JP4046293B2 - 電波レーダ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば自動車の障害物検知に用いられ、レーダビームを用いて被検出物に対する相対距離および相対速度を算出する電波レーダ装置に関する。
従来のFM−CW(Frequency Modulated−Continuous
Wave)レーダ装置は、電圧制御発振手段と、距離・速度算出手段と、補正手段とを備えている。電圧制御発振手段は、入力される制御電圧に対応して周波数が変化する連続波を発生して送信信号として目標物に送出する。距離・速度算出手段は、目標物からの反射波と送信信号との差周波数を用いて目標物までの距離および速度を算出する。補正手段は、内部のメモリに送信信号の周波数変化が時間の経過に対して三角波となるような制御電圧データを有し、電圧制御発振手段に出力する制御電圧の波形を補正している(例えば、特許文献1参照)。
また、従来のFMCWレーダ装置は、電圧制御発振器と、温度センサと、掃引制御部とを備えている。電圧制御発振器は、周波数制御入力端子に供給される周波数指定電圧に応じた発振周波数を有する送信信号を出力する。温度センサは、電圧制御発振器の温度を検出する。掃引制御部は、電圧制御発振器の周波数指定電圧対発振周波数の温度特性を温度特性記憶部に有しており、この温度特性と温度センサの検出温度とに基づいて発振周波数を時間とともに直線上に増加または減少させる周波数指定電圧を生成している(例えば、特許文献2参照)。
また、従来のレーダは、送受信手段と、周波数分析手段と、データ処理手段と、データ記憶手段とを備えている。送受信手段は、送信周波数を決定する電圧制御発振器に対して周波数変調用電圧信号を与えて送信信号を送信し、物標からの反射信号を含む受信信号を受信する。周波数分析手段は、送信信号と受信信号とから得られるビート信号の周波数スペクトルに関するデータを求める。データ処理手段は、データを参照して、D/A(Digital Analog)変換器への入力値を定める。データ記憶手段は、時間経過に伴うD/A変換器への入力値の変化特性を、変化特性の式を表すデータで記憶している(例えば、特許文献3参照)。
また、従来のFM−CWレーダ方式における変調信号発生装置は、ディジタル−アナログ変換器と、積分回路と、傾きデータ出力部とを備えている。ディジタル−アナログ変換器は、傾きデータ出力部から出力された周波数傾きデータを対応するアナログ傾斜階段信号に変換する。積分回路は、ディジタル−アナログ変換器からの傾斜階段信号を逐次積分することによって変調信号を生成する。傾きデータ出力部は、変調信号の所定時間経過後毎の周波数遷移を示す周波数傾きデータをデジタルデータとして保持して出力している(例えば、特許文献4参照)。
特開平7−198833号公報 特開平10−197625号公報 特開2003−232851号公報 特開2002−62355号公報
特許文献1に記載の従来のFM−CWレーダ装置では、内部のメモリに送信信号の周波数変化が時間の経過に対して三角波となるような制御電圧データを有しているため、大容量のメモリを必要とするという問題点があった。
また、特許文献2に記載の従来のFMCWレーダ装置では、温度特性を温度特性記憶部に有しているため、さらに大容量のメモリを必要とするという問題点があった。
また、特許文献3に記載の従来のレーダでは、送信信号の直線性が多項式の項数によって決定されるため、直線性を向上させようとすると、より高速な演算装置が必要になるという問題点があった。
また、特許文献4に記載の従来のFM−CWレーダ方式における変調信号発生装置では、新たに積分器が必要となる上に、傾きデータをアナログ量に変換した後に積分するため、積分器による直線性に関する誤差や温度特性による誤差等の余分な誤差成分を含むという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題とするものであって、その目的は、大容量のメモリあるいは高速な演算装置等の特別なハードウェアを用いることなく送信信号の直線性を向上させるとともに、小型化および低コスト化を実現することのできる電波レーダ装置を提供することにある。
この発明に係る電波レーダ装置は、入力される周波数変調信号の電圧に応じた発振周波数を出力する電圧制御発振器と、電圧制御発振器に対する制御データが格納される記憶手段と、所定のビット幅を有し、記憶手段に接続されて所定のビット幅分の制御データを受信するとともに、受信した制御データを1ビットずつ出力するシフトレジスタと、所定の周期でシフトレジスタからの制御データをカウントするカウンタと、カウンタの出力値を電圧制御発振器に対する周波数変調信号とするD/A変換器と、被検出物に対して周波数変調信号の電圧に応じた発振周波数を有するレーダビームを送信信号として送信する送信手段と、被検出物で反射されたレーダビームを受信信号として受信する受信手段と、送信信号と受信信号とに基づいて、被検出物との距離および相対速度を算出する信号処理手段とを備えたものである。
この発明の電波レーダ装置によれば、カウンタの出力値を電圧制御発振器に対する周波数変調信号とすることにより、大容量のメモリあるいは高速な演算装置等の特別なハードウェアを用いることなく送信信号の直線性を向上させるとともに、小型化および低コスト化を実現することができる。
以下、この発明の各実施の形態について図に基づいて説明するが、各図において同一、または相当する部材、部位については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る電波レーダ装置を被検出物18とともに示すブロック図である。
図1において、この電波レーダ装置は車両に設けられており、マイコン1と、カウンタ2と、D/A変換器3と、A/D(Analog Digital)変換器4と、信号処理部5(信号処理手段)と、送受信RF(Radio Frequency)回路6と、レドーム7とを備えている。
マイコン1は、ROM(Read Only Memory)19(記憶手段)を有している。
また、カウンタ2は電波レーダの観測タイミング等を生成するためのゲートアレイあるいはFPGA(Field Programmable Gate Array)等に一体的に形成されている。
送受信RF回路6は、ローパスフィルタ8と、電圧制御発振器9(VCO:Voltage Controlled Oscillator)(以下「VCO9」と略称する)と、パワーデバイダ10と、送信アンプ11(送信手段)と、送信アンテナ12(送信手段)と、受信アンテナ13(受信手段)と、受信アンプ14(受信手段)と、受信ミキサ15と、ローパスフィルタ16と、IF(Intermediate Frequency)アンプ17とを有している。
マイコン1は、画像データの演算等を行う。ROM19は、マイコン1に内蔵されており、VCO9に対する制御データをマップとして記憶している。カウンタ2は、ROM19から制御データを取り込み、所定の周期でカウントしてD/A変換器3に転送する。D/A変換器3は、カウンタ2の出力をディジタル信号からアナログ信号に変換し、VCO9に対する周波数変調信号として出力する。
ここで、ROM19は、VCO9近傍に設けられた温度センサ(図示せず)からマイコン1に入力される温度信号に応じた複数のマップを有している。
ローパスフィルタ8は、D/A変換器3から出力されたアナログ信号の高周波成分を除去して平滑化された周波数変調信号を出力する。VCO9は、周波数変調信号に応じた発振周波数を有する送信信号を出力する。パワーデバイダ10は、送信信号を送信アンプ11および受信ミキサ15に分配する。送信アンプ11は、送信信号を増幅する。送信アンテナ12は、送信信号を外部の被検出物18に対して送信する。レドーム7は、送信アンテナ12および受信アンテナ13を保護している。
受信アンテナ13は、被検出物18で反射した送信信号を受信信号として受信する。受信アンプ14は、受信信号を増幅する。受信ミキサ15は、受信信号と送信信号とをミキシングして、ビート信号を出力する。ローパスフィルタ16は、ミキサから出力されたビート信号の高周波成分を除去して平滑化されたビート信号を得る。IFアンプ17は、ローパスフィルタ16を通過したビート信号を増幅する。
A/D変換器4は、IFアンプ17から出力されたビート信号をディジタル値に変換したディジタルビート信号を信号処理部5に出力する。信号処理部5は、ディジタルビート信号に基づいて被検出物18との相対距離および相対速度を算出する。
以下、上記構成の電波レーダ装置の動作について、図1から図3までを参照しながら説明する。
また、図3は、図1のカウンタ2の動作を示す説明図である。
まず、ROM19から読み出された制御データがカウンタ2に取り込まれる。カウンタ2に取り込まれた制御データは、電波レーダの観測タイミング等と同期した所定の更新周期毎にカウントされる。
続いて、カウンタ2の出力はD/A変換器3に転送され、D/A変換器3でアナログ信号に変換され、周波数変調信号としてVCO9に入力される。VCO9からは、周波数変調信号の電圧に対応した例えば周波数f(=76.5(GHz))を有する送信信号が出力される。送信信号は、パワーデバイダ10で送信アンプ11および受信ミキサ15に分配される。送信アンプ11に伝送された送信信号は、送信アンプ11によって増幅された後に、送信アンテナ12によってレドーム7を介して被検出物18に向けて送信される。
被検出物18で反射された送信信号は、再度レドーム7を介して受信アンテナ13に受信信号として受信される。
ここで、受信信号は、被検出物18に対する距離に依存する遅延時間Δtと、被検出物18に対する相対速度が生じている場合に起こるドップラシフトΔfとが含まれている。
受信信号は、受信アンプ14で増幅されて、受信ミキサ15に入力される。受信ミキサ15では、受信信号とパワーデバイダ10から入力された送信信号とがミキシングされ、ビート信号が出力される。ビート信号は、ローパスフィルタ16で高周波成分が除去され、IFアンプ17で増幅されて、A/D変換器4に入力される。ビート信号は、A/D変換器4でディジタルビート信号に変換されて、信号処理部5に入力される。
信号処理部5では、A/D変換器4から得られたディジタルビート信号の周波数に基づいて、被検出物18に対する相対距離Rおよび相対速度Vが算出される。
続いて、カウンタ2の動作について、図2を用いて詳細に説明する。図2は、図1のVCO9に入力される周波数変調信号を示す説明図である。
図2に示した周波数変調信号の時間軸方向の分解能を細かくすると、周波数変調信号の変化分は、ビット単位まで細分化される。そのため、カウンタ2の出力を制御データの更新周期毎にD/A変換することにより、周波数変調信号を得ることができる。
即ち、+1、±0、および−1の何れかのデータ操作を制御データの更新周期毎に演算すればよいので、カウンタ2の出力をD/A変換器3の入力とし、カウンタ2の動作を制御データの更新周期毎に制御することにより、周波数変調信号を得ることができる。
また、周波数がアップチャープの場合には、制御データを+1あるいは±0のデータ操作をすればよく、周波数がダウンチャープの場合には、制御データを−1あるいは±0のデータ操作をすればよい。そのため、アップチャープかダウンチャープかをカウンタ2に指示し、アップカウンタまたはダウンカウンタとして動作させることにより、図2に示す三角波を容易に生成することができる。
ここで、例として周波数がアップチャープである場合の、カウンタ2に入力される制御データとカウンタ2からの出力との関係について図3を用いて説明する。
図3において、制御データのビット値が「1」であればカウントアップ許可(=+1)であり、ビット値が「0」であればカウントアップ禁止(=±0)である、とすれば簡単なカウントイネーブル付きのカウンタ2を用いて上記構成のレーダ装置を実現することができる。
なお、図3に示したものは例であり、制御データのビット値「1」あるいは「0」とカウンタ2の動作とは、上記の関係に限られるものではない。
また、カウンタ2に入力される制御データの量は、D/A変換器3のデータ更新回数と同じ量となることから、非常に小さい値をとる事が分かる。
例えば、図2に示した周波数がアップチャープである場合において、制御データの更新を1024回行うとし、D/A変換器3のビット数を16ビットと仮定すると、全ての制御データをROM19に記憶している場合には、16384(=1024×16)(bit)のデータ量が必要となる。それに対して、変化分の制御データをROM19に記憶している場合には、1024(bit)のデータ量となる。
即ち、カウンタ2の出力をD/A変換器3の入力とする事により、D/A変換器3のビット数に影響されないので、制御データの量をD/A変換器3のビット数分の1のデータ量に圧縮することができる。
また、周波数変調信号の直線性を向上させるためには、単位時間当たりの制御データの更新回数を増やすことによって細かい制御をすればよい。
ここで、全ての制御データをROM19に記憶する場合には、D/A変換器3のビット数が更新回数の増分に乗算されるので、制御データの更新回数が増えるほど必要となるメモリ領域は大きくなる。
これに対して、変化分データをROM19に記憶する場合には、制御データの更新回数の増分のみメモリ領域を増やせばよいので、必要となるメモリ領域追加分は小さくなる。そのため、レーダ装置の画像処理に用いられるような性能を有するマイコン1であれば、内蔵しているROM19の領域に制御データを記憶させることができ、外部にメモリを用意する必要が無くなる。
また、変化分データをアナログ量に変換してから積分することがないので、余分な誤差を含むことを防ぐことができる。
この発明の実施の形態1に係る電波レーダ装置によれば、カウンタ2の出力をD/A変換してVCO9の周波数変調信号とすることにより、送信信号の直線性を向上させるとともに、小型化および低コスト化を実現することができる。
また、通常のカウンタ2を用いる事により、制御データ更新時間の細分化に対応した高速動作が可能となる。
また、変化分データのみをROM19に記憶して制御データを小さくする事により、メモリ容量を小さくすることができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、カウンタ2の制御データをROM19から直接取り込む例を示した。しかし、更新する制御データを全てROM19から直接取り込む場合、一般的にはマイコン1内部のタイマ割り込み処理によって制御データがカウンタ2に送信される。このとき、カウンタ2の更新周期を短くすればするほど割り込みが頻繁にかかり本来の画像データの演算等の効率が著しく低下する可能性がある。また、割り込みのかかるタイミングによっては、カウンタ2の更新周期のバラツキが生じる可能性がある。
本実施の形態では、この問題点を解決できる電波レーダ装置を示す。
図4は、この発明の実施の形態2に係る電波レーダ装置を示す要部拡大図である。
図4において、この電波レーダ装置には、図1のマイコン1とカウンタ2との間に例えば8ビットのビット幅を有するシフトレジスタ20が接続されている。また、カウンタ2およびシフトレジスタ20には、外部から電波レーダの観測タイミング等と同期したクロック周波数が入力されている。
その他の構成については、実施の形態1と同様であり、その説明は省略する。
以下、上記構成の電波レーダ装置の動作を説明する。実施の形態1と同様の動作については、詳述は省力する。
シフトレジスタ20には、ROM19からシフトレジスタ20のビット幅である8ビットの制御データが送信される。シフトレジスタ20に受信された8ビットの制御データは、1ビットずつカウンタ2に出力される。カウンタ2に出力された制御データは、カウントされてD/A変換器3に出力される。
ここで、シフトレジスタ20とカウンタ2は、外部から入力されるクロック周波数に基づいて、同期して動作している。
この発明の実施の形態2に係る電波レーダ装置によれば、シフトレジスタ20をマイコン1とカウンタ2との間に接続し、制御データがROM19からシフトレジスタ20を通してカウンタ2に入力される事により、マイコン1への割り込み頻度がシフトレジスタ20のビット幅分の1になってマイコン1の負担を軽減するので、カウンタ2の制御周期を高速且つ安定化させるとともに、送信信号の直線性を向上させることができる。
また、シフトレジスタ20とカウンタ2とは、同期して動作しているので、カウンタ2の更新周期のバラツキの問題も解消される。
また、シフトレジスタ20は、小さな規模で構成されるので、独立して構成することも容易であり、装置を小型化することができる。また、メモリを必要としないので、電波レーダの観測タイミング等を生成するゲートアレイもしくはFPGA(Field Programmable Gate Arrey)等に納める事により、部品点数を減少させる事ができ、低コスト化を実現することができる。
実施の形態3.
上記実施の形態2では、シフトレジスタ20に送信された8ビットの制御データを使い切った場合に、次にカウンタ2に出力する制御データは、再びROM19から取り込まれた制御データの1ビット目の値となる。そのため、マイコン1に求められる余裕時間はカウンタ2の更新周期よりも短くなる。
これは、マイコン1にとって非常にクリティカルな処理が要求されることになり、カウンタ2に対する制御データの設定遅れが生じる可能性がある。
本実施の形態では、この問題点を解決できる電波レーダ装置を示す。
図5は、この発明の実施の形態3に係る電波レーダ装置を示す要部拡大図である。
図5において、この電波レーダ装置には、図4のシフトレジスタ20に並列に8ビットのビット幅を有するシフトレジスタ20Aが設けられてレジスタ部21が構成され、レジスタ部21とカウンタ2との間に選択器22が設けられている。その他の構成については、実施の形態2と同様であり、その説明は省略する。
以下、上記構成の電波レーダ装置の動作を説明する。実施の形態2と同様の動作については、詳述を省略する。
まず、シフトレジスタ20およびシフトレジスタ20Aには、それぞれROM19からシフトレジスタ20、20Aのビット幅である8ビットの制御データが送信される。続いて、シフトレジスタ20に受信された制御データは、1ビットずつカウンタ2に出力される。シフトレジスタ20の制御データを使い切った次の更新周期は、選択器22がシフトレジスタ20A側に切り替えられて、シフトレジスタ20Aの制御データがカウンタ2に出力される。その間に、シフトレジスタ20には、ROM19から次の制御データが送信される。
この発明の実施の形態3に係る電波レーダ装置によれば、シフトレジスタ20、20Aを2重化し、さらに選択器22を追加して制御データを出力するシフトレジスタ20、20Aを選択することにより、マイコン1の余裕時間をカウンタ2の更新時間にシフトレジスタ20、20Aのビット数を乗算した時間で表す事ができるので、マイコン1への時間的制約を緩和し、負担を大幅に軽減することができるとともに、カウンタ2に対する制御データの設定遅れを防止することができる。
なお、上記実施の形態2および3において、シフトレジスタ20、20Aのビット幅は、8bitであるとしたが、勿論このものに限られるものではなく、マイコン1の能力にあわせて現実的な値に設定してやればよい。
実施の形態4.
上記実施の形態1〜3では、カウンタ2の更新周期は、外部から与えられる電波レーダの観測タイミング等と同期した一定周期であることを想定している。
しかし、VCO9に入力される周波数変調信号の制御電圧に対する発振周波数の関係は、図6に示すように部分的に細かい補正を必要とする場合が想定される。
ここで、同一の周期で送信信号の直線性を向上させようとすると、限りなくカウンタ2の更新周期を短くする必要がある。これは、マイコン1にとって非常にクリティカルな処理が要求されることになり、カウンタ2に対する処理負担が増加することとなる。
本実施の形態では、この問題点を解決できる電波レーダ装置を示す。
図7は、この発明の実施の形態3に係る電波レーダ装置を示す要部拡大図である。
図7において、この電波レーダ装置には、図4のカウンタ2およびシフトレジスタ20に更新周期を可変とするクロック選択器23(クロック可変手段)が接続されている。その他の構成については、実施の形態2と同様であり、その説明は省略する。
以下、上記構成の電波レーダ装置の動作を説明する。実施の形態2と同様の動作については、詳述は省略する。
クロック選択器23からは、例えば図6において、局部的な詳細補正が必要である部分のみ制御データ更新周期が短くなり、逆に補正が余り必要でないVCO9に入力される周波数変調信号の制御電圧と発振周波数とが比較的直線を示す部分のデータ更新周期が長くなるようなクロック周波数が出力される。シフトレジスタ20とカウンタ2とは、クロック選択器23から入力されるクロック周波数に基づいて、同期して動作している。
この発明の実施の形態4に係る電波レーダ装置によれば、クロック選択器23を設けることによってカウンタ2の更新周期を可変としたので、制御データのデータ量を増加させることなく送信信号の直線性を向上させることができる。
また、VCO9に入力される周波数変調信号の制御電圧と送信周波数の関係は予め分かっているので、変調全体を管理するタイミング生成手段とあわせてクロック選択用のマップを持たせれば容易に実現できる。
なお、上記実施の形態1〜4では、電波レーダ装置を車両に設けた場合について説明したが、勿論このものに限定されるものではなく、車両以外に設けられていてもよい。
この発明の実施の形態1に係る電波レーダ装置を示すブロック図である。 図1のVCOに入力される周波数変調信号を示す説明図である。 図1のカウンタの動作を示す説明図である。 この発明の実施の形態2に係る電波レーダ装置を示す要部拡大図である。 この発明の実施の形態3に係る電波レーダ装置を示す要部拡大図である。 この発明の実施の形態4に係るVCOに入力される周波数変調信号の制御電圧と発振周波数との関係を示す説明図である。 この発明の実施の形態4に係る電波レーダ装置を示す要部拡大図である。
符号の説明
1 マイコン、2 カウンタ、3 D/A変換器、5 信号処理部(信号処理手段)、6 送受信RF回路、9 電圧制御発振器、11 送信アンプ(送信手段)、12 送信アンテナ(送信手段)、13 受信アンテナ(受信手段)、14 受信アンプ(受信手段)、18 被検出物、19 ROM(記憶手段)、20、20A シフトレジスタ、21 レジスタ部、22 選択器、23 クロック選択器(クロック可変手段)。

Claims (3)

  1. 入力される周波数変調信号の電圧に応じた発振周波数を有する送信信号を出力する電圧制御発振器と、
    前記電圧制御発振器に対する制御データが格納される記憶手段と、
    所定のビット幅を有し、前記記憶手段に接続されて前記所定のビット幅分の制御データを受信するとともに、受信した前記制御データを1ビットずつ出力するシフトレジスタと、
    所定の周期で前記シフトレジスタからの前記制御データをカウントするカウンタと、
    前記カウンタの出力値を前記電圧制御発振器に対する前記周波数変調信号とするD/A変換器と、
    被検出物に対して前記送信信号を送信する送信手段と、
    前記被検出物で反射された前記送信信号を受信信号として受信する受信手段と、
    前記送信信号と前記受信信号とに基づいて、前記被検出物との距離および相対速度を算出する信号処理手段と
    を備えたことを特徴とする電波レーダ装置。
  2. 前記シフトレジスタは、複数個設けられ、前記所定のビット幅分の制御データを出力し終えたときに順次切り替えられることを特徴とする請求項に記載の電波レーダ装置。
  3. 前記カウンタの動作周期を可変とするクロック可変手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または請求項に記載の電波レーダ装置。
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