
例えば、ヒドロコロイドとカラギーナンを含有する水性の固体化粧品組成物(特許文献1)、水と脂肪酸石鹸と油分と粉末を含有する固形状水中油型メーキャップ化粧料(特許文献2)、アルキル及び/またはアルケニルオリゴグリコシド、油性物質、及びノニオン性乳化剤を含有するスティック状の水性化粧品(特許文献3)等が開示されている。
【0004】
しかしながら、これらのスティック状化粧料は、水溶性高分子を多量に含むため仕上がりが粉浮きする、保存中及び使用中に水分が蒸発しひび割れを生じる、使用後に皮膚が乾燥する、等の問題があった。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−246353号公報
【特許文献2】
特開平3−279319号公報
【特許文献3】
特表2002−516818号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明においては、上記のような問題点を解決し、安定性が良好で、肌に塗布した際に清涼感を有し、かつ高い保湿性を有する水性スティック状化粧料を提供することを目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するにあたり、種々検討を行ったところ、水性スティック状化粧料において、水溶性多価アルコールを25〜90重量%、高級脂肪酸塩を1〜5重量%、水溶性高分子を0.001〜1重量%、精製水を5〜73重量%それぞれ配合することにより、安定性が良好で、肌に塗布した際に清涼感を有し、かつ高い保湿性を有する水性スティック状化粧料を得られること、またさらに、かかる水性スティック状化粧料に抗炎症剤,抗酸化剤,保湿剤,細胞賦活剤,紫外線吸収剤から選択される1種または2種以上を配合することにより、老化防止及び肌荒れ改善に有効であることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を説明する。
【0009】
本発明においては、水溶性多価アルコールを、水性スティック状化粧料全量に対して、25〜90重量%配合する。かかる水溶性多価アルコールとしては、通常皮膚外用剤に配合し得る水溶性多価アルコールであれば特に限定されず、例えば、グリセリン,ジグリセリン,ポリグリセリン,エリトリトール,アラビトール,キシリトール,1,3-ブチレングリコール,1,2-ペンタンジオール,ポリエチレングリコール,ジプロピレングリコール,プロピレングリコール等が例示される。なお、水溶性多価アルコールの配合量が25重量%未満若しくは90重量%を超えると、スティック状に成形することができない。
【0010】
本発明においては、高級脂肪酸塩を水性スティック状化粧料全量に対して、0.5〜50重量%配合する。高級脂肪酸塩は、高級脂肪酸塩として配合しても、系内で塩基性物質と反応させて生成させてもよい。高級脂肪酸塩を形成する高級脂肪酸としては、炭素数12〜26の直鎖若しくは分岐を有する、飽和若しくは不飽和の脂肪酸を用いることができるが、スティック状の外観を形成させるためには、融点が40℃以上の脂肪酸が好ましく、具体的には、パルミチン酸,ステアリン酸,ベヘニン酸を用いることが好ましい。また、塩としては、ナトリウム塩,カリウム塩,L−アルギニン塩,トリエタノールアミン塩,アミノメチルプロパンジオール塩等が例示されるが、スティック形状を安定に保つためには、ナトリウム塩を用いることが好ましい。
【0011】
本発明においては、水溶性高分子を水性スティック状化粧料全量に対して、0.001〜1重量%配合する。水溶性高分子の配合量が0.001重量%未満では、スティック状に成形することができなくなり、逆に1重量%以上では、塗布後に白っぽく粉浮きする。かかる水溶性高分子としては、特に限定されず、グアーガム,ローカストビンガム,クインスシード,カラギーナン,ガラクタン,アラビアガム,トラガガントガム,ペクチン,マンナン,デンプン,タマリンドガム,寒天等の植物系多糖類、キサンタンガム,デキストラン,サクシノグルカン,カードラン,ヒアルロン酸,β−グルカン等の微生物系多糖類、ゼラチン,カゼイン,アルブミン,コラーゲン等の動物系蛋白質類、メチルセルロース,エチルセルロース,ヒドロキシエチルセルロース,ヒドロキシプロピルセルロース,カルボキシメチルセルロース,メチルヒドロキシプロピルセルロース等のセルロース系半合成高分子、可溶性デンプン,カルボキシメチルデンプン,メチルデンプン等のデンプン系半合成高分子、アルギン酸プロピレングリコール,アルギン酸塩等のアルギン酸系半合成高分子、ポリビニルアルコール,ポリビニルピロリドン,ポリビニルメチルエーテル,カルボキシビニルポリマー,ポリアクリル酸塩等のビニル系合成高分子等が例示される。これらの水溶性高分子の中でも、多糖類、特にキサンタンガム、カラギーナンを用いることが保存安定性の点から好ましい。
【0012】
本発明においては、精製水を水性スティック状化粧料全量に対して、5〜73重量%配合する。精製水の配合量が5重量%未満では水性化粧料たり得ず、逆に73重量%を超えて配合すると、十分な保湿効果を得ることができない。
【0013】
本発明においては、水性スティック状化粧料に、老化防止及び肌荒れ改善機能を持たせるために、抗炎症剤,抗酸化剤,保湿剤,細胞賦活剤,紫外線吸収剤から選択される1種または2種以上を配合することができる。
【0014】
抗炎症剤としては、コルチゾン,ヒドロコルチゾン,プレドニゾロン,メチルプレドニゾロン,デキサメタゾン,ベタメタゾン,トリアムシノロン,トリアムシノロンアセトニド,フルオシノロンアセトニド,フルオシノニド,ベクロメタゾン及びこれらのリン酸塩,プロピオン酸塩,酢酸塩,コハク酸塩等のステロイド性抗炎症剤、サリチル酸及びアスピリン,サリチルアミド,エテンザミド,サリチル酸メチル等のサリチル酸誘導体、インドメタシン,スリンダク等のインドール酢酸誘導体、フェニルブタゾン,オキシフェンブタゾン等のピラゾリジンジオン誘導体、メフェナム酸,フルフェナム酸等のアントラニル酸誘導体、イブプロフェン,ケトプロフェン,ナプロキセン等のプロピオン酸誘導体、ジクロフェナック,フェンブフェン等のフェニル酢酸誘導体、ピロキシカム等のベンゾチアジン誘導体といった非ステロイド性抗炎症剤、グリチルリチン酸及びグリチルリチン酸ジカリウム,グリチルリチン酸モノアンモニウム等の塩並びに誘導体、グリチルレチン酸及びグリチルレチン酸ステアリル,ステアリン酸グリチルレチニル,3-サクシニルオキシグリチルレチン酸二ナトリウム等の塩並びに誘導体、グアイアズレン,グアイアズレンスルホン酸エチル,グアイアズレンスルホン酸ナトリウム,カマズレン等のアズレン誘導体、アラントイン、アロイン、アロエエモジン、シコニン及びイソブチルシコニン,アセチルシコニン,イソバレリルシコニン等の誘導体、ギンセノシドRa1,ギンセノシドRa2,ギンセノシドRb1等のギンセノシド,及び20-グルコギンセノシドRf等のギンセノシド誘導体、ペオニフロリン、ペオノール及びペオノシド,ペオノリド等のペオノール誘導体などが挙げられる。
【0015】
また本発明においては抗炎症剤として、シコン(Lithospermi Radix),ニンジン(Ginseng Radix),シャクヤク(Paeoniae Radix),ボタンピ(Moutan Cortex),クジン(Sophorae Radix)等、抗炎症剤として用いられる生薬抽出物を用いることもできる。
【0016】
上述の抗炎症剤の中でも、化粧料への配合しやすさの点から、グリチルリチン酸,グリチルレチン酸,アズレン,サリチル酸,アラントイン及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、シコン(Lithospermi Radix),ニンジン(Ginseng Radix),シャクヤク(Paeoniae Radix),ボタンピ(Moutan Cortex),クジン(Sophorae Radix)の各生薬抽出物から選択される1種又は2種以上を用いることが好ましい。抗炎症剤の水性スティック状化粧料への配合量は、抗炎症剤の活性によって変化するが、化粧料全量に対して概ね0.001〜5重量%が好ましい。
【0017】
抗酸化剤は、通常化粧料に配合し得るものであれば、種類,基原を問わないが、例えば、カロテノイド類、フラボノイド類、タンニン類及び没食子酸及びその塩並びにエステル類、トコフェロール及びその誘導体類、スーパーオキシドディスムターゼ、チオレドキシン、チオレドキシンリダクターゼ、ブチルヒドロキシトルエン、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール等が用いられる。
【0018】
本発明で用いられるカロテノイド類としては、種類,基原を問わず、α-カロチン,β-カロチン,γ-カロチン,リコペン,クリプトキサンチン,ルテイン(キサントフィル),ゼアキサンチン,ロドキサンチン,クロセチン等が例示される。また、これらのカロテノイド類をそのまま用いてもよいが、配糖体,エステル等の誘導体を用いてもよい。
【0019】
本発明で用いられるフラボノイド類としては種類,基原を問わず、フラボン,クリシン,プリメチン,アピゲニン,ルテオリン等のフラボン及フラボン配糖体類、ガランギン,ケンフェロール,フィセチン,クェルセチン,ミリセチン,ルチン等のフラボノール及びフラボノール配糖体類、ダイゼイン,ゲニステイン等のイソフラボン及びイソフラボン配糖体類、フラバノン,ピノセンブリン,ナリンゲニン,サクラネチン,ヘスペレチン,エリオジクチオール,マットイシノール等のフラバノン及びフラバノン配糖体類、フラバノノール,ピノバンクシン,アロマデンドリン,フスチン,タキシホリン,アンペロプチン等のフラバノノール及びフラバノノール配糖体類、カルコン,ブテイン,カルコノカルタミジン,ペジシン,ペジシニン等のカルコン及びカルコン配糖体類、べンザルクマラノン,スルフレチン,レプトシジン,オーロイジン等のベンザルクマラノン及びベンザルクマラノン配糖体類、ペラルゴニジン,シアニジン,デルフィニジン等のアントシアン及びアントシアン配糖体類等が例示される。
【0020】
本発明で用いられるタンニン類は、多数の植物、特にカシワ,ナラ等ブナ科植物の樹皮、ハゼ,ヌルデ,ウルシ等ウルシ科植物の葉、カリロクの果実などに存在する広義のタンニン酸で、ガロタンニン,ガロタンニン酸等ともよばれる。タンニン類は、これら広く植物界に分布する多数のフェノール性水酸基を持つ複雑な芳香族化合物の総称で、アルカリ分解するとフェノール類,フェノールカルボン酸が得られる。本発明においては、これらの植物由来のタンニン類をそのままもしくは精製したものを用いることができ、さらに人工的に合成したものを用いることもできる。また、タンニンの構成成分である没食子酸及びその塩、並びにそのエステル類を用いることもできる。これらのタンニン類の中でも、ハマメリス抽出物中に含まれるハマメリタンニンを用いることが最も好ましい。
【0021】
本発明で用いられるトコフェロール及びその誘導体類としては特に限定されず、α-トコフェロール,β-トコフェロール,γ-トコフェロール,d-トコフェロール,酢酸トコフェロール,ニコチン酸DL-α-トコフェロール,コハク酸DL-α-トコフェロール等が例示される。
【0022】
本発明においては、その他の抗酸化剤として、スーパーオキシドディスムターゼ,チオレドキシン,チオレドキシンリダクターゼ、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール等を配合することもできる。
【0023】
本発明においては、上記の抗酸化剤から1種を単独で若しくは2種以上を組み合わせて用いることができる。また、これらの抗酸化剤の皮膚外用剤への配合量は、各抗酸化剤の活性に依存するが、概ね0.00001〜5重量%,好ましくは0.0001〜5重量%が適当である。
【0024】
保湿剤としては、アミノ酸,ペプチド,蛋白質,高級アルコール及びこれらの誘導体,リン脂質,糖脂質,ステロイド類から選択される1種又は2種以上を用いることが好ましい。
【0025】
本発明で用いるアミノ酸の種類や基原は特に限定されず、チロシン,バリン,ロイシン,アルギニン,プロリン,アスパラギン酸,グルタミン酸,リジン,スレオニン,ヒスチジン,アラニン,セリン,グリシン及びこれらの塩並びにこれらの誘導体が例示される。前記アミノ酸及びこれらの塩並びにこれらの誘導体のなかでも、本発明の効果の点からトリメチルグリシンが、最も好ましい。
【0026】
これらのアミノ酸及びこれらの塩並びにこれらの誘導体は、1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることができ、全組成物中に0.0001〜10重量%配合するのが好ましく、特に0.001〜8重量%配合することが好ましい。
【0027】
本発明で用いるペプチドの種類や基原は特に限定されず、グルタチオン及びこれらの塩並びにこれらの誘導体、コラーゲン,エラスチン,アルブミン,セリシン,フィブロイン及びこれらの加水分解物及びこれらの塩並びにこれらの誘導体等が例示される。
【0028】
これらのペプチドは、1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることができ、全組成物中に0.0001〜10重量%配合するのが好ましく、特に0.001〜8重量%配合することが好ましい。
【0029】
本発明で用いるリン脂質及び糖脂質としては、ホスファチジン酸,コリンホスホグリセリド,エタノールアミンホスホグリセリド,N-アシルホスファチジルエタノールアミン,セリンホスホグリセリド,グリセロールホスホグリセリド,グリセロリン酸ホスホグリセリド,ホスファチジルグリセロールホスホグリセリド等のグリセロリン脂質、スフィンゴミエリン,セラミドホスホエタノールアミン,セラミドホスホグリセロール,セラミドホスホグリセロールリン酸,セラミドホスホイノシトール等のスフィンゴリン脂質、グリコシルセラミド,ガラクトシルセラミド硫酸,ラクトシルスルファチド,ガングリオシドなどのスフィンゴ糖脂質、グリコシルジアシルグリセロール,ホスホグリセロ糖脂質,グルクロン酸含有グリセロ糖脂質,スルホグリセロ糖脂質等のグリセロ糖脂質が例示される。
【0030】
これらのリン脂質,糖脂質は、1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることができ、全組成中に0.0001〜20重量%配合するのが好ましく、特に0.01〜10重量%配合することが好ましい。
【0031】
本発明において使用するステロイド類としては、通常の皮膚外用剤に用いられるものであれば、種類,基原は特に限定されず、コレステロール,コレスタノール,脂肪酸コレステリル,エルゴステロール,シトステロール,フィトステロール等のステロール類及びその誘導体、リトコール酸,デオキシコール酸等の胆汁酸及びその誘導体、サポゲニン、アルカロイド類等が例示される。
【0032】
これらのステロイド類は、1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることができ、全組成物中に、0.0001〜20重量%配合するのが好ましく、さらに0.001〜10重量%配合することが好ましい。
【0033】
これらの保湿剤は、1種を単独で、若しくは2種以上を組み合わせて用いることができる。
【0034】
細胞賦活剤としては、セラミド類及びセラミド類似構造物質、酵母抽出物及び酵母培養上清、カッコン(Puerariae Radix)抽出物,キナ(Cinchona calisaya Wedd.)及びその同属植物,アスパラガス(Asparagus)属植物,アボカド(Persea americana Mill.),アロエ(Aloe)属植物,アンズ(Prunus armeniaca L. var. ansu Maxim.),イチョウ(Ginkgo biloba L.),イヌブナ(Fagus japonica Maxim.),オオニンニク(Allium sativum L. f. pekinense Makino),オタネニンジン(Panax ginseng C. A. Meyer),カミツレ(Matricaria chamomilla L.),キハダ(Phellodendron amurense Rupr.)及びその同属植物,キュウリ(Cucumis sativus L.),キンセンカ(Calendula arvensis L.),シイタケ(Lentinus edodes Sing.),シナサルナシ(キウイ)(Actinidia chinensis Planch.),スギナ(Equisetum arvense L.),セイヨウトチノキ(Aesculus hippocastanum L.),セイヨウニンニク(Allium sativum L.),センブリ(Swertia japonica Makino),タマサキツヅラフジ(Stephania cepharantha Hayata),チシャ(レタス)(Lactuca sativa L.),トウガラシ(Capsicum annuum L.),トウキンセンカ(Calendula officinalis L.),トチノキ(Aesculus turbinata Blume),ニンジン(Daucus carota L.),ブクリョウ(マツホド)(Poria cocos Wolf),ブドウ(Vitis vinifera L.),ブナ(Fagus crenata Blume),ヘチマ(Luffa cylindrica M. Roemen),ベニバナ(Carthamus tinctorius L.),マンネンロウ(Rosmarinus officinalis L.),ミカン(Citrus)属植物,ムクロジ(Sapindus mukurossi Gaertn.),ムラサキ(Lithospermum officinale L. var. erythrorhizon Maxim.),ユーカリノキ(Eucalyptus)属植物,ユリ(Lilium)属植物の各抽出物、糖類、ヒドロキシ脂肪酸及びその塩並びに誘導体、核酸及びその関連物質、卵殻膜から抽出したタンパク質、乳酸菌抽出物、ビフィズス菌抽出物、海藻抽出物、ニガリ成分、ビタミン類が好ましいものとして例示され、これらから1種又は2種以上を選択して用いる。
【0035】
セラミドは、スフィンゴシン又はその類似塩基のN−アシル誘導体であり、天然セラミドのほか、フィトスフィゴシン含有セラミド、N−(ヘキサデシロキシヒドロキシプロピル)−N−ヒドロキシエチルヘキサデカナミド、N−アシルスルファイゴシン含有セラミド、スフィンゴミエリン、フィトスフィンゴシンなどの合成セラミド、セラミド類似化合物がある。また、セラミド誘導体としては、例えばグルコシルセラミド,ガラクトシルセラミド等が挙げられ、これらのセラミド誘導体も通常公知の方法を用いて製造することが可能である。
【0036】
本発明においては、一般的にいうタイプ1〜タイプ6等各種構造のセラミド、例えばN−ステアロイルフィトスフィンゴシン(コスモファーム社製セラミド III)、ヒドロキシステアリルフィトスフィンゴシン(コスモファーム社製セラミドVI)等を用いることもできる。
【0037】
これらのセラミド類及びセラミド類似構造物質は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、全組成中に0.0001〜20重量%配合するのが好ましく、特に0.01〜10重量%配合することが好ましい。
【0038】
酵母抽出物としては、酵母の極性溶媒による抽出物、酵母を自己消化,酸加水分解又は酵素分解等により溶菌させた後ろ過したもの、あるいは前記溶菌液を乾燥し、それから極性溶媒で抽出したものを用いることができる。抽出には、エレマスクス(Eremascus)属,エンドミセス(Endomyces)属等エンドミセタセア(Endomycetaceae)科に属する酵母や、シゾサッカロミセス(Schizosaccharomyces)属,ナドソニア(Nadsonia)属,サッカロミコデス(Saccharomycodes)属,ハンセニアスポラ(Hanseniaspora)属,ウィッカーハミア(Wickerhamia)属,サッカロミセス(Saccharomyces)属,クルイベロミセス(Kluyveromyces)属,ロッデロミセス(Lodderomyces)属,ウィンゲア(Wingea)属,エンドミコプシス(Endomycopsis)属,ピキア(Pichia)属,ハンセヌラ(Hansenula)属,パキソレン(Pachysolen)属、シテロミセス(Citeromyces)属,デバリョミセス(Debaryomyces)属,シュワンニオミセス(Schwanniomyces)属,デッケラ(Dekkera)属,サッカロミコプシス(Saccharomycopsis)属,リポミセス(Lipomyces)属等のサッカロミセタセア(Saccharomycetaceae)科に属する酵母、スペルモフソラ(Spermophthora)属,エレモテシウム(Eremothecium)属,クレブロテシウム(Crebrothecium)属,アシュブヤ(Ashbya)属,ネマトスポラ(Nematospora)属,メトシュニコウィア(Metschnikowia)属,コッキディアスクス(Coccidiascus)属等のスペルモフソラセア(Spermophthoraceae)科に属する酵母などの子のう菌酵母が好ましく用いられる。
【0039】
抽出溶媒としては、水のほか、メタノール,エタノール,プロパノール,イソプロパノール等の低級アルコール、1,3−ブチレングリコール,プロピレングリコール,ジプロピレングリコール,グリセリン等の多価アルコール、ジエチルエーテル,ジプロピルエーテル等のエーテル類、酢酸エチル,酢酸ブチル等のエステル類、アセトン,エチルメチルケトン等のケトン類などの極性有機溶媒を用いることができ、これらから1種又は2種以上を選択して用いる。また、生理食塩水,リン酸緩衝液,リン酸緩衝生理食塩水等を用いてもよい。酵母は凍結乾燥及び/又は粉砕してから抽出に供してもよく、抽出溶媒中でホモジナイズしたり、超音波破砕を行ってもよい。また培地中で紫外線照射して、抽出物を得ることもできる。抽出温度としては、0℃程度から抽出溶媒の沸点以下の温度とするのが適切である。抽出時間は抽出溶媒の種類や抽出温度によっても異なるが、1時間〜5日間程度とするのが適切である。
【0040】
酵母の培養上清は、MY培地等の酵母培養用の培地を用いて15℃〜28℃で3日〜4週間ほど培養した後、培養上清を回収し、メンブランフィルターにてろ過して得る。
【0041】
酵母の上記極性溶媒による抽出物又は培養上清は、そのままでも本発明に係る皮膚外用剤に含有させることができるが、濃縮,乾固したり、又は濃縮,乾固物を水や極性溶媒に再度溶解したり、あるいは生理作用を損なわない範囲で脱色,脱臭,脱塩等の精製処理や分散処理を行った後に用いてもよい。また保存のため、精製処理の後凍結乾燥し、用時に溶媒に溶解して用いることもできる。また、リポソーム等のベシクルやマイクロカプセル等に内包させて含有させることもできる。
【0042】
なお酵母抽出物又は培養上清は、上記したようにして調製したものを用いてもよいが、医薬品や化粧料用の「酵母エキス」として市販されているものを用いてもよい。本発明においては、これら酵母抽出物及び酵母培養上清から1種又は2種以上を選択して用いる。
【0043】
カッコン(Puerariae Radix)は、マメ科(Leguminosae)に属する多年草であるクズ(Pueraria lobata Ohwi)の周皮を除いた根であり、日本産,韓国産及び中国産の角カッコン,板カッコン及び粉カッコンを用いることができる。
【0044】
キナ属植物(Cinchona L.)は、アカネ科(Rubiaceae)に属する植物で、特に限定されず、野生キナ(Cinchona calysaya Wedd.),ボリビアキナノキ(Cinchona ledgeriana (Howard) Moens ex Trimen),キナノキ(Cinchona officinalis L.),アカキナノキ(Cinchona pubescens Vahl ; Cinchona succirubra Pav.)及びこれらの栽培用変種が例示される。キナ属植物から抽出物を得る際には、その樹皮をそのまま若しくは乾燥させて使用する。
【0045】
アスパラガス(Asparagus)属植物は、ユリ科(Liliaceae)に属する多年草で、生薬「テンモンドウ」の基原植物であるクサスギカズラ(Asparagus cochinchinensis Merrill)のほか、ヤナギバテンモンドウ(Asparagus falcatus L.),クサナギカズラ(Asparagus medeoloides Thunb.),タチテンモンドウ(Asparagus myriocladus Hort.),オランダキジカクシ(Asparagus officinalis L.)等が例示される。花,葉,茎,根,果実等これらの各部位を用いることができるが、根又は茎,葉状枝を用いることが好ましい。
【0046】
アボカド(Persea americana Mill.)は、クスノキ科(Lauraceae)に属する高木で、花,葉,枝幹,果実等各部位を用いることができるが、果実を用いることが好ましい。
【0047】
アロエ(Aloe)属植物は、ユリ科(Liliaceae)に属する木本性多肉植物で、生薬「アロエ」(Aloe)の基原植物として用いられる。アロエ フェロクス(Aloe ferox Mill.),アロエ アフリカーナ(Aloe africana Mill.),アロエ スピカタ(Aloe spicata Baker),アロエ スコトリナ(Aloe succotrina Lam.),アロエ プリカティリス(Aloe plicatilis Mill.),アロエ バイネシイ(Aloe bainesii Th. Dyer.),アロエ マルロチイ(Aloe marlothii Bgr.),アロエ ペリー(Aloe perryi Baker),アロエ ベラ(Aloe vera L.),バルバドドスアロエ(Aloe barbadensis Mill.)や、キダチアロエ(Aloe arborescens Mill.,Aloe arborescens Mill. var. natalensis Berg.)等が例示され、葉,花茎,花等の各部位及び全草を用いることができるが、葉部を用いることが好ましい。
【0048】
アンズ(Prunus armeniaca L. var. ansu Maxim.)は、バラ科(Rosaceae)に属する落葉小高木で、花,葉,枝,果実,種子等各部位を用いることがでるが、果実及び種子を用いることが好ましい。
【0049】
イチョウ(Ginkgo biloba L.)は、イチョウ科(Ginkgoaceae)に属する雌雄異株の落葉高木で、葉,枝,樹皮,花,種子等の各部位及び全木を用いることができるが、葉又は種子を用いることが好ましい。
【0050】
イヌブナ(Fagus japonica Maxim.)及びブナ(Fagus crenata Blume)は、ブナ科(Fagaceae)に属する落葉高木で、葉,枝,樹皮,花,果実等の各部位及び全木を用いることができるが、葉又は樹皮あるいは幼芽を用いることが好ましい。
【0051】
オオニンニク(Allium sativum L. f. pekinense Makino)及びセイヨウニンニク(Allium sativum L.)は、ユリ科(Liliaceae)に属する多年草で、生薬「タイサン(Allii Bulbus)」の基原植物である。葉,茎,りん茎等各部位を用いることができるが、りん茎を用いることが好ましい。
【0052】
オタネニンジン(Panax ginseng C. A. Meyer)は、ウコギ科(Araliaceae)に属する多年草で、生薬「ニンジン(Ginseng Radix)」の基原植物である。花,茎,葉,根等各部位を用いることができるが、根を用いることが好ましい。
【0053】
カミツレ(Matricaria chamomilla L.)は、キク科(Compositae)に属する1年草又は越年草で、生薬「カミツレ(Chamomillae Flos)」の基原植物である。葉,茎,根,頭状花等の各部位及び全草を用いることができるが、頭状花を用いることが好ましい。
【0054】
キハダ(Phellodendron amurense Rupr.)は、ミカン科(Rutaceae)に属する雌雄異株の落葉高木で、生薬「オウバク(Phellodendri Cortex)」の基原植物である。同属植物としては、オオバノキハダ(Phellodendron amurense var. japonica Ohwi),ミヤマキハダ(Phellodendron amurense var. lavallei Sprag.),ヒロハキハダ(Phellodendron amurense var. sachalinense Fr. Schmidt.),黄皮樹(Phellodendron chinense Schneid.)が挙げられる。これらの花,葉,枝幹,樹皮,根,核果等各部位を用いることができるが、樹皮を用いることが好ましい。
【0055】
キュウリ(Cucumis sativus L.)は、ウリ科(Cucurbitaceae)に属する蔓性1年草で、葉,茎,花,果実等の各部位及び全草を用いることができるが、果実を用いることが好ましい。
【0056】
キンセンカ(Calendula arvensis L.)及びトウキンセンカ(Calendula officinalis L.)は、キク科(Compositae)に属する1年生あるいは2年生草本で、葉,茎,花,根等の各部位及び全草を用いることができるが、花を用いることが好ましい。
【0057】
シイタケ(Lentinus edodes Sing.)は、マツタケ科(Agaricaceae)に属するキノコで、かさ,茎及び全体を用いることができる。
【0058】
シナサルナシ(キウイ)(Actinidia chinensis Planch.)は、マタタビ科(Actinidiaceae)に属する常緑の蔓性植物で、花,葉,茎,果実等各部位を用いることができるが、果実を用いることが好ましい。
【0059】
スギナ(Equisetum arvense L.)は、スギナ科(Equisetaceae)に属する多年生シダ植物で、地下茎,胞子茎,栄養茎の各部位及び全草を用いることができるが、全草を用いることが好ましい。
【0060】
セイヨウトチノキ(Aesculus hippocastanum L.)及びトチノキ(Aesculus turbinata Blume)は、トチノキ科(Hippocastanaceae)に属する落葉高木で、葉,枝,樹皮,花,果実等の各部位及び全木を用いることができるが、葉,樹皮又は果実を用いることが好ましい。
【0061】
センブリ(Swertia japonica Makino)は、リンドウ科(Gentianaceae)に属する二年草で、生薬「センブリ(Swertiae Herba)」の基原植物である。花,葉,茎等各部位を用いることができるが、全草を用いることが好ましい。
【0062】
タマサキツヅラフジ(Stephania cepharantha Hayata)は、ツヅラフジ科(Menispermaceae)に属する多年生蔓性の植物で、葉,花,茎,根,種子等各部位を用いることができるが、根を用いることが好ましい。
【0063】
チシャ(レタス)(Lactuca sativa L.)は、キク科(Compositae)に属する越年性草本で、花,葉,茎等各部位を用いることができるが、葉を用いることが好ましい。
【0064】
トウガラシ(Capsicum annuum L.)は、ナス科(Solanaceae)に属する低木状の木質多年草で、生薬「トウガラシ(Capsici Fructus)」の基原植物である。花,葉,茎,果実等各部位を用いることができるが、果実を用いることが好ましい。
【0065】
ニンジン(Daucus carota L.)は、セリ科(Umbelliferae)に属する越年性草本で、葉,茎,根等の各部位及び全草を用いることができるが、根部を用いることが好ましい。特に、ニンジン(Daucus carota L.)根部から、精製水や1,3−ブチレングリコール等により抽出して得られる、コラーゲンと類似するアミノ酸配列を有するペプチドを含有する抽出物が好ましく用いられる。
【0066】
ブクリョウ(マツホド)(Poria cocos Wolf)は、サルノコシカケ科(Polyporaceae)に属し、生薬「ブクリョウ(Hoelen)」の基原植物である。本発明には、外層をほとんど除去した菌核を用いることが好ましい。
【0067】
ブドウ(Vitis vinifera L.)は、ブドウ科(Vitaceae)に属する落葉の蔓性植物で、花,葉,茎,果実,種子等各部位を用いることができるが、種子を用いることが好ましい。
【0068】
ヘチマ(Luffa cylindrica M. Roemen)は、ウリ科(Cucurbitaceae)に属する一年生蔓性草本で、花,葉,茎,果実等各部位を用いることができるが、茎を用いることが好ましい。
【0069】
ベニバナ(Carthamus tinctorius L.)は、キク科(Compositae)に属する一年草又は越年草で、生薬「コウカ(Carthami Flos)」の基原植物である。花,葉,茎,種子等各部位を用いることができるが、花を用いることが好ましい。
【0070】
マンネンロウ(Rosmarinus officinalis L.)は、シソ科(Labiatae)に属する常緑低木で、葉,枝,樹皮,花等の各部位及び全木を用いることができるが、葉を用いることが好ましい。
【0071】
ミカン(Citrus)属植物は、ミカン科(Rutaceae)に属する常緑果樹で、ライム(Citrus aurantifolia Swingle),ダイダイ(Citrus aurantium L.),ベルガモット(Citrus bergamia Risso et Poit.),レモン(Citrus limon Burm.),ナツミカン(Citrus natsudaidai Hayata),スイートオレンジ(Citrus sinensis Osbeck),ネーブルオレンジ(Citrus sinensis Osbeck var. brasiliensis Tanaka),カボス(Citrus sphaerocarpa Hort. ex Tanaka),ウンシュウミカン(Citrus unshiu Marcovitch)等が好ましいものとして例示される。花,葉,枝幹,果実等各部位を用いることができるが、果実又は果皮を用いることが好ましい。
【0072】
ムクロジ(Sapindus mukurossi Gaertn.)は、ムクロジ科(Sapindaceae)に属する落葉高木で、花,葉,枝幹,樹皮,果実等各部位を用いることができるが、果皮又は樹皮を用いることが好ましい。
【0073】
ムラサキ(Lithospermum officinale L. var. erythrorhizon Maxim.)は、ムラサキ科(Boraginaceae)に属する多年草で、生薬「シコン(Lithospermi Radix)」の基原植物である。花,葉,茎,根等各部位を用いることができるが、根を用いることが好ましい。
【0074】
ユーカリノキ(Eucalyptus)属植物としては、まずユーカリノキ(Eucalyptus globulus Labill.)及びその近縁植物が挙げられ、これらはフトモモ科(Myrtaceae)に属する常緑高木であって、生薬「ユーカリ油」(Oleum Eucalypti)の基原植物である。近縁植物としては、ユーカリプタス ポリブラクテア(Eucalyptus polybractea R. T. Baker),ユーカリプタス ディベス(Eucalyptus dives Schauer.)が挙げられる。その他、レモンユーカリ(Eucalyptus citriodora Hook.),ユーカリプタス ピペリタ(Eucalyptus piperita Sm.),ユーカリプタス グンニイ(Eucalyptus gunnii Hook. fil.),ユーカリプタス マカルツリ(Eucalyptus macarthuri Decne. Et Maiden),ユーカリプタス ロストラタ(Eucalyptus rostrata Schlecht.),ユーカリプタス スタイゲリアナ(Eucalyptus staigeriana F. v. M.)等も用いることができる。葉,枝,樹皮,花,果実等の各部位及び全木を用いることができるが、葉を用いることが好ましい。
【0075】
ユリ(Lilium)属植物としては、ヤマユリ(Lilium auratum Lindl.),マドンナリリー(Lilium candidum L.),ヒメユリ(Lilium concolor Salisb.),タカサゴユリ(Lilium formosanum Wallace),ササユリ(Lilium japonicum Thunb. ex Houtt.),オニユリ(Lilium lancifolium Thunb.),コオニユリ(Lilium leichtlinii Hook. f. var. maximowiczii Baker),テッポウユリ(Lilium longiflorum Thunb.),イワトユリ(Lilium maculatum Thunb.),クルマユリ(Lilium medeoloides A. Gray),リーガル・リリー(Lilium regale Wils.),オトメユリ(Lilium rebellum Baker),カノコユリ(Lilium speciosum Thunb.)等が挙げられる。これらはユリ科(Liliaceae)に属する多年草で、葉,茎,花,りん茎等の各部位及び全草を用いることができるが、りん茎を用いることが好ましい。
【0076】
上記植物の抽出物は、水のほか、メタノール,エタノール,プロパノール,イソプロパノール等の低級アルコール、1,3−ブチレングリコール,プロピレングリコール,ジプロピレングリコール,グリセリン等の多価アルコール、ジエチルエーテル,ジプロピルエーテル等のエーテル類、酢酸エチル,酢酸ブチル等のエステル類、アセトン,エチルメチルケトン等のケトン類などの極性有機溶媒、又は生理食塩水,リン酸緩衝液,リン酸緩衝生理食塩水等を用いて、上記酵母抽出物と同様に得ることができる。更に、水蒸気蒸留などの蒸留法を用いて抽出する方法、植物体を圧搾して抽出物を得る圧搾法等が例示され、これらの方法を単独で、又は2種以上を組み合わせて抽出を行う。抽出物は、そのまま、若しくは濃縮,乾固した後水や極性溶媒に再度溶解したり、あるいはこれらの生理作用を損なわない範囲で脱色,脱臭,脱塩等の精製処理を行ったり、カラムクロマトグラフィー等による分画処理等を行ったりした後、用いることができる。また、各社から医薬品,化粧料用原料として市販されているものを用いることもできる。
【0077】
糖類の種類や基原は特に限定されず、ガラクトース,フルクトース,グルコース,マンノース,リボース,シアル酸,グルコサミン,2−デオキシグルコース,グルコン酸,グルクロン酸などの単糖類及びその誘導体、アガロビオース,マルトース,デキストリン,セロビオース,トレハロース,サッカロース,アセチルラクトサミン,グルクロノキシロース,ガラクツロノラムノース,グルコシルマンニトール,ガラクチノール等のオリゴ糖類及びその誘導体、グルカン,カラギーナン,ポリガラクツロン酸,ケラト硫酸,ケラタン硫酸,コンドロイチン,コンドロイチン−4−硫酸,デルマタン硫酸,コンドロイチン硫酸,ティクロン酸,ヒアルロン酸,ヘパリチン硫酸,ヘパリン,アルギン酸等の多糖類及びこれらの塩並びにこれらの誘導体が例示される。
【0078】
ヒドロキシ脂肪酸としては、炭素数2〜30の2位又は3位に水酸基を有する、直鎖状又は分岐鎖を有する飽和若しくは不飽和脂肪酸が好ましく用いられる。例えば、2−ヒドロキシエタン酸(グリコール酸)、2−ヒドロキシプロパン酸(乳酸)、2−メチル−2−ヒドロキシプロパン酸(メチル乳酸)、2−ヒドロキシブタン酸、2−ヒドロキシペンタン酸、2−ヒドロキシヘキサン酸、2−ヒドロキシヘプタン酸、2−ヒドロキシオクタン酸、2−ヒドロキシノナン酸、2−ヒドロキシデカン酸、2−ヒドロキシウンデカン酸、2−ヒドロキシドデカン酸(2−ヒドロキシラウリン酸)、2−ヒドロキシテトラデカン酸(2−ヒドロキシミリスチン酸)、2−ヒドロキシヘキサデカン酸(2−ヒドロキシパルミチン酸)、2−ヒドロキシオクタデカン酸(2−ヒドロキシステアリン酸)、2−ヒドロキシエイコサン酸(2−ヒドロキシアラキン酸)、2−ヒドロキシテトラコサン酸(セレブロン酸)、2−ヒドロキシ−9−ウンデセン酸(2−ヒドロキシ−9−ウンデシレン酸)、2−ヒドロキシ−10−ウンデセン酸(2−ヒドロキシ−10−ウンデシレン酸)、2−ヒドロキシ−cis−15−テトラコセン酸(2−ヒドロキシネルボン酸)、ラノリン由来の長鎖2−ヒドロキシ脂肪酸、3−ヒドロキシプロパン酸、2−メチル−3−ヒドロキシプロパン酸、3−ヒドロキシブタン酸、3−ヒドロキシペンタン酸、3−ヒドロキシヘキサン酸、3−ヒドロキシヘプタン酸、3−ヒドロキシオクタン酸、3−ヒドロキシノナン酸、3−ヒドロキシデカン酸、3−ヒドロキシウンデカン酸、3−ヒドロキシドデカン酸(3−ヒドロキシラウリン酸)、3−ヒドロキシテトラデカン酸(3−ヒドロキシミリスチン酸)、3−ヒドロキシヘキサデカン酸(3−ヒドロキシパルミチン酸)、3−ヒドロキシオクタデカン酸(3−ヒドロキシステアリン酸)、3−ヒドロキシエイコサン酸(3−ヒドロキシアラキン酸)、3−ヒドロキシテトラコサン酸、3−ヒドロキシ−9−ウンデセン酸(3−ヒドロキシ−9−ウンデシレン酸)、3−ヒドロキシ−10−ウンデセン酸(3−ヒドロキシ−10−ウンデシレン酸)、及び3−ヒドロキシ−cis−15−テトラコセン酸(3−ヒドロキシネルボン酸)、2,3−ジヒドロキシプロパン酸(グリセリン酸)、エリスロン酸,スレオン酸等の2,3,4−トリヒドロキシブタン酸、リボン酸,アラビノン酸,キシロン酸,リキソン酸等の2,3,4,5−テトラヒドロキシペンタン酸、アロン酸、アルトロン酸、グルコン酸、マンノン酸、グロン酸、イドン酸、ガラクトン酸、タロン酸等の2,3,4,5,6−ペンタヒドロキシヘキサン酸、グルコヘプトン酸、ガラクトヘプトン酸等の2,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロキシヘプタン酸、ヒドロキシメタンジカルボン酸(タルトロン酸)、1−ヒドロキシエタン−1,2−ジカルボン酸(リンゴ酸)、1,2−ジヒドロキシエタン−1,2−ジカルボン酸(酒石酸)、2−ヒドロキシプロパン−1,2,3−トリカルボン酸(クエン酸)、グルカル酸,ムチン酸等の1,2,3,4−テトラヒドロキシブタン−1,4−ジカルボン酸等が挙げられる。これらヒドロキシ脂肪酸の塩としては、ナトリウム塩,カリウム塩等のアルカリ金属塩、マグネシウム塩,カルシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩等のアルカノールアミン塩、D−,L−又はDL−アルギニン,リジン,ヒスチジン等の塩基性アミノ酸塩等が挙げられる。また、これらの誘導体としては、アルキル又はアルケニルエステル、リン酸エステル、硫酸エステル、ホスファチジルエステル、コレステリルエステル,シトステリルエステル,スチグマステリルエステル等のステロールエステル、アミド等が挙げられる。本発明においては、これらから1種又は2種以上を選択して用いる。
【0079】
核酸及びその関連物質としては、動植物の各組織,酵母,細菌類等から抽出して得られたデオキシリボ核酸及びリボ核酸、アデノシン,グアノシン,イノシン,キサントシン,シチジン,ウリジン,リボチミジン等のリボヌクレオシド、デオキシアデノシン,デオキシグアノシン,デオキシイノシン,デオキシキサントシン,デオキシシチジン,デオキシウリジン,チミジン等のデオキシリボヌクレオシド、アデノシン一リン酸,アデノシン二リン酸,アデノシン三リン酸,グアノシン一リン酸,グアノシン二リン酸,グアノシン三リン酸,イノシン一リン酸,イノシン二リン酸,イノシン三リン酸,キサントシン一リン酸,キサントシン二リン酸,キサントシン三リン酸,シチジン一リン酸,シチジン二リン酸,シチジン三リン酸,ウリジン一リン酸,ウリジン二リン酸,リボチミジン一リン酸,リボチミジン二リン酸,リボチミジン三リン酸等のリボヌクレオチド、デオキシアデノシン一リン酸,デオキシアデノシン二リン酸,デオキシアデノシン三リン酸,デオキシグアノシン一リン酸,デオキシグアノシン二リン酸,デオキシグアノシン三リン酸,デオキシイノシン一リン酸,デオキシイノシン二リン酸,デオキシイノシン三リン酸,デオキシキサントシン一リン酸,デオキシキサントシン二リン酸,デオキシキサントシン三リン酸,デオキシシチジン一リン酸,デオキシシチジン二リン酸,デオキシシチジン三リン酸,デオキシウリジン一リン酸,デオキシウリジン二リン酸,チミジン一リン酸,チミジン二リン酸,チミジン三リン酸等のデオキシリボヌクレオチド、サイクリックアデノシンン一リン酸,サイクリックグアノシン一リン酸,サイクリックシチジン一リン酸,サイクリックウリジン一リン酸等の環状ヌクレオチド、補酵素A,ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド,ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸,フラビンアデニンジヌクレオチド等の補酵素類、及びこれらの塩などが挙げられ、これらから1種又は2種以上を選択して用いる。
【0080】
卵殻膜から抽出したタンパク質としては、卵殻膜として鶏卵,うずら等鳥類の卵殻の内側に付着している膜を用い、これらから水及び有機溶媒の1種又は2種以上により抽出したり、酸,アルカリ又は酵素処理により、可溶化若しくは加水分解処理して得られるものを用いる。化粧料用原料として市販されているものを用いることもできる。
【0081】
本発明で用いる乳酸菌抽出物、ビフィズス菌抽出物としては、通常の皮膚外用剤に使用することができれば、特にその基原を問わない。
【0082】
本発明において使用する藻類抽出物としては、通常の皮膚外用剤に使用されている藻類抽出物であれば特に限定されない。抽出物を得る藻類としては、緑藻類,褐藻類,紅藻類から選択される1種を単独で、又は2種以上が用いられ、そのなかでも褐藻類コンブ属及び紅藻類イギス属に属する藻類が特に好ましい。抽出物を採取する部位は、特に限定されないが、全藻,若しくはめかぶ(胞子葉又は成実葉)から抽出することが好ましい。また藻類は生のまま若しくは乾燥させて使用する。抽出溶媒としては特に限定されず、水、エタノール,メタノール,イソプロパノール,イソブタノール,n−ヘキサノール,メチルアミルアルコール,2−エチルブタノール,n−オクチルアルコール等の1価アルコール類、グリセリン,エチレングリコール,エチレングリコールモノメチルエーテル,プロピレングリコール,プロピレングリコールモノメチルエーテル,プロピレングリコールモノエチルエーテル,トリエチレングリコール,1,3−ブチレングリコール,へキシレングリコール等の多価アルコール又はその誘導体、アセトン,メチルエチルケトン,メチルイソブチルケトン,メチル−n−プロピルケトン等のケトン類、酢酸エチル,酢酸イソプロピル等のエステル類、ジエチルエーテル,ジイソプロピルエーテル等のエーテル類などが例示される。また、リン酸緩衝生理食塩水等の無機塩類を添加した極性溶媒、界面活性剤を添加した溶媒を用いることもでき、特に限定されない。
【0083】
ニガリは、海水を濃縮し塩化ナトリウムを析出させた後に残る残塩で、塩化ナトリウムのほか、塩化カリウム,硫酸マグネシウム,臭化マグネシウム,塩化マグネシウム,硫酸ナトリウム,臭化カリウム,塩化カルシウムなどの混合物である。ニガリは水相成分に溶解した状態で,あるいは粒状等結晶状態の何れで配合してもよい。
【0084】
ビタミン類としては、ビタミンA油,酢酸レチノール等のビタミンA類、リボフラビン,酪酸リボフラビン等のビタミンB類、塩酸ピリドキシン等のビタミンB類、L−アスコルビン酸,L−アスコルビルリン酸マグネシウム,L−アスコルビン酸ナトリウム,L−アスコルビルリン酸ナトリウム等のビタミンC類、ニコチン酸,ニコチン酸アミド,ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸類、α−トコフェロール,酢酸トコフェロール等のビタミンE類、ビタミンP類及びビオチン等のビタミンH類等が挙げられる。
【0085】
上述の細胞賦活剤の水性スティック状化粧料への配合量は、細胞賦活剤の活性によって変化するが、化粧料全量に対して概ね0.001〜5重量%が好ましい。
【0086】
紫外線吸収剤としては、特に限定されず、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン,2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸,2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸ナトリウム,ジヒドロキシメトキシベンゾフェノン,ジヒドロキシメトキシベンゾフェノン-スルホン酸ナトリウム,2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン,テトラヒドロキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン誘導体、パラアミノ安息香酸,パラアミノ安息香酸エチル,パラアミノ安息香酸グリセリル,パラジメチルアミノ安息香酸アミル,パラジメチルアミノ安息香酸オクチル等のパラアミノ安息香酸誘導体、パラメトキシ桂皮酸エチル,パラメトキシ桂皮酸イソプロピル,パラメトキシ桂皮酸オクチル,パラメトキシ桂皮酸-2-エトキシエチル,パラメトキシ桂皮酸ナトリウム,パラメトキシ桂皮酸カリウム,パラメトキシ桂皮酸モノ-2-エチルヘキサン酸グリセリル等のメトキシ桂皮酸誘導体、サリチル酸オクチル,サリチル酸フェニル,サリチル酸ホモメンチル,サリチル酸ジプロピレングリコール,サリチル酸エチレングリコール,サリチル酸ミリスチル,サリチル酸メチル等のサリチル酸誘導体、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、4-tert-ブチル-4'-メトキシジベンゾイルメタン、2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、アントラニル酸メチル、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛、ジルコニウム等の紫外線吸収剤が例示される。かかる紫外線吸収剤は、1種を単独で、若しくは2種以上を組み合わせて用いることができる。
【0087】
これらの紫外線吸収剤の水性スティック状化粧料への配合量は、概ね0.01〜30重量%,好ましくは0.1〜20重量%が適当である。
【0088】
なお、本発明に係る水性スティック状化粧料には、上述の成分の他に、通常医薬品,医薬部外品,化粧料に配合される、油性成分,粉体,色素,乳化剤,可溶化剤,薬剤,香料,樹脂,アルコールなどを本発明の効果,特徴を損なわない範囲において適宜配合することができる。
【0089】
【実施例】
本発明の詳細について、実施例を用いて説明する。
【0090】
【表1】
Figure 0004047130
【0091】
表1に示した処方にて、水性スティック状化粧料を調製した。調製は、パルミチン酸,ステアリン酸以外の成分を75℃に加熱して、均一に溶解し、同様に均一に加熱溶解したパルミチン酸及びステアリン酸を添加して乳化した後、金型に充填して冷却し、容器に装填することにより行った。実施例1においては、成形性が良好で、塗布時に清涼感,塗布後にしっとりとした保湿効果を発揮し、使用後に白く粉浮きすることは無かった。しかしながら、実施例1と同時に調製した比較例のうち、保湿剤又は高級脂肪酸塩の量目が本発明の範囲外である比較例1〜比較例3においては、スティック状に成形することができなかった。また、水溶性高分子を合計2重量%配合した比較例4は、スティックの成形性に優れ、清涼感,保湿効果を発揮していたが、使用後に白い粉が肌に残ってしまった。
【0092】
[実施例2〜実施例6] 水性スティック状化粧料
(1)グリセリン 20.00(重量%)
(2)1,3-ブチレングリコール 20.00
(3)精製水 全量を100とする量
(4)キサンタンガム(1重量%水溶液) 5.00
(5)カラギーナン(0.5重量%水溶液) 5.00
(6)水酸化ナトリウム(5重量%水溶液) 7.87
(7)パルミチン酸 1.00
(8)ステアリン酸 2.00
(9)表2に示す成分 表2に示す量
製法:(1)〜(6)の成分を75℃に加熱して、均一に溶解し、同様に均一に加熱溶解したパルミチン酸及びステアリン酸を添加して乳化した後、(9)の成分を添加,混合する。金型に充填して冷却し、容器に装填する。
【0093】
【表2】
Figure 0004047130
【0094】
表2に示した成分を配合した実施例2〜実施例6については、成形性が良好で、塗布時に清涼感,塗布後にしっとりとした保湿効果を発揮し、使用後に白く粉浮きすることは無かった。また、実施例2〜実施例6については、1ヶ月の連続使用により、肌荒れの改善等の老化防止効果を確認した。
【0095】
[実施例7,実施例8] 水中油乳化型スティック状化粧料
(1)グリセリン 20.00(重量%)
(2)1,3-ブチレングリコール 20.00
(3)精製水 全量を100とする量
(4)キサンタンガム(1重量%水溶液) 5.00
(5)カラギーナン(0.5重量%水溶液) 5.00
(6)水酸化ナトリウム(5重量%水溶液) 7.87
(7)パルミチン酸 1.00
(8)ステアリン酸 2.00
(9)表3に示す油性成分 表3に示す量
製法:(1)〜(6)の成分を75℃に加熱して、均一に溶解し、同様に均一に加熱溶解した(8)〜(10)の成分を添加して乳化した後、金型に充填して冷却し、容器に装填する。
【0096】
【表3】
Figure 0004047130
【0097】
[実施例9] 水性スティック状化粧料
(1)精製水 51.91(重量%)
(2)グリセリン 20.00
(3)1,3-ブチレングリコール 17.00
(4)キサンタンガム 0.05
(5)カラギーナン 0.03
(6)水酸化ナトリウム 0.51
(7)アクリル酸アルキルコポリマー/シリカ 6.00
(8)ジメチコンコポリオール 0.60
(9)パルミチン酸 1.40
(10)ステアリン酸 2.50
製法:(1)〜(8)の成分を75℃に加熱して、均一に溶解し、同様に均一に加熱溶解した(9),(10)の成分を添加して乳化した後、金型に充填して冷却し、容器に装填する。
【0098】
実施例7〜実施例9についても、成形性が良好で、塗布時に清涼感,塗布後にしっとりとした保湿効果を発揮し、使用後に白く粉浮きすることは無かった。また、実施例1〜実施例9について、25℃及び50℃で1ヶ月間保存したものに関しても、状態の変化は認められず、保存安定性が良好であった。
【0099】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明により、安定性が良好で、肌に塗布した際に清涼感を有し、かつ高い保湿性を有する水性スティック状化粧料を、またさらに、抗炎症剤,抗酸化剤,保湿剤,細胞賦活剤,紫外線吸収剤から選択される1種または2種以上と併用することにより、老化防止及び肌荒れの改善に有効な、水性スティック状化粧料を提供することができた。

Claims (1)

  1. グリセリン及び1,3−ブチレングリコールから選択される1種又は2種の水溶性多価アルコールを25〜90重量%、パルミチン酸及びステアリン酸のナトリウム塩から選択される1種又は2種の高級脂肪酸塩を0.5〜50重量%、カラギーナン及びキサンタンガムから選択される1種又は2種の水溶性高分子を0.001〜0.08重量%、精製水を5〜73重量%含有することを特徴とする水性スティック状化粧料。
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