JP4045427B2 - 給紙装置および該給紙装置を備えた記録装置 - Google Patents

給紙装置および該給紙装置を備えた記録装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、FAX、プリンタ等に代表される記録装置において、被記録材を給送する給紙装置に関し、特に、被記録材を給紙ローラ外周に巻回して給送することにより、側面視略U字形の形状をなす給送経路を有する給紙装置に関する。また、本発明は、該給紙装置を備えた記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
記録装置の1つとしてのプリンタには、積層された複数の印刷用紙(単票紙)が置かれた給紙トレイから、最上位の印刷用紙を1枚ずつ取り出して記録部(印刷部)に給送する給紙装置を備えるものがある。給紙装置においては、給紙トレイの底部に配置されたホッパが、印刷用紙を上方に持ち上げて給紙ローラに当接(圧接)させ、その後、給紙ローラを回転させることにより最上位の印刷用紙が取り出され、そして記録部に給送される様になっている。
【0003】
ところで、給紙トレイ、給紙ローラ、記録部の配置によっては、印刷用紙が給紙ローラによって反転湾曲されるような給送経路、即ち、給送経路を側面視して略U字形の形状をなすような給送経路が構成される場合がある。この様な給送経路を有する給紙装置では、給紙ローラの外周に沿う様な凹曲面を有する案内部材によって印刷用紙を下流側へと案内する。そして、例えば下方に配置された給紙トレイから印刷用紙が取り出され、給紙ローラによって反転湾曲されて上方の記録部へと送られ、そして記録が行われる、といった構成をとる場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、印刷用紙は上述の様に給紙ローラによって反転湾曲される為、湾曲区間を抜け出した後は、元の姿勢に戻ろうとする。従って、湾曲区間を抜けた印刷用紙の進行方向は、給紙ローラから離れる方向に向かうことになる。その為、前記湾曲区間の終了部分には、印刷用紙を給紙ローラに向けて押圧するガイドローラを設け、該ガイドローラによって印刷用紙の進行方向を規制するのが望ましい。
【0005】
ここで、部品精度或いは組み立て精度が低下すると、ガイドローラの配設位置に誤差が生じ、これによって印刷用紙の進行方向を適切に規制できないという問題が発生する場合がある。従って、この様な問題を防止するには、部品精度および組み立て精度を向上させる必要があるが、この場合、コストアップを招くことになる。
【0006】
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その課題は、印刷用紙の進行方向を規制するガイドローラを高精度且つ低コストに配設すると共に、万が一その配設位置に誤差が生じた場合でも、印刷用紙の進行方向を適切に規制することができる給紙装置を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様は、被記録材を外周面に巻回して給送し、側面視略U字形の形状をなす被記録材の給送経路を形成する、回動駆動される給紙ローラと、前記給紙ローラの外周面と対向する凹曲面を有し、該凹曲面によって被記録材を下流側へと案内する被記録材案内部材と、前記凹曲面上において被記録材給送方向に沿って複数配設され、被記録材と接触して従動回動することにより、被記録材を下流側へと案内するガイドローラと、を備え、前記給送経路の下流側に位置する、被記録材を搬送する搬送ローラへと被記録材を1枚ずつ給送する給紙装置であって、前記被記録材案内部材は、前記凹曲面を前記給紙ローラに対向配置させる装着状態と、前記凹曲面を前記給紙ローラから退避させる退避状態と、を回動することによって切り換え可能であり、前記給送経路における湾曲区間を抜け出た被記録材の進行方向を、前記複数のガイドローラのうち最も下流側に配設された第1のガイドローラおよび該第1のガイドローラから上流側に配設された第2のガイドローラによって規制し、被記録材の給送経路を側視して揺動可能となる様に、且つ、前記第2のガイドローラを前記給紙ローラに弾接させる様に前記被記録材案内部材に設けられる揺動部材に、前記第1のガイドローラおよび前記第2のガイドローラが軸支され、前記揺動部材が、前記給紙ローラに弾接した状態の前記第2のガイドローラを支点として揺動可能であり、且つ、前記被記録材案内部材の回動動作に伴い前記凹曲面が前記給紙ローラから離間するに従って、前記第1のガイドローラが被記録材を前記給紙ローラに向けて押圧する方向に揺動することを特徴とする。
【0008】
本態様によれば、被記録材の進行方向を規制するガイドローラを構造簡単にして且つ安価に、高精度に取り付けることが可能となると共に、万が一配設位置に誤差が生じた場合でも、被記録材の進行方向を適切に規制することが可能となる。即ち、略U字形の形状をなす給送経路を構成する湾曲区間の終了位置近傍には、第1のガイドローラと、これより上流側に設けられる第2のガイドローラとの2つのガイドローラが設けられ、これにより、前記湾曲区間を抜け出した被記録材の進行方向を規制する様になっている。ここで、第1のガイドローラと第2のガイドローラとは、一つの揺動部材に取り付けられていて、該揺動部材は、第2のガイドローラを給紙ローラに弾接する様にして被記録材案内部材に取り付けられる。従って、この様に第2のガイドローラを給紙ローラに弾接させることによって第2のガイドローラの位置決めを行うことから、第2のガイドローラおよびこれより下流側の第1のガイドローラの配設位置が定まり易く、高い部品精度および高い組み立て精度を必要とせず、低コストに且つ高精度に第1のガイドローラおよび第2のガイドローラを配設することができる。
【0009】
次に、揺動部材は被記録材案内部材に対して揺動可能に取り付けられていて、その揺動方向は、被記録材案内部材に設けられた凹曲面が給紙ローラから離間するに従って、第1のガイドローラが被記録材を給紙ローラに向けて押圧する様な方向となっている。つまり、被記録材案内部材が適切に取り付けられず、凹曲面が給紙ローラから離間した様な状態となっても、第1のガイドローラと第2のガイドローラとを軸支する揺動部材は、第1のガイドローラが被記録材を給紙ローラに向けて押圧する為、これにより、被記録材の進行方向は給紙ローラから離れる方向には向かず、以て被記録材の進行方向を適切に規制することが可能となる。
【0010】
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記第1のガイドローラが被記録材を前記給紙ローラに向けて押圧した状態の被記録材の進行方向に、前記搬送ローラが位置していることを特徴とする。
本態様によれば、前記第1のガイドローラが被記録材を前記給紙ローラに向けて押圧した状態の被記録材進行方向に、前記搬送ローラが位置しているので、第1のガイドローラを通過した被記録材は真っ直ぐに搬送ローラへと進み、これによって被記録材が意図しない方向に進んで紙ジャムとなるといった不具合を防止することができ、被記録材を適切に搬送ローラへと給送することが可能となる。
【0011】
本発明の第3の態様は、第1のまたは第2の態様において、前記湾曲区間の終了位置近傍で前記略U字形の形状をなす給送経路と合流し、被記録材を前記搬送ローラに向けて給送する第2の給送経路を備えていることを特徴とする。
本態様によれば、前記湾曲区間の終了位置近傍で前記略U字形の形状をなす給送経路と合流し、被記録材を前記搬送ローラに向けて給送する第2の給送経路を備えているので、この様な第2の給送経路を備えた給紙装置において前述した第1の態様に係る発明の作用効果を得ることができる。
【0012】
本発明の第4の態様は、第3の態様において、前記湾曲区間の終了位置近傍で前記略U字形の形状をなす給送経路と合流し、ロール状に巻かれたロール紙を前記搬送ローラに向けて給送するロール紙給送経路を更に備えていることを特徴とする。
本態様によれば、前記湾曲区間の終了位置近傍で前記略U字形の形状をなす給送経路と合流し、ロール状に巻かれたロール紙を前記搬送ローラに向けて給送するロール紙給送経路を更に備えているので、この様なロール紙給送経路を備えた給紙装置において前述した本願請求項1記載の発明の作用効果を得ることができる。
【0013】
本発明の第5の態様は、第1から第4の態様のいずれかにおいて、前記揺動部材が、前記給紙ローラによって反転湾曲された被記録材の反転湾曲部を外側から押し付けることにより、被記録材が前記反転湾曲部から先の給送経路を進むための進行力をアシストするアシスト機能を備えていることを特徴とする。
【0014】
本態様によれば、給送経路における湾曲区間の存在により、被記録材が該湾曲区間を抜けて下流側へと進行する力(被記録材の見かけ上の剛性)が低下した場合であっても、被記録材の進行力をアシストするアシスト部材によって、被記録材の進行を阻害する障害物に負けることなく、被記録材を下流側に向けて力強く進行させることができる。
【0015】
即ち、被記録材を給紙ローラによって反転湾曲させて給送を行う給紙方法をとる給紙装置においては、被記録材は、反転湾曲部によって給送経路上に存在する障害物の影響を受け易くなっている。つまり、反転湾曲部においては被記録材に撓みが生じ易く、例えば、反転湾曲部から給送方向下流側の給送経路上に被記録材先端と当接して被記録材の進行を阻害するような障害物が存在する場合には、被記録材先端が前記障害物に当接すると、反転湾曲部が容易に撓み、これによって被記録材先端は一時的に前記障害物から先に進行せずに停滞する。
【0016】
この撓みの発生は、被記録材に撓み癖を与えるばかりでなく、被記録材の円滑な給送動作を阻害し、特に、前記障害物が被記録材と接触して被記録材の通過を検出する被記録材検出装置である場合、被記録材の正確な通過検出行うことができないことになる。
【0017】
しかし、本発明によれば、前記揺動部材が、被記録材の反転湾曲部を外側から押し付けるアシスト機能を有しているので、これによって反転湾曲部から先へ被記録材を力強く進行させることが可能となり、以て前述した問題を解消することが可能となる。
【0018】
本発明の第6の態様は、第1から第5の態様のいずれかにおいて、前記被記録材案内部材が被記録材の給送経路を側視して回動可能に設けられ、回動することにより、前記給紙ローラから退避可能となっている、ことを特徴とする。
本態様によれば、被記録材案内部材が被記録材の給送経路を側視して回動可能に設けられ、回動することにより、給紙ローラから退避可能となっているので、紙ジャム等の発生時には容易に被記録材を除去することができる半面、第1のガイドローラおよび第2のガイドローラの配設位置に狂いが生じる場合もあるが、前述した様に第1のガイドローラは、被記録材案内部材(凹曲面)が給紙ローラから離間するに従って被記録材を給紙ローラに押圧するので、被記録材案内部材が適切な位置まで復帰しない場合でも、被記録材の進行方向を適切に規制することができる。
【0019】
本発明の第7の態様に係る記録装置は、被記録材に記録を行う記録装置であって、第1から第6の態様のいずれかに係る給紙装置を備えていることを特徴とする。
本態様によれば、記録装置は、前述した第1から第6の態様のいずれかに係る給紙装置を備えているので、これにより、前述した第1から第6の態様のいずれかに係る発明と同様な作用効果を得ることが可能となる。
【0020】
本発明の第8の態様に係る記録装置は、第7の態様において、被記録材を記録装置前方側から給送し、前記略U字形の形状をなす給送経路によって被記録材を反転湾曲させて、記録の行われた被記録材を再び記録装置前方側に向けて排出する構成を有することを特徴とする。
本態様によれば、被記録材を記録装置前方側から給送し、前記略U字形の形状をなす給送経路によって被記録材を反転湾曲させて、記録の行われた被記録材を再び記録装置前方側に向けて排出する構成を有する記録装置において、前述した第1から第6の態様のいずれかに係る発明と同様な作用効果を得ることが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
先ず、図1を参照しながら、本発明の一実施形態に係る「記録装置」としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)100の全体構成について概説する。ここで、図1は、プリンタ100の概略側断面図である。
【0022】
図1において、プリンタ100は、給紙装置50によって「被記録材」としての印刷用紙(単票紙、以下、単に「用紙」という。)Pを記録部へと給送する。給紙装置50は、用紙Pの給送経路(搬送路)として、給紙ローラ3によって用紙Pを反転湾曲させて給送する、側面視略U字形の給送経路を主として有している。このU字形給送経路の開始側には給紙トレイ1が設けられ、該給紙トレイ1から用紙Pが1枚ずつ給紙ローラ3によって繰り出され、U字形給送経路の終了側に設けられた搬送ローラ(紙送りローラ)6に給送される。
【0023】
給紙ローラ3は、給紙ローラ軸3aに複数個取り付けられ、給紙ローラ軸3aを中心に、図示しない駆動モータによって回転(正転および逆転)駆動される。給紙ローラ3のローラ表面には、ゴム材(図示せず)が巻回され、用紙Pをその表面に巻回させる様に構成されている。
【0024】
給紙トレイ1は、複数枚積層された用紙Pを収納可能な構成を有していて、その下部には、給紙トレイ1の底部をなすホッパ2が配設されている。ホッパ2は、給紙トレイ1の底部にホッパ回動軸(図示せず)を有し、該ホッパ回動軸を中心として図1の時計方向および反時計方向に揺動可能に設けられている。また、ホッパ2には、ホッパ2を上方に付勢するホッパバネ18が取り付けられ、ホッパバネ18の付勢力により、ホッパ2上に積層された用紙Pが給紙ローラ3に圧接することができる様になっている。
【0025】
また、ホッパ2は、図示しないホッパ押圧手段により、ホッパバネ18の付勢力に抗して図1に示す様なほぼ水平の状態に押し下げられ、ホッパ2上に積層された用紙Pが、給紙ローラ3のローラ面から離間した状態に維持される様になっている。一方、前記ホッパ押圧手段によるホッパ2の押圧状態が解除されると、ホッパ2は、ホッパバネ18の付勢力により、前記ホッパ回動軸を中心に図1の反時計方向に揺動し、これにより、ホッパ2上に積層された用紙Pは、給紙ローラ3のローラ面に圧接する。そして当該圧接状態において給紙ローラ3が図1の反時計方向に回動することにより、用紙Pの最上位のもの(図1における用紙P)が給送される。
【0026】
次に、給紙ローラ3の下部には、分離パッド11aを有するパッドホルダ11が設けられている。パッドホルダ11は、回動軸11bを中心に図1の時計方向および反時計方向に揺動可能に設けられ、且つ、バッドばね10によって分離パッド11aが給紙ローラ3に圧接する方向に回動付勢されている。そして、パッドホルダ11は、給紙動作時にはバッドばね10の付勢力によって分離パッド11aを給紙ローラ3のローラ面に押圧させ、印刷時には、搬送負荷軽減の為に、図示しない揺動手段によって、分離パッド11aが給紙ローラ3から退避する方向に揺動する様に構成されている。
【0027】
続いて、図1において給紙ローラ3の背面側には、給紙従動ローラ4が設けられている。給紙従動ローラ4は、給紙ローラ3に対して進退可能となる様に設けられ、給紙時には、給紙ローラ3のローラ面に押圧されて給紙ローラ3との間で用紙Pをニップする。また、印刷時には前記押圧が解除されて、搬送負荷を軽減する。
【0028】
給紙ローラ3の周囲には、給紙ローラ3の外周面に沿う様な凹曲面16a、17dをそれぞれ有し、該凹曲面16a、17dによって用紙Pを下流側へと案内する「被記録材案内部材」としての第1用紙ガイド部材16および第2用紙ガイド部材17が、給紙ローラ3の外周面から一定の距離だけ離間して設けられている。そしてこれら第1用紙ガイド部材16および第2用紙ガイド部材17と、給紙ローラ3とによって、用紙Pを湾曲反転して給送する給送経路(以下この部分を「反転湾曲区間」と言う)を形成する。
【0029】
ここで、第2用紙ガイド部材17における凹曲面17dには、用紙Pと接触して従動回動するガイドローラ15aと、「第2のガイドローラ」としてのガイドローラ15bと、「第1のガイドローラ」としてのガイドローラ15cが、順に給送方向下流に向かって設けられている。用紙Pの先端は、反転湾曲区間を通過する際に凹曲面16a、17dに接触しながら下流側へと進むが、ガイドローラ15a〜15cは、用紙Pと接触して従動回動することにより、用紙Pが凹曲面16a、17dに接触しながら進む際の負荷を軽減する。加えて、ガイドローラ15b、15cは、反転湾曲区間を抜けて搬送ローラ6へと向かう用紙P先端の進行方向を規制する機能をも有しているが、これについては後に詳述する。
【0030】
次に、反転湾曲区間から下流には、上方に搬送従動ローラホルダ18が、下方に第3用紙ガイド部材19が上下に対向する様に設けられている。搬送従動ローラホルダ18は側面視略「く」の字形の形状をなし、その下面が、第3用紙ガイド部材19との間で直線的な用紙Pの給送経路を形成する。
【0031】
給紙ローラ3と搬送ローラ6との間には、用紙検出レバー13が取り付けられている。用紙検出レバー13は、側面視略「く」の字形の形状をなし、ほぼ中央の回動軸13aを中心に回動可能となっていて、且つ、下端部が、用紙Pの給送経路を横切る様に設けられている。そして、用紙P先端が通過する際には、用紙検出レバー13が上方に押し上げられる様に回動し、これを、図示しない検出部が検出することにより、用紙P先端の通過を検出するとともに、用紙P後端が通過することによって用紙Pのサイズを検出することができる様になっている。
【0032】
続いて、第3用紙ガイド部材19の下流側には、用紙Pを一定ピッチで搬送する搬送ローラ6が設けられている。搬送ローラ6は、回動駆動される搬送駆動ローラ6aと、該搬送駆動ローラ6aに圧接して従動回動する搬送従動ローラ6bとからなり、これら一対のローラによって用紙Pをニップし、且つ、搬送駆動ローラ6aが回動することにより、用紙Pが一定ピッチで下流側へと搬送される。尚、搬送従動ローラ6bは、前述した搬送従動ローラホルダ18の下流側端部において軸支されている。
【0033】
搬送ローラ6の下流には、記録ヘッド8bおよびプラテン9が上下に対向する様に設けられている。記録ヘッド8bは、主走査方向(図1の紙面表裏方向)に延びるキャリッジガイド軸12にガイドされながら、主走査方向に往復動するキャリッジ8の底部に設けられ、プラテン9上に搬送された用紙Pにインクを吐出する。プラテン9は、用紙Pを下方から支持し、これにより、用紙Pの印刷面と記録ヘッド8bとの距離を規定する。
【0034】
そして、記録ヘッド8bの下流には、記録の行われた用紙Pを排紙する排紙ローラ7が設けられている。排紙ローラ7は、回動駆動される排紙駆動ローラ7aと、該排紙駆動ローラ7aに接して従動回動する排紙従動ローラ7bとからなり、これら一対のローラによって用紙Pをニップし、且つ、排紙駆動ローラ7aが回動することにより、用紙Pが排出される。
【0035】
ところで、プリンタ100は上述した様に下部に配置された給紙カセット1から用紙P(単票紙)を取り出し、給紙ローラ3によって用紙Pを反転湾曲させて給送する側面視略U字形の給送経路を主として有しているが、給紙装置50の上方側から被記録材を給送する、その他の2つの給送経路(第2、第3の給送経路)を有している。
【0036】
上記その他の2つの給送経路は、反転湾曲区間の終了位置近傍で上記側面視略U字形の給送経路に合流する。より具体的には、用紙ガイド17の上方には、紙案内部材20が傾斜姿勢で設けられ(図2も参照)、該紙案内部材20から、符号Pで示す用紙を、第3用紙ガイド部材19と搬送従動ローラホルダ18との間に通紙させる第2の給送経路が形成されている。また、第2用紙ガイド部材17の後方には、ロール状に巻かれたロール紙ロールRが回転可能に軸支され(図2参照)、該ロール紙ロールRから、符号Pで示すロール紙を、紙案内部材20の下方を通り、前述した第2の給送経路と同様に第3用紙ガイド部材19と搬送従動ローラホルダ18との間に通紙させる第3の給送経路が形成されている。
【0037】
以上がプリンタ100の概略であり、以下、図2乃至図5を参照しながら、ガイドローラ15b、15cによる用紙Pの進行方向の規制について詳説する。ここで、図2および図3はプリンタ100全体の概略側断面図であり、図4および図5はプリンタ100の要部側断面図(図1の部分拡大図)である。
【0038】
先ず、図2および図3を参照しつつ、ガイドローラ15b、15cを軸支する第2用紙ガイド部材17の機能について説明する。第2用紙ガイド部材17は、前述した様に凹曲面17dによって用紙Pを下流側へとガイドするが、給紙ローラ3との間で紙ジャムが発生した場合に用紙を容易に除去すべく、回動軸17aを中心に回動することにより、図2から図3への変化に示す様に凹曲面17dが給紙ローラ3から退避し、給紙ローラ3を露呈させることができる様になっている。
【0039】
次に、図4および図5を参照しつつ、ガイドローラ15b、15cについて詳説する。図4に示す様に、ガイドローラ15b、15cは、第2用紙ガイド部材17に揺動可能に設けられる揺動部材22に軸支され、また、ガイドローラ15cは湾曲区間の最も下流側に、ガイドローラ15bはガイドローラ15bの上流側に配置された状態となっている。
【0040】
揺動部材22は、第2用紙ガイド部材17に形成された鉛直方向に延びる長孔17cに、突起部22aが遊挿されることにより設けられている。また、揺動部材22は棒ばね23を有し、該棒ばね23の一端が、第2用紙ガイド部材17のばね当接部17bに弾接する様に設けられることにより、全体として鉛直下方に向かって付勢された状態となっている。
【0041】
ここで、ガイドローラ15b、15cは、反転湾曲区間を抜け出した用紙Pの進行方向を規制する機能を果たす。即ち、用紙Pは反転湾曲区間を抜け出すと、湾曲状態を修正して元の状態に戻ろうとする為、用紙Pの先端は、図4の左斜め上方に向かおうとする(給紙ローラ3外周面から離れようとする)。すると、用紙P先端はやがて搬送従動ローラホルダ18に当接して、これによって紙ジャムを発生させる虞がある。従って、ガイドローラ15bおよび15cは、この様な用紙Pの挙動を規制し、用紙P先端の進行方向を搬送ローラ6に向けて真っ直ぐになる様に、ガイドローラ15bおよび15cの接線が搬送ローラ6に真っ直ぐに向かうように両ローラが配置されている。そして、この様な配置によって、用紙P先端が湾曲区間を抜け出た後に上方に向かって進み、搬送従動ローラホルダ18に当接して紙ジャムとなるといった問題を防止することができる様になっている。
【0042】
次に、ガイドローラ15bは、第2用紙ガイド部材17が装着された際に、長孔17cおよび棒ばね23の機能により、給紙ローラ3に弾接することによってその位置が決定される様になっている。即ち、揺動部材22が長孔17cによって、鉛直方向に変位可能となりながら、棒ばね23によって鉛直下方に付勢されている為、これによってガイドローラ15bが給紙ローラ3に弾接し、その位置が決定される。
【0043】
一方、第2用紙ガイド部材17は、前述した様に紙ジャムとなった際に用紙を容易に除去すべく、回動軸17a(図2参照)を中心にして回動可能となっていることから、第2用紙ガイド部材17の回動に伴って、ガイドローラ15b、15cの配置位置も変化する。
【0044】
ここで、図5は、第2用紙ガイド部材17が適切な状態に装着されず、凹曲面17dと給紙ローラ3外周面との距離が適切な状態(図4に示す状態)よりもやや大なる様な状態となった様子を示している。この様に、第2用紙ガイド部材17が適切な状態に装着されていない場合には、ガイドローラ15b、15cの配置位置も変化することになり、場合によっては、湾曲区間を抜け出た用紙Pの進行方向を適切に規制することができないことになる。しかし、ガイドローラ15bは上述の通り給紙ローラ3外周面に弾接することによってその位置が決定される様になっている為、揺動部材22が鉛直方向へ変位可能な範囲で、給紙ローラ3に対する第2用紙ガイド部材17の装着位置ずれを吸収することができ、ガイドローラ15bが正しい位置に配置されることになる。
従って以上により、部品精度や組み立て精度を向上させることなく、構造簡単にして且つ安価に、そして高精度にガイドローラ15b、15cを取り付けることが可能となる。
【0045】
加えて、揺動部材22は、図4および図5に示す様に、第2用紙ガイド部材17が給紙ローラ3から離間するに従って、棒ばね23の付勢力により、ガイドローラ15b(より詳しくは、ガイドローラ15bと給紙ローラ3との圧接点)を支点として、図4および図5の反時計方向、即ちガイドローラ15cが給紙ローラ3に接近する方向に揺動する様になっている。従って、第2用紙ガイド部材17が図5に示す様に給紙ローラ3から僅かに離間した状態で装着されても、ガイドローラ15bとガイドローラ15cとの接線方向は上を向かず、これにより、用紙P先端の進行方向を常に適切な状態に維持することが可能となる。また、本実施形態では、揺動部材22が揺動することによってガイドローラ15cが用紙Pを押さえ付けた状態の当該用紙Pの進行方向に、搬送ローラ6が位置していることから、用紙Pが意図しない方向に進んで紙ジャムとなるといったこともなく、用紙Pを適切に搬送ローラ6へと給送することが可能となる。
【0046】
ところで、用紙Pには反転湾曲区間が存在する為、反転湾曲区間から下流側の給送経路上に存在する障害物の影響を受け易くなっている。つまり、反転湾曲部においては用紙Pに撓みが生じ易く、本実施形態の様に、反転湾曲区間から下流側に用紙P先端と当接する用紙検出レバー13が存在する場合には、用紙P先端が用紙検出レバー13に当接した際に反転湾曲部が容易に撓み、これによって用紙P先端が一時的に用紙検出レバー13の部分で停滞する。これにより、用紙Pの円滑な給送が阻害されるとともに、用紙Pの正確な通過検出行うことができないといった問題が生じることになる。
【0047】
しかし、揺動部材22は、図4に示した状態でガイドローラ15bを支点にして揺動可能であり、用紙Pが揺動部材22における凹曲面22bに当接すると、棒ばね23の付勢力によって用紙Pの反転湾曲部は凹曲面22bによって外側から押し付けられ、これによって、反転湾曲部から先へ用紙Pを力強く進行させることが可能となる。つまり、揺動部材22は、用紙Pの進行力をアシストするアシスト機能を奏することから、これにより、用紙Pに反転湾曲部を形成する様な給送経路を有する場合でも、適切に用紙Pを給送することが可能となる。
【0048】
【発明の効果】
以上説明した様に、本発明によれば、反転湾曲区間を抜け出した用紙Pの進行方向を規制する第1のガイドローラと第2のガイドローラとにおいて、両ローラが揺動部材に取り付けられ、該揺動部材は、第2のガイドローラを給紙ローラに弾接させる為、第2のガイドローラおよびこれより下流側の第1のガイドローラの位置が定まり易く、高い部品精度および高い組み立て精度を必要とせず、低コストに且つ高精度に第1のガイドローラおよび第2のガイドローラを配設することができる。また、揺動部材の揺動方向は、揺動部材を備えた被記録材案内部材が給紙ローラから離間するに従って、第1のガイドローラが被記録材を給紙ローラに向けて押圧する様な方向となっていることから、被記録材案内部材が給紙ローラから離間した様な状態に装着されても、第1のガイドローラと第2のガイドローラとを軸支する揺動部材は、第1のガイドローラが被記録材を給紙ローラに向けて押圧する為、これにより、被記録材の進行方向を適切に規制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェットプリンタの概略側断面図である。
【図2】本発明に係るインクジェットプリンタの概略側断面図(全体図)である。
【図3】本発明に係るインクジェットプリンタの概略側断面図(全体図)である。
【図4】本発明に係るインクジェットプリンタの要部側断面図である。
【図5】本発明に係るインクジェットプリンタの要部側断面図である。
【符号の説明】
1 給紙トレイ
2 ホッパ
3 給紙ローラ
4 給紙補助ローラ
6 搬送ローラ
7 排紙ローラ
8 キャリッジ
8b 記録ヘッド
9 プラテン
10 パッドばね
11 分離パッドホルダ
11a 分離パッド
13 用紙検出レバー
15a ガイドローラ
15b ガイドローラ(第2のガイドローラ)
15c ガイドローラ(第1のガイドローラ)
16 第1用紙ガイド部材
17 第2用紙ガイド部材
18 搬送従動ローラホルダ
19 第3用紙ガイド部材
22 揺動部材
23 棒ばね
50 給紙装置
100 インクジェットプリンタ
P 印刷用紙

Claims (3)

  1. 被記録材を外周面に巻回して給送し、側面視略U字形の形状をなす被記録材の給送経路を形成する、回動駆動される給紙ローラと、
    前記給紙ローラの外周面と対向する凹曲面を有し、該凹曲面によって被記録材を下流側へと案内する被記録材案内部材と、
    前記凹曲面上において被記録材給送方向に沿って複数配設され、被記録材と接触して従動回動することにより、被記録材を下流側へと案内するガイドローラと、を備え、前記給送経路の下流側に位置する、被記録材を搬送する搬送ローラへと被記録材を1枚ずつ給送する給紙装置であって、
    前記被記録材案内部材は、前記凹曲面を前記給紙ローラに対向配置させる装着状態と、前記凹曲面を前記給紙ローラから退避させる退避状態と、を回動することによって切り換え可能であり、
    前記給送経路における湾曲区間を抜け出た被記録材の進行方向を、前記複数のガイドローラのうち最も下流側に配設された第1のガイドローラおよび該第1のガイドローラから上流側に配設された第2のガイドローラによって規制し、
    被記録材の給送経路を側視して揺動可能となる様に、且つ、前記第2のガイドローラを前記給紙ローラに弾接させる様に前記被記録材案内部材に設けられる揺動部材に、前記第1のガイドローラおよび前記第2のガイドローラが軸支され、
    前記揺動部材が、前記給紙ローラに弾接した状態の前記第2のガイドローラを支点として揺動可能であり、且つ、前記被記録材案内部材の回動動作に伴い前記凹曲面が前記給紙ローラから離間するに従って、前記第1のガイドローラが被記録材を前記給紙ローラに向けて押圧する方向に揺動する
    ことを特徴とする給紙装置。
  2. 被記録材を外周面に巻回して給送し、側面視略U字形の形状をなす被記録材の給送経路を形成する、回動駆動される給紙ローラと、
    前記給紙ローラの外周面と対向する凹曲面を有し、該凹曲面によって被記録材を下流側へと案内する被記録材案内部材と、
    前記凹曲面上において被記録材給送方向に沿って複数配設され、被記録材と接触して従動回動することにより、被記録材を下流側へと案内するガイドローラと、を備え、前記給送経路の下流側に位置する、被記録材を搬送する搬送ローラへと被記録材を1枚ずつ給送する給紙装置であって、
    前記複数のガイドローラは、前記給紙ローラと前記被記録材案内部材とによって被記録材を湾曲反転させる湾曲区間を抜け出た被記録材の進行方向を規制する、最も下流側に配設された第1のガイドローラ、および該第1のガイドローラから上流側に配設された第2のガイドローラを含み、
    前記被記録材案内部材は、前記凹曲面を前記給紙ローラに対向配置させる装着状態と、前記凹曲面を前記給紙ローラから退避させる退避状態と、を回動することによって切り換え可能であり、
    前記第1のガイドローラおよび前記第2のガイドローラは、被記録材の給送経路を側視して揺動可能な様に前記被記録材案内部材に設けられる揺動部材に軸支され、
    前記揺動部材は、前記被記録材案内部材が前記装着状態にあるときに、前記第1のガイドローラを前記給紙ローラから離間した位置に配置するとともに前記第2のガイドローラを前記給紙ローラに弾接させ、
    前記給紙ローラと前記凹曲面との間隔が前記装着状態にあるときの間隔より大なる前記被記録材案内部材の不完全装着状態では、前記第2のガイドローラを支点とした前記揺動部材の揺動動作により、前記第1のガイドローラの前記給紙ローラに対する位置が前記装着状態にあるときの位置よりも前記給紙ローラに近接していることを特徴とする給紙装置。
  3. 被記録材に記録を行う記録装置であって、請求項1または2に記載された給紙装置を備えたことを特徴とする記録装置。
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