JP4043420B2 - 自動再駆動機能付き電動ドリル装置 - Google Patents

自動再駆動機能付き電動ドリル装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4043420B2
JP4043420B2 JP2003284837A JP2003284837A JP4043420B2 JP 4043420 B2 JP4043420 B2 JP 4043420B2 JP 2003284837 A JP2003284837 A JP 2003284837A JP 2003284837 A JP2003284837 A JP 2003284837A JP 4043420 B2 JP4043420 B2 JP 4043420B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reference value
load current
electric drill
current
switching element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003284837A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005052914A (ja
Inventor
俊雄 御器谷
啓輔 嶋田
宗徳 山口
隆志 千葉
賢二 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Kohki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Kohki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Kohki Co Ltd filed Critical Nitto Kohki Co Ltd
Priority to JP2003284837A priority Critical patent/JP4043420B2/ja
Priority to US10/674,249 priority patent/US7121773B2/en
Priority to CNB2004800247687A priority patent/CN100411784C/zh
Priority to EP04748220.3A priority patent/EP1651374B1/en
Priority to PCT/JP2004/011098 priority patent/WO2005011904A1/en
Priority to KR1020067002275A priority patent/KR100673342B1/ko
Priority to SG200802653-6A priority patent/SG141471A1/en
Priority to MYPI20043098A priority patent/MY136010A/en
Priority to TW093122999A priority patent/TWI257886B/zh
Publication of JP2005052914A publication Critical patent/JP2005052914A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4043420B2 publication Critical patent/JP4043420B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

本発明は、自動再駆動機能付き電動ドリル装置に関し、より詳細には、過負荷時にドリルモータの回転を停止させた場合に、該ドリルモータを自動的に再駆動できるようにした電動ドリル装置に関する。
本出願人は、電動ドリル装置において、環状刃物を回転させるドリルモータの過負荷状態を電気的に検出して電動ドリル装置を保護する手法を既に提案し実用化している。その例が以下の特許文献1及び2に記載されており、これら従来例の電動ドリル装置においては、ドリルモータに流れる電流を監視し、該電流値が第1の基準値に到達したときに、送りモータの駆動を停止し、電流値が第1の基準値よりも大きい第2の基準値に到達したときに、送りモータ及びドリルモータの両方の駆動を停止させるよう構成されている。
これにより、モータを保護することができるとともに、電動ドリル装置の横滑り又は振動が生じる前にモータを停止させることができるため、電動ドリル装置による振り回されを防止することができ、また、環状刃物の刃先及び本体の破損を防止することができる。
特公平3−78205号公報 特開2003−25122号公報
上記したように、過負荷時の自動停止機能を備えている電動ドリル装置が既に提案されているが、このような従来例においては、過負荷により停止させたドリルモータを再駆動するためには、作業員が起動スイッチを手動操作する必要がある。このため、極めて作業性が悪い。
特に、ドリルを自動的に下方に移動させるための送りモータを具備していない電動ドリル装置においては、ドリルを再駆動するためには、手動でドリル移動用のハンドルを回動操作しつつ、ドリルモータの起動スイッチを操作しなければならないため、作業員に大きな負担がかかっている。
本発明は、このような従来例の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、電動ドリル装置において、過負荷時に自動停止したドリルモータを、簡単な構成で自動的に再駆動することができるようにすることである。
本発明の他の目的は、電動ドリル装置において、ドリルモータが正常に再駆動してドリルが正常に回転したときに、それを報知することにより、穿孔作業を再開可能であることを、作業員が容易に知ることができるようにすることである。
上記した目的を達成するために、本発明に係る、被加工物に穿孔するための電動ドリル装置は、
電動ドリルの環状刃物を回転させるためのドリルモータと、
ドリルモータと電源との間に直列接続された主スイッチング素子と、
ドリルモータに流れる負荷電流を検出する電流検出手段と、
電流検出手段によって検出された負荷電流が所定の第1の基準値を超えたかどうかを判定する第1の判定手段と、
主スイッチング素子のオン/オフを制御する制御手段であって、第1の判定手段が負荷電流が第1の基準値を超えたと判定したときに、主スイッチング素子をオフにしてドリルモータに流れる電流を遮断するよう制御し、その後、第1の判定手段が負荷電流が第1の基準値より小さくなったと判定したときに、その判定から所定時間後に、主スイッチング素子をオンにしてドリルモータに電源から電流を供給するよう制御する制御手段と
からなることを特徴としている。
上記した本発明に係る電動ドリル装置はさらに、電流検出手段によって検出された負荷電流が、第1の基準値よりも低い第2の基準値を超えたかどうかを判定する第2の判定手段と、第2の判定手段が、負荷電流が第2の基準値を超えていないと判定したときに、正常な負荷電流であることを示す表示を行い、負荷電流が第2の基準値を超えたと判定したときに警報表示を行う負荷状態表示手段とを備えていることが好ましい。
また、一実施形態では、電流検出手段は、ドリルモータ及び主スイッチング素子に直列接続された固定抵抗であって、該固定抵抗の両端から負荷電流に対応する電圧を出力するよう構成されており、第1の判定手段は、負荷電流に対応する電圧を受け取り、該電圧を、第1の基準値を電圧に変換した第1の電圧基準値と対比することにより、負荷電流が第1の基準値を超えたか否かを判定するよう構成されている。そして、第2の判定手段は、負荷電流に対応する電圧を受け取り、該電圧を、第2の基準値を電圧に変換した第2の電圧基準値と対比することにより、負荷電流が第2の基準値を超えたか否かを判定するよう構成されている。
上記した本発明に係る電動ドリル装置において、一実施形態においては、制御手段は、ドリルモータの駆動を開始させるための起動スイッチがオンされたときに、オン状態を自己保持する第1のスイッチング素子と、第1のスイッチング素子がオン状態のときに、主スイッチング素子をオン状態にするオン制御信号を供給する制御信号供給手段と、第1の判定手段が負荷電流が第1の基準値を超えたと判定したときにターンオンして、第1のスイッチング素子のオン状態に拘わらず、制御信号供給手段からオン制御信号が発生されないようにする第2のスイッチング素子と、第1の判定手段が、負荷電流が第1の基準値を超えたと判定してから該基準値より小さくなったと判定したときに、その判定から所定時間後に、第2のスイッチング素子をターンオフさせる手段とから構成されている。
上記した本発明に係る電動ドリル装置において、一実施形態においては、主スイッチング素子はトライアックであり、制御手段は、ドリルモータの駆動を開始させるための起動スイッチがオンされたときに、オン状態を自己保持する第1のスイッチングトランジスタと、第1のスイッチングトランジスタがオン状態のときに電流が流れて発光するフォトダイオードと、トライアックのゲートとアノード又はカソードとの間に接続されたフォトトライアックであって、フォトダイオードに光結合されて該フォトダイオードの発光によりオン状態となることによりトライアックにゲート電流を供給するフォトトライアックと、第1の判定手段が、負荷電流が第1の基準値を超えたと判定したときに、第1のスイッチングトランジスタのオン状態に拘わらず、フォトダイオードの電流をバイパスして消光させる第2のスイッチングトランジスタと、第1の判定手段が、負荷電流が第1の基準値を超えたと判定してから該基準値より小さくなったと判定したときに、その判定から所定時間後に、第2のスイッチングトランジスタをターンオフさせる手段とから構成されている。
本発明は、上記した構成を有しているので、ドリルモータが過負荷時に自動的に停止した場合、所定時間後にドリルモータを自動的に再駆動することができ、もって作業性が向上する。
また、ドリルモータの再駆動が正常に行われた場合に、それを作業員に報知することができるので、作業員は、ドリルの下方移動の開始可能時点を容易に知ることができる。
図1は、本発明に係る電動ドリル装置の一実施例の外観斜視図を示しており、図2は、その右側面図を示している。また、図3は、図1及び図2に示した電動ドリル装置の回路図である。
電動ドリル装置の本体1の下端には、内部に電磁石20(図3)を備えた電磁ベース2が設けられており、側面には側面に沿って上下方向に移動可能なスライド板36が設けられている。スライド板36には、電動ドリル3が支持されている。本体1にはハンドルが取り付けられているとともに、本体1内にはスライド板36を上下させるためのドリル送り部4が配置され、ハンドル39を手動回動させると、ドリル送り部4中の伝達機構を介して、電動ドリル3を上下動させることができる。なお、ドリル送り部4中にモータを内蔵させ、該モータの回転をクラッチを介して伝達機構に伝達するよう構成してもよい。これにより、クラッチを外すか否かを選択操作することにより、電動ドリル3を手動又は電動の何れかで下方移動させることができる。
電動ドリル3は、ACモータであるドリルモータ30(図3)を内蔵しており、該ドリルモータ30の回転により、スピンドル11に装着された環状刃物5を回転させる。環状刃物5には、センタピン5aが環状刃物5の下面から出没自在に設けられている。スピンドル11は、本体1の下端部から側方に延びているブラケット12により、上下動可能に支持される。
本体1の正面に設けられた電源スイッチSWPWをオンさせると、電磁石ベース2中の電磁石20に通電されることにより、電動ドリル装置が被加工体に固定される。そして、瞬時/再駆動型である起動スイッチSWONをオンさせると、ドリルモータ30が駆動を開始し、電動ドリル3の環状刃物5が回転を開始する。この時点で、ハンドル39を手動で回動操作すると、電動ドリル3が下方すなわち被加工体の方向に移動される。これにより、電動ドリル3の環状刃物5が回転しつつ被加工体中を進み、被加工体に穿孔を形成することができる。
本体1の正面にはさらに、瞬時復帰型の停止スイッチSWOFFが設けられており、該スイッチをオンさせると、ドリルモータ30の駆動を停止させることができる。
次に、図3を参照して、本発明に係る電動ドリル装置におけるドリルモータ30の駆動/停止のための回路構成及びその動作を説明する。
図3において、50はAC電源、51は全波整流回路、52はAC/DC電源回路である。電源スイッチSWPWがオンされると、全波整流回路51はAC電源50の電圧を全波整流して電磁石20に供給し、上記したように電動ドリル装置が被加工体に固定される。一方、AC/DC電源回路52は、AC電源50の電圧を定電圧のDC電圧(例えば、24V)に変換して、ドリルモータ30の駆動を制御するための制御部にDC電源を供給する。
BCRは、ドリルモータ30をAC電源50に接続/遮断するためのトライアック(主スイッチング素子)であり、該トライアックBCRのゲートとアノード(又はカソード)間には、フォトトライアックが接続されている。トライアックBCRには、負荷電流を検出するための抵抗(電流検出抵抗)R0が直列接続されている。
DC電源電圧が印加される制御部には、オン/オフ制御回路71、増幅回路72、平滑回路73、過負荷判定回路74、自動停止/再駆動制御回路75、及び負荷状態表示回路76が含まれている。
オン/オフ制御回路71は、起動スイッチSWON及び停止スイッチSWOFFの手動操作に応じて、また、自動停止/再駆動制御回路75の出力に応じて、トライアックBCRのオン/オフを制御するため制御信号を出力するものである。
増幅回路72は、電流検出抵抗R0の両端の電圧を増幅して、平滑回路73に出力する。増幅回路72は、出力インピーダンスが小さく(ほぼゼロ)、電流検出抵抗R0の両端の電圧がゼロレベルに降下したときに、平滑回路73のコンデンサC73の充電電荷を、抵抗R73を介して急速放電させる。
増幅回路72の利得は1であってもよい。
過負荷判定回路74は、平滑回路73の出力VL1が予め設定した基準電圧Vref1を超えたか否かを判定することにより、ドリルモータ30に損傷が生じる恐れがある重度の過負荷状態が生じているか否かを判定するためのものである。
自動停止/再駆動制御回路75は、その出力によってオン/オフ制御回路71を制御することにより、過負荷判定回路74の出力VL1がドリルモータ30の重度過負荷状態を表しているときに、ドリルモータ30の駆動を自動的に停止させ、かつ、その時点から所定時間後に、ドリルモータ30を自動的に再駆動させるためのものである。
負荷状態表示回路76は、平滑回路73の出力VL1が予め設定した基準電圧Vref2を超えたか否かを判定することにより、ドリルモータ30の負荷状態をLED1及びLED2により表示するためのものである。この基準電圧Vref2は、過負荷判定回路74における基準電圧Vref1より小さく、過負荷状態ではあるがドリルモータ30に損傷を及ぼす程ではない軽度の過負荷状態となった時点で、比較器OP76の出力を反転させるよう設定されている。正常な負荷状態の場合にLED1(例えば青色)を点灯し、軽度以上の過負荷状態の場合にLED2(例えば赤色)を点灯させる。
このような回路構成において、電源スイッチSWPWがオン状態、したがってAC/DC電源回路52からDC電源電圧が制御部に印加されている状態で、作業員が起動スイッチSWONをオンすると、AC/DC電源回路52から、該起動スイッチSWONを介してオン/オフ制御回路71のトランジスタQ71(第1のスイッチング素子)にベース電流が流れ、これにより、トランジスタQ71がターンオンする。その結果、フォトダイオードPH2INに電流が流れることにより、該フォトダイオードに光結合されたフォトリレーPH2OUTがターンオンして、トランジスタQ71の自己保持回路が形成される。
トランジスタQ71がオン状態となると、該トランジスタに直列接続されたフォトダイオードPH1INにも電流が流れ、それにより、該フォトダイオードに光結合されたフォトトライアックPH1OUTがオン状態となる。その結果、トライアックBCRがオン状態となることにより、ドリルモータ30にAC電源電圧が供給され、該ドリルモータ30の回転により電動ドリル3の環状刃物5(図1及び図2)が回転される。
この状態で、作業員がハンドル39(図1)を手動操作して電動ドリル3を降下させると、環状刃物5が回転しつつ被加工体の方向に進行し、穿孔を行うことができる。
ドリルモータ30に流れる負荷電流は、電流検出抵抗R0の両端の電圧降下として検出され、負荷電流に比例する電圧が増幅回路72によって増幅されて平滑回路73に供給される。過負荷状態ではない正常状態では、平滑回路73の出力電圧VL1が、過負荷判定回路74に予め設定された基準電圧Vref1よりも低くなるよう設定されているため、過負荷判定回路74の比較器(演算増幅器)OP74の出力は低レベルである。このため、正常状態では、自動停止/再駆動制御回路75のコンデンサC75の充電電圧は低く、トランジスタQ75(第2のスイッチング素子)にベース電流が流れないためオフ状態を保持している。この状態では、オン/オフ制御回路71のフォトダイオードPH1INにはトランジスタQ71を介して電流が流れ続けるため、フォトトライアックPH1OUTがオン状態を継続し、よって、トライアックBCRはオン状態を継続する。
また、負荷状態検出回路76は、正常状態では、その基準電圧Vref2が平滑回路73の出力VL1よりも高くなるように設定されていて、比較器(演算増幅器)OP76の出力が高レベルとなっている。そのため、トランジスタQ761がオン状態でトランジスタQ762カ゛オフ状態にあり、LED1が点灯状態でLED2が消灯状態にある。これにより、作業員は、ドリルモータ30の負荷状態が正常であると認識することができる。
一方、ドリルモータ30が過負荷状態となって負荷電流が増大すると、電流検出抵抗R0の両端の電圧が増大することにより、平滑回路73の出力VL1が上昇する。該出力VL1が上昇して、負荷状態表示回路76の基準電圧Vref2に到達すると、比較器OP76の出力が高レベルから低レベルに反転する。これにより、トランジスタQ761がターンオフしてトランジスタQ762がターンオンするので、LED1が消灯しLED2が点灯する。
これにより、作業員は、ドリルモータ30に軽度の過負荷状態が生じたことを認識することができるので、必要に応じて、ハンドル39にかける力を調整することができる。
過負荷状態が進むと、ドリルモータ30に損傷が生じる恐れがある重度の過負荷状態になると、平滑回路73の出力VL1が過負荷判定回路74の基準電圧Vref1以上になる。すると、その時点で、過負荷判定回路74の比較器OP74の出力が高レベルとなり、これにより、自動停止/再駆動制御回路75において、ダイオードD75、抵抗R751(抵抗値小)を介してコンデンサC75がほぼ瞬時に充電されるため、抵抗R752を介してベース電流が流れてトランジスタQ75がターンオンする。
該トランジスタQ75のターンオンにより、オン/オフ制御回路71のフォトダイオードPH1INに流れる電流がシャントされ、結局、フォトトライアックPH1OUTがターンオフするので、保持電流以下になるとトライアックBCRがターンオフとなり、ドリルモータ30の電流が遮断される。
重度の過負荷状態が生じた結果、自動停止/再駆動制御回路75の動作によりトライアックBCRがターンオフすると、電流検出抵抗R0による降下電圧がゼロになることにより、平滑回路73の出力VL1が低下し、過負荷判定回路74の比較器OP74の出力が高レベルから低レベルに遷移する。その結果、自動停止/再駆動制御回路75において、トランジスタQ75のベース電流は、コンデンサC75から抵抗R752を介して流れる放電電流のみとなる。そして、所定の放電時定数により定まる時間後にベース電流が流れなくなり、トランジスタQ75がターンオフする。
このとき、オン/オフ制御回路71において、フォトダイオードPH2IN及びフォトリレーPH2OUTによりトランジスタQ71の自己保持回路が依然として形成されているので、トランジスタQ71はオン状態を保持している。したがって、過負荷判定回路74の出力が判定してから所定時間後にトランジスタQ75がターンオフすると、トランジスタQ71を介してフォトダイオードPH1INに再度電流が流れるので、フォトトライアックPH1OUTが再度ターンオンし、結局、トライアックBCRがターンオンする。これにより、ドリルモータ30が再度通電されて、電導ドリル3の環状刃物5が回転する。自動停止/再駆動制御回路75の上記した放電時定数は、例えば0.3〜0.5秒程度に設定されている。したがって、過負荷状態が生じてドリルモータ30の電流を自動的に遮断してから、短時間でドリルモータ30の通電を自動的に再開することができる。
また、過負荷状態の解消時に平滑回路73の出力VL1が低下するので、負荷状態表示回路76の比較器OP76の出力が低レベルから高レベルに反転し、LED1が点灯してLED2が消灯する。これにより、作業員は、ドリルモータ30の過負荷状態が解消したことを確実に知ることができるので、ハンドル39を操作して電動ドリル3を再度下方に移動させて穿孔を継続することができる。
以上、本発明に係る電動ドリル装置の実施例について説明したが、当業者であれば種々の変形、変更が可能であることが明らかであろう。
例えば、フォトカプラの代わりに他の電子的スイッチ手段又は機械的リレー手段を用いてもよい。また、ドリルモータ30に直列接続された電流検出抵抗R0の代わりに、該ドリルモータの電流を検出する電流変成器を用いてもよい。トライアックBCRの代わりにフォトリレー、機械的リレーを用いてもよく、さらには、ドリルモータ30を直流モータで構成し、かつトライアックの代わりにSCR、トランジスタ、FETを用いてもよい。さらに、自動停止/再駆動制御回路75において、RC時定数回路の代わりにパルスカウンタ等の計時手段を用い、該計時手段のタイムアップ時点でトランジスタQ75をターンオフさせてもよい。
本発明に係る電動ドリル装置の一実施例の外観図である。 図1に示した電動ドリル装置の側面図である。 本発明に係る電動ドリル装置におけるドリルモータの制御部の回路図である。

Claims (6)

  1. 被加工物に穿孔するための電動ドリル装置において、
    電動ドリルを、被加工物に向かって、又は被加工物から引き離すように移動させる手動送り機構と、
    電動ドリルの環状刃物を回転させるためのドリルモータと、
    ドリルモータと電源との間に直列接続された主スイッチング素子と、
    ドリルモータに流れる負荷電流を検出する電流検出手段と、
    電流検出手段によって検出された負荷電流が所定の第1の基準値を超えたかどうかを判定する第1の判定手段と、
    主スイッチング素子のオン/オフを制御する制御手段であって、第1の判定手段が負荷電流が第1の基準値を超えたと判定したときに、主スイッチング素子をオフにしてドリルモータに流れる電流を遮断するよう制御し、その後、第1の判定手段が負荷電流が第1の基準値より小さくなったと判定したときに、その判定から所定時間後に、主スイッチング素子をオンにしてドリルモータに電源から電流を供給するよう制御する制御手段と
    からなることを特徴とする電動ドリル装置。
  2. 請求項1記載の電動ドリル装置において、該装置はさらに、
    電流検出手段によって検出された負荷電流が、第1の基準値よりも低い第2の基準値を超えたかどうかを判定する第2の判定手段と、
    第2の判定手段が、負荷電流が第2の基準値を超えていないと判定したときに、正常な負荷電流であることを示す表示を行い、負荷電流が第2の基準値を超えたと判定したときに警報表示を行う負荷状態表示手段と
    を備えていることを特徴とする電動ドリル装置。
  3. 請求項1又は2記載の電動ドリル装置において、
    電流検出手段は、ドリルモータ及び主スイッチング素子に直列接続された固定抵抗であって、該固定抵抗の両端から負荷電流に対応する電圧を出力するよう構成されており、
    第1の判定手段は、負荷電流に対応する電圧を受け取り、該電圧を、第1の基準値を電圧に変換した第1の電圧基準値と対比することにより、負荷電流が第1の基準値を超えたか否かを判定するよう構成されている
    ことを特徴とする電動ドリル装置。
  4. 請求項2に従属する請求項3記載の電動ドリル装置において、
    第2の判定手段は、負荷電流に対応する電圧を受け取り、該電圧を、第2の基準値を電圧に変換した第2の電圧基準値と対比することにより、負荷電流が第2の基準値を超えたか否かを判定するよう構成されている
    ことを特徴とする電動ドリル装置。
  5. 請求項1〜4いずれかに記載の電動ドリル装置において、制御手段は、
    ドリルモータの駆動を開始させるための起動スイッチがオンされたときに、オン状態を自己保持する第1のスイッチング素子と、
    第1のスイッチング素子がオン状態のときに、主スイッチング素子をオン状態にするオン制御信号を供給する制御信号供給手段と、
    第1の判定手段が負荷電流が第1の基準値を超えたと判定したときにターンオンして、第1のスイッチング素子のオン状態に拘わらず、制御信号供給手段からオン制御信号が発生されないようにする第2のスイッチング素子と、
    第1の判定手段が、負荷電流が第1の基準値を超えたと判定してから該基準値より小さくなったと判定したときに、その判定から所定時間後に、第2のスイッチング素子をターンオフさせる手段と
    からなることを特徴とする電動ドリル装置。
  6. 請求項1〜4いずれかに記載の電動ドリル装置において、主スイッチング素子はトライアックであり、制御手段は、
    ドリルモータの駆動を開始させるための起動スイッチがオンされたときに、オン状態を自己保持する第1のスイッチングトランジスタと、
    第1のスイッチングトランジスタがオン状態のときに電流が流れて発光するフォトダイオードと、
    トライアックのゲートとアノード又はカソードとの間に接続されたフォトトライアックであって、フォトダイオードに光結合されて該フォトダイオードの発光によりオン状態となることによりトライアックにゲート電流を供給するフォトトライアックと、
    第1の判定手段が、負荷電流が第1の基準値を超えたと判定したときに、第1のスイッチングトランジスタのオン状態に拘わらず、フォトダイオードの電流をバイパスして消光させる第2のスイッチングトランジスタと、
    第1の判定手段が、負荷電流が第1の基準値を超えたと判定してから該基準値より小さくなったと判定したときに、その判定から所定時間後に、第2のスイッチングトランジスタをターンオフさせる手段と
    からなることを特徴とする電動ドリル装置。
JP2003284837A 2003-08-01 2003-08-01 自動再駆動機能付き電動ドリル装置 Expired - Fee Related JP4043420B2 (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003284837A JP4043420B2 (ja) 2003-08-01 2003-08-01 自動再駆動機能付き電動ドリル装置
US10/674,249 US7121773B2 (en) 2003-08-01 2003-09-29 Electric drill apparatus
EP04748220.3A EP1651374B1 (en) 2003-08-01 2004-07-28 Electric drill apparatus
PCT/JP2004/011098 WO2005011904A1 (en) 2003-08-01 2004-07-28 Electric drill apparatus
CNB2004800247687A CN100411784C (zh) 2003-08-01 2004-07-28 电钻设备
KR1020067002275A KR100673342B1 (ko) 2003-08-01 2004-07-28 전기 드릴 장치
SG200802653-6A SG141471A1 (en) 2003-08-01 2004-07-28 Electric drill apparatus
MYPI20043098A MY136010A (en) 2003-08-01 2004-07-30 Electric drill apparatus
TW093122999A TWI257886B (en) 2003-08-01 2004-07-30 Electric drill apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003284837A JP4043420B2 (ja) 2003-08-01 2003-08-01 自動再駆動機能付き電動ドリル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005052914A JP2005052914A (ja) 2005-03-03
JP4043420B2 true JP4043420B2 (ja) 2008-02-06

Family

ID=34364656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003284837A Expired - Fee Related JP4043420B2 (ja) 2003-08-01 2003-08-01 自動再駆動機能付き電動ドリル装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4043420B2 (ja)
CN (1) CN100411784C (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7936142B2 (en) 2005-12-26 2011-05-03 Nitto Kohki Co., Ltd. Portable drilling device
JP4787768B2 (ja) 2007-02-05 2011-10-05 日東工器株式会社 ドリル装置
JP5952777B2 (ja) * 2013-05-29 2016-07-13 日東工器株式会社 バッテリ式穿孔機
CN105598503B (zh) * 2016-03-02 2018-03-20 东莞辰达电器有限公司 电钻
CN113063998B (zh) * 2021-03-09 2024-03-15 格力博(江苏)股份有限公司 电动工具、电动工具负载状态检测电路和检测方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR860000144B1 (ko) * 1981-11-20 1986-02-27 도시오 미끼야 전자(電磁)베이스를 갖춘 드릴링 머어신
JPS58177210A (ja) * 1982-04-05 1983-10-17 Nitto Giken Kk 穿孔機
CN2117225U (zh) * 1992-04-15 1992-09-30 田清安 硬质合金高速套料钻
US6102632A (en) * 1998-04-23 2000-08-15 Black & Decker Inc. Two speed right angle drill
CN1144639C (zh) * 1999-03-15 2004-04-07 豪根制造公司 自粘钻床和切割器
JP3683480B2 (ja) * 2000-08-04 2005-08-17 株式会社マキタ 電動工具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005052914A (ja) 2005-03-03
CN100411784C (zh) 2008-08-20
CN1842388A (zh) 2006-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100673342B1 (ko) 전기 드릴 장치
US7936142B2 (en) Portable drilling device
AU2016277565B2 (en) Battery-operated drilling machine
KR890000121B1 (ko) 천공기
EP2127790B1 (en) Drilling apparatus
JP3027538B2 (ja) 穿孔機制御装置
KR920007959B1 (ko) 전자석 베이스 부착 드릴 장치
TWI546141B (zh) Removable cutting machine
JP4043420B2 (ja) 自動再駆動機能付き電動ドリル装置
JP4077777B2 (ja) 低丈型電動ドリル装置
JP7182720B2 (ja) 可搬型工作機
JP7182721B2 (ja) 可搬型工作機
JP7261698B2 (ja) 可搬型工作機
JP2003025122A (ja) 携帯用電動ドリル装置の制御装置
JP2678769B2 (ja) 直流モータ駆動回路
JPH0378205B2 (ja)
JPH0224013A (ja) ドリルスタンド
JP4628980B6 (ja) 可搬式ボール盤

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070419

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070501

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070618

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071113

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4043420

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111122

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111122

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121122

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131122

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees