JP4042620B2 - 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムに関し、特に、所定料金の支払済みを証明するための証票を含む原稿の偽造を防止する画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の複写機は、解像度などの画質の向上にともなって、原稿と見分けるのが困難な複製物を容易に作成することができる。また、はがきサイズの用紙に所定の画像データを高画質で印刷することが可能なプリンタも、一般家庭にまで普及してきている。このような高画質の印刷が可能な画像処理装置としての機能を有する複写機やプリンタは、たとえば郵便料金の支払済みを証明するための証票を含む官製はがきや年賀はがきなどの郵便はがきの偽造を誘発するおそれがある。
【0003】
この問題に関連して、原稿を読み取った画像データが紙幣や有価証券などの特定の原稿に基づくものであると認識された場合、当該画像データの印刷出力を停止する複写機が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−309166号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、証票を含む郵便はがきなどの原稿をそのまま複写することは偽造に繋がるため禁止されなければならない一方で、たとえば住所および宛名が記載された郵便はがきを複写して複製はがきとして使用したいとユーザが要望する場合がある。
【0006】
しかしながら、上記特許文献1に記載の複写機は、偽造に関係する特定の原稿を複写しようとすると一律に印刷出力を拒否することになるため、証票を含む郵便はがきなどの原稿を複写して使用したいというユーザの要望に応えることができない。つまり、上記特許文献1に記載の技術は、かかる課題については配慮しておらず、これを解決するための具体的な方法を提示するものではない。
【0007】
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、所定料金の支払済みを証明するための証票を含む原稿の偽造を未然に防止すると同時に、当該原稿を読み取った画像データのユーザによる使用の便宜を図ることができる画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、下記する手段により達成される。
【0009】
(1)画像データ中に所定料金の支払済みの証明に関する支払済証明部が含まれているか否かを認識する認識手段と、前記認識手段により前記画像データ中に前記支払済証明部が含まれていると認識された場合、前記画像データ中の前記支払済証明部を、前記所定料金の支払済みを証明するための証票の貼付を指示する情報が含まれた証票貼付指示部に置き換える置換手段とを有する画像処理装置。
【0010】
(2)前記所定料金は郵便料金であり、前記証票は郵便切手である上記(1)に記載の画像処理装置。
【0011】
(3)前記証票貼付指示部には、前記所定料金の金額を示す情報が含まれる上記(1)または(2)に記載の画像処理装置。
【0012】
(4)認識手段が、画像データ中に所定料金の支払済みの証明に関する支払済証明部が含まれているか否かを認識する認識ステップと、前記認識ステップにおいて前記画像データ中に前記支払済証明部が含まれていると認識された場合、置換手段が、前記画像データ中の前記支払済証明部を、前記所定料金の支払済みを証明するための証票の貼付を指示する情報が含まれた証票貼付指示部に置き換える置換ステップとを有する画像処理方法。
【0013】
(5)画像データ中に所定料金の支払済みの証明に関する支払済証明部が含まれているか否かを認識する認識手順と、前記認識手順において前記画像データ中に前記支払済証明部が含まれていると認識された場合、前記画像データ中の前記支払済証明部を、前記所定料金の支払済みを証明するための証票の貼付を指示する情報が含まれた証票貼付指示部に置き換える置換手順とをコンピュータに実行させるための画像処理プログラム。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
【0015】
図1は、本発明の第1実施形態に係るカラーの複写機の構成を示すブロック図である。画像処理装置としての機能を有する複写機100は、制御部101、記憶部102、操作パネル部103、画像読取部104、および印刷部105を含み、これらは信号を遣り取りするためのバス109を介して相互に接続されている。
【0016】
制御部101はCPUから構成されており、複写機100の各構成部分の制御および各種演算処理を行う。記憶部102は、プログラムやデータを格納するためのROM、および作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶するためのRAMを有する。記憶部102はまた、外部記憶装置としてのハードディスクを有していてもよい。
【0017】
操作パネル部103は、ユーザが各種の操作や指示を行うための操作部と、各種の表示を行うための表示部とから構成される。
【0018】
画像読取部104は、原稿を読み取ることによって画像データを得る。画像読取部104は、原稿に光源で光を当ててその反射光を光電変換するためのCCD等の受光素子を有している。
【0019】
印刷部105は、電子写真式プロセス等の周知の作像プロセスを用いて各種データを用紙などの記録材上に印刷する。
【0020】
次に、図2〜図8を参照して、第1実施形態に係る複写機100で行われる処理について説明する。なお、図2〜図5のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、複写機100の記憶部102にプログラムとして記憶されており、制御部101により実行される。
【0021】
まず、制御部101は、操作パネル部103を通して、原稿を複写するためのコピー指示が入力されるのを待つ(S101)。
【0022】
コピー指示が入力された場合(S101でYES)、原稿を読み取った画像データが、記憶部102に取り込まれて記憶される(S102)。具体的には、制御部101は、画像読取部104に、予め所定の読取位置にセットされた原稿を読み取るための指令を出力する。当該指令を受け取った画像読取部104は、セットされた原稿を読み取って画像データを生成する。そして、生成された画像データは記憶部102に取り込まれる。
【0023】
続いて、記憶部102に取り込まれた画像データについて、証票画像の認識処理が行われる(S103)。すなわち、画像データ中に所定料金(ここでは郵便料金)の支払済みの証明に関する支払済証明部としての証票画像が含まれているか否かを認識するための処理が行われる。証票画像とは、原稿に含まれる所定料金の支払済みを証明するための証票に対応する画像をいう。本明細書において、証票は、郵便物に貼付されるもの(郵便切手)、および官製はがきや年賀はがきなどの郵便はがきに印刷されたものの両方を含む概念として使用される。
【0024】
図6は、郵便料金の支払済みの証明に関する証票画像を含む画像データの一例を示す図である。図6において、画像データ500には、証票画像501が含まれている。
【0025】
証票画像の認識処理の具体的な方法は、既存の画像処理技術を用いて実行され得る。一例を挙げれば、画像データにエッジ強調処理を施して、「日本郵便」の文字と額面(ここでは郵便料金の金額)の数値とを含む所定範囲の大きさ(たとえば、最小2cm×2cm、最大4cm×4cm)の四角形の領域を検出した場合、当該領域が証票画像の領域として認識される。
【0026】
続いて、ステップS103における証票画像の認識処理を実行した結果、画像データ中に証票画像が存在するか否かが判断される(S104)。画像データ中に証票画像が存在しないと判断された場合(S104でNO)、ステップS109に進む。
【0027】
画像データ中に証票画像が存在すると判断された場合(S104でYES)、置換処理の処理モードは、デフォルト、オート、マニュアルのいずれであるかが判断される。ここで、置換処理とは、画像データ中の証票画像を郵便切手の貼付を指示する情報が含まれた切手貼付指示部に置き換える処理である。なお、処理モードは、操作パネル部103を通して予め設定される。
【0028】
置換処理の処理モードがデフォルトであると判断された場合(S105で「デフォルト」)、デフォルト置換処理が行われる(S106)。このデフォルト置換処理では、図7に示すように、郵便切手の貼付を指示する情報を含み、デフォルト値として設定された第1の切手貼付指示部510が使用される。この第1の切手貼付指示部510は、たとえば「切手をお貼りください」などの記述を含んでいる。
【0029】
図3は、図2のステップS106におけるデフォルト置換処理について説明するためのフローチャートである。まず、たとえば画像データ500から、図2のステップS103で認識された証票画像501が削除される(S201)。なお、画像データ中に複数の証票画像が含まれている場合、すべての証票画像が削除される。続いて、画像データ500中の証票画像501が削除された位置近傍に、第1の切手貼付指示部510が付加される(S202)。
【0030】
図2の説明に戻って、置換処理の処理モードがオートであると判断された場合(S105で「オート」)、オート置換処理が行われる(S107)。このオート置換処理では、図8に示すように、郵便切手の貼付を指示する情報と、額面を示す情報とを含む第2の切手貼付指示部520が使用される。この第2の切手貼付指示部520は、たとえば「○○円切手をお貼りください」などの記述を含んでいる。オート置換処理では、額面は自動的に設定される。
【0031】
図4は、図2のステップS107におけるオート置換処理について説明するためのフローチャートである。まず、たとえば画像データ500中の証票画像501から金額に関する文字を認識した結果に基づいて、額面が取得される(S301)。たとえば図6の画像データ500が用いられる場合、額面として「50円」が取得される。ここで、画像データ中に複数の証票画像が含まれている場合、各証票画像から取得された額面の合計が算出されて使用される。なお、額面は、証票画像501から文字認識処理により取得される代わりに、画像データ500のサイズを検出し、検出されたサイズに基づいて取得されてもよい。たとえば、検出されたサイズがはがきサイズである場合、額面として「50円」が取得される。続いて、画像データ500から証票画像501が削除される(S302)。そして、画像データ500中の証票画像501が削除された位置近傍に、第2の切手貼付指示部520が付加される(S303)。ここで、第2の切手貼付指示部520における額面を示す部分には、ステップS301で取得された額面が使用される。額面を付加することにより、ユーザは必要な切手代を知ることができ、間違った切手を貼ることが防止される。
【0032】
図2の説明に戻って、置換処理の処理モードがマニュアルであると判断された場合(S105で「マニュアル」)、マニュアル置換処理が行われる(S108)。このマニュアル置換処理では、操作パネル部103を通した指示にしたがって、第1の切手貼付指示部510、あるいは第2の切手貼付指示部520が使用される。また、第2の切手貼付指示部520が使用される場合、額面は、操作パネル部103を通した指示にしたがって、自動的に設定されるか、あるいはユーザの操作により入力された数値情報に基づいて設定される。
【0033】
図5は、図2のステップS108におけるマニュアル置換処理について説明するためのフローチャートである。まず、たとえば画像データ500中の証票画像501から金額に関する文字を認識した結果に基づいて、額面が取得される(S401)。続いて、制御部101は、操作パネル部103の表示部に、取得された額面を表示させる(S402)。たとえば図6の画像データ500が用いられる場合、操作パネル部103の表示部には、たとえば「額面=50円」と表示される。そして、制御部101は、操作パネル部103を通して、ユーザによる切手貼付指示部についての指示が入力されるのを待つ(S403)。切手貼付指示部についての指示には、第1の切手貼付指示部510を適用することを示す第1の指示、操作パネル部103の表示部に表示された額面をそのまま使用して第2の切手貼付指示部520を適用することを示す第2の指示、およびユーザの操作により入力された数値情報に基づく額面を使用して第2の切手貼付指示部520を適用することを示す第3の指示が含まれる。ここで、第3の指示が入力される場合、操作パネル部103の表示部にたとえば「額面=50円」と表示されたとしても、操作パネル部103の操作部を通してたとえば「額面=130円」と変更され得る。続いて、画像データ500から証票画像501が削除される(S404)。そして、画像データ500中の証票画像501が削除された位置近傍に、ユーザにより指示された切手貼付指示部が付加される(S405)。
【0034】
図2の説明に戻って、ステップS109では、たとえば画像データ500中に証票画像501が含まれている場合、制御部101は、証票画像501が切手貼付指示部510または520に置き換えられた後の画像データを、用紙などの記録材上に印刷すべく制御する。一方、画像データ中に証票画像が含まれていない場合、制御部101は、記憶部102に取り込まれた画像データを用紙などの記録材上に印刷すべく制御する。
【0035】
なお、図2のステップS106、S107、S108における各置換処理において、切手貼付指示部は、画像データ500中の証票画像501が削除された後の領域に、たとえば両者の中心が合うように付加される。ただし、切手貼付指示部の外枠の大きさが、証票画像501が削除された後の領域に合致するように調整されてもよく、あるいは、画像データ500のたとえば左上端点から一定の位置に一定の大きさの切手貼付指示部が付加されてもよい。また、画像データ中に複数の証票画像が含まれている場合、たとえば最も左上に位置する証票画像が削除された位置近傍に、切手貼付指示部が付加される。また、画像データ500における証票画像501の領域以外の部分の下地画像が均一な色およびパターンで構成されている場合、画像データ500から証票画像501を削除する処理(S201、S302、S404)の代わりに、画像データ500中の証票画像501の位置に、下地画像の一部を上書きする処理が行われてもよい。さらには、各置換処理において、画像データ500から証票画像501を削除する処理(S201、S302、S404)を省略して、画像データ500中の証票画像501の位置に、証票画像501が表示あるいは印刷されないように切手貼付指示部を上書きする処理が行われてもよい。
【0036】
このように第1実施形態によれば、画像処理装置としての複写機100は、画像データ500中に郵便料金の支払済みの証明に関する証票画像501が含まれていると認識した場合、画像データ500中の証票画像501を、郵便料金の支払済みを証明するための郵便切手の貼付を指示する情報が含まれた切手貼付指示部510または520に置き換える。
【0037】
したがって、所定料金の支払済みを証明するための証票を含む原稿の偽造を未然に防止すると同時に、当該原稿を読み取った画像データのユーザによる使用の便宜を図ることができる。これにより、たとえば住所および宛名が記載された郵便はがきなどの原稿を複写して複製はがきとして使用したいというユーザの要望にも、偽造を防止しつつ十分に応えることが可能となる。
【0038】
なお、第1実施形態では、画像データ中の郵便料金の支払済みの証明に関する証票画像を、証票としての郵便切手の貼付を指示する情報が含まれた切手貼付指示部に置き換える場合について説明したが、この第1実施形態は、画像データ中の他の証票画像(たとえば手数料あるいは税の支払済みの証明に関する証票画像)を、他の証票(たとえば印紙)の貼付を指示する情報が含まれた証票貼付指示部に置き換える場合に、容易に変形ないし修正が可能である(後述する第2および第3実施形態においても同様)。この場合、原稿は、たとえば文書ないし証書である。図9は、手数料あるいは税の支払済みの証明に関する証票画像を含む画像データの一例を示す図である。図9において、画像データ600には、証票画像601が含まれている。証票画像の認識処理の具体的な方法は、一例を挙げれば、画像データにエッジ強調処理を施して、「印紙」の文字と額面の数値とを含む所定範囲の大きさの四角形の領域を検出した場合、当該領域が証票画像の領域として認識される。図9の画像データ600に対しては、図10に示すような印紙の貼付を指示する情報を含みデフォルト値として設定された第1の印紙貼付指示部610、あるいは図11に示すような印紙の貼付を指示する情報と額面を示す情報とを含む第2の印紙貼付指示部620が使用される。
【0039】
図12は、本発明の第2実施形態に係るカラーの複写機の構成を示すブロック図である。以下、第1実施形態と相違する点を中心に説明する。なお、第1実施形態と共通する機能を有する部材には同一の符号を用いる。
【0040】
第2実施形態に係る複写機100aは、第1実施形態に係る複写機100の構成要素に対して、図示しないネットワークに接続するためのLANカードなどのネットワークインタフェース106が付加されている。第2実施形態に係る複写機100aは、第1実施形態に係る複写機100のような複写機能に加えて、さらに、複写機100aで原稿を読み取って得た画像データをネットワークを介して他の機器、たとえば図示しないファイルサーバなどのデータ保存装置に送信して保存させるというネットワークスキャナとしての機能を有している。
【0041】
次に、図13を参照して、第2実施形態に係る複写機100aで行われる処理について説明する。なお、図13のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、複写機100aの記憶部102にプログラムとして記憶されており、制御部101により実行される。ここでは、原稿を読み取って得た画像データをデータ保存装置に送信して保存させる処理について説明する。
【0042】
まず、制御部101は、操作パネル部103を通して、原稿を読み取って保存するためのスキャン指示が入力されるのを待つ(S501)。
【0043】
ステップS502〜S508の処理は、図2のステップS102〜S108の処理と同様であるため、説明を省略する。ステップS509では、たとえば画像データ500中に証票画像501が含まれている場合、制御部101は、証票画像501が切手貼付指示部510または520に置き換えられた後の画像データを、ネットワークを介してデータ保存装置に送信して保存すべく制御する。一方、画像データ中に証票画像が含まれていない場合、制御部101は、記憶部102に取り込まれた画像データをネットワークを介してデータ保存装置に送信して保存すべく制御する。
【0044】
なお、第2実施形態では、カラーの複写機100aで行われる処理について説明したが、この第2実施形態は、図12に示される構成要素のうち、印刷部105を持たない装置、つまりスキャナにも適用可能である。また、制御部101は、証票画像が切手貼付指示部に置き換えられた後の画像データを、ネットワークを介して送信することなく、自機の記憶部102に保存すべく制御してもよい。
【0045】
この第2実施形態によっても、所定料金の支払済みを証明するための証票を含む原稿の偽造を未然に防止すると同時に、当該原稿を読み取った画像データのユーザによる使用の便宜を図ることができる。
【0046】
図14は、本発明の第3実施形態に係るカラーのプリンタの構成を示すブロック図である。以下、第1実施形態と相違する点を中心に説明する。なお、第1実施形態と共通する機能を有する部材には同一の符号を用いる。
【0047】
第3実施形態に係るプリンタ100bは、第1実施形態に係る複写機100の構成要素に対して、画像読取部104が省略されるとともに、図示しないネットワークに接続するためのLANカードなどのネットワークインタフェース106が付加されている。第3実施形態に係るプリンタ100bは、ネットワークを介して他の機器、たとえば図示しないパーソナルコンピュータ(以下、「PC」という。)から受信したデータを印刷するというネットワークプリンタとしての機能を有している。
【0048】
次に、図15を参照して、第3実施形態に係るプリンタ100bで行われる処理について説明する。なお、図15のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、プリンタ100bの記憶部102にプログラムとして記憶されており、制御部101により実行される。ここでは、PCからネットワークを介して受信した印刷ジョブに含まれる画像データを印刷する処理について説明する。
【0049】
まず、制御部101は、ネットワークインタフェース106を介して、印刷ジョブが受信されるのを待つ(S601)。印刷ジョブには、印刷部数および用紙サイズなどの印刷属性と、印刷対象となる画像データとが含まれる。
【0050】
印刷ジョブが受信された場合(S601でYES)、印刷ジョブに含まれる画像データが、記憶部102に取り込まれて記憶される(S602)。
【0051】
ステップS603〜S609の処理は、図2のステップS103〜S109の処理と同様であるため、説明を省略する。
【0052】
なお、ステップS607およびS608の置換処理における、額面の取得処理(図4のS301および図5のS401参照)では、額面は、証票画像501から文字認識処理により取得される代わりに、印刷ジョブに含まれる印刷属性としての用紙サイズに基づいて取得されてもよい。たとえば、用紙サイズがはがきサイズに設定されている場合、額面として「50円」が取得される。
【0053】
また、ステップS608のマニュアル置換処理における、額面の表示処理(図5のS402参照)では、制御部101は、たとえば印刷ジョブの送信元であるPCの表示部に、取得された額面を表示させるように制御してもよい。この場合、ステップS403では、制御部101は、ネットワークインタフェース106を介して、ユーザによる切手貼付指示部についての指示が受信されるのを待つことになる。
【0054】
この第3実施形態によっても、所定料金の支払済みを証明するための証票を含む原稿の偽造を未然に防止すると同時に、当該原稿を読み取った画像データのユーザによる使用の便宜を図ることができる。
【0055】
本発明は、上記した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。
【0056】
たとえば、上記した実施形態では、本発明の画像処理装置が複写機、プリンタ、およびスキャナに適用される場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、多機能周辺機器(MFP:Multi-Function Peripheral)などの画像形成装置のほか、PC、ファイルサーバなどのコンピュータにも適用され得る。
【0057】
また、上記した実施形態では、消印の有無にかかわらず証票画像を証票貼付指示部に置き換えるように処理される。ただし、消印の無い(未使用)証票画像のみを証票貼付指示部に置き換えるモードと、消印の有無にかかわらず証票画像を証票貼付指示部に置き換えるモードとのいずれかがユーザにより選択可能とされてもよい。
【0058】
また、上記した実施形態では、複写機100aおよびプリンタ100bは、それぞれデータ保存装置およびPCに、ネットワークインタフェース106を介して接続されているが、これに限定されるものではなく、たとえばUSB、IEEE1284等のインタフェースを介して接続(ローカル接続)されていてもよい。
【0059】
本発明において、画像処理装置における各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウェア回路、またはプログラムされたコンピュータのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、例えばフレキシブルディスクやCD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送されて記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、画像処理装置の一機能としてその装置のソフトウェアに組み込まれてもよい。
【0060】
なお、上述した本発明の実施形態には、特許請求の範囲の請求項1〜5に記載した発明以外にも、以下の付記1〜5に示すような発明が含まれる。
【0061】
[付記1] 前記金額は、前記画像データ中の前記支払済証明部から、金額に関する文字を認識した結果に基づいて得られる請求項3に記載の画像処理装置。
【0062】
[付記2] 前記金額は、ユーザの操作により入力された情報に基づいて得られる請求項3に記載の画像処理装置。
【0063】
[付記3] 前記置換手段は、前記画像データ中の前記支払済証明部を削除する削除手段と、前記画像データ中の前記削除手段により前記支払済証明部が削除された位置近傍に、前記証票貼付指示部を付加する付加手段とを有する請求項1〜3、付記1、2のいずれか1つに記載の画像処理装置。
【0064】
[付記4] 前記支払済証明部が前記証票貼付指示部に置き換えられた後の画像データを印刷する印刷手段をさらに有する請求項1〜3、付記1〜3のいずれか1つに記載の画像処理装置。
【0065】
[付記5] 請求項5に記載の画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、所定料金の支払済みを証明するための証票を含む原稿の偽造を未然に防止すると同時に、当該原稿を読み取った画像データのユーザによる使用の便宜を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るカラーの複写機の構成を示すブロック図である。
【図2】 第1実施形態に係る複写機で行われる処理について説明するためのフローチャートである。
【図3】 図2に示されるデフォルト置換処理について説明するためのフローチャートである。
【図4】 図2に示されるオート置換処理について説明するためのフローチャートである。
【図5】 図2に示されるマニュアル置換処理について説明するためのフローチャートである。
【図6】 郵便料金の支払済みの証明に関する証票画像を含む画像データの一例を示す図である。
【図7】 第1の切手貼付指示部の一例を示す図である。
【図8】 第2の切手貼付指示部の一例を示す図である。
【図9】 手数料あるいは税の支払済みの証明に関する証票画像を含む画像データの一例を示す図である。
【図10】 第1の印紙貼付指示部の一例を示す図である。
【図11】 第2の印紙貼付指示部の一例を示す図である。
【図12】 本発明の第2実施形態に係るカラーの複写機の構成を示すブロック図である。
【図13】 第2実施形態に係る複写機で行われる処理について説明するためのフローチャートである。
【図14】 本発明の第3実施形態に係るカラーのプリンタの構成を示すブロック図である。
【図15】 第3実施形態に係るプリンタで行われる処理について説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
100…複写機、
100a…複写機、
100b…プリンタ、
101…制御部、
102…記憶部、
103…操作パネル部、
104…画像読取部、
105…印刷部、
106…ネットワークインタフェース、
109…バス、
500、600…画像データ、
501、601…証票画像、
510…切手貼付指示部、
520…切手貼付指示部、
610…印紙貼付指示部、
620…印紙貼付指示部。

Claims (10)

  1. 画像データ中に所定料金の支払済みの証明に関する支払済証明部が含まれているか否かを認識する認識手段と、
    前記認識手段により前記画像データ中に前記支払済証明部が含まれていると認識された場合、前記画像データ中の前記支払済証明部を、前記所定料金の支払済みを証明するための証票の貼付を指示する情報が含まれた証票貼付指示部に置き換える置換手段と
    を有する画像処理装置。
  2. 前記所定料金は郵便料金であり、前記証票は郵便切手である請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記証票貼付指示部には、前記所定料金の金額を示す情報が含まれる請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 認識手段が、画像データ中に所定料金の支払済みの証明に関する支払済証明部が含まれているか否かを認識する認識ステップと、
    前記認識ステップにおいて前記画像データ中に前記支払済証明部が含まれていると認識された場合、置換手段が、前記画像データ中の前記支払済証明部を、前記所定料金の支払済みを証明するための証票の貼付を指示する情報が含まれた証票貼付指示部に置き換える置換ステップと
    を有する画像処理方法。
  5. 画像データ中に所定料金の支払済みの証明に関する支払済証明部が含まれているか否かを認識する認識手順と、
    前記認識手順において前記画像データ中に前記支払済証明部が含まれていると認識された場合、前記画像データ中の前記支払済証明部を、前記所定料金の支払済みを証明するための証票の貼付を指示する情報が含まれた証票貼付指示部に置き換える置換手順と
    をコンピュータに実行させるための画像処理プログラム。
  6. 前記金額は、前記画像データ中の前記支払済証明部から、金額に関する文字を認識した結果に基づいて得られる請求項3に記載の画像処理装置。
  7. 前記金額は、ユーザの操作により入力された情報に基づいて得られる請求項3に記載の画像処理装置。
  8. 前記置換手段は、前記画像データ中の前記支払済証明部を削除する削除手段と、前記画像データ中の前記削除手段により前記支払済証明部が削除された位置近傍に、前記証票貼付指示部を付加する付加手段とを有する請求項1〜3、6、7のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  9. 前記支払済証明部が前記証票貼付指示部に置き換えられた後の画像データを印刷する印刷手段をさらに有する請求項1〜3、6〜8のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  10. 請求項5に記載の画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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