JP4041446B2 - 芝刈り機用エンジンの回転数制御装置 - Google Patents

芝刈り機用エンジンの回転数制御装置 Download PDF

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Description

この発明は、芝刈り機用エンジンの回転数制御装置に関する。
従来、芝刈り機において、搭載されたエンジンで芝刈り用のブレードを駆動すると共に、車輪を駆動して自走できるようにした技術が広く知られている。ブレードや車輪を駆動する場合、負荷が上昇することから、エンジン回転数をアイドリング回転数より高い回転数まで上昇させる必要がある。ところが、従来の芝刈り機の多くはエンジン回転数を手動で調整していたため、ブレードや車輪の駆動に応じてエンジン回転数を調整するのは煩忙であった。従って、多くの場合はエンジン回転数がブレードと車輪を駆動するのに十分な出力を発生するアイドリングよりも高い回転数に保持されたままとなり、燃費が悪化すると共に、騒音が大きくなるという不具合があった。
そこで、例えば特許文献1に記載される技術にあっては、乗車型の芝刈り機において、感圧センサによって乗員が着座したことが検出され、さらに変速機が前進位置に操作されると共に、PTOクラッチが結合されていることが検出されたとき(別言すれば、芝刈り機を走行させながら芝刈り作業を行う場合)にエンジン回転数を最大回転数までただちに上昇させる一方、上記の条件のいずれか一つでも満たさないときは、アイドリング回転数に保持するように構成している。
特開平5−147460号公報(段落0005など)
非乗車型の芝刈り機にあっては、狭いスペースの芝を刈り取るときなど、ブレードのみを駆動して芝刈り作業を行う(車輪は駆動せずに手押しする)場合がある。また、芝刈り機を移動させるための負担を軽減するために、ブレードを駆動せず、車輪のみを駆動して自走させる場合もある。しかしながら、上記特許文献1は、車輪の駆動とブレードの駆動を個別に考慮してエンジン回転数を変更するには至っておらず、作業性の点で改善の余地を残していた。
また、特許文献1に記載されるように、条件が整ったときにエンジン回転数をただちに目標(最大)回転数まで上昇させると、芝刈り機が急発進して操作フィーリングを低下させるおそれがあった。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決することにあり、車輪の駆動とブレードの駆動を個別に考慮してエンジン回転数を変更し、よって燃費と作業性を向上させると共に、芝刈り機が自走を開始するときに急発進するのを防止して操作フィーリングを向上させるようにした芝刈り機用エンジンの回転数制御装置を提供することにある。
上記の目的を解決するために、請求項1にあっては、芝刈り機に搭載されたエンジンで芝刈り用のブレードおよび車輪を駆動すると共に、前記エンジンのスロットルバルブを開閉するアクチュエータを備え、エンジン回転数が予め設定された目標回転数となるように前記アクチュエータの駆動を制御する芝刈り機用エンジンの回転数制御装置において、前記ブレードの駆動指示を入力するブレード駆動指示入力手段と、前記芝刈り機の走行指示を入力する走行指示入力手段と、前記ブレードの駆動指示および前記芝刈り機の走行指示に基づいて前記目標回転数を変更する目標回転数変更手段とを備えると共に、前記目標回転数変更手段は、前記ブレードの駆動指示および前記芝刈り機の走行指示のいずれも入力されていないとき、前記目標回転数を第1の目標回転数に設定する一方、前記ブレードの駆動指示が入力されたとき、前記目標回転数を前記第1の目標回転数よりも高く設定された第2の目標回転数にただちに上昇させると共に、前記芝刈り機の走行指示が入力されたとき、前記目標回転数を前記第1の目標回転数から前記第2の目標回転数に徐々に上昇させるように構成した。
また、請求項2にあっては、前記目標回転数変更手段は、前記ブレードの駆動指示および前記芝刈り機の走行指示が共に入力されたとき、前記目標回転数を前記第1の目標回転数から前記第2の目標回転数にただちに上昇させるように構成した。
また、請求項3にあっては、前記目標回転数変更手段は、前記ブレードの駆動指示および前記芝刈り機の走行指示のいずれも解除されたとき、前記目標回転数を前記第2の目標回転数から前記第1の目標回転数にただちに低下させるように構成した。
請求項1に係る芝刈り機用エンジンの回転数制御装置においては、ブレードの駆動指示を入力するブレード駆動指示入力手段と、芝刈り機の走行指示を入力する走行指示入力手段と、前記ブレードの駆動指示および前記芝刈り機の走行指示に基づいて目標回転数を変更する目標回転数変更手段とを備えると共に、前記目標回転数変更手段は、前記ブレードの駆動指示および前記芝刈り機の走行指示のいずれも入力されていないとき、前記目標回転数を第1の目標回転数に設定する一方、前記ブレードの駆動指示が入力されたとき、前記目標回転数を前記第1の目標回転数よりも高く設定された第2の目標回転数にただちに上昇させると共に、前記芝刈り機の走行指示が入力されたとき、前記目標回転数を前記第1の目標回転数から前記第2の目標回転数に徐々に上昇させるように構成したので、車輪の駆動とブレードの駆動を個別に考慮してエンジン回転数を変更することができ、よって燃費と作業性を向上させることができる。また、芝刈り機の走行指示が入力されたとき目標回転数を徐々に上昇させるように構成したので、芝刈り機が自走を開始するときに急発進するのを防止することができ、よって操作フィーリングを向上させることができる。
また、請求項2に係る芝刈り機用エンジンの回転数制御装置にあっては、前記目標回転数変更手段は、前記ブレードの駆動指示および前記芝刈り機の走行指示が共に入力されたとき、前記目標回転数を前記第1の目標回転数から前記第2の目標回転数にただちに上昇させるように構成したので、上記した効果に加え、芝刈り作業を速やかに行うことができ、よって作業性を一層向上させることができる。
また、請求項3に係る芝刈り機用エンジンの回転数制御装置にあっては、前記目標回転数変更手段は、前記ブレードの駆動指示および前記芝刈り機の走行指示のいずれも解除されたとき、前記目標回転数を前記第2の目標回転数から前記第1の目標回転数にただちに低下させるように構成したので、上記した効果に加え、燃費の向上と作業性の向上をより効果的に両立することができる。
以下、添付図面に即してこの発明に係る芝刈り機用エンジンの回転数制御装置を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、この実施の形態に係る芝刈り機用エンジンの回転数制御装置が搭載される芝刈り機の平面図である。また、図2は、図1に示す芝刈り機の側面図である。
図1および図2において、符号10は芝刈り機を示す。芝刈り機10は、2個の前輪12Fと2個の後輪12Rの計4個の車輪と、ハンドルバー14とを備えた非乗車型の自走式芝刈り機である。4個の車輪12F,12Rで支持されたフレーム上において、エンジンカバー16の内部には、エンジン18(芝刈り機用エンジン)が搭載される。エンジン18は、リコイルスタータ20を備え、作業者によって手動で始動される。
図2に示すように、エンジン18のクランク軸18Sは、ベルト24を介して後輪駆動軸26に接続される。後輪駆動軸26は、ギヤ機構28を介して後輪12Rに接続される。また、後輪駆動軸26の途中には、後輪用電磁クラッチ30が配置され、後輪12Rへのエンジン出力の伝達を断続する。
クランク軸18Sの先端には、芝刈り用のブレード32が取り付けられる。ブレード32は、平面視略円形のロータリ型ブレードである。また、クランク軸18Sにおいてブレード32とベルト24の間には、ブレード用電磁クラッチ34が配置され、ブレード32へのエンジン出力の伝達を断続する。
また、図1および図2に示す如く、芝刈り機10の後部には、グラスバック36が搭載される。ブレード32で刈り取られた芝は、ブレード32の回転によって生じる旋回流の作用により、グラスバック36に収集される。
また、前記したハンドルバー14の先端付近には、走行レバー38が取り付けられる。走行レバー38は、軸38S(図2に示す)を中心に回動自在とされる。軸38Sの近傍には、走行スイッチ40が配置され、作業者によって走行レバー38が芝刈り機10の進行方向前方に傾倒されているときにオン信号を出力する。また、走行レバー38には、ブレードスイッチ42が配置される。ブレードスイッチ42は、作業者によって一度押されたときにオン信号を出力し、再度押されたときにオン信号の出力を終了する。
図3は、エンジン18の説明断面図である。
エンジン18は、1個の気筒(シリンダ)46を備え、その内部にピストン48が往復動自在に収容される。ピストン48の頭部と気筒壁面の間には燃焼室50が形成されると共に、気筒壁面には吸気バルブ52と排気バルブ54が配置され、燃焼室50と吸気路56あるいは排気路58の間を開閉する。尚、エンジン18は、具体的には空冷4サイクルの単気筒OHV型の内燃機関であり、163ccの排気量を備える。
ピストン48はクランク軸18Sに連結され、クランク軸18Sはギヤを介してカム軸60と連結される。また、クランク軸18Sの一端にはフライホイール62が取り付けられると共に、フライホイール62の先端側には前記したリコイルスタータ20が取り付けられる。尚、クランク軸18Sの他端には、図示は省略するが、前記したブレード用電磁クラッチ34を介してブレード32が取り付けられる。
フライホイール62の内側には発電コイル(オルタネータ)64が配置され、交流電流を発電する。発電コイル64で発電された交流電流は、図示しない処理回路を介して直流電流に変換された後、ECU(後述)や点火回路(図示せず)などに動作電源として供給される。
また、吸気路56の上流にはスロットルボディ68が配置される。スロットルボディ68にはスロットルバルブ70が収容され、スロットルバルブ70はスロットル軸と減速ギヤ機構(共に図示せず)を介して電動モータ72(アクチュエータ。具体的には、ステッピングモータ)に接続される。また、スロットルボディ68においてスロットルバルブ70の上流側には、キャブレタ・アシー(図示せず)が設けられる。キャブレタ・アシーは、燃料タンク(図1および図2に符号76で示す)に接続され、スロットルバルブ70の開度に応じて吸入された空気にガソリン燃料を噴射して混合気を生成する。生成された混合気は、スロットルバルブ70、吸気路56および吸気バルブ52を通って気筒46の燃焼室50に吸入される。
電動モータ72の付近にはスロットル開度センサ78が配置され、スロットルバルブ70の開度θTH(以下「スロットル開度」という)に応じた信号を出力する。また、フライホイール64の付近には電磁ピックアップからなるクランク角センサ80が配置され、所定クランク角度ごとにパルス信号を出力する。
図4は、芝刈り機10の動作を概略的に示すブロック図である。
図4に示す如く、スロットル開度センサ78およびクランク角センサ80の出力は、ECU(電子制御ユニット)82に入力される。尚、ECU82は、CPU,ROM,RAMおよびカウンタを備えたマイクロコンピュータからなり、図2に示す如く、芝刈り機10の適宜位置に配置される。
ECU82は、クランク角センサ80の出力パルスをカウントしてエンジン回転数NEを検出(算出)する。また、ECU82は、検出されたエンジン回転数NEおよびスロットル開度θTHに基づき、エンジン回転数NEが予め設定された目標回転数NEDに一致するように電動モータ72の通電指令値を算出すると共に、算出した通電指令値を電動モータ72に出力してその駆動を制御する。
さらに、ECU82には、走行スイッチ40を介して作業者からの走行指示(オン信号)が入力されると共に、ブレードスイッチ42を介して作業者からのブレード駆動指示(オン信号)が入力される。ECU82は、作業者から走行指示が入力されると、後輪用電磁クラッチ30を結合せさてエンジン18の回転出力を後輪12Rに伝達させ、よって芝刈り機10を自走させる。また、ECU82は、作業者からブレード駆動指示が入力されると、ブレード用電磁クラッチ34を結合せさてエンジン18の回転出力をブレード32に伝達させ、よってブレード32を回転させる(芝刈り可能とする)。
このように、この実施例に係る芝刈り機10は、スロットルボディ68、ECU82および各種センサなどからなる電子制御式のスロットル装置(電子ガバナ)によってスロットルバルブ70を開閉し、エンジン18の吸入空気量を調量することによってエンジン回転数NEが目標回転数NEDとなるように制御するようにした。また、後輪用電磁クラッチ30を介してエンジン18の回転出力を後輪12Rに伝達し、後輪12Rを駆動して自走すると共に、ブレード用電磁クラッチ34を介してエンジンの回転出力をブレード32に伝達し、ブレード32を駆動するようにした。
次いで、図5以降を参照してこの実施例に係る芝刈り機用エンジンの回転数制御装置の動作について説明する。図5は、その動作を示すフローチャートである。図示のプログラムは、ECU82において所定の周期(例えば20msec)ごとに実行される。
以下説明すると、先ずS10において、ブレードスイッチ42がオン信号を出力しているか否か、即ち、作業者からブレード32の駆動指示が入力されているか否か判断する。S10で否定されるときは、次いでS12に進み、走行スイッチ40がオン信号を出力しているか否か、即ち、作業者から芝刈り機10の走行指示が入力されているか否か判断する。
S12で否定されるとき、即ち、作業者からブレード32の駆動指示および芝刈り機10の走行指示のいずれも入力されていないときは、次いでS14に進み、目標回転数NEDを第1の目標回転数NED1に設定する。ここで、第1の目標回転数NED1はアイドリング回転数であり、この実施例にあっては、2000rpmとする。
他方、S12で肯定されるときは、次いでS16に進み、現在の目標回転数NEDが前記した第1の目標回転数NED1であるか否か判断する。S16で肯定されるときは、次いでS18に進み、現在の目標回転数NEDに所定回転数#NE(この実施例にあっては、100rpmとする)を加算して得た値を新たな目標回転数NEDとして設定する。
一方、S16で否定されるときは、次いでS20に進み、所定インターバルか否か判断する。所定インターバルとは、目標回転数NEDが変更されてからの時間間隔であり、この実施例では、100msecに設定される。S20で肯定されるときは、次いでS22に進み、目標回転数NEDが第2の目標回転数NED2より小さいか否か判断する。ここで、第2の目標回転数NED2は、作業時の目標回転数であり、前記した第1の目標回転数NED1より高い回転数(この実施例にあっては、2900rpmとする)に設定される。
S22で肯定されるときは、S18に進んで現在の目標回転数NED(即ち、第1の目標回転数NED1)に所定回転数#NEを加算して新たな目標回転数NEDとして設定する。尚、S20またはS22で否定されるときは、以降の処理をスキップする。また、S10で肯定されるときは、S24に進み、目標回転数NEDを第2の目標回転数NED2に設定する。
以上の処理について、図6から図9を参照して詳しく説明する。図6から図9は、走行スイッチ40とブレードスイッチ42の出力に対する目標回転数NEDの変化を表すタイムチャートである。
図6に示すように、走行スイッチ40とブレードスイッチ42が共にオン信号を出力していないとき、即ち、作業者からブレード32の駆動指示および芝刈り機10の走行指示(より詳しくは、後輪12Rの駆動指示)のいずれも入力されていないとき(図5フローチャートのS10およびS12で否定されたとき)は、図示の如く、目標回転数NEDは第1の目標回転数NED1、即ち、アイドリング回転数のまま保持される。
一方、走行スイッチ40のみがオン信号を出力しているとき、即ち、作業者から芝刈り機10の走行指示が入力されているとき(図5フローチャートのS10で否定された後、S12で肯定されたとき)は、図7に示す如く、目標回転数NEDを所定インターバル(100msec間隔)ごとに所定回転数#NE(100rpm)ずつ上昇させる。換言すれば、目標回転数NEDを、第1の目標回転数NED1から第2の目標回転数NED2に徐々に上昇させる。また、走行スイッチ40がオン信号を出力しなくなったとき、即ち、作業者からの芝刈り機10の走行指示が解除されたとき(図5フローチャートのS12で否定されたとき)は、目標回転数NEDを第2の目標回転数NED2から第1の目標回転数NED1までただちに低下させる。
これに対し、ブレードスイッチ42のみがオン信号を出力しているとき、即ち、作業者からブレード32の駆動指示が入力されているとき(図5フローチャートのS10で肯定されたとき)は、図8に示す如く、目標回転数NEDを第1の目標回転数NED1から第2の目標回転数NED2にただちに変更する。また、ブレードスイッチ42がオン信号を出力しなくなったとき、即ち、作業者からのブレード32の駆動指示が解除されたとき(図5フローチャートのS10およびS12で否定されたとき)は、目標回転数NEDを第2の目標回転数NED2から第1の目標回転数NED1までただちに低下させる。
尚、この実施例にあっては、第1の目標回転数NED1を2000rpm、第2の目標回転数NED2を2900rpm、所定インターバルを100msec、所定回転数#NEを100rpmに設定したことから、第1の目標回転数NED1から第2の目標回転数NED2に上昇するのに900msec必要となる。
また、走行スイッチ40を介して作業者から芝刈り機10の走行指示が入力された後、さらにブレードスイッチ42を介してブレード32の駆動指示が入力されたとき、即ち、芝刈り機10の走行指示とブレード32の駆動指示が共に入力されたときは、図9に示す如く、ブレード32の駆動指示を優先し、目標回転数NEDを第2の目標回転数NED2までただちに上昇させる。尚、芝刈り機10の走行指示とブレード32の駆動指示が共に入力されたときは、それらがいずれも解除されまで目標回転数NEDを第2の目標回転数NED2に保持する。
このように、この実施例にあっては、ブレード32の駆動指示を入力するブレードスイッチ42と、芝刈り機10の走行指示を入力する走行スイッチ40とを設け、前記ブレード32の駆動指示および前記芝刈り機10の走行指示に基づいて目標回転数NEDを変更する、より具体的には、前記ブレード32の駆動指示および前記芝刈り機10の走行指示のいずれも入力されていないとき、目標回転数NEDを第1の目標回転数NED1(アイドリング回転数)に設定する一方、前記ブレード32の駆動指示が入力されたとき、目標回転数NEDを第1の目標回転数NED1よりも高く設定された第2の目標回転数NED2(作業時目標回転数)にただちに上昇させると共に、前記芝刈り機10の走行指示が入力されたとき、目標回転数NEDを第1の目標回転数NED1から第2の目標回転数NED2に徐々に上昇させるように構成したので、車輪(後輪12)の駆動とブレード32の駆動を個別に考慮してエンジン回転数NEを変更することができ、よって燃費と作業性を向上させることができる。
さらに、芝刈り機10の走行指示が入力されたとき目標回転数NEDを徐々に上昇させるように構成したので、芝刈り機10が自走を開始するときに急発進するのを防止することができ、よって操作フィーリングを向上させることができる。
また、ブレード32の駆動指示および芝刈り機10の走行指示が共に入力されたとき、目標回転数NEDを第1の目標回転数NED1から第2の目標回転数NED2にただちに上昇させるように構成したので、芝刈り作業を速やかに行うことができ、よって作業性を一層向上させることができる。
また、ブレード32の駆動指示および芝刈り機10の走行指示のいずれも解除されたとき、即ち、エンジン回転数NEを上昇させておく必要がなくなったとき、目標回転数NEDを第2の目標回転数NED2から第1の目標回転数NED1にただちに低下させるように構成したので、燃費の向上と作業性の向上をより効果的に両立することができる。
以上の如く、この発明の第1実施例にあっては、芝刈り機(10)に搭載されたエンジン(18)で芝刈り用のブレード(32)および車輪(後輪12R)を駆動すると共に、前記エンジン(18)のスロットルバルブ(70)を開閉するアクチュエータ(電動モータ72)を備え、エンジン回転数(NE)が予め設定された目標回転数(NED)となるように前記アクチュエータ(72)の駆動を制御する芝刈り機用エンジンの回転数制御装置において、前記ブレード(32)の駆動指示を入力するブレード駆動指示入力手段(ブレードスイッチ42)と、前記芝刈り機(10)の走行指示を入力する走行指示入力手段(走行スイッチ40)と、前記ブレード(32)の駆動指示および前記芝刈り機(10)の走行指示に基づいて前記目標回転数(NED)を変更する目標回転数変更手段(ECU82)とを備えると共に、前記目標回転数変更手段は、前記ブレード(32)の駆動指示および前記芝刈り機(10)の走行指示のいずれも入力されていないとき、前記目標回転数(NED)を第1の目標回転数(NED1)に設定する(図5フローチャートのS14)一方、前記ブレード(32)の駆動指示が入力されたとき、前記目標回転数(NED)を前記第1の目標回転数(NED1)よりも高く設定された第2の目標回転数(NED2)にただちに上昇させる(図5フローチャートのS24)と共に、前記芝刈り機(10)の走行指示が入力されたとき、前記目標回転数(NED)を前記第1の目標回転数(NED1)から前記第2の目標回転数(NED2)に徐々に上昇させる(図5フローチャートのS18〜S22)ように構成した。
また、前記目標回転数変更手段は、前記ブレード(32)の駆動指示および前記芝刈り機(10)の走行指示が共に入力されたとき、前記目標回転数(NED)を前記第1の目標回転数(NED1)から前記第2の目標回転数(NED2)にただちに上昇させるように構成した。
また、前記目標回転数変更手段は、前記ブレード(32)の駆動指示および前記芝刈り機(10)の走行指示のいずれも解除されたとき、前記目標回転数(NED)を前記第2の目標回転数(NED2)から前記第1の目標回転数(NED1)にただちに低下させるように構成した。
尚、上記において、第1の目標回転数NED1、第2の目標回転数NED2、所定インターバル、および所定回転数#NEの数値を具体的に示したが、その値に限られないのは言うまでもない。
また、スロットルバルブ70を開閉するアクチュエータとしてステッピングモータを使用したが、DCモータやロータリーソレノイドなど、他のアクチュエータを使用するようにしても良い。
この発明の第1実施例に係る芝刈り機用エンジンの回転数制御装置が搭載される芝刈り機の平面図である。 図1に示す芝刈り機の側面図である。 図1に示すエンジンの説明断面図である。 図1に示す芝刈り機の動作を概略的に示すブロック図である 第1実施例に係る芝刈り機用エンジンの回転数制御装置の動作を示すフローチャートである。 図1に示す走行スイッチとブレードスイッチの出力に対する目標回転数の変化を表すタイムチャートである。 同様に、図1に示す走行スイッチとブレードスイッチの出力に対する目標回転数の変化を表すタイムチャートである。 同様に、図1に示す走行スイッチとブレードスイッチの出力に対する目標回転数の変化を表すタイムチャートである。 同様に、図1に示す走行スイッチとブレードスイッチの出力に対する目標回転数の変化を表すタイムチャートである。
符号の説明
10 芝刈り機
12F,12R 車輪
18 エンジン
32 ブレード
40 走行スイッチ(走行指示入力手段)
42 ブレードスイッチ(ブレード駆動指示入力手段)
70 スロットルバルブ
72 電動モータ(アクチュエータ)
82 ECU(目標回転数変更手段)

Claims (3)

  1. 芝刈り機に搭載されたエンジンで芝刈り用のブレードおよび車輪を駆動すると共に、前記エンジンのスロットルバルブを開閉するアクチュエータを備え、エンジン回転数が予め設定された目標回転数となるように前記アクチュエータの駆動を制御する芝刈り機用エンジンの回転数制御装置において、前記ブレードの駆動指示を入力するブレード駆動指示入力手段と、前記芝刈り機の走行指示を入力する走行指示入力手段と、前記ブレードの駆動指示および前記芝刈り機の走行指示に基づいて前記目標回転数を変更する目標回転数変更手段とを備えると共に、前記目標回転数変更手段は、前記ブレードの駆動指示および前記芝刈り機の走行指示のいずれも入力されていないとき、前記目標回転数を第1の目標回転数に設定する一方、前記ブレードの駆動指示が入力されたとき、前記目標回転数を前記第1の目標回転数よりも高く設定された第2の目標回転数にただちに上昇させると共に、前記芝刈り機の走行指示が入力されたとき、前記目標回転数を前記第1の目標回転数から前記第2の目標回転数に徐々に上昇させるように構成したことを特徴とする芝刈り機用エンジンの回転数制御装置。
  2. 前記目標回転数変更手段は、前記ブレードの駆動指示および前記芝刈り機の走行指示が共に入力されたとき、前記目標回転数を前記第1の目標回転数から前記第2の目標回転数にただちに上昇させるように構成したことを特徴とする請求項1記載の芝刈り機用エンジンの回転数制御装置。
  3. 前記目標回転数変更手段は、前記ブレードの駆動指示および前記芝刈り機の走行指示のいずれも解除されたとき、前記目標回転数を前記第2の目標回転数から前記第1の目標回転数にただちに低下させるように構成したことを特徴とする請求項1または2記載の芝刈り機用エンジンの回転数制御装置。
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