JP4043205B2 - 内燃機関のバルブタイミング制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の吸気側または排気側の機関弁の開閉タイミングを運転状態に応じて可変制御する内燃機関のバルブタイミング制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のバルブタイミング制御装置は、クランクシャフトからカムシャフトに至る動力伝達経路において、両シャフトの回転位相を操作することにより、機関弁の開閉タイミングを制御するようにしている。即ち、この種の装置は、クランクシャフトにタイミングチェーン等を介して連繋された駆動回転体がカムシャフト側の従動回転体に必要に応じて相対回動できるように組み付けられると共に、これらの回転体の間に両者の組付角を操作すべく組付角操作機構が介装され、この組付角操作機構を適宜駆動制御することによってクランクシャフトとカムシャフトの回転位相を変更するようになっている。
【0003】
組付角操作機構としては、ヘリカルギヤを用いて油圧ピストンの直進作動を両回転体の回動作動に変換するもの等種々のものが開発されているが、近年、軸長を短縮化でき、フリクションロスが少ない等の多く利点を有するリンクを用いたものが案出されている。
【0004】
組付角操作機構にリンクを用いたバルブタイミング制御装置としては、例えば、特開2001−41013号公報に開示されるようなものがある。
【0005】
この装置は、図16,図17に示すように、クランクシャフト(図示せず。)にタイミングチェーン(図示せず。)等を介して連繋されたハウジング101(駆動回転体)がカムシャフト102(従動回転体)の端部に回動可能に組み付けられ、ハウジング101の内側端面に形成されたガイド溝103(径方向ガイド)に複数の可動部材104,104が夫々径方向に沿って摺動自在に係合支持されると共に、径方向外側に突出する複数のレバー105,105を有するレバー軸106がカムシャフト102の端部に取り付けられ、各可動部材104とレバー軸106の対応するレバー105とがリンク107によって枢支連結されている。そして、ハウジング101の前記ガイド溝103と対向する位置には、ガイド溝103側の側面に渦巻き溝108(渦巻き状ガイド)を有する中間回転体109がハウジング101とカムシャフト102に対して相対回動可能に設けられ、前記各可動部材104の軸方向の一方の端部に突設された略円弧状の複数の突条110(係合部)が前記渦巻き溝108に案内係合されている。また、中間回転体109はハウジング101に対して回転を進める側にゼンマイばね111によって付勢されると共に、電磁ブレーキ112によって回転を遅らせる側の力を適宜受けるようになっている。尚、カムシャフト102の前端部には支持ロッド113が同軸に設けられ、この支持ロッド113に前記中間回転体109が回転可能に嵌合支持されている。
【0006】
この装置の場合、電磁ブレーキ112がOFF状態のときには、中間回転体109がゼンマイばね111の付勢力を受けハウジング101に対して初期位置に位置されており、渦巻き溝108に突条110でもって噛合う可動部材104は径方向外側に最大に変位し、リンク107を引き起こしてハウジング101とカムシャフト102の組付角を最遅角位置または最進角位置に維持している。そして、この状態から電磁ブレーキ112がONにされると、中間回転体109が減速されてハウジング101に対して遅れ側に相対回転する結果、渦巻き溝108に噛合う可動部材104が径方向内側に変位し、今まで引き起こされていたリンク107を次第に倒すようにしてハウジング101とカムシャフト102の組付角を最進角位置または最遅角位置に変更する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のバルブタイミング制御装置においては、中間回転体109の回動操作時に複数の可動部材104を径方向に円滑に変位させるためには、可動部材104の係合部である突条110と中間回転体109の渦巻き溝108の間に若干の遊び(隙間)を持たせる必要がある。また、中間回転体109は支持ロッド113に嵌合支持され、常時一定位置にセンタリングされた状態で回動操作されるため、上記の突条110と渦巻き溝108の間に若干の遊びを持たせていることと相俟って、回動操作初期等に渦巻き溝108が一方の可動部材104側のみに片当りすることがある。つまり、可動部材104やリンク107、渦巻き溝108等の製造誤差や組付誤差、或は、部品相互の一時的なずれ等があると、中間回転体109の渦巻き溝108が一定軌道で回動したときに回動操作力が一方の可動部材104側に集中してしまう。
【0008】
そして、上記従来の装置の場合、渦巻き溝108が一方の可動部材104に片当りすると、異音やガタつきを発生し易いうえ、一方側の可動部材104やリンク107に大きな負荷が偏って作用するために、作動時におけるフリクションが増大すると共に、部品の耐久性の低下を来し易い。また、中間回転体109の回動操作時に渦巻き溝108が一方の可動部材104側に片当りすると、可動部材104を通してハウジング101とレバー軸106の間に作用するトルクが円周方向でアンバランスになり、組付角変更のための作動が不安定になり易い。
【0009】
そこで本発明は、中間回転体の回動操作力が常時すべての可動部材に均等に作用するようにして、静粛性及び耐久性が高く、しかも、円滑作動を得ることのできる内燃機関のバルブタイミング制御装置を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記従来の技術的課題を解決するために案出されたもので、請求項1に記載の発明は、内燃機関のクランクシャフトによって回転される駆動回転体と、カムシャフトに結合され、前記駆動回転体から回転を伝達される従動回転体と、前記駆動回転体と従動回転体に対して相対回転可能に設けられ、周方向に縮径するガイドを有する中間回転体と、前記周方向に縮径するガイドに沿って変位可能に係合された可動部材と、前記可動部材と連係されたリンクによって前記駆動回転体と従動回転体の組付角を調整する組付角操作機構と、前記中間回転体に回動操作力を付与して前記可動部材を前記周方向に縮径するガイドに沿って変位させて前記組付角操作機構を介して前記駆動回転体と従動回転体の組付角を調整する操作力付与手段と、を備え、前記中間回転体を径方向に変位可能に設け 前記中間回転体を径方向に変位可能に設けると共に、前記縮径するガイドと前記可動部材との相対的な径方向への移動を許容するように形成したことを特徴としている。
【0011】
本発明によれば、中間回転体が径方向に変位可能となった状態において、ガイドで可動部材の係合部を案内係合する。したがって、中間回転体が操作力付与手段から回動操作力を受けたときに、一部の可動部材だけにガイドが片当りしようとすると、中間回転体が径方向に変位しガイドが他の可動部材に対して速やかに当接することとなる。
【0012】
請求項2に記載の発明にあっては、前記中間回転体を、前記組付角操作機構の前記可動部材を介して径方向へ変位可能に設けたことを特徴としている。
【0013】
請求項3に記載の発明は、内燃機関のクランクシャフトによって回転される駆動回転体と、カムシャフトに結合され、前記駆動回転体から回転を伝達される従動回転体と、前記駆動回転体と従動回転体に対して相対回転可能に設けられ、周方向に縮径する複数のガイドを有する中間回転体と、前記周方向に縮径するそれぞれのガイドに沿って変位可能に係合された複数の可動部材と、前記複数の可動部材と連係された同一長さの複数のリンクによって前記駆動回転体と従動回転体の組付角を調整する組付角操作機構と、前記中間回転体に回動操作力を付与して前記各可動部材を前記周方向に縮径するガイドに沿って変位させて前記組付角操作機構を介して前記駆動回転体と従動回転体の組付角を調整する操作力付与手段と、を備え、前記中間回転体を径方向に変位可能に設けると共に、前記縮径するガイドと前記可動部材との相対的な径方向への移動を許容するように形成したことを特徴としている。
【0014】
請求項4に記載の発明にあっては、前記中間回転体を、前記組付角操作機構の前記可動部材を介して径方向へ変位可能に設けたことを特徴としている。
【0015】
請求項5に記載の発明は、内燃機関のクランクシャフトによって回転される駆動回転体と、カムシャフトに結合され、前記駆動回転体から回転を伝達される従動回転体と、前記駆動回転体と従動回転体に対して相対回転可能に設けられ、周方向に縮径するガイドを有する中間回転体と、転動する部材を介して前記周方向のガイドに沿って変位可能に係合された可動部材と、前記可動部材と連係されたリンクによって前記駆動回転体と従動回転体の組付角を調整する組付角操作機構と、を備え、前記中間回転体を径方向に変位可能に設けると共に、前記縮径するガイドと前記可動部材との相対的な径方向への移動を許容するように形成し、かつ前記中間回転体に回動力を付与することによって前記ガイド内で前記転動する部材を前記可動部材とともに移動させて、前記クランクシャフトとカムシャフトとの相対回転位相を可変制御することを特徴としている。
【0016】
請求項6に記載の発明は、内燃機関のクランクシャフトによって回転される駆動回転体と、カムシャフトに結合され、前記駆動回転体から回転を伝達される従動回転体と、を備え、機関の運転状態に応じて前記クランクシャフトとカムシャフトとの相対回転位相を可変制御する内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、前記駆動回転体と従動回転体に対して相対回転可能に設けられ、周方向に縮径するガイドを有する中間回転体と、前記周方向に縮径するガイドに沿って変位可能に係合された可動部材と、一端が前記従動回転体に連係されている一方、他端が前記駆動回転体に対して前記可動部材を介して連係されたリンクと、前記中間回転体に回動操作力を付与して前記各可動部材を前記周方向に縮径するガイドに沿って変位させて前記リンクを介して前記駆動回転体に対する従動回転体の組付角を調整する操作力付与手段と、を備え、前記中間回転体を径方向へ変位可能に設けると共に、前記縮径するガイドと前記可動部材との相対的な径方向への移動を許容するように形成したことを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。尚、この実施形態は、本発明にかかるバルブタイミング制御装置を内燃機関の吸気側の動力伝達系に適用したものであるが、内燃機関の排気側の動力伝達系に同様に適用することも可能である。
【0021】
このバルブタイミング制御装置は、図1に示すように内燃機関のシリンダヘッド(図示せず)に回転自在に支持されたカムシャフト1と、このカムシャフト1の前端部に必要に応じて相対回動できるように組み付けられ、クランクシャフト(図示せず)に連繋されるタイミングスプロケット2を外周に有する駆動プレート3(本発明における駆動回転体)と、この駆動プレート3とカムシャフト1の前方側(図1中左側)に配置されて、両者3,1の組付角を回動操作する組付角操作機構5と、この組付角操作機構5のさらに前方側に配置されて、同機構5を駆動操作する操作力付与手段4と、を備えている。
【0022】
駆動プレート3は、中心部に段差状の支持孔6を備える円板状に形成され、その支持孔6部分が、カムシャフト1の前端部に一体に結合されたフランジリング7(本発明における従動回転体)に回転自在に支持されている。そして、駆動プレート3の前面(カムシャフト1と逆側の面)には、断面円弧状の3つの径方向溝8(径方向ガイド)が図2に示すようにほぼ径方向に沿うように形成されている。
【0023】
また、前記フランジリング7の前面側には、放射状に突出する三つのレバー9を有するレバー軸10と、支持フランジ11を有する保持リング12が重合状態で配置され、これらのレバー軸10と保持リング12がフランジリング7と共にボルト13によってカムシャフト1に結合されている。そして、レバー軸10の各レバー9には、リンク14の一端がピン15によって回動自在に枢支されており、各リンク14の他端には、軸方向に貫通する収容孔16が形成され、その収容孔16に、以下の構成要素から成る可動部材17が収容されている。
【0024】
即ち、可動部材17は、駆動プレート3側で球18を保持する第1リテーナ19と、駆動プレート3と逆側で別の球20を保持する第2リテーナ21と、第1リテーナ19と第2リテーナ21の間に介装されて、両リテーナ19,21を相反方向に付勢する波形の板ばね22とによって構成されている。
【0025】
第1,第2リテーナ19,21は板ばね22と共にリンク14の収容孔16内に配置されるが、これらのリテーナ19,21は、夫々厚肉の円板状に形成されると共に、前面側の各中心部に前記球18,20を保持する半球状の窪み19a,21aが形成されている。したがって、各リテーナ19,21に保持された球18,20は互いが軸方向で同軸となるようにリンク14の端部に配置され、リンク14の他端において軸方向の両端部から夫々突出するようになっている。
【0026】
また、第1リテーナ19に保持された一方の球18は、駆動プレート3の前記径方向溝8に対して転動可能に係合され、第2リテーナ21に保持された球20は、後述する中間回転体23に形成された断面円弧状の渦巻き溝24(渦巻き状ガイド)に対して同様に転動可能に係合されている。可動部材17は、駆動プレート3の径方向溝8によって径方向に案内された状態で、リンク14とレバー9を介してカムシャフト1に連結されているため、可動部材17が中間回転体23側から外力を受けて径方向溝8に沿って変位すると、リンク14とレバー9によるリンク作用により、駆動プレート3とカムシャフト1が可動部材17の変位に応じた方向及び角度だけ相対回動する。
【0027】
尚、レバー軸10の3つのレバー9は円周方向等間隔に配置され、3つのレバー9と、これに対応する3つのリンク14は夫々が等長に形成されている。
【0028】
一方、保持リング12は、支持フランジ11の軸方向前後に夫々ボス部25,26を有し、その後部側のボス部26の周域には略円板状の前記中間回転体23が配置されている。中間回転体23は、前記ボス部26よりも大径の遊挿孔27が形成されてボス部26に対して非接触とされると共に、後部側(駆動プレート3側)の面に、各可動部材17に対して1対1で対応するように前記渦巻き溝24が3つ形成されている。この各渦巻き溝24の渦巻きは、図3〜図5に示すように(図4,図5において、渦巻き溝24は中心線のみ示してある。)駆動プレート3の回転方向Rに沿って次第に縮径するように形成されている。したがって、可動部材17の球20が渦巻き溝24に係合した状態で中間回転体23が駆動プレート3に対して遅れ方向に相対回転すると、可動部材17は渦巻き溝24の渦巻き形状に沿って半径方向内側に移動し、逆に、中間回転体23が進み方向に相対回転すると、半径方向外側に移動する。
【0029】
また、保持リング12の支持フランジ11と中間回転体23の内周縁部の間には、図6に示すようなニードルタイプのスラスト軸受28が介装されており、中間回転体23はこの軸受28を介して保持リング12に回転可能にスラスト支持されると共に、径方向については保持リング12のボス部26と干渉しない範囲で自由に変位できるようになっている。
【0030】
ここで、前記中間回転体23の渦巻き溝24は前述のように円弧状断面に形成されているが、具体的には、図7に示すように可動部材17の球20の半径に対して若干径の大きい円弧状断面に形成され、渦巻き溝24の断面幅方向における球20の自由な転動を許容するようになっている。そして、渦巻き溝24の円弧状断面は、溝24の最深部pに向かって湾曲傾斜する一対のガイド斜面を成し、その最深部pを溝長手方向に沿って繋ぐ中心線が可動部材17の球20に対する理想ガイド軌跡を成すようになっている。
【0031】
また、各可動部材17の板ばね22は、球20を渦巻き溝24の円弧状断面(ガイド斜面)に向けて押圧する付勢手段を成し、渦巻き溝24の円弧状断面(ガイド斜面)と共に中間回転体23の自動調心機構50を構成している。したがって、中間回転体23には、渦巻き溝24の円弧形状と、各可動部材17の板ばね22及び球20との協働による調心力が作用し、中間回転体23は、すべての可動部材17の球20がバランス良く渦巻き溝24の理想ガイド軌跡上に位置されるように径方向に位置調整される。
【0032】
この実施形態の場合、組付角操作機構5は、以上説明した駆動プレート3の径方向溝8、可動部材17、リンク14、レバー9、中間回転体23の渦巻き溝24等によって構成されている。この組付角操作機構5は、操作力付与手段4から中間回転体23にカムシャフト1に対する相対的な回動操作力が入力されると、渦巻き溝24を介して可動部材17を径方向に変位させ、さらに径方向溝8と、リンク14及びレバー9を介してその回動力を設定倍率に増幅し、駆動プレート3とカムシャフト1に相対的な回動力を作用させる。
【0033】
一方、操作力付与手段4は、前記中間回転体23の前面側(駆動プレート3と逆側)の外周縁部に接合された円環プレート状の永久磁石ブロック29と、保持リング12に径方向外側にフランジ状に張り出すように取り付けられた薄肉の円環プレート状のヨークブロック30と、シリンダヘッドとロッカカバー(図示せず)に跨って取り付けられたVTCカバー31(本発明における非回転部材)内に固定設置された電磁コイルブロック32と、を備えて成り、この電磁コイルブロック32の備える複数の電磁コイル33A,33Bは、励磁回路やパルス分配回路等を含む駆動回路34に接続され、この駆動回路34がコントローラ35によって制御されるようになっている。尚、コントローラ35は、クランク角、カム角、機関回転数、機関負荷等の各種の入力信号を受け、随時機関の運転状態に応じた制御信号を駆動回路34に出力する。
【0034】
永久磁石ブロック29は、図9に示すように、軸方向と直交する面に放射方向に延出する磁極(N極,S極)が、異磁極が交互になるように円周方向に沿って複数着磁されている。尚、図9においては、N極の磁極面を36nで示し、S極の磁極面を36sで示している。
【0035】
ヨークブロック30は、後述する第1,第2極歯リング37,38が対にされて成る二組のヨーク39A,39Bを備え、その内周縁部が、保持リング12の支持フランジ11と、同リング12の前部側のボス部25に螺合されたナット40によって挟持固定されている。
【0036】
各ヨーク39A,39Bの第1,第2極歯リング37,38は透磁率の高い金属材料によって形成され、図10に示すように、平板リング状の基部37a,38aと、その基部37a,38aから径方向内側または外側に延出する略台形状の複数の極歯37b…,38b…とを備えている。この実施形態の場合、径方向外側に位置されるものが第1極歯リング37、径方向内側に位置されるものが第2極歯リング38とされているが、各極歯リング37,38の極歯37b,38bは、円周方向に等間隔に、かつ、歯先が相手極歯リング側に指向するように、つまり、第1極歯リング37の歯先は径方向内側に、第2極歯リング38の歯先は径方向外側に夫々指向するように延出している。そして、第1極歯リング37と第2極歯リング38は、互いの極歯37b,38bが円周方向に交互に、かつ、等ピッチとなるように絶縁体である樹脂材料40によって結合されている。
【0037】
ヨークブロック30を構成する2つのヨーク39A,39Bは、径方向外側と内側に全体がほぼ円板状を成すように並べられると共に、図15の励磁シーケンス図に示すように、互いの極歯37b,38bが円周方向に沿って4分の1ピッチずれるように組み付けられている。尚、図15に示したピッチの記載は、一つの極歯リング37(または、38)上の隣接する極歯37b,37b(または、38b,38b)間のピッチを1ピッチと考えた場合であるが、一つのヨーク39A(39B)上の隣接する極歯37b,38b間のピッチを1ピッチと考えるならば、ヨーク39A,39B相互の極歯37b…,38b…は円周方向に沿って2分の1ピッチずれているものと言える。
【0038】
また、ヨークブロック30は、図1に示すように、その両側面が永久磁石ブロック29と電磁コイルブロック32に軸方向で対向するように配置されているが、各ヨーク39A,39Bの第1,第2極歯リング37,38は、図8及び図11,図12に示すように、リング状の基部37a,38aが電磁コイルブロック32側(図中左側)に位置され、台形状の各極歯37b,38bが永久磁石ブロック29側(図中右側)に位置されるように極歯37b,38bと基部37a,38aの連接部が屈曲して形成されている。そして、ヨークブロック30のヨーク39A,39B相互は第1,第2極歯リング37,38と同様に絶縁体である樹脂材料40によって結合されている。
【0039】
一方、電磁コイルブロック32は、VTCカバー31内に固定され、ヨークブロック30側に開口するハウジング41に、図1及び図8、図13に示すように、2相の電磁コイル33A,33Bが径方向内外に並べて収容されて成り、各電磁コイル33A,33Bは、円環状のボビン42に巻装されたコイル本体43と、このコイル本体43の周域に配置されてコイル本体43で発生した磁束をヨークブロック30側の磁気入出端44,45に誘導するコイルヨーク46とを備えた構成とされている。そして、各電磁コイル33A,33Bの磁気入出端44,45は、図8に拡大して示すように、ヨークブロック30の対応するヨーク39A,39Bのうちの、第1,第2極歯リング37,38のリング状の基部37a,38aに対し、軸方向のエアギャップaを介して対面している。したがって、電磁コイル33A,33Bが励磁されて所定の向きの磁界が生じると、ヨークブロック30の回転の如何に拘らず、エアギャップaを介して対応するヨーク39A,39Bに磁気誘導が生じ、その結果として、ヨーク39A,39Bの各極歯リング37,38に磁界の向きに応じた磁極が現れる。
【0040】
また、電磁コイル33A,33Bの発生磁界は、駆動回路34のパルスの入力に対して所定パターンで順次切換えられるようになっている。つまり、電磁コイル33A,33Bの発生磁界の切換えパターンは、例えば、図15の励磁シーケンス図に順次示すようになっている。
【0041】
尚、図15中、下向き矢印(↓)は、ヨークブロック30の第1極歯リング37にN極、第2極歯リング38にS極が夫々現れるときの電磁コイル33A,33Bの発生磁界を示し、上向き矢印(↑)は、これと逆の向きの電磁コイル33A,33Bの発生磁界を示す。また、図15は、電磁コイル33A,33Bの巻線形式としてモノファイラ巻きを採用したときのものであるが、同図中「励磁」の「正」,「負」は、電磁コイル33A,33Bの発生磁界が(↓)のときと(↑)のときの励磁電流の向きを示す。
【0042】
ここで、図15に示す切換えパターンについて、ステップを追って説明すると、ステップ1では、電磁コイル33A,33Bの励磁電流を「正」,「正」とすることにより、コイル33A,33Bで夫々(↓),(↓)の磁界を発生する。これにより、両ヨーク39A,39Bの第1,第2極歯リング37,38に同様にN極,S極が現れ、破線で示す位置にあった永久磁石ブロック29の磁極面36nが、極歯37b,38bとの吸引反発作用を受け、S極となっている両ヨーク39A,39Bの極歯38b,38bに跨って対向するように一方向に4分の1ピッチ移動する。
【0043】
同様にステップ2では、電磁コイル33A,33Bの励磁電流を「逆」,「正」として(↑),(↓)の磁界を発生し、ステップ3では励磁電流を「逆」,「逆」、ステップ4では「正」,「逆」とすることにより、(↑),(↑)の磁界と(↓),(↑)の磁界を夫々発生する。この結果、S極となる極歯37b,38bの位置(正確には、極歯37b…,38b…のうちの、4分の1ピッチずれて隣り合うもの同士がS極とS極になるものの位置。)が4分の1ピッチずつ一方向に移動し、この極歯37b,38b上のS極の移動に磁極面36nが追従するように永久磁石ブロック29が回転する。
【0044】
したがって、永久磁石ブロック29は、この発生磁界の切換えパターンを繰り返すことにより、ヨークブロック30に対して一方向の回転を続け、この切換えパターンを逆向きに辿り繰り返すことによって逆向きの回転を続けることとなる。また、電磁コイルブロック32での発生磁界の切換えを停止した場合には、永久磁石ブロック29がヨークブロック30に対する回転を停止すると共に、その回転停止位置が、ヨークブロック30の各極歯37b,38bと永久磁石ブロック29の磁極面36n,36sの間に作用し続ける磁気的な吸引反発力によって確実に維持される。
【0045】
このバルブタイミング制御装置は、以上のようにヨークブロック30(カムシャフト1)の回転の有無に関係なく、電磁コイル33A,33Bの発生磁界を所定パターンで切換えることによって、クランクシャフトとカムシャフト1の回転位相を任意に変更することができる。
【0046】
即ち、内燃機関の始動時やアイドル運転時には、図5に示すように、駆動プレート3とレバー軸10の組付角を予め最遅角側に維持しておくことにより、クランクシャフトとカムシャフト1の回転位相(機関弁の開閉タイミング)を最遅角側にし、機関回転の安定化と燃費の向上を図ることができるが、例えば、この状態から機関の運転が通常運転に移行し、前記回転位相を最進角側に変更すべく指令がコントローラ35から電磁コイル33A,33Bの駆動回路34に発されると、電磁コイルブロック32はその指令に従って発生磁界を所定パターンで切換え、永久磁石ブロック29を中間回転体23と共に進み側に最大に相対回動させる。これにより、可動部材17は中間回転体23の渦巻き溝24に案内されて図4に示すように径方向外側に最大に変位し、リンク14とレバー9を介して駆動プレート3とレバー軸10の組付角を最進角側に変更する。この結果、クランクシャフトとカムシャフト1の回転位相が最進角側に変更され、それによって機関の高出力化が図られることとなる。
【0047】
また、この状態から前記回転位相を最遅角側に変更すべく指令がコントローラ35から発されると、電磁コイルブロック32が発生磁界を逆パターンで切換えることによって中間回転体23を遅れ側に最大に相対回動させ、渦巻き溝24による案内作用によって可動部材17を図5に示すように径方向内側に最大に変位させる。これにより、可動部材17はリンク14とレバー9を介して駆動プレート3とレバー軸10を相対回動させ、クランクシャフトとカムシャフト1の回転位相を最遅角側に変更する。
【0048】
ところで、操作力付与手段4から力を受けて中間回転体23が回動操作されるときには、中間回転体23の渦巻き溝24が可動部材17の各球20に接触してこれらを径方向に案内するが、このときには、自動調心機構50が作動することによって中間回転体23が径方向に位置調整される。
【0049】
即ち、中間回転体23の回動操作初期等に、例えば、1つの可動部材17の球20のみが渦巻き溝24の理想ガイド軌跡上(溝の最深部p)にあり、残余の可動部材17の球20が理想ガイド軌跡から外れていたとすると、このとき残余の可動部材17の球20が夫々板ばね22の力を受けて、渦巻き溝24の円弧状断面のうちの傾斜部分(最深部pから外れた部分)に押し付けられる。このとき、各球20から渦巻き溝24に作用する径方向の分力のバランスによって中間回転体23が径方向に自動的に位置調整され、その結果、すべて可動部材17の球20が渦巻き溝24の理想ガイド軌跡にほぼ沿うように速やかに整列されることとなる。したがって、このとき3つあるすべての可動部材17の球20は中間回転体23の渦巻き溝24に対してほぼ均等に接触し、中間回転体23から各可動部材17にはほぼ均等な力が作用することとなる。
【0050】
よって、このバルブタイミング制御装置においては、中間回転体23の回動操作時に渦巻き溝24が一部の可動部材17のみに片当りすることが無くなるため、この片当りに起因するガタつき音、打音等の騒音の発生を未然に防止することができると共に、一部の可動部材17やリンク14、レバー9に荷重が集中することによる部品耐久性の低下やフリクションの増大等も防止することができる。また、各可動部材19からレバー軸10へのトルク伝達が常時円周方向で均等となるため、バルブタイミングの変更作動を円滑かつ迅速に行うことができる。
【0051】
また、この実施形態のバルブタイミング制御装置においては、自動調心機構50のガイド斜面を渦巻き溝24の円弧状断面によって構成すると共に、係合部を球20によって構成したため、中間回転体23の自動調心時には、可動部材17の球20が渦巻き溝24の円弧状断面を滑らかに転動することにより、中間回転体23をスムーズに、かつ、迅速に変位させることができる。
【0052】
さらに、この実施形態の場合、可動部材17の球20を渦巻き溝24に押圧する付勢手段である板ばね22を、各可動部材17に対して夫々一つずつ設けるようにしているため、可動部材17の各球20を、中間回転体23の渦巻き溝24の断面形状に沿わせて常時正確に追従させることができ、中間回転体23の自動調心をより正確に行うことができる。また、中間回転体23の変動、ふらつき等に対しても強く、常時、各可動部材17の球20を渦巻き溝24に対して確実に接触させることができる。
【0053】
さらに、この実施形態の装置は、中間回転体23の渦巻き溝24のある側と逆側の面にスラスト軸受28を設け、各可動部材17の板ばね22から渦巻き溝24に作用する軸方向の押付け力を、中間回転体23の径方向の変位と回転を許容した状態で支持できるようにしたため、中間回転体23の回動操作に伴なうフリクションを大幅に低減し、作動をより円滑にすることができる。
【0054】
尚、この実施形態においては、中間回転体23の渦巻き状ガイドを円弧状断面の渦巻き溝24によって構成する一方、可動部材17の板ばね22に付勢された係合部としての球20を渦巻き溝24の円弧状断面に接触させて中間回転体23の自動調心機構50を構成したが、渦巻き状ガイドを円弧状以外の断面形状に形成したり、係合部を球20以外で構成することも可能である。ただし、このときも渦巻き状ガイドには、同ガイドの理想ガイド軌跡に向かって傾斜するガイド斜面を設けるようにすれば、上記の実施形態と同様に中間回転体23の正確な自動調心を行うことができる。
【0055】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、中間回転体の周方向へ縮径したガイドが一部の可動部材の係合部に片当りしようとしたときに、中間回転体全体を径方向に変位させることができるため、中間回転体の回動操作力をすべての可動部材に偏りなく均等に作用させることができる。
したがって、中間回転体の回動操作時に、前記ガイドが一部の可動部材に片当りする不具合が生じなくなり、その結果、操作時におけるガタつき音の発生や部品耐久性の低下を防止することが可能になると共に、一部の可動部材に回動操作力が集中することによるフリクションの増大や伝達トルクのアンバランスを回避することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す縦断面図。
【図2】同実施形態を示す図1のA−A線に沿う端面図。
【図3】同実施形態を示す図1のB−B線に沿う端面図。
【図4】同実施形態を示す図1のC−C線に沿う端面図。
【図5】同実施形態の作動状態を示す図1のC−C線に沿う端面図。
【図6】同実施形態を示す図1のI−I線に沿う断面図。
【図7】同実施形態を示す図1のK部分の拡大断面図。
【図8】同実施形態を示す図1のJ部分の拡大断面図。
【図9】同実施形態を示す図1のD−D線に沿う端面図。
【図10】同実施形態を示す図1のE−E線に沿う端面図。
【図11】同実施形態を示す図10のG−G線に沿う断面図。
【図12】同実施形態を示す図10のH−H線に沿う断面図。
【図13】同実施形態を示す図1のF−F線に沿う端面図。
【図14】永久磁石ブロック29の磁極面36n,36sを仮想線で重ね合わせたヨークブロック30の概略側面図。
【図15】同実施形態を示す励磁シーケンス図であり、図中左側に作動ステップ毎の各電磁コイル33A,33Bの励磁電流と磁界の向きを示し、右側に対応する作動ステップでのヨーク39A,39Bの磁極と永久磁石ブロック29の磁極面を模式的に示した図。
【図16】従来の技術を示す縦断面図。
【図17】同技術を示す分解斜視図。
【符号の説明】
1…カムシャフト(従動回転体)
3…駆動プレート(駆動回転体)
4…操作力付与手段
8…径方向溝(径方向ガイド)
14…リンク
17…可動部材
20…球(係合部)
22…板ばね(付勢手段)
23…中間回転体
24…渦巻き溝(渦巻き状ガイド)
28…スラスト軸受
50…自動調心機構

Claims (6)

  1. 内燃機関のクランクシャフトによって回転される駆動回転体と、
    カムシャフトに結合され、前記駆動回転体から回転を伝達される従動回転体と、
    前記駆動回転体と従動回転体に対して相対回転可能に設けられ、周方向に縮径するガイドを有する中間回転体と、
    前記周方向に縮径するガイドに沿って変位可能に係合された可動部材と、
    前記可動部材と連係されたリンクによって前記駆動回転体と従動回転体の組付角を調整する組付角操作機構と、
    前記中間回転体に回動操作力を付与して前記可動部材を前記周方向に縮径するガイドに沿って変位させて前記組付角操作機構を介して前記駆動回転体と従動回転体の組付角を調整する操作力付与手段と、を備え、
    前記中間回転体を径方向に変位可能に設けると共に、前記縮径するガイドと前記可動部材との相対的な径方向への移動を許容するように形成したことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  2. 前記中間回転体は、前記組付角操作機構の前記可動部材を介して径方向へ変位可能に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  3. 内燃機関のクランクシャフトによって回転される駆動回転体と、
    カムシャフトに結合され、前記駆動回転体から回転を伝達される従動回転体と、
    前記駆動回転体と従動回転体に対して相対回転可能に設けられ、周方向に縮径する複数のガイドを有する中間回転体と、
    前記周方向に縮径するそれぞれのガイドに沿って変位可能に係合された複数の可動部材と、
    前記複数の可動部材と連係された同一長さの複数のリンクによって前記駆動回転体と従動回転体の組付角を調整する組付角操作機構と、
    前記中間回転体に回動操作力を付与して前記各可動部材を前記周方向に縮径するガイドに沿って変位させて前記組付角操作機構を介して前記駆動回転体と従動回転体の組付角を調整する操作力付与手段と、を備え、
    前記中間回転体を径方向に変位可能に設けると共に、前記縮径するガイドと前記可動部材との相対的な径方向への移動を許容するように形成したことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  4. 前記中間回転体は、前記組付角操作機構の前記可動部材を介して径方向へ変位可能に設けられたことを特徴とする請求項3に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  5. 内燃機関のクランクシャフトによって回転される駆動回転体と、
    カムシャフトに結合され、前記駆動回転体から回転を伝達される従動回転体と、
    前記駆動回転体と従動回転体に対して相対回転可能に設けられ、周方向に縮径するガイドを有する中間回転体と、
    転動する部材を介して前記周方向のガイドに沿って変位可能に係合された可動部材と、
    前記可動部材と連係されたリンクによって前記駆動回転体と従動回転体の組付角を調整する組付角操作機構と、を備え、
    前記中間回転体を径方向に変位可能に設けると共に、前記縮径するガイドと前記可動部材との相対的な径方向への移動を許容するように形成し、
    かつ前記中間回転体に回動力を付与することによって前記ガイド内で前記転動する部材を前記可動部材とともに移動させて、前記クランクシャフトとカムシャフトとの相対回転位相を可変制御する内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  6. 内燃機関のクランクシャフトによって回転される駆動回転体と、カムシャフトに結合され、前記駆動回転体から回転を伝達される従動回転体と、を備え、機関の運転状態に応じて前記クランクシャフトとカムシャフトとの相対回転位相を可変制御する内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、
    前記駆動回転体と従動回転体に対して相対回転可能に設けられ、周方向に縮径するガイドを有する中間回転体と、
    前記周方向に縮径するガイドに沿って変位可能に係合された可動部材と、
    一端が前記従動回転体に連係されている一方、他端が前記駆動回転体に対して前記可動部材を介して連係されたリンクと、
    前記中間回転体に回動操作力を付与して前記各可動部材を前記周方向に縮径するガイドに沿って変位させて前記リンクを介して前記駆動回転体に対する従動回転体の組付角を調整する操作力付与手段と、を備え、
    前記中間回転体を径方向へ変位可能に設けると共に、前記縮径するガイドと前記可動部材との相対的な径方向への移動を許容するように形成したことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
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