JP4045160B2

JP4045160B2 - Skin preparation

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Publication number: JP4045160B2
Application number: JP2002293451A
Authority: JP
Inventors: 彰紀花野; 速前田; 哲生小路
Original assignee: Noevir Co Ltd
Current assignee: Noevir Co Ltd
Priority date: 2002-10-07
Filing date: 2002-10-07
Publication date: 2008-02-13
Anticipated expiration: 2022-10-07
Also published as: JP2004123661A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、保湿効果および／または肌荒れ改善の効果に優れた、特定の植物抽出物を含有する皮膚外用剤に関する。
【０００２】
【従来の技術】
皮膚外用剤は皮膚に対する効果を意図した製剤であり、保湿効果や、肌荒れ改善効果はその目的とする効果のひとつである。これらの効果を目的とした化粧料などの皮膚外用剤の有効成分としては、アミノ酸や多糖、多価アルコール（非特許文献１参照）、薬用植物などの抽出物（非特許文献２〜非特許文献５参照）などが従来から用いられている。特に、植物抽出物においては、現在も非常に活発な研究が成されている。例えば、保湿剤、肌荒れ改善剤に限っても、ラン科植物（特許文献１参照）、ラッカセイ（特許文献２参照）、サルナシ（特許文献３参照）、オオバコ（特許文献４参照）、ハマグルマ属植物（特許文献５参照）、サクラ属植物等（特許文献６参照）、アカテツ科植物（特許文献７参照）、レピディウム属植物（特許文献８参照）、アボカド等（特許文献９参照）、イヌカラマツ（特許文献１０参照）、ウコギ科植物（特許文献１１参照）、アスパラガス・ラセモサス等（特許文献１２参照）、ホウセンカ（特許文献１３参照）、ブナ（特許文献１４参照）、ニシキギ属植物（特許文献１５参照）、ココツヤシ（特許文献１６参照）などの植物に関する技術が開示されている。このように保湿効果及び／または肌荒れ改善効果を有する有効成分について、数多くの検討が成されているものの、上記の有効成分を含有する皮膚外用剤は何れに於いても、その保湿効果、肌荒れ改善効果は必ずしも十分ではなく、より効果の優れた有効成分およびその成分を含有する皮膚外用剤の開発が望まれていた。
【０００３】
なお、本発明に必須な構成成分であるミズアオイ属（Ｍｏｎｏｃｈｏｒｉａ）、アメリカコナギ属（Ｈｅｔｅｒａｎｔｈｅｒａ）、ポンテデリア属（Ｐｏｎｔｅｄｅｒｉａ）、ヒドロトリクス属（Ｈｙｄｒｏｔｒｉｘ）、レウッシア属（Ｒｅｕｓｓｉａ）、スコレロプシス属（Ｓｃｈｏｌｌｅｒｏｐｓｉｓ）、エウリステモン属（Ｅｕｒｙｓｔｅｍｏｎ）、ゾステレラ属（Ｚｏｓｔｅｒｅｌｌａ）に属する植物を利用する本発明の技術分野に関連する先行技術に関して、本発明者らは把握しておらず、ミズアオイ（Ｍｏｎｏｃｈｏｒｉａｋｏｒｓａｋｏｗｉｉ、生薬名：ウキュウ／非特許文献６参照）、コナギ（Ｍｏｎｏｃｈｏｒｉａｖａｇｉｎａｌｉｓ、生薬名：オウゼツソウ／非特許文献７参照、もしくはコクソウ／非特許文献８参照）の、生薬としての用途を把握しているのみである。それらの生薬に関しては、それぞれの植物をすりつぶしてそのまま外用することは知られている。
【０００４】
上記のように種々の先行技術が知られているにもかかわらず、本願発明にかかる抽出物を配合した皮膚外用剤に関する記載は無く、ミズアオイ属、アメリカコナギ属、ポンテデリア属、ヒドロトリクス属、レウッシア属、スコレロプシス属、エウリステモン属、ゾステレラ属に属する植物から選択される１種もしくは２種以上の植物の抽出物を配合することで、皮膚外用剤に優れた保湿性と肌荒れ改善効果を付与できることについては、本発明者らによってはじめて見出されたものである。
【０００５】
【特許文献１】
特開２００２−２０５９３３号公報
【特許文献２】
特開２００２−１４５７５７号公報
【特許文献３】
特開２００２−１４５７５４号公報
【特許文献４】
特開２００２−１４５７３１号公報
【特許文献５】
特開２００２−２０２６２号公報
【特許文献６】
特開２００２−２０２２５号公報
【特許文献７】
特開２００１−１２２７３２号公報
【特許文献８】
特開２００１−３９８５４号公報
【特許文献９】
特開２００１−３９８２３号公報
【特許文献１０】
特開２０００−２２６３２３号公報
【特許文献１１】
特開平１１−１５８０５３号公報
【特許文献１２】
特開平１１−９２３３２号公報
【特許文献１３】
特開平１０−２８７５２７号公報
【特許文献１４】
特開平９−２２７３９７号公報
【特許文献１５】
特開平７−１２６１４６号公報
【特許文献１６】
特開平６−７２８３８号公報
【非特許文献１】
光井武雄編、「新化粧品学」、第２版、南山堂、２００１年１月１８日、ｐ．１５２−１５６、およびｐ．１８７−１８８
【非特許文献２】
一丸貿易製造開発部、「薬用植物の応用とその効果について」、フレグランスジャーナル、フレグランスジャーナル社、１９７９年、臨時増刊１号、ｐ．４３−４８
【非特許文献３】
田口昌之、「ヨーロッパにおける生薬の化粧品への利用と安全性」、フレグランスジャーナル、フレグランスジャーナル社、１９７９年、臨時増刊１号、ｐ．６６−７４
【非特許文献４】
大津吉朗、「植物性抽出成分の化粧品への利用と課題」、フレグランスジャーナル、フレグランスジャーナル社、１９７９年、臨時増刊１号、ｐ．８４−８７
【非特許文献５】
「各社植物成分リスト」、フレグランスジャーナル、フレグランスジャーナル社、１９８６年、臨時増刊６号、ｐ．３２４−３４９
【非特許文献６】
上海科学技術出版社、小学館編、「中薬大辞典（第１巻）」、小学館、１９８５年１２月１０日、ｐ．５３
【非特許文献７】
上海科学技術出版社、小学館編、「中薬大辞典（第１巻）」、小学館、１９８５年１２月１０日、ｐ．１４８−１４９
【非特許文献８】
上海科学技術出版社、小学館編、「中薬大辞典（第２巻）」、小学館、１９８５年１２月１０日、ｐ．８０５
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、保湿効果及び／または肌荒れ改善効果に優れた皮膚外用剤を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するために、保湿性に優れ、肌荒れ改善・予防効果に優れた成分を得るべく鋭意研究を重ねた結果、ミズアオイ属（Ｍｏｎｏｃｈｏｒｉａ）、アメリカコナギ属（Ｈｅｔｅｒａｎｔｈｅｒａ）、ポンテデリア属（Ｐｏｎｔｅｄｅｒｉａ）、ヒドロトリクス属（Ｈｙｄｒｏｔｒｉｘ）、レウッシア属（Ｒｅｕｓｓｉａ）、スコレロプシス属（Ｓｃｈｏｌｌｅｒｏｐｓｉｓ）、エウリステモン属（Ｅｕｒｙｓｔｅｍｏｎ）、ゾステレラ属（Ｚｏｓｔｅｒｅｌｌａ）に属する植物の抽出物を配合した皮膚外用剤が、保湿性に優れ、肌荒れ改善・予防効果に優れていることを見出し、本発明を完成するに至った。
【０００８】
すなわち、本発明は、ミズアオイ属、アメリカコナギ属、ポンテデリア属、ヒドロトリクス属、レウッシア属、スコレロプシス属、エウリステモン属、ゾステレラ属に属する植物から選択される１種もしくは２種以上の植物の抽出物を含有することを特徴とする皮膚外用剤を提供することを目的とする。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【００１０】
本発明にかかるミズアオイ属（Ｍｏｎｏｃｈｏｒｉａ）、アメリカコナギ属（Ｈｅｔｅｒａｎｔｈｅｒａ）、ポンテデリア属（Ｐｏｎｔｅｄｅｒｉａ）、ヒドロトリクス属（Ｈｙｄｒｏｔｒｉｘ）、レウッシア属（Ｒｅｕｓｓｉａ）、スコレロプシス属（Ｓｃｈｏｌｌｅｒｏｐｓｉｓ）、エウリステモン属（Ｅｕｒｙｓｔｅｍｏｎ）、ゾステレラ属（Ｚｏｓｔｅｒｅｌｌａ）は、淡水生の水生または湿生の多年草或いは一年草のミズアオイ科（Ｐｏｎｔｅｄｅｒｉａｃｅａｅ）に属する。本発明に係る植物群に属する植物としては、ミズアオイ（Ｍｏｎｏｃｈｏｒｉａｋｏｒｓａｋｏｗｉｉ）、コナギ（Ｍ．ｖａｇｉｎａｌｉｓ）、モノコリア・ハスタタ（Ｍ．ｈａｓｔａｔａ）、アメリカコナギ（Ｈｅｔｅｒａｎｔｈｅｒａｌｉｍｏｓａ）、ポンテデリア・コルダタ（Ｐｏｎｔｅｄｅｒｉａｃｏｒｄａｔａ）、ヒドロトリックス・ガードネリ（Ｈｙｄｒｏｔｒｉｘｇａｒｄｎｅｒｉ）、レウッシア・ロツンディフォリア（Ｒｅｕｓｓｉａｒｏｔｕｎｄｉｆｏｌｉａ）、スコレロプシス・ルテア（Ｓｃｈｏｌｌｅｒｏｐｓｉｓｌｕｔｅａ）、エウリステモン・メキシカナス（Ｅｕｒｙｓｔｅｍｏｎｍｅｘｉｃａｎｕｓ）、ゾステレラ・ドゥビア（Ｚｏｓｔｅｒｅｌｌａｄｕｂｉａ）等の約３０種が、亜熱帯を中心に分布する。
【００１１】
上記植物のうち、本願発明では何れのものを用いても良いが、原料の入手の観点から、日本国内にて自生するミズアオイ、コナギ、アメリカコナギ、観賞用に栽培されるポンテデリア・コルダタを用いることがこのましい。
【００１２】
本発明にかかる抽出物を得る際は、花穂、種子、葉、茎、根の植物体の何れの部分を用いても良く、さらにはそれぞれの全草を用いて抽出しても良く、さらにはそれぞれの植物の全草および各部位から複数を選択、混合して抽出しても良い。また、その抽出方法は常法であればよく、各部位を生のまま、或いは乾燥・粉砕後に抽出することができる。
【００１３】
次に、本発明において使用する上記植物抽出物を調製する方法について述べる。抽出溶媒としては、水、エタノール、メタノール、イソプロパノール、イソブタノール、ｎ−ヘキサノール、メチルアミルアルコール、２−エチルブタノール、ｎ−オクチルアルコールなどのアルコール類、グリセリン、エチレングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコール、１，３−ブチレングリコール、ヘキシレングリコール等の多価アルコール又はその誘導体、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチル−ｎ−プロピルケトンなどのケトン類、酢酸エチル、酢酸イソプロピルなどのエステル類、エチルエーテル、イソプロピルエーテル、ｎ−ブチルエーテル等のエーテル類などの極性溶媒から選択される１種又は２種以上の混合溶媒が好適に使用でき、また、リン酸緩衝生理食塩水や尿素水溶液を用いることができる。
【００１４】
なお、上記溶媒のうち、水、アルコール及び多価アルコール又はその誘導体類（エタノール、メタノール、イソプロパノール、イソブタノール、ｎ−ヘキサノール、メチルアミルアルコール、２−エチルブタノール、ｎ−オクチルアルコール、グリセリン、エチレングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコール、１，３−ブチレングリコール、ヘキシレングリコール等）およびそれらの混合溶媒については、その溶媒を留去せずに抽出物として構わない。
【００１５】
或いは、石油エーテル、ｎ−ヘキサン、ｎ−ペンタン、ｎ−ブタン、ｎ−オクタン、シクロヘキサン、流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素類、四塩化炭素、クロロホルム、ジクロロメタン、トリクロロエチレン、ベンゼン、トルエンなどの低極性もしくは無極性溶媒から選択される１種又は２種以上の混合溶媒も好適に使用することもできる。
【００１６】
なお、これらの低極性、無極性の溶媒のうち流動パラフィンやスクワランなどに関しては、その溶媒を留去せずに抽出物として構わない。
【００１７】
さらには、水や二酸化炭素、エチレン、プロピレン、エタノール、メタノール、アンモニアなどの１種または２種以上の超臨界流体や亜臨界流体も用いることもできる。
【００１８】
抽出時の圧力、温度、時間などの条件は、任意の条件であり、適宜調整して抽出を行なうことができる。
【００１９】
このようにして得られた植物抽出物は、そのまま皮膚外用剤に配合することもできるが、その効果を失わない範囲で、脱臭、脱色、濃縮などの精製操作を加えたり、さらにはカラムクロマトグラフィーなどを用いて分画物として用いてもよい。これらの抽出物や、その精製物、分画物は、これらから溶媒を除去することによって乾固物とすることもでき、さらに、アルコールなどの溶媒に可溶化した形態、或いは乳剤の形態で用いることができる。
【００２０】
本発明においては、植物抽出物を有効成分として皮膚外用剤に配合することにより、優れた保湿効果および／または肌荒れ改善効果を発揮することができる。
【００２１】
植物抽出物の皮膚外用剤への配合量としては、乾燥物として一般的に０．０００１重量％〜１０．０重量％であり、好ましくは、０．００１重量％〜５.０重量％、さらに好ましくは、０．００１重量％〜１．０重量％である。
【００２２】
植物抽出物を配合し得る皮膚外用剤としては、クリーム、乳液、化粧水、ジェル状化粧料、石鹸、洗顔フォーム、ボディーシャンプー、ヘアシャンプー、パック剤、ファンデーション、口紅、リップクリーム、ヘアトリートメント、整髪剤などがあげられる。
【００２３】
その際、本発明の効果を損なわない範囲に於いて、皮膚外用剤に一般的に用いられる原料、すなわち油性成分、界面活性剤、本発明以外の保湿剤、顔料、紫外線吸収剤、抗酸化剤、香料、防菌・防黴剤、キレート剤や、他の有効成分である皮膚細胞賦活剤、抗炎症剤、美白剤などを用いて、皮膚外用剤を提供することができる。
【００２４】
【実施例】
以下に、植物抽出物の製造例、皮膚外用剤としての実施例、試験例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明の技術範囲はこれによって何ら限定されるものではない。
【００２５】
はじめに、本発明で用いた植物抽出物の抽出方法を例示する。また、表１に、本発明で用いる抽出物の製造例を、その植物、使用部位および抽出方法とともに示す。
【００２６】
＜抽出方法１＞
乾燥・粉砕したミズアオイ属、アメリカコナギ属、ポンテデリア属、ヒドロトリクス属、レウッシア属、スコレロプシス属、エウリステモン属、ゾステレラ属に属するいずれかの植物を、１０重量倍量の５０重量％エタノール水溶液に７日間室温にて浸漬する。これをろ過し、減圧下溶媒を留去することにより、植物抽出物を得る。
【００２７】
＜抽出方法２＞
乾燥・粉砕したミズアオイ属、アメリカコナギ属、ポンテデリア属、ヒドロトリクス属、レウッシア属、スコレロプシス属、エウリステモン属、ゾステレラ属に属するいずれかの植物を、１０重量倍量の精製水に６０℃にて２時間浸漬する。これをろ過し、減圧下溶媒を留去することにより、植物抽出物を得る。
【００２８】
＜抽出方法３＞
乾燥・粉砕したミズアオイ属、アメリカコナギ属、ポンテデリア属、ヒドロトリクス属、レウッシア属、スコレロプシス属、エウリステモン属、ゾステレラ属に属するいずれかの植物を、加圧下、二酸化炭素の超臨界流体にて抽出する。抽出工程終了後、常圧下、二酸化炭素を揮発させ植物抽出物を得る。
【００２９】
【表１】

【００３０】
表１に基づいて得られた製造例１から製造例２１のミズアオイ科植物の抽出物を用いて本発明にかかる皮膚外用剤の有効性について実施した試験内容とその結果および実施例としての皮膚外用剤の処方を以下示す。
【００３１】
［試験１：本願発明に係る植物抽出物を配合した皮膚外用剤の保湿効果］
表２および表３に示した化粧水の処方を常法により調製し、植物抽出物を配合した皮膚外用剤の保湿性を評価した。実施例１から実施例９および、植物抽出物を精製水に代替して調製した比較例１を用いた。
【００３２】
【表２】

【００３３】
【表３】

【００３４】
このようにして得られた実施例１〜９から選択された１サンプルと比較例１を１組として、２０代から４０代の女性専門パネル各組１５名に盲試料として半顔ずつ塗布させた。保湿効果の評価は、各パネルが保湿効果が優れている方に２点、劣っていると感じた方に１点を付与し、その合計点を集計することにより評価した。その結果については、表４に示した。
【００３５】
【表４】

【００３６】
この評価方法は、クレーマーの検定法と呼ばれ、２サンプルを評価するときに評価を１５回行なった場合の各サンプルの評価点の合計点が２６点対１９点以上の格差が生じたときに、対象となる２サンプル間に評価した項目に於いて性質が有意に異なると判定する方法である。そこで表４の結果を見ると、植物抽出物を含有する何れの実施例も、比較例１よりも明らかに保湿効果に優れていると判断できる。このことから、本願発明に係る植物抽出物を配合してなる皮膚外用剤は、優れた保湿効果を有することが認められた。
【００３７】
［試験２：本願発明に係る植物抽出物を配合した皮膚外用剤の肌荒れ改善効果］
各製造例の植物抽出物を配合した表６及び表７に示した乳液の処方を常法により調製し、得られた皮膚外用剤の肌荒れ改善効果を評価した。試験に用いたサンプルをそれぞれ実施例１０から実施例１８とし、比較例として、植物抽出物を配合しないものを比較例２として試験を実施した。
【００３８】
【表５】

【００３９】
【表６】

【００４０】
このようにして得られた各サンプルを盲試料として、各１０名の肌荒れパネラーに１ヶ月間連続で使用させた。肌荒れの改善効果は、試験の前後の肌荒れ状態を専門の判定員に評価させ、前後の状態を比較して、肌荒れが「改善」、「やや改善」、「変化無し」、「悪化」の４段階に分類した。その結果を表７に示した。
【００４１】
【表７】

【００４２】
表７の結果より、実施例においては何れの場合に於いても、比較例２を使用した群と比較すると、肌荒れ状態が「改善」したパネルの数が多かった。すなわち各実施例の植物抽出物配合の皮膚外用剤には、顕著な肌荒れ改善効果があることが判明した。
【００４３】
以上の検討より、本発明に係る植物抽出物を配合した皮膚外用剤は肌荒れ改善効果に優れていることが明らかとなった。
【００４４】
以下に、本発明にかかるその他の皮膚外用剤の実施例を示す。
【００４５】
＜実施例１９＞Ｏ/Ｗ乳化型クリーム
（１）スクワラン１０．００（重量％）
（２）ミリスチン酸オクチルドデシル５．００
（３）水素添加大豆リン脂質０．２０
（４）バチルアルコール３．００
（５）硬化油２．００
（６）ステアリン酸１．５０
（７）親油型モノステアリン酸グリセリン１．５０
（８）モノステアリン酸ポリグリセリル１．５０
（９）ベヘニルアルコール０．８０
（１０）モノミリスチン酸ポリグリセリル０．７０
（１１）サラシミツロウ０．３０
（１２）混合脂肪酸トリグリセリド０．１０
（１３）ｄ−δ−トコフェロール０．０５
（１４）精製水１００とする残部
（１５）キサンタンガム（１重量％水溶液）２０．００
（１６）１，３−ブチレングリコール１５．００
（１７）パラオキシ安息香酸メチル０．１０
（１８）水酸化ナトリウム（１０重量％水溶液）２．００
（１９）香料０．１５
（２０）植物抽出物（製造例６）０．１０
（２１）植物抽出物（製造例９）０．１５
（２２）エタノール２．００
製法：（１）〜（１３）の油相成分及び（１４）〜（１７）の水相成分をそれぞれ８０℃に加熱し、混合均一化した後、水相に油相を添加する。（１８）を加えてホモミキサーにて乳化する。撹拌しながら冷却し、４０℃で予め混合、溶解した（１９）〜（２２）を順次添加し、撹拌、均一化する。
【００４６】
＜実施例２０＞ジェル状化粧水
（１）精製水１００とする残部（重量％）
（２）植物抽出物（製造例７）１．００
（３）エタノール８．００
（４）パラオキシ安息香酸メチル０．０５
（５）植物抽出物（製造例１６）０．０５
（６）カルボキシビニルポリマー（１重量％水溶液）２０．００
（７）キサンタンガム（１重量％水溶液）５．００
（８）１，３−ブチレングリコール３．００
（９）濃グリセリン６．００
（１０）Ｌ−アルギニン（１０重量％水溶液）４．００
製法：（１）及び（２）に予め混合しておいた成分（３）〜（５）を加え、（６）〜（１０）の成分を順次添加して、混合、溶解、均一化する。
【００４７】

製法：（１）〜（８）の油相成分を混合，加熱溶解して７０℃とする。一方（９）〜（１１）の水相成分を混合、溶解して７０℃に加熱する。この水相成分に前記油相成分を徐々に添加した後、（１２）を添加しホモミキサーにて均一に乳化する。乳化後、４０℃まで冷却した後、（１３）、（１４）を順次添加し混合する。
【００４８】
＜実施例２２＞Ｗ／Ｏ乳化型クリーム
（１）スクワラン１５．００（重量％）
（２）デカメチルシクロペンタシロキサン１５．００
（３）架橋型メチルポリシロキサン１．００
（４）ジメチコンコポリオール３．００
（５）クオタニウム−１８ヘクトライト１．００
（６）１，３−ブチレングリコール３．００
（７）パラオキシ安息香酸メチル０．２０
（８）精製水１００とする残部
（９）植物抽出物（製造例５）１．００
（１０）植物抽出物（製造例１０）０．２５
（１１）香料０．１０
製法：（１）〜（５）を混合した油相に、（８）を加熱し（７）を溶解後、冷却したものに（６）、（９）、（１０）を加えた水相を攪拌しながら徐々に添加しホモミキサーにて乳化する。乳化後、（１１）を添加し混合する。
【００４９】

製法：（３）、（７）を（１２）に添加し均質とした後、（１）及び（２）に（４）〜（６）を溶解させて加え、７０℃に加熱して均一に溶解させる。次いで冷却して４０℃にて（９）〜（１１）を順次添加し、最後に（８）を加えて中和する。
【００５０】

製法：（１）〜（４）の油相と（５）および（６）からなる水相を、それぞれ７０℃に加熱溶解する。この油相を攪拌しながら先に調製した水相に徐々に加え、均一とした後冷却し、４５℃にて（７）〜（１０）を順次添加して均一化する。
【００５１】

製法：（１）〜（７）の油相成分を混合、加熱して８０℃とする。一方、（８）〜（１０）の水相成分を混合、加熱して８５℃とし、これに前記油相を添加して乳化し、冷却後４０℃にて（１１）、（１２）を順次添加する。
【００５２】

製法：（１）〜（１１）を混合し、７５℃まで加熱溶解した後、ホモミキサーにて均質に混合する。その後冷却を行い、４０℃で（１２）を添加し、混合する。充填は、缶に原液を充填し、バルブ装着後ガスを充填する。
【００５３】

製法：（１）〜（８）を混合溶解して油相とする。一方、（９）〜（１４）を混合し水相とし、両相を７５℃まで加熱する。水相に油相を添加し、予備乳化後、（１５）を加えてホモミキサーにて均一に乳化する。その後冷却を行い、４０℃で（１６）〜（１８）を添加し、均一に混合する。
【００５４】
＜実施例２８＞洗顔料
（１）ステアリン酸１０．００（重量％）
（２）パルミチン酸１０．００
（３）ミリスチン酸１２．００
（４）ラウリン酸４．００
（５）オレイルアルコール１．５０
（６）ラノリンアルコール１．００
（７）水酸化カリウム６．００
（８）精製水１００とする残部
（９）濃グリセリン２０．００
（１０）植物抽出物（製造例４）０．２０
（１１）香料０．１０
製法：（１）〜（６）の油相及び（７）〜（９）の水相をそれぞれ混合し、７５℃まで加熱溶解した後、油相に水相を加えてケン化する。冷却後４０℃で（１０）、（１１）を添加して混合する。
【００５５】

製法：（１）および（２）の油相及び（３）〜（７）の水相をそれぞれ７５℃まで加熱溶解した後、油相に水相を加える。これに、（８）を加え均一に撹拌後、冷却し４５℃にて（９）〜（１１）を添加して混合する。
【００５６】
＜実施例３０＞メイクアップベース
（１）ステアリン酸１．００（重量％）
（２）ベヘニルアルコール０．５０
（３）自己乳化型グリセリルモノステアリン酸エステル１．５０
（４）スクワラン１０．００
（５）１，３−ブチレングリコール１０．００
（６）グリセリン３．００
（７）精製水１００とする残部
（８）キサンタンガム（１重量％水溶液）１０．００
（９）水酸化カリウム（１０重量％水溶液）１．００
（１０）香料０．１０
（１１）植物抽出物（製造例４）０．０５
（１２）二酸化チタン１．００
（１３）ベンガラ０．０１
（１４）黄酸化鉄０．０４
製法：（１２）〜（１４）を（５）で混練し、これを（６）〜（８）の水相に添加混合し、７０℃に加熱する。一方、（１）〜（４）の油相成分を混合加熱して７０℃とする。（９）を加えた水相に油相を攪拌しながら添加して乳化する。４０℃まで冷却した後、（１０）および（１１）を添加する。
【００５７】
＜実施例３１＞Ｏ／Ｗ乳化型ファンデーション
（１）ステアリン酸１．００（重量％）
（２）スクワラン５．００
（３）ミリスチン酸オクチルドデシル５．００
（４）セタノール１．００
（５）自己乳化型グリセリルモノステアリン酸エステル１．５０
（６）１，３−ブチレングリコール８．００
（７）キサンタンガム（１重量％水溶液）１０．００
（８）精製水１００とする残部
（９）水酸化カリウム（１０重量％水溶液）１．００
（１０）酸化チタン９．００
（１１）タルク７．４０
（１２）ベンガラ０．５０
（１３）黄酸化鉄１．５０
（１４）黒酸化鉄０．２０
（１５）植物抽出物（製造例１）０．１０
（１６）香料０．１０
製法：（１０）〜（１４）を（６）で混練し、これを（７）〜（８）の水相に添加、混合し、７０℃に加熱する。一方、（１）〜（５）の油相成分を混合、加熱して７０℃とする。（９）を加えた水相に油相を攪拌しながら添加して乳化する。４０℃まで冷却した後、（１５）及び（１６）を添加する。
【００５８】
＜実施例３２＞Ｗ／Ｏ乳化型ファンデーション
（１）タルク１０．００（重量％）
（２）微粒子二酸化チタン５．００
（３）二酸化チタン８．００
（４）ポリアクリル酸アルキル５．００
（５）ベンガラ０．４０
（６）黄酸化鉄１．５０
（７）黒酸化鉄０．２０
（８）ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン４．００
（９）スクワラン７．００
（１０）デカメチルシクロペンタシロキサン１０．００
（１１）パラメトキシ桂皮酸オクチル３．００
（１２）精製水１００とする残部
（１３）１，３−ブチレングリコール５．００
（１４）パラオキシ安息香酸メチル０．２０
（１５）植物抽出物（製造例７）０．２５
製法：（８）〜（１１）の油相成分を均一に混合し、（１）〜（７）を添加してホモミキサーで分散させ油相分散液を調製する。加熱溶解した（１２）〜（１４）を室温まで冷却した後（１５）を加えて得られる水相を油相分散液に添加し乳化する。
【００５９】
＜実施例３３＞ツーウェイファンデーション
（１）シリコーン処理タルク１００とする残部（重量％）
（２）シリコーン処理マイカ２０．００
（３）シリコーン処理二酸化チタン１０．００
（４）シリコーン処理微粒子二酸化チタン２．００
（５）フッ素処理ベンガラ０．４５
（６）フッ素処理黄酸化鉄２．２０
（７）フッ素処理黒酸化鉄０．２２
（８）ステアリン酸亜鉛１．００
（９）ナイロンパウダー５．００
（１０）スクワラン５．００
（１１）固形パラフィン０．５０
（１２）ジメチルポリシロキサン４．００
（１３）リンゴ酸ジイソステアリル１．００
（１４）パラメトキシケイ皮酸オクチル２．００
（１５）酢酸トコフェロール０．０５
（１６）植物抽出物（製造例６）０．１０
製法：（１）〜（９）の粉体相をハンマーミルで粉砕した後、ブレンダーで混合し均一化する。（１０）〜（１６）の油相を８０℃で溶解し均一化した後、粉体相に添加して混練する。その後、ハンマーミルで粉砕し、篩過したバルクを金皿に圧縮成型する。
【００６０】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明にかかるミズアオイ属（Ｍｏｎｏｃｈｏｒｉａ）、アメリカコナギ属（Ｈｅｔｅｒａｎｔｈｅｒａ）、ポンテデリア属（Ｐｏｎｔｅｄｅｒｉａ）、ヒドロトリクス属（Ｈｙｄｒｏｔｒｉｘ）、レウッシア属（Ｒｅｕｓｓｉａ）、スコレロプシス属（Ｓｃｈｏｌｌｅｒｏｐｓｉｓ）、エウリステモン属（Ｅｕｒｙｓｔｅｍｏｎ）、ゾステレラ属（Ｚｏｓｔｅｒｅｌｌａ）のいずれかに属する植物の抽出物を皮膚外用剤に配合することで、優れた保湿性および／または肌荒れ改善効果を有する皮膚外用剤を提供することができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a skin external preparation containing a specific plant extract, which is excellent in a moisturizing effect and / or a rough skin improving effect.
[0002]
[Prior art]
The external preparation for skin is a preparation intended for the effect on the skin, and the moisturizing effect and the effect of improving the rough skin are one of the intended effects. As an active ingredient of skin external preparations such as cosmetics for the purpose of these effects, extracts such as amino acids, polysaccharides, polyhydric alcohols (see Non-Patent Document 1), medicinal plants (Non-Patent Documents 2 to Non-Patent Documents) 5)) has been used conventionally. In particular, very active research has been conducted on plant extracts. For example, even if it is limited to a moisturizing agent and a rough skin improving agent, orchidaceae plants (see Patent Document 1), groundnuts (see Patent Document 2), sarunasi (see Patent Document 3), psyllium (see Patent Document 4), a genus plant (See Patent Document 5), Sakura genus plants (see Patent Document 6), Acetaceae plants (see Patent Document 7), Repidium plants (see Patent Document 8), avocados etc. (see Patent Document 9), dog larch ( Patent Document 10), Argiaceae plant (refer to Patent Document 11), Asparagus, racemosus, etc. (refer to Patent Document 12), spinach (refer to Patent Document 13), beech (refer to Patent Document 14), Euonymus plant (Patent Document) 15), coconut palm (see Patent Document 16), and the like. Although many studies have been made on the active ingredient having the moisturizing effect and / or the rough skin improving effect as described above, any of the external preparations containing the above-mentioned active ingredients has its moisturizing effect and the rough skin improved. The effect is not always sufficient, and it has been desired to develop a more effective active ingredient and a skin external preparation containing the ingredient.
[0003]
Incidentally, Monochoria korsakowii genus is an essential component in the present invention (Monochoria), heteranthera (Heteranthera), Pontederia genus (Pontederia), Hidorotorikusu genus (Hydrotrix), Reusshia genus (Reussia), Sukoreropushisu genus (Scholleropsis), Eurisutemon genus (Eurystemon), with respect to prior art related to the technical field of the present invention utilizing a plant belonging to the Zosuterera genus (Zosterella), the present inventors have not grasped, Monochoria korsakowii (Monochoria korsakowii, herbal medicine name: Ukyuu / non Patent Document 6), monochoria (Monochoria vaginalis, herbal name: Ouzetsusou / non-Patent Document 7 referenced or funeral / non Laid It only knows the use as a herbal medicine. Regarding these herbal medicines, it is known that each plant is ground and used as it is.
[0004]
Despite the fact that various prior arts are known as described above, there is no description on a topical skin preparation containing the extract according to the present invention, and there is no description on the genus Mizuaoi, Apiaceae, Pontederia, Hydrotricus, Reussia About adding excellent moisturizing property and rough skin improvement effect to the topical skin preparation by blending extracts of one or more plants selected from plants belonging to the genus, genus Scholeropsis, genus Eurystemon, genus Zosterella Was first discovered by the present inventors.
[0005]
[Patent Document 1]
JP 2002-205933 A [Patent Document 2]
JP 2002-145757 A [Patent Document 3]
JP 2002-145754 A [Patent Document 4]
JP 2002-145731 A [Patent Document 5]
JP 2002-20262 A [Patent Document 6]
JP 2002-20225 A [Patent Document 7]
JP 2001-122732 A [Patent Document 8]
JP 2001-39854 A [Patent Document 9]
JP 2001-39823 A [Patent Document 10]
JP 2000-226323 A [Patent Document 11]
Japanese Patent Laid-Open No. 11-158053 [Patent Document 12]
JP 11-93232 A [Patent Document 13]
JP-A-10-287527 [Patent Document 14]
JP-A-9-227397 [Patent Document 15]
JP-A-7-126146 [Patent Document 16]
JP-A-6-72838 [Non-Patent Document 1]
Edited by Takeo Mitsui, “New Cosmetics”, 2nd edition, Nanzan-do, January 18, 2001, p. 152-156, and p. 187-188
[Non-Patent Document 2]
Ichimaru Trade Manufacturing and Development Department, “Applications and Effects of Medicinal Plants”, Fragrance Journal, Fragrance Journal, 1979, Special Issue 1, p. 43-48
[Non-Patent Document 3]
Masayuki Taguchi, “Use and safety of herbal medicines in Europe”, Fragrance Journal, Fragrance Journal, 1979, Special Issue 1, p. 66-74
[Non-Patent Document 4]
Yoshiro Otsu, “Utilization and Issues of Plant Extracts for Cosmetics”, Fragrance Journal, Fragrance Journal, 1979, Special Issue 1, p. 84-87
[Non-Patent Document 5]
“List of plant components of each company”, Fragrance Journal, Fragrance Journal, 1986, Special Issue 6, p. 324-349
[Non-Patent Document 6]
Shanghai Science and Technology Publishers, Shogakukan Edition, “Chugakudai Dictionary (Volume 1)”, Shogakukan, December 10, 1985, p. 53
[Non-Patent Document 7]
Shanghai Science and Technology Publishers, Shogakukan Edition, “Chugakudai Dictionary (Volume 1)”, Shogakukan, December 10, 1985, p. 148-149
[Non-Patent Document 8]
Shanghai Science and Technology Publishers, Shogakukan, “Chukuyaku Dictionary (Volume 2)”, Shogakukan, December 10, 1985, p. 805
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The subject of this invention is providing the skin external preparation excellent in the moisturizing effect and / or the rough skin improvement effect.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the present inventors have conducted extensive research to obtain a component having excellent moisturizing property and excellent skin roughness improvement / prevention effect. As a result, the genus Monochoria and Heteranthera , Pontederia genus (Pontederia), Hidorotorikusu genus (Hydrotrix), Reusshia genus (Reussia), Sukoreropushisu genus (Scholleropsis), Eurisutemon genus (Eurystemon), skin external preparation containing a combination of extracts of plants belonging to Zosuterera genus (Zosterella) The present inventors have found that it has excellent moisturizing properties and is effective in improving and preventing rough skin, and has completed the present invention.
[0008]
That is, the present invention relates to an extract of one or more kinds of plants selected from plants belonging to the genus Mizuaoi, Kokonagi, Pontederia, Hydrotrics, Reussia, Scholeropsis, Euristemon, and Zosterella. It aims at providing the skin external preparation characterized by containing.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail.
[0010]
Monochoria korsakowii according to the present invention belonging to the genus (Monochoria), heteranthera (Heteranthera), Pontederia genus (Pontederia), Hidorotorikusu genus (Hydrotrix), Reusshia genus (Reussia), Sukoreropushisu genus (Scholleropsis), Eurisutemon genus (Eurystemon), Zosuterera genus ( Zosterella ) belongs to the freshwater aquatic or wet perennials or annual perennials ( Pontederiaceae ). As plants belonging to the group of plants according to the present invention, Monochoria korsakowii (Monoch oria korsakowii), Monochoria (M. Vaginalis), Monokoria-Hasutata (M. Hastata), United States monochoria (Heteranthera Limosa), Pontederia-Korudata (Pontederia cordata), hydro Trix-Gadoneri (Hydrotrix gardneri), Reusshia and Russia Tsun cordifolia (Reussia rotundifolia), Sukoreropushisu lutea (Scholleropsis lutea), Eurisutemon-Mekishikanasu (Eurystemon mexicanus), Zosuterera-Dubia (Zosterella dubia) about 30 species of the like, nitrous heat It is distributed around.
[0011]
Of the above-mentioned plants, any of the above-mentioned plants may be used in the present invention, but from the viewpoint of obtaining the raw materials, mizuzuoi, koigi, oakaki, and pontederia cordata cultivated for ornamental use are used in Japan. Is this.
[0012]
When obtaining the extract according to the present invention, any part of the plant body of flower spikes, seeds, leaves, stems, roots may be used, and further, each whole plant may be used for extraction. A plurality may be selected, mixed and extracted from the whole plant and each part of each plant. Moreover, the extraction method should just be a conventional method, and can extract each part raw | natural, or after drying and grinding | pulverization.
[0013]
Next, a method for preparing the plant extract used in the present invention will be described. Extraction solvents include water, ethanol, methanol, isopropanol, isobutanol, n-hexanol, methyl amyl alcohol, 2-ethylbutanol, n-octyl alcohol and other alcohols, glycerin, ethylene glycol, ethylene glycol monomethyl ether, ethylene glycol Polyethyl alcohol such as monoethyl ether, propylene glycol, propylene glycol monomethyl ether, propylene glycol monoethyl ether, triethylene glycol, 1,3-butylene glycol, hexylene glycol or derivatives thereof, acetone, methyl ethyl ketone, methyl isobutyl ketone, methyl -Ketones such as n-propyl ketone, esters such as ethyl acetate and isopropyl acetate, ethyl ether, isop Pills ether, one or more mixed solvents selected from polar solvents such as ethers such as n- butyl ether can be preferably used, also can be used in phosphate buffered saline or an aqueous urea solution.
[0014]
Among the above solvents, water, alcohol and polyhydric alcohol or derivatives thereof (ethanol, methanol, isopropanol, isobutanol, n-hexanol, methylamyl alcohol, 2-ethylbutanol, n-octyl alcohol, glycerin, ethylene glycol) , Ethylene glycol monomethyl ether, ethylene glycol monoethyl ether, propylene glycol, propylene glycol monomethyl ether, propylene glycol monoethyl ether, triethylene glycol, 1,3-butylene glycol, hexylene glycol, etc.) and their mixed solvents, The solvent may be used as an extract without distilling off the solvent.
[0015]
Or low polarity such as petroleum ether, n-hexane, n-pentane, n-butane, n-octane, cyclohexane, liquid paraffin, squalane and other hydrocarbons, carbon tetrachloride, chloroform, dichloromethane, trichloroethylene, benzene, toluene Or the 1 type, or 2 or more types of mixed solvent selected from a nonpolar solvent can also be used suitably.
[0016]
Of these low-polar and non-polar solvents, liquid paraffin and squalane may be used as an extract without distilling off the solvent.
[0017]
Furthermore, 1 type, or 2 or more types of supercritical fluids and subcritical fluids, such as water, a carbon dioxide, ethylene, propylene, ethanol, methanol, ammonia, can also be used.
[0018]
Conditions such as pressure, temperature, and time at the time of extraction are arbitrary conditions, and the extraction can be performed by appropriately adjusting.
[0019]
The plant extract thus obtained can be directly blended into an external preparation for skin, but as long as the effect is not lost, purification operations such as deodorization, decolorization and concentration are added, and further column chromatography is performed. Etc. may be used as a fraction. These extracts, purified products, and fractions thereof can be dried by removing the solvent from them, and further used in a form solubilized in a solvent such as alcohol or in the form of an emulsion. be able to.
[0020]
In the present invention, an excellent moisturizing effect and / or rough skin improving effect can be exhibited by blending a plant extract as an active ingredient into an external preparation for skin.
[0021]
The amount of the plant extract to be added to the external preparation for skin is generally 0.0001% to 10.0% by weight, preferably 0.001% to 5.0% by weight as a dry product, Preferably, it is 0.001 to 1.0% by weight.
[0022]
Skin external preparations that can be formulated with plant extracts include creams, emulsions, lotions, gel cosmetics, soaps, facial cleansing foams, body shampoos, hair shampoos, packs, foundations, lipsticks, lip balms, hair treatments, hair styling Agents and the like.
[0023]
At that time, within the range not impairing the effects of the present invention, raw materials generally used for skin external preparations, that is, oily components, surfactants, moisturizers other than the present invention, pigments, ultraviolet absorbers, antioxidants Skin external preparations can be provided using perfumes, antibacterial / antifungal agents, chelating agents, and other active ingredients such as skin cell activators, anti-inflammatory agents, and whitening agents.
[0024]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to production examples of plant extracts, examples as external preparations for skin, and test examples, but the technical scope of the present invention is not limited thereto.
[0025]
First, the extraction method of the plant extract used by this invention is illustrated. In addition, Table 1 shows an example of producing the extract used in the present invention, together with its plant, use site and extraction method.
[0026]
<Extraction method 1>
Any dried plant that belongs to the genus Mizuaoi, Kokonagi, Pontederia, Hydrotrics, Reussia, Scholeropsis, Euristemon or Zosterella for 10 days in 50% by weight ethanol aqueous solution for 7 days Immerse at room temperature. By filtering this and distilling off the solvent under reduced pressure, a plant extract is obtained.
[0027]
<Extraction method 2>
Any plant belonging to the genus Mizuaoi, Kokonagi, Pontederia, Hydrotrics, Reussia, Scholeropsis, Euristemon, or Zosterella is dried and ground at 60 ° C. Immerse for hours. By filtering this and distilling off the solvent under reduced pressure, a plant extract is obtained.
[0028]
<Extraction method 3>
Extract any plant belonging to the genus Mizuaoi, Kokonagi, Pontederia, Hydrotrics, Reussia, Scholeropsis, Euristemon, or Zosterella under pressure with a supercritical fluid of carbon dioxide. . After completion of the extraction process, carbon dioxide is volatilized under normal pressure to obtain a plant extract.
[0029]
[Table 1]

[0030]
Contents of test conducted on the effectiveness of the external preparation for skin according to the present invention using the extracts of the scorpionaceae plants of Production Examples 1 to 21 obtained on the basis of Table 1, the results thereof, and the topical skin application as examples The formulation of the agent is shown below.
[0031]
[Test 1: Moisturizing effect of an external preparation for skin containing a plant extract according to the present invention]
Formulations of lotions shown in Table 2 and Table 3 were prepared by a conventional method, and the moisture retention properties of the external preparation for skin containing a plant extract were evaluated. Examples 1 to 9 and Comparative Example 1 prepared by replacing the plant extract with purified water were used.
[0032]
[Table 2]

[0033]
[Table 3]

[0034]
One sample selected from Examples 1 to 9 thus obtained and Comparative Example 1 were used as a pair, and each half face was applied as a blind sample to 15 female professional panelists in their 20s to 40s. . The evaluation of the moisturizing effect was performed by assigning 2 points to each panel having excellent moisturizing effect and 1 point to those who felt that each panel was inferior, and totaling the total points. The results are shown in Table 4.
[0035]
[Table 4]

[0036]
This evaluation method is called Kramer's test method. When the evaluation is performed 15 times when two samples are evaluated, the total score of the evaluation points of each sample is 26 points versus 19 points or more. In this method, it is determined that the property is significantly different in the items evaluated between the two samples. Therefore, from the results shown in Table 4, it can be determined that any of the examples containing the plant extract is clearly superior in moisturizing effect to Comparative Example 1. From this, it was recognized that the skin external preparation which mix | blends the plant extract which concerns on this invention has the outstanding moisturizing effect.
[0037]
[Test 2: Skin roughening effect of an external preparation for skin containing a plant extract according to the present invention]
Formulations of the emulsions shown in Table 6 and Table 7 in which the plant extracts of each production example were blended were prepared by a conventional method, and the effect of improving the skin roughness of the obtained external preparation for skin was evaluated. The sample used for the test was set as Example 10 to Example 18, respectively, and as a comparative example, the test was performed as Comparative Example 2 where no plant extract was blended.
[0038]
[Table 5]

[0039]
[Table 6]

[0040]
Each sample obtained in this way was used as a blind sample for 10 consecutive rough skin panels for one month continuously. The improvement effect of rough skin is evaluated by the expert judge on the rough skin condition before and after the test, and compared with the previous and next states, the rough skin is “improved”, “slightly improved”, “no change”, “deteriorated”. Classified into stages. The results are shown in Table 7.
[0041]
[Table 7]

[0042]
From the results of Table 7, in any of the examples, the number of panels in which the rough skin state was “improved” was greater than in the group using Comparative Example 2. That is, it turned out that the skin external preparation containing the plant extract of each Example has a remarkable effect of improving rough skin.
[0043]
From the above study, it was revealed that the external preparation for skin containing the plant extract according to the present invention is excellent in rough skin improvement effect.
[0044]
Examples of other external preparations for skin according to the present invention are shown below.
[0045]
<Example 19> O / W emulsified cream (1) Squalane 10.00 (wt%)
(2) Octyldodecyl myristate 5.00
(3) Hydrogenated soybean phospholipid 0.20
(4) Batyl alcohol 3.00
(5) Hardened oil 2.00
(6) Stearic acid 1.50
(7) Lipophilic glyceryl monostearate 1.50
(8) Polyglyceryl monostearate 1.50
(9) Behenyl alcohol 0.80
(10) Polyglyceryl monomyristate 0.70
(11) White beeswax 0.30
(12) Mixed fatty acid triglyceride 0.10
(13) d-δ-tocopherol 0.05
(14) Purified water 100 (15) Xanthan gum (1 wt% aqueous solution) 20.00
(16) 1,3-butylene glycol 15.00
(17) Methyl paraoxybenzoate 0.10
(18) Sodium hydroxide (10 wt% aqueous solution) 2.00
(19) Fragrance 0.15
(20) Plant extract (Production Example 6) 0.10
(21) Plant extract (Production Example 9) 0.15
(22) Ethanol 2.00
Production method: The oil phase components (1) to (13) and the water phase components (14) to (17) are heated to 80 ° C., mixed and homogenized, and then the oil phase is added to the water phase. (18) is added and emulsified with a homomixer. Cooling with stirring, (19) to (22) previously mixed and dissolved at 40 ° C. are sequentially added, and stirred and homogenized.
[0046]
<Example 20> Gel lotion (1) Purified water 100 (the balance (% by weight))
(2) Plant extract (Production Example 7) 1.00
(3) Ethanol 8.00
(4) Methyl paraoxybenzoate 0.05
(5) Plant extract (Production Example 16) 0.05
(6) Carboxyvinyl polymer (1 wt% aqueous solution) 20.00
(7) Xanthan gum (1 wt% aqueous solution) 5.00
(8) 1,3-butylene glycol 3.00
(9) Concentrated glycerin 6.00
(10) L-arginine (10% by weight aqueous solution) 4.00
Production method: Components (3) to (5) previously mixed in (1) and (2) are added, and components (6) to (10) are sequentially added to mix, dissolve and homogenize.
[0047]

Production method: The oil phase components (1) to (8) are mixed, heated and dissolved to 70 ° C. On the other hand, the aqueous phase components (9) to (11) are mixed, dissolved, and heated to 70 ° C. After the oil phase component is gradually added to the aqueous phase component, (12) is added and uniformly emulsified with a homomixer. After emulsification, after cooling to 40 ° C., (13) and (14) are sequentially added and mixed.
[0048]
<Example 22> W / O emulsified cream (1) Squalane 15.00 (wt%)
(2) Decamethylcyclopentasiloxane 15.00
(3) Cross-linked methylpolysiloxane 1.00
(4) Dimethicone copolyol 3.00
(5) Quaternium-18 hectorite 1.00
(6) 1,3-butylene glycol 3.00
(7) Methyl paraoxybenzoate 0.20
(8) Remainder 100 (9) Plant extract (Production Example 5) 1.00
(10) Plant extract (Production Example 10) 0.25
(11) Fragrance 0.10
Production method: An aqueous phase obtained by adding (6), (9) and (10) to an oil phase obtained by mixing (1) to (5), heating (8) and dissolving (7) and then cooling. Gradually add while stirring and emulsify with homomixer. After emulsification, (11) is added and mixed.
[0049]

Manufacturing method: (3) and (7) are added to (12) and homogenized, then (4) to (6) are dissolved and added to (1) and (2), and heated to 70 ° C. to be uniform. Dissolve. Subsequently, it cools and (9)-(11) is added sequentially at 40 degreeC, (8) is finally added and neutralized.
[0050]

Production method: The oil phase of (1) to (4) and the aqueous phase composed of (5) and (6) are heated and dissolved at 70 ° C., respectively. The oil phase is gradually added to the previously prepared aqueous phase with stirring, and the mixture is made uniform and cooled, and (7) to (10) are sequentially added at 45 ° C. to make uniform.
[0051]

Production method: The oil phase components (1) to (7) are mixed and heated to 80 ° C. On the other hand, the water phase components (8) to (10) are mixed and heated to 85 ° C., and the oil phase is added and emulsified, and after cooling, (11) and (12) are sequentially added at 40 ° C. Added.
[0052]

Production method: (1) to (11) are mixed, dissolved by heating to 75 ° C, and then homogeneously mixed with a homomixer. Thereafter, cooling is performed, and (12) is added and mixed at 40 ° C. For filling, the stock solution is filled into a can, and gas is filled after the valve is mounted.
[0053]

Production method: (1) to (8) are mixed and dissolved to obtain an oil phase. On the other hand, (9) to (14) are mixed to form an aqueous phase, and both phases are heated to 75 ° C. The oil phase is added to the aqueous phase, and after preliminary emulsification, (15) is added and uniformly emulsified with a homomixer. Thereafter, cooling is performed, and (16) to (18) are added at 40 ° C. and mixed uniformly.
[0054]
<Example 28> Face wash (1) Stearic acid 10.00 (wt%)
(2) Palmitic acid 10.00
(3) Myristic acid 12.00
(4) Lauric acid 4.00
(5) Oleyl alcohol 1.50
(6) Lanolin alcohol 1.00
(7) Potassium hydroxide 6.00
(8) Remainder 100 (9) Concentrated glycerin 20.00
(10) Plant extract (Production Example 4) 0.20
(11) Fragrance 0.10
Production method: The oil phases (1) to (6) and the water phases (7) to (9) are mixed, dissolved by heating to 75 ° C., and then the water phase is added to the oil phase to saponify. (10) and (11) are added and mixed at 40 ° C. after cooling.
[0055]

Production method: The oil phase of (1) and (2) and the aqueous phase of (3) to (7) are heated and dissolved to 75 ° C., respectively, and then the aqueous phase is added to the oil phase. (8) is added to this, and after stirring uniformly, it cools and (9)-(11) is added and mixed at 45 degreeC.
[0056]
<Example 30> Make-up base (1) Stearic acid 1.00 (wt%)
(2) Behenyl alcohol 0.50
(3) Self-emulsifying glyceryl monostearate 1.50
(4) Squalane 10.00
(5) 1,3-butylene glycol 10.00
(6) Glycerin 3.00
(7) Purified water 100 (8) Xanthan gum (1 wt% aqueous solution) 10.00
(9) Potassium hydroxide (10 wt% aqueous solution) 1.00
(10) Fragrance 0.10
(11) Plant extract (Production Example 4) 0.05
(12) Titanium dioxide 1.00
(13) Bengala 0.01
(14) Yellow iron oxide 0.04
Production method: (12) to (14) are kneaded in (5), added and mixed in the aqueous phase of (6) to (8), and heated to 70 ° C. On the other hand, the oil phase components (1) to (4) are mixed and heated to 70 ° C. The oil phase is added to the aqueous phase to which (9) has been added while stirring to emulsify. After cooling to 40 ° C., (10) and (11) are added.
[0057]
<Example 31> O / W emulsion type foundation (1) Stearic acid 1.00 (wt%)
(2) Squalane 5.00
(3) Octyl dodecyl myristate 5.00
(4) Cetanol 1.00
(5) Self-emulsifying glyceryl monostearate 1.50
(6) 1,3-butylene glycol 8.00
(7) Xanthan gum (1 wt% aqueous solution) 10.00
(8) The balance to be purified water 100 (9) Potassium hydroxide (10 wt% aqueous solution) 1.00
(10) Titanium oxide 9.00
(11) Talc 7.40
(12) Bengala 0.50
(13) Yellow iron oxide 1.50
(14) Black iron oxide 0.20
(15) Plant extract (Production Example 1) 0.10
(16) Fragrance 0.10
Production method: (10) to (14) are kneaded in (6), added to the aqueous phase of (7) to (8), mixed, and heated to 70 ° C. On the other hand, the oil phase components (1) to (5) are mixed and heated to 70 ° C. The oil phase is added to the aqueous phase to which (9) has been added while stirring to emulsify. After cooling to 40 ° C., (15) and (16) are added.
[0058]
<Example 32> W / O emulsified foundation (1) Talc 10.00 (wt%)
(2) Fine particle titanium dioxide 5.00
(3) Titanium dioxide 8.00
(4) Polyalkyl acrylate 5.00
(5) Bengala 0.40
(6) Yellow iron oxide 1.50
(7) Black iron oxide 0.20
(8) Polyoxyethylene-modified dimethylpolysiloxane 4.00
(9) Squalane 7.00
(10) Decamethylcyclopentasiloxane 10.00
(11) Octyl paramethoxycinnamate 3.00
(12) Remainder to be purified water 100 (13) 1,3-butylene glycol 5.00
(14) Methyl paraoxybenzoate 0.20
(15) Plant extract (Production Example 7) 0.25
Production method: The oil phase components (8) to (11) are uniformly mixed, and (1) to (7) are added and dispersed with a homomixer to prepare an oil phase dispersion. After cooling and dissolving (12) to (14) to room temperature, the aqueous phase obtained by adding (15) is added to the oil phase dispersion and emulsified.
[0059]
<Example 33> Two-way foundation (1) Silicone-treated talc 100 balance (% by weight)
(2) Silicone-treated mica 20.00
(3) Silicone-treated titanium dioxide 10.00
(4) Silicone-treated fine particle titanium dioxide 2.00
(5) Fluorine-treated Bengala 0.45
(6) Fluorine-treated yellow iron oxide 2.20
(7) Fluorine-treated black iron oxide 0.22
(8) Zinc stearate 1.00
(9) Nylon powder 5.00
(10) Squalane 5.00
(11) Solid paraffin 0.50
(12) Dimethylpolysiloxane 4.00
(13) Diisostearyl malate 1.00
(14) Octyl paramethoxycinnamate 2.00
(15) Tocopherol acetate 0.05
(16) Plant extract (Production Example 6) 0.10
Production method: After the powder phases (1) to (9) are pulverized with a hammer mill, they are mixed and homogenized with a blender. The oil phases (10) to (16) are dissolved and homogenized at 80 ° C., and then added to the powder phase and kneaded. Then, it grind | pulverizes with a hammer mill and the bulk sifted is compression-molded to a metal plate.
[0060]
【The invention's effect】
As described above in detail, Monochoria korsakowii according to the present invention genus (Monochoria), heteranthera (Heteranthera), Pontederia genus (Pontederia), Hidorotorikusu genus (Hydrotrix), Reusshia genus (Reussia), Sukoreropushisu genus (Scholleropsis), Eurisutemon genus (Eurystemon), a plant extract that belongs to one of Zosuterera genus (Zosterella) by formulating the skin external preparation, it is possible to provide a skin external agent having an excellent moisture retention and / or rough skin improving effect .

Claims

Mongolia A humectant comprising one or more extracts selected from plants belonging to any one of them.

Mongolia A rough skin-improving agent comprising one or more extracts selected from plants belonging to any one of them.