JP4039849B2 - 可変流量コンプレッサを備えた空調回路および制御方法 - Google Patents

可変流量コンプレッサを備えた空調回路および制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の車室の空調に関する。
【0002】
本発明は、特に、冷却液が通過可能な自動車の車室用の空調回路に関し、外部制御式の可変流量コンプレッサと、車室に送る空気流が通過可能なエバポレータとを備えているものに関する。
【0003】
【従来の技術】
このタイプの空調回路は、さらに、コンデンサと、可変流量コンプレッサおよびエバポレータの間に介在する減圧弁とを備えている。コンプレッサは、制御信号を受信して、そのシリンダ容積を調整し、冷却液の流量を調整する。
【0004】
冷却液は、気相としてコンデンサに送られ、コンデンサにおいて、外気流、あるいは再循環空気流れの熱交換により液相に変化する。
【0005】
液相となった冷却液は、その後、減圧弁を通って減圧され、空気流との熱交換により、エバポレータで気相に変化する。このようにして冷却された空気流が、自動車の車室に送られて、冷却または空調した空気が得られる。エバポレータの出力側では、気相の冷却液がコンプレッサの入口に送られ、以下、同様に行われる。
【0006】
外部制御式のコンプレッサを使用すると、必要に応じて回路の低圧を調整し、従って、エバポレータで冷却液の蒸発圧力を調整できるという長所が得られる。かくして、エバポレータを温度調整可能になるので、車室に送られる空気流を調整することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、外部制御式のコンプレッサは、流量が少ない場合、エバポレータの各箇所で、たとえば熱電対により測定する温度のばらつきが比較的大きいという欠点を有する。
【0008】
このような状況は、たとえば、外部環境の温度が約20〜25℃のときに、車室を冷却しようとすると現れる。
【0009】
その結果、温度が不均衡になって、エバポレータの各箇所で温度にばらつきが生じるとともに、温度が不安定になって、エバポレータの同一個所で温度変動が生じる。そのため、エバポレータを通る空気にも、こうした温度変動が出てくる。
【0010】
従って、通常の供給ノズルによって車室に送られる空気の温度変化が大きくなり、乗員の快適性が損なわれる。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この欠点を解消するために、電子制御減圧弁の使用を検討してもよいが、この解決方法は、実施が面倒であり、空調回路のコスト高につながる。
【0012】
本発明は、特に、以上の欠点を解消することを目的とする。
【0013】
本発明は、特に、コンプレッサが少ない流量で作動する場合、温度の不均衡性と不安定性とを低減できる上記のタイプの空調回路を得ることをめざしている。
【0014】
このため、本発明は、前文に規定したタイプの空調回路を提案するもので、この回路は、
a)エバポレータの熱負荷に関する第1の情報と、車室の目標温度に関する第2の情報とから、エバポレータ後段の目標温度を決定可能な計算手段と、
b)このように決定されたエバポレータ後段の目標温度と、それ以上になると、温度の不均衡および不安定性をエバポレータで発生しうるエバポレータ後段の限界目標温度とを比較する比較手段と、
c)比較手段に接続される制御手段とを含み、制御手段は、
エバポレータ後段の目標温度が、エバポレータ後段の限界目標温度未満である場合、エバポレータ後段の目標温度に応じてコンプレッサを制御することにより、エバポレータから送られる空気流をエバポレータ後段の目標温度にし、
そうでない場合、エバポレータ後段の限界目標温度に応じてコンプレッサを制御し、さらに、エバポレータから送られる空気流の少なくとも一部を加熱可能な加熱手段を制御することにより、最初に決定したエバポレータ後段の目標温度にするようになっている。
【0015】
かくして、コンプレッサは、それ以上になると、温度の不均衡および不安定性をエバポレータで発生しうる限界目標温度を越えることができない目標温度を、エバポレータ後段で得られるように制御される。
【0016】
その結果、エバポレータの平均温度は下げられ、温度の不均衡、および不安定性を解消できる。
【0017】
エバポレータの平均温度は、相関的に下げられるので、一定の場合には、このような温度低下を、加熱手段の作動により補償することが必要である。加熱手段は、エバポレータから送られる空気流を加熱し、この空気流を、所望の温度、すなわち、最初に決定されたエバポレータ後段の目標温度にするように作用する。
【0018】
従って、コンプレッサの流量が少ない場合でも、温度の不均衡は、所定の閾値よりも低くなり、エバポレータのレベルで、温度の不均衡を低減できる。
【0019】
温度の不均衡は、一定流量の冷却液を使用することにより減るが、この流量が必要以上に多くなる場合には、空気の再加熱により補償する。
【0020】
従って、エバポレータ後段の温度不均衡可に関して、可変流量コンプレッサ使用時の長所を保持しながら、乗員の快適性を尊重するという妥協が得られる。事実、このようなコンプレッサは、空調ループの消費を制限するのにちょうど必要な程度に、冷却力を調整することができる。
【0021】
本発明の特徴によれば、測定手段は、エバポレータを通る空気流量を示す値と、エバポレータ前段の空気の温度を示す値とから、第1の情報を送ることができるデータ収集手段に接続される。
【0022】
有利には、エバポレータ後段の限界目標温度は、エバポレータの最大温度と最低温度との温度差が、所定の閾値、たとえば5℃を越えないように選択される。
【0023】
本発明の他の特徴によれば、制御手段は、圧力閾値レベル未満である圧力値を決定する信号を、コンプレッサに送信可能である。この圧力値は、蒸発圧力、すなわち、ほぼコンプレッサの吸入圧力に対応する。
【0024】
好適には、コンプレッサの圧力閾値レベル(吸入圧力)は、エバポレータ後段の目標限界温度に対応する到達可能な最低圧力レベル以上になるように設定される。
【0025】
本発明の他の特徴によれば、制御手段は、圧力閾値レベルに対応する閾値制御電流を越える制御電流をコンプレッサに送ることができる。
【0026】
好適には、閾値制御電流は、到達可能な最低圧力レベルに対応する最低制御電流を越えるように設定される。
【0027】
好適な実施形態では、加熱手段が、空気流の少なくとも一部と、少なくとも一つの冷却液との間で熱交換を行う熱交換手段を備えている。これは特に、車両のエンジンまたは燃料電池により、加熱水を供給されるラジエータ、およびまたは熱ポンプとして作動する回路のコンデンサである。
【0028】
相補的または代替としての別の実施形態では、加熱手段は、電気抵抗、特に、正の温度係数を持つ抵抗を有している。
【0029】
別の特徴によれば、本発明は、前記タイプの空調回路の制御方法に関し、冷却液が回路を通り、この回路は、外部制御式の可変流量コンプレッサと、車室に送られる空気流が通過可能なエバポレータとを含んでいる。
【0030】
この方法は、主に、以下の操作を含んでいる。
a)エバポレータの熱負荷に関する第1の情報と、車室の目標温度に関する第2の情報とから、エバポレータ後段の目標温度を計算し、
b)このように決定されたエバポレータ後段の目標温度と、それ以上になると、温度の不均衡および不安定性をエバポレータで発生しうるエバポレータ後段の限界目標温度とを比較し、
c)前記比較に応じて、
エバポレータ後段の目標温度がエバポレータ後段の限界目標温度未満である場合、エバポレータ後段の目標温度に応じてコンプレッサを制御することにより、エバポレータから送られる空気流をエバポレータ後段の目標温度にし、
そうでない場合、エバポレータ後段の限界目標温度に応じてコンプレッサを制御し、さらに、エバポレータから送られる空気流の少なくとも一部を加熱可能な加熱手段をさらに制御し、最初に決定されたエバポレータ後段の目標温度にする。
【0031】
以下の説明は、添付図に示す単なる例に関するものである。
【0032】
最初に、本発明による空調回路を概略的に示す図1を参照する。この回路は、フッ素化合物等の冷却液が通るループ10を含み、ループは、液相と気相の2つの異なる相として表すことができる。
【0033】
回路は、制御ユニット14から可変制御強度ICを持つ信号S1を受信可能な可変流量コンプレッサ12を含んでいる。
【0034】
かくして、コンプレッサ12のシリンダ容積は、制御強度、すなわち制御電流に応じて調整されるので、可変流量を流すことができる。
【0035】
気相としての冷却液は、コンプレッサ12により圧縮されて、コンデンサ16に送られる。コンデンサ16は、外部空気流AEが吹き抜けるので、冷却液を凝縮させて液相に変化させることができる。液相の冷却液は、コンデンサを出てから、減圧器18を介して減圧される。
【0036】
そのため、液相になった冷却液は、可変流量の強制換気装置22から送られる空気流Fが通るエバポレータ20に到達する。空気流Fは、液相の冷却液と熱交換を行い、冷却液は、吸熱によって気相に変化する。かくして、冷却または空調空気流が発生し、自動車の車室Hに送られる。
【0037】
エバポレータ20の後段には、ここでは、水を供給される熱交換器24と混合フラップ21とからなる加熱手段が設けられ、必要な場合には、冷却空気流の少なくとも一部を加熱することができる。
【0038】
制御ユニット14は、コンプレッサ12に制御強度ICの信号S1を送るだけでなく、混合フラップ21の位置を制御する電動機23を作動可能な信号S3を送ることもできる。
【0039】
制御ユニット14は、エバポレータの熱負荷Qthに関する第1の情報と、車室の目標温度Tchに関する第2の情報とから、エバポレータ後段の目標温度Tceを決定できる計算手段26を含んでいる。車室の目標温度は、車両の乗員によって、たとえば制御ダッシュボード28に表示することにより選択される。
【0040】
計算手段26は、エバポレータ20を通る空気流量値Qairと、エバポレータ前段の空気の温度値Taeとから、第1の情報を送るデータ収集手段に接続される。
【0041】
この2つの値は、センサ30と、エバポレータ20の前段に配置された温度センサ32とにより、それぞれ供給される。センサ30は、強制換気装置に取り付けられ、たとえば強制換気装置の回転数を示す値、たとえば強制換気装置に印加する電圧を送る。従って、空気流量Qairを示す値を送る。
【0042】
計算手段26は、このようにして、エバポレータ後段の目標温度Tceを示す値を供給し、前記値は、コンパレータ34として構成される比較手段に付与される。コンパレータは、決定されたエバポレータ後段の目標温度Tceと、それ以上になると、温度の不均衡および不安定性をエバポレータで発生しうるエバポレータ後段の限界目標温度Tce−limとを比較する。
【0043】
こうした、エバポレータ後段の限界目標温度Tce−limは、エバポレータの最大温度Tmaxと最低温度Tminとの温度差ΔTが、所定の閾値、たとえば5℃を越えないように選択される。
【0044】
コンパレータ34が接続される制御手段36は、コンプレッサ12を制御可能であり、場合によっては、コンパレータ34によって与えられる命令に応じて、混合フラップ21を制御可能である。
【0045】
エバポレータ後段の目標温度Tceが、エバポレータ後段の限界目標温度Tce−lim未満である場合、エバポレータ後段の目標温度Tceに応じて、コンプレッサを制御することにより、エバポレータからの空気流Fを、エバポレータ後段の目標温度にすることができる。そのとき、混合フラップ21は作動しない。
【0046】
エバポレータ後段の目標温度Tceが、エバポレータ後段の限界目標温度Tce−limより高い場合、エバポレータ後段の限界目標温度Tce−limに応じて、コンプレッサを制御し、さらに、混合フラップ21を制御することにより、エバポレータ20からの空気流Fを、最初に決定されたエバポレータ後段の目標温度にすることができる。
【0047】
いずれの場合にも、エバポレータが、決して限界目標温度Tce−limを越えて作動しないことから、エバポレータにおいて、温度の不均衡または不安定が生じないようにされる。
【0048】
コンプレッサに送られる信号S1は、圧力閾値レベルPssより低い吸入圧Psの値を決定する。吸入圧Psは、エバポレータ後段の限界目標温度に対応する到達可能な圧力最低レベルPsm以上になるように設定する。このような到達可能な最低圧力レベルPsmは、特に減圧弁とエバポレータとに関する技術的な理由によって課される。
【0049】
信号S1は、制御電流ICによって示され、制御電流は、圧力閾値レベルPssに対応する閾値制御電流ISより大きい。さらに、閾値制御電流ISは、到達可能な最低圧力レベルPsmに対応する最低制御電流Imより大きくなるように設定される。
【0050】
コンプレッサおよび加熱手段を一度に制御する場合、より大きい制御強度をコンプレッサに与えるが、これは、コンプレッサの吸入圧の低下となって現れる。
【0051】
これによって、相関的に、エバポレータ内の冷却液の圧力が下がるので、エバポレータの温度が下がる。
【0052】
その結果、エバポレータ後段の空気の温度が下がり、それと同時に、温度のばらつきが少なくなる。
【0053】
こうした温度低下を補償するために、制御ユニット14は、エバポレータからの空気流を少なくとも一部加熱するのに適した値の信号S3を送ることにより、混合フラップ21に作用する。
【0054】
その場合に得られる動作では、エバポレータの最大温度と最低温度との差が閾値差(ここでは5℃)よりも小さくなって、エバポレータの平均温度が下がるが、加熱手段の作動による温度上昇によって温度は補償される。従って、加熱手段の後段で発生する空気流は、ユーザが選択した目標温度に対応する。
【0055】
かくして、本発明では、コンプレッサの流量が少ないときの動作に対して、エバポレータ後段の温度の不均衡を著しく低減できるという妥協が得られる。
【0056】
それと同時に、空調回路の消費を制限するのにちょうど必要な程度に冷却力を調整することによって、外部制御コンプレッサ使用時の長所が保持される。
【0057】
従って、本発明は、エバポレータに関して温度の不均衡を制限することにより、コンプレッサの流量を制御可能である。
【0058】
図2は、図1の回路の動作フローチャートを示す。このフローチャートでは、特に、データ収集手段30、32、データ収集手段28、計算手段26、および比較手段34が示されている。比較手段により、コンプレッサ12だけを制御し(イエスの場合)、あるいはコンプレッサ12と混合フラップ21とを同時に制御する(ノーの場合)。
【0059】
もちろん、本発明は、例として記載された上記の実施形態に制限されるのではなく、他の変形実施形態にも及ぶものである。
【0060】
たとえば、信号S2は、熱交換器から供給される熱量に対して直接作用可能である。
【0061】
熱交換器が、少なくとも2つの流体、たとえば空気と冷却液との間で熱交換する場合、信号S2を、交換器内で冷却液を循環させることによって、あるいは循環させないことによって、加熱回路のバルブに作用することができる。
【0062】
加熱手段は、場合によっては、上記の熱交換器を補足あるいは代替するものとして、少なくとも1つの電気抵抗、特に正の温度係数を持つ少なくとも1つの抵抗を含む電気ラジエータを含む。その場合、信号S2は、電気ラジエータに可変強度を供給可能である。
【0063】
本発明は、自動車用の空調回路に適用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空調回路の概略図である。
【図2】図1の空調回路の動作フローチャートである。
【符号の説明】
10 ループ
12 コンプレッサ
14 制御手段または制御ユニット
18 減圧器
20 エバポレータ
21 混合フラップ
23 電動機
24 熱交換器
26 計算手段
28 制御ダッシュボード
30 比較手段またはセンサ
30、32 データ収集手段
34 コンパレータ
Qth 熱負荷
Qair 空気流量値
Tch 車室の目標温度
Tce エバポレータ後段の目標温度
Tae エバポレータ前段の空気の温度
Tce−lim エバポレータ後段の限界目標温度
Pss 圧力閾値レベル
Ps 吸入圧
Psm 最低圧力レベル
IS 閾値制御電流
IC 制御電流
IM 最低制御電流

Claims (9)

  1. 冷却液が通過可能な自動車の車室用の空調回路であって、外部制御式の可変流量コンプレッサ(12)と、車室(H)に送る空気流(F)が通過可能なエバポレータ(20)とを含み、
    a)計算手段(26)が、エバポレータ(20)を通る空気流量(Qair)を示す値と、エバポレータ前段の空気の温度を示す値(Tae)とから、エバポレータの熱負荷に関する第1の情報を送ることができるデータ収集手段(30)(32)に接続され、この第1情報と、車室の目標温度(Tch)に関する第2の情報とから、エバポレータ後段の目標温度を決定可能な計算手段(26)と、
    b)このようにして決定されたエバポレータ後段の目標温度と、それ以上になると、温度の不均衡および不安定性を、エバポレータで発生しうるエバポレータ後段の限界目標温度とを比較する比較手段(34)と、
    c)比較手段(30)に接続される制御手段(36)とを含み、
    制御手段(14)は、エバポレータ後段の目標温度が、エバポレータ後段の限界目標温度未満である場合、エバポレータ後段の目標温度に応じてコンプレッサを制御することにより、エバポレータから送られる空気流(F)をエバポレータ後段の目標温度にし、
    そうでない場合、エバポレータ後段の限界目標温度に応じて、コンプレッサを制御し、さらに、エバポレータ(20)から送られる空気流(F)の少なくとも一部を加熱可能な加熱手段(21)(24)を制御することにより、エバポレータ後段の目標温度にすることを特徴とする空調回路。
  2. エバポレータ後段の限界目標温度は、エバポレータの最大温度と最低温度との温度差が、所定の閾値、たとえば5℃を越えないように選択されることを特徴とする、請求項に記載の空調回路。
  3. 制御手段は、圧力閾値レベル未満である圧力値を決定する信号(S1)を、コンプレッサ(12)に送信可能であることを特徴とする、請求項1若しくは2に記載の空調回路。
  4. コンプレッサの圧力閾値レベルは、エバポレータ後段の目標限界温度に対応する到達可能な最低圧力レベル以上になるように設定されていることを特徴とする請求項記載の空調回路。
  5. 制御手段は、圧力閾値レベルに対応する閾値制御電流を越える制御電流(Ic)をコンプレッサ(12)に送ることができるようになっていることを特徴とする、請求項3または4に記載の空調回路。
  6. 閾値制御電流は、到達可能な最低圧力レベルに対応する最低制御電流を越えるように設定されていることを特徴とする、請求項4または5に記載の空調回路。
  7. 加熱手段は、熱交換器(24)と混合フラップ(21)とを含むことを特徴とする、請求項1〜のいずれかに記載の空調回路。
  8. 加熱手段は、電気抵抗、特に、正の温度係数を持つ抵抗を含むことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の空調回路。
  9. 冷却液が回路を通り、この回路は、外部制御式の可変流量コンプレッサ(12)と、車室(H)に送られる空気流(F)が通過可能なエバポレータ(20)とを含み、
    a)エバポレータの熱負荷に関する第1の情報と、車室の目標温度(Tch)に関する第2の情報とから、エバポレータ後段の目標温度を計算し、
    b)このようにして決定されたエバポレータ後段の目標温度と、それ以上になると温度の不均衡および不安定性をエバポレータで発生しうるエバポレータ後段の限界目標温度とを比較し、
    c)この比較に応じて、
    エバポレータ後段の目標温度に応じてコンプレッサを制御し、この目標温度がエバポレータ後段の限界目標温度未満である場合、エバポレータから送られる空気流(F)をエバポレータの後段の目標温度にし、
    そうでない場合、エバポレータ後段の限界目標温度(Tce−lim)に応じてコンプレッサを制御し、さらに、エバポレータ(20)から送られる空気流(F)の少なくとも一部を加熱可能な加熱手段(22)をさらに制御して、エバポレータ後段の目標温度にすることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の自動車の車室用の空調回路の制御方法。
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