JP4043623B2 - 内部電圧生成回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体集積回路装置に含まれる複数の制御対象に対してそれぞれ対応する制御電圧を供給する内部電圧発生回路に関するものである。
【0002】
近年の半導体集積回路装置には、その動作のために供給される電源電圧と異なる電位の制御電圧を必要とするものがある。例えば、DRAMでは、メモリセルを形成したウェルに供給するウェルバイアス電圧、ワード線に供給する昇圧電圧等を制御電圧として必要とする。これらの制御電圧は、半導体集積回路装置に備えられた内部電圧発生回路から供給される。
【0003】
近年の半導体集積回路装置は、低消費電力化が強く望まれている。特に、ノート型パーソナルコンピュータ等の携帯機器に用いられる半導体集積回路装置は、消費電力が携帯機器の使用時間に影響を与えるため、その消費電力の低減が図られている。そのため、内部電圧発生回路においても、消費電力の低減が供給されている。
【0004】
【従来の技術】
図18は、従来の半導体集積回路装置の一部ブロック回路図を示す。
半導体集積回路装置10はダイナミックRAM(DRAM)であり、複数(図18において3つ)の制御対象11,12,13を含む。各制御対象11,12,13は、該装置10に供給される電源電圧とそれぞれ異なる電位を持つ制御電圧VPP,VBB,VPRを必要とする。
【0005】
各制御対象11〜13について詳述すれば、第1制御対象11はワード線であり、外部から供給される電源電圧よりも所定電圧高い電圧の昇圧電源電圧である第1制御電圧VPPを必要とする。この第1制御電圧VPPは、メモリセルを構成するNチャネルMOSトランジスタによる電圧低下を補償し、これによりDRAMの動作速度の低下を防ぐために用いられる。
【0006】
第2制御対象12はメモリセルが形成されたウェルであり、負のウェルバイアス電圧である第2制御電圧VBBを必要とする。この第2制御電圧VBBにより、ウェルに形成されたメモリセルはセル情報を保持する。このウェルバイアス電圧のレベルは、セル情報の保持特性(情報を保持しておく時間)に影響する。
【0007】
第3制御対象13はビット線であり、所定電圧のプリチャージ電圧である第3制御電圧VPRを必要とする。この第3制御電圧VPRは例えばVcc/2であり、第3制御対象であるビット線を、第3制御電圧(プリチャージ電圧)VPRにプリチャージすることによって、セル情報の読み出し時間を短くするために用いられる。
【0008】
このような半導体集積回路装置10は、各制御対象11,12,13に対してそれぞれ制御電圧VPP,VBB,VPRを供給するための内部電圧発生回路14a,14b,14cを備えている。
【0009】
各内部電圧発生回路14a,14b,14cは、同様の回路構成であって、オシレータ15a,15b,15c、電荷供給回路16a,16b,16c、レベル検出回路17a,17b,17cを含む。レベル検出回路17a〜17cは、各制御対象11〜13に供給する制御電圧VPP,VBB,VPRのレベル(電位)を検出し、その検出結果に基づいてオシレータ15a〜15cと電荷供給回路16a〜16cをそれぞれ制御する。
【0010】
詳述すれば、第1内部電圧発生回路14aのレベル検出回路17aは、第1制御対象11に供給する第1制御電圧VPPのレベル(電位)を検出し、その検出したレベルが予め設定したレベルの範囲から外れている場合、Hレベル(又はLレベル)の活性化信号S1aをオシレータ15aと電荷供給回路16aに出力する。オシレータ15a,電荷供給回路16aは、活性化信号S1aに基づいて活性化する。活性化したオシレータ15aは、所定の周波数を持つ発振信号CKaを電荷供給回路16aに出力する。活性化した電荷供給回路16aは、発振信号CKaに基づいて所定電位の第1制御電圧VPPを生成し、その第1制御電圧VPPを第1制御対象11に供給する。
【0011】
第1制御電圧VPPのレベルが所定の範囲内にある場合、レベル検出回路17aは、Lレベル(又はHレベル)の活性化信号S1aをオシレータ15aと電荷供給回路16aに出力する。オシレータ15a,電荷供給回路16aは、その活性化信号S1aに応答して非活性化する。
【0012】
このようにして、第1内部電圧発生回路14aは、第1制御電圧VPPを生成し、その第1制御電圧VPPを第1制御対象11に供給する。そして、上記のような動作を繰り返すことで、第1内部電圧発生回路14aは、第1制御対象11に供給する第1制御電圧VPPを所定の電圧に保つ。
【0013】
同様に、第2内部電圧発生回路14b、14cは、レベル検出回路17b、17cにて第2,第3制御電圧VBB,VPRのレベルを検出し、その検出結果に基づく活性化信号S1b,S1cによりオシレータ16b,16c、電荷供給回路17b,17cを活性化/非活性化させる。活性化した電荷供給回路16b,16cは、それぞれ活性化したオシレータ15b,15cから受ける発振信号CKb,CKcに基づいて第2,第3制御電圧VBB,VPRを生成し、それら電圧VBB,VPRを第2,第3制御対象12,13にそれぞれ供給する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、各制御電圧VPP,VBB,VPRは、半導体集積回路装置10をバッテリにてバックアップしている時にも供給されなければならない。そのため、各内部電圧発生回路14a〜14cは、バッテリバックアップ時にも各制御電圧VPP,VBB,VPRを常時検出・監視している。これら内部電圧発生回路14a〜14cにより、半導体集積回路装置10のバッテリパックアップ時における消費電力の低減化が図れなかった。
【0015】
また、各制御電圧VPP,VBB,VPRは、それぞれレベルが異なると共に、許容される範囲が異なるため、各内部電圧発生回路14a〜14cは、それぞれ異なる周期で各制御電圧VPP,VBB,VPRを生成している。即ち、各内部電圧発生回路14a〜14cのオシレータ15a〜15cは、異なる周波数を持つ発振信号CKa〜CKcを生成するように構成されている。これらオシレータ15a〜15cは、電流制御型オシレータであり、常時電流が流れる。この電流量を少なくするために、大きな抵抗値を持つ抵抗を設けたりMOSトランジスタのチャネル長を長くする必要がある。このことは、オシレータ15a〜15cの回路規模を電荷供給回路16a〜16c,レベル検出回路17a〜17cのそれに比べて非常に大きくし、半導体集積回路装置10の集積度を高める上で問題となっていた。
【0016】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は消費電力の低減を図ることのできる内部電圧発生回路を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
図1は請求項1に記載の発明の原理説明図である。即ち、複数の制御対象11,12に対して電圧の異なる複数の制御電圧VPP,VBBを出力する内部電圧生成回路100は、複数の制御電圧VPP,VBBをそれぞれ生成する複数の電圧制御回路22a,22bと、発振信号CLKを生成する発振器23を備える。各電圧制御回路22a,22bは、分周器24、レベル検出回路25、電荷供給回路26を備える。分周器24は、発振信号CLKを分周した分周信号を生成する。レベル検出回路25は、分周信号に基づいて活性化/非活性化し、活性化時に制御電圧VPP,VBBのレベルを検出し、その検出結果に基づく判定信号を出力する。電荷供給回路26は、判定信号に基づいて電荷の供給動作を行い、その動作により制御電圧VPP,VBBを生成する。従って、各レベル検出回路25は、分周信号に応答して間欠的に動作し、各電荷供給回路26は、判定信号に応答して間欠的に動作するため、その分消費消費電力が少なくなる。
【0018】
レベル検出回路は、請求項2に記載の発明のように、制御電圧が所定範囲の電圧か否かを検出し、その検出結果に基づいて制御電圧が所定範囲にない場合に判定信号を出力する。従って、電荷供給回路は、制御電圧が所定範囲にない場合にのみ動作するため、その分消費電力が少なくなる。
【0019】
分周器は、請求項3に記載の発明のように、レベル検出回路から出力される判定信号に基づいて、発振信号を分周する分周比を変更する。判定信号は制御電圧に対応することから、分周器は、制御電圧に応じて分周比を変更することにより、レベル検出回路が制御電圧に応じた周期で活性化する。
【0020】
レベル検出回路は、請求項4に記載の発明のように、制御電圧が所定範囲の電圧よりも高いときに第1判定信号を、制御電圧が所定範囲の電圧よりも低いときに第2判定信号を出力し、電荷供給回路は、第2判定信号に基づいて動作する。従って、電荷供給回路は、制御電圧が所定範囲よりも低いときのみ動作するため、その分消費電力が少なくなる。
【0021】
分周器は、請求項5に記載の発明のように、第1判定信号に基づいて発振信号を分周するの分周比を増加させ、第2判定信号に基づいて発振信号を分周する分周比を減少させる。
【0022】
また、電荷供給回路は、請求項6に記載の発明のように、制御電圧が所定範囲の電圧よりも高いときにレベル検出回路から出力される第1判定信号に基づいて動作する。従って、0Vより低い制御電圧を出力する電圧制御回路の電荷供給回路は、制御電圧が所定範囲よりも高いときのみ動作するため、その分消費電力が少なくなる。
【0023】
また、0Vより低い制御電圧を出力する電圧制御回路の分周器は、請求項7に記載の発明のように、第1判定信号に基づいて発振信号を分周するの分周比を減少させ、第2判定信号に基づいて発振信号を分周する分周比を増加させる。
【0024】
分周器は、請求項8に記載の発明のように、発振信号をカウントし、分周制御信号に基づくビット位置における信号を分周信号として出力するカウンタと、判定信号に基づいて、カウンタのビット位置を変更するための分周制御信号を出力する分周制御回路と、を備える。この構成により、分周信号の周波数が判定信号に基づいて容易に変更される。
【0025】
分周制御回路は、請求項9に記載の発明のように、判定信号に基づくシフト信号を出力するポインタ制御回路と、カウンタのビット位置のデータを記憶し、シフト信号に基づいてデータをシフトし、該データに基づいて分周制御信号を出力するポインタと、を備える。
【0026】
発振器は、請求項10に記載の発明のように、判定信号に基づいて発振信号の周波数を変更する。これにより、各電圧制御回路に供給される発振信号の周波数が各制御電圧に対応するため、各電圧制御回路の動作間隔が各制御電圧に対して最適な間隔となり、それにより消費電力が低減する。
【0027】
発振器は、請求項11に記載の発明のように、全ての電圧制御回路における分周制御信号に基づいて発振信号の周波数を変更する。これにより、各電圧制御回路に供給される発振信号の周波数が各制御電圧に対応するため、各電圧制御回路の動作間隔が各制御電圧に対して最適な間隔となり、それにより消費電力が低減する。
【0028】
発振器は、請求項12に記載の発明のように、複数の電圧制御回路に備えられる各分周器の分周比に基づいて、複数の分周器のうちの少なくとも1つの分周器の分周比が1以下の場合に発振信号の周波数を高くし、全ての分周器の分周比が2以上の場合に発振信号の周波数を低くする。従って、発振信号の周波数が各電圧制御回路に必要な周波数となる。
【0029】
発振器は、請求項13に記載の発明のように、発振信号を生成するオシレータと、各分周器の分周比に基づいてオシレータの発振周期を制御する発振制御信号を出力する発振制御回路と、を備える。この構成により、発振信号の周波数が各分周器の分周比に基づいて容易に変更される。
【0030】
発振制御回路は、請求項14に記載の発明のように、各電圧制御回路の分周器における分周比に基づく信号が入力され、各信号に基づいて、複数の分周器のうちの少なくとも1つの分周器の分周比が1以下の場合にアップ制御信号を出力し、全ての分周器の分周比が2以上の場合にダウン制御信号を出力するポインタ制御回路と、発振信号の発振周期のためのデータを記憶し、アップ制御信号,ダウン制御信号に基づいてデータをシフトし、該データに基づいて発振制御信号を出力するポインタと、を備える。
【0031】
オシレータは、請求項15に記載の発明のように、電流制御型オシレータであり、発振信号を生成するリングオシレータと、発振制御信号に基づいて、リングオシレータに供給する駆動電流の電流量を制御する電流制御回路と、を備える。これにより、発信制御信号に基づいて発振信号の周波数が容易に変更される。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図2〜図17に従って説明する。
尚、本実施形態において、図18の従来例と同様の構成部材については、従来と同じ符号を付して説明する。
【0033】
図2は、半導体集積回路装置に備えられた内部電圧発生回路のブロック回路図を示す。半導体集積回路装置20はダイナミックRAM(DRAM)であり、3つの制御対象11,12,13と、それらに対して制御電圧VPP,VBB,VPRをそれぞれ供給する内部電圧発生回路21を備える。
【0034】
各制御対象11〜13について詳述すれば、第1制御対象11はワード線であり、外部から供給される電源電圧よりも所定電圧高い電圧の昇圧電源電圧である第1制御電圧VPPを必要とする。この第1制御電圧VPPは、メモリセルを構成するNチャネルMOSトランジスタによる電圧低下を補償し、これによりDRAMの動作速度の低下を防ぐために用いられる。
【0035】
第2制御対象12はメモリセルが形成されたウェルであり、負のウェルバイアス電圧である第2制御電圧VBBを必要とする。この第2制御電圧VBBにより、ウェルに形成されたメモリセルはセル情報を保持する。このウェルバイアス電圧のレベルは、セル情報の保持特性(情報を保持しておく時間)に影響する。
【0036】
第3制御対象13はビット線であり、所定電圧のプリチャージ電圧である第3制御電圧VPRを必要とする。この第3制御電圧VPRは例えばVcc/2であり、第3制御対象であるビット線を、第3制御電圧(プリチャージ電圧)VPRにプリチャージすることによって、セル情報の読み出し時間を短くするために用いられる。
【0037】
内部電圧発生回路21は、各制御対象11,12,13に対応する3つ電圧制御回路22a,22b,22cと、各電圧制御回路22a〜22cにて共用される1つの発振器23を備える。各電圧制御回路22a〜22cは、発振器23から発振信号CLKの供給を受ける。
【0038】
各電圧制御回路22a,22b,22cは、発振信号CLKに基づいて、制御電圧VPP,VBB,VPRをそれぞれ生成し、それら制御電圧VPP,VBB,VPRを制御対象11,12,13へ供給する。更に、各電圧制御回路22a,22b,22cは、各制御電圧VPP,VBB,VPRのレベル(電位)を検出し、それら検出結果に基づいて各制御電圧VPP,VBB,VPRを所定のレベルに保つように動作する。
【0039】
次に、第1〜第3電圧制御回路22a〜22cの構成を説明する。尚、第1〜第3電圧制御回路22a,22b,22cは、各制御電圧VPP,VBB,VPRのための電位,タイミング等が異なるが、構成はほぼ同じである。そのため、第1電圧制御回路22aについてその構成及び動作を説明し、第2,第3電圧制御回路22b,22cの構成の図面及び動作説明を省略する。
【0040】
第1電圧制御回路22aは、分周器24、レベル検出回路25、電荷供給回路26を備える。分周器24には、発振器23から発振信号CLKが入力されるとともに、レベル検出回路25から判定信号Vhigh,Vlow が入力される。分周器24は、判定信号Vhigh,Vlow に基づいて分周比を設定し、その分周比にて発振信号CLKを分周した分周信号CK1をレベル検出回路25に出力する。
【0041】
レベル検出回路25は、入力される分周信号CK1に基づいて間欠動作し、その動作中に第1制御信号VPPのレベルを検出する。そして、レベル検出回路25は、検出結果に基づいて、分周信号CK1に対応するパルス幅を持つ第1,第2判定信号Vhigh,Vlow を分周器24に出力する。また、レベル検出回路25は、第2判定信号Vlow を電荷供給回路26に出力する。尚、0V(ゼロボルト)より低い電位の第2制御電圧VBBを生成する第2電圧制御回路22bのレベル検出回路25は、第1判定信号Vhighを同電圧制御回路22bの電荷供給回路26に出力する。
【0042】
詳述すると、レベル検出回路25は、Hレベルの分周信号CK1に基づいて活性化し、Lレベルの分周信号CK1に基づいて非活性化する。活性化したレベル検出回路25は、第1制御電圧VPPのレベル検出を行い、その検出結果に基づいて第1,第2判定信号Vhigh,Vlow を出力する。即ち、レベル検出回路25は、分周信号CK1の周期に対応する周期で第1制御電圧VPPのレベル検出を行う。そして、非活性化したレベル検出回路25は、Lレベルの第1,第2判定信号Vhigh,Vlow を出力する。
【0043】
尚、レベル検出回路25は、分周信号CK1の立ち下がりエッジに応答して検出動作を行うように構成しても良い。即ち、レベル検出回路25は、Lレベルの分周信号CK1に応答して活性化し、Hレベルの分周信号CK1に応答して非活性化する。また、レベル検出回路25は、分周信号CK1の立ち上がりエッジと立ち下がりエッジに応答して一定期間活性化する構成としてもよい。このようにして、レベル検出回路25を間欠動作させることで、その検出回路25における消費電流が、従来のようにレベル検出回路17a(図18参照)を常時動作させる場合の消費電流に比べて少なくなる。
【0044】
レベル検出回路25は、第1制御電圧VPPのレベルに対応して図3に示す上限電圧VHと下限電圧VLを設定する機能を持つ。分周信号CK1により活性化したレベル検出回路25は、第1制御電圧VPPのレベルと、上限/下限電圧VH,VLとを比較する。
【0045】
レベル検出回路25は、第1制御電圧VPPが上昇して上限電圧VHよりも高くなると、分周信号CK1のパルス幅に対応するパルス幅を持つ第1判定信号Vhighを出力し、第1制御電圧VPPが下降して上限電圧VHよりも低くなると、Lレベルの第1判定信号Vhighを出力する。
【0046】
レベル検出回路25は、第1制御電圧VPPのレベルが上昇して下限電圧VLよりも高くなると、Lレベルの第2判定信号Vlow を出力し、第1制御電圧VPPのレベルが下降して下限電圧VLよりも低くなると、分周信号CK1のパルス幅に対応するパルス幅を持つ第2判定信号Vlow を出力する。
【0047】
電荷供給回路26は、第2判定信号Vlow を受け、その第2判定信号Vlow のエッジ(立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジ)に応答して活性化し、電荷供給動作を行う。
【0048】
この電荷供給回路26の動作により、第1制御電圧VPPの電位が上昇する。この第1制御電圧VPPの電位は、電荷のリーク量(自然漏れ電流量)に対応して下降する。即ち、電荷供給回路26は、その動作間隔に基づく電位を持つ第1制御電圧VPPを生成する。従って、第1電圧制御回路22aは、レベル検出回路25から出力される第2判定信号Vlow に基づく間隔で電荷供給回路26を動作させ、第1制御電圧VPPの電位を所定電位に制御する。
【0049】
尚、0Vより低い電位の第2制御電圧VBBを生成する第2電圧制御回路22bでは、電荷供給回路26は、第1判定信号Vhighを受け、その第1判定信号Vhighのエッジに応答して活性化し、電荷供給動作を行う。この電荷供給回路26の動作により、第2制御電圧VBBの電位が下降する。この第2制御電圧VBBの電位は、電荷のリーク量に対応して上昇する。即ち、その動作間隔に基づく電位を持つ第2制御電圧VBBを生成する。従って、第2電圧制御回路22bは、レベル検出回路25から出力される第1判定信号Vhighに基づく間隔で電荷供給回路26を動作させ、第2制御電圧VBBの電位を所定電位に制御する。
【0050】
尚、0Vより高い電位の第3制御電圧VPRを生成する第3電圧制御回路22cは、第1電圧制御回路22aと同様に動作する。即ち、第3電圧制御回路22cは、レベル検出回路25から出力される第2判定信号Vlow に基づく間隔で電荷供給回路26を動作させ、第3制御電圧VPRの電位を所定電位に制御する。
【0051】
分周器24は、発振器23の発振信号CLKを分周した分周信号CK1を生成する機能、第1,第2判定信号Vhigh,Vlow に基づいて分周比を変更する機能を有する。第1,第2判定信号Vhigh,Vlow は、第1制御電圧VPPのレベルに基づいて出力される。従って、分周器24は、第1制御電圧VPPのレベルに基づいて分周比を変更する。この分周比は、分周信号CK1の周期、即ちレベル検出回路25の活性化周期及び電荷供給回路26の動作周期を決定する。このように、第1,第2判定信号Vhigh,Vlow に基づいて分周比の設定を変更することは、第1制御電圧VPPのレベルに適した周期でレベル検出回路25及び電荷供給回路26を活性化し、それにより消費電流を低減する。
【0052】
このような機能を有する分周器24の構成を説明する。
分周器24は、カウンタ回路27、分周制御回路としてのポインタ回路28、分周制御回路としてのポインタ制御回路29を備える。カウンタ回路27には、発振器23からの発振信号CLKが入力される。カウンタ回路27は所定のビット数を持つアップカウンタであり、発信信号CLKのパルスが入力される毎にカウント値をカウントアップする。また、カウンタ回路27には、ポインタ回路28の分周制御信号PnAが入力される。カウンタ回路27は、カウント値のうち、分周制御信号PnAにより指定されるビット位置の値を持つ信号を、分周信号CK1として出力する。
【0053】
1つの例として、4ビットのカウンタ回路27は、発振信号CLKのパルスが入力される毎にそのカウント値を(0000),(0001),(0010),(0011),(0100),…とカウントアップする。そして、分周制御信号PnAは、ビット位置として2ビット目を示している。従って、カウンタ回路27は、2ビット目の値(0,0,1,1,0,…)に対応するレベルを持つ分周信号CK1を出力する。
【0054】
このようにして、カウンタ回路27は、ポインタ回路28の分周制御信号PnAに基づく分周比にて発振信号CLKを分周した分周信号CK1を出力する。尚、分周制御信号PnAが示す1ビット目は2分周に対応し、2ビット目は4分周に対応する。従って、上記の例では、カウンタ回路27は発振信号CLKを4分周し、その発振信号CLKの周期の4倍の周期を持つ分周信号CK1を出力する。
【0055】
ポインタ回路28は、カウンタ回路27のビット数に対応する数のレジスタを備える。ポインタ回路28は、各レジスタに保持した値を分周制御信号PnAとして出力する。ポインタ回路28には、半導体集積回路装置20の電源投入時、等にリセット信号RSTが入力される。ポインタ回路28は、リセット信号RSTに応答して各レジスタに、カウンタ回路27の1ビット目を示すデータをセットし、そのデータに対応する分周制御信号PnAをカウンタ回路27に出力する。カウンタ回路27は、分周制御信号PnAに応答し、発振信号CLKを2分周した分周信号CK1を出力する。これにより、分周器24は、リセット時に分周比を最小に設定し、その分周比により分周した分周信号CK1を出力する。
【0056】
次に、第1,第2判定信号Vhigh,Vlow に基づいて分周比を変更する動作を説明する。
ポインタ制御回路29には、レベル検出回路25から出力される第1,第2判定信号Vhigh,Vlow が入力される。ポインタ制御回路29は、第1,第2判定信号Vhigh,Vlow のパルスが2回以上連続して入力されると、その2つ目のパルス以後に入力されるパルスに応答して各判定信号Vhigh,Vlow に対応するパルス幅を持つ左,右シフト信号SL,SRをポインタ回路28に出力する。尚、ポインタ制御回路29は3回以上連続するパルスに応答するように構成されても良い。
【0057】
ポインタ回路28は、シフト信号SL,SRに応答してレジスタに記憶したデータを左方向又は右方向にシフトする。ポインタ回路28は、左シフト信号SLの1つのパルスに応答してデータを左方向に1ビットシフトする。これにより、ポインタ回路28のデータは、シフト以前のデータに比べて1ビット上位のビット位置を示す。例えば、シフト前に2ビット目を示すデータは、3ビット目を示すデータに置き換えられる。このことは、分周器23の分周比を大きくし、分周信号CK1の周期をシフト前のそれに比べて長くする。
【0058】
また、ポインタ回路28は、右シフト信号SRの1つのパルスに応答してデータを右方向に1ビットシフトする。これにより、ポインタ回路28のデータは、シフト以前のデータに比べて1ビット下位のビット位置を示す。例えば、シフト前に1ビット目を示すデータは、2ビット目を示すデータに置き換えられる。このことは、分周器23の分周比を小さくし、分周信号CK1の周期をシフト前のそれに比べて短くする。
【0059】
以上のように構成された第1電圧制御回路22aは、発振器23から入力される発振信号CLKに基づいて、第1制御電圧VPPを生成し、その第1制御電圧VPPを第1制御対象11に供給する。更に、第1電圧制御回路22aは、第1制御電圧VPPのレベルを検出し、その検出結果に基づいて第1制御電圧VPPを所定のレベルに保つように動作する。そして、第1電圧制御回路22aは、検出結果に基づいて発振信号CLKを分周する分周比を設定すると共に、その設定に用いるポインタ回路28の分周制御信号PnAを発振器23に出力する。
【0060】
同様に、第2,第3電圧制御回路22b,22cは、発振信号CLKを分周した分周信号に基づいて第2,第3制御対象12,13に供給する第2,第3制御電圧VBB,VPRのレベルを一定に保つように動作する。更に、第2,第3電圧制御回路22b、22cは、第2,第3制御電圧VBB,VPRの検出結果に基づいて発振信号CLKを分周する分周比を設定すると共に、その設定に用いるポインタ(図示略)の分周制御信号PnB,PnCを発振器23に出力する。
【0061】
尚、0Vより低い電位の第2制御電圧VBBを生成する第2電圧制御回路22bでは、分周器24は、第1判定信号Vhighに応答して発振信号CLKを分周する分周比を減少させ、第2判定信号Vlow に応答して分周比を増加させる。これにより、分周器24は、第2制御電圧VBBの電位に応じた分周比にて発振信号CLKを分周し、レベル検出回路25の動作間隔を制御する。
【0062】
尚、0Vより高い電位の第3制御電圧VPRを生成する第3電圧制御回路22cは、第1電圧制御回路22aと同様に動作する。即ち、第3電圧制御回路22cの分周器24は、第1判定信号Vhighに応答して発振信号CLKを分周する分周比を増加させ、第2判定信号Vlow に応答して分周比を減少させる。これにより、分周器24は、第3制御電圧VPRの電位に応じた分周比にて発振信号CLKを分周し、レベル検出回路25の動作間隔を制御する。
【0063】
次に、発振器23について説明する。
発振器23は、発振信号CLKを生成して各電圧制御回路22a〜22cに供給する機能と、各電圧制御回路22a〜22cから入力される分周制御信号PnA〜PnCに基づいて発振信号CLKの周波数を変更する機能を備える。各分周制御信号PnA〜PnCは、各電圧制御回路22a〜22cの分周器において発振信号CLKを分周する分周比に対応している。従って、発振器23は、各電圧制御回路22a〜22cにおける分周比の値に基づいて発振信号CLKの発振周波数を変更する。
【0064】
詳述すれば、全ての電圧制御回路22a〜22cにおける分周比の値が2以上の場合、発振器23は、発振信号CLKの周期を現在の値を2倍にする。一方、各電圧制御回路22a〜22cのうちの何れか1つの分周比の値が1の場合、発振器23は、発振信号CLKの周期を現在の値を1/2にする。
【0065】
各電圧制御回路22a〜22cにおける分周比は、各回路22a〜22cのレベル検出回路25の検出結果に基づく。そして、その検出結果は、各制御対象11〜13におけるリーク量に対応する値を持つ。従って、発振器23は、各電圧制御回路22a〜22cに必要且つ最低限の周波数を持つ発振信号CLKを生成する。即ち、発振器23は、各制御対象11〜13におけるリーク量に対して発振信号CLKの周波数を最適化する。これにより、本実施形態の内部電圧発生回路21は、一定周波数の発振信号を出力する発振器を用いる場合に比べて、発振器23における消費電流量の最適化及び低減化を図っている。
【0066】
更に、発振器23は、電流制御型オシレータであり、常時流れる電流量を絞るために大きな抵抗値を持つ抵抗が設けらる、またはオシレータを構成するMOSトランジスタのチャネル長が他の回路を構成するそれに比べて長く形成される。従って、発振器23の占有面積は、それと素子数が同じ数の一般的な論理ゲートで構成された回路の面積に比べて大きくなる。このことは、従来のオシレータ15a〜15cにおいても同様である。
【0067】
一方、分周器24は、一般的な論理ゲートで構成される。このため、本実施形態の発振器23と3つの分周器25の占有面積は、従来の3つのオシレータ15a〜15cの占有面積に比べてかなり小さくなる。これにより、半導体集積回路装置の集積度を高めることができる。
【0068】
次に、発振器23の構成を説明する。
発振器23は、発振制御回路としてのポインタ制御回路31、発振制御回路としてのポインタ回路32、オシレータ33を備える。
【0069】
ポインタ制御回路31には、各電圧制御回路22a〜22cのポインタ回路28から分周制御信号PnA,PnB,PnCが入力される。また、ポインタ制御回路31には、発振信号CLKが入力される。ポインタ制御回路31は、分周制御信号PnA〜PnCに基づいて発振信号OSCの周波数を制御するために、発振信号CLKのパルス幅と同じパルス幅を持つ制御信号DN,UPをポインタ回路32へ出力する。
【0070】
詳しくは、ポインタ制御回路31は、分周制御信号PnA〜PnCに基づいて、全ての電圧制御回路22a〜22cにおける分周比(詳しくは分周器24の分周比)の値が2以上の場合にダウン制御信号DNを出力する。また、ポインタ制御回路31は、各電圧制御回路22a〜22cのうちの1つにおける分周比が1の場合にアップ制御信号UPを出力する。
【0071】
ポインタ回路32は、所定のビット数に対応する数のレジスタと備える。ポインタ回路32は、各レジスタの活性/非活性状態に応じた発振制御信号CCnをオシレータ33へ出力する。ポインタ回路32は、入力されるリセット信号RSTに応答して各レジスタを活性化する。これにより、ポインタ回路32は、全てのビットが「1」の発振制御信号CCnを出力する。尚、本実施形態では、発振制御信号CCnは5ビットの信号であり、nはビット位置を示す。従って、ポインタ回路32は、各ビットが(11111)の発振制御信号CCnを出力する。
【0072】
ポインタ回路32は、ダウン制御信号DNに応答して上位ビットに対応するレジスタから順番に非活性化し、アップ制御信号UPに応答して非活性のレジスタを下位ビット側から順番に活性化する。即ち、ポインタ回路32は、制御信号DN,UPが入力される数に対応するビット数だけ上位ビットがゼロ(0)の発振制御信号CCnを出力する。
【0073】
オシレータ33は、電流制御型オシレータであり、電流制御回路34とリングオシレータ35を備える。電流制御回路34は、発振制御信号CCnに基づく値を持つ駆動電流をリングオシレータ35に供給する。リングオシレータ35は、駆動電流の電流量に応じた周波数を持つ発振信号CLKを生成し、その発振信号CLKを出力する。
【0074】
このようにして、発振器23は、各電圧制御回路22a〜22cにおける分周比に基づいて、各電圧制御回路22a〜22cに必要且つ最低限の周波数を持つ発振信号CLKを出力する。
【0075】
次に、上記のように構成された内部電圧発生回路21の動作を、図3のタイミング図に従って説明する。図において、発振器31から出力される発振信号CLKの立ち上がりエッジから次の立ち上がりエッジまでを1サイクルとする。
【0076】
今、内部電圧発生回路21での分周器24のカウンタ回路27は、発振器23から出力される発振信号CLKの4サイクルで1回のサイクル出力、すなわち、分周器24のカウンタ回路27及びポインタ回路28の値は、発振信号CLKを4分周した分周信号CK1を出力するように設定されている。また、ポインタ制御回路29は、レベル検出回路25から出力される判定信号Vhigh,Vlow がそれぞれ2回連続して同じ判定結果の場合には、分周回数を1つ増減させるようにシフト信号SL,SRを出力するように設定されている。
【0077】
第1サイクルにおいて、レベル検出回路25は、分周器24から供給される分周信号CK1の立ち上がりエッジに応答して活性化する。その活性化したレベル検出回路25は、電荷供給回路26から第1制御対象11へ供給される第1制御電圧VPPの電位と予め設定された判定のための電位VH,VLとを比較し、その比較結果に基づいて判定信号Vhigh,Vlow を電荷供給回路26とポインタ制御回路29へ出力する。この第1サイクルにおいて、第1制御電圧VPPの電位が下限電圧VLよりも低い、即ち、第1制御電圧VPPの電位は、下限電圧VLを越えた低い電位にある。このため、レベル検出回路25はこれに基づいて分周信号CK1のパルス幅と同じパルス幅を持つ第2判定信号Vlow を出力する。
【0078】
電荷供給回路26は、第2判定信号Vlow の立ち上がりエッジに応答して活性化し、所定期間動作して第1制御電圧VPPの電位を上昇させ、この第1制御電圧VPPを第1制御対象11に供給する。電荷供給回路26は、分周信号CK1のエッジから所定時間経過すると、非活性化する。すると、第1制御電圧VPPは、第1制御対象11におけるリーク量に応じてその電位が低下する。
【0079】
ポインタ制御回路29は、第2判定信号Vlow の入力が1回目、即ち2回連続して入力されていないため、右シフト信号SRを出力しない。これにより、分周器24は、分周回数を変更しない。
【0080】
第3サイクルにおいて、分周信号CK1が立ち下がると、電荷供給回路26は、この立ち下がりエッジに応答して所定期間動作して第1制御電圧VPPの電位を上昇させる。また、この第3サイクルにおいて、第2判定信号Vlow は、分周信号CK1と同様に立ち下がる。
【0081】
第5サイクルにおいて、第1制御電位VPPは、下限電圧VLを越えている。従って、レベル検出回路25は、第1サイクルと同様に動作し、第2判定信号Vlow を電荷供給回路26とポインタ制御回路29へ出力する。
【0082】
電荷供給回路26は、第1サイクルと同様に動作し、第1制御電圧VPPを第1制御対象11へ供給する。ポインタ制御回路29は、第2判定信号Vlow が連続した2回目であるため、これに基づいて右シフト信号SRをポインタ回路28へ出力する。ポインタ回路28は、シフト信号SRに応答して各レジスタのデータを左方向にシフトし、そのデータに対応する分周制御信号PnAを出力する。この分周制御信号PnAに基づいて、カウンタ回路27は、今までより1ビット下のビット位置におけるレベルに対応する分周信号CK1を出力する。この分周信号CK1は、発振信号CLKの2サイクルで1回のサイクル出力、即ち発振信号CLKを2分周した信号である。このようにして、分周器24は、第2判定信号Vlow に応答して分周回数(分周比)を低くする。
【0083】
第7サイクルにおいて、第1制御電位VPPは、下限電圧VLを越えている。従って、レベル検出回路25は、第5サイクルと同様に動作し、第2判定信号Vlow を電荷供給回路26とポインタ制御回路29へ出力する。電荷供給回路26は、第5サイクルと同様に動作し、第1制御電圧VPPを第1制御対象11へ供給する。
【0084】
ポインタ制御回路29は、第5サイクルと同様に動作し、右シフト信号SRをポインタ回路28へ出力する。これにより、分周器24は、第5サイクルと同様に、第2判定信号Vlow に応答して分周比を低くする。このとき、分周比は「1」となる。従って、分周器24は、1分周即ち発振信号CLKと同じサイクルの分周信号CK1をレベル検出回路25へ出力する。
【0085】
第8サイクルにおいて、第1制御電位VPPは、下限電圧VLを越えていない。また、第1制御電位VPPの電位は、上限電圧VHよりも低い、即ち第1制御電位VPPは上限電圧VHを越えていない。従って、レベル検出回路25は、Lレベルの第1,第2判定信号Vhigh,Vlow を出力する。これにより、電荷供給回路26は非活性のままとなり、分周器24は分周比を変更しない。
【0086】
第9サイクルにおいて、第1制御電位VPPは、下限電圧VLを越えている。従って、レベル検出回路25,電荷供給回路26,分周器24は、第7サイクルと同様に動作する。
【0087】
第10サイクルにおいて、第1制御電位VPPは、上限電圧VHを越えている。従って、レベル検出回路25は、分周信号CK1と同じパルス幅を持つ第1判定信号Vhighをポインタ制御回路29へ出力する。ポインタ制御回路29は、第1判定信号Vhighの入力が1回目、即ち、2回連続して入力されていないため、左シフト信号SLを出力しない。これにより、分周器24は、分周比を変更せず、発振信号CLKと同じサイクルを持つ分周信号CK1を出力する。
【0088】
第11サイクルにおいて、第1制御電位VPPは、上限電圧VHと下限電圧VLのいずれも越えていない。従って、レベル検出回路25は、第8サイクルと同様に動作する。次の第12サイクルにおいて、第1制御電位VPPは、下限電圧VLを越えている。従って、レベル検出回路25は第9サイクルと同様に動作し、この動作結果に電荷供給回路26,ポインタ制御回路24は応答する。
【0089】
このようにして、内部電圧発生回路21の第1電圧制御回路22aは、第1制御対象11に対して第1制御電圧VPPを供給する。詳細な説明は省略するが、同様に第2,第3電圧制御回路22b,22cは、第2,第3制御対象12,13に対して第2,第3制御電圧VBB,VPRをそれぞれ供給する。
【0090】
以上記述したように、内部電圧発生回路21は、第1〜第3制御対象11〜13における第1〜第3制御電圧VPP,VBB,VPRの実際のリーク量に応じてレベル検出回路25,電荷供給回路26を間欠動作させる。この内部電圧発生回路21は、第1〜第3制御対象11〜13に対して共通に発振器23を持つ。従って、本実施形態の発振器23における消費電力は、従来の3つのオシレータ15a〜15cにおける消費電力に比べて少ない。また、常に動作する分周器24の消費電力は、従来のレベル検出回路17a〜17cのそれに比べて少ない。これにより、内部電圧発生回路21は、消費電力を従来に比べて少なくすることができる。
【0091】
次に、内部電圧発生回路21に含まれる各回路の構成を詳述する。
先ず、電荷供給回路26の構成と動作を説明する。
図4は、電荷供給回路26の回路図を示す。図5は、電荷供給回路26の動作タイミング図を示す。
【0092】
電荷供給回路26は、制御回路41、第1,第2パンピング部42a,42bを備える。制御回路41は、第2判定信号Vlow の立ち上がりエッジに応答して第1パンピング部42aを動作させるように制御信号を生成し、第2判定信号Vlow の立ち下がりエッジに応答して第2パンピング部42bを動作させるように制御信号を生成する。
【0093】
電荷供給回路26は、10個の直列接続されたインバータ回路を備え、1,6,7,9,10段目のインバータ回路の出力端子に接続されるノードN1〜N5は、第1,第2パンピング部42a,42bに接続される。
【0094】
第1,第2パンピング部42a,42bは、それぞれキャパシタC1a,C1b、キャパシタC2a,C2bを備える。第1パンピング部42aは、制御回路41のノードN1,N3,N4の電位を持つ制御信号に応答し、キャパシタC1a,C1bのカップリング効果により第1制御電圧VPPを上昇させる。第2パンピング部42bは、制御回路41のノードN1,N2,N5の電位を持つ制御信号に応答し、キャパシタC2a,C2bのカップリング効果により第1制御電圧VPPを上昇させる。
【0095】
詳述すると、図5に示すように、制御回路41のインバータ回路は、第2判定信号Vlow の立ち上がりエッジで動作する。これにより、ノードN1〜N5のレベルが反転する。第1パンピング部42aは、ノードN1〜N5のレベルに応答し、各ノードN6a〜N9aのレベルを変化させる。即ち、ノードN1のレベル変化に応答し、ノードN7aのレベルが立ち下がる。そのノードN7aのレベルの立ち下がりを受け、キャパシタC1aのカップリング効果によりノードN8aのレベルが立ち下がる。
【0096】
一方、ノードN4のレベル変化を受け、ノードN6aのレベルが立ち上がる。それと連動してノードN8aのレベルがキャパシタC2aのカップリング効果により高電位電源Vccから更に昇圧される。そして、第1パンピング部42aは、このノードN8aの電位を、PMOSトランジスタTPaを介して第1制御電圧VPPとして出力する。
【0097】
第2パンピング部42bは、第2判定信号Vlow の立ち下がりに基づく制御回路41の各ノードN1〜N5の変化に応答して、第1パンピング部42aと同様に動作する。即ち、第2パンピング部42bの各ノードN6b〜N9bは、第1パンピング部の各ノードN6a〜N9aと同様に変化する。そして、第2パンピング部42bは、キャパシタC2bのカップリング効果により高電位電源Vccから更に昇圧したノードN8bの電位を、PMOSトランジスタTPbを介して第1制御電圧VPPとして出力する。
【0098】
次に、レベル検出回路25の構成と動作を説明する。
図6は、レベル検出回路25の回路図を示す。図7は、レベル検出回路25の動作波形図を示す。
【0099】
レベル検出回路25は、インバータ回路43,44、電位検出回路45、活性クロック生成回路46、上限比較回路47a、下限比較回路47b、上限設定回路48a、下限設定回路48bを備える。
【0100】
インバータ回路43は、入力される分周信号CK1を反転し、その反転信号を第1クロックN11として出力する。第2インバータ回路44は、入力される第1クロックN11を反転し、その反転信号を第2クロックN12として出力する。
【0101】
上限設定回路48aは、第1,第2キャパシタC1H,C2Hを含んで構成される。第1,第2キャパシタC1H,C2Hは、それらの容量比が上限電圧VHに対応して設定されている。上限設定回路48aは、Hレベルの第1クロックN11、Lレベルの第2クロックN12に応答して第1キャパシタC1Hをチャージし、第2キャパシタC2Hをディスチャージする。上限設定回路48aは、Lレベルの第1クロックN11、Lレベルの第2クロックN12に応答して第1キャパシタC1Hの電荷を、第1,第2キャパシタC1H,C2Hによりチャージ・シェアする。これにより、上限設定回路48aは、第1,第2キャパシタC1H,C2Hの容量比に対応する電位を持つ上限電圧VHを上限比較回路47aに出力する。
【0102】
下限設定回路48bは、上限設定回路48aと同様に構成されている。即ち、下限設定回路48bは、第1,第2キャパシタC1L,C2Lを含んで構成される。第1,第2キャパシタC1L,C2Lは、それらの容量比が下限電圧VLに対応して設定されている。下限設定回路48bは、第1,第2クロックN11,N12に応答して動作し、第1,第2キャパシタC1L,C2Lの容量比に基づく電位を持つ下限電圧VLを下限比較回路47bに出力する。
【0103】
尚、上限電圧VH,下限電圧VLは、分圧抵抗を用いる構成が考えられる。しかし、分圧抵抗は常時電流を流すため、半導体集積回路装置の消費電力が多くなる。しかし、本実施形態の上限,下限設定回路48a,48bは、各第1キャパシタC1H,C1Lをチャージするときだけ電流を消費する、即ち電流を間欠的に流すため、その分平均消費電力が分圧抵抗を用いる場合に比べて少ない。
【0104】
電位検出回路45は、第1,第2クロックN11,N12と第1制御電圧VPPが入力される。電位検出回路45は、Hレベルの第1クロックN11、Lレベルの第2クロックN12に応答して高電位電源Vccのレベルを持つ検出信号N14を第1,第2比較回路47a,47bへ出力する。電位検出回路45は、Lレベルの第1クロックN11、Hレベルの第2クロックN12に応答し、第1制御電圧VPPがゲートに印加されたNチャネルMOSトランジスタT11のしきい値Vthだけ第1制御電圧VPPから低い検出電位(=VPP−Vth)を持つ検出信号N14を第1,第2比較回路47a,47bへ出力する。即ち、電位検出回路45は、第1,第2クロックN11,N12(これは分周信号CK1に対応する)に基づいて、高電位電源Vccレベルの検出信号N14と、検出電位の検出信号N14を交互に出力する。
【0105】
活性クロック生成回路46は、偶数個のインバータ回路を直列接続して構成される。活性クロック生成回路46は、入力される第2クロックN12を所定時間だけ遅延させ、その遅延信号を活性クロックN13として上限,下限比較回路47a,47bへ出力する。
【0106】
上限比較回路47aは、Hレベルの活性クロックN13に応答して活性化し、検出電位の検出信号N14と上限電圧VHを比較し、その比較結果に応じた電位を持つ第1判定信号Vhighを出力する。同様に、下限比較回路47bは、Hレベルの活性クロックN13に応答して活性化し、検出電位の検出信号N14と下限電圧VLを比較し、その比較結果に応じた電位を持つ第2判定信号Vlow を出力する。
【0107】
尚、活性クロック生成回路46における所定時間は、第2クロックN12の立ち上がりエッジから検出信号N14の電位が高電位電源Vccから低下して検出電位になるまでの時間に対応する。即ち、活性クロック生成回路46は、検出信号N14の電位低下して検出電位(=VPP−Vth)となるまで、上限,下限比較回路47a,47bの活性化を遅らせる。
【0108】
活性クロック生成回路46は、第2内部クロック信号CK12を入力し、そのクロック信号CK12に応答して上限比較回路47aと下限比較回路47bを活性化させるための活性クロック信号N13を生成する。上限比較回路47aと下限比較回路47bは、Hレベルの活性クロック信号N13に応答して活性化し、上記の比較動作を行う。
【0109】
上記したレベル検出回路25の動作を、図7に従って説明する。
今、分周信号CK1の立ち上がりを受け、第1クロックN11が立ち上がり、第2クロックN12が立ち下がる。
【0110】
電位検出回路45は、第1,第2クロックN11,N12の変化を受け、第1制御電圧VPPの電位ポテンシャルレベルに比例してNチャネルMOSトランジスタとPチャネルMOSトランジスタで構成されたキャパシタCrの容量比によって第1制御電圧VPPからNMOSトランジスタT11のしきい値電圧分だけ低い電位を持つ検出信号N13を上限,下限比較回路47a,47bへ出力する。
【0111】
上限設定回路48aは、第1,第2クロックN11,N12を受け、第1,第2キャパシタC1H,C2Hによりチャージ・シェアされた電位を持つ上限電圧VHを出力する。下限設定回路48bは、第1,第2クロックN11,N12を受け、第1,第2キャパシタC1L,C2Lによりチャージ・シェアされた電位を持つ下限電圧VLを出力する。
【0112】
活性化クロック生成回路46は、第2クロックN12を受け、所定時間経過後にHレベルの活性化クロックN13を上限,下限比較回路47a,47bへ出力する。
【0113】
上限,下限比較回路47a,47bは、それぞれ活性化クロックN13を受けて活性化し、検出電圧N14と上限電圧VH,下限電圧VLを比較し、その比較結果に基づくレベルを持つ第1,第2判定信号Vhigh,Vlow を出力する。
【0114】
今、図7の時刻t1において、検出電圧N14は、上限電圧VH,下限電圧VLのいずれよりも低い。これにより、上限比較回路47aは、ノードN15の電位を下げ、ノードN16の電位をほぼ高電位電源Vccレベルとする。このノードN16の電位に基づいて、上限比較回路47aは、Lレベルの第1判定信号Vhighを出力する。上記の比較結果に基づいて、下限比較回路47bは、ノードN17の電位を下げ、ノードN18の電位をほぼ高電位電源Vccレベルとする。このノードN17の電位に基づいて、下限比較回路47bは、Hレベルの第2判定信号Vlow を出力する。
【0115】
次に、分周器24の構成と動作を説明する。
図8は、分周器24のブロック回路図を示す。
分周器24は、カウンタ回路27、ポインタ回路28、ポインタ制御回路29を備える。
【0116】
図9は、ポインタ制御回路29の回路図を示す。図10は、ポインタ制御回路29の動作波形図を示す。
ポインタ制御回路29は、第1,第2制御回路51a,51bを備える。第1制御回路51aは、2つのラッチ回路52a,53aを含んで構成される。第1制御回路51aは、第1,第2ラッチ回路52a,53aにより、図10に示すように、第1判定信号Vhighのパルスが2回以上連続して入力されると、その2回目以降のパルスに同期したパルスの左シフト信号SLを出力する。詳述すると、第1ラッチ回路52aは、第1判定信号Vhighの1つ目のパルスに応答してこれをラッチし、そのラッチ信号を第2ラッチ回路53aに出力する。そして、第1判定信号Vhighの連続して2つめのパルスが入力されると、これを第2ラッチ回路53aがラッチし、そのラッチ信号を出力する。これにより、第1制御回路51aは、第2ラッチ回路53aのラッチ信号と第1判定信号Vhighにより、その第1判定信号Vhighと同じパルス幅を持つ左シフト信号SLを出力する。
【0117】
第1,第2ラッチ回路52a,53aは、第2判定信号Vlow のパルスが入力されると、そのパルスに応答してリセットする。これにより、第1制御回路51aは、次に入力される第1判定信号Vhighのパルスを1つ目として扱う。
【0118】
第2制御回路51bは、第1制御回路51aと同様に動作する。即ち、第2制御回路51bは、2つのラッチ回路52b,53bを含んで構成され、それらラッチ回路52b,53bにより、図10に示すように、第2判定信号Vlow のパルスが2回以上連続して入力されると、その2回目以降のパルスに同期したパルスの右シフト信号SRを出力する。
【0119】
図8に示すように、ポインタ回路28は、カウンタ回路27のビット数に対応する数のレジスタ55a〜55gを備えている。各レジスタ55a〜55gは、図11に示すように、同じ回路構成を持つ。尚、図11には、3ビット分のポインタの回路図を示してある。
【0120】
各レジスタ55a〜55gは、1ビットのデータをそれぞれ記憶する。各レジスタ55a〜55gは、入力されるシフト信号SR,SLに応答し、そのレジスタより上位ビットのレジスタの記憶データと、下位ビットのレジスタの記憶データに基づいて、記憶したデータを「0」から「1」へ、又は「1」から「0」へ変更する。各レジスタ55a〜55gは、記憶したデータに対応するレベルを持つ信号PnA(nはビット数ー1)をカウンタ回路27へ出力する。
【0121】
図8に示すように、カウンタ回路27はバイナリカウンタ方式のカウンタである。今、ビット数が7の場合について説明すると、カウンタ回路27は、7個のカウンタ56a〜56g、インバータ回路57、ナンド回路58を備える。各カウンタ56a〜56gは、1ビットのカウンタであり、図12のように構成されている。尚、図12には、3ビット分のカウンタ56a〜56cのみを示してある。
【0122】
最下位ビットのカウンタ56aには、発振信号CLKと、その発振信号CLKがインバータ回路57により反転された信号CLKxが入力される。そのカウンタ56aは、発振信号CLK,CLKxをカウントし、そのカウント結果に基づく信号C0を上位ビットのカウンタ56bに出力する。2ビット目以降のカウンタ56b〜56fは、下位ビット側のカウンタ56a〜56eから入力される信号C0〜C4をカウントし、そのカウント結果に基づく信号C1〜C5を、上位ビットのカウンタ56c〜56gへ出力する。そして、最上位ビットのカウンタ56gは、下位ビットのカウンタ56fから入力される信号C5をカウントし、そのカウント結果に基づく信号C6を生成する。
【0123】
各カウンタ56a〜56gには、ポインタ回路28の各レジスタ55a〜55gからの分周制御信号P0A〜P6Aがそれぞれ入力される。各カウンタ56a〜56gは、Hレベルの分周制御信号P0A〜P6Aに応答してパルスの信号C0〜C6を、Lレベルの分周制御信号P0A〜P6Aに応答してHレベルの信号C0〜C6をナンド回路58へ出力する。ナンド回路58は、各カウンタ56a〜56gから入力される信号C0〜C6を否定論理積演算し、その演算結果を分周信号CK1として出力する。
【0124】
図13は、カウンタ回路27とポインタ回路28の動作波形図を示す。
今、ポインタ回路28の各レジスタ55a〜55gは、それぞれ記憶されたデータに基づいて、Lレベルの分周制御信号P6A,P5A、Hレベルの分周制御信号P4A〜P0Aを出力する。カウンタ回路27は、発振信号CLKのパルスサイクル毎に上位ビットのカウンタ56a〜56gへカウントアップする。これにより、各カウンタ56a〜56gは、そのビット位置に応じて発振信号CLKを分周した信号C6〜C0を生成する。例えば、1ビット目のカウンタ56aは、発振信号CLKを2分周(=2n :nはビット位置)したパルス信号C0を出力する。尚、図13には、4ビット目から6ビット目のカウンタ56d〜56fにて生成される信号C3〜C5と、4ビット目から7ビット目のカウンタ56d〜56gの出力信号D3〜D6を示してある。
【0125】
各カウンタ56d〜56gは、それぞれそのビット位置に応じた信号と、1ビット上位側のカウンタに入力される信号に基づいて、出力信号D3〜D6を出力する。例えば、6ビット目のカウンタ56fには、ビット位置に対応する分周制御信号P5Aと、1ビット上位側の分周制御信号P6が入力される。両分周制御信号P6A,P5Aは、共にLレベルであることから、このカウンタ56eは、Hレベルの出力信号D5を出力する。また、例えば、5ビット目のカウンタ56dは、入力されるHレベルの分周制御信号P4AとLレベルの分周制御信号P5Aに基づいて、そのビット位置に応じた周期を持つパルスの出力信号D4を出力する。更にまた、例えば、4ビット目のカウンタ56dは、入力されるHレベルの分周制御信号P4A,P3Aに基づいて、Hレベルの出力信号D3を出力する。
【0126】
そして、カウンタ回路27は、ナンド回路58にて各カウンタ56a〜56gの出力信号D0〜D6を否定論理積演算し、その演算結果に基づく分周信号CK1を出力する。上記例の場合、カウンタ27は、5ビット目のカウンタ56dにて生成されるパルス信号C4と同じ周期を持つ分周信号CK1を出力する。このカウンタ56dは、5ビット目、即ち発振信号CLKを32分周(=25 )したパルス信号C4を出力する。従って、カウンタ回路27は、ポインタ回路28から入力される分周制御信号PnA(P6A〜P0A)に基づいて、発振信号CLKを32分周した分周信号CK1を出力する。
【0127】
次に、ポインタ回路28には、図8のポインタ制御回路29から左シフト信号SLが入力される。ポインタ回路28を構成する6ビット目のレジスタ55fは、この左シフト信号SLに応答してHレベルの分周制御信号P5Aをカウンタ回路27に出力する。カウンタ回路27を構成する6ビット目のカウンタ56fは、このHレベルの分周制御信号P5Aに基づいてパルス信号D5を出力する。一方、5ビット目のカウンタ56eは、Hレベルの分周制御信号P5Aに基づいてパルス信号D4を停止する。この結果、カウンタ回路27は、6ビット目のカウンタ56fにより発振信号CLKを64分周(=26 )した分周信号CK1を出力する。
【0128】
次に、ポインタ回路28には、図8のポインタ制御回路29から右シフト信号SRが入力される。ポインタ回路28を構成する6ビット目のレジスタ55fは、この左シフト信号SLに応答してLレベルの分周制御信号P5Aをカウンタ回路27に出力する。カウンタ回路27を構成する6ビット目のカウンタ56fは、このLレベルの分周制御信号P5Aに基づいてパルス信号D5を停止する。更に、5ビット目のカウンタ56eは、Lレベルの分周制御信号P5Aに基づいてパルス信号D4を出力する。この結果、カウンタ回路27は、5ビット目のカウンタ56eにより発振信号CLKを32分周(=25 )した分周信号CK1を出力する。
【0129】
更に次に、ポインタ回路28には、図8のポインタ制御回路29から右シフト信号SRが入力される。ポインタ回路28を構成する5ビット目のレジスタ55eは、この左シフト信号SLに応答してLレベルの分周制御信号P4Aをカウンタ回路27に出力する。カウンタ回路27を構成する5ビット目のカウンタ56eは、このLレベルの分周制御信号P4Aに基づいてパルス信号D4を停止する。更に、4ビット目のカウンタ56dは、Lレベルの分周制御信号P4Aに基づいてパルス信号D3を出力する。この結果、カウンタ回路27は、4ビット目のカウンタ56dにより発振信号CLKを16分周(=24 )した分周信号CK1を出力する。
【0130】
このようにして、ポインタ回路28は、左,右シフト信号SL,SRに応答して出力するHレベルの信号の数を変更する。そして、カウンタ回路27は、ポインタ回路28の分周制御信号P6A〜P0Aに応答し、Hレベルの出力信号のビット位置に応じて発振信号CLKを分周した分周信号CK1を出力する。
【0131】
次に、発振器23の構成と動作を説明する。
図14は、発振器23のブロック回路図を示す。
発振器23は、ポインタ制御回路31、ポインタ32、オシレータ33を備える。
【0132】
ポインタ制御回路31には、各電圧制御回路22a,22b,22cにそれぞれ含まれるポインタ28の分周制御信号PnA,PnB,PnC(nはポインタ28のビット数)が入力される。また、発振器23には、発振信号CLKが入力される。
【0133】
図15は、ポインタ制御回路31の回路図を示す。
ポインタ制御回路31は、ナンド回路61〜65、ノア回路66、インバータ回路67を備える。ナンド回路61には、各分周制御信号PnA〜PnCの2ビット目の信号、即ち分周制御信号P1A,P1B,P1Cが入力される。ナンド回路62には、各分周制御信号PnA〜PnCの3ビット目の信号、即ち分周制御信号P2A,P2B,P2Cが入力される。ナンド回路63には、各分周制御信号PnA〜PnCの4ビット目の信号、即ち分周制御信号P3A,P3B,P3Cが入力される。
【0134】
ナンド回路61の出力端子はナンド回路64の入力端子に接続され、そのナンド回路64には発振信号CLKが入力される。そして、ナンド回路64は、それら信号に基づいてアップ制御信号UPを出力する。ナンド回路61は、各分周制御信号P1A〜P1Cが全てHレベルの場合にLレベルの信号を出力する。ナンド回路64は、ナンド回路61の出力信号に基づいて、Hレベルのアップ信号UPを出力する。
【0135】
一方、ナンド回路61は、各分周制御信号P1A〜P1Cのうちの少なくとも1つがLレベルの場合にHレベルの信号を出力する。従って、ナンド回路64は、このナンド回路61の出力信号に基づいて、発振信号CLKと同じ周期を持つアップ制御信号UPとして出力する。
【0136】
各ナンド回路61〜63の出力端子はノア回路66の入力端子に接続され、そのノア回路66の出力端子はナンド回路65の入力端子に接続される。そのナンド回路65には発振信号CLKが入力され、出力端子はインバータ回路67の入力端子に接続される。そして、インバータ回路67はダウン制御信号DNを出力する。
【0137】
ノア回路66は、各ナンド回路61〜63のうちの少なくとも1つがHレベルの信号を出力する場合に、Lレベルの信号を出力する。このLレベルの信号に基づいて、ナンド回路65はHレベルの信号を出力する。これにより、インバータ回路67は、Lレベルのダウン制御信号DNを出力する。
【0138】
一方、ノア66は、各ナンド61〜63の全てがLレベルの信号を出力する場合に、Hレベルの信号を出力する。このHレベルの信号に基づいて、ナンド回路65は、発振信号CLKと同じ周期を持つ信号を出力する。これにより、インバータ回路67は、発振信号CLKと逆相パルス信号のダウン制御信号DNを出力する。
【0139】
図14に示すように、ポインタ回路32は、分周器24に含まれるポインタ回路28(図8,11参照)と同様に構成されている。即ち、ポインタ回路32は、複数のレジスタ69a〜69gを備えている。このレジスタ69a〜69gの数は、オシレータ33の電流制御回路34の構成に従って設定されている。尚、本実施形態では、ポインタ回路32は、7個のレジスタ69a〜69gを備えている。1ビット目(第0ビット)〜6ビット目(第5ビット)のレジスタ69a〜69fは、発振制御信号CC0〜CC5を、上位ビット側のレジスタ69b〜69gへ出力する。また、第1ビット〜第5ビット位置のレジスタ69b〜69fから発振制御信号CC1〜CC5が電流制御回路34に出力される。
【0140】
図16は、オシレータ33の回路図を示す。
オシレータ33は、電流制御回路34、リングオシレータ35、インバータ回路91,92を備える。
【0141】
電流制御回路34は、抵抗R1〜R6、PMOSトランジスタTP1〜TP6、NMOSトランジスタTN1〜TN6、スイッチ素子としてのNMOSトランジスタTN11〜TN15を備える。
【0142】
PMOSトランジスタTP1のソースは高電位電源Vccに接続され、NMOSトランジスタTN1のソースは低電位電源Vssに接続されている。両トランジスタTP1,TN1のドレイン間には、抵抗R1〜R6が直列接続されている。各抵抗R1〜R6間のノードN21〜N25にはNMOSトランジスタTN11〜TN15のドレインがそれぞれ接続され、抵抗R6とNMOSトランジスタTN1の間のノードN26の間には、NMOSトランジスタTN11〜TN15のソースが接続される。各NMOSトランジスタTN11〜TN15のゲートには、発振制御信号CC5〜CC1が入力される。
【0143】
NMOSトランジスタTN11〜TN15は、発振制御信号CC5〜CC1に応答してオン/オフする。オンしたNMOSトランジスタTN11〜TN15は、ソースとドレインが接続されたノード間を短絡する。従って、発振制御信号CC5〜CC1により、PMOSトランジスタTP1とNMOSトランジスタTN1のドレイン間の抵抗値が変更される。
【0144】
PMOSトランジスタTP1のゲートは該トランジスタTP1のドレインと、PMOSトランジスタTP2〜TP6のゲートに接続される。これにより、PMOSトランジスタTP1〜TP6はカレントミラー回路を構成する。NMOSトランジスタTN1のゲートは該トランジスタTN1のドレインと、NMOSトランジスタTN2〜TN6のゲートに接続される。これにより、NMOSトランジスタTN1〜TN6はカレントミラー回路を構成する。
【0145】
各PMOSトランジスタTP2〜TP6は、ソースが高電位電源Vccに接続され、ドレインがリングオシレータ35に接続される。各NMOSトランジスタTN2〜TN6は、ソースが低電位電源Vssに接続され、ドレインがリングオシレータ35に接続される。
【0146】
このように構成された電流制御回路34は、発振制御信号CC5〜CC1に応じた電流量をリングオシレータ35に供給する。即ち、電流制御回路34は、発振制御信号CC5〜CC1により変更される抵抗値に応じた電流をPMOSトランジスタTP1とNMOSトランジスタTN1に流す。そして、PMOSトランジスタTP2〜TP6,NMOSトランジスタTN2〜TN6には、それぞれPMOSトランジスタTP1,NMOSトランジスタTN1と同じ量の電流が流れ、その電流がリングオシレータ35に駆動電流として供給される。
【0147】
リングオシレータ35は、リング状に接続された奇数個(5個)のインバータ回路71〜75にて構成される。各インバータ回路71〜75は、電流制御回路34のPMOSトランジスタTP2〜TP6とNMOSトランジスタTN2〜TN6の間に接続される。
【0148】
各インバータ回路71〜75は、電流制御回路34から供給される駆動電流の電流量に応じた速度で動作する。これにより、リングオシレータ35は、駆動電流の電流量に応じた周波数を持つ発振信号を出力する。インバータ回路36,37は、リングオシレータ35の出力信号を矩形波に波形整形し、その整形後の信号を発振信号CLKとして出力する。
【0149】
図17は、発振器23の動作波形図を示す。
今、第1電圧制御回路22aのポインタ28は、Lレベルの分周制御信号P1A,Eレベルの分周制御信号P2A,P3Aを、第2,第3電圧制御回路22b,22cのポインタ28は、Lレベルの分周制御信号P1B〜P3B,P1C〜P3Cを出力している。そして、発振器23のポインタ32は、Hレベルの発振制御信号CC1,CC2、Lレベルの発振制御信号CC3を出力している。尚、図示されていないが、制御信号C4,C5はLレベルである。これにより、図16のNMOSトランジスタNT14,TN15がオンする。この結果、電流制御回路34は、抵抗R1〜R4の合成抵抗値に応じた電流量の駆動電流をリングオシレータ35に供給する。
【0150】
時刻t1において、第1電圧制御回路22aのポインタ28がHレベルの分周制御信号P1Aを出力する。これにより、ポインタ28の分周制御信号PnA(図17においてP1A〜P3A)が全てHレベルとなる。これに応答して、ポインタ制御回路31は、パルスのアップ制御信号UPを出力する。ポインタ回路32は、アップ制御信号UPに応答してHレベルの発振制御信号CC3を出力する。これにより、図16のNMOSトランジスタTN13がオンする。その結果、電流制御回路34は、抵抗R1〜R3の合成抵抗値に応じた電流量の駆動電流をリングオシレータ35に供給する。このときの合成抵抗値は、上記よりも小さくなることから、リングオシレータ35に供給される駆動電流の値は大きくなる。従って、リングオシレータ35は発振信号CLKの周波数を高く(周期を短く)する。
【0151】
次に、第1電圧制御回路22aのポインタ28は、時刻t2においてLレベルの分周制御信号P1Aを、時刻t3においてLレベルの分周制御信号P2Aを出力する。更に、時刻t4において、第1電圧制御回路22aのポインタ28は、Lレベルの分周制御信号P3Aを出力する。これにより、各電圧制御回路22a〜22cのポインタ28の分周制御信号PnA〜PnCが全てLレベルとなる。これに応答して、ポインタ制御回路31は、パルスのダウン制御信号DNを出力する。ポインタ回路32は、ダウン制御信号DNに応答してLレベルの発振制御信号CC3を出力する。これにより、図16のNMOSトランジスタTN13がオフする。その結果、電流制御回路34は、抵抗R1〜R4の合成抵抗値に応じた駆動電流をリングオシレータ35に供給する。これにより、リングオシレータ35は、発振信号CLKの周波数を低く(周期を長く)する。
【0152】
このようにして、発振器23は、各電圧制御回路22a〜22cのポインタ28から出力される分周制御信号PnA〜PnCに基づく周波数を持つ発振信号CLKを出力する。
【0153】
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)内部電圧生成回路の各電圧制御回路22a〜22cは、それぞれ分周器24、レベル検出回路25、電荷供給回路26を備える。分周器24は、発振信号CLKを分周した分周信号CK1を生成する。レベル検出回路25は、分周信号CK1に基づいて活性化/非活性化し、活性化時に各制御電圧VPP,VBB,VPRのレベルを検出し、その検出結果に基づく判定信号Vhigh,Vlow を出力する。電荷供給回路26は、第2判定信号Vlow に基づいて電荷の供給動作を行い、その動作により制御電圧VPP,VBB,VPRを生成する。その結果、各レベル検出回路25は、分周信号CK1に応答して間欠的に動作するため、その分消費消費電力を少なくすることができる。
【0154】
(2)各電圧制御回路22a〜22cのレベル検出回路25は、各制御電圧VPP,VBB,VPRが所定範囲の電圧よりも高いときに第1判定信号Vhighを、各制御電圧VPP,VBB,VPRが所定範囲の電圧よりも低いときに第2判定信号Vlow を出力する。そして、第1,第3電圧制御回路22a,22cの電荷供給回路26は、第2判定信号Vlow に基づいて動作する。その結果、電荷供給回路26は、第1制御電圧VPPが所定範囲よりも低いときのみ動作するため、その分消費電力を少なくすることができる。また、0Vより低い制御電圧VBBを生成する電圧制御回路22bの電荷供給回路26は第1判定信号Vhighに基づいて動作する。
その結果、電圧制御回路22bの電荷供給回路26は、第2制御電圧VBBが所定範囲よりも高いときのみ動作するため、その分消費電力を少なくすることができる。
【0155】
(3)第1,第3電圧制御回路22a,22cの分周器24は、第1判定信号Vhighに基づいて発振信号CLKを分周するの分周比を増加させ、第2判定信号Vhighに基づいて発振信号CLKを分周する分周比を減少させる。第2電圧制御回路22bの分周器24は、第1判定信号Vhighに基づいて分周比を減少させ、第2判定信号Vlow に基づいて分周比を増加させる。これにより、各分周器24から出力される分周信号CK1の周波数は、各制御対象11〜13における電荷のリーク量(自然漏れ電流量)に対応したものになる。その結果、レベル検出回路25は、各制御対象11〜13における電荷のリーク量に応じた周期で間欠動作するため、消費電力を少なくすることができる。
【0156】
(4)発振器23は、各電圧制御回路22a〜22cに備えられる分周器24の分周比に基づいて、複数の分周器24のうちの少なくとも1つの分周器24の分周比が1以下の場合に発振信号CLKの周波数を高くし、全ての分周器24の分周比が2以上の場合に発振信号CLKの周波数を低くする。従って、発振器23は、各制御対象11〜13におけるリーク量に対して発振信号CLKの周波数を最適化する。この結果、本実施形態の内部電圧発生回路21は、一定周波数の発振信号を出力する発振器を用いる場合に比べて、発振器23における消費電流量が少なくなり、その分消費電力を少なくすることができる。
【0157】
尚、前記実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
○上記実施形態では、3つの制御対象11,12,13に対してそれぞれ制御電圧VPP,VBB,VPRを供給する内部電圧発生回路に具体化したが、2つ又は4つ以上の制御対象にそれぞれ制御電圧を供給する内部電圧発生回路に具体化して実施しても良い。
【0158】
例えば、制御対象を基板(P型基板領域)とし、その制御対象に供給する制御電圧を基板バイアス電圧とする。この基板バイアス電圧は、トランジスタのしきい値電圧の変動を小さくしたり、PN接合容量を少なくしてトランジスタの動作の高速化を図る、等の目的に用いられる負電圧である。
【0159】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、レベル検出回路を分周器から出力される分周信号に基づいて間欠的に動作させることで、消費電力を少なくすることができる。
【0160】
また、請求項3,5,7乃至9に記載の発明によれば、分周器の分周比をレベル検出回路から出力される判定信号に基づいて変更することで、レベル検出回路を各制御対象におけるリーク量に応じた周期で動作させることができるため、消費電力を少なくすることができる。
【0161】
また、請求項10乃至15に記載の発明によれば、発振器にて生成する発振信号の周波数を、各分周器の分周比に応じて変更することで、レベル検出回路を各制御対象におけるリーク量に応じた周期で動作させることができるため、消費電力を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理説明図。
【図2】 一実施形態の内部電圧発生回路のブロック回路図。
【図3】 内部電圧発生回路の動作を示すタイミング図。
【図4】 電荷供給回路の回路図。
【図5】 電荷供給回路の動作を示すタイミング図。
【図6】 レベル検出回路の回路図。
【図7】 レベル検出回路の動作を示すタイミング図。
【図8】 分周器のブロック回路図。
【図9】 ポインタ制御回路の回路図。
【図10】 ポインタ制御回路の動作を示すタイミング図。
【図11】 ポインタ回路の回路図。
【図12】 カウンタ回路の回路図。
【図13】 カウンタ回路及びポインタ回路の動作を示すタイミング図。
【図14】 発振器のブロック回路図。
【図15】 ポインタ制御回路の回路図。
【図16】 電流制御型オシレータの回路図。
【図17】 発振器の動作を示すタイミング図。
【図18】 従来の内部電圧発生回路の回路図。
【符号の説明】
11〜13 第1〜第3制御対象
21 内部電圧発生回路
22a〜22c 第1〜第3電圧制御回路
23 発振器(オシレータ)
24 分周器
25 レベル検出回路
26 電荷供給回路
27 カウンタ回路
28 分周制御回路としてのポインタ回路
29 分周制御回路としてのポインタ制御回路
31 発振制御回路としてのポインタ制御回路
32 発振制御回路としてのポインタ回路
33 電流制御型オシレータ
34 電流制御回路
35 リングオシレータ
VPP 第1制御電圧
VBB 第2制御電圧
VPR 第3制御電圧

Claims (15)

  1. 電圧の異なる複数の制御電圧を生成する内部電圧生成回路であって、
    発振信号を生成する発振器と、
    前記発振信号に基づいて複数の制御電圧をそれぞれ生成する複数の電圧制御回路と、を備え、
    前記各電圧制御回路は、
    前記発振信号を分周した分周信号を生成する分周器と、
    前記分周信号に基づいて活性化/非活性化し、活性化時に前記制御電圧のレベルを検出し、その検出結果に応じた判定信号を出力するレベル検出回路と、
    前記判定信号に基づいて電荷の供給動作を行い、その動作により前記制御電圧を生成する電荷供給回路と、
    を備えたことを特徴とする内部電圧生成回路。
  2. 請求項1に記載の内部電圧生成回路において、
    前記レベル検出回路は、前記制御電圧が所定範囲の電圧か否かを検出し、その検出結果に基づいて前記制御電圧が所定範囲にない場合に前記判定信号を出力することを特徴とする内部電圧生成回路。
  3. 請求項1に記載の内部電圧生成回路において、
    前記分周器は、前記レベル検出回路から出力される判定信号に基づいて、前記発振信号を分周する分周比を変更することを特徴とする内部電圧生成回路。
  4. 請求項1に記載の内部電圧生成回路において、
    前記レベル検出回路は、前記制御電圧が所定範囲の電圧よりも高いときに第1判定信号を、前記制御電圧が所定範囲の電圧よりも低いときに第2判定信号を出力し、
    前記電荷供給回路は、前記第2判定信号に基づいて動作することを特徴とする内部電圧生成回路。
  5. 請求項4に記載の内部電圧生成回路において、
    前記分周器は、前記第1判定信号に基づいて前記発振信号を分周する分周比を増加させ、前記第2判定信号に基づいて前記発振信号を分周する分周比を減少させることを特徴とする内部電圧生成回路。
  6. 請求項1に記載の内部電圧生成回路において、
    前記レベル検出回路は、前記制御電圧が所定範囲の電圧よりも高いときに第1判定信号を、前記制御電圧が所定範囲の電圧よりも低いときに第2判定信号を出力し、
    前記電荷供給回路は、前記第1判定信号に基づいて動作することを特徴とする内部電圧生成回路。
  7. 請求項6に記載の内部電圧生成回路において、
    前記分周器は、前記第1判定信号に基づいて前記発振信号を分周する分周比を減少させ、前記第2判定信号に基づいて前記発振信号を分周する分周比を増加させることを特徴とする内部電圧生成回路。
  8. 請求項1乃至7のうちのいずれか項に記載の内部電圧生成回路において、
    前記分周器は、
    前記発振信号をカウントし、分周制御信号に基づくビット位置における信号を分周信号として出力するカウンタと、
    前記判定信号に基づいて、前記カウンタのビット位置を変更するための前記分周制御信号を出力する分周制御回路と、
    を備えたことを特徴とする内部電圧生成回路。
  9. 請求項8に記載の内部電圧生成回路において、
    前記分周制御回路は、
    前記判定信号に基づくシフト信号を出力するポインタ制御回路と、
    前記カウンタのビット位置のデータを記憶し、前記シフト信号に基づいてデータをシフトし、該データに基づいて前記分周制御信号を出力するポインタと、
    を備えたことを特徴とする内部電圧生成回路。
  10. 請求項1乃至9のうちのいずれか1項に記載の内部電圧生成回路において、
    前記発振器は、前記判定信号に基づいて発振信号の周波数を変更することを特徴とする内部電圧生成回路。
  11. 請求項8又は9に記載の内部電圧生成回路において、
    前記発振器は、前記各電圧制御回路の前記分周制御信号に基づいて発振信号の周波数を変更することを特徴とする内部電圧生成回路。
  12. 請求項1乃至9のうちのいずれか1項に記載の内部電圧生成回路において、
    前記発振器は、前記複数の電圧制御回路に備えられる各分周器の分周比に基づいて、複数の分周器のうちの少なくとも1つの分周器の分周比が1以下の場合に発振信号の周波数を高くし、全ての分周器の分周比が2以上の場合に発振信号の周波数を低くすることを特徴とする内部電圧生成回路。
  13. 請求項10乃至12のうちのいずれか1項に記載の内部電圧生成回路において、
    前記発振器は、
    前記発振信号を生成するオシレータと、
    前記各分周器の分周比に基づいて前記オシレータの発振周期を制御する発振制御信号を出力する発振制御回路と、
    を備えたことを特徴とする内部電圧生成回路。
  14. 請求項13に記載の内部電圧生成回路において、
    前記発振制御回路は、
    前記各電圧制御回路の分周器における分周比に基づく信号が入力され、各信号に基づいて、複数の分周器のうちの少なくとも1つの分周器の分周比が1以下の場合にアップ制御信号を出力し、前記全ての分周器の分周比が2以上の場合にダウン制御信号を出力するポインタ制御回路と、
    前記発振信号の発振周期のためのデータを記憶し、前記アップ制御信号,ダウン制御信号に基づいて前記データをシフトし、該データに基づいて前記発振制御信号を出力するポインタと、
    を備えたことを特徴とする内部電圧生成回路。
  15. 請求項13又は14に記載の内部電圧生成回路において、
    前記オシレータは電流制御型オシレータであり、
    前記発振信号を生成するリングオシレータと、
    前記発振制御信号に基づいて、前記リングオシレータに供給する駆動電流の電流量を制御する電流制御回路と、
    を備えたことを特徴とする内部電圧生成回路。
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