JP4044713B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体記憶装置に関し、特にデータバスをコラム選択線から電気的にシールドするための配線の配置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1は、DRAMの1つである従来のシンクロナスDRAM(SDRAM)のブロック図を示したものである。SDRAM100は、主に、コマンドデコーダ101、コラムコントロール回路102、ローコントロール回路103および、メモリセルアレイの複数のバンク118−1〜118−Nよりなる。バンク118−1から118ーNは各々、ローアドレスバッファ104、ローデコーダ105、メモリセルアレイ106、コラムアドレスバッファ107、コラムデコーダ108、センスアンプ109、リードアンプ110とライトアンプ111から成るリードライトアンプ120、入出力コントロール回路112より成る。SDRAM100には、クロックCLK,ローアドレスストローブ信号RAS、コラムアドレスストローブ信号CAS、ライトイネーブル信号WE,チップセレクト信号CS、クロックイネーブル信号CKE、アドレス信号A0〜A15が入力され、前記入力信号に従ってデータDQが入出力される。SDRAM100では、コマンドデコーダ101と入出力コントロール回路112は、クロックCLKに同期して動作する。ローアドレスストローブ信号RAS、コラムアドレスストローブ信号CAS、ライトイネーブル信号WE,チップセレクト信号CS、クロックイネーブル信号CKEで定義される、コマンドはコマンドデコーダ101によりデコードされる。
【0003】
コマンドデコーダ101の出力は、コラムコントロール回路102及びローコントロール回路103に供給される。ローコントロール回路103は、ローアドレスバッファ104を制御して、アドレス信号A0〜A15をローアドレスバッファ104を介して、ローデコーダ105に送る。ローデコーダ105は、アドレス信号A0〜A15をデコードしてワード線113を介してメモリセル106の中のデータを読み書きするセルを選択する。
【0004】
一方、コラムコントロール回路102は、コラムアドレスバッファ107を制御して、アドレス信号A0〜A15をコラムアドレスバッファ107を介して、コラムデコーダ108に送る。コラムデコーダ108は、アドレス信号A0〜A15をデコードしてコラム選択線115を介してセンスアンプ106の中のデータを読み書きするセンスアンプを選択する。コラムコントロール回路102は、コマンドデコーダ101の出力に従って、メモリセル106からデータを読み出すときには、リードアンプ110を選択する。選択されたセルのデータは、センスアンプ109からリードアンプ110を介して入出力コントロール回路112に送られデータDQとして出力される。コラムコントロール回路102は、コマンドデコーダ101の出力に従って、メモリセル106にデータを書き込むときには、ライトアンプ111を選択する。データDQは、入出力コントロール回路112から、ライトアンプ111に送られ、センスアンプ109を介して、メモリセル106に書き込まれる。
【0005】
図2は、256MビットのSDRAMの構成の概略を示したものである。図2(A)は、256MビットのSDRAMの全体の概略構成を示したものである。SDRAM100は、4個の64Mビットブロック201から成り、64Mビットのブロック201は、4つのバンクBank0からBank3から構成される。図2(B)は、64Mビットのブロック201の中のBank0の構成を示したものである。Bank0は、図 1の118に対応するもので、縦16個のブロックと横8個のセグメントに分割された小ブロック202、センスアンプS/As、データバスアンプAMPs、メインローデコーダMW/Ds、サブローデコーダSW/Ds、コラムデコーダC/Dsから構成される。センスアンプS/Asは図1のセンスアンプ109に、データバスアンプAMPsは図1のリードライトアンプ120に、メインローデコーダMW/Ds及びサブローデコーダSW/Dsは図1のローデコーダ105に、コラムデコーダC/Dsは図1のコラムデコーダ108に、それぞれ対応するものである。
【0006】
1個の小ブロック202は、128kビットのメモリセルから構成される。128kビットのメモリセルからなる小ブロック202は、その周囲に、サブローデコーダSW/DsとセンスアンプS/Asが配置される。コラムデコーダC/DsとデータバスアンプAMPsは各列の上下に配置される。また、メインローデコーダMW/Dsは各行毎に配置される。図2(C)は、Bank0の1行の構成を示したものである。各行には、行と平行にコア用電源配線201が配置される。また、各行に直行する方向に、コラムデコーダC/Dsから出力されるコラム選択線115及び、データバス121が配置される。即ち、コラム選択線115とデータバス121は、Bank0上を、列方向に平行に配置されている。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来技術には、次のような問題がある。
【0007】
図3は、従来のコラム選択線CLA,CLBとデータバス121の配置及びメモリセル106からデータを読み出す場合の信号を示したものである。図3(A)のCLA及びCLBは図2(B)の2本のコラム選択線115を又, データバス121は図2(B)のコラム選択線と平行に配置されたデータバス121を示したものである。コラム選択線CLAと平行に配置されたデータバス121の間には容量値Cpの結合容量310が、またデータバス121とグランド間には容量値Cdbの容量311が存在する。集積度が低いDRAMにおいては、コラム選択線CLAと平行に配置されたデータバス121の間の距離は広かったので、コラム選択線CLAと平行に配置されたデータバス121の間の結合容量310の容量値Cpは小さく、従ってコラム選択線CLAとデータバス121の間相互干渉は小さかった。しかし、近年DRAMは、高集積化を行うために、プロセスの微細化が進み、更に, バンド幅の向上の観点からデータバスの多ビット化が進んだために、コラム選択線CLAとデータバス121の間の距離が短くなった。このため、コラム選択線CLAとデータバス121の間の結合容量310の容量値Cpが大きくなり、従って、相互干渉が大きくなった。特にリード時のデータバスに関しては、高速化、低消費電力化の観点から、小振幅動作をさせることが多く、結合容量310による電圧振幅の減少が問題となっている。
【0008】
図3(B)は、結合容量310の容量値Cpが小さく相互干渉が小さい場合のコラム選択線CLBの信号301とデータバス121の信号302および、データバスアンプAMPsの活性化信号303を示したものである。又、図3(C)は、結合容量310の容量値Cpが大きく相互干渉が大きい場合のコラム選択線CLAの信号304とデータバス121の信号302および、データバスアンプAMPsの活性化信号303を示したものである。図3(B)では、コラム選択線CLBの信号301の立ち上がりと同時に、データバス121の信号302は、徐々に単調に変化し、ある値Vdbだけ低下した時に、データバスアンプAMPsの活性化信号303が変化し、データバスアンプAMPsはデータバス121のデータをセンスする。
【0009】
一方、図3(C)においては、コラム選択線CLAと平行に配置されたデータバス121の結合容量310により、クロストークによる電位変動Vpが発生する。データバス121が、コラム選択線CLAより受ける電位変動Vpは、コラム選択線の信号304の電圧振幅をVclとすると、
Vp=Cp×Vcl/(Cdb+Cp)
である。従って、データバス121の信号302は、コラム選択線CLAの信号304の立ち上がり時点でいったん電圧Vpだけ大きくなり、そこから、図3(B)のデータバス121の信号線302と同じ傾斜で変化する。従って、図3(B)に示したデータバスアンプAMPsの活性化信号303はデータバス121の信号302が更に、電圧Vpだけ変化して電圧Vdbに達するまで活性化を待たなければならない。従って、コラム選択線CLAの信号304の立ち上がり時点を起点とした、データバスアンプAMPsの活性化信号303の変化するまでの時点を、図3(B)の場合と比較して、遅しなければならないという結果となる。
【0010】
また、電圧Vpが大きく、データバス121の信号線302がある時点までにVdbまで達することができない場合には、データバスアンプAMPsが活性化されても正しいデータを出力することができないために、データバスアンプAMPsが誤動作をすることとなる。このような場合には、データバスアンプAMPsを活性化させる時点を更に遅らせなければならない。このように、コラム選択線CLAと、平行に配置されたデータバス121の結合容量310によってデータバス121の動作の低速化を招く結果となる。これは、メモリセル106からデータを読み出す場合及び、メモリセル106にデータを書き込む場合の両方で発生する。
【0011】
本発明の目的は、コラム選択線と平行に配置されたデータバスの結合容量の容量値を低下させ、データバスの高速化を行うことができる半導体記憶装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は次のように構成される。
【0013】
請求項1は、メモリセルアレイに接続されるデータバスと、前記メモリセルアレイのコラムを選択するコラム選択線が、メモリセルアレイのリード時とライト時で各々独立に設けられた半導体記憶装置において、
リード専用コラム選択線と隣り合うリード専用データバスとの間に、
前記リード専用コラム選択線に供給される信号の変化時点と同時点で変化しない信号を伝送する配線であって、前記メモリセルアレイにデータをライトする際に前記メモリセルアレイのコラムを選択するライト専用コラム選択線をシールド用配線として配置したことを特徴とする。
【0014】
請求項1によれば、リード専用コラム選択線と隣り合うリード専用データバスとの間にライト専用コラム選択線をシールド用配線として配置することにより、前記リード専用データバスと、前記リード専用コラム選択線の間が電気的にシールドされるので、前記リード専用データバスと、前記リード専用コラム選択線の間の結合容量が減少する。これにより、前記リード専用データバスと、前記リード専用コラム選択線の間の相互干渉が無くなるので前記メモリセルアレイに記憶されたデータを出力するための前記リード専用データバスの高速化を行うことができる半導体記憶装置を得ることができる。
【0015】
請求項2は、メモリセルアレイに接続されるデータバスと、前記メモリセルアレイのコラムを選択するコラム選択線が、メモリセルアレイのリード時とライト時で各々独立に設けられた半導体記憶装置において、
ライト専用コラム選択線と隣り合うライト専用データバスとの間に、
前記ライト専用コラム選択線に供給される信号の変化時点と同時点で変化しない信号を伝送する配線であって、前記メモリセルアレイからデータをリードする際に前記メモリセルアレイのコラムを選択するリード専用コラム選択線をシールド用配線として配置したことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0024】
本発明の第1実施例を、図4を用いて説明する。図4は、図2(C)に示すSDRAMのコア用電源配線210、コラム選択線115およびデータバス121の配置を示したものである。本実施例では、コラム選択線及びデータバスはリード時又はライト時でそれぞれ共用であるとする。即ち、図1に示されたセンスアンプ109の選択は、リード時及びライト時共に共通のコラム選択線115で行うものとする。又、センスアンプ109とリードライトアンプ120の間のデータの送受信は、リード時及びライト時共に共通又は、リード時専用又は、ライト時専用のデータバス121で行うものとする。
【0025】
図4は、コラム選択線CLAと平行に配置されたデータバス121の間に、コア部に電源を供給する電源配線を網目状に配置した例と信号波形を示したものである。図4(A)のコア用電源配線201は、図2(C)に示したコア用電源配線201と同一である。コア用電源配線201と直交するように、電源配線401をコラムデコーダ108から出力されるコラム選択線CLAとリードライトアンプ120に接続されるデータバス121の間に配置する。電源配線401は、データバス121と平行である。
【0026】
ここで、コラム選択線CLAと電源配線401との間の結合容量403の容量値を、Cp’とする。また、電源配線401とデータバス121の間の結合容量404の容量値も、Cp’である。この容量値Cp’は、図3に示したコラム選択線CLAとデータバス121の間の結合容量310の容量値Cpより若干大きい値である。Cp’が固定電位の電源配線401に接続されているので、データバス121はコラム選択線CLAとシールドされる。また、電源配線401をコラム選択線CLAとデータバス121の間に配置したことによって、コラム選択線CLAとデータバス121の間の結合容量を容量の直列効果により小さくすることができる。コラム選択線405とデータバス121の間についても同様に、結合容量を減少させることができる。
【0027】
図4(B)は、コラム選択線CLAの信号304とデータバス121の信号302および、データバスアンプAMPsの活性化信号303を示したものである。図3(B)で示したのと同様に、コラム選択線CLAとデータバス121の間に結合容量によって、クロストークによる電位変動Vpが発生することなく、コラム選択線CLAの信号304の立ち上がりと同時に、データバス121の信号302は、徐々に単調に変化し、ある値Vdbだけ低下した時に、データバスアンプAMPsの活性化信号303が変化し、データバスアンプAMPsをデータバス121をセンスする。
【0028】
以上のように、電源配線401がコラム選択線CLAとデータバス121の間の電気的シールドとして作用し、コラム選択線CLAとデータバス121の間の結合容量値Cpを低下させることができるので、データバス121の高速化を行うことができる半導体記憶装置を提供することができる。
【0029】
また、本実施例では、コア部の電源配線が多くなるので、コア部の電源配線の総面積が大きくなってコア部の電源配線の抵抗値が下がる。このため、コア部の電源変動を小さくできるので、コア部の電源を更に安定に供給できるという格別の効果も有する。
【0030】
また、本実施例では、コア部に電源を供給する電源配線を網目状に配置した例について説明したが、網目状で無い電源配線でも同一の効果が得られることは明らかである。
【0031】
以上の説明では、シールド配線として、コア部に電源を供給する電源配線を配置した例について説明したが、シールド配線として、コア部にグランド電位を供給するグランド配線を配置しても同一の効果が得られることは明らかである。
【0032】
次に、本発明の第2実施例を、図5を用いて説明する。図5はリードまたはライト専用のコラム選択線とリード又はライト専用のデータバスの間に、シールド配線としてとして機能するライト又はリード専用のコラム選択線を配置した例を示したものである。本実施例では、コラム選択線及びデータバスはリード時又はライト時でそれぞれ独立であるとする。即ち、図1に示したコラムデコーダ108はリード時はリード専用コラムデコーダ505とライト専用コラムデコーダ506を持つ。そして、図1に示されたセンスアンプ109の選択は、リード時はリード専用コラムデコーダ505に接続されたリード専用コラム選択線501、504、508,509で、又、ライト時はライト専用コラムデコーダ506に接続されたライト専用コラム選択線502、503、507で別々に行うものとする。又、センスアンプ109とリードライトアンプ120の間のデータの送受信は、リード時はリードアンプ110に接続されたリード専用データバス116で、又ライト時はライトアンプ111に接続されたライト専用データバス117で別々に行うものとする。本実施例では、リード専用コラム選択線501とリード専用データバス116の間に、ライト専用コラム選択線502を配置し、また、ライト専用コラム選択線507とライト専用データバス117の間に、リード専用コラム選択線508を配置する。
【0033】
先ず最初に、リード専用コラム選択線501とリード専用データバス116の間に、ライト専用コラム選択線502を配置した場合について説明する。
【0034】
リード専用コラム選択線501とライト専用コラム選択線502との間の結合容量510の容量値を、Cp’とする。この場合、ライト専用コラム選択線502とリード専用データバス116の間の結合容量511の容量値も、Cp’である。この容量値Cp’は、図3に示したコラム選択線CLAとデータバス121の間の結合容量310の容量値Cpより若干大きい値である。Cp’が固定電位のライト専用コラム選択線502に接続されているので、リード専用コラム選択線501とリード専用データバス116の間がシールドされる。また、ライト専用コラム選択線502をリード専用コラム選択線501とリード専用データバス116の間に配置したことによって、リード専用コラム選択線501とリード専用データバス116の間の結合容量を容量の直列効果により小さくにすることができる。ライト専用コラム選択線502は、ライトを行うときのみにだけ信号が変化するので、リード専用コラム選択線501でメモリセル106を選択してリード専用データバス116上のデータをデータバスアンプ110に送って増幅する際には、動作しない。従って、第1の実施例で図4を用いて説明したのと同様に、リード専用コラム選択線501とリード専用データバス116の間の結合容量によるクロストークによって、リード専用コラム選択線501の信号が立ち上がるときに、リード専用データバス116の電位変動Vpが発生することがない。
【0035】
以上のように、リード専用コラム選択線501とリード専用データバス116の間の結合容量値Cpを低下させることができるので、データバス116の高速化を行うことができる半導体記憶装置を提供することができる。
【0036】
以上は、リード専用コラム選択線501とリード専用データバス116の間に、ライト専用コラム選択線502を配置した場合について説明たものであるが、ライト専用コラム選択線507とライト専用データバス117の間に、リード専用コラム選択線508を配置する場合もまったく同様である。
【0037】
次に、本発明の第3実施例を、図6を用いて説明する。図6はリードまたはライト専用のコラム選択線とリード又はライト専用のデータバスの間に、ライト又はリード専用のデータバスを配置した例を示したものである。本実施例では、コラム選択線及びデータバスはリード時又はライト時でそれぞれ独立に動作するものとする。即ち、図1に示されたセンスアンプ109の選択は、リード時はリード専用コラムデコーダ505に接続されたリード専用コラム選択線501、504で、又、ライト時はライト専用コラムデコーダ506に接続されたライト専用コラム選択線507、601で別々に行うものとする。又、センスアンプ109とリードライトアンプ120の間のデータの送受信は、リード時はリードアンプ110に接続されたリード専用データバス116−1、116−2、116−3で、又ライト時はライトアンプ111に接続されたライト専用データバス117−1、117−2、117−3で別々に行うものとする。本実施例では、リード専用コラム選択線501とリード専用データバス116−1の間にライト専用データバス117−1を配置し、リード専用コラム選択線504とリード専用データバス116−1の間にライト専用データバス117−2を配置し、また、ライト専用コラム選択線507とライト専用データバス117−3の間にリード専用データバス116−2配置し、ライト専用コラム選択線601とライト専用データバス117−3の間にリード専用データバス116−3を配置する。
【0038】
先ず最初に、リード専用コラム選択線501とリード専用データバス116−1の間に、ライト専用データバス117−1を配置した場合について以下に説明する。
【0039】
リード専用コラム選択線501とライト専用データバス117−1との間の結合容量602の容量値を、Cp’とする。また、ライト専用データバス117−1とリード専用データバス116−1の間の結合容量603の容量値も、Cp’である。この容量値Cp’は、図3に示したコラム選択線CLAとデータバス121の間の結合容量310の容量値Cpより若干大きい値である。Cp’が固定電位のライト専用データバス117−1に接続されているので、リード専用コラム選択線501とリード専用データバス116−1の間がシールドされる。また、ライト専用データバス117−1をリード専用コラム選択線501とリード専用データバス116−1の間に配置したことによって、リード専用コラム選択線501とリード専用データバス116−1の間の結合容量を容量の直列効果により小さくにすることができる。ライト専用データバス117−1は、ライトを行うときのみにだけ信号が変化するので、リード専用コラム選択線501でメモリセル106を選択してリード専用データバス116−1からデータをリードアンプ110に送る際には、動作しない。従って、第1の実施例で図4を用いて説明したのと同様に、リード専用コラム選択線501とリード専用データバス116−1の間の結合容量によるクロストークによって、リード専用コラム選択線501の信号が立ち上がるときに、リード専用データバス116−1の電位変動Vpが発生することがない。
【0040】
以上のように、リード専用コラム選択線501とリード専用データバス116−1の間の結合容量値Cpを低下させることができるので、データバス116−1の高速化を行うことができる半導体記憶装置を提供することができる。
【0041】
以上は、リード専用コラム選択線501とリード専用データバス116−1の間に、ライト専用データバス117−1を配置した場合について説明たものであるが、ライト専用コラム選択線507とライト専用データバス117−3の間に、リード専用データバス116−2を配置する場合もまったく同様である。
【0042】
次に、本発明の第4実施例を、図7を用いて説明する。図7はリードライト共用のコラム選択線とリード専用のデータバスの間にのみ、ライト専用のデータバスを配置した例を示したものである。本実施例では、コラム選択線は、リードライト共用とし、又データバスはリード時又はライト時でそれぞれ独立であるとする。即ち、図1に示されたセンスアンプ109の選択は、リード時もライト時もコラムデコーダ108に接続されたコラム選択線115で行うものとする。又、センスアンプ109とリードライトアンプ120の間のデータの送受信は、リード時はリードアンプ110に接続されたリード専用データバス116−1、116−2で、又ライト時はライトアンプ111に接続されたライト専用データバス117−1、117−2、117−3、117−4で別々に行うものとする。本実施例では、コラム選択線108とリード専用データバス116−1の間にライト専用データバス117−1、117−2を配置し、コラム選択線108とリード専用データバス116−2の間にライト専用データバス117−3、117−4を配置する。
【0043】
コラム選択線115とリード専用データバス116−1の間に、ライト専用データバス117−1を配置した場合について以下に説明する。
【0044】
コラム選択線115とライト専用データバス117−1との間の結合容量701の容量値は、Cp’とする。また、ライト専用データバス117−1とリード専用データバス116−1の間の結合容量702の容量値も、Cp’である。この容量値Cp’は、図3に示したコラム選択線CLAとデータバス121の間の結合容量310の容量値Cpより若干大きい値である。Cp’が固定電位のライト専用データバス117−1に接続されているので、コラム選択線115とリード専用データバス116−1の間はシールドされる。また、ライト専用データバス117−1をコラム選択線115とリード専用データバス116−1の間に配置したことによって、コラム選択線115とリード専用データバス116−1の間の結合容量を容量の直列効果により小さくにすることができる。ライト専用データバス117−1は、ライトを行うときのみにだけ信号が変化するので、コラム選択線115でメモリセル106を選択してリード専用データバス116−1からデータをデータバスアンプ110に送る際には、動作しない。従って、第1の実施例で図4を用いて説明したのと同様に、コラム選択線115とリード専用データバス116−1の間の結合容量によるクロストークによって、コラム選択線115の信号が立ち上がるときに、リード専用データバス116−1の電位変動Vpが発生することがない。
【0045】
以上のように、コラム選択線115とリード専用データバス116−1の間の結合容量値Cpを低下させることができるので、データバス116−1の高速化を行うことができる半導体記憶装置を提供することができる。
【0046】
以上の実施例で説明したように、コラム選択線とデータバスの間に、コラム選択線と同時のタイミングで変化しないシールド線として働く配線を配置することによって、コラム選択線とデータバスの間の結合容量値を低下させることができる。
【0047】
また、本発明は、コラム選択線とデータバスの間に限定されず、他の配線間にも適用することができる。
【0048】
以上本発明をまとめると、次の通りである。
【0049】
(1)メモリセルアレイに接続されるデータバスと、前記メモリセルアレイのコラムを選択するコラム選択線が配置された半導体記憶装置において、
前記コラム選択線と隣り合う前記データバスの間に、シールド用配線を配置したことを特徴とする半導体記憶装置。
【0050】
(2)(1)記載の前記シールド用配線は、
前記コラム選択線と隣り合う前記データバスの間に、前記コラム選択線と隣り合う前記データバスの間の結合容量を低下させるための配線であることを特徴とする半導体記憶装置。
【0051】
(3)(1)記載の前記シールド用配線は、
前記コラム選択線と隣り合う前記データバスの間に、前記選択線に供給される信号の変化時点と同時点で変化しない信号を伝送する配線であることを特徴とする半導体記憶装置。
【0052】
(4)(1)記載の前記シールド用配線は、電源を供給する電源配線であることを特徴とする半導体記憶装置。
【0053】
(5)(1)記載の前記シールド用配線は、グランド電位を供給するグランド配線であることを特徴とする半導体記憶装置。
【0054】
(6)(4)記載の前記電源配線は、前記半導体記憶装置のコア部に電源を供給することを特徴とする半導体記憶装置。
【0055】
(7)(4)記載の前記電源配線は、前記半導体記憶装置のコア部に電源を供給する網目状の形状の電源配線であることを特徴とする半導体記憶装置。
【0056】
(8)(3)記載の前記コラム選択線に供給される信号の変化時点と同時点で変化しない信号を伝送する前記配線は、メモリセルアレイに記憶されたデータを出力するための出力専用データバスと、メモリセルアレイに記憶されたデータを出力をする際に前記メモリセルアレイをのコラムを選択する出力専用コラム選択線の間に配置された、前記メモリセルアレイにデータを入力する際に前記メモリセルアレイのコラムを選択する入力専用コラム選択線であることを特徴とする半導体記憶装置。
【0057】
(9)(3)記載の前記コラム選択線に供給される信号の変化時点と同時点で変化しない信号を伝送する前記配線は、前記メモリセルアレイにデータを入力するための入力専用データバスと、前記メモリセルアレイにデータを入力する際に前記メモリセルアレイのコラムを選択する入力専用コラム選択線の間に配置された、前記メモリセルアレイからデータを出力する際に前記メモリセルアレイのコラムを選択する出力専用コラム選択線であることを特徴とする半導体記憶装置。
(10)(3)記載の前記コラム選択線に供給される信号の変化時点と同時点で変化しない信号を伝送する前記配線は、前記メモリセルアレイに記憶されたデータを出力するための出力専用データバスと前記メモリセルアレイからデータを入出力する際に前記メモリセルアレイのコラムを選択する入出力共用コラム選択線の間に配置された前記メモリセルアレイにデータを入力するための入力専用データバスであることを特徴とする半導体記憶装置。
【0058】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、コラム選択線とデータバスの間の結合容量値Cpを低下させることができるので、データバスの高速化を行うことができる半導体記憶装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のシンクロナスDRAM(SDRAM)のブロック図である。
【図2】256MビットのSDRAMの構成の概略を示したを示す図である。
【図3】図3は、従来のコラム選択線とデータバスの配置とメモリセルからデータを読み出す場合の信号を示した図である。
【図4】コラム選択線CLAと平行に配置されたデータバスの間に、コア部に電源を供給する電源配線を配置した例と信号波形を示す図である。
【図5】リードまたはライト専用のコラム選択線とリード又はライト専用のデータバスの間に、ライト又はリード専用のコラム選択線を配置した例を示す図である。
【図6】リードまたはライト専用のコラム選択線とリード又はライト専用のデータバスの間に、ライト又はリード専用のデータバスを配置した例である。
【図7】リードライト共用のコラム選択線とリード専用のデータバスの間に、ライト専用のデータバスを配置した例である。
【符号の説明】
106 メモリセル
108 コラムデコーダ
109 センスアンプ
110 リードアンプ
111 ライトアンプ
115 コラム選択線
116 リード専用データバス
117 ライト専用データバス
120 リードライトアンプ
121 データバス
310 結合容量
403,404,510,511,602,603,701,702 結合容量
Claims (2)
- メモリセルアレイに接続されるデータバスと、前記メモリセルアレイのコラムを選択するコラム選択線が、メモリセルアレイのリード時とライト時で各々独立に設けられた半導体記憶装置において、
リード専用コラム選択線と隣り合うリード専用データバスとの間に、
前記リード専用コラム選択線に供給される信号の変化時点と同時点で変化しない信号を伝送する配線であって、前記メモリセルアレイにデータをライトする際に前記メモリセルアレイのコラムを選択するライト専用コラム選択線をシールド用配線として配置したことを特徴とする半導体記憶装置。 - メモリセルアレイに接続されるデータバスと、前記メモリセルアレイのコラムを選択するコラム選択線が、メモリセルアレイのリード時とライト時で各々独立に設けられた配置された半導体記憶装置において、
ライト専用コラム選択線と隣り合うライト専用データバスとの間に、
前記ライト専用コラム選択線に供給される信号の変化時点と同時点で変化しない信号を伝送する配線であって、前記メモリセルアレイからデータをリードする際に前記メモリセルアレイのコラムを選択するリード専用コラム選択線をシールド用配線として配置したことを特徴とする半導体記憶装置。
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