JP4041676B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、容量素子を含む半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体材料にシリコンを用いる半導体装置は、アナログ動作を行なうために容量素子を含む場合が多い。通常、容量素子における下部電極は、その空乏化を抑制するために、例えばMOS型トランジスタの不純物拡散層と比べて高濃度の多結晶シリコン膜又は不純物拡散層により形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように、容量素子の下部電極を構成するシリコン層は、MOS型トランジスタの不純物拡散層と比べて高濃度であるため、下記に示すような種々の問題が生じる。
【0004】
第1の問題は、容量絶縁膜の薄膜化が困難なことである。
【0005】
通常、容量絶縁膜はトランジスタのゲート絶縁膜と同時に、すなわち同一の材料により形成される。さらに、近年の半導体装置は、ゲート絶縁膜として複数通りの膜厚が要求されており、その場合、ゲート絶縁膜の膜厚の数だけその酸化工程が行なわれるため、容量絶縁膜の膜厚は酸化工程ごとに得られる膜厚のほぼ積算値となる。
【0006】
また、トランジスタのゲート絶縁膜は、不純物濃度が約1017cm-3〜1019cm-3の活性領域上に形成されるのに対し、容量素子の容量絶縁膜は、不純物濃度が約1019cm-3以上のシリコンからなる下部電極の上に形成される。この高濃度の下部電極を酸化すると、増速酸化現象が生じることにより、低濃度の場合と比較して酸化量が30%程度も増大するため、容量絶縁膜の膜厚はさらに増加する。
【0007】
このように、容量絶縁膜の膜厚が増大すると、単位面積当たりの容量値が減少するため、所望の容量値を得ようとする容量素子の寸法が大きくなってしまい、その結果、チップ面積が増大してしまうという問題がある。
【0008】
第2の問題は、トレンチ型の素子分離領域上に容量素子を設ける場合に、該素子分離領域に埋め込まれた絶縁膜の膜減りが、容量素子を設けない場合と比較して増大することである。
【0009】
通常、トランジスタの活性領域には、ゲート絶縁膜を形成する前に、ウェルを形成するために、又はしきい値電圧を調整するために、イオン注入により不純物が導入される。しかしながら、基板表面が露出した状態ではイオン注入によって結晶欠陥が生成されるため、イオン注入後に熱酸化処理を行なって、活性領域の全面に酸化膜を形成する(犠牲酸化処理)。このように、酸化膜(犠牲酸化膜)を形成し且つ除去することにより、ウェルに対する注入ダメージを回復すると共に、ウェルの表面の清浄化を図っている。
【0010】
このとき、容量素子の下部電極には、増速酸化により、トランジスタ形成領域と比較して厚い酸化膜が形成される。このため、酸化膜をエッチング等により除去する際には、該酸化膜のエッチング量は、容量素子の下部電極の上側部分の膜厚で決定される。従って、容量素子を設けない半導体装置と比較して、酸化膜に対するエッチング量が増大する。ここで、酸化膜に対するエッチング量が増大すると、素子分離領域に埋め込まれた、通常酸化シリコンからなる絶縁膜のエッチング量も増大する。このため、絶縁膜の上面が基板面よりも低くなる、いわゆる膜減りが生じると、ゲート絶縁膜における素子分離領域の端部での信頼性が劣化したり、トランジスタの動作特性のばらつきが増大したりするという問題がある。
【0011】
以下、従来の容量素子を含む半導体装置の製造方法の一例として図面を参照しながら説明する。
【0012】
図6(a)〜図6(d)及び図7(a)〜図7(d)は従来の半導体装置の製造方法の工程順の断面構成を示している。
【0013】
まず、図6(a)に示すように、シリコンからなる半導体基板101に、トレンチ分離等からなる素子分離領域102を選択的に形成して素子活性領域101aを形成する。
【0014】
次に、図6(b)に示すように、半導体基板101上に、不純物濃度が約1×1019cm-3のn型多結晶シリコンからなる容量素子の下部電極形成膜を約300nmの厚さに堆積する。その後、堆積した下部電極形成膜における素子分離領域102の上側部分を残すようにパターニングして、素子分離領域102に容量素子の下部電極103を形成する。
【0015】
次に、図6(c)に示すように、素子活性領域101aに、例えばトランジスタのしきい値電圧を決定するための不純物イオンをイオン注入した後、下部電極103を含む半導体基板101の全面を熱酸化して、下部電極103の表面に第1の酸化膜104Aを形成し、素子活性領域101aの表面に第2の酸化膜104Bを形成する。このとき、比較的に高濃度のn型多結晶シリコンからなる下部電極103を覆う第1の酸化膜104Aには、不純物による増速酸化が顕著となり、その膜厚は素子活性領域101a上の第2の酸化膜104Bの膜厚の約1.3倍にもなる。
【0016】
次に、図6(d)に示すように、第1の酸化膜104A及び第2の酸化膜104Bを、ウェットエッチにより下部電極103が露出するまで除去する。このとき、素子分離領域102に埋め込まれた絶縁膜の露出部分も同時にエッチングされて掘れてしまうため、素子分離領域102の上面は素子活性領域101aの上面よりも低くなる。
【0017】
次に、図7(a)に示すように、下部電極103及び素子活性領域101aの表面に、熱酸化処理により、容量絶縁膜形成膜105A及びゲート酸化膜形成膜105Bを形成する。ここで、ゲート酸化膜形成膜105Bの膜厚を10nm程度に設定しており、前述したように、容量絶縁膜形成膜105Aには高濃度不純物による増速酸化現象が顕著となって、ゲート酸化膜形成膜105Bの約1.3倍の膜厚となる。
【0018】
次に、図7(b)に示すように、半導体基板101の上に全面にわたって膜厚が約200nmのn型多結晶シリコンからなる電極形成膜106を堆積する。
【0019】
次に、図7(c)に示すように、堆積した電極形成膜106及び容量絶縁膜形成膜105Aにおける下部電極103の上側部分に対して選択的にエッチングを行なって、電極形成膜106から上部電極106aを形成し、容量絶縁膜形成膜105Aから容量絶縁膜105aを形成する。これと同時に、電極形成膜106及びゲート酸化膜形成膜105Bにおける素子活性領域101aの上側部分に対して選択的にエッチングを行なって、電極形成膜106からゲート電極106bが、また、ゲート酸化膜形成膜105Bからゲート酸化膜105bが形成される。
【0020】
次に、図7(d)に示すように、素子活性領域101aにゲート電極106bをマスクとしたイオン注入を行なってソースドレイン拡散層108を形成し、半導体装置が完成する。
【0021】
このように、従来の半導体装置は、容量絶縁膜105aの薄膜化が困難であるという第1の問題点と、素子分離領域102に埋め込まれた絶縁膜の膜減りが、容量素子107を設けない場合と比較して増加するという第2の問題点とを有している。
【0022】
本発明は、前記従来の問題を解決し、容量素子を含む半導体装置の製造方法において、工程の増加を招くことなく容量絶縁膜を薄膜化できるようにすることを第1の目的とし、素子分離領域の膜減りを防止できるようにすることを第2の目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】
前記第1の目的を達成するため、本発明に係る第1の半導体装置の製造方法は、一の半導体基板に、ゲート絶縁膜を有するMOS型半導体素子と、容量絶縁膜を有する容量素子とを形成する半導体装置の製造方法を対象とし、減圧状態の水蒸気雰囲気でゲート絶縁膜と容量絶縁膜とを同時に形成する工程を備えている。
【0024】
第1の半導体装置の製造方法によると、減圧状態の水蒸気雰囲気でゲート絶縁膜と容量絶縁膜とを同時に形成するため、絶縁膜の増速酸化現象が抑制される。その結果、容量絶縁膜がゲート絶縁膜と比べて高濃度の不純物領域上に形成される場合であっても、該容量絶縁膜だけがゲート絶縁膜と比べて膜厚が大きくなることがないので、容量絶縁膜の薄膜化を達成することができる。
【0025】
第1の半導体装置の製造方法は、ゲート絶縁膜及び容量絶縁膜を形成する工程よりも前に、半導体基板に素子分離領域を形成する工程と、素子分離領域の上に、不純物濃度が約1×1019cm-3以上のシリコンからなる下部電極膜を形成する工程とをさらに備え、容量絶縁膜は下部電極膜の上に形成することが好ましい。
【0026】
また、第1の半導体装置の製造方法は、半導体基板はシリコンからなり、ゲート絶縁膜及び容量絶縁膜を形成する工程よりも前に、半導体基板に素子活性領域を形成する工程と、素子活性領域に不純物をその濃度が約1×1019cm-3以上となるように注入することにより、該素子活性領域に下部電極層を形成する工程とをさらに備え、容量絶縁膜は下部電極層の上に形成することが好ましい。
【0027】
第1の半導体装置の製造方法は、ゲート絶縁膜及び容量絶縁膜を形成する工程よりも後に、ゲート絶縁膜の上にゲート電極を形成すると共に、容量絶縁膜の上に上部電極を形成する工程をさらに備えていることが好ましい。
【0028】
前記第2の目的を達成するため、本発明に係る第2の半導体装置の製造方法は、一の半導体基板に、ゲート絶縁膜を有するMOS型半導体素子と、容量絶縁膜を有する容量素子とを形成する半導体装置の製造方法を対象とし、半導体基板に素子分離領域を選択的に形成すると共に、形成された素子分離領域により区画される素子活性領域を形成する工程と、素子分離領域の上に、濃度が約1×1019cm-3以上であるn型又はp型の不純物を含むシリコンからなる下部電極膜を形成する工程と、減圧状態の水蒸気雰囲気で、下部電極膜を含む半導体基板の表面を酸化することにより、下部電極膜及び半導体基板の表面に酸化膜を形成する工程と、酸化膜をエッチングにより除去した後、素子活性領域の上にゲート絶縁膜を形成すると共に、下部電極膜の上に容量絶縁膜を形成する工程と、ゲート絶縁膜の上にゲート電極を形成すると共に、容量絶縁膜の上に上部電極を形成する工程とを備えている。
【0029】
第2の半導体装置の製造方法によると、素子分離領域の上に、濃度が約1×1019cm-3以上の不純物を含むシリコンからなる下部電極膜を形成した後、減圧状態の水蒸気雰囲気で、下部電極膜を含む半導体基板の表面を酸化することにより、下部電極膜及び半導体基板の表面に、汚染防止のための酸化膜(犠牲酸化膜)を形成するため、比較的に高濃度の不純物を含むシリコンからなる下部電極膜の表面に形成される酸化膜に増速酸化現象が生じない。このため、下部電極膜上の酸化膜だけが素子活性領域上の酸化膜と比べてその膜厚が大きくなることがないので、その後、下部電極膜上の酸化膜を除去する際に、素子分離領域における下部電極膜の周辺部に生じる膜減りを防止することができる。
【0030】
また、前記第2の目的を達成するため、本発明に係る第3の半導体装置の製造方法は、一の半導体基板に、ゲート絶縁膜を有するMOS型半導体素子と、容量絶縁膜を有する容量素子とを形成する半導体装置の製造方法を対象とし、半導体基板に素子分離領域を選択的に形成すると共に、形成された素子分離領域により区画される容量素子形成領域及び素子活性領域を形成する工程と、容量素子形成領域に、不純物をその濃度が約1×1019cm-3以上となるように注入することにより、下部電極層を形成する工程と、減圧状態の水蒸気雰囲気で、半導体基板の表面を酸化することにより、下部電極層及び素子活性領域の表面に酸化膜を形成する工程と、酸化膜をエッチングにより除去した後、素子活性領域の上にゲート絶縁膜を形成すると共に、下部電極層の上に容量絶縁膜を形成する工程と、ゲート絶縁膜の上にゲート電極を形成すると共に、容量絶縁膜の上に上部電極を形成する工程とを備えている。
【0031】
第3の半導体装置の製造方法によると、容量素子形成領域に、不純物をその濃度が約1×1019cm-3以上となるように注入することにより、下部電極層を形成した後、減圧状態の水蒸気雰囲気で、半導体基板の表面を酸化することにより、下部電極層及び素子活性領域の表面に、汚染防止及び注入ダメージの回復のための酸化膜(犠牲酸化膜)を形成するため、比較的に高濃度の不純物を含むシリコンからなる下部電極層の表面に形成される酸化膜に増速酸化現象が生じない。このため、下部電極層上の酸化膜だけが素子活性領域上の酸化膜と比べてその膜厚が大きくなることがないので、その後、下部電極層上の酸化膜を除去する際に生じる素子分離領域の膜減りを防止することができる。
【0032】
第1〜第3の半導体装置の製造方法において、減圧状態の水蒸気雰囲気を酸化処理用のチャンバの内部に水素と酸素とを導入し、導入された水素と酸素とを加熱した半導体基板上で反応させて生成することが好ましい。
【0033】
または、第1〜第3の半導体装置の製造方法において、減圧状態の水蒸気雰囲気を酸化処理用のチャンバの外部で生成することが好ましい。
【0034】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0035】
図1(a)〜図1(d)及び図2(a)〜図2(d)は本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の工程順の断面構成を示している。
【0036】
まず、図1(a)に示すように、シリコンからなる半導体基板11に、酸化シリコンが埋め込まれたシャロウトレンチ分離(STI)等からなる素子分離領域12を選択的に形成して、形成した素子分離領域12により区画される素子活性領域11aを形成する。ここで、半導体基板11はウェハの一部を示している。
【0037】
次に、図1(b)に示すように、例えば化学気相堆積(CVD)法により、半導体基板11上に、膜厚が約300nmで不純物濃度が約1×1019cm-3以上のn型多結晶シリコンからなる容量素子用の下部電極形成膜を堆積する。この下部電極形成膜に対する不純物の導入は、例えば、成膜時に約1×1019cm-3〜1×1021cm-3の燐(P)イオンをドープするか、又はノンドープの多結晶シリコンを堆積した後に、ドーズ量が約1×1015cm-2〜1×1016cm-2の燐(P)イオンをイオン注入することによって行なう。その後、堆積した下部電極形成膜における素子分離領域12の上側部分を残すようにパターニングして、下部電極形成膜から素子分離領域12上の所定の位置に容量素子の下部電極13を形成する。
【0038】
次に、図1(c)に示すように、素子活性領域11aに、例えばMOSトランジスタのしきい値電圧を決定するためのp型の不純物イオンを、その不純物濃度が約1×1017cm-3となるようにイオン注入した後、下部電極13を含む半導体基板11の全面を、減圧状態の水蒸気雰囲気による熱酸化を行なうことにより、下部電極13の表面及び素子活性領域11aの表面に酸化膜(犠牲酸化膜)14A、14Bを形成する。このとき、下部電極13上の酸化膜14Aの膜厚と素子活性領域11a上の酸化膜14Bの膜厚との差は、下部電極13の不純物濃度が素子活性領域11aの不純物濃度と比べて大きいにもかかわらず、後述するように5%以下となる。この酸化膜14A、14Bの形成処理により、素子活性領域11aの注入ダメージが回復する。また、下部電極13に対して注入により不純物イオンが導入されている場合には、下部電極13に対する注入ダメージをも同時に回復する。
【0039】
なお、ここでは、水蒸気雰囲気は、いわゆる内燃方式のパイロジェニック酸化(In Situ Steam Generation(ISSG))法により生成している。具体的には、温度が約850℃〜約1100℃で、圧力が約8mTorr(1Torr=133.322Pa)のチャンバ内に、流量比が9:1の水素(H2)と酸素(O2)とを約10L/m(但し、0℃、1atmの標準状態)の流量で直接に導入し、導入された水素と酸素とを加熱した半導体基板11上で反応させて水蒸気を発生させる。
【0040】
次に、図1(d)に示すように、酸化膜14A、14Bをフッ酸等を用いたウェットエッチにより除去する。このように、酸化膜14A、14Bを除去することにより、下部電極13及び素子活性領域11aの各表面に残る、レジスト膜等に含まれていたカーボン粒子等が酸化膜に取り込まれて除去されるため、汚染が防止される。
【0041】
また、第1の実施形態の特徴として、下部電極13上の酸化膜14Aと素子活性領域11a上の酸化膜14Bとの各膜厚はほぼ同等であるため、素子分離領域12が余分にエッチングされることがなく、従って、素子分離領域12に埋め込まれた絶縁膜の露出部分の膜減りを防止することができる。
【0042】
次に、図2(a)に示すように、前述と同一条件とする減圧状態の水蒸気雰囲気によるISSG酸化法により、下部電極13の表面に酸化シリコンからなる容量絶縁膜形成膜15Aを形成すると共に、素子活性領域11aの表面にも酸化シリコンからなるゲート絶縁膜形成膜15Bを形成する。このときも、容量絶縁膜形成膜15Aとゲート絶縁膜形成膜15Bとのそれぞれの膜厚の差は5%以下となる。
【0043】
次に、図2(b)に示すように、CVD法等により、半導体基板11の上に容量絶縁膜形成膜15A及びゲート絶縁膜形成膜15Bを含む全面にわたって膜厚が約200nmのn型多結晶シリコンからなる電極形成膜16を堆積する。
【0044】
次に、図2(c)に示すように、堆積した電極形成膜16及び容量絶縁膜形成膜15Aにおける下部電極13の上側部分に対して選択的にエッチングを行なうことにより、電極形成膜16から上部電極16aを形成し、且つ容量絶縁膜形成膜15Aから容量絶縁膜15aを形成する。これにより、下部電極13、容量絶縁膜15a及び上部電極16aからなる容量素子17が形成される。これと同時に、電極形成膜16及びゲート酸化膜形成膜15Bにおける素子活性領域11aの上側部分に対して選択的にエッチングを行なうことにより、電極形成膜16からゲート電極16bが形成され、且つゲート酸化膜形成膜15Bからゲート酸化膜15bが形成される。
【0045】
次に、図2(d)に示すように、素子活性領域11aにゲート電極16bをマスクとして、注入エネルギーが約30keVでドーズ量が約3×1015cm-2の砒素(As)イオンをイオン注入することにより、素子活性領域11aにn型のソースドレイン拡散層18を形成する。
【0046】
ここで、本実施形態の酸化処理による酸化膜と従来の酸化処理による酸化膜の膜厚との相異について説明する。
【0047】
図3は、温度が約900℃で、ドーズ量が約1×1014cm-2の砒素を注入してなるシリコンからなる不純物拡散層上に形成されるシリコン酸化膜の膜厚と、シリコンからなるベアウェハ上に形成されるシリコン酸化膜の膜厚との比の値の、酸化雰囲気依存性を示している。
【0048】
図3から分かるように、本発明に係る減圧状態の水蒸気雰囲気中の酸化方法は、従来の常圧下の水蒸気雰囲気中の酸化方法と比較して、シリコン酸化膜の膜厚が20%程度も減少している。これは、シリコンを減圧状態の水蒸気雰囲気で酸化することにより、ラジカル性の酸化が可能となり、不純物イオンによる増速酸化が抑制されることによる。
【0049】
以上説明したように、第1の実施形態によると、図1(c)に示す工程において、不純物が約1×1019cm-3以上と高濃度にドープされた下部電極13の表面上の酸化膜14Aを減圧状態の水蒸気雰囲気で形成するため、その膜厚が素子活性領域11a上の酸化膜14Bの膜厚とほとんど変わることがない。このため、図1(d)に示す酸化膜14A、14Bを除去する工程において、下部電極13が形成された素子分離領域12に埋め込まれた絶縁膜の膜減りを防止できるので、ゲート絶縁膜15bにおける素子分離領域12の端部での信頼性の劣化及びトランジスタ特性のばらつきの増大を抑制することができる。
【0050】
さらに、図2(a)に示す容量絶縁膜形成膜15A及びゲート絶縁膜形成膜15Bは、減圧状態の水蒸気雰囲気で形成されているため、高濃度にドープされた下部電極13の表面上の容量絶縁膜形成膜15Aは、増速酸化現象が抑制されるため、その膜厚はゲート絶縁膜形成膜15Bとほとんど変わらない。従って、容量絶縁膜15aの膜厚がゲート絶縁膜15bとほぼ同程度に薄膜化できるので、容量素子17の素子寸法を縮小することが可能となる。
【0051】
なお、第1の実施形態においては、下部電極13を形成した後に、素子活性領域11aに対してしきい値調整用のイオン注入を行なったが、これとは逆に、下部電極13を形成するよりも前に素子活性領域11aに対してイオン注入を行なってもよい。
【0052】
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0053】
図4(a)〜図4(d)及び図5(a)〜図5(d)は本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の工程順の断面構成を示している。
【0054】
まず、図4(a)に示すように、シリコンからなる半導体基板11に、酸化シリコンが埋め込まれたSTI等からなる素子分離領域12を選択的に形成して、形成した素子分離領域12により区画される素子活性領域11a及び容量素子形成領域11bを形成する。ここで、半導体基板11はウェハの一部を示している。
【0055】
次に、図4(b)に示すように、リソグラフィ法により、半導体基板11上に、容量素子形成領域11bを開口するレジストパターン20を形成する。続いて、レジストパターン20をマスクとして、容量素子形成領域11bに、例えばドーズ量が約1×1015cm-2〜1×1016cm-2の燐(P)イオン、砒素(As)イオン又はホウ素(B)イオンを注入して、容量素子形成領域11bにその不純物濃度が約1×1019cm-3以上となる下部電極層21を形成する。
【0056】
次に、図4(c)に示すように、素子活性領域11aに、例えばMOSトランジスタのしきい値電圧を決定するためのp型の不純物イオンを、その不純物濃度が約1×1017cm-3となるようにイオン注入した後、半導体基板11の全面を、減圧状態の水蒸気雰囲気による熱酸化を行なうことにより、下部電極層21の表面及び素子活性領域11aの表面に酸化膜(犠牲酸化膜)14A、14Bを形成する。このとき、不純物濃度が素子活性領域11aよりも大きい下部電極層21上の酸化膜14Aの膜厚と、素子活性領域11a上の酸化膜14Bの膜厚との差は5%以下となる。この酸化膜14A、14Bの形成処理により、下部電極層21及び素子活性領域11aの注入ダメージが回復する。
【0057】
なお、第2の実施形態においても、水蒸気雰囲気は、高濃度不純物による増速酸化を抑制するISSG酸化法により生成しており、水蒸気の生成条件は、温度が約850℃〜約1100℃、圧力が約8mTorrのチャンバ内に、流量比が9:1の水素(H2)と酸素(O2)とを約10L/m(但し、0℃、1atmの標準状態)の流量としている。
【0058】
次に、図4(d)に示すように、酸化膜14A、14Bをフッ酸等を用いたウェットエッチにより除去する。このように、酸化膜14A、14Bを除去することにより、下部電極層21及び素子活性領域11aの各表面に残る、レジスト膜等に含まれていたカーボン粒子等が酸化膜に取り込まれて除去されるため、汚染が防止される。
【0059】
また、第2の実施形態の特徴として、下部電極層21上の酸化膜14Aと素子活性領域11a上の酸化膜14Bとの各膜厚はほぼ同等であるため、素子分離領域12が余分にエッチングされることがなく、従って、素子分離領域12に埋め込まれた絶縁膜の露出部分の膜減りを防止することができる。
【0060】
次に、図5(a)に示すように、前述と同一条件とする減圧状態の水蒸気雰囲気によるISSG酸化法により、下部電極層21の表面に酸化シリコンからなる容量絶縁膜形成膜15Aを形成すると共に、素子活性領域11aの表面にも酸化シリコンからなるゲート絶縁膜形成膜15Bを形成する。このときも、容量絶縁膜形成膜15Aとゲート絶縁膜形成膜15Bとのそれぞれの膜厚の差は5%以下となる。
【0061】
次に、図5(b)に示すように、CVD法等により、半導体基板11の上に容量絶縁膜形成膜15A及びゲート絶縁膜形成膜15Bを含む全面にわたって膜厚が約200nmのn型多結晶シリコンからなる電極形成膜16を堆積する。
【0062】
次に、図5(c)に示すように、堆積した電極形成膜16及び容量絶縁膜形成膜15Aにおける下部電極層21の上側部分に対して選択的にエッチングを行なうことにより、電極形成膜16から上部電極16aを形成し、且つ容量絶縁膜形成膜15Aから容量絶縁膜15aを形成する。これにより、下部電極層21、容量絶縁膜15a及び上部電極16aからなる容量素子17が形成される。これと同時に、電極形成膜16及びゲート酸化膜形成膜15Bにおける素子活性領域11aの上側部分に対して選択的にエッチングを行なうことにより、電極形成膜16からゲート電極16bが形成され、且つゲート酸化膜形成膜15Bからゲート酸化膜15bが形成される。
【0063】
次に、図5(d)に示すように、素子活性領域11aにゲート電極16bをマスクとして、注入エネルギーが約30keVでドーズ量が約3×1015cm-2の砒素(As)イオンをイオン注入することにより、素子活性領域11aにn型のソースドレイン拡散層18を形成する。
【0064】
以上説明したように、第2の実施形態によると、図4(c)に示す工程において不純物が約1×1019cm-3以上と高濃度にドープされた下部電極層21の表面上の酸化膜14Aを減圧状態の水蒸気雰囲気で形成するため、その膜厚が素子活性領域11a上の酸化膜14Bの膜厚とほとんど変わらない。このため、図4(d)に示す酸化膜14A、14Bを除去する工程において、素子分離領域12に埋め込まれた絶縁膜の膜減りを防止できるので、ゲート絶縁膜15bにおける素子分離領域12の端部での信頼性の劣化及びトランジスタ特性のばらつきの増大を抑制することができる。
【0065】
さらに、図5(a)に示す容量絶縁膜形成膜15A及びゲート絶縁膜形成膜15Bは、減圧状態の水蒸気雰囲気で形成されているため、高濃度にドープされた下部電極層21の表面上の容量絶縁膜形成膜15Aは、増速酸化現象が抑制されるため、その膜厚はゲート絶縁膜形成膜15Bとほとんど変わらない。従って、容量絶縁膜15aの膜厚がゲート絶縁膜15bとほぼ同程度に薄膜化できるので、容量素子17の素子寸法を縮小することが可能となる。
【0066】
また、第2の実施形態は、容量素子17の下部電極層21を不純物拡散層により形成するため、第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の効果に加えて、製造工程が簡略化されるという効果をも得ることができる。
【0067】
なお、第2の実施形態においては、下部電極層21を形成した後に、素子活性領域11aに対してイオン注入を行なったが、これとは逆に、下部電極層21を形成するよりも前に素子活性領域11aに対してイオン注入を行なってもよい。
【0068】
なお、第1又は第2の実施形態において、減圧状態の水蒸気を生成する生成方法にISSG酸化法を用いたが、ISSG酸化法に代えて、チャンバの外部で生成した水蒸気を用いる酸化法であってもよい。
【0069】
また、半導体基板11には、シリコンウェハを用いたが、これに限られず、上部にシリコンからなる半導体領域を有するSOI基板を用いても良い。
【0070】
【発明の効果】
本発明に係る第1の半導体装置の製造方法によると、容量絶縁膜がゲート絶縁膜と比べて高濃度の不純物領域上に形成される場合であっても、該容量絶縁膜だけがゲート絶縁膜と比べて膜厚が大きくなることがなく、従って、容量絶縁膜の薄膜化を達成することができる。
【0071】
本発明に係る第2又は第3の半導体装置の製造方法によると、下部電極膜又は下部電極層上の酸化膜だけが素子活性領域上の酸化膜と比べてその膜厚が大きくなることがないため、その後、下部電極膜上の酸化膜を除去する際に、素子分離領域における下部電極膜の周辺部に生じる膜減りを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)は本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す工程順の構成断面図である。
【図2】(a)〜(d)は本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す工程順の構成断面図である。
【図3】不純物拡散層上に形成されるシリコン酸化膜の膜厚とシリコンからなるベアウェハ上に形成されるシリコン酸化膜の膜厚との比の値の、酸化雰囲気依存性を示すグラフである。
【図4】(a)〜(d)は本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す工程順の構成断面図である。
【図5】(a)〜(d)は本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す工程順の構成断面図である。
【図6】(a)〜(d)は従来の半導体装置の製造方法を示す工程順の構成断面図である。
【図7】(a)〜(d)は従来の半導体装置の製造方法を示す工程順の構成断面図である。
【符号の説明】
11 半導体基板
11a 素子活性領域
11b 容量素子形成領域
12 素子分離領域
13 下部電極(下部電極膜)
14A 酸化膜
14B 酸化膜
15A 容量絶縁膜形成膜
15B ゲート絶縁膜形成膜
16 電極形成膜
16a 上部電極
16b ゲート電極
17 容量素子
18 ソースドレイン拡散層
20 レジストパターン
21 下部電極層
Claims (7)
- 一の半導体基板に、ゲート絶縁膜を有するMOS型半導体素子と、容量絶縁膜を有する容量素子とを形成する半導体装置の製造方法であって、
前記半導体基板に素子分離領域を形成する工程(a)と、
前記素子分離領域の上に、不純物濃度が約1×1019cm−3以上のシリコンからなる下部電極膜を形成する工程(b)と、
前記半導体基板の上に前記ゲート絶縁膜を形成すると共に、前記下部電極膜の上に前記容量絶縁膜を形成する工程(c)とを備え、
前記工程(c)において、減圧状態の水蒸気雰囲気で、前記ゲート絶縁膜と前記容量絶縁膜とを同時に形成して、前記容量絶縁膜の増速酸化を抑制することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 一の半導体基板に、ゲート絶縁膜を有するMOS型半導体素子と、容量絶縁膜を有する容量素子とを形成する半導体装置の製造方法であって、
前記半導体基板はシリコンからなり、
前記半導体基板に素子活性領域を形成する工程(a)と、
前記素子活性領域に不純物をその濃度が約1×1019cm−3以上となるように注入することにより、前記素子活性領域に下部電極層を形成する工程(b)と、
前記半導体基板の上に前記ゲート絶縁膜を形成すると共に、前記下部電極層の上に前記容量絶縁膜を形成する工程(c)とを備え、
前記工程(c)において、減圧状態の水蒸気雰囲気で、前記ゲート絶縁膜と前記容量絶縁膜とを同時に形成して、前記容量絶縁膜の増速酸化を抑制することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記ゲート絶縁膜及び容量絶縁膜を形成する工程よりも後に、
前記ゲート絶縁膜の上にゲート電極を形成すると共に、前記容量絶縁膜の上に上部電極を形成する工程をさらに備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法。 - 一の半導体基板に、ゲート絶縁膜を有するMOS型半導体素子と、容量絶縁膜を有する容量素子とを形成する半導体装置の製造方法であって、
前記半導体基板に素子分離領域を選択的に形成すると共に、形成された前記素子分離領域により区画される素子活性領域を形成する工程と、
前記素子分離領域の上に、不純物濃度が約1×1019cm−3以上のシリコンからなる下部電極膜を形成する工程と、
減圧状態の水蒸気雰囲気で、前記下部電極膜を含む前記半導体基板の表面を酸化することにより、前記下部電極膜及び半導体基板の表面に酸化膜を形成する工程と、
前記酸化膜をエッチングにより除去した後、前記素子活性領域の上に前記ゲート絶縁膜を形成すると共に、前記下部電極膜の上に前記容量絶縁膜を形成する工程と、
前記ゲート絶縁膜の上にゲート電極を形成すると共に、前記容量絶縁膜の上に上部電極を形成する工程とを備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 一の半導体基板に、ゲート絶縁膜を有するMOS型半導体素子と、容量絶縁膜を有する容量素子とを形成する半導体装置の製造方法であって、
前記半導体基板に素子分離領域を選択的に形成すると共に、形成された前記素子分離領域により区画される容量素子形成領域及び素子活性領域を形成する工程と、
前記容量素子形成領域に、不純物をその濃度が約1×1019cm−3以上となるように注入することにより、下部電極層を形成する工程と、
減圧状態の水蒸気雰囲気で、前記半導体基板の表面を酸化することにより、前記下部電極層及び素子活性領域の表面に酸化膜を形成する工程と、
前記酸化膜をエッチングにより除去した後、前記素子活性領域の上に前記ゲート絶縁膜を形成すると共に、前記下部電極層の上に前記容量絶縁膜を形成する工程と、
前記ゲート絶縁膜の上にゲート電極を形成すると共に、前記容量絶縁膜の上に上部電極を形成する工程とを備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記減圧状態の水蒸気雰囲気は、酸化処理用のチャンバの内部に水素と酸素とを導入し、導入された水素と酸素とを加熱した前記半導体基板上で反応させて生成することを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記減圧状態の水蒸気雰囲気は、酸化処理用のチャンバの外部で生成することを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
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