JP4042677B2 - 引戸のリンク機構、引戸式収納家具 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の引戸を相互に連動させて開閉するための引戸のリンク機構に関するものである。
従来、開口部に、複数の扉体を案内手段を介して引き違い可能で、且つ、奥行き方向前後にそれぞれ配設するとともに、前記閉止位置にある扉体のうち奥行き方向後側に位置する一方の扉体の左右両端のうち他の扉体側の一端側裏面にリンク部材の一端を枢着し、残る2枚の扉体の左右両端のうちの、前記扉体の枢着部と同一端側裏面に上下方向の案内溝を有するガイド部材をそれぞれ取り付けるとともに、これらガイド部材の案内溝にリンク部材の中間部と他端をそれぞれ上下移動可能に係合し、前記リンク部材の中間部と他端に貫通突出させた支軸にローラをそれぞれ取り付け、これらローラを前記ガイド部材の案内溝にそれぞれ係止するとともに、前記ローラのうちの少なくとも一方のローラの支軸を内方側に突出させ、前記扉体の閉止状態において前記突出させた支軸に係止して前記リンク部材の上方側への移動を阻止するための錠前の係止部材を係止解除可能に設けてなるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3402147号公報(第2〜3頁、第3図)
しかしながら、以上のような構成では、閉止状態では、リンク部材が扉体を横断するため、例えば、扉体をガラスで構成した場合には、ガラスを通してリンク部材が見えてしまうなど、外観上の問題点を有している。
そこで、本発明は、上述した課題を解決することを主たる目的とするものである。
すなわち、本発明に係る引戸のリンク機構は、開口部に設けられる複数の引戸を、全ての引戸が略重合する開成位置と、相隣接する引戸の側端部同士が重合し前記開口部を閉止する閉止位置との間で単一の棒状のリンク部材を介して連動動作させるための機構であって、前記リンク部材を、閉止位置において前記引戸の正面視略水平をなすリンク要素を少なくとも有するリンク本体と、前記リンク本体から前記引戸の正面視における上下方向に延出するリンク支片とを備えたものとし、前記リンク本体の端部を所定の引戸に回動可能に支持させるとともに、リンク支片の端部を他の引戸の背面の側縁部に沿ってスライド可能に係合させることにより、前記リンク部材によって複数の引戸が連動動作し得るように構成していることを特徴とする。また本発明は、前記リンク支片を、前記リンク本体から前記引戸の正面視における上方向へ略起立させて設けているものである。
このようなものであれば、閉止位置において、リンク部材が、引戸を斜めに横断することがないので、例えば、引戸の面板部分をガラスなどの透光性を有する素材で構成しても、そのリンク部材が、ガラスを介して見えてしまうといった外観上の問題が生じる恐れがない。また、リンク部材を引戸を斜めに横断するように設けた場合に比べ、引戸の背面側を有効に利用できる。すなわち、外観上の問題をクリアしながら、引戸等の設計自由度を向上させ得る高機能な引戸のリンク機構を提供することができる。
なお、リンク部材の先端部に加わる応力により、リンク本体が大きく変形することを好適に防止して、該リンク部材を安定動作させるためには、前記リンク本体が、閉止位置において略平行をなす複数の前記リンク要素と、それら隣接するリンク要素同士を接続する段部形成要素とを備えていることが望ましい。特に、前記リンク本体が、前記リンク要素と前記段部形成要素とによって引戸の正面視階段形状に構成されていれば、その効果は顕著になる。
本発明の望ましい態様としては、前記引戸が、透光性を有する透光性部材とこの透光性部材を支持する枠体状の引戸本体部とを具備するものであって、閉止位置において、リンク要素の水平方向の寸法を、そのリンク要素と対応して位置付けられる引戸本体部の幅寸法と略同一に構成しているものが挙げられる。
また、引戸の円滑な開閉動作を実現するためには、前記引戸と前記リンク本体とをスライド可能に係合する中間係合部と中間被係合部とを備え、前記段部形成要素に、前記中間係合部および中間被係合部のうちいずれか一方を設け、他方を引戸に設けていることが望ましい。また、前記引戸と前記リンク支片とをスライド可能に係合する端係合部と端被係合部とを備え、前記リンク支片に、前記端係合部および端被係合部のうち、いずれか一方を設け、他方を引戸に設けていることも望ましい。
ところで、引戸が不意に開閉することを防止するためには、前記リンク部材の動作を禁止するロック手段を備えていることが好ましい。このとき、前記ロック手段を、閉止位置においてリンク支片が位置付けられる位置またはその近傍に設ければ、引戸が不意に開閉することを効果的に防止することができる。
そして、上述の引戸のリンク機構を、引戸式収納家具に適用すれば、その引戸式収納家具を外観上優れたものとしながら、好適に使用することができる。
以上に詳述したように本発明に係る引戸のリンク機構は、閉止位置において、リンク部材が、引戸を斜めに横断することがないので、例えば、引戸の面板部分をガラスなどの透光性を有する素材で構成しても、そのリンク部材が、ガラスを介して見えてしまうといった外観上の問題が生じる恐れがない。また、リンク部材を引戸を斜めに横断するように設けた場合に比べ、引戸の背面側を有効に利用できる。すなわち、外観上の問題をクリアしながら、引戸等の設計自由度を向上させ得る高機能な引戸のリンク機構を実現することができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る引戸式収納家具Pは、図1に示すように、例えば、他の収納家具Qに載置して使用したり、或いは単独で床面(図示せず)に載置して使用するものであって、前面に開口部1Xを有する収納家具本体1と、前記開口部1Xに設けられる第1引戸21、第2引戸22、第3引戸23(以下、引戸2と総称する。)と、前記引戸2を開成位置(A)と閉止位置(B)との間で連動動作させるためのリンク機構3とを備えてなる。ここで、開成位置(A)とは、全ての引戸2が略重合する位置を指し(図3参照)、閉止位置(B)とは、相隣接する引戸2の側端部同士が重合し前記開口部1Xを閉止する位置を指す(図2参照)。
なお、本実施形態では、収納家具本体1における引戸2を配置する側を前側とし、また、この引戸2を正面視した際に、第1引戸21が位置付けられている側を左側、第3引戸23が位置付けられている側を右側と定義して説明を進める。
以下、各部を説明する。
収納家具本体1は、図1に示すように、左右の両側壁11、12、上壁13、底壁14及び後壁15から構成される筐体状をなすものであり、これら各壁11、12、13、14、15によって包囲され前面側に開口部1Xを有する空間を収納空間としたものである。そして、上壁13の下面側前端部及び底壁14の上面側前端部の幅方向略全域に、引戸2のスライド移動を案内するレール状の案内部L1、L2をそれぞれ設けている。
引戸2は、図2、図3等に示すように、それぞれ正面視略矩形状をなすものである。そして、各引戸2は、透光性を有する透光性部材たるガラス部材211、221、231と、このガラス部材を支持する枠体状の引戸本体部212、222、232とを備えている。なお、本実施形態では、透光性部材にガラス部材を用いているが、これに限られるものでなく、例えば、透光性を有するアクリル樹脂性部材などで構成してもよい。
そして、前記開口部1Xを閉止すべく、後方から手前側に、第1引戸21、第2引戸22、第3引戸23の順に平行に配置している。
このとき、閉止位置(B)において、図2に示すように、第1引戸21の右側端部と第2引戸22の左側端部とが重合し、第2引戸22の右側端部と第3引戸23の左側端部とが重合するように構成している。
また、開成位置(A)において、図3に示すように、第1引戸21、第2引戸22及び第3引戸23が、正面視略重合するように構成している。
そして、本実施形態では、第1引戸21の左側端部の下端部と第3引戸23の右側端部の下端部とに、手掛け可能な引手部21a、23aをそれぞれ設けている。この引手部21a、23aは、前面側に開口する箱体状をなすものである。
また、第3引戸23に設けた引手部23aの下側には、リンク部材30の動作を禁止するための後述するロック手段35を設けている。
リンク機構3は、閉止位置(B)において、略水平をなすリンク本体31とこのリンク本体31の一端部31xから略起立するリンク支片32とを備えたリンク部材30と、対をなす中間係合部33a及び中間被係合部33bと、対をなす端係合部34a及び端被係合部34bと、ロック手段35とを具備してなる。
より具体的には、リンク本体31は、その他端部31yを、所定の引戸たる第1引戸2の引戸本体部212の背面右下隅部に回動可能に支持されるものである。また、閉止位置(B)において略平行をなす第1リンク要素311と、第2リンク要素312と、これら前記第1リンク要素311と前記第2リンク要素312とが段をなすように設けた段部形成要素313とを備えてなる。そして、第1リンク要素311、段部形成要素313及び第2リンク要素312によって、該リンク本体31が右上がりの階段形状をなすようにしている。なお、本実施形態では、図2に示すように、前記第1リンク要素311の水平方向の寸法(r2)と引戸本体部222の幅寸法(R2)とを略同一に構成し、また、前記第2リンク要素312の水平方向の寸法(r3)と引戸本体部232の幅寸法(R3)とを略同一に構成している。
中間係合部33aは、図2、図3、図4に示すように、第2引戸22の右側縁部の裏面にその側縁部に沿って設けたものである。端係合部34aは、第3引戸23の右側縁部の裏面にその側縁部に沿って設けたものである。これら中間係合部33aと端係合部34aとは、共通のアルミ押し出し成形材をそれぞれ所定の長手寸法に切断することにより形成している。そして、長手方向に各部等断面の平面視略U字形状を有してなる。なお、本実施形態では、後述の中間被係合部33b及び端被係合部34bが開口から抜け落ちることを防止するために、各開口を内方へ若干窄ませた形状を有するように構成している。
中間被係合部33bは、図2、図3、図4に示すように、中間支軸33b1と、この中間支軸33b1の先端部に設けた中間転動輪33b2とを備えてなるものである。
より具体的には、中間転動輪33b2は、前記中間支軸33b1を回転中心として回転するものである。そして、図4に示すように、中間転動輪33b2の直径寸法(S1)を、前記中間係合部33aの幅寸法(s1)と略同一の寸法を有するように構成している。また、中間転動輪33b2の厚み寸法(T1)を、前記中間係合部33aの奥行き寸法(t1)と略同一の寸法を有するように構成している。
端被係合部34bは、図2、図3、図4に示すように、端支軸34b1と、この端支軸34b1の先端部に設けた端転動輪34b2とを備えてなるものである。
より具体的には、端転動輪34b2は、前記端支軸34b1を回転中心として回転するものである。そして、図4に示すように、端転動輪34b2の直径寸法(S2)を、前記端係合部34aの幅寸法(s2)と略同一の寸法を有するように構成している。また、端転動輪34b2の厚み寸法(T2)を、前記端係合部34aの奥行き寸法(t2)と略同一の寸法を有するように構成している。
ロック手段35は、前記リンク部材30の動作を禁止するものであって、本実施形態では、このロック手段35を、一般的なシリンダ錠で構成している。より具体的にこのロック手段35は、施錠動作に連動して進退動作するピン(図示せず)を備えてなる。そして、ピンをリンク支片32に当接させることによりリンク支片32の動作を禁止する(施錠状態)一方、リンク支片32に当接させることを解除することによりリンク支片32の動作が可能となる(施錠解除状態)ように構成している。なお、ロック手段35は、シリンダ錠に限られず、実施態様に応じて適宜変更することができる。
以上のように構成される引戸式収納家具Pの使用方法を、(1)引戸2を開ける場合、(2)引戸2を閉める場合とに分けて説明する。
(1)引戸2を開ける場合
まず、図2に示すように、引戸2が閉止位置(B)にあるとき、例えば、第3引戸23の引手部23aに手をかけて左方向に力を加える。すると、この力を受けた第3引戸23は、案内部L1、L2に案内されながら左方向へと移動を始める。左方向に移動を始めた第3引戸23において、その第3引戸23に設けた端係合部34aに係合させた端転動輪34b2は、左右の動きをその端係合部34aに規制されながら上方向に移動を行う。しかして、リンク部材30が、リンク本体31の他端部31yを中心として斜めに傾き始める。これに伴い、中間転動輪33b2も上方向及び左方向に移動を始め、第2引戸22に設けた中間係合部33aが、その中間転動輪33b2から左方向の力を受け、これにより第2引戸22が案内部L1、L2を左方向へと移動を始めることとなる。
そして、第3引戸23をさらに左方向へ移動させると、同様にして第2引戸22も左方向へ移動し、第3引戸23及び第2引戸22がそれぞれ第1引戸21と重合する位置に移動して、開成位置(A)に位置付けられることとなる(図3参照)。
なお、上述のように、第3引戸23を左方向へ移動させるに限らず、第1引戸21を右方向に移動させることも可能である。
具体的には、第1引戸21を右方向に移動させると、回動可能に支持しているリンク本体31の他端部31yが右方向に移動を始める。このとき、第3引戸23は、右側壁12によって右方向には移動不能な状態にあり、端転動輪34b2は、左右の動きを端係合部34aに規制されながら上方向に移動を行う。しかして、リンク部材30が、リンク本体31の他端部31yを中心として斜めに傾き始める。これに伴い、中間転動輪33b2も上方向及び右方向に移動を始め、第2引戸22に設けた中間係合部33aが、その中間転動輪33b2から右方向の力を受け、これにより第2引戸22が案内部L1、L2を右方向へと移動を始めることとなる。
そして、第3引戸23をさらに右方向へ移動させると、同様にして第2引戸22も右方向へ移動し、第3引戸23及び第2引戸22がそれぞれ第1引戸21と重合する位置に移動して、開口部1Xの右側に開成する状態で位置付けられることとなる(図示せず)。
このように、1つの引戸2を操作するだけで、全ての引戸2を開口部1Xの左右どちらかに位置付けて、開成状態にすることが簡単にできる。
(2)引戸2を閉める場合
まず、図3に示すように、引戸2が開成位置(A)にあるとき、例えば、第3引戸23の引手部23aに手をかけて右方向に力を加える。
すると、この力を受けた第3引戸23は、案内部L1、L2に案内されながら右方向へと移動を始める。右方向に移動を始めた第3引戸23において、その第3引戸23に設けた端係合部34aに係合させた端転動輪34b2は、左右の動きをその端係合部34aに規制されながら下方向に移動を行う。しかして、リンク部材30が、リンク本体31の他端部31yを中心として傾きが少なくなるように動作を始める。また、これと同時に、中間転動輪33b2も下方向及び右方向に移動を始め、第2引戸22に設けた中間係合部33aが、その中間転動輪33b2から右方向の力を受け、これにより第2引戸22が案内部L1、L2を右方向へと移動を始めることとなる。
そして、第3引戸23をさらに右方向へ移動させると、同様にして第2引戸22も右方向へ移動し、第3引戸23及び第2引戸22が閉止位置(B)に位置付けられることとなる(図2参照)。
また、上述のように、第3引戸23を右方向へ移動させるに限らず、第1引戸21を左方向に移動させることも可能であることは言うまでもない。
このように、1つの引戸2を操作するだけで、全ての引戸2を閉止位置(B)に簡単に位置付けて、閉止状態に簡単にすることができる。
以上のように、本実施形態の引戸2のリンク機構3によれば、閉止位置(B)において、略水平をなすリンク本体31と、前記リンク本体31の一端部31xに略起立するリンク支片32とを備えたリンク部材30を具備し、前記リンク本体31の他端部31yを第1引戸21に回動可能に支持させるとともに、前記リンク支片32を第3引戸23の背面の側縁部に沿ってスライド可能に係合させ、その中間部に設けた段部形成要素313を第2引戸22の背面の側縁部に沿ってスライド可能に係合させることにより、前記リンク部材30によって引戸2が連動動作し得るように構成しているので、閉止位置(B)において、リンク部材30が、第2引戸22及び第3引戸23を斜めに横断することがないので、本実施形態のように、例えば、引戸2の面板部分をガラスなどの透光性を有する素材で構成していても、そのリンク部材30が、ガラスを介して見えてしまうといった外観上の問題が生じる恐れがない。また、リンク部材30を引戸2を斜めに横断するように設けた場合に比べ、引戸2の背面側を有効に利用できる。すなわち、外観上の問題をクリアしながら、引戸2等の設計自由度を向上させ得る高機能な引戸2のリンク機構3を提供することができる。
また、前記リンク本体31が、閉止位置(B)において略平行をなす第1リンク要素311及び第2リンク要素312を具備するものであって、隣接するそれらリンク要素311、312が段をなすための段部形成要素313を、それら隣接するリンク要素311、312間に備えているので、リンク部材30の先端部に加わる応力により、リンク本体31が大きく変形することを好適に防止して、該リンク部材30を安定動作させることができる。このとき、前記リンク本体31が、各リンク要素311、312と段部形成要素313とによって階段形状に構成しているので、その効果も顕著となっている。
また、前記第2引戸22と前記リンク本体31とをスライド可能に係合する中間係合部33aと中間被係合部33bとを備えているので、第2引戸22の円滑な開閉動作を実現することができる。さらに、前記第3引戸23と前記リンク本体31とをスライド可能に係合する端係合部34aと端被係合部34bとを備えているので、第3引戸23の円滑な開閉動作を実現することができる。
さらに、前記リンク部材30の動作を禁止するロック手段35を備えており、引戸2が不意に開閉することを有効に防止することができる。また、このロック手段35を、閉止位置(B)においてリンク支片32が位置付けられる位置またはその近傍に設けているので、引戸2が不意に開閉することをより効果的に防止することができる。
そして、上述のような引戸2のリンク機構3を、本実施形態の引戸式収納家具Pに適用したことにより、該引戸式収納家具Pを外観上優れたものとしながら、好適に使用することができる。
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
例えば、引戸2のリンク機構3を3枚の引戸2を連動動作するものとしているが、4枚以上のものにも適応することができる。
また、閉止位置(B)において、リンク本体31を引戸2の下端縁に沿って配置されるように構成しているが、例えば、引戸2の上端縁に沿って配置されるように構成するなど、リンク本体31の配置位置は本実施形態に限られるものではない。
リンク本体31を、段を有さないように構成するとともに、例えば、一端側(リンク本体31の中間部など)に、さらなるリンク支片32を設けてもよい。
また、中間被係合部33bおよび端被係合部34bをリンク部材30に設け、中間係合部33aおよび端係合部34aを引戸2に設けているが、中間被係合部33bおよび端被係合部34bを引戸2に設け、中間係合部33aおよび端係合部34aをリンク部材30に設けてもよい。
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の実施形態における引戸式収納家具の全体斜視図。 同実施形態における閉止位置にある引戸を模式的に示す正面図及び平面図。 同実施形態における開成位置にある引戸を模式的に示す正面図及び平面図。 同実施形態におけるリンク機構の係合部分を模式的に示す及び平面図。
符号の説明
1X・・・開口部
2・・・引戸
3・・・引戸のリンク機構
30・・・リンク部材
31・・・リンク本体
31y・・・リンク本体31の他端部
32・・・リンク支片
33a・・・中間係合部
33b・・・中間被係合部
34a・・・端係合部
34b・・・端被係合部
35・・・ロック手段
211、221、231・・・透光性部材
212、222、232・・・引戸本体部
311・・・リンク要素(第1リンク要素)
312・・・リンク要素(第2リンク要素)
313・・・段部形成要素
(A)・・・開成位置
(B)・・・閉止位置
P・・・引戸式収納家具

Claims (10)

  1. 開口部に設けられる複数の引戸を、全ての引戸が略重合する開成位置と、相隣接する引戸の側端部同士が重合し前記開口部を閉止する閉止位置との間で単一の棒状のリンク部材を介して連動動作させるための機構であって、
    前記リンク部材を、閉止位置において前記引戸の正面視略水平をなすリンク要素を少なくとも有するリンク本体と、前記リンク本体から前記引戸の正面視における上下方向に延出するリンク支片とを備えたものとし、
    前記リンク本体の端部を所定の引戸に回動可能に支持させるとともに、リンク支片の端部を他の引戸の背面の側縁部に沿ってスライド可能に係合させることにより、前記リンク部材によって複数の引戸が連動動作し得るように構成していることを特徴とする引戸のリンク機構。
  2. 前記リンク支片を、前記リンク本体から前記引戸の正面視における上方向へ略起立させて設けている請求項1記載の引戸のリンク機構。
  3. 前記リンク本体が、閉止位置において略平行をなす複数の前記リンク要素と、それら隣接するリンク要素同士を接続する段部形成要素とを備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の引戸のリンク機構。
  4. 前記リンク本体が、前記リンク要素と前記段部形成要素とによって引戸の正面視階段形状に構成されていることを特徴とする請求項3記載の引戸のリンク機構。
  5. 前記引戸が、透光性を有する透光性部材とこの透光性部材を支持する枠体状の引戸本体部とを具備するものであって、
    閉止位置において、リンク要素の水平方向の寸法を、そのリンク要素と対応して位置付けられる引戸本体部の幅寸法と略同一に構成していることを特徴とする請求項3または4記載の引戸のリンク機構。
  6. 前記引戸と前記リンク本体とをスライド可能に係合する中間係合部と中間被係合部とを備え、
    前記段部形成要素に、前記中間係合部および中間被係合部のうちいずれか一方を設け、他方を引戸に設けていることを特徴とする請求項3乃至5いずれか記載の引戸のリンク機構。
  7. 前記引戸と前記リンク支片とをスライド可能に係合する端係合部と端被係合部とを備え、
    前記リンク支片に、前記端係合部および端被係合部のうち、いずれか一方を設け、他方を引戸に設けていることを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の引戸のリンク機構。
  8. 前記リンク部材の動作を禁止するロック手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至7いずれか記載の引戸のリンク機構。
  9. 前記ロック手段を、閉止位置においてリンク支片が位置付けられる位置またはその近傍に設けていることを特徴とする請求項8記載の引戸のリンク機構。
  10. 請求項1乃至9いずれか記載の引戸のリンク機構を備えたことを特徴とする引戸式収納家具。
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