JP2003137763A - 皮膚外用剤 - Google Patents
皮膚外用剤Info
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Abstract
膚の老化症状の改善効果,肌荒れ改善効果が相乗的に向
上した皮膚外用剤を得る。 【解決手段】 ソーセージノキ属(Kigelia D
C.)植物抽出物と、各種植物抽出物,セラミド,酵母抽
出物,核酸類,ヒドロキシ脂肪酸類といった通常用いら
れる細胞賦活剤から選択される1種又は2種以上を併用
して皮膚外用剤に含有させる。ソーセージノキ属(Kige
lia DC.)植物としては、ソーセージノキ(Kigelia afr
icana (Lamk.) Benth.)が好適に用いられる。
Description
しわ等皮膚の老化症状の改善効果,肌荒れ改善効果が相
乗的に向上した皮膚外用剤に関する。更に詳しくは、ソ
ーセージノキ属(Kigelia DC.)植物抽出物と、細胞賦
活剤から選択される1種又は2種以上を併用して成る皮
膚外用剤に関する。
発生する活性酸素種等による酸化的ストレス、薬物や種
々のアレルゲンとの接触などにより、皮膚の炎症反応や
皮膚の損傷及び老化が進行することが知られている。こ
れまで皮膚外用剤の分野では、かかる皮膚の炎症や老化
を防止するべく、活性酸素種消去剤や抗炎症剤,抗アレ
ルギー剤,細胞賦活剤といった種々の生理活性成分の探
索及び検討がなされてきた。近年では、消費者の天然志
向及び植物志向を反映してか、かかる成分を植物に求め
る傾向が強くなっている。
源の上記成分の中には、活性が低いため、皮膚外用剤に
配合して十分な作用効果を得るにはかなりの高濃度を要
したり、安定性や安全性上問題があったり、皮膚外用剤
に好ましくない色や臭いを付与してしまうものがあるな
ど、皮膚外用剤に配合した際に、製剤安定性及び安全性
と、作用効果のすべての面で満足できるものは少ないの
が現状であった。また皮膚の炎症反応や損傷,老化等
は、種々の要因が複雑に関与し合って進行するため、前
記反応の一部の過程のみに作用する物質を用いても十分
な効果は得られなかった。
は、保湿効果が高く、また、しわ等皮膚の老化症状の改
善効果,肌荒れ改善効果が相乗的に向上した皮膚外用剤
を得ることを目的とした。
るべく種々検討したところ、ソーセージノキ属(Kigeli
a DC.)植物抽出物と、各種植物抽出物,セラミド,酵
母抽出物,核酸類,ヒドロキシ脂肪酸類といった通常用
いられる細胞賦活剤から選択される1種又は2種以上を
併用して皮膚外用剤に含有させることにより、優れた保
湿効果が得られ、しわ等皮膚の老化症状の改善効果,肌
荒れ改善効果の相乗的な向上が得られることを見出し、
本発明を完成するに至った。
ノキ属(Kigelia DC.)植物抽出物について説明する。
は、ノウゼンカズラ科(Bignoniaceae)の双子葉植物で、
常緑あるいは落葉の高木であり、アフリカに10種あま
りが分布し、栽植されている。本発明においては、ソー
セージノキ属(Kigelia DC.)植物であれば特に限定さ
れないが、入手の容易さからソーセージノキ(Kigelia a
fricana (Lamk.) Benth.)を用いることが好ましい。ま
た、部位としては、果実,樹皮,種子,葉等を用いるこ
とができ、特に果実を用いることが好ましい。
gelia DC.)植物は生のまま若しくは細切,乾燥,粉砕
等の処理を行った後に、抽出溶媒に浸漬して抽出を行
う。抽出効率を上げるために撹拌を行ったり、抽出溶媒
中でホモジナイズしてもよい。抽出温度としては、5℃
程度から抽出溶媒の沸点以下の温度とするのが適切であ
る。抽出時間は抽出溶媒の種類や抽出温度によっても異
なるが、4時間〜2週間程度とするのが適切である。
ル,エタノール,プロパノール,イソプロパノール等の
低級アルコール、1,3−ブチレングリコール,プロピ
レングリコール,ジプロピレングリコール,グリセリン
等の多価アルコール、ジエチルエーテル,ジプロピルエ
ーテル等のエーテル類、酢酸エチル,酢酸ブチル等のエ
ステル類、アセトン,エチルメチルケトン等のケトン類
などの極性有機溶媒を用いることができ、これらから1
種又は2種以上を選択して用いる。また、生理食塩水,
リン酸緩衝液,リン酸緩衝生理食塩水等を用いてもよ
い。抽出の際の植物と溶媒との比率は特に限定されない
が、植物1に対して溶媒0.1〜1000重量倍、特に
抽出操作,効率の点で、0.5〜100重量倍が好まし
い。
上記溶媒による抽出物は、そのままでも本発明に係る皮
膚外用剤に用いることができるが、濃縮,乾固したもの
を水や極性溶媒に再度溶解したり、あるいは本発明の効
果を損なわない範囲で脱色,脱臭,脱塩等の精製処理を
行ったり、カラムクロマトグラフィーによる分画処理を
行った後に用いてもよい。また保存のため、精製処理の
後凍結乾燥し、用時に溶媒に溶解して用いることもでき
る。更に、リポソーム等のベシクルやマイクロカプセル
等に内包させて用いてもよい。
植物抽出物の、皮膚外用剤への配合量は、特に限定され
ないが、あまり多量に配合してもその効果に変化はな
く、0.01〜10重量%、更に0.01〜5重量%の
範囲とすることが好ましい。
属(Kigelia DC.)植物抽出物と、細胞賦活剤から選択
される1種又は2種以上を併用して皮膚外用剤基剤に含
有させる。
びセラミド類似構造物質、酵母抽出物及び酵母培養上
清、カッコン(Puerariae Radix)抽出物,キナ(Cinch
ona calisaya Wedd.)及びその同属植物,アスパラガス
(Asparagus)属植物,アボカド(Persea americana Mi
ll.),アロエ(Aloe)属植物,アンズ(Prunus armeni
aca L. var. ansu Maxim.),イチョウ(Ginkgo biloba
L.),イヌブナ(Fagus japonica Maxim.),オオニン
ニク(Allium sativum L. f. pekinense Makino),オ
タネニンジン(Panax ginseng C. A. Meyer),カミツ
レ(Matricaria chamomilla L.),キハダ(Phellodend
ron amurense Rupr.)及びその同属植物,キュウリ(Cu
cumis sativus L.),キンセンカ(Calendula arvensis
L.),シイタケ(Lentinus edodes Sing.),シナサル
ナシ(キウイ)(Actinidia chinensis Planch.),ス
ギナ(Equisetum arvense L.),セイヨウトチノキ(Ae
sculus hippocastanum L.),セイヨウニンニク(Alliu
m sativum L.),センブリ(Swertia japonica Makin
o),タマサキツヅラフジ(Stephania cepharantha Hay
ata),チシャ(レタス)(Lactuca sativa L.),トウ
ガラシ(Capsicum annuum L.),トウキンセンカ(Cale
ndula officinalis L.),トチノキ(Aesculus turbina
ta Blume),ニンジン(Daucus carota L.),ブクリョ
ウ(マツホド)(Poria cocos Wolf),ブドウ(Vitis
vinifera L.),ブナ(Fagus crenata Blume),ヘチマ
(Luffa cylindrica M. Roemen),ベニバナ(Carthamu
s tinctorius L.),マンネンロウ(Rosmarinus offici
nalis L.),ミカン(Citrus)属植物,ムクロジ(Sapi
ndus mukurossi Gaertn.),ムラサキ(Lithospermum o
fficinale L. var. erythrorhizon Maxim.),ユーカリ
ノキ(Eucalyptus)属植物,ユリ(Lilium)属植物の各
抽出物、糖類、ヒドロキシ脂肪酸及びその塩並びに誘導
体、核酸及びその関連物質、卵殻膜から抽出されたタン
パク質、乳酸菌抽出物、ビフィズス菌抽出物、海藻抽出
物、ニガリ成分、ビタミン類が好ましいものとして例示
され、これらから1種又は2種以上を選択して用いる。
塩基のN−アシル誘導体であり、天然セラミドのほか、
フィトスフィゴシン含有セラミド、N−(ヘキサデシロ
キシヒドロキシプロピル)−N−ヒドロキシエチルヘキ
サデカナミド、N−アシルスルファイゴシン含有セラミ
ド、スフィンゴミエリン、フィトスフィンゴシンなどの
合成セラミド、セラミド類似化合物がある。また、セラ
ミド誘導体としては、例えばグルコシルセラミド,ガラ
クトシルセラミド等が挙げられ、これらのセラミド誘導
体も通常公知の方法を用いて製造することが可能であ
る。
〜タイプ6等各種構造のセラミド、例えばN−ステアロ
イルフィトスフィンゴシン(コスモファーム社製セラミ
ドIII)、ヒドロキシステアリルフィトスフィンゴシン
(コスモファーム社製セラミドVI)等を用いることもで
きる。
物質は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることが
でき、全組成中に0.0001〜20重量%配合するの
が好ましく、特に0.01〜10重量%配合することが
好ましい。
る抽出物、酵母を自己消化,酸加水分解又は酵素分解等
により溶菌させた後ろ過したもの、あるいは前記溶菌液
を乾燥し、それから極性溶媒で抽出したものを用いるこ
とができる。抽出には、エレマスクス(Eremascus)
属,エンドミセス(Endomyces)属等エンドミセタセア
(Endomycetaceae)科に属する酵母や、シゾサッカロミ
セス(Schizosaccharomyces)属,ナドソニア(Nadsoni
a)属,サッカロミコデス(Saccharomycodes)属,ハン
セニアスポラ(Hanseniaspora)属,ウィッカーハミア
(Wickerhamia)属,サッカロミセス(Saccharomyces)
属,クルイベロミセス(Kluyveromyces)属,ロッデロ
ミセス(Lodderomyces)属,ウィンゲア(Wingea)属,
エンドミコプシス(Endomycopsis)属,ピキア(Pichi
a)属,ハンセヌラ(Hansenula)属,パキソレン(Pach
ysolen)属、シテロミセス(Citeromyces)属,デバリ
ョミセス(Debaryomyces)属,シュワンニオミセス(Sc
hwanniomyces)属,デッケラ(Dekkera)属,サッカロ
ミコプシス(Saccharomycopsis)属,リポミセス(Lipo
myces)属等のサッカロミセタセア(Saccharomycetacea
e)科に属する酵母、スペルモフソラ(Spermophthora)
属,エレモテシウム(Eremothecium)属,クレブロテシ
ウム(Crebrothecium)属,アシュブヤ(Ashbya)属,
ネマトスポラ(Nematospora)属,メトシュニコウィア
(Metschnikowia)属,コッキディアスクス(Coccidias
cus)属等のスペルモフソラセア(Spermophthoraceae)
科に属する酵母などの子のう菌酵母が好ましく用いられ
る。
ル,エタノール,プロパノール,イソプロパノール等の
低級アルコール、1,3−ブチレングリコール,プロピ
レングリコール,ジプロピレングリコール,グリセリン
等の多価アルコール、ジエチルエーテル,ジプロピルエ
ーテル等のエーテル類、酢酸エチル,酢酸ブチル等のエ
ステル類、アセトン,エチルメチルケトン等のケトン類
などの極性有機溶媒を用いることができ、これらから1
種又は2種以上を選択して用いる。また、生理食塩水,
リン酸緩衝液,リン酸緩衝生理食塩水等を用いてもよ
い。酵母は凍結乾燥及び/又は粉砕してから抽出に供し
てもよく、抽出溶媒中でホモジナイズしたり、超音波破
砕を行ってもよい。また培地中で紫外線照射して、抽出
物を得ることもできる。抽出温度としては、0℃程度か
ら抽出溶媒の沸点以下の温度とするのが適切である。抽
出時間は抽出溶媒の種類や抽出温度によっても異なる
が、1時間〜5日間程度とするのが適切である。
用の培地を用いて15℃〜28℃で3日〜4週間ほど培
養した後、培養上清を回収し、メンブランフィルターに
てろ過して得る。
上清は、そのままでも本発明に係る皮膚外用剤に含有さ
せることができるが、濃縮,乾固したり、又は濃縮,乾
固物を水や極性溶媒に再度溶解したり、あるいは生理作
用を損なわない範囲で脱色,脱臭,脱塩等の精製処理や
分散処理を行った後に用いてもよい。また保存のため、
精製処理の後凍結乾燥し、用時に溶媒に溶解して用いる
こともできる。また、リポソーム等のベシクルやマイク
ロカプセル等に内包させて含有させることもできる。
ようにして調製したものを用いてもよいが、医薬品や化
粧料用の「酵母エキス」として市販されているものを用
いてもよい。本発明においては、これら酵母抽出物及び
酵母培養上清から1種又は2種以上を選択して用いる。
皮膚外用剤全量当たりの含有量としては、特に限定され
ないが、0.0001〜10.0重量%程度とするのが
適切である。
(Leguminosae)に属する多年草であるクズ(Pueraria
lobata Ohwi)の周皮を除いた根であり、日本産,韓国
産及び中国産の角カッコン,板カッコン及び粉カッコン
を用いることができる。
(Rubiaceae)に属する植物で、特に限定されず、野生キ
ナ(Cinchona calysaya Wedd.),ボリビアキナノキ(C
inchona ledgeriana (Howard) Moens ex Trimen),キ
ナノキ(Cinchona officinalisL.),アカキナノキ(Ci
nchona pubescens Vahl ; Cinchona succirubra Pav.)
及びこれらの栽培用変種が例示される。キナ属植物から
抽出物を得る際には、その樹皮をそのまま若しくは乾燥
させて使用する。
リ科(Liliaceae)に属する多年草で、生薬「テンモン
ドウ」の基原植物であるクサスギカズラ(Asparagus co
chinchinensis Merrill)のほか、ヤナギバテンモンド
ウ(Asparagus falcatus L.),クサナギカズラ(Aspar
agus medeoloides Thunb.),タチテンモンドウ(Aspar
agus myriocladus Hort.),オランダキジカクシ(Aspa
ragus officinalis L.)等が例示される。花,葉,茎,
根,果実等これらの各部位を用いることができるが、根
又は茎,葉状枝を用いることが好ましい。
クスノキ科(Lauraceae)に属する高木で、花,葉,枝
幹,果実等各部位を用いることができるが、果実を用い
ることが好ましい。
eae)に属する木本性多肉植物で、生薬「アロエ」(Alo
e)の基原植物として用いられる。アロエ フェロクス
(Aloe ferox Mill.),アロエ アフリカーナ(Aloe a
fricana Mill.),アロエスピカタ(Aloe spicata Bake
r),アロエ スコトリナ(Aloe succotrina Lam.),
アロエ プリカティリス(Aloe plicatilis Mill.),
アロエ バイネシイ(Aloe bainesii Th. Dyer.),ア
ロエ マルロチイ(Aloe marlothii Bgr.),アロエ
ペリー(Aloe perryi Baker),アロエ ベラ(Aloe ve
ra L.),バルバドドスアロエ(Aloe barbadensis Mil
l.)や、キダチアロエ(Aloe arborescens Mill.,Aloe
arborescens Mill. var. natalensis Berg.)等が例示
され、葉,花茎,花等の各部位及び全草を用いることが
できるが、葉部を用いることが好ましい。
Maxim.)は、バラ科(Rosaceae)に属する落葉小高木
で、花,葉,枝,果実,種子等各部位を用いることがで
るが、果実及び種子を用いることが好ましい。
ウ科(Ginkgoaceae)に属する雌雄異株の落葉高木で、
葉,枝,樹皮,花,種子等の各部位及び全木を用いるこ
とができるが、葉又は種子を用いることが好ましい。
ブナ(Fagus crenata Blume)は、ブナ科(Fagaceae)
に属する落葉高木で、葉,枝,樹皮,花,果実等の各部
位及び全木を用いることができるが、葉又は樹皮あるい
は幼芽を用いることが好ましい。
inense Makino)及びセイヨウニンニク(Allium sativu
m L.)は、ユリ科(Liliaceae)に属する多年草で、生
薬「タイサン(Allii Bulbus)」の基原植物である。
葉,茎,りん茎等各部位を用いることができるが、りん
茎を用いることが好ましい。
yer)は、ウコギ科(Araliaceae)に属する多年草で、
生薬「ニンジン(Ginseng Radix)」の基原植物であ
る。花,茎,葉,根等各部位を用いることができるが、
根を用いることが好ましい。
は、キク科(Compositae)に属する1年草又は越年草
で、生薬「カミツレ(Chamomillae Flos)」の基原植物
である。葉,茎,根,頭状花等の各部位及び全草を用い
ることができるが、頭状花を用いることが好ましい。
は、ミカン科(Rutaceae)に属する雌雄異株の落葉高木
で、生薬「オウバク(Phellodendri Cortex)」の基原
植物である。同属植物としては、オオバノキハダ(Phel
lodendron amurense var. japonica Ohwi),ミヤマキ
ハダ(Phellodendron amurense var. lavallei Spra
g.),ヒロハキハダ(Phellodendron amurense var. sa
chalinense Fr. Schmidt.),黄皮樹(Phellodendron c
hinense Schneid.)が挙げられる。これらの花,葉,枝
幹,樹皮,根,核果等各部位を用いることができるが、
樹皮を用いることが好ましい。
科(Cucurbitaceae)に属する蔓性1年草で、葉,茎,
花,果実等の各部位及び全草を用いることができるが、
果実を用いることが好ましい。
びトウキンセンカ(Calendula officinalis L.)は、キ
ク科(Compositae)に属する1年生あるいは2年生草本
で、葉,茎,花,根等の各部位及び全草を用いることが
できるが、花を用いることが好ましい。
マツタケ科(Agaricaceae)に属するキノコで、かさ,
茎及び全体を用いることができる。
ensis Planch.)は、マタタビ科(Actinidiaceae)に属
する常緑の蔓性植物で、花,葉,茎,果実等各部位を用
いることができるが、果実を用いることが好ましい。
ナ科(Equisetaceae)に属する多年生シダ植物で、地下
茎,胞子茎,栄養茎の各部位及び全草を用いることがで
きるが、全草を用いることが好ましい。
um L.)及びトチノキ(Aesculus turbinata Blume)
は、トチノキ科(Hippocastanaceae)に属する落葉高木
で、葉,枝,樹皮,花,果実等の各部位及び全木を用い
ることができるが、葉,樹皮又は果実を用いることが好
ましい。
は、リンドウ科(Gentianaceae)に属する二年草で、生
薬「センブリ(Swertiae Herba)」の基原植物である。
花,葉,茎等各部位を用いることができるが、全草を用
いることが好ましい。
tha Hayata)は、ツヅラフジ科(Menispermaceae)に属
する多年生蔓性の植物で、葉,花,茎,根,種子等各部
位を用いることができるが、根を用いることが好まし
い。
は、キク科(Compositae)に属する越年性草本で、花,
葉,茎等各部位を用いることができるが、葉を用いるこ
とが好ましい。
ス科(Solanaceae)に属する低木状の木質多年草で、生
薬「トウガラシ(Capsici Fructus)」の基原植物であ
る。花,葉,茎,果実等各部位を用いることができる
が、果実を用いることが好ましい。
(Umbelliferae)に属する越年性草本で、葉,茎,根等
の各部位及び全草を用いることができるが、根部を用い
ることが好ましい。特に、ニンジン(Daucus carota
L.)根部から、精製水や1,3−ブチレングリコール等
により抽出して得られる、コラーゲンと類似するアミノ
酸配列を有するペプチドを含有する抽出物が好ましく用
いられる。
lf)は、サルノコシカケ科(Polyporaceae)に属し、生
薬「ブクリョウ(Hoelen)」の基原植物である。本発明
には、外層をほとんど除去した菌核を用いることが好ま
しい。
科(Vitaceae)に属する落葉の蔓性植物で、花,葉,
茎,果実,種子等各部位を用いることができるが、種子
を用いることが好ましい。
は、ウリ科(Cucurbitaceae)に属する一年生蔓性草本
で、花,葉,茎,果実等各部位を用いることができる
が、茎を用いることが好ましい。
は、キク科(Compositae)に属する一年草又は越年草
で、生薬「コウカ(Carthami Flos)」の基原植物であ
る。花,葉,茎,種子等各部位を用いることができる
が、花を用いることが好ましい。
L.)は、シソ科(Labiatae)に属する常緑低木で、葉,
枝,樹皮,花等の各部位及び全木を用いることができる
が、葉を用いることが好ましい。
taceae)に属する常緑果樹で、ライム(Citrus auranti
folia Swingle),ダイダイ(Citrus aurantium L.),
ベルガモット(Citrus bergamia Risso et Poit.),レ
モン(Citrus limon Burm.),ナツミカン(Citrus nat
sudaidai Hayata),スイートオレンジ(Citrus sinens
is Osbeck),ネーブルオレンジ(Citrus sinensis Osb
eck var. brasiliensis Tanaka),カボス(Citrus sph
aerocarpa Hort. ex Tanaka),ウンシュウミカン(Cit
rus unshiu Marcovitch)等が好ましいものとして例示
される。花,葉,枝幹,果実等各部位を用いることがで
きるが、果実又は果皮を用いることが好ましい。
は、ムクロジ科(Sapindaceae)に属する落葉高木で、
花,葉,枝幹,樹皮,果実等各部位を用いることができ
るが、果皮又は樹皮を用いることが好ましい。
ar. erythrorhizon Maxim.)は、ムラサキ科(Boragina
ceae)に属する多年草で、生薬「シコン(Lithospermi
Radix)」の基原植物である。花,葉,茎,根等各部位
を用いることができるが、根を用いることが好ましい。
は、まずユーカリノキ(Eucalyptusglobulus Labill.)
及びその近縁植物が挙げられ、これらはフトモモ科(My
rtaceae)に属する常緑高木であって、生薬「ユーカリ
油」(Oleum Eucalypti)の基原植物である。近縁植物
としては、ユーカリプタス ポリブラクテア(Eucalypt
us polybractea R. T. Baker),ユーカリプタス ディ
ベス(Eucalyptus dives Schauer.)が挙げられる。そ
の他、レモンユーカリ(Eucalyptus citriodoraHoo
k.),ユーカリプタス ピペリタ(Eucalyptus piperit
a Sm.),ユーカリプタス グンニイ(Eucalyptus gunn
ii Hook. fil.),ユーカリプタス マカルツリ(Eucal
yptus macarthuri Decne. Et Maiden),ユーカリプタ
ス ロストラタ(Eucalyptus rostrata Schlecht.),
ユーカリプタス スタイゲリアナ(Eucalyptus staiger
iana F. v. M.)等も用いることができる。葉,枝,樹
皮,花,果実等の各部位及び全木を用いることができる
が、葉を用いることが好ましい。
(Lilium auratum Lindl.),マドンナリリー(Lilium
candidum L.),ヒメユリ(Lilium concolor Salis
b.),タカサゴユリ(Lilium formosanum Wallace),
ササユリ(Lilium japonicum Thunb. ex Houtt.),オ
ニユリ(Lilium lancifolium Thunb.),コオニユリ(L
ilium leichtlinii Hook. f. var. maximowiczii Bake
r),テッポウユリ(Liliumlongiflorum Thunb.),イ
ワトユリ(Lilium maculatum Thunb.),クルマユリ(L
ilium medeoloides A. Gray),リーガル・リリー(Lil
ium regale Wils.),オトメユリ(Lilium rebellum Ba
ker),カノコユリ(Lilium speciosum Thunb.)等が挙
げられる。これらはユリ科(Liliaceae)に属する多年
草で、葉,茎,花,りん茎等の各部位及び全草を用いる
ことができるが、りん茎を用いることが好ましい。
ル,エタノール,プロパノール,イソプロパノール等の
低級アルコール、1,3−ブチレングリコール,プロピ
レングリコール,ジプロピレングリコール,グリセリン
等の多価アルコール、ジエチルエーテル,ジプロピルエ
ーテル等のエーテル類、酢酸エチル,酢酸ブチル等のエ
ステル類、アセトン,エチルメチルケトン等のケトン類
などの極性有機溶媒、又は生理食塩水,リン酸緩衝液,
リン酸緩衝生理食塩水等を用いて、上記ソーセージノキ
属(Kigelia DC.)抽出物と同様に得ることができる。
更に、水蒸気蒸留などの蒸留法を用いて抽出する方法、
植物体を圧搾して抽出物を得る圧搾法等が例示され、こ
れらの方法を単独で、又は2種以上を組み合わせて抽出
を行う。抽出物は、そのまま、若しくは濃縮,乾固した
後水や極性溶媒に再度溶解したり、あるいはこれらの生
理作用を損なわない範囲で脱色,脱臭,脱塩等の精製処
理を行ったり、カラムクロマトグラフィー等による分画
処理等を行ったりした後、用いることができる。また、
各社から医薬品,化粧料用原料として市販されているも
のを用いることもできる。皮膚外用剤全量あたりの配合
量としては、抽出物の調製方法により異なるが、0.0
001〜10.0重量%とするのが適切である。
クトース,フルクトース,グルコース,マンノース,リ
ボース,シアル酸,グルコサミン,2−デオキシグルコ
ース,グルコン酸,グルクロン酸などの単糖類及びその
誘導体、アガロビオース,マルトース,デキストリン,
セロビオース,トレハロース,サッカロース,アセチル
ラクトサミン,グルクロノキシロース,ガラクツロノラ
ムノース,グルコシルマンニトール,ガラクチノール等
のオリゴ糖類及びその誘導体、グルカン,カラギーナ
ン,ポリガラクツロン酸,ケラト硫酸,ケラタン硫酸,
コンドロイチン,コンドロイチン−4−硫酸,デルマタ
ン硫酸,コンドロイチン硫酸,ティクロン酸,ヒアルロ
ン酸,ヘパリチン硫酸,ヘパリン,アルギン酸等の多糖
類及びこれらの塩並びにこれらの誘導体が例示される。
0の2位又は3位に水酸基を有する、直鎖状又は分岐鎖
を有する飽和若しくは不飽和脂肪酸が好ましく用いられ
る。例えば、2−ヒドロキシエタン酸(グリコール
酸)、2−ヒドロキシプロパン酸(乳酸)、2−メチル
−2−ヒドロキシプロパン酸(メチル乳酸)、2−ヒド
ロキシブタン酸、2−ヒドロキシペンタン酸、2−ヒド
ロキシヘキサン酸、2−ヒドロキシヘプタン酸、2−ヒ
ドロキシオクタン酸、2−ヒドロキシノナン酸、2−ヒ
ドロキシデカン酸、2−ヒドロキシウンデカン酸、2−
ヒドロキシドデカン酸(2−ヒドロキシラウリン酸)、
2−ヒドロキシテトラデカン酸(2−ヒドロキシミリス
チン酸)、2−ヒドロキシヘキサデカン酸(2−ヒドロ
キシパルミチン酸)、2−ヒドロキシオクタデカン酸
(2−ヒドロキシステアリン酸)、2−ヒドロキシエイ
コサン酸(2−ヒドロキシアラキン酸)、2−ヒドロキ
シテトラコサン酸(セレブロン酸)、2−ヒドロキシ−
9−ウンデセン酸(2−ヒドロキシ−9−ウンデシレン
酸)、2−ヒドロキシ−10−ウンデセン酸(2−ヒド
ロキシ−10−ウンデシレン酸)、2−ヒドロキシ−c
is−15−テトラコセン酸(2−ヒドロキシネルボン
酸)、ラノリン由来の長鎖2−ヒドロキシ脂肪酸、3−
ヒドロキシプロパン酸、2−メチル−3−ヒドロキシプ
ロパン酸、3−ヒドロキシブタン酸、3−ヒドロキシペ
ンタン酸、3−ヒドロキシヘキサン酸、3−ヒドロキシ
ヘプタン酸、3−ヒドロキシオクタン酸、3−ヒドロキ
シノナン酸、3−ヒドロキシデカン酸、3−ヒドロキシ
ウンデカン酸、3−ヒドロキシドデカン酸(3−ヒドロ
キシラウリン酸)、3−ヒドロキシテトラデカン酸(3
−ヒドロキシミリスチン酸)、3−ヒドロキシヘキサデ
カン酸(3−ヒドロキシパルミチン酸)、3−ヒドロキ
シオクタデカン酸(3−ヒドロキシステアリン酸)、3
−ヒドロキシエイコサン酸(3−ヒドロキシアラキン
酸)、3−ヒドロキシテトラコサン酸、3−ヒドロキシ
−9−ウンデセン酸(3−ヒドロキシ−9−ウンデシレ
ン酸)、3−ヒドロキシ−10−ウンデセン酸(3−ヒ
ドロキシ−10−ウンデシレン酸)、及び3−ヒドロキ
シ−cis−15−テトラコセン酸(3−ヒドロキシネ
ルボン酸)、2,3−ジヒドロキシプロパン酸(グリセ
リン酸)、エリスロン酸,スレオン酸等の2,3,4−ト
リヒドロキシブタン酸、リボン酸,アラビノン酸,キシ
ロン酸,リキソン酸等の2,3,4,5−テトラヒドロキ
シペンタン酸、アロン酸、アルトロン酸、グルコン酸、
マンノン酸、グロン酸、イドン酸、ガラクトン酸、タロ
ン酸等の2,3,4,5,6−ペンタヒドロキシヘキサン
酸、グルコヘプトン酸、ガラクトヘプトン酸等の2,3,
4,5,6,7−ヘキサヒドロキシヘプタン酸、ヒドロキ
シメタンジカルボン酸(タルトロン酸)、1−ヒドロキ
シエタン−1,2−ジカルボン酸(リンゴ酸)、1,2−
ジヒドロキシエタン−1,2−ジカルボン酸(酒石
酸)、2−ヒドロキシプロパン−1,2,3−トリカルボ
ン酸(クエン酸)、グルカル酸,ムチン酸等の1,2,
3,4−テトラヒドロキシブタン−1,4−ジカルボン酸
等が挙げられる。これらヒドロキシ脂肪酸の塩として
は、ナトリウム塩,カリウム塩等のアルカリ金属塩、マ
グネシウム塩,カルシウム塩等のアルカリ土類金属塩、
アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩等のアルカノ
ールアミン塩、D−,L−又はDL−アルギニン,リジ
ン,ヒスチジン等の塩基性アミノ酸塩等が挙げられる。
また、これらの誘導体としては、アルキル又はアルケニ
ルエステル、リン酸エステル、硫酸エステル、ホスファ
チジルエステル、コレステリルエステル,シトステリル
エステル,スチグマステリルエステル等のステロールエ
ステル、アミド等が挙げられる。本発明においては、こ
れらから1種又は2種以上を選択して用いる。皮膚外用
剤全量あたりの配合量としては、特に限定されないが、
0.0001〜10.0重量%程度とするのが適切であ
る。
各組織,酵母,細菌類等から抽出して得られたデオキシ
リボ核酸及びリボ核酸、アデノシン,グアノシン,イノ
シン,キサントシン,シチジン,ウリジン,リボチミジ
ン等のリボヌクレオシド、デオキシアデノシン,デオキ
シグアノシン,デオキシイノシン,デオキシキサントシ
ン,デオキシシチジン,デオキシウリジン,チミジン等
のデオキシリボヌクレオシド、アデノシン一リン酸,ア
デノシン二リン酸,アデノシン三リン酸,グアノシン一
リン酸,グアノシン二リン酸,グアノシン三リン酸,イ
ノシン一リン酸,イノシン二リン酸,イノシン三リン
酸,キサントシン一リン酸,キサントシン二リン酸,キ
サントシン三リン酸,シチジン一リン酸,シチジン二リ
ン酸,シチジン三リン酸,ウリジン一リン酸,ウリジン
二リン酸,リボチミジン一リン酸,リボチミジン二リン
酸,リボチミジン三リン酸等のリボヌクレオチド、デオ
キシアデノシン一リン酸,デオキシアデノシン二リン
酸,デオキシアデノシン三リン酸,デオキシグアノシン
一リン酸,デオキシグアノシン二リン酸,デオキシグア
ノシン三リン酸,デオキシイノシン一リン酸,デオキシ
イノシン二リン酸,デオキシイノシン三リン酸,デオキ
シキサントシン一リン酸,デオキシキサントシン二リン
酸,デオキシキサントシン三リン酸,デオキシシチジン
一リン酸,デオキシシチジン二リン酸,デオキシシチジ
ン三リン酸,デオキシウリジン一リン酸,デオキシウリ
ジン二リン酸,チミジン一リン酸,チミジン二リン酸,
チミジン三リン酸等のデオキシリボヌクレオチド、サイ
クリックアデノシンン一リン酸,サイクリックグアノシ
ン一リン酸,サイクリックシチジン一リン酸,サイクリ
ックウリジン一リン酸等の環状ヌクレオチド、補酵素
A,ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド,ニコチン
アミドアデニンジヌクレオチドリン酸,フラビンアデニ
ンジヌクレオチド等の補酵素類、及びこれらの塩などが
挙げられ、これらから1種又は2種以上を選択して用い
る。皮膚外用剤全量あたりの配合量としては、特に限定
されないが、0.0001〜10.0重量%程度とする
のが適切である。
卵殻膜として鶏卵,うずら等鳥類の卵殻の内側に付着し
ている膜を用い、これらから水及び有機溶媒の1種又は
2種以上により抽出したり、酸,アルカリ又は酵素処理
により、可溶化若しくは加水分解処理して得られるもの
を用いる。化粧料用原料として市販されているものを用
いることもできる。皮膚外用剤全量あたりの配合量とし
ては、特に限定されないが、0.0001〜10.0重
量%程度とするのが適切である。
菌抽出物としては、通常の皮膚外用剤に使用することが
できれば、特にその基原を問わない。
は、通常の皮膚外用剤に使用されている藻類抽出物であ
れば特に限定されない。抽出物を得る藻類としては、緑
藻類,褐藻類,紅藻類から選択される1種を単独で、又
は2種以上が用いられ、そのなかでも褐藻類コンブ属及
び紅藻類イギス属に属する藻類が特に好ましい。抽出物
を採取する部位は、特に限定されないが、全藻,若しく
はめかぶ(胞子葉又は成実葉)から抽出することが好ま
しい。また藻類は生のまま若しくは乾燥させて使用す
る。抽出溶媒としては特に限定されず、水、エタノー
ル,メタノール,イソプロパノール,イソブタノール,
n−ヘキサノール,メチルアミルアルコール,2−エチ
ルブタノール,n−オクチルアルコール等の1価アルコ
ール類、グリセリン,エチレングリコール,エチレング
リコールモノメチルエーテル,プロピレングリコール,
プロピレングリコールモノメチルエーテル,プロピレン
グリコールモノエチルエーテル,トリエチレングリコー
ル,1,3−ブチレングリコール,へキシレングリコー
ル等の多価アルコール又はその誘導体、アセトン,メチ
ルエチルケトン,メチルイソブチルケトン,メチル−n
−プロピルケトン等のケトン類、酢酸エチル,酢酸イソ
プロピル等のエステル類、ジエチルエーテル,ジイソプ
ロピルエーテル等のエーテル類などが例示される。ま
た、リン酸緩衝生理食塩水等の無機塩類を添加した極性
溶媒、界面活性剤を添加した溶媒を用いることもでき、
特に限定されない。
析出させた後に残る残塩で、塩化ナトリウムのほか、塩
化カリウム,硫酸マグネシウム,臭化マグネシウム,塩
化マグネシウム,硫酸ナトリウム,臭化カリウム,塩化
カルシウムなどの混合物である。ニガリは水相成分に溶
解した状態で,あるいは粒状等結晶状態の何れで配合し
てもよい。
レチノール等のビタミンA類、リボフラビン,酪酸リボ
フラビン等のビタミンB2類、塩酸ピリドキシン等のビ
タミンB6類、L−アスコルビン酸,L−アスコルビル
リン酸マグネシウム,L−アスコルビン酸ナトリウム,
L−アスコルビルリン酸ナトリウム等のビタミンC類、
ニコチン酸,ニコチン酸アミド,ニコチン酸ベンジル等
のニコチン酸類、α−トコフェロール,酢酸トコフェロ
ール等のビタミンE類、ビタミンP類及びビオチン等の
ビタミンH類等が挙げられる。
剤,乳剤,ゲル剤,クリーム剤,軟膏剤,粉末剤,顆粒
剤等、種々の剤型で提供することができる。また、化粧
水,乳液,クリーム,美容液,パック等の皮膚化粧料、
メイクアップベースローション,メイクアップベースク
リーム等の下地化粧料、乳液状,油性,固形状等の各剤
型のファンデーション,アイカラー,チークカラー等の
メイクアップ化粧料、クレンジングクリーム,クレンジ
ングローション,クレンジングフォーム,洗顔石鹸,ボ
ディシャンプー等の皮膚洗浄料、ヘアーシャンプー,ヘ
アーリンス,ヘアートリートメント等の毛髪用化粧料等
としても提供することができる。
セージノキ属(Kigelia DC.)植物抽出物及び細胞賦活
剤のほかに、油性成分,界面活性剤,保湿剤,顔料,紫
外線吸収剤,抗酸化剤,香料,防菌防黴剤等の一般的な
医薬品及び化粧料用原料や、抗炎症剤,美白剤等の生理
活性成分を含有させることができる。
詳細に説明する。
(Kigelia DC.)植物抽出物を下記の要領で調製した。
ジノキ(Kigelia africana (Lamk.) Benth.)の果実50
0gを粉砕し、5000gの50重量%エタノール水溶
液中に浸漬し、25℃で24時間撹拌抽出を行った。抽
出物をろ過してろ液を回収し、ミリポアフィルターにて
除菌して、ソーセージノキ属植物抽出物を得た。
せる細胞賦活剤について述べる。
エ(Saccharomyces cerevisiae Meyer)を培養し、菌体
500gを自己消化させて得た溶菌液をろ過し、濃縮し
た後凍結乾燥し、酵母抽出物とした。
シエ(Saccharomyces cerevisiae Meyer)を培養し、定
常状態における培養上清をメンブレンフィルターにて無
菌的にろ過し、ろ液を酵母培養上清とした。
00gをエタノール1リットル中に浸漬し、20℃で7
日間静置して抽出し、抽出液をろ過して回収した後濃
縮,乾固し、凍結乾燥して、標記カッコン抽出物とし
た。
の各抽出物]カミツレ(Matricaria chamomilla L.)の
頭状花,キダチアロエ(Aloe arborescens Mill. var.
natalensis Berg.)の葉部,マンネンロウ(Rosmarinus
officinalis L.)の葉各500gをそれぞれ乾燥,粉
砕し、50容量%エタノール水溶液1リットルに浸漬
し、20℃にて7日間静置した後、ろ過してろ液を回収
して、標記各植物抽出物とした。
oba L.)の葉600gを乾燥,粉砕し、1,3−ブチレ
ングリコール1リットルに浸漬し、25℃にて3日間撹
拌抽出した。抽出液をろ過してろ液を回収し、標記植物
抽出物とした。
nse L.)の全草600gを細切して50容量%グリセリ
ン水溶液1リットルに浸漬し、20℃で5日間撹拌抽出
した。抽出液をろ過してろ液を回収し、標記植物抽出物
とした。
tinctorius L.)の花1kgを圧搾して板状とした後、
エタノール1.5リットル中に浸漬し、15℃にて10
日間静置して抽出した。抽出液をろ過してろ液を回収
し、標記植物抽出物とした。
TENSIN B. G.」の商品名で提供されている市販
の原料を用いた。本品はニンジン(Daucus carota L.)
の根部から得られ、コラーゲンとアミノ酸組成の類似す
るペプチドを含有する。
TULINE RC」の商品名で提供されている市販の
原料を用いた。本品は、ブナ(Fagus crenata Blume)
の幼芽から水にて抽出し、調製される。
会社から、「EMプロテイン−L」の商品名で市販され
ている卵殻膜の加水分解物を用いた。
ら、「ペンタバイティン」の商品名で市販されているも
のを用いた。本品は、D−グルコース,マンノース,フ
ルクトース,L−グルコース,ガラクトース,乳糖減成
物質及び乳糖を含有する。
ルジェレックスS」の商品名で販売されている、コンブ
属ミツイシコンブ,ワカメ属ワカメ,ムカデノリ属ヒヂ
リメン,アオサ属ウスバアオノリの1,3−ブチレング
リコール50重量%水溶液抽出液を用いた。
ミドIII」の商品名で販売されている、N−ステアロイ
ルフィトスフィンゴシンを用いた。
ての実施例の処方を示す。なお、特に断らない限り、実
施例中の量目は、重量%で示した。
コール相とする。一方、(8)に(4)〜(7)を順次
溶解して水相とする。水相にアルコール相を添加し、撹
拌,混合する。
て75℃とする。一方、(8)〜(11)の水相成分を
混合,溶解して75℃とする。これに前記油相を加えて
予備乳化した後、(12)を添加してホモミキサーにて
均一に乳化し、次いで(13)を加えて増粘させた後冷
却し、40℃で(14),(15)を添加し、混合す
る。
℃とする。一方、(10)を(9)に溶解して(11)
ともに(12)に加えて混合,溶解し、75℃に加熱す
る。次いで、この水相成分に前記油相成分を添加して予
備乳化した後ホモミキサーにて均一に乳化し、冷却す
る。
た後、(1)に(4)を溶解して添加し、次いで(3)
を加えて増粘させる。
に溶解し、75℃とする。一方、(5),(6)の水相
成分を混合,加熱して75℃とする。この水相成分に前
記油相成分を撹拌しながら徐々に添加して乳化し、冷却
した後、40℃にて(7),(8)を添加,混合する。
2,実施例17,実施例20について使用試験を行い、
保湿性及び、皮膚の老化症状の改善効果,肌荒れ改善効
果を評価した。その際、上記実施例において、配合した
ソーセージノキ属植物抽出物を50重量%エタノール水
溶液に代替し、比較例1,比較例5,比較例12,比較
例17,比較例20として同時に使用試験を行った。
20〜50才代の女性パネラー各20名にブラインドに
て2週間使用させ、しっとり感について評価させた。評
価は、しっとり感が「非常にある」,「ある」,「やや
ある」,「ややない」,「ない」の5段階で行わせた。
結果は各評価を与えたパネラーの数にて表6に示した。
属植物抽出物と細胞賦活剤を併用して配合した各実施例
使用群では、保湿性について非常に高い評価が得られて
おり、ソーセージノキ属植物抽出物を含有しない比較例
使用群に比べ、良い結果が得られた。
について、かかる症状が顕著に認められる50〜60才
代の男女パネラー各20名にブラインドにて1カ月間使
用させ、使用前後の皮膚状態の変化を観察して評価し
た。皮膚の老化症状の指標として、皮膚のしわ,きめ,
はりの3項目を選び、しわ,きめについては写真撮影及
び皮膚表面のレプリカにより観察し、改善状況を評価し
た。皮膚のはりについては、皮膚弾性の測定により評価
した。改善状況は、「改善」,「やや改善」,「変化な
し」の三段階で評価し、表7に各評価を得たパネラー数
にて示した。
属植物抽出物を含有しない比較例使用群のそれぞれにお
いても、ある程度のしわ及び皮膚弾性の改善傾向が認め
られていたが、ソーセージノキ属植物抽出物と細胞賦活
剤を併用して配合した実施例使用群においては、それぞ
れ対応する比較例使用群に比べて、明確な改善を認めた
パネラーが多くなっていた。
れ肌荒れ症状を有する女性パネラー各20名にブライン
ドにて1カ月間使用させ、肌荒れ症状の改善について評
価させた。評価は「改善」,「やや改善」,「変化な
し」,「やや悪化」,「悪化」の5段階で行わせた。結
果は各評価を与えたパネラーの数にて表8に示した。
属植物抽出物と細胞賦活剤を併用して配合した本発明の
実施例使用群では、いずれにおいても顕著な肌荒れの改
善が認められ、使用試験終了後において、皮膚の状態は
ほぼ良好な状態まで改善されていた。これに対し比較例
使用群においても、かなり良好な肌荒れの改善が認めら
れた場合もあるものの、その程度はそれぞれ対応する実
施例使用群に比べて小さいものであった。
剤においては、従来の比較例に比べ、優れた保湿効果、
皮膚の老化症状や肌荒れ症状の改善効果を有していた。
れた保湿効果を有し、しわ等皮膚の老化症状の改善効
果,肌荒れ改善効果が相乗的に向上した皮膚外用剤を得
ることができた。
Claims (3)
- 【請求項1】 ソーセージノキ属(Kigelia DC.)植物
抽出物と、細胞賦活剤から選択される1種又は2種以上
を含有して成る皮膚外用剤。 - 【請求項2】 ソーセージノキ属(Kigelia DC.)植物
が、ソーセージノキ(Kigelia africana (Lamk.) Bent
h.)である、請求項1に記載の皮膚外用剤。 - 【請求項3】 細胞賦活剤が、セラミド類及びセラミド
類似構造物質、酵母抽出物及び酵母培養上清、カッコン
(Puerariae Radix)抽出物,キナ(Cinchona calisaya
Wedd.)及びその同属植物,アスパラガス(Asparagu
s)属植物,アボカド(Persea americana Mill.),ア
ロエ(Aloe)属植物,アンズ(Prunus armeniaca L. va
r. ansu Maxim.),イチョウ(Ginkgo biloba L.),イ
ヌブナ(Fagus japonica Maxim.),オオニンニク(All
ium sativum L. f. pekinense Makino),オタネニンジ
ン(Panax ginseng C. A. Meyer),カミツレ(Matrica
ria chamomilla L.),キハダ(Phellodendron amurens
e Rupr.)及びその同属植物,キュウリ(Cucumis sativ
us L.),キンセンカ(Calendula arvensis L.),シイ
タケ(Lentinus edodes Sing.),シナサルナシ(キウ
イ)(Actinidia chinensis Planch.),スギナ(Equis
etum arvense L.),セイヨウトチノキ(Aesculus hipp
ocastanum L.),セイヨウニンニク(Allium sativum
L.),センブリ(Swertia japonica Makino),タマサ
キツヅラフジ(Stephania cepharanthaHayata),チシ
ャ(レタス)(Lactuca sativa L.),トウガラシ(Cap
sicum annuum L.),トウキンセンカ(Calendula offic
inalis L.),トチノキ(Aesculus turbinata Blum
e),ニンジン(Daucus carota L.),ブクリョウ(マ
ツホド)(Poria cocos Wolf),ブドウ(Vitis vinife
ra L.),ブナ(Fagus crenataBlume),ヘチマ(Luffa
cylindrica M. Roemen),ベニバナ(Carthamus tinct
orius L.),マンネンロウ(Rosmarinus officinalis
L.),ミカン(Citrus)属植物,ムクロジ(Sapindus m
ukurossi Gaertn.),ムラサキ(Lithospermum officin
ale L. var. erythrorhizon Maxim.),ユーカリノキ
(Eucalyptus)属植物,ユリ(Lilium)属植物の各抽出
物、糖類、ヒドロキシ脂肪酸及びその塩並びに誘導体、
核酸及びその関連物質、卵殻膜から抽出されたタンパク
質、乳酸菌抽出物、ビフィズス菌抽出物、海藻抽出物、
ニガリ成分、ビタミン類から選択される1種又は2種以
上であることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記
載の皮膚外用剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001336836A JP2003137763A (ja) | 2001-11-01 | 2001-11-01 | 皮膚外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001336836A JP2003137763A (ja) | 2001-11-01 | 2001-11-01 | 皮膚外用剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003137763A true JP2003137763A (ja) | 2003-05-14 |
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ID=19151592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001336836A Pending JP2003137763A (ja) | 2001-11-01 | 2001-11-01 | 皮膚外用剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003137763A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007520548A (ja) * | 2004-02-06 | 2007-07-26 | コレア インスティテュート オブ オリエンタル メディスン | 糖尿病性合併症の予防及び治療用組成物 |
US8628783B2 (en) * | 2009-03-30 | 2014-01-14 | Shiseido Company, Ltd. | Method for growing fibroblasts |
JP2018188405A (ja) * | 2017-05-11 | 2018-11-29 | 株式会社 アルマード | 加水分解卵殻膜成分を含むシワ改善用組成物 |
-
2001
- 2001-11-01 JP JP2001336836A patent/JP2003137763A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007520548A (ja) * | 2004-02-06 | 2007-07-26 | コレア インスティテュート オブ オリエンタル メディスン | 糖尿病性合併症の予防及び治療用組成物 |
US8628783B2 (en) * | 2009-03-30 | 2014-01-14 | Shiseido Company, Ltd. | Method for growing fibroblasts |
JP2018188405A (ja) * | 2017-05-11 | 2018-11-29 | 株式会社 アルマード | 加水分解卵殻膜成分を含むシワ改善用組成物 |
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