JP4039069B2 - 膨張弁 - Google Patents

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    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
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    • F25B2341/06Details of flow restrictors or expansion valves
    • F25B2341/068Expansion valves combined with a sensor
    • F25B2341/0683Expansion valves combined with a sensor the sensor is disposed in the suction line and influenced by the temperature or the pressure of the suction gas

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍サイクルに用いられ、冷媒蒸発器に供給する冷媒を断熱膨張させると共に、その冷媒供給量を制御するボックス型の膨張弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、世界的にリサイクルに対する要望が高まってきており、冷凍サイクルに用いられる膨張弁においても、リサイクル率を向上させることが急務となっている。この冷凍サイクルに用いられる膨張弁として、従来より、いわゆるボックス型と呼ばれる膨張弁が公知である。
【0003】
このボックス型膨張弁をリサイクルする上での従来の問題点は、ダイヤフラムを有するエレメント部に使用される金属材料(例えばステンレス)と、冷媒通路を流れる冷媒の温度変化をダイヤフラムに伝熱する伝熱部に使用される金属材料(アルミニウム又は黄銅等)とが異なることからエレメント部と伝熱部との分離が必要となるが、伝熱部がエレメント部内に組み込まれてしまっているうえ、そのエレメント部がTIG溶接等で接合されていて分解が難しく、エレメント部から異材質の伝熱部を分離するのが困難なことよりエレメント部を廃却処分せざるを得ないことにあった。
【0004】
この問題に対し、特開2000−266206号公報(本出願人が先に出願したもの)や特開2001−91106号公報に示す膨張弁では、エレメント部と伝熱部とを全てステンレスで形成することによってエレメント部の分解を不要としてリサイクル性を高めた構造のものがある。
【0005】
また、上記の特開2000−266206号公報の図3に示す構造では、伝熱部として、冷媒通路を流れる冷媒の温度変化をダイヤフラムに伝熱する感温部と、ダイヤフラムの最大変位量を規制するストッパ部とに分けて構成し、エレメント部から分離するのが困難なストッパ部をエレメント部と同じステンレスで形成することにより、エレメント部の分解を不要としてリサイクル性を高めている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報に示す構造ではダイヤフラムに対し、ステンレス製の伝熱部で伝熱するか、もしくはアルミニウム製の感温部がステンレス製のストッパー部を介して伝熱する構造となっている。しかし、ステンレスの熱伝導率は従来使っているアルミニウムに対して約10分の1と非常に小さいため、正確な温度の伝達が行われず、膨張弁として制御応答性が悪くなるという欠点がある。
【0007】
本発明は、上記従来技術の欠点に鑑みて成されたものであり、その目的は、制御応答性を損ねることなくリサイクル性を高めることのできる膨張弁を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では以下の技術的手段を採用する。
【0009】
請求項1記載の発明では、冷媒蒸発器(5)の入口に通じる第1冷媒通路(11)と、冷媒蒸発器(5)の出口に通じる第2冷媒通路(12)と、第1冷媒通路(11)を流れる冷媒流量を可変する弁体(10)と、ダイヤフラム(13)を受け部(14)と蓋部(15)とで挟持し、ダイヤフラム(13)と蓋部(15)との間に飽和ガスを封入してダイヤフラム室(17)を形成すると共に、ダイヤフラム(13)と受け部(14)との間にダイヤフラム(13)が受け部(14)側へ変位した時の最大変位量を規制するストッパ(20)を有し、これらダイヤフラム(13)、受け部(14)、蓋部(15)およびストッパ(20)を同一材質にて構成し、第1冷媒通路(11)および第2冷媒通路(12)を有する弁本体(6)に対して着脱可能に組み付けられたエレメント部(7)と、エレメント部(7)とは異なりエレメント部(7)よりも熱伝導率の良い材質で形成され、第2冷媒通路(12)を流れる冷媒の温度変化をダイヤフラム(13)に伝達すると共に、ダイヤフラム(13)の変位を仲介して弁体(10)に伝達する伝熱部(8)とを備え、弁体(10)の変位量に応じて第1冷媒通路(11)を流れる冷媒流量が調節されるボックス型の膨張弁において、
ストッパ(20)は筒形状の部品であり、受け部(14)の第2冷媒通路(12)側の開口部内面に圧入、溶接、かしめ、接着等により一体に設けられており、
伝熱部(8)はダイヤフラム(13)に直接当接するとともに、ストッパ(20)の筒の中に納められて摺動する構造で、ストッパ(20)から抜き出し可能なようにストッパ(20)と分けて構成されており、
エレメント部(7)は弁本体(6)から取り外されることにより伝熱部(8)と分離されることを特徴とする。
【0010】
これにより、ダイヤフラム(13)に対しては熱伝導率の良い、例えば従来と同様のアルミニウム製の伝熱部(8)が直接接触して伝熱する構造であることから制御応答性を損ねることがない。
また、ダイヤフラム(13)の最大変位量を規制するストッパ(20)を伝熱部(8)と分けて構成することによってエレメント部(7)と伝熱部(8)とを容易に分離可能にでき、エレメント部(7)から分離するのが困難なストッパ(20)はエレメント部(7)と同一材質、例えば従来と同様のステンレスで形成することよりエレメント部(7)の分解が不要となり、リサイクル性を高めることができる。
【0011】
請求項2記載の発明では、ダイヤフラム(13)の最大変位量は、ダイヤフラム(13)が受け部(14)側へ変位した時にストッパ(8)に当接することにより規制されることを特徴としている。請求項3記載の発明では、ストッパ(20)には受け部(14)側に突出する曲げ部(20a)が設けられており、ダイヤフラム(13)の最大変位量は、曲げ部(20a)が受け部(14)の内側面に当接することにより、規制されることを特徴としている
【0012】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、図面に基づき説明する。図1は膨張弁1の断面図であり、図2は図1のエレメント部7の断面構造図である。本実施形態の膨張弁1は、いわゆるボックス型と呼ばれるもので、例えば車両用空調装置の冷凍サイクルに用いられる。
【0014】
冷凍サイクルは、気相冷媒を圧縮する冷媒圧縮機2と、この冷媒圧縮機2で圧縮された高圧冷媒を冷却して液化する冷媒凝縮器3と、この冷媒凝縮器3で液化した冷媒を気液分離して一時的に液冷媒を貯留するレシーバ4と、このレシーバ4から供給された液冷媒を減圧させる本発明の膨張弁1と、この膨張弁1で減圧された冷媒を車室内へ送風される空気との熱交換によって蒸発させる冷媒蒸発器5等より構成されている。
【0015】
膨張弁1は、弁ブロック6、エレメント部7、伝熱部8、伝達ロッド9、及びボール弁10等より構成されている。弁ブロック6は、例えばアルミニウム製で略直方体形状に設けられ、第1の冷媒通路11と第2の冷媒通路12を有している。
【0016】
第1の冷媒通路11は、レシーバ4の出口側に接続される流入ポート11a、冷媒蒸発器5の入口側に接続される流出ポート11b、及び流入ポート11a側と流出ポート11b側とを連通する連通孔11cを有し、この連通孔11cの入口側(流入ポート11a側)に円錐状のシート面11dが設けられている。
【0017】
第2の冷媒通路12は、冷媒蒸発器5の出口側に接続される流入ポート12a、冷媒圧縮機2の入口側に接続される流出ポート12b、及び流入ポート12aと流出ポート12bとを連通し、伝熱部8へも連通する連通路12cを有している。
【0018】
エレメント部7は、可撓性のある薄い金属板から成るダイヤフラム13と、このダイヤフラム13を挟持する受け部14と蓋部15とを具備し、弁ブロック6の上部にパッキン16を介して螺子結合される。
【0019】
受け部14と蓋部15は、例えばTIG溶接により接合され、ダイヤフラム13と蓋部15とでダイヤフラム室17を形成している。このダイヤフラム室17には、例えば冷凍サイクルに使用される冷媒ガスと同一種類の飽和ガスが封入されている。尚、蓋部15には、ダイヤフラム室17に飽和ガスを入れるための孔が開けられており、飽和ガスを入れた後、プラグ18によって気密に閉塞されている。
【0020】
また、受け部14の第2冷媒通路12側の開口部内面には、伝熱部8の外周円筒面を取り囲むように円筒状のストッパ20が圧入、溶接、かしめ、接着等で一体に設けられており、ダイヤフラム13が図1の下方へ変位した時にストッパ20の円筒上面に当接することでダイヤフラム13の下方への最大変位量(ボール弁10の最大リフト量)を規制するようになっている。
【0021】
また、このエレメント部7を構成する各部品(ダイヤフラム13、受け部14、蓋部15、プラグ18及びストッパ20)は、全て同一の金属材料(例えばステンレス)を使用して形成されている。
【0022】
伝熱部8は、熱伝導率の高い金属材料(例えばアルミニウム又は黄銅等)を使用して円柱状に形成されており、ストッパ20の筒の中に納められている。そして、円柱状の上面は下方からの付勢力(後述する)を受けてダイヤフラム13の下面に密着しており、第2の冷媒通路12を流れる冷媒(冷媒蒸発器5で蒸発した気相冷媒)の温度変化をダイヤフラム13に伝達すると共に、円柱状の下面には伝達ロッド9が当接しており、ダイヤフラム13の変位を伝達ロッド9と協同してボール弁10に伝達するものである。
【0023】
伝達ロッド9は、伝熱部8の下部に配されて、弁ブロック6に摺動自在に保持されている。その上端部は伝熱部8の下面に当接すると共に、第2の冷媒通路12(連通路12c)を上下方向に貫通し、第1の冷媒通路11の連通孔11cの内部に挿通され、下端部は円錐状のシート面11dに押し当たるボール弁10の上面に当接している。
【0024】
また、上下方向に摺動自在に嵌挿されている伝達ロッド9に対して、第1の冷媒通路11と第2の冷媒通路12との間の弁ブロック6部にはOリング19によるシール部が設けられている。
【0025】
ボール弁10は、図1に示すように、連通孔11cの入口側に配されて、伝達ロッド9と弁受け部材21との間に保持され、シート面11dに着座することで連通孔11cを閉じ、シート面11dから離脱(リフト)することで連通孔11cを開くことができる。
【0026】
このボール弁10は、図1において、ダイヤフラム13を下方へ押し下げる力(ダイヤフラム室17の圧力−ダイヤフラム13の下側に作用する冷媒蒸気の圧力)と弁受け部材21を介してボール弁10を図1の上方へ付勢するスプリング22の荷重とが釣り合った位置に静止している。
【0027】
スプリング22は、弁ブロック6の下端部に取り付けられた調節螺子23と弁受け部材21との間に配され、弁受け部材21を介してボール弁10を図1の上方(弁開度が小さくなる方向)へ付勢している。調節螺子23は、ボール弁10の開弁圧(ボール弁10を付勢するスプリング22の荷重)を調節するもので、Oリング24を介して弁ブロック6の下端部に螺子結合されている。
【0028】
次に、膨張弁1の作動を説明する。連通孔11cを通過する冷媒流量は、ボール弁10の開度、即ちシート面11dに対するボール弁10の位置(リフト量)によって決定される。そのボール弁10は、ダイヤフラム13を図1の下方へ付勢するダイヤフラム室17の圧力と、ダイヤフラム13を図1の上方へ付勢するスプリング22の荷重及びサイクル内の低圧圧力(ダイヤフラム13の下側に作用する冷媒蒸気の圧力)とが釣り合った位置に移動する。
【0029】
そこで、蒸発圧力が安定している状態から車室内の温度が上昇し、冷媒蒸発器5で急速に冷媒が蒸発すると、冷媒蒸発器5の出口部の冷媒蒸気の温度(過熱度)が高くなる。これにより、第2の冷媒通路12を流れる冷媒蒸気の温度変化が伝熱部8及びダイヤフラム13を介してダイヤフラム室17に封入されているガスに伝達され、そのガスの温度上昇に伴ってダイヤフラム室17の圧力が上昇する。
【0030】
その結果、ダイヤフラム13が図1の下方へ押し下げられ、伝熱部8及び伝達ロッド9を介してボール弁10が図1の下方へ移動することにより、弁開度が大きくなって冷媒蒸発器5へ供給される冷媒流量が増加する。
【0031】
一方、車室内の温度が低下して冷媒蒸発器5の出口部の過熱度が低くなると、第2の冷媒通路12を流れる冷媒蒸気の温度変化がダイヤフラム室17のガスに伝達され、そのガスの温度低下に伴ってダイヤフラム室17の圧力が低下する。
【0032】
その結果、ダイヤフラム13が図1の上方へ押し上げられてボール弁10が図1の上方へ移動することにより、弁開度が小さくなって冷媒蒸発器5へ供給される冷媒流量が減少する。以上の動作により、通常のサイクル運転時には、冷媒蒸発器5で蒸発した冷媒蒸気の温度(過熱度)が例えば略5℃になるように弁開度を調節して、連通孔11cを流れる冷媒流量をコントロールしている。
【0033】
次に本実施形態の特徴について述べる。本実施形態のボックス型膨張弁1は、ダイヤフラム13が受け部14側へ変位した時の最大変位量を規制するストッパ20を筒形状とし、その筒の中に第2冷媒通路12を流れる冷媒の温度変化をダイヤフラム13に伝達すると共にダイヤフラム13の変位を仲介してボール弁10に伝達する伝熱部8を納め、筒の中を摺動する構造とすることにより、ストッパ20と伝熱部8とを分けて構成している。
【0034】
そのうえ、ストッパ20は一体となるエレメント部7の各部品と同一材質(例えば従来と同様のステンレス)にて形成し、伝熱部8はそのストッパ20を含めたエレメント部7とは異なる熱伝導率の良い材質(例えば従来と同様のアルミニウムや黄銅)で形成している。そして、伝熱部8をダイヤフラム13に直接当接させている。これにより、熱伝導率の良い伝熱部8がダイヤフラム13に直接接触して伝熱する構造であることから制御応答性を損ねることがない。
【0035】
更に、伝熱部8が筒状のストッパ20から容易に抜き出し可能なことより、エレメント部7と伝熱部8とを容易に分離可能な構造としている。これらのことより、使用済みの膨張弁1において、エレメント部7を弁ブロック6から取り外すことで伝熱部8との分離もでき、エレメント部7を分解してエレメント部7とストッパ20とを分離することなくリサイクルできることからリサイクル性が向上する。
【0036】
(その他の実施形態)
図3、図4に他の実施形態におけるエレメント部の断面構造図を示し、上述の実施形態とはストッパ20の形状のみ異なる。図に示すように、ストッパ20にプレスで曲げ部20aを形成し、その曲げ部20aが受け部14の内側面に当接することでダイヤフラム13の最大変位量を規制すると共に、ストッパ20を受け部14に圧入、溶接、かしめ、接着等で固定する作業なくしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における膨張弁の縦断面構造図である。
【図2】図1のエレメント部の断面構造図である。
【図3】他の実施形態におけるエレメント部の断面構造図である。
【図4】他の実施形態におけるエレメント部の断面構造図である。
【符号の説明】
5 冷媒蒸発器
6 弁ブロック(弁本体)
7 エレメント部
8 伝熱部
10 ボール弁(弁体)
11 第1冷媒通路
12 第2冷媒通路
13 ダイヤフラム
14 受け部
15 蓋部
17 ダイヤフラム室
20 ストッパ

Claims (3)

  1. 冷媒蒸発器(5)の入口に通じる第1冷媒通路(11)と、
    前記冷媒蒸発器(5)の出口に通じる第2冷媒通路(12)と、
    前記第1冷媒通路(11)を流れる冷媒流量を可変する弁体(10)と、
    ダイヤフラム(13)を受け部(14)と蓋部(15)とで挟持し、前記ダイヤフラム(13)と前記蓋部(15)との間に飽和ガスを封入してダイヤフラム室(17)を形成すると共に、前記ダイヤフラム(13)と前記受け部(14)との間に前記ダイヤフラム(13)が前記受け部(14)側へ変位した時の最大変位量を規制するストッパ(20)を有し、これら前記ダイヤフラム(13)、前記受け部(14)、前記蓋部(15)および前記ストッパ(20)を同一材質にて構成し、前記第1冷媒通路(11)および前記第2冷媒通路(12)を有する弁本体(6)に対して着脱可能に組み付けられたエレメント部(7)と、
    前記エレメント部(7)とは異なり前記エレメント部(7)よりも熱伝導率の良い材質で形成され、前記第2冷媒通路(12)を流れる冷媒の温度変化を前記ダイヤフラム(13)に伝達すると共に、前記ダイヤフラム(13)の変位を仲介して前記弁体(10)に伝達する伝熱部(8)とを備え、
    前記弁体(10)の変位量に応じて前記第1冷媒通路(11)を流れる冷媒流量が調節されるボックス型の膨張弁において、
    前記ストッパ(20)は筒形状の部品であり、前記受け部(14)の前記第2冷媒通路(12)側の開口部内面に圧入、溶接、かしめ、接着等により一体に設けられており、
    前記伝熱部(8)は前記ダイヤフラム(13)に直接当接するとともに、前記ストッパ(20)の筒の中に納められて摺動する構造で、前記ストッパ(20)から抜き出し可能なように前記ストッパ(20)と分けて構成されており、
    前記エレメント部(7)は前記弁本体(6)から取り外されることにより前記伝熱部(8)と分離されることを特徴とする膨張弁。
  2. 前記ダイヤフラム(13)の最大変位量は、前記ダイヤフラム(13)が前記受け部(14)側へ変位した時に前記ストッパ(8)に当接することにより規制されることを特徴とする請求項1に記載の膨張弁。
  3. 冷媒蒸発器(5)の入口に通じる第1冷媒通路(11)と、
    前記冷媒蒸発器(5)の出口に通じる第2冷媒通路(12)と、
    前記第1冷媒通路(11)を流れる冷媒流量を可変する弁体(10)と、
    ダイヤフラム(13)を受け部(14)と蓋部(15)とで挟持し、前記ダイヤフラム(13)と前記蓋部(15)との間に飽和ガスを封入してダイヤフラム室(17)を形成すると共に、前記ダイヤフラム(13)と前記受け部(14)との間に前記ダイヤフラム(13)が前記受け部(14)側へ変位した時の最大変位量を規制するストッパ(20)を有し、これら前記ダイヤフラム(13)、前記受け部(14)、前記蓋部(15)および前記ストッパ(20)を同一材質にて構成し、前記第1冷媒通路(11)および前記第2冷媒通路(12)を有する弁本体(6)に対して着脱可能に組み付けられたエレメント部(7)と、
    前記エレメント部(7)とは異なり前記エレメント部(7)よりも熱伝導率の良い材質で形成され、前記第2冷媒通路(12)を流れる冷媒の温度変化を前記ダイヤフラム(13)に伝達すると共に、前記ダイヤフラム(13)の変位を仲介して前記弁体(10)に伝達する伝熱部(8)とを備え、
    前記弁体(10)の変位量に応じて前記第1冷媒通路(11)を流れる冷媒流量が調節されるボックス型の膨張弁において、
    前記ストッパ(20)は筒形状で、前記受け部(14)側に突出する曲げ部(20a)を備えており、
    前記ダイヤフラム(13)の最大変位量は、前記曲げ部(20a)が前記受け部(14)の内側面に当接することにより規制され
    前記伝熱部(8)は前記ダイヤフラム(13)に直接当接するとともに、前記ストッパ (20)の筒の中に納められて摺動する構造で、前記ストッパ(20)から抜き出し可能なように前記ストッパ(20)と分けて構成されており、
    前記エレメント部(7)は前記弁本体(6)から取り外されることにより前記伝熱部(8)と分離されることを特徴とする膨張弁。
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