JP4045888B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、本来の画像データの中の特定マークの付加に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複写機等の画像形成装置における高画質化の1つの方向は、原稿の種類に応じた画像処理を行って画像の再現性を高めることである。ここで、用紙に特定マークなどを記録しておき、そのマークを読み取って得た情報を下に画像処理を制御することが提案されている。
【0003】
たとえば特開2001−189865号公報では、違法コピー禁止などのため、用紙内にコピー禁止マークまたはバーコードを記録する。画像処理回路が、画像データの中にコピー禁止マークまたはバーコードを検出すると、得られた情報(コピー禁止など)をもとに適切な処理を行う。また、特開平8−305791号公報では、用紙にマークを形成しておき、そのマークにより情報を得る。マークにより提供される情報は、原稿の方向、走査方向等の各種制御情報である。ここで、用紙の四隅にマークを形成することにより、原稿の置き方に関係なく同じ認識処理方法を使用できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上に説明したように、画像に対する情報を表わす特定マークを本来の画像に付加して画像を形成することが提案されている。たとえば、複写されたものを原稿として複写を行う、いわゆるジェネレーションコピーにおいては、オリジナルに対して画質が劣化するので、画像再現性を高めるために、操作者が手動で画像処理を切り換える手法などが用いられている。ジェネレーションコピーの場合、たとえば文字はMTF特性によって細くなったり、がたついたりする傾向があるので、膨張処理を行ったり、エッジを他の場合より強調する画像処理をすることにより、文字画像の再現性を向上できる。そこで、ジェネレーションコピーについても、人間の目に見えない特定マークを本来の画像に付加しておき、複写されたものが原稿であるか否かを自動的に判別できるようにすることが考えられる。こうすると、原稿画像を読み取るだけで自動的にジェネレーションコピーに適した画像処理を行える。特定マーク自体は本来の画像に影響を与えないものが好ましく、小さく且つ人間の目には識別しにくいものが望まれており、一方では、正確に検出する必要がある。本出願人は、後で提案しているように、小さく識別しにくい色のマークを複数個配置し、マーク自体を検出するとともに、マーク間の距離を識別することによって、本来の画像と異なる特定マークであることを識別する。ここで、画像形成時の特定マークの画像への追加と画像読取時の特定マークの識別は、これを効果的に行えることが望ましい。
【0005】
この発明の目的は、画像読取時の複数個のマークの識別を効果的に行うことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る画像処理装置は、入力画像データを走査して特定マークを検出する特定マーク検出手段と、前記特定マーク検出手段により検出された複数の特定マークの間隔を検出する間隔検出手段と、前記間隔検出手段により検出された間隔に、既知である特定マークの間隔の規定値に基づいて予め設定されている値を乗算する演算手段と、前記演算手段により演算された演算結果の下位nビットを用いて、前記演算結果が2のn乗であると判別された場合に、前記検出された特定マークが世代コピーマークであるとする判別手段とからなる。
【0007】
前記の画像処理装置において、たとえば、前記特定マークの間隔の規定値は、画像処理装置毎に決定される。
【0008】
前記の画像処理装置は、好ましくは、前記特定マークの検出は、主走査方向と副走査方向の検出範囲内のみで行われる
【0009】
前記の画像処理装置は、好ましくは、さらに、前記のマークが検出されると、入力画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理手段を備える。この画像処理手段は、たとえば、前記のマークが検出されると、特定原稿であることを認識し、世代コピーに適した画像処理を施す。
【0010】
前記の画像処理装置は、好ましくは、さらに、前記特定マークが世代コピーマークであると判別されると、入力画像に対して所定の画像処理を施す画像処理手段を備える。たとえば、前記画像処理は、世代コピーに適した画像処理である。
【0011】
図1〜図3を参照して、ジェネレーションコピーの処理を説明する。はじめて複写される原稿の中には、当然ながら世代コピーマーク(以下GCマークともいう)からなるパターンが含まれていない。そのような原稿を読み取り(S10)、得られた画像データについて、GCマーク検出処理を行う(S12)と、GCマークのパターンがないと判定される(S14でNO)。そこで、画像データについて通常の画像処理を行う(S16)。次に、用紙の余白部にGCマークのパターンを付加する処理を行う(S20)。そして、用紙に画像を形成する(S22)。
【0012】
こうして作成されたコピー(第1世代コピー)では、用紙の余白部に複数のGCマークからなるパターンが形成されている。図2は、1例を図式的に示す。用紙の4辺に余白部が設けられ、複数のGCマークのパターンが余白部内に辺にそって形成されている。GCマークは扁平な形状であり、用紙の辺にそった方向に横長になるように形成されている。複数のGCマークからなるパターンとして、この例では、複数のGCマークが等間隔に配置される。特定マークの色は、目立ちにくい色、たとえば黄色、である。
【0013】
次に、こうして得られた第1世代コピーを原稿として複写をする場合、その原稿を読み取り(S30)、得られた画像データについて、GCマーク検出処理を行う(S32)と、読取画像データからGCマークのパターンが検出され(D34でYES)、ジェネレーションコピーであると判別される。その場合、画像データについてジェネレーションコピー用の画像処理をする(S38)。次に、画像データについて、余白部にGCマークのパターンを付加する処理を行う(S40)。そして、用紙に画像を形成する(S42)。
【0014】
ここで、特定マークについては以下の点を考慮するべきである。入力画像の中から特定マークを認識する場合、パターンマッチングのために、マーク自体にある程度の大きさが必要となる。余白部分に特定マークを印字する場合、認識のしやすさや画像への影響を考えて大きなマークを印字するには大きな余白スペースが必要となる。また、パターンマッチングにおいて認識するために入力画像を保存する場合、入力画像を保存するためのラインメモリの容量も、特定マーク以上の大きさの記憶容量を必要とするために、大きくなる。また、特定マークが大きいと、目立たない色を採用しても、マークが目立ちやすくなる。また、一辺のみに特定マークが印字されていた場合、原稿のスキャナのプラテンガラスへの置き方によってマーク位置が変わることになったり、または、スキャン動作から認識するまで時間がかかるなどの問題がある。
【0015】
そこで、本発明では、図2に示したように、次のような特定マークを用いる。
(1)特定マークの形状は、横長の形状(たとえば長方形)とし、用紙の辺にそって横長に記録する。特定マークは、パターンマッチングで識別するので、ある程度の大きさが必要であるが、大きすぎると目立ってしまう。横長のマークを用いるので、一定のマークの大きさを確保しながら少ない余白領域に印字できるので、必要とする余白領域が少なくてすむ。このため原稿画像に対する影響が少なくてすむ。また、横長のマークを用いるので、マーク面積が同じでも目立ちにくくできる。また、横長形状のマークを用いるので、処理回路の中のラインメモリの記憶容量も少なくてすみ、処理回路の構成が簡略化できる。
【0016】
(2)また、複数の特定マークを、用紙の余白部に用紙の辺にそって印字する。複数のマークを記録するので、一部の欠損があったりしても誤認識が避けられる。複数のマークを辺にそって配置するので、少ない余白領域に印字できる。また、図4に示すように、パターンマッチングに必要なライン数が少ないので、処理回路の中のラインメモリの容量も少なくてすむ。1例では、特定マークの間隔は一定である。
【0017】
(3)また、特定マークは、用紙の四辺にそれぞれ印字する。特定マークの検出範囲は、たとえば、スキャン時の最初の指定ライン数の範囲とし、また必要ならば主走査方向の指定範囲とする。したがって、図5に示すように、原稿の置き方に関係なく、同じ副走査方向の範囲で同じ処理を行うことで、マークを認識できる。したがって、処理回路の構成を簡略化でき、認識までの処理時間を短くできる。
【0018】
図6は、前述の世代コピーを適切に処理するカラー複写機の全体構成を示す。この複写機の構成は、特定原稿認識回路24の構成とGCマーク関連処理とを除いて従来と同様である。
【0019】
スキャナにおいて、CCDセンサ10で読み取られた原稿からの反射光は、AD変換器12によりデジタルのRGB読取データに変換される。読取データは、読取補正部14においてシェーディング補正、ライン間補正、色収差補正などの各種補正処理が施される。補正された読取データは、2つの経路で処理される。
【0020】
一方では、画像処理のための前処理が、解像度変換(拡大、縮小)部16、RGBガンマ補正部18、明度・色差分離部20及びGCマーク除去部22で行われる。解像度変換(拡大、縮小)部16では、必要ならば変倍処理が行われる。RGBガンマ補正部18では、RGBデータについてガンマ補正が行われる。HVC変換部20はRGBデータを明度Vと色差Cr、Cbに変換する。GCマーク除去部22は、読取データからGCマークが検出された場合、余白部からGCマークを除去する。
【0021】
他方、補正された読取データは、特定原稿認識回路24において処理される。特定原稿認識回路24において、紙幣認識回路26は、紙幣などの特定原稿であるか否かを判断する。さらに、特定原稿認識回路24では、GCマークを識別するための特定マーク認識チップ28が着脱可能である。特定マーク認識チップ28は、特定マーク識別処理を行う処理回路100と、ワークエリアであるRAM108とからなる。処理回路100は、マーク判定回路102、エレメント間隔検出回路104および総合判定回路106からなる。
【0022】
次に、画像の特徴に応じた画像調整が行われる。シャープネス補正部30は、画像のシャープネスを調整し、HVC調整部32では、明度・彩度・色相を独立に調整する。そして、色空間変換部34は、調整後のデータについて、濃度データへの変換、下色除去・墨加刷処理、CMYKデータへの変換などを行う。また、図示しないが、カラー/白黒原稿自動判別や自動下地レベル調整なども並行して行う。また、特定原稿認識回路24で特定原稿や特定マークが検出されなかった場合は、通常の画像調整が行われ、特定マークが検出された場合は、ジェネレーションコピー用の画像調整が行われる。その後、付加処理部46で特定マーク(GCマーク)が余白部に付加される。なお、図示しないが、モノクロ画像については2値化処理を行う。
【0023】
次に、JPEG符号化処理部38でデータが圧縮される。圧縮されたデータは、スキャナ画像IF40を経てプリンタ部42または外部機器44に送られる。プリンタ部42では、受け取ったデータを基に用紙に画像を形成する。ここで、用紙の四辺に複数の特定マークからなるパターンが形成される。なお、上述の画像処理系の全体の動作は、CPU50により制御される。CPU50は、プログラムなどを記憶するROM52とワークエリアであるRAM54に接続される。
【0024】
特定マーク認識チップ28は、主走査方向に等間隔で配置された複数の特定マークからなるパターンを認識する。このような特定マークのパターンの認識において、原稿を読み取って得られた画像データから、所定間隔で配置された特定マークを検出する必要がある。複数のマークエレメントで構成される特定マークを認識する場合、一般画像にマークエレメントに類似する色と形状が混じっていると、正確なマークエレメントの個数や配置を検出することが難しい。なお、ここでいうマークの間隔は、パターンマッチングで得られるマークの中心の間隔である。
【0025】
ここで、1つの方向に等間隔に配置されたマークエレメントの間隔を比較する場合、一般には、図7に示すように、次のような手順をとることが考えられる。マークエレメントの間隔としては、規定の間隔の自然数倍(たとえば、1倍、2倍、3倍、4倍)が生じ得るとすると、規定間隔を2倍する回路、3倍する回路および4倍する回路が必要となり、さらに、検出値を規定間隔と比較する第1の比較回路、検出値を規定間隔の2倍と比較する第2の比較回路、検出値を規定間隔の3倍と比較する第3の比較回路、検出値を規定間隔の4倍と比較する第4の比較回路がそれぞれ設けられる。そして、それらの比較結果がOR回路を経て出力される。この構成では、比較する個数の比較回路が必要である。たとえば、規定間隔が31画素であれば、検出値と、31画素、62画素、93画素、124画素のそれぞれとの比較が必要となる。また、ビット数もいずれも8ビット以上必要となる。したがって、比較回路を簡略化することが望ましい。一方、規定の間隔の設定値については、機械の仕様に応じて変更するため、複数の値が設定可能なように汎用性をもたせることが望ましい。たとえば、第1の複写機ではマークエレメント間隔を31画素にしたいが、第2の複写機では35画素にしたいという要求の発生が考えられる。
【0026】
そこで、本実施形態では、図8に示す簡略な間隔検出回路を採用する。この回路では、設定値を変更可能とし、検出値を、使用者により入力された設定値から設定される特定の変換係数と乗算して、2のn乗(たとえば16)の自然数倍の値に変換する。変換係数は、16の自然数倍に変換する場合は、いつも下位の4ビットは"0000"となるように設定される。そして比較回路で所定数の下位ビットのみ設定値と比較する。そして、比較結果に応じて、規定間隔であるか否かを判定する。したがって、この間隔検出回路の構成では、複数の乗算回路の代わりに、特定の変換係数との乗算を行う1つの乗算回路を用い、また、比較回路は1つのみでよい。したがって、種々のマークエレメントの間隔に対応できるとともに、回路構成が簡素化できる。
【0027】
表1は、15の規定値(エレメント間隔)と、それに対応する計算用のパラメータを示す。なお、規定値は、200dpiでの値の他に、600dpiでの値と25dpiでの値も示す。また、マークエレメント間隔をmm単位で示す。さらに25dpiで表わした間隔wについての計算式を示す。さらに、それぞれに対応する係数Valueが示される。計算式は、w*Value/16である。ここで、/16は、4ビットの右シフトで対応できる。この計算で得られた数値の下3桁ないし下6桁の数値を検査する。
【0028】
【表1】
表1 マークエレメント間隔と計算時のパラメータ
Figure 0004045888
【0029】
具体的には、図9に示す間隔検出回路を用いる。この間隔検出回路では、マークエレメントの間隔は以下のように検出する。まず、200dpi時の間隔を選択する。25dpi換算時に、表1のエレメント間隔と計算時のパラメータValueを参照して、25dpiでの間隔wにValueを乗じる。次に、4ビット右にシフトして、16での除算を行う。そして、下位のnビット(3、4、5または6ビット)の数値を検査する。
【0030】
具体的に説明すると、CPU50が、処理回路100にパラメータNを設定すると、エレメント間隔算出回路104内において、設定値保持部112は、それに対応して25dpiでの画素数の設定値を保持する。(たとえば表1のN=9の場合は40という値を選択する。)次に、係数選択部116は、テーブル114を参照して、係数Valueを選択する。(たとえば表のN=9の場合は13という値を選択する。)一方、X座標カウンタ118は、X方向のカウンタであり、初期化の後で、基準となる信号をカウントし、カウント結果を200dpiで出力する。差分算出部120は、前に検出されたエレメントのX座標PreXとカウンタ118との差分を求め、200dpiでのエレメント間隔wを算出する。乗算器122は、係数Valueとエレメント間隔wとを乗算する。同時に、解像度変換のための3ビット及び16での除算のための4ビットの合計7ビットを右にシフトする。(こうして、乗算器122は、w*Value/16を出力する。)比較部124は、乗算結果の所定数の下位ビット(たとえば表のN=9の場合は下位4ビット)が0(または±1)であるか否かを比較する。ここで±1は許容範囲を示す。最初のマークエレメントを検出した場合、または、最初のマークエレメントでなく前のエレメントとの間隔が規定値である場合、その結果を検出数カウント部155を含む検出回路と保持部126に送る。検出数カウント部155は検出数を1つ増加する。また、保持部126は、比較部124でエレメント検出を行った場合、1つ前の検出座標PreXとしてそのX座標を保持する。保持部126の検出座標は差分算出部120に送られる。
【0031】
処理回路100内のマーク判定回路102では、CPU50から入力されるX検出範囲とY検出範囲を設定保持部151に記憶しておく。特定マークの判定は、副走査有効領域信号と主走査有効領域信号が出力されているときの画像信号を受け取って進められる。Y座標カウンタ150は、初期化の後で、副走査有効領域信号が出力されているときにY座標をカウントし、X座標カウンタ118は、主走査有効領域信号が出力されているときにX座標をカウントする。有効領域信号生成回路152は、X検出範囲及びY検出範囲と主走査有効領域信号とを基に有効領域信号を生成する。エレメント判定回路153は、有効領域信号が出力されているときに、画像データを入力してパターンマッチングによりマークエレメントを判定して、判定結果を出力する。
【0032】
処理回路100内のマーク判定回路102では、カウントアップ数判定部154は、マーク判定回路102からのマークエレメントの判定結果、エレメント間隔算出回路104からの間隔判定結果、及び、保持部156からのPreFlagとから、判定されたマークエレメントの有効/無効を判定する。検出判定部157は、マークエレメントの判定結果、間隔判定結果および保持部156で保持しているPreflagから、マークエレメント候補が検出されたことを示すフラグPreFlagを立てる。検出数カウント部155は、マークエレメントの判定結果を基にマークエレメント検出数nCountを出力する。カウントアップ数判定部154と検出判定部157の処理内容は、後で図12を用いて説明される。
【0033】
次に、処理回路100内の比較部124における処理について表1を参照して説明する。(1)もし200dpiでの間隔が64ドットまたは96ドットであれば、下位3ビットが検査される。もし(w & 0x7) が 0x1、0x0または0x7ならば、すなわち、下位3ビットが001、000または111ならば、OKである。(2)また、もし200dpiでの間隔が128ドットから224ドットまでならば、下位4ビットが検査される。もし、(w & 0xf) が 0x1、0x0または0xfならば、すなわち、下位4ビットが0001、0000または1111ならば、OKである。(3)また、もし200dpiでの間隔が256ドットから480ドットまでならば、下位5ビットが検査される。もし、(w & 0x1f) が 0x1、0x0または0x1fならば、すなわち、下位5ビットが00001、00000または11111ならば、OKである。(4)また、もし200dpiでの間隔が512ドットならば、下位6ビットが検査される。もし、(w & 0x3f) が 0x1、0x0または0x3fならば、すなわち、下位6ビットが000001、000000または111111ならば、OKである。
【0034】
なお、パラメータNは、画像処理装置が搭載される装置の機種に応じて自動的に設定してもよい。図10は、その場合の設定値自動設定のフローチャートである。特定マーク認識チップ28が画像処理装置に装着されている場合(S60でYES)、機種を識別し、装置が機種Aであれば(S62でYES)、パラメータを示すN(表1)を1とする(S64)。また、装置が機種Bであれば(S66でYES)、パラメータを示すNを2とする(S68)。以下、同様に機種に応じてNを設定する。
【0035】
以下に、特定マーク認識チップ28における処理手順を説明する。図11は、複数の特定マークからなるパターンの認識の処理のフローを示す。まずR,G,Bの画像データ(各8ビット)をエレメント判定回路153に入力する(S100)。次に、入力画像データからGCマークの色を抽出する(S102)。エレメント判定回路153では、入力されたR,G,Bの画像濃度が、予め規定された参照濃度範囲内であるか否かを判定して2値化を行う。これにより2値データが得られる。次に、2値像データからノイズを除去する(S104)。ここで、1画素からなる孤立点を除去する。次に、こうして得られた2値データについて、パターンマッチングのためのマーク検出パラメータを用いて、特定マークエレメント形状を検出する(S106)。ここで、たとえば11×11画素のエレメントフィルタを用いてマークエレメント形状の抽出を行う。次に、検出判定部157において、検出したマークエレメントについて所定間隔であるか否かを検査する(S108)。ここで、前回検出されたマークエレメントのx座標位置PreXとの差が指定のマークエレメント間隔の自然数倍であればマークエレメントであると判定する。次に、検出数カウント部155において、所定間隔であるマークエレメントの個数を算出する(S110)。そして、マークエレメントの個数を合計し、規定数であるか否かを判定し、その結果を出力する(S112)。ここで、マークエレメントの個数が規定数であると、世代コピーであると判定する。
【0036】
図12は、特定マーク認識チップ28におけるマーク間隔検査(図11、S108)とマーク個数カウント(図11、S110)のより詳細な処理を示す。ここで、画像データからの特定マークの検出は原稿の端から指定ライン数の範囲で行う。先に説明したように、特定マークは所定間隔で配置されているものとする。入力画像データを順次走査して、エレメント判定回路153が特定マークのパターンを検出する。2値データの座標位置は(X、Y)で表わす。まず、前処理として、CPU50は、X検出範囲とY検出範囲とを設定値保持回路151に設定する。また、マークエレメント規定間隔を保持回路112に設定する。なお、有効領域であれば有効領域信号生成回路152が有効領域信号を出力する。副走査有効領域信号がHレベルになると、検出数カウント部155において検出マークエレメント数nCountを0に初期化し、Y座標カウンタ150においてY座標の値を0に初期化する(S200)。次に、主走査有効領域信号がHレベルになると、X座標カウンタ118においてX座標の値を0に初期化する(S202)。次に、エレメント判定回路153では、11×11画素のマークエレメントフィルタを用いて、パターンマッチングによりマークエレメント候補を検出する(S204)。マークエレメント候補が検出されると、次に、検出判定部157で最初のマークエレメントであるか否かを判定する(S206)。最初のマークエレメントであれば、検出数カウント部155では検出マークエレメント数nCountをインクリメントし、検出判定部157ではマークエレメント候補が検出されたことを示すフラグPreFlagを立てる(S208)。さらに、検出されたマークエレメントの中心のX座標をx1とし、現在のXの値を、座標保持部126の前回検出マークエレメント位置PreXに設定する(S222)。また、マークエレメント候補が最初のマークエレメントでなければ(S206でNO)、そのマークエレメントのX座標をx2とする。次に、そのマークエレメントと1つ前の検出マークエレメント位置PreXとの距離(x2とx1の差の絶対値)が指定の間隔Wの自然数倍であるか否かを比較部124における下位ビットの比較により判定する(S210)。ここで、先に説明したように、テーブル114から選択された係数を用いた乗算値が用いられる。指定の間隔Wの自然数倍であれば(すなわちabs(x2−x1)=nW±1ならば)、検出数カウント部155において検出マークエレメント数nCountをインクリメントする(S212)。ここで±1は許容範囲を示す。カウントアップ数判定部154は、カウントするべき場合に検出数カウント部155に信号を出力する。検出判定部157で出力されたフラグPreFlagが0であれば(S214でYES)、検出数カウント部155において検出マークエレメント数nCountをインクリメントして(S216)、前回にマークエレメント候補でないと判断されたマークエレメント候補も検出マークエレメントとして扱う。そして、保持部156ではフラグPreFlagを1とする(S218)。また、エレメント検出座標保持部126において現在のX座標の値を前回検出マークエレメント位置PreXに設定する(S222)。指定の間隔Wでなければ(S210でNO)、保持部156ではフラグPreFlagを0とする(S220)。また、保持部126において現在のXの値を前回検出マークエレメント位置PreXに設定する(S222)。
【0037】
次に、X座標カウンタ118ではXをインクリメントして主走査方向に位置を移動し(S224)、XがX検出範囲内であれば(S226でNO)、ステップS204に戻ってマークエレメント検出を続ける。
【0038】
XがX検出範囲内でなくなると(S226でYES)、Y座標カウンタ150ではYをインクリメントして、副走査方向に位置を移動する(S228)。YがY検出範囲内であれば(S230でNO)、ステップS202に戻ってマークエレメント検出を続ける。YがY検出範囲内でなくなると(S230でYES)、処理を終了する。このときのnCountの値が、検出されたマークの数である。
【0039】
図13は、マーク個数カウント動作の例を示す。この例では長方形で示すマークエレメント候補が図に示すような順番で検出されている。最初のマークエレメント候補が検出されると、検出エレメント数nCountが1となり、フラグPreFlagが1と設定される。次に、2つ目のマークエレメント候補が検出されるが、指定の間隔の位置に存在しないので、マークエレメントでないと判断する。そこでフラグPreFlagが0に設定される。次に、3つ目のマークエレメント候補が検出されが、指定の間隔の位置に存在しないので、エレメントでないと判断し、フラグPreFlagが0に設定される。4つ目のマークエレメント候補が検出されると、指定の間隔の位置に存在するので、検出エレメント数nCountが2となり、さらに、前回のエレメント候補が指定の間隔でないと判断されていたので、有効なエレメント候補と判断して、さらに検出エレメント数nCountが3と増加する。そしてフラグPreFlagが1と設定される。
【0040】
【発明の効果】
複数のマークからなるパターンの検出において、マーク間隔が設定値またはその自然数倍であるか否かを判別するので、判別手段が1つだけでよく、マーク間隔検出の構成が大幅に簡素化できる。
2のn乗の自然数倍に変換するので、判別手段で比較するビット数も少なくてすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1世代コピーの処理を示すフローチャート
【図2】 世代コピーの1例の図
【図3】 第2世代コピーの処理を示すフローチャート
【図4】 認識に必要なラインを示す図
【図5】 原稿の異なる置き方の場合の検出処理を示す図
【図6】 カラー複写機の全体構成を示すブロック図
【図7】 主走査方向に等間隔に配置されたマークエレメントの間隔を比較する比較例の図
【図8】 主走査方向に等間隔に配置されたマークエレメントの間隔を比較する回路の概念を示す図
【図9】 マークエレメント間隔検出回路の回路図
【図10】 画像処理装置が搭載される機種に応じた設定値自動設定のフローチャート
【図11】 特定マーク認識チップにおける特定マーク認識のフローチャート
【図12】 マーク間隔検査とマーク個数カウントのフローチャート
【図13】 マーク個数カウント動作の説明のための図
【符号の説明】
10 CCDセンサ、 22 GCマーク除去部、 24 特定原稿認識回路、 28 特定マーク認識チップ、30 シャープネス補正部、 32HVC調整部、 34 色空間変換部、 36 付加処理部、 50 CPU、 100 処理回路、 102 マーク判定回路102、 104 エレメント間隔算出回路、 106 総合判定回路、 112 設定値保持部、 116 係数選択部、 118 X座標カウンタ、 120 差分算出部、 122 乗算器、 124 比較部、 126 保持部、153 ジェネレーションマークエレメント判定部、 154 カウントアップ数判定部、 155 検出数カウント部、 157 検出判定部。

Claims (5)

  1. 入力画像データを走査して特定マークを検出する特定マーク検出手段と、
    前記特定マーク検出手段により検出された複数の特定マークの間隔を検出する間隔検出手段と、
    前記間隔検出手段により検出された間隔に、既知である特定マークの間隔の規定値に基づいて予め設定されている値を乗算する演算手段と、
    前記演算手段により演算された演算結果の下位nビットを用いて、前記演算結果が2のn乗であると判別された場合に、前記検出された特定マークが世代コピーマークであると判別する判別手段と
    からなる画像処理装置。
  2. 前記特定マークの間隔の規定値は、画像処理装置毎に決定されることを特徴とする請求項1に記載された画像処理装置。
  3. 前記特定マークの検出は、主走査方向と副走査方向の検出範囲のみで行われることを特徴とする請求項1または2に記載された画像処理装置。
  4. さらに、前記特定マークが世代コピーマークであると判別されると、入力画像に対して所定の画像処理を施す画像処理手段を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載された画像処理装置。
  5. 前記画像処理は、世代コピーに適した画像処理であることを特徴とする請求項4に記載された画像処理装置。
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