JP4046293B2 - 電波レーダ装置 - Google Patents
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Description
Wave)レーダ装置は、電圧制御発振手段と、距離・速度算出手段と、補正手段とを備えている。電圧制御発振手段は、入力される制御電圧に対応して周波数が変化する連続波を発生して送信信号として目標物に送出する。距離・速度算出手段は、目標物からの反射波と送信信号との差周波数を用いて目標物までの距離および速度を算出する。補正手段は、内部のメモリに送信信号の周波数変化が時間の経過に対して三角波となるような制御電圧データを有し、電圧制御発振手段に出力する制御電圧の波形を補正している(例えば、特許文献1参照)。
図1は、この発明の実施の形態1に係る電波レーダ装置を被検出物18とともに示すブロック図である。
図1において、この電波レーダ装置は車両に設けられており、マイコン1と、カウンタ2と、D/A変換器3と、A/D(Analog Digital)変換器4と、信号処理部5(信号処理手段)と、送受信RF(Radio Frequency)回路6と、レドーム7とを備えている。
マイコン1は、ROM(Read Only Memory)19(記憶手段)を有している。
また、カウンタ2は電波レーダの観測タイミング等を生成するためのゲートアレイあるいはFPGA(Field Programmable Gate Array)等に一体的に形成されている。
ここで、ROM19は、VCO9近傍に設けられた温度センサ(図示せず)からマイコン1に入力される温度信号に応じた複数のマップを有している。
また、図3は、図1のカウンタ2の動作を示す説明図である。
続いて、カウンタ2の出力はD/A変換器3に転送され、D/A変換器3でアナログ信号に変換され、周波数変調信号としてVCO9に入力される。VCO9からは、周波数変調信号の電圧に対応した例えば周波数f(=76.5(GHz))を有する送信信号が出力される。送信信号は、パワーデバイダ10で送信アンプ11および受信ミキサ15に分配される。送信アンプ11に伝送された送信信号は、送信アンプ11によって増幅された後に、送信アンテナ12によってレドーム7を介して被検出物18に向けて送信される。
ここで、受信信号は、被検出物18に対する距離に依存する遅延時間Δtと、被検出物18に対する相対速度が生じている場合に起こるドップラシフトΔfとが含まれている。
信号処理部5では、A/D変換器4から得られたディジタルビート信号の周波数に基づいて、被検出物18に対する相対距離Rおよび相対速度Vが算出される。
図2に示した周波数変調信号の時間軸方向の分解能を細かくすると、周波数変調信号の変化分は、ビット単位まで細分化される。そのため、カウンタ2の出力を制御データの更新周期毎にD/A変換することにより、周波数変調信号を得ることができる。
即ち、+1、±0、および−1の何れかのデータ操作を制御データの更新周期毎に演算すればよいので、カウンタ2の出力をD/A変換器3の入力とし、カウンタ2の動作を制御データの更新周期毎に制御することにより、周波数変調信号を得ることができる。
図3において、制御データのビット値が「1」であればカウントアップ許可(=+1)であり、ビット値が「0」であればカウントアップ禁止(=±0)である、とすれば簡単なカウントイネーブル付きのカウンタ2を用いて上記構成のレーダ装置を実現することができる。
なお、図3に示したものは例であり、制御データのビット値「1」あるいは「0」とカウンタ2の動作とは、上記の関係に限られるものではない。
例えば、図2に示した周波数がアップチャープである場合において、制御データの更新を1024回行うとし、D/A変換器3のビット数を16ビットと仮定すると、全ての制御データをROM19に記憶している場合には、16384(=1024×16)(bit)のデータ量が必要となる。それに対して、変化分の制御データをROM19に記憶している場合には、1024(bit)のデータ量となる。
即ち、カウンタ2の出力をD/A変換器3の入力とする事により、D/A変換器3のビット数に影響されないので、制御データの量をD/A変換器3のビット数分の1のデータ量に圧縮することができる。
ここで、全ての制御データをROM19に記憶する場合には、D/A変換器3のビット数が更新回数の増分に乗算されるので、制御データの更新回数が増えるほど必要となるメモリ領域は大きくなる。
これに対して、変化分データをROM19に記憶する場合には、制御データの更新回数の増分のみメモリ領域を増やせばよいので、必要となるメモリ領域追加分は小さくなる。そのため、レーダ装置の画像処理に用いられるような性能を有するマイコン1であれば、内蔵しているROM19の領域に制御データを記憶させることができ、外部にメモリを用意する必要が無くなる。
また、変化分データをアナログ量に変換してから積分することがないので、余分な誤差を含むことを防ぐことができる。
また、通常のカウンタ2を用いる事により、制御データ更新時間の細分化に対応した高速動作が可能となる。
また、変化分データのみをROM19に記憶して制御データを小さくする事により、メモリ容量を小さくすることができる。
上記実施の形態1では、カウンタ2の制御データをROM19から直接取り込む例を示した。しかし、更新する制御データを全てROM19から直接取り込む場合、一般的にはマイコン1内部のタイマ割り込み処理によって制御データがカウンタ2に送信される。このとき、カウンタ2の更新周期を短くすればするほど割り込みが頻繁にかかり本来の画像データの演算等の効率が著しく低下する可能性がある。また、割り込みのかかるタイミングによっては、カウンタ2の更新周期のバラツキが生じる可能性がある。
本実施の形態では、この問題点を解決できる電波レーダ装置を示す。
図4において、この電波レーダ装置には、図1のマイコン1とカウンタ2との間に例えば8ビットのビット幅を有するシフトレジスタ20が接続されている。また、カウンタ2およびシフトレジスタ20には、外部から電波レーダの観測タイミング等と同期したクロック周波数が入力されている。
その他の構成については、実施の形態1と同様であり、その説明は省略する。
シフトレジスタ20には、ROM19からシフトレジスタ20のビット幅である8ビットの制御データが送信される。シフトレジスタ20に受信された8ビットの制御データは、1ビットずつカウンタ2に出力される。カウンタ2に出力された制御データは、カウントされてD/A変換器3に出力される。
ここで、シフトレジスタ20とカウンタ2は、外部から入力されるクロック周波数に基づいて、同期して動作している。
また、シフトレジスタ20とカウンタ2とは、同期して動作しているので、カウンタ2の更新周期のバラツキの問題も解消される。
上記実施の形態2では、シフトレジスタ20に送信された8ビットの制御データを使い切った場合に、次にカウンタ2に出力する制御データは、再びROM19から取り込まれた制御データの1ビット目の値となる。そのため、マイコン1に求められる余裕時間はカウンタ2の更新周期よりも短くなる。
これは、マイコン1にとって非常にクリティカルな処理が要求されることになり、カウンタ2に対する制御データの設定遅れが生じる可能性がある。
本実施の形態では、この問題点を解決できる電波レーダ装置を示す。
図5において、この電波レーダ装置には、図4のシフトレジスタ20に並列に8ビットのビット幅を有するシフトレジスタ20Aが設けられてレジスタ部21が構成され、レジスタ部21とカウンタ2との間に選択器22が設けられている。その他の構成については、実施の形態2と同様であり、その説明は省略する。
まず、シフトレジスタ20およびシフトレジスタ20Aには、それぞれROM19からシフトレジスタ20、20Aのビット幅である8ビットの制御データが送信される。続いて、シフトレジスタ20に受信された制御データは、1ビットずつカウンタ2に出力される。シフトレジスタ20の制御データを使い切った次の更新周期は、選択器22がシフトレジスタ20A側に切り替えられて、シフトレジスタ20Aの制御データがカウンタ2に出力される。その間に、シフトレジスタ20には、ROM19から次の制御データが送信される。
上記実施の形態1〜3では、カウンタ2の更新周期は、外部から与えられる電波レーダの観測タイミング等と同期した一定周期であることを想定している。
しかし、VCO9に入力される周波数変調信号の制御電圧に対する発振周波数の関係は、図6に示すように部分的に細かい補正を必要とする場合が想定される。
ここで、同一の周期で送信信号の直線性を向上させようとすると、限りなくカウンタ2の更新周期を短くする必要がある。これは、マイコン1にとって非常にクリティカルな処理が要求されることになり、カウンタ2に対する処理負担が増加することとなる。
本実施の形態では、この問題点を解決できる電波レーダ装置を示す。
図7において、この電波レーダ装置には、図4のカウンタ2およびシフトレジスタ20に更新周期を可変とするクロック選択器23(クロック可変手段)が接続されている。その他の構成については、実施の形態2と同様であり、その説明は省略する。
クロック選択器23からは、例えば図6において、局部的な詳細補正が必要である部分のみ制御データ更新周期が短くなり、逆に補正が余り必要でないVCO9に入力される周波数変調信号の制御電圧と発振周波数とが比較的直線を示す部分のデータ更新周期が長くなるようなクロック周波数が出力される。シフトレジスタ20とカウンタ2とは、クロック選択器23から入力されるクロック周波数に基づいて、同期して動作している。
また、VCO9に入力される周波数変調信号の制御電圧と送信周波数の関係は予め分かっているので、変調全体を管理するタイミング生成手段とあわせてクロック選択用のマップを持たせれば容易に実現できる。
Claims (3)
- 入力される周波数変調信号の電圧に応じた発振周波数を有する送信信号を出力する電圧制御発振器と、
前記電圧制御発振器に対する制御データが格納される記憶手段と、
所定のビット幅を有し、前記記憶手段に接続されて前記所定のビット幅分の制御データを受信するとともに、受信した前記制御データを1ビットずつ出力するシフトレジスタと、
所定の周期で前記シフトレジスタからの前記制御データをカウントするカウンタと、
前記カウンタの出力値を前記電圧制御発振器に対する前記周波数変調信号とするD/A変換器と、
被検出物に対して前記送信信号を送信する送信手段と、
前記被検出物で反射された前記送信信号を受信信号として受信する受信手段と、
前記送信信号と前記受信信号とに基づいて、前記被検出物との距離および相対速度を算出する信号処理手段と
を備えたことを特徴とする電波レーダ装置。 - 前記シフトレジスタは、複数個設けられ、前記所定のビット幅分の制御データを出力し終えたときに順次切り替えられることを特徴とする請求項1に記載の電波レーダ装置。
- 前記カウンタの動作周期を可変とするクロック可変手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電波レーダ装置。
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