JP2003003810A - 内燃機関のバルブタイミング制御装置 - Google Patents

内燃機関のバルブタイミング制御装置

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JP2003003810A JP2001192549A JP2001192549A JP2003003810A JP 2003003810 A JP2003003810 A JP 2003003810A JP 2001192549 A JP2001192549 A JP 2001192549A JP 2001192549 A JP2001192549 A JP 2001192549A JP 2003003810 A JP2003003810 A JP 2003003810A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間回転体の回動操作時に、渦巻き状ガイド
が一部の可動部材に片当りする不具合を無くす。静粛
性、耐久性を高め、かつ、作動を円滑にする。 【解決手段】 クランクシャフトに連繋される駆動プレ
ート3に径方向溝8を設ける一方で、カムシャフト1側
にレバー9を設ける。駆動プレート3とカムシャフト1
に対して回動可能な中間回転体23を設け、その中間回
転体23に断面円弧状の渦巻き溝24を設ける。径方向
溝8に可動部材17を径方向に変位可能に係合させ、可
動部材17の端部に保持した球20を渦巻き溝24に係
合させると共に、可動部材17をリンク14を介してレ
バー9に連繋させる。中間回転体23を径方向に変位可
能にし、自動調心機構50によって球20との接触点を
基準に中間回転体23の回転中心を自動調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の吸気側
または排気側の機関弁の開閉タイミングを運転状態に応
じて可変制御する内燃機関のバルブタイミング制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のバルブタイミング制御装置は、
クランクシャフトからカムシャフトに至る動力伝達経路
において、両シャフトの回転位相を操作することによ
り、機関弁の開閉タイミングを制御するようにしてい
る。即ち、この種の装置は、クランクシャフトにタイミ
ングチェーン等を介して連繋された駆動回転体がカムシ
ャフト側の従動回転体に必要に応じて相対回動できるよ
うに組み付けられると共に、これらの回転体の間に両者
の組付角を操作すべく組付角操作機構が介装され、この
組付角操作機構を適宜駆動制御することによってクラン
クシャフトとカムシャフトの回転位相を変更するように
なっている。
【0003】組付角操作機構としては、ヘリカルギヤを
用いて油圧ピストンの直進作動を両回転体の回動作動に
変換するもの等種々のものが開発されているが、近年、
軸長を短縮化でき、フリクションロスが少ない等の多く
利点を有するリンクを用いたものが案出されている。
【0004】組付角操作機構にリンクを用いたバルブタ
イミング制御装置としては、例えば、特開2001−4
1013号公報に開示されるようなものがある。
【0005】この装置は、図16,図17に示すよう
に、クランクシャフト(図示せず。)にタイミングチェ
ーン(図示せず。)等を介して連繋されたハウジング1
01(駆動回転体)がカムシャフト102(従動回転
体)の端部に回動可能に組み付けられ、ハウジング10
1の内側端面に形成されたガイド溝103(径方向ガイ
ド)に複数の可動部材104,104が夫々径方向に沿
って摺動自在に係合支持されると共に、径方向外側に突
出する複数のレバー105,105を有するレバー軸1
06がカムシャフト102の端部に取り付けられ、各可
動部材104とレバー軸106の対応するレバー105
とがリンク107によって枢支連結されている。そし
て、ハウジング101の前記ガイド溝103と対向する
位置には、ガイド溝103側の側面に渦巻き溝108
(渦巻き状ガイド)を有する中間回転体109がハウジ
ング101とカムシャフト102に対して相対回動可能
に設けられ、前記各可動部材104の軸方向の一方の端
部に突設された略円弧状の複数の突条110(係合部)
が前記渦巻き溝108に案内係合されている。また、中
間回転体109はハウジング101に対して回転を進め
る側にゼンマイばね111によって付勢されると共に、
電磁ブレーキ112によって回転を遅らせる側の力を適
宜受けるようになっている。尚、カムシャフト102の
前端部には支持ロッド113が同軸に設けられ、この支
持ロッド113に前記中間回転体109が回転可能に嵌
合支持されている。
【0006】この装置の場合、電磁ブレーキ112がO
FF状態のときには、中間回転体109がゼンマイばね
111の付勢力を受けハウジング101に対して初期位
置に位置されており、渦巻き溝108に突条110でも
って噛合う可動部材104は径方向外側に最大に変位
し、リンク107を引き起こしてハウジング101とカ
ムシャフト102の組付角を最遅角位置または最進角位
置に維持している。そして、この状態から電磁ブレーキ
112がONにされると、中間回転体109が減速され
てハウジング101に対して遅れ側に相対回転する結
果、渦巻き溝108に噛合う可動部材104が径方向内
側に変位し、今まで引き起こされていたリンク107を
次第に倒すようにしてハウジング101とカムシャフト
102の組付角を最進角位置または最遅角位置に変更す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のバルブタイ
ミング制御装置においては、中間回転体109の回動操
作時に複数の可動部材104を径方向に円滑に変位させ
るためには、可動部材104の係合部である突条110
と中間回転体109の渦巻き溝108の間に若干の遊び
(隙間)を持たせる必要がある。また、中間回転体10
9は支持ロッド113に嵌合支持され、常時一定位置に
センタリングされた状態で回動操作されるため、上記の
突条110と渦巻き溝108の間に若干の遊びを持たせ
ていることと相俟って、回動操作初期等に渦巻き溝10
8が一方の可動部材104側のみに片当りすることがあ
る。つまり、可動部材104やリンク107、渦巻き溝
108等の製造誤差や組付誤差、或は、部品相互の一時
的なずれ等があると、中間回転体109の渦巻き溝10
8が一定軌道で回動したときに回動操作力が一方の可動
部材104側に集中してしまう。
【0008】そして、上記従来の装置の場合、渦巻き溝
108が一方の可動部材104に片当りすると、異音や
ガタつきを発生し易いうえ、一方側の可動部材104や
リンク107に大きな負荷が偏って作用するために、作
動時におけるフリクションが増大すると共に、部品の耐
久性の低下を来し易い。また、中間回転体109の回動
操作時に渦巻き溝108が一方の可動部材104側に片
当りすると、可動部材104を通してハウジング101
とレバー軸106の間に作用するトルクが円周方向でア
ンバランスになり、組付角変更のための作動が不安定に
なり易い。
【0009】そこで本発明は、中間回転体の回動操作力
が常時すべての可動部材に均等に作用するようにして、
静粛性及び耐久性が高く、しかも、円滑作動を得ること
のできる内燃機関のバルブタイミング制御装置を提供し
ようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ための手段として、本発明は、内燃機関のクランクシャ
フトによって回転駆動する駆動回転体と、カムシャフト
若しくは同シャフトに結合された別体部材から成る従動
回転体と、前記駆動回転体と従動回転体のいずれか一方
に設けられた径方向ガイドと、前記駆動回転体と従動回
転体に対して相対回転可能に設けられ、前記径方向ガイ
ドに対峙する側の面に渦巻き状ガイドを有する中間回転
体と、前記径方向ガイドに径方向に変位可能に案内係合
されると共に、軸方向の一方の端部に、前記渦巻き状ガ
イドに案内係合される係合部が突設された複数の可動部
材と、前記駆動回転体と従動回転体のいずれか他方のも
のの回転中心から離間した部位と前記可動部材とを枢支
連結するリンクと、前記中間回転体に駆動回転体及び従
動回転体に対する相対的な回動操作力を付与する操作力
付与手段と、を備え、この操作力付与手段によって中間
回転体を駆動回転体及び従動回転体に対して回動操作す
ることにより、渦巻き状ガイドに係合した可動部材を径
方向ガイドに沿わせて径方向に変位させ、その変位を前
記リンクを介して駆動回転体と従動回転体の相対回動に
変換する内燃機関のバルブタイミング制御装置におい
て、前記中間回転体を径方向に変位可能に設けるように
した。
【0011】本発明の場合、中間回転体が径方向に変位
可能となった状態において、渦巻き状ガイドで各可動部
材の係合部を案内係合する。したがって、中間回転体が
操作力付与手段から回動操作力を受けたときに、一部の
可動部材だけに渦巻き状ガイドが片当りしようとする
と、中間回転体が径方向に変位し、渦巻き状ガイドが他
の可動部材に対して速やかに当接することとなる。
【0012】また、バルブタイミング制御装置には、さ
らに、複数の可動部材の各係合部での接触点を基準に中
間回転体の回転中心を自動調整する自動調心機構を設け
るようにしても良い。具体的には、自動調心機構は、渦
巻き状ガイドの可動部材の係合部との接触部に、渦巻き
状ガイドの理想ガイド軌跡に向かって傾斜するガイド斜
面を設け、このガイド斜面と可動部材の係合部を付勢手
段によって近接方向に押圧する構成とすることが好まし
い。
【0013】この場合、各可動部材の係合部と渦巻き状
ガイドのガイド斜面は、常時付勢手段の力によって近接
方向に押付けられているため、中間回転体は、複数の可
動部材が渦巻き状ガイドの理想ガイド軌跡にほぼ沿う位
置で接触するように自動調心される。
【0014】また、渦巻き状ガイドを断面円弧状の渦巻
き溝によって構成すると共に、その渦巻き溝の円弧状断
面によって前記ガイド斜面を構成し、前記各可動部材の
係合部を、前記渦巻き溝の円弧状断面内を転動可能な球
によって構成するようにしても良い。
【0015】この場合、渦巻き溝の円弧状断面のほぼ中
心を結ぶ線が理想ガイド軌跡となり、中間回転体が回動
操作されるときには、複数の可動部材の各球がほぼ理想
ガイド軌跡上に位置されるように円弧状断面内を転動し
つつ、中間回転体が迅速かつ滑らかに自動調心される。
【0016】さらに、自動調心機構の付勢手段は、各可
動部材に対応させて夫々独立して設けるようにしても良
い。
【0017】この場合、各可動部材の係合部は夫々個別
の付勢手段によって渦巻き状ガイドのガイド斜面に押し
付けられるため、この夫々の係合部は常時ガイド斜面に
沿って正確に追従作動し、より理想ガイド軌跡上に近づ
くこととなる。したがって、中間回転体はより正確に自
動調心されることとなる。
【0018】また、中間回転体の可動部材と逆側の面
に、可動部材から中間回転体に作用する押圧力を受ける
と共に、中間回転体の径方向の変位を許容するスラスト
軸受を設けるようにしても良い。
【0019】この場合、中間回転体に作用する付勢手段
による力をスラスト軸受において受け、中間回転体の回
転時におけるフリクションを低減することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。尚、この実施形態は、本発明にか
かるバルブタイミング制御装置を内燃機関の吸気側の動
力伝達系に適用したものであるが、内燃機関の排気側の
動力伝達系に同様に適用することも可能である。
【0021】このバルブタイミング制御装置は、図1に
示すように内燃機関のシリンダヘッド(図示せず)に回
転自在に支持されたカムシャフト1(本発明における従
動回転体)と、このカムシャフト1の前端部に必要に応
じて相対回動できるように組み付けられ、クランクシャ
フト(図示せず)に連繋されるタイミングスプロケット
2を外周に有する駆動プレート3(本発明における駆動
回転体)と、この駆動プレート3とカムシャフト1の前
方側(図1中左側)に配置されて、両者3,1の組付角
を回動操作する組付角操作機構5と、この組付角操作機
構5のさらに前方側に配置されて、同機構5を駆動操作
する操作力付与手段4と、を備えている。
【0022】駆動プレート3は、中心部に段差状の支持
孔6を備える円板状に形成され、その支持孔6部分が、
カムシャフト1の前端部に一体に結合されたフランジリ
ング7に回転自在に支持されている。そして、駆動プレ
ート3の前面(カムシャフト1と逆側の面)には、断面
円弧状の3つの径方向溝8(径方向ガイド)が図2に示
すようにほぼ径方向に沿うように形成されている。
【0023】また、前記フランジリング7の前面側に
は、放射状に突出する三つのレバー9を有するレバー軸
10と、支持フランジ11を有する保持リング12が重
合状態で配置され、これらのレバー軸10と保持リング
12がフランジリング7と共にボルト13によってカム
シャフト1に結合されている。そして、レバー軸10の
各レバー9には、リンク14の一端がピン15によって
回動自在に枢支されており、各リンク14の他端には、
軸方向に貫通する収容孔16が形成され、その収容孔1
6に、以下の構成要素から成る可動部材17が収容され
ている。
【0024】即ち、可動部材17は、駆動プレート3側
で球18を保持する第1リテーナ19と、駆動プレート
3と逆側で別の球20を保持する第2リテーナ21と、
第1リテーナ19と第2リテーナ21の間に介装され
て、両リテーナ19,21を相反方向に付勢する波形の
板ばね22とによって構成されている。
【0025】第1,第2リテーナ19,21は板ばね2
2と共にリンク14の収容孔16内に配置されるが、こ
れらのリテーナ19,21は、夫々厚肉の円板状に形成
されると共に、前面側の各中心部に前記球18,20を
保持する半球状の窪み19a,21aが形成されてい
る。したがって、各リテーナ19,21に保持された球
18,20は互いが軸方向で同軸となるようにリンク1
4の端部に配置され、リンク14の他端において軸方向
の両端部から夫々突出するようになっている。
【0026】また、第1リテーナ19に保持された一方
の球18は、駆動プレート3の前記径方向溝8に対して
転動可能に係合され、第2リテーナ21に保持された球
20は、後述する中間回転体23に形成された断面円弧
状の渦巻き溝24(渦巻き状ガイド)に対して同様に転
動可能に係合されている。可動部材17は、駆動プレー
ト3の径方向溝8によって径方向に案内された状態で、
リンク14とレバー9を介してカムシャフト1に連結さ
れているため、可動部材17が中間回転体23側から外
力を受けて径方向溝8に沿って変位すると、リンク14
とレバー9によるリンク作用により、駆動プレート3と
カムシャフト1が可動部材17の変位に応じた方向及び
角度だけ相対回動する。
【0027】尚、レバー軸10の3つのレバー9は円周
方向等間隔に配置され、3つのレバー9と、これに対応
する3つのリンク14は夫々が等長に形成されている。
【0028】一方、保持リング12は、支持フランジ1
1の軸方向前後に夫々ボス部25,26を有し、その後
部側のボス部26の周域には略円板状の前記中間回転体
23が配置されている。中間回転体23は、前記ボス部
26よりも大径の遊挿孔27が形成されてボス部26に
対して非接触とされると共に、後部側(駆動プレート3
側)の面に、各可動部材17に対して1対1で対応する
ように前記渦巻き溝24が3つ形成されている。この各
渦巻き溝24の渦巻きは、図3〜図5に示すように(図
4,図5において、渦巻き溝24は中心線のみ示してあ
る。)駆動プレート3の回転方向Rに沿って次第に縮径
するように形成されている。したがって、可動部材17
の球20が渦巻き溝24に係合した状態で中間回転体2
3が駆動プレート3に対して遅れ方向に相対回転する
と、可動部材17は渦巻き溝24の渦巻き形状に沿って
半径方向内側に移動し、逆に、中間回転体23が進み方
向に相対回転すると、半径方向外側に移動する。
【0029】また、保持リング12の支持フランジ11
と中間回転体23の内周縁部の間には、図6に示すよう
なニードルタイプのスラスト軸受28が介装されてお
り、中間回転体23はこの軸受28を介して保持リング
12に回転可能にスラスト支持されると共に、径方向に
ついては保持リング12のボス部26と干渉しない範囲
で自由に変位できるようになっている。
【0030】ここで、前記中間回転体23の渦巻き溝2
4は前述のように円弧状断面に形成されているが、具体
的には、図7に示すように可動部材17の球20の半径
に対して若干径の大きい円弧状断面に形成され、渦巻き
溝24の断面幅方向における球20の自由な転動を許容
するようになっている。そして、渦巻き溝24の円弧状
断面は、溝24の最深部pに向かって湾曲傾斜する一対
のガイド斜面を成し、その最深部pを溝長手方向に沿っ
て繋ぐ中心線が可動部材17の球20に対する理想ガイ
ド軌跡を成すようになっている。
【0031】また、各可動部材17の板ばね22は、球
20を渦巻き溝24の円弧状断面(ガイド斜面)に向け
て押圧する付勢手段を成し、渦巻き溝24の円弧状断面
(ガイド斜面)と共に中間回転体23の自動調心機構5
0を構成している。したがって、中間回転体23には、
渦巻き溝24の円弧形状と、各可動部材17の板ばね2
2及び球20との協働による調心力が作用し、中間回転
体23は、すべての可動部材17の球20がバランス良
く渦巻き溝24の理想ガイド軌跡上に位置されるように
径方向に位置調整される。
【0032】この実施形態の場合、組付角操作機構5
は、以上説明した駆動プレート3の径方向溝8、可動部
材17、リンク14、レバー9、中間回転体23の渦巻
き溝24等によって構成されている。この組付角操作機
構5は、操作力付与手段4から中間回転体23にカムシ
ャフト1に対する相対的な回動操作力が入力されると、
渦巻き溝24を介して可動部材17を径方向に変位さ
せ、さらに径方向溝8と、リンク14及びレバー9を介
してその回動力を設定倍率に増幅し、駆動プレート3と
カムシャフト1に相対的な回動力を作用させる。
【0033】一方、操作力付与手段4は、前記中間回転
体23の前面側(駆動プレート3と逆側)の外周縁部に
接合された円環プレート状の永久磁石ブロック29と、
保持リング12に径方向外側にフランジ状に張り出すよ
うに取り付けられた薄肉の円環プレート状のヨークブロ
ック30と、シリンダヘッドとロッカカバー(図示せ
ず)に跨って取り付けられたVTCカバー31(本発明
における非回転部材)内に固定設置された電磁コイルブ
ロック32と、を備えて成り、この電磁コイルブロック
32の備える複数の電磁コイル33A,33Bは、励磁
回路やパルス分配回路等を含む駆動回路34に接続さ
れ、この駆動回路34がコントローラ35によって制御
されるようになっている。尚、コントローラ35は、ク
ランク角、カム角、機関回転数、機関負荷等の各種の入
力信号を受け、随時機関の運転状態に応じた制御信号を
駆動回路34に出力する。
【0034】永久磁石ブロック29は、図9に示すよう
に、軸方向と直交する面に放射方向に延出する磁極(N
極,S極)が、異磁極が交互になるように円周方向に沿
って複数着磁されている。尚、図9においては、N極の
磁極面を36nで示し、S極の磁極面を36sで示して
いる。
【0035】ヨークブロック30は、後述する第1,第
2極歯リング37,38が対にされて成る二組のヨーク
39A,39Bを備え、その内周縁部が、保持リング1
2の支持フランジ11と、同リング12の前部側のボス
部25に螺合されたナット40によって挟持固定されて
いる。
【0036】各ヨーク39A,39Bの第1,第2極歯
リング37,38は透磁率の高い金属材料によって形成
され、図10に示すように、平板リング状の基部37
a,38aと、その基部37a,38aから径方向内側
または外側に延出する略台形状の複数の極歯37b…,
38b…とを備えている。この実施形態の場合、径方向
外側に位置されるものが第1極歯リング37、径方向内
側に位置されるものが第2極歯リング38とされている
が、各極歯リング37,38の極歯37b,38bは、
円周方向に等間隔に、かつ、歯先が相手極歯リング側に
指向するように、つまり、第1極歯リング37の歯先は
径方向内側に、第2極歯リング38の歯先は径方向外側
に夫々指向するように延出している。そして、第1極歯
リング37と第2極歯リング38は、互いの極歯37
b,38bが円周方向に交互に、かつ、等ピッチとなる
ように絶縁体である樹脂材料40によって結合されてい
る。
【0037】ヨークブロック30を構成する2つのヨー
ク39A,39Bは、径方向外側と内側に全体がほぼ円
板状を成すように並べられると共に、図15の励磁シー
ケンス図に示すように、互いの極歯37b,38bが円
周方向に沿って4分の1ピッチずれるように組み付けら
れている。尚、図15に示したピッチの記載は、一つの
極歯リング37(または、38)上の隣接する極歯37
b,37b(または、38b,38b)間のピッチを1
ピッチと考えた場合であるが、一つのヨーク39A(3
9B)上の隣接する極歯37b,38b間のピッチを1
ピッチと考えるならば、ヨーク39A,39B相互の極
歯37b…,38b…は円周方向に沿って2分の1ピッ
チずれているものと言える。
【0038】また、ヨークブロック30は、図1に示す
ように、その両側面が永久磁石ブロック29と電磁コイ
ルブロック32に軸方向で対向するように配置されてい
るが、各ヨーク39A,39Bの第1,第2極歯リング
37,38は、図8及び図11,図12に示すように、
リング状の基部37a,38aが電磁コイルブロック3
2側(図中左側)に位置され、台形状の各極歯37b,
38bが永久磁石ブロック29側(図中右側)に位置さ
れるように極歯37b,38bと基部37a,38aの
連接部が屈曲して形成されている。そして、ヨークブロ
ック30のヨーク39A,39B相互は第1,第2極歯
リング37,38と同様に絶縁体である樹脂材料40に
よって結合されている。
【0039】一方、電磁コイルブロック32は、VTC
カバー31内に固定され、ヨークブロック30側に開口
するハウジング41に、図1及び図8、図13に示すよ
うに、2相の電磁コイル33A,33Bが径方向内外に
並べて収容されて成り、各電磁コイル33A,33B
は、円環状のボビン42に巻装されたコイル本体43
と、このコイル本体43の周域に配置されてコイル本体
43で発生した磁束をヨークブロック30側の磁気入出
端44,45に誘導するコイルヨーク46とを備えた構
成とされている。そして、各電磁コイル33A,33B
の磁気入出端44,45は、図8に拡大して示すよう
に、ヨークブロック30の対応するヨーク39A,39
Bのうちの、第1,第2極歯リング37,38のリング
状の基部37a,38aに対し、軸方向のエアギャップ
aを介して対面している。したがって、電磁コイル33
A,33Bが励磁されて所定の向きの磁界が生じると、
ヨークブロック30の回転の如何に拘らず、エアギャッ
プaを介して対応するヨーク39A,39Bに磁気誘導
が生じ、その結果として、ヨーク39A,39Bの各極
歯リング37,38に磁界の向きに応じた磁極が現れ
る。
【0040】また、電磁コイル33A,33Bの発生磁
界は、駆動回路34のパルスの入力に対して所定パター
ンで順次切換えられるようになっている。つまり、電磁
コイル33A,33Bの発生磁界の切換えパターンは、
例えば、図15の励磁シーケンス図に順次示すようにな
っている。
【0041】尚、図15中、下向き矢印(↓)は、ヨー
クブロック30の第1極歯リング37にN極、第2極歯
リング38にS極が夫々現れるときの電磁コイル33
A,33Bの発生磁界を示し、上向き矢印(↑)は、こ
れと逆の向きの電磁コイル33A,33Bの発生磁界を
示す。また、図15は、電磁コイル33A,33Bの巻
線形式としてモノファイラ巻きを採用したときのもので
あるが、同図中「励磁」の「正」,「負」は、電磁コイ
ル33A,33Bの発生磁界が(↓)のときと(↑)の
ときの励磁電流の向きを示す。
【0042】ここで、図15に示す切換えパターンにつ
いて、ステップを追って説明すると、ステップ1では、
電磁コイル33A,33Bの励磁電流を「正」,「正」
とすることにより、コイル33A,33Bで夫々
(↓),(↓)の磁界を発生する。これにより、両ヨー
ク39A,39Bの第1,第2極歯リング37,38に
同様にN極,S極が現れ、破線で示す位置にあった永久
磁石ブロック29の磁極面36nが、極歯37b,38
bとの吸引反発作用を受け、S極となっている両ヨーク
39A,39Bの極歯38b,38bに跨って対向する
ように一方向に4分の1ピッチ移動する。
【0043】同様にステップ2では、電磁コイル33
A,33Bの励磁電流を「逆」,「正」として(↑),
(↓)の磁界を発生し、ステップ3では励磁電流を
「逆」,「逆」、ステップ4では「正」,「逆」とする
ことにより、(↑),(↑)の磁界と(↓),(↑)の
磁界を夫々発生する。この結果、S極となる極歯37
b,38bの位置(正確には、極歯37b…,38b…
のうちの、4分の1ピッチずれて隣り合うもの同士がS
極とS極になるものの位置。)が4分の1ピッチずつ一
方向に移動し、この極歯37b,38b上のS極の移動
に磁極面36nが追従するように永久磁石ブロック29
が回転する。
【0044】したがって、永久磁石ブロック29は、こ
の発生磁界の切換えパターンを繰り返すことにより、ヨ
ークブロック30に対して一方向の回転を続け、この切
換えパターンを逆向きに辿り繰り返すことによって逆向
きの回転を続けることとなる。また、電磁コイルブロッ
ク32での発生磁界の切換えを停止した場合には、永久
磁石ブロック29がヨークブロック30に対する回転を
停止すると共に、その回転停止位置が、ヨークブロック
30の各極歯37b,38bと永久磁石ブロック29の
磁極面36n,36sの間に作用し続ける磁気的な吸引
反発力によって確実に維持される。
【0045】このバルブタイミング制御装置は、以上の
ようにヨークブロック30(カムシャフト1)の回転の
有無に関係なく、電磁コイル33A,33Bの発生磁界
を所定パターンで切換えることによって、クランクシャ
フトとカムシャフト1の回転位相を任意に変更すること
ができる。
【0046】即ち、内燃機関の始動時やアイドル運転時
には、図5に示すように、駆動プレート3とレバー軸1
0の組付角を予め最遅角側に維持しておくことにより、
クランクシャフトとカムシャフト1の回転位相(機関弁
の開閉タイミング)を最遅角側にし、機関回転の安定化
と燃費の向上を図ることができるが、例えば、この状態
から機関の運転が通常運転に移行し、前記回転位相を最
進角側に変更すべく指令がコントローラ35から電磁コ
イル33A,33Bの駆動回路34に発されると、電磁
コイルブロック32はその指令に従って発生磁界を所定
パターンで切換え、永久磁石ブロック29を中間回転体
23と共に進み側に最大に相対回動させる。これによ
り、可動部材17は中間回転体23の渦巻き溝24に案
内されて図4に示すように径方向外側に最大に変位し、
リンク14とレバー9を介して駆動プレート3とレバー
軸10の組付角を最進角側に変更する。この結果、クラ
ンクシャフトとカムシャフト1の回転位相が最進角側に
変更され、それによって機関の高出力化が図られること
となる。
【0047】また、この状態から前記回転位相を最遅角
側に変更すべく指令がコントローラ35から発される
と、電磁コイルブロック32が発生磁界を逆パターンで
切換えることによって中間回転体23を遅れ側に最大に
相対回動させ、渦巻き溝24による案内作用によって可
動部材17を図5に示すように径方向内側に最大に変位
させる。これにより、可動部材17はリンク14とレバ
ー9を介して駆動プレート3とレバー軸10を相対回動
させ、クランクシャフトとカムシャフト1の回転位相を
最遅角側に変更する。
【0048】ところで、操作力付与手段4から力を受け
て中間回転体23が回動操作されるときには、中間回転
体23の渦巻き溝24が可動部材17の各球20に接触
してこれらを径方向に案内するが、このときには、自動
調心機構50が作動することによって中間回転体23が
径方向に位置調整される。
【0049】即ち、中間回転体23の回動操作初期等
に、例えば、1つの可動部材17の球20のみが渦巻き
溝24の理想ガイド軌跡上(溝の最深部p)にあり、残
余の可動部材17の球20が理想ガイド軌跡から外れて
いたとすると、このとき残余の可動部材17の球20が
夫々板ばね22の力を受けて、渦巻き溝24の円弧状断
面のうちの傾斜部分(最深部pから外れた部分)に押し
付けられる。このとき、各球20から渦巻き溝24に作
用する径方向の分力のバランスによって中間回転体23
が径方向に自動的に位置調整され、その結果、すべて可
動部材17の球20が渦巻き溝24の理想ガイド軌跡に
ほぼ沿うように速やかに整列されることとなる。したが
って、このとき3つあるすべての可動部材17の球20
は中間回転体23の渦巻き溝24に対してほぼ均等に接
触し、中間回転体23から各可動部材17にはほぼ均等
な力が作用することとなる。
【0050】よって、このバルブタイミング制御装置に
おいては、中間回転体23の回動操作時に渦巻き溝24
が一部の可動部材17のみに片当りすることが無くなる
ため、この片当りに起因するガタつき音、打音等の騒音
の発生を未然に防止することができると共に、一部の可
動部材17やリンク14、レバー9に荷重が集中するこ
とによる部品耐久性の低下やフリクションの増大等も防
止することができる。また、各可動部材19からレバー
軸10へのトルク伝達が常時円周方向で均等となるた
め、バルブタイミングの変更作動を円滑かつ迅速に行う
ことができる。
【0051】また、この実施形態のバルブタイミング制
御装置においては、自動調心機構50のガイド斜面を渦
巻き溝24の円弧状断面によって構成すると共に、係合
部を球20によって構成したため、中間回転体23の自
動調心時には、可動部材17の球20が渦巻き溝24の
円弧状断面を滑らかに転動することにより、中間回転体
23をスムーズに、かつ、迅速に変位させることができ
る。
【0052】さらに、この実施形態の場合、可動部材1
7の球20を渦巻き溝24に押圧する付勢手段である板
ばね22を、各可動部材17に対して夫々一つずつ設け
るようにしているため、可動部材17の各球20を、中
間回転体23の渦巻き溝24の断面形状に沿わせて常時
正確に追従させることができ、中間回転体23の自動調
心をより正確に行うことができる。また、中間回転体2
3の変動、ふらつき等に対しても強く、常時、各可動部
材17の球20を渦巻き溝24に対して確実に接触させ
ることができる。
【0053】さらに、この実施形態の装置は、中間回転
体23の渦巻き溝24のある側と逆側の面にスラスト軸
受28を設け、各可動部材17の板ばね22から渦巻き
溝24に作用する軸方向の押付け力を、中間回転体23
の径方向の変位と回転を許容した状態で支持できるよう
にしたため、中間回転体23の回動操作に伴なうフリク
ションを大幅に低減し、作動をより円滑にすることがで
きる。
【0054】尚、この実施形態においては、中間回転体
23の渦巻き状ガイドを円弧状断面の渦巻き溝24によ
って構成する一方、可動部材17の板ばね22に付勢さ
れた係合部としての球20を渦巻き溝24の円弧状断面
に接触させて中間回転体23の自動調心機構50を構成
したが、渦巻き状ガイドを円弧状以外の断面形状に形成
したり、係合部を球20以外で構成することも可能であ
る。ただし、このときも渦巻き状ガイドには、同ガイド
の理想ガイド軌跡に向かって傾斜するガイド斜面を設け
るようにすれば、上記の実施形態と同様に中間回転体2
3の正確な自動調心を行うことができる。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明は、中間回転体の渦
巻き状ガイドが一部の可動部材の係合部に片当りしよう
としたときに、中間回転体全体を径方向に変位させるこ
とができるため、中間回転体の回動操作力をすべての可
動部材に偏りなく均等に作用させることができる。した
がって、中間回転体の回動操作時に、渦巻き状ガイドが
一部の可動部材に片当りする不具合が生じなくなり、そ
の結果、操作時におけるガタつき音の発生や部品耐久性
の低下を防止することが可能になると共に、一部の可動
部材に回動操作力が集中することによるフリクションの
増大や伝達トルクのアンバランスを回避することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す縦断面図。
【図2】同実施形態を示す図1のA−A線に沿う端面
図。
【図3】同実施形態を示す図1のB−B線に沿う端面
図。
【図4】同実施形態を示す図1のC−C線に沿う端面
図。
【図5】同実施形態の作動状態を示す図1のC−C線に
沿う端面図。
【図6】同実施形態を示す図1のI−I線に沿う断面
図。
【図7】同実施形態を示す図1のK部分の拡大断面図。
【図8】同実施形態を示す図1のJ部分の拡大断面図。
【図9】同実施形態を示す図1のD−D線に沿う端面
図。
【図10】同実施形態を示す図1のE−E線に沿う端面
図。
【図11】同実施形態を示す図10のG−G線に沿う断
面図。
【図12】同実施形態を示す図10のH−H線に沿う断
面図。
【図13】同実施形態を示す図1のF−F線に沿う端面
図。
【図14】永久磁石ブロック29の磁極面36n,36
sを仮想線で重ね合わせたヨークブロック30の概略側
面図。
【図15】同実施形態を示す励磁シーケンス図であり、
図中左側に作動ステップ毎の各電磁コイル33A,33
Bの励磁電流と磁界の向きを示し、右側に対応する作動
ステップでのヨーク39A,39Bの磁極と永久磁石ブ
ロック29の磁極面を模式的に示した図。
【図16】従来の技術を示す縦断面図。
【図17】同技術を示す分解斜視図。
【符号の説明】
1…カムシャフト(従動回転体) 3…駆動プレート(駆動回転体) 4…操作力付与手段 8…径方向溝(径方向ガイド) 14…リンク 17…可動部材 20…球(係合部) 22…板ばね(付勢手段) 23…中間回転体 24…渦巻き溝(渦巻き状ガイド) 28…スラスト軸受 50…自動調心機構

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のクランクシャフトによって回
    転駆動する駆動回転体と、カムシャフト若しくは同シャ
    フトに結合された別体部材から成る従動回転体と、前記
    駆動回転体と従動回転体のいずれか一方に設けられた径
    方向ガイドと、前記駆動回転体と従動回転体に対して相
    対回転可能に設けられ、前記径方向ガイドに対峙する側
    の面に渦巻き状ガイドを有する中間回転体と、前記径方
    向ガイドに径方向に変位可能に案内係合されると共に、
    軸方向の一方の端部に、前記渦巻き状ガイドに案内係合
    される係合部が突設された複数の可動部材と、前記駆動
    回転体と従動回転体のいずれか他方のものの回転中心か
    ら離間した部位と前記可動部材とを枢支連結するリンク
    と、前記中間回転体に駆動回転体及び従動回転体に対す
    る相対的な回動操作力を付与する操作力付与手段と、を
    備え、 この操作力付与手段によって中間回転体を駆動回転体及
    び従動回転体に対して回動操作することにより、渦巻き
    状ガイドに係合した可動部材を径方向ガイドに沿わせて
    径方向に変位させ、その変位を前記リンクを介して駆動
    回転体と従動回転体の相対回動に変換する内燃機関のバ
    ルブタイミング制御装置において、 前記中間回転体を径方向に変位可能に設けたことを特徴
    とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  2. 【請求項2】 複数の可動部材の各係合部での接触点を
    基準に中間回転体の回転中心を自動調整する自動調心機
    構を設けたことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関
    のバルブタイミング制御装置。
  3. 【請求項3】 渦巻き状ガイドの可動部材の係合部との
    接触部に、渦巻き状ガイドの理想ガイド軌跡に向かって
    傾斜するガイド斜面を設けると共に、このガイド斜面と
    可動部材の係合部を近接方向に押圧する付勢手段を設
    け、前記ガイド斜面と付勢手段によって自動調心機構を
    構成するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の
    内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  4. 【請求項4】 渦巻き状ガイドを断面円弧状の渦巻き溝
    によって構成すると共に、その渦巻き溝の円弧状断面に
    よって前記ガイド斜面を構成し、前記各可動部材の係合
    部を、前記渦巻き溝の円弧状断面内を転動可能な球によ
    って構成したことを特徴とする請求項3に記載の内燃機
    関のバルブタイミング制御装置。
  5. 【請求項5】 自動調心機構の付勢手段を、各可動部材
    に対応させて夫々独立して設けたことを特徴とする請求
    項3または4に記載の内燃機関のバルブタイミング制御
    装置。
  6. 【請求項6】 中間回転体の可動部材と逆側の面に、可
    動部材から中間回転体に作用する押圧力を受けると共
    に、中間回転体の径方向の変位を許容するスラスト軸受
    を設けたことを特徴とする請求項3〜5に記載の内燃機
    関のバルブタイミング制御装置。
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