JP4045729B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、転写紙の有効利用を図った画像形成装置及び画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、有限な森林等の環境資源を保護し、資源の有効利用を図る観点から、既に片面に画像が形成された再利用紙の使用が行われている。例えば、特開平8−305219号公報には、給紙トレイに載置された転写紙が再利用紙であるが未使用紙であるかをユーザが給紙トレイ上で予め設定し、センサがこれを識別し、選択された給紙トレイに載置された転写紙が再利用紙である場合は、転写紙の両面に画像を形成する両面コピーを禁止する技術が開示されている。また、同公報には、複数の給紙トレイに載置されている転写紙が再利用紙であるか未使用紙であるかを識別すると共に、画像の形成中に使用していた給紙トレイ上の転写紙を使い果たしたときは、今まで使用していた転写紙と同じ紙質の転写紙が載置されている給紙トレイに切り替えて画像の形成を継続する技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の公報に開示されている技術では、再利用紙を使用する設定がされている給紙トレイを選択して両面コピーをしようとすると、両面コピーが禁止されるため、使用する転写紙の設定を未使用紙の使用に変更しなければならない。このような設定の変更をするためには、通常、装置のメンテナンス等を行ういわゆる管理者モードに移行する必要がある。すなわち、再利用紙又は未使用紙を選択して使用する場合は、管理者モードに移行して転写紙の種類の設定を行い、再度、通常動作を行うモードに戻って画像の形成を行わなければならない。このため、特定の給紙トレイが再利用紙に設定されている場合、ユーザがこの給紙トレイに未使用紙を一時的に入れて両面コピーをしようとすると、その都度管理者モードに移行して未使用紙を使用する設定をしなければならず、ユーザは煩雑な操作を強いられることとなる。
【0004】
また、上記の公報に開示されている技術では、使用していた給紙トレイ上の転写紙を使い果たしたときは、今まで使用していた転写紙と同じ紙質の転写紙が載置されている給紙トレイに切り替えて画像の形成を継続するが、再利用紙を使用する設定がされている特定の給紙トレイに一時的に未使用紙を入れて両面コピーを行う場合は不都合が生じる。すなわち、その特定の給紙トレイは再利用紙を使用する設定となっているため、その特定の給紙トレイに載置された未使用紙が使い果たされたときは、再利用紙が載置されている他の給紙トレイに自動的に切り替わり、両面コピーが継続されてしまう。このため、ミスコピーが生じ、転写紙、トナー等の無駄を招くと共に、ユーザは余計な動作を強いられてしまうという不都合がある。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、再利用紙を使用する設定がされている給紙トレイに未使用紙を一時的に入れて両面コピーをする場合でも操作が簡単で、コピーミスが生じない画像形成装置及び画像形成方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の画像形成装置の発明は、給紙トレイから供給された転写紙の片面又は両面に画像を形成する画像形成部と、給紙トレイに対して、既に片面に画像が形成された再利用紙を使用する旨の設定を行う設定手段と、設定がされている給紙トレイから供給される転写紙の両面に画像を形成する旨の指示を受けた場合は、所定の警告を行う警告手段と、警告がされた後、さらに設定がされている給紙トレイから供給される転写紙の両面に画像を形成する旨の指示を受けた場合は、設定がされている給紙トレイに載置されている転写紙の両面に画像を形成するように画像形成部に対して指示を与える制御手段とを備える構成を採る。
【0007】
このように、再利用紙の使用が設定された状態で、転写紙の両面に画像を形成する旨の指示を受けた場合は、所定の警告を行うので、ユーザに対し、再利用紙に両面コピーがされることに対する注意を促すことができる。また、警告がされた後、さらに両面コピーをする旨の指示を受けた場合は、実際に給紙トレイに載置されている転写紙の両面にコピーがされるので、再利用紙の使用が設定してある給紙トレイに一時的に未使用紙を入れて両面コピーを行う場合に、いわゆる管理者モードに移行することなく簡単な操作で両面コピーを行うことが可能となる。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、複数の給紙トレイと、複数の給紙トレイから使用する給紙トレイを切り替える給紙トレイ切替手段とを備え、設定手段は、複数の給紙トレイのうち特定の給紙トレイに対して既に片面に画像が形成された再利用紙を使用する旨の設定を行い、制御手段は、警告がされた後、特定の給紙トレイに載置されている転写紙の両面に画像を形成するように画像形成部に対して指示を与えた後、特定の給紙トレイに載置された転写紙がすべて使用し尽くされた場合は、給紙トレイ切替手段に対し、給紙トレイの切替を禁止する構成を採る。
【0009】
これにより、特定の給紙トレイに対して再利用紙の使用が設定されている状態で、その特定の給紙トレイに未使用紙を入れて両面コピーをした場合、その特定の給紙トレイ内の未使用紙が使い尽くされた場合は、給紙トレイの切り替えを禁止するので、再利用紙が載置されている給紙トレイに切り替わり、再利用紙に両面コピーがされることを防止することができる。これにより、ミスコピーを未然に回避することができる。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の画像形成装置において、制御手段は、特定の給紙トレイに載置された転写紙がすべて使用し尽くされたときは、特定の給紙トレイへ転写紙を補給する旨の報知を行う報知手段を更に備える構成を採る。
【0011】
これにより、特定の給紙トレイに対して再利用紙の使用が設定されている状態で、その特定の給紙トレイに未使用紙を入れて両面コピーをした場合、その特定の給紙トレイ内の未使用紙が使い尽くされた場合は、その特定の給紙トレイに転写紙を補給する旨の報知を行うので、ユーザの注意を喚起することができる。
【0012】
請求項4記載の画像形成方法の発明は、給紙トレイに対して、既に片面に画像が形成された再利用紙を使用する設定を行う設定工程と、設定がされている給紙トレイから供給される転写紙の両面に画像を形成する旨の指示を受けた場合は、所定の警告を行う警告工程と、警告がされた後、さらに設定がされている給紙トレイから供給される転写紙の両面に画像を形成する旨の指示を受けた場合は、設定がされている給紙トレイに載置されている転写紙の両面に画像を形成する画像形成工程とを含む構成を採る。
【0013】
このように、再利用紙の使用が設定された状態で、転写紙の両面に画像を形成する旨の指示を受けた場合は、所定の警告を行うので、ユーザに対し、再利用紙に両面コピーがされることに対する注意を促すことができる。また、警告がされた後、さらに両面コピーをする旨の指示を受けた場合は、実際に給紙トレイに載置されている転写紙の両面にコピーがされるので、再利用紙の使用が設定してある給紙トレイに一時的に未使用紙を入れて両面コピーを行う場合に、いわゆる管理者モードに移行することなく簡単な操作で両面コピーを行うことが可能となる。
【0014】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の画像形成方法において、複数の給紙トレイから使用する給紙トレイを切り替える給紙トレイ切替工程を含み、設定工程は、複数の給紙トレイのうち特定の給紙トレイに対して既に片面に画像が形成された再利用紙を使用する旨の設定を行い、画像形成工程は、警告がされた後、特定の給紙トレイに載置されている転写紙の両面に画像を形成している間、特定の給紙トレイに載置されている転写紙がすべて使用し尽くされた場合は、給紙トレイ切替工程による給紙トレイの切替を禁止する構成を採る。
【0015】
これにより、特定の給紙トレイに対して再利用紙の使用が設定されている状態で、その特定の給紙トレイに未使用紙を入れて両面コピーをした場合、その特定の給紙トレイ内の未使用紙が使い尽くされた場合は、給紙トレイの切り替えを禁止するので、再利用紙が載置されている給紙トレイに切り替わり、再利用紙に両面コピーがされることを防止することができる。これにより、ミスコピーを未然に回避することができる。
【0016】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の画像形成方法において、特定の給紙トレイに載置された転写紙がすべて使用し尽くされたときは、特定の給紙トレイへ転写紙を補給する旨の報知を行う報知工程を更に含む構成を採る。
【0017】
これにより、特定の給紙トレイに対して再利用紙の使用が設定されている状態で、その特定の給紙トレイに未使用紙を入れて両面コピーをした場合、その特定の給紙トレイ内の未使用紙が使い尽くされた場合は、その特定の給紙トレイに転写紙を補給する旨の報知を行うので、ユーザの注意を喚起することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明者は、再利用紙を使用する設定がされている給紙トレイを選択して両面コピーをすることを常に禁止すると、一時的に未使用紙を用いて両面コピーをする際にユーザの操作が煩雑となる点に着目し、ユーザが再利用紙を使用する設定がされている給紙トレイに未使用紙を入れて両面コピーをする場合は、その禁止を解除して両面コピーを行うことによって操作の簡略化を図ることができることを見出し、本発明をするに至った。
【0019】
すなわち、本発明は、給紙トレイから供給された転写紙の片面又は両面に画像を形成する画像形成部と、既に片面に画像が形成された再利用紙を使用する旨の設定を行う設定手段と、設定がされた状態で、転写紙の両面に画像を形成する旨の指示を受けた場合は、所定の警告を行う警告手段と、警告がされた後、さらに転写紙の両面に画像を形成する旨の指示を受けた場合は、給紙トレイに載置されている転写紙の両面に画像を形成するように画像形成部に対して指示を与える制御手段とを備えることを特徴とする。
【0020】
これにより、本発明者は、再利用紙の使用が設定してある給紙トレイに一時的に未使用紙を入れて両面コピーを行う場合、いわゆる管理者モードに移行することなく簡単な操作で両面コピーを行うことを可能とした。以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0021】
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。転写紙に形成される画像データは、例えば、ホストコンピュータや読取装置等から入力インタフェース1に入力される。制御手段2は、入力された画像データを記憶手段3のメモリ領域を使用しながら印刷手段4へ出力するデータを生成する。また、制御手段2は、操作パネル5からの入力信号に従って、各種の設定を行い、設定した内容を記憶手段3へ格納する。
【0022】
印刷手段4は、転写紙の片面及び両面に画像を形成することが可能であり、制御手段2から入力されたデータに基づいて転写紙に画像を形成する。また、印刷手段4は、複数の給紙トレイを備えており、各給紙トレイには未使用紙又は再利用紙が載置される。さらに印刷手段4は、自動給紙トレイ切り替えを行う機能を有している。制御手段2によってこの自動給紙トレイ切り替えが設定された状態で、ある特定の給紙トレイに載置されていた転写紙が使い果たされて無くなると、その特定の給紙トレイに載置されていた転写紙と同じ紙質の転写紙を有する他の給紙トレイに切り替えてコピーを継続する。
【0023】
操作パネル5は、データを表示するディスプレイ、スタートキー等の操作ボタン、及び音声データを出力するスピーカを備えており、ユーザは操作パネル5から本画像形成装置に対する操作を行う。ユーザは、操作パネル5を操作することによって、給紙トレイ毎に再利用紙を使用する設定、及び自動給紙トレイ切り替えを行う設定等を行う。本実施の形態では、表1に示すような設定がされているものとする。すなわち、印刷手段4は、給紙トレイAとBの2つのトレイを備えており、給紙トレイA及びBには、再利用紙を使用する設定がされている。また、給紙トレイA及びBに実際に載置されている転写紙は再利用紙である。また、給紙トレイA及びBとも再利用紙は実際に載置されており使い果たされていない。
【0024】
【表1】
表1に示す内容が設定されている状態で、ユーザが給紙トレイAに一時的に未使用紙を入れて両面コピーをしようとする場合は、表2に示すような状態となる。
【0025】
【表2】
すなわち、給紙トレイAには、再利用紙を使用する設定がされているが、実際に入っている転写紙は未使用紙である。給紙トレイBに実際に入っている転写紙は、設定の通り再利用紙である。このような状態でユーザが給紙トレイAを選択して両面コピーをする場合について説明する。
【0026】
図2は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の動作を示すフローチャートである。まず、ユーザが操作パネル5から両面コピーのスタートキーを押下する(ステップS1)。次に、再利用紙が使用されているかどうかを判断する(ステップS2)。給紙トレイAには再利用紙を使用する設定がされているため、ステップS2では、給紙トレイAに再利用紙が入っていると判断される。なお、再利用紙を使用する設定がされていない場合は、ステップS5に移行して両面コピーが開始される。
【0027】
ステップS2において、再利用紙が使用されていると判断した場合は、警告を行う(ステップS3)。ここでは、操作パネル5が備えるディスプレイに再利用紙が使用される旨を表示することによりユーザに対して警告を行う。また、操作パネル5が備えるスピーカから警告音を発する方法を取ることも可能である。ユーザは、再利用紙が使用される警告を受けたとしても、実際に載置されているのは未使用紙であることを知っているため、再度スタートキーを押下する(ステップS4)。ステップS4において、スタートキーが再度押下された場合は、両面コピーが開始される(ステップS5)。なお、ステップS4においてスタートキーが再度押下されなかった場合はこの判断を繰り返す。
【0028】
このように、再利用紙の使用が設定された状態で、転写紙の両面に画像を形成する旨の指示を受けた場合は、所定の警告を行うので、ユーザに対し、再利用紙に両面コピーがされることに対する注意を促すことができる。また、警告がされた後、さらに両面コピーをする旨の指示を受けた場合は、実際に給紙トレイに載置されている転写紙の両面にコピーがされるので、再利用紙の使用が設定してある給紙トレイに一時的に未使用紙を入れて両面コピーを行う場合に、いわゆる管理者モードに移行することなく簡単な操作で両面コピーを行うことが可能となる。
【0029】
次に、給紙トレイAに転写紙(未使用紙)が残っているかどうかを判断し(ステップS6)、残っている場合は、必要なコピーが終了するまでコピーを継続する(ステップS7)。ステップS6において、給紙トレイAに転写紙(未使用紙)が残っていない場合は、表3に示すような状態となる。
【0030】
【表3】
すなわち、給紙トレイAに載置されていた未使用紙が使い果たされて無くなっている。一方、給紙トレイBには再利用紙が載置されている。ステップS6において、給紙トレイAに転写紙(未使用紙)が残っていない場合は、自動給紙トレイ切り替えが設定されているかどうかを判断する(ステップS8)。自動給紙トレイ切り替えが設定されていない場合は、ステップS11へ移行し、コピーを中断して転写紙の補給を促す表示を行う。
【0031】
一方、ステップS8において、自動給紙トレイ切り替えが設定されている場合は、ステップS3において警告があった後で再度スタートキーが押下されたことによりコピーが開始されたかどうかを判断する(ステップS9)。ステップS9において、警告があった後で再度スタートキーが押下されたことによりコピーが開始された場合は、コピーを中断して転写紙(未使用紙)の補給を表示する(ステップS11)。すなわち、自動給紙トレイ切り替えが設定されている場合、ある給紙トレイの転写紙が使い尽くされて無くなると、同じ紙質が設定されている他の給紙トレイに切り替えてコピーを継続する。本実施の形態の場合、表3に示すように、給紙トレイAに設定されているのは再利用紙の使用であるが、給紙トレイAに実際に載置されていたのは未使用紙である。従って、給紙トレイAに載置されていた転写紙が無くなると、再利用紙を使用する設定がされている給紙トレイBに自動的に切りかえられ、両面コピーが再開されてしまう。このため、ステップS9における判断で、警告があった後で再度スタートキーが押下されたことによりコピーが開始された場合は、コピーを中断して転写紙(未使用紙)の補給を表示する(ステップS11)。
【0032】
これにより、給紙トレイAに対して再利用紙の使用が設定されている状態で、給紙トレイAに未使用紙を入れて両面コピーをした場合、給紙トレイA内の未使用紙が使い尽くされた場合は、給紙トレイBへの切り替えを禁止するので、再利用紙が載置されている給紙トレイBに切り替わり、再利用紙に両面コピーがされることを防止することができる。これにより、ミスコピーを未然に回避することができる。
【0033】
また、ステップS11においては、操作パネル5が備えるディスプレイに転写紙の補給を促す表示を行うが、操作パネル5が備えるスピーカから音を出して報知する方法を取ることも可能である。
【0034】
これにより、給紙トレイAに対して再利用紙の使用が設定されている状態で、給紙トレイAに未使用紙を入れて両面コピーをした場合、給紙トレイA内の未使用紙が使い尽くされた場合は、給紙トレイAに転写紙(未使用紙)を補給する旨の報知を行うので、ユーザの注意を喚起することができる。
【0035】
なお、ステップS9の判断において、ステップS3における警告があった後で再度スタートキーが押下されたことによりコピーが開始されたのではない場合は、再利用紙を使用する設定で両面コピーが開始されたのではないこととなる。すなわち、当初から未使用紙を使用する設定で、実際に未使用紙に対して両面コピーが行われていたこととなる。この場合は、自動給紙トレイ切り替えを行い、未使用紙を有する他の給紙トレイに切り替えを行い、両面コピーを継続する。
【0036】
このように、本実施の形態に係る画像形成装置は、再利用紙の使用が設定された状態で、転写紙の両面に画像を形成する旨の指示を受けた場合は、所定の警告を行うので、ユーザに対し、再利用紙に両面コピーがされることに対する注意を促すことができる。また、警告がされた後、さらに両面コピーをする旨の指示を受けた場合は、実際に給紙トレイに載置されている転写紙の両面にコピーがされるので、再利用紙の使用が設定してある給紙トレイに一時的に未使用紙を入れて両面コピーを行う場合に、いわゆる管理者モードに移行することなく簡単な操作で両面コピーを行うことが可能となる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る画像形成装置は、給紙トレイから供給された転写紙の片面又は両面に画像を形成する画像形成部と、既に片面に画像が形成された再利用紙を使用する旨の設定を行う設定手段と、設定がされた状態で、転写紙の両面に画像を形成する旨の指示を受けた場合は、所定の警告を行う警告手段と、警告がされた後、さらに転写紙の両面に画像を形成する旨の指示を受けた場合は、給紙トレイに載置されている転写紙の両面に画像を形成するように画像形成部に対して指示を与える制御手段とを備える構成を採る。
【0038】
このように、再利用紙の使用が設定された状態で、転写紙の両面に画像を形成する旨の指示を受けた場合は、所定の警告を行うので、ユーザに対し、再利用紙に両面コピーがされることに対する注意を促すことができる。また、警告がされた後、さらに両面コピーをする旨の指示を受けた場合は、実際に給紙トレイに載置されている転写紙の両面にコピーがされるので、再利用紙の使用が設定してある給紙トレイに一時的に未使用紙を入れて両面コピーを行う場合に、いわゆる管理者モードに移行することなく簡単な操作で両面コピーを行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】上記実施の形態に係る画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…入力インタフェース、2…制御手段、3…記憶手段、4…印刷手段、5…操作パネル。
Claims (6)
- 給紙トレイから供給された転写紙の片面又は両面に画像を形成する画像形成部と、
前記給紙トレイに対して、既に片面に画像が形成された再利用紙を使用する旨の設定を行う設定手段と、
前記設定がされている給紙トレイから供給される転写紙の両面に画像を形成する旨の指示を受けた場合は、所定の警告を行う警告手段と、
前記警告がされた後、さらに前記設定がされている給紙トレイから供給される転写紙の両面に画像を形成する旨の指示を受けた場合は、前記設定がされている給紙トレイに載置されている転写紙の両面に画像を形成するように前記画像形成部に対して指示を与える制御手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。 - 複数の給紙トレイと、
前記複数の給紙トレイから使用する給紙トレイを切り替える給紙トレイ切替手段とを備え、
前記設定手段は、前記複数の給紙トレイのうち特定の給紙トレイに対して既に片面に画像が形成された再利用紙を使用する旨の設定を行い、
前記制御手段は、前記警告がされた後、前記特定の給紙トレイに載置されている転写紙の両面に画像を形成するように前記画像形成部に対して指示を与えた後、前記特定の給紙トレイに載置された転写紙がすべて使用し尽くされた場合は、前記給紙トレイ切替手段に対し、給紙トレイの切替を禁止することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記特定の給紙トレイに載置された転写紙がすべて使用し尽くされたときは、前記特定の給紙トレイへ転写紙を補給する旨の報知を行う報知手段を更に備えることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 給紙トレイに対して、既に片面に画像が形成された再利用紙を使用する設定を行う設定工程と、
前記設定がされている給紙トレイから供給される転写紙の両面に画像を形成する旨の指示を受けた場合は、所定の警告を行う警告工程と、
前記警告がされた後、さらに前記設定がされている給紙トレイから供給される転写紙の両面に画像を形成する旨の指示を受けた場合は、前記設定がされている給紙トレイに載置されている転写紙の両面に画像を形成する画像形成工程とを含むことを特徴とする画像形成方法。 - 複数の給紙トレイから使用する給紙トレイを切り替える給紙トレイ切替工程を含み、
前記設定工程は、前記複数の給紙トレイのうち特定の給紙トレイに対して既に片面に画像が形成された再利用紙を使用する旨の設定を行い、
前記画像形成工程は、前記警告がされた後、前記特定の給紙トレイに載置されている転写紙の両面に画像を形成している間、前記特定の給紙トレイに載置されている転写紙がすべて使用し尽くされた場合は、前記給紙トレイ切替工程による給紙トレイの切替を禁止することを特徴とする請求項4記載の画像形成方法。 - 前記特定の給紙トレイに載置された転写紙がすべて使用し尽くされたときは、前記特定の給紙トレイへ転写紙を補給する旨の報知を行う報知工程を更に含む請求項5記載の画像形成方法。
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