JP4047042B2 - ベルトリール - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的には、自動車の安全ベルトのためのベルトリールに関する。より詳しくは、本発明は、安全ベルトが巻かれるスピンドルと、駆動装置のトリガーに応答して固定フレームにラッチされ、回転が阻止される部分とを有するベルトリールに関する。リールは、ラッチ動作に続いて、シートベルトに加えられる力を減少させる力制限要素を有している。
【0002】
【従来の技術】
固定されたフレームまたは構造にスピンドルをラッチすることによって、アクシデント発生時に安全ベルトが巻き出されるのを防止するベルトリールは、以前に提案されている。
【0003】
このようなベルトリールは、人及び安全ベルトに作用する力をそれぞれ特定の値に制限する、少なくとも1つの力制限要素を有している。また、安全ベルトによって乗員が負傷するのを回避する。安全ベルトは、力制限要素によって発生される抵抗力に打ち勝って、ベルトリールから巻き出される。エネルギーは、力制限要素によって消費される。
【0004】
このようなベルトリールの力制限要素は、予め設定された力を超えた時に機械的に変形される1または複数の構成要素を有している。例えば、トーションバーが、そのような変形可能な構成要素として使用され、スピンドルの回転移動によるベルト巻き出し方向に捩るように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の主たる目的は、衝突速度の増加された範囲にわたって、増加された安全性を提供するベルトリールを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のベルトリールは、油圧作動要素(hydraulically operating element)の形態をとる力制限要素(force limiting element)を有している。ベルトリールの回転がブロックされた時、安全ベルトの巻き出し長さは、一方では、保護する人の体重に比例し、他方では、油圧制御要素(hydraulically controlled element)の特性から得られる物理値に比例する。
【0007】
このような配列の利点は、安全ベルトの巻き出し長さが、公知の力制限要素と対照的に、自動車の衝突速度に依存しないことである。
【0008】
リアエンドシャント(rear-end shunt)の発生時には、保護する人を移動させる力は、[E=mv2/2]で表される。ここで、mは人の体重、vは衝突速度である。このエネルギーEは、安全ベルトを巻き出し長さsだけ巻き出す力Fを発生させる。
【0009】
公知の回転抵抗力要素(rotation-resisting element)によって力Fが一定に保持されていると、[E=Fs]から、巻き出し長さsは、衝突速度の2乗に比例する[s〜mv2/2]。このことは、安全ベルトが、高い衝突速度において巻き出しを継続可能であることを意味している。
【0010】
これは、公知の力制限要素と対比可能である。すなわち、公知の力制限要素は、任意の衝突速度の範囲内で適切な制御を行うようにのみ構成可能であり、その範囲以上及び/または以下の衝突速度では、力制限が理想的に働かない。
【0011】
対照的に、油圧で制御される力制限構造を有していると、流体の流れによって移動ボデーに作用する力Fは、流速vflの2乗に比例し[F=cApvfl 2/2]、これによって、流体の移動に必要なエネルギーも、流速の2乗に比例する。
ここで、cは流体を介して流れる移動ボデーのドラッグ係数(抵抗係数)(drag coefficient)、Aは移動ボデーの断面積、pは流体の比重、である。[E=Fs]であるため、[scApvfl 2/2=mv2/2]から、[vfl〜v]という仮定の下では、[s〜m/cAp]が成立する。このように、安全ベルトの巻き出し長さsは、油圧による力制限器では衝突速度vの関数ではない。
【0012】
したがって、予め定められた安全ベルトの巻き出し長さは、保護する人の体重によってのみ影響を受ける油圧パラメータを調整することによって設定することができる。あらゆる想像可能な衝突速度において、定められた最適の方法で実行されるベルト巻き出し処理は、常に、十分な力制限、したがって増加した安全性を保証する。
【0013】
水力で動作する力制限要素では、力Fが流速vflの2乗に依存するため(F=cApvfl 2/2)、[vfl〜v]により、安全ベルトまたは保護する人に作用する力も、衝突遅れの開始後、対応する速度に比例する。したがって、力曲線は、公知の力制限システムを用いた場合のように、一定または増加することはなく、公知の油圧システムにおけるように、その曲線内で下降(速度のように)し、また容易に調整可能である。
【0014】
本発明の利点は、従属請求項、詳細な説明及び図面に記載されている。
【0015】
例えば、本発明の好ましい実施の形態では、油圧流体(hydraulic fluid)は、スピンドルに作用する力が予め定められた値を超えることによって移動可能である。この設計により、油圧流体が、力制限のための機械的に変形可能な構成要素の変わりに使用可能であり、それによって、ベルトリールの機械的構造が単純化され、十分な軽量化が可能となる、
【0016】
このことは、流体保持部内または流体保持部外のいずれかで、移動要素によって移動可能であるという油圧流体の利点を証明している。油圧流体は、囲まれた保持部内に配設可能であり、保持部内で、移動要素によって循環され、または保持部の1つの領域から他の領域に移動される。あるいは、開口部を介して保持部から排出可能である。これらの方法は、油圧流体を適切に選択することで、与えられたエネルギー量が、油圧流体の移動を介してその働きに変換可能な十分な働きを必要とする。
【0017】
実施の形態では、流体保持部が2つの領域に分割され、油圧流体が1つの領域から他の領域に移動可能とするのが特に好ましい。このような構成では、油圧流体が流体保持部から出て行かないため、移動した油圧流体のための付加的な保持部を設ける必要がない。ベルトリールをよりコンパクトな構造設計とすることにより、スペース及び重量を節約することかできる。
【0018】
流体保持部は、移動要素によって2つの領域に有利に分割される。移動要素は、移動効果及び空間分割効果において互いに異なる2つの特性を有している。1つの要素によって2つの機能を実行することにより、軽量化及び設計の簡略化が可能となる。
【0019】
本発明の他の実施の形態では、油圧流体の移動は、リストリクター要素(制限要素)(restrictor element)を介して行われる。油圧流体の移動に必要な力は、リストリクター要素によって増大可能である。更に、リストリクター要素の実際の設計によって、油圧流体を移動させるために必要な力を精密に設定することができる。これにより、油圧流体の物理的特性に加えて、力制限の最適化のための付加的なパラメータが提供される。
【0020】
移動要素が、リストリクター要素によって同時に達成されれば、特に有利である。この場合には、2つの作業が実行される。移動要素が流体保持部を、前述した2つの領域に分割する場合には、3つの機能、すなわち、リストリクター、空間分割器及び移動体が提供される。これにより、ベルトリールのコンパクトで簡単な設計が達成される。
【0021】
本発明の更に他の実施の形態では、力制限要素は、駆動後に、要素を、駆動前の状態とほぼ同じ状態に戻す手段を有している。これによって、力制限要素は、十分に可逆であり、例えば、2重衝突の発生時には、複数回駆動される。
【0022】
電気粘性流体特性を有する油圧流体に対しても可能である。力制限要素の粘性、したがってエネルギー吸収は、電気信号手段によってこのような液体(流動体)内にセット可能である。保護する人の体重に対する力制限器の個々の調整は、例えば、シート占有検出手段によって実行可能である。
【0023】
前記一般的な記載及び以下の詳細な説明は、例示及び単なる説明であり、クレームされている発明を限定するものではない。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1に示されているように、自動車の安全ベルトのためのベルトリールが提供される。リールは、安全ベルト(図示していない)が巻かれるスピンドル10を含んでいる。スピンドル10は、端部12、14を有しているスピンドルシャフト16を有している。端部12、14は、自動車のシャーシの部分に固定して接続され及び/または自動車のシャーシの部分を形成するフレームF(想像線で示されている)によって回転可能に支持されている。
【0025】
スピンドル10は、安全ベルトをスピンドルに巻く時に安全ベルトを案内するために、第1端面18にディスク状のプレート20を有している。
【0026】
スピンドル10には、油圧流体21で満たされている空間または穴22が形成されている。穴22は、内周面32を有している。穴22は、スピンドル10の第2端面24の箇所で開口している。穴22の断面は、ほぼその全長に沿って非円形であり、スプライン状に形成(spline)可能であり、あるいは、六角形等の多角形の外形を有している。穴22の開口端の口部分のみが円形であるのが好ましい。
【0027】
穴22は、キャップメンバ26によって閉じられている。キャップメンバ26は、フランジ28と、穴22の口部に配置される閉部分30を有している。閉部分30の断面は、開口端において円形である穴の断面にマッチしている。スピンドル10とキャップ26の間の相対回転が可能である。閉部分30は、密封シールを提供するとともに油圧流体21の漏れを防止するために、Oリング等のシールリング34が設けられている。
【0028】
フランジ28は、アクシデント発生時における加速センサの応答により、フレームに対してラッチされるように構成されている。ラッチLは、この目的のために設けられている。フランジ28は、安全ベルトの適切な巻き取りを保証するために、ディスクプレート20と協同する。
【0029】
ねじ切りされたシャフト40が、穴22内に同軸状に設けられている。このシャフトの第1端部38は、キャップメンバ26(キャップメンバ26の面36)に固定され、他の端部44は、穴22の塞がった端部のすぐ近くまで延びている。
【0030】
ナット42は、ねじ切りされたシャフト40にねじ係合されている。ナット42は、ナット42の回転が穴内で阻止されるように、穴の断面にマッチしまたは穴の外形と協同する外形を有している。ベルトリールの通常動作では、ナット42は、ねじ切りされたシャフト40の端部領域44の近くに位置している。
【0031】
ナット42は、フランジ28がラッチまたはブロックされた時に、シャフト40の回りにスピンドル10が回転することによって、ねじ切りされたシャフト40に沿って、ねじ切りされたシャフト40の第1端部38の方向に回転移動(screw)可能である。
【0032】
ナット42は、穴22を2つの領域または可変容量室46、48に分割する。ナット42は、更に、少なくとも1つのホールまたは開口部を備えている。少なくとも1つのホールまたは開口部は、ナット42がシャフト40に沿って軸方向に移動させられた時、油圧流体21が領域46から領域48に流れることができるオリフィス通路O/Pを形成する。開口部は、油圧流体21の粘性に対してディメンジョン及び数においてマッチしており、それを介した油圧流体21の移送を制限するリストリクターとして働く。
【0033】
このリストリクターは、ナット42の軸方向の移動に対して高い抵抗力を与え、したがって、スピンドル10の回転移動や安全ベルトの巻き出しに対して抵抗力を与える。この抵抗力は、フランジ26がラッチされて回転を阻止されている時に、安全ベルトがスピンドル10を巻きもどす力に打ち勝つものでなければならない。
【0034】
安全ベルトに作用し、この抵抗力に打ち勝つのに十分な大きさの力のみが、安全ベルトを巻き出すことができる。オリフィス通路を介して油圧流体を送る際の働きによって、余分なエネルギーが消費され、シートベルトによって拘束されている乗員に対する衝突効果が弱められる。
【0035】
粘性流体が、油圧流体21として使用される。油圧流体21の粘性及び比重は、ナット42内のオリフィス通路のディメンジョンに関連して選択される。粘性(粘度)が電気信号手段によって調整可能な電気粘性流体(すなわち、電磁界に応答して粘性(粘度)が変化(例えば、増加)するエレクトロレオペクティック流体(electrorhepectic fluid)を使用可能である。
【0036】
図1に示されているベルトリールの機能は、十分な強度のアクシデントが発生した時に、加速度センサA/Sが信号を出力し、それによって駆動装置A/Dがフランジ28をフレームにラッチする。しかしながら、安全ベルトに作用する力が予め設定された値を超えない限り、例えば、衝突速度またはシートベルトによって保護されている人の体重が十分に大きくないため、スピンドル10は、シアピン(shear pin)S/Pまたは回転抑制スプリング(図示していない)によってフランジ28、したがってフレームFに固定されている。この状態では、スピンドル10とねじ切りされたシャフト40との間の相対回転は発生せず、ナット42は移動しない。
【0037】
より体重の重い人またはより高い衝突速度で発生する場合のように、より大きな力が発生した場合にのみ、安全ベルトに作用する力が、シアピンS/Pまたは回転抑制スプリングによって発生される応答閾値に打ち勝つ。この閾値を超えると、スピンドル10は、ラッチされているフランジ28に対して回転する。こにより、ナット42は、回転するとともに、キャップメンバ26の方向に回転移動(スクリュー)する。油圧流体21は、ナット42によって移動し、オリフィス通路または通路O/Pを介して領域46から領域48に送られる。
【0038】
スピンドル10の回転中、安全ベルトは、力Fによって長さsだけ巻き出される。力Fは、断面積Aのボデー(ナット42)、速度vf1で密度pを有する流体(油圧流体21)の乱流によって発生されるドラッグ係数に対応する。
【0039】
ナット42が流体の流れに対して距離sflだけ移動するには、エネルギー[E=cApvf1 2sf1/2]が必要である。このエネルギーがエネルギー[E=mv2/2]と等しい場合には、体重mを有する保護する人は、衝突速度vを有するリアエンドシャント時に、安全ベルトに対して移動する。これにより、[vf1〜v]という仮定では、[s〜m/cAp]である。
【0040】
安全ベルトが巻き出される長さsがsf1に比例するという仮定が与えられると、巻き出し長さsは、単に保護する人の体重及び水力力制限器の固有の特性の関数である。巻き出し長さの衝突速度に対する依存性は、油圧で作動する力制限要素を用いる場合には発生せず、保護する人に対する安全性を増大させる。
【0041】
使用されるエネルギー[E=cApvf1 2sfl/2]から、[F=E/s=cApvf1 2/2]が成り立つ。このことは、[vf1〜v]という仮定のもとでは、安全ベルトによって保護される人に作用する力Fは、衝突速度v、したがってベルト巻き出し速度(図2)の2乗に比例することを意味する。したがって、力Fは、速度のように、更に容易に設定される下降特性に従う。
【0042】
図3には、ナット42とキャップメンバ26との間にリターンスプリングR/Sが設けられた本発明の他の実施の形態が示されている。リターンスプリングR/Sは、力制限作用が発生した後に、ナットが原位置に戻るように設けられている。
【0043】
図4には、スピンドルの近傍に電極が設けられている本発明の他の実施の形態が示されている。電極は、穴22内のエレクトロレオペクティック流体の粘性を増大させる電磁界を形成するように設けられている。ナット42の軸方向移動及びスピンドル10の回転移動に対する抵抗力は、電気信号の供給に応じて制御可能である。
【0044】
図5には、油圧流体の流れを一方向にのみ制限するために使用される一方向フロー制御構成(one-way flow control arrangement)の1例が示されている。この例では、バルブは、オリフィス通路O/Pを定義する穴を有する、簡単なリードバルブR/Vとして示されている。なお、油圧流体は、バルブを閉じる方向に付勢される必要がある。図5では、バルブは、油圧流体が、ナット42を通して形成されている比較的大きな直径の穴を介して自由に通過できるように開口している。
【0045】
勿論、図3〜5に示されている構成は、所望の作動特性を達成するための本発明の実施の形態に関連して使用される構成形態を単に示したものである。
【0046】
2001年3月20日に出願されたDE10113502.5は、本発明に関連している。
【0047】
本発明は、限られた数の実施の形態を参照して説明されているが、請求の範囲によってのみ制限される本発明の概念を逸脱することなく種々の修正及び変更が可能である。例えば、ポジティブ移動タイプ(positive displacement type)のギヤポンプをスピンドルに組み込むこと、また、スピンドルの回転に対して所望の抵抗力を提供する方法でポンプの出力を絞ることは、本発明の概念の範囲内である。また、本発明で使用する流体は、油圧流体に限定されない。また、流体は、液体に限定されない。さらに、抵抗力を調整する方法は種々の方法が可能である。例えば、流体の特性(例えば、粘性)を選択する方法、通路(例えば、オリフィス通路)の形状や数等を変更する方法、移動要素によって分割される室の構造や数、分割される室の容積比を選択する方法等を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のベルトリールの一実施の形態の断面図である。
【図2】図1に示すベルトリールがベルト引き出し通路として達成可能な力曲線図である。
【図3】抵抗力発生要素を、抵抗力発生動作後に原位置に戻すためのリターンスプリングを有する本発明の他の実施の形態の断面図である。
【図4】作動流体として使用されるエレクトロレオペクティック流体等の粘性を制御するために使用可能な電極構成を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態と結合可能な一方向フロー制御バルブの例の断面図である。
【符号の説明】
10 スピンドル
20 プレート
21 油圧流体
22 穴
40 ねじ切りシャフト
42 ナット
46 第1室
48 第2室
A/S 加速センサ
A/D 駆動装置
F フレーム
L ラッチ
O/P オリフィス通路
R/S リターンスプリング
R/V リードバルブ
Claims (8)
- 自動車の安全ベルトのためのベルトリールであって、
安全ベルトを巻き出すためのスピンドルであって、駆動装置のトリガーによって固定フレームにラッチされる部分を有するものと、スピンドルとフレームとの間に作用的に配置され、油圧により制御される力制限要素と、を備え、
前記スピンドルは、油圧流体を保持する穴を当該スピンドル内に有し、この穴は、駆動装置のトリガーによって前記固定フレームに選択的にラッチ可能なフランジメンバによって閉じられており、このフランジメンバが当該スピンドルに相対的に回転可能であり、
前記フランジメンバは、前記穴を通して延びている、ねじ切りされたシャフトを有し、
ねじ切りされた前記シャフトにねじ係合されているとともに、前記スピンドルと共に同時に回転可能とするために前記スピンドルに接続されているナットを有し、このナットが前記穴を第1室と第2室に分割し、
前記力制限要素は、設定値を超える力が前記スピンドルに加えられた時に、油圧流体が前記第1室から前記第2室へと移動する構成のベルトリール。 - 請求項1に記載のベルトリールであって、更に、駆動前にナットをその原位置に戻すために、ナットとフランジメンバとの間に設けられたスプリングを有しているベルトリール。
- 請求項1または2に記載のベルトリールであって、ナットとスピンドルとの間の接続は、穴とナットのスプライン状の外形により構成されているベルトリール。
- 請求項1〜3のいずれかに記載のベルトリールであって、ナット内に少なくとも1つの開口部を有し、油圧流体が開口部を介して前記第1室から前記第2室に移動可能であるベルトリール。
- 請求項1〜3のいずれかに記載のベルトリールであって、前記ナットは、油圧流体が前記第2室から前記第1室へ戻る時に低抵抗力の流れを許容するバルブを有しているベルトリール。
- 請求項1〜5のいずれかに記載のベルトリールであって、更に、前記力制限要素を駆動前の状態とほぼ同じ状態に戻すためのリターン機構を有し、それによって、前記力制限要素が、複数回駆動可能であるベルトリール。
- 請求項6に記載のベルトリールであって、前記リターン機構は、前記スピンドルと前記フレームとの間に設けられたスプリングを有しているベルトリール。
- 請求項1〜7のいずれかに記載のベルトリールであって、流体は、電気的に制御される粘性を有する電気粘性流体であるベルトリール。
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