JP4038850B2 - マイクレベル調整装置およびカラオケ装置 - Google Patents

マイクレベル調整装置およびカラオケ装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、マイクレベルの調整装置およびこれを用いたカラオケ装置に関し、エコーレベルの増減によるマイク全出力のレベル変動を防止したものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のカラオケ装置の信号系統を図2に示す。マイク10から出力されるマイク信号はマイク信号入力端子12から入力され、ヘッドアンプ14を介してボリウム(アッテネータ)16でレベル調整される。レベル調整されたマイク信号はエコー信号生成用信号経路18と直接音用信号経路20に分岐される。エコー信号生成用信号経路18に分岐したマイク信号は、ボリウム(アッテネータ)22でさらにレベル調整された後、ディレイ回路24に入力されて、エコー信号が生成される。合成回路26は、エコーが付与されていないマイク信号(直接音信号)とエコー信号を加算合成する。
【0003】
合成回路26から出力される全マイク信号は、合成回路28で音楽信号(伴奏音信号)と加算合成され、ボリウム(アッテネータ)30でレベル調整された後、アンプ32で増幅されて、スピーカ34から再生される。
【0004】
マイクレベル調整操作子36はマイクレベルの調整操作をするものである。ここでは、マイクレベル調整操作子36はボリウム16を可変操作するものとして用いられており、同操作子36を操作することにより、エコー信号生成用信号経路18と直接音用信号経路20に分岐する前のマイク信号のレベルが可変調整され、その結果直接音信号のレベルとエコー信号のレベルが一定の比率を保持して任意の値に増減される。
【0005】
エコーレベル調整操作子38はエコーレベルの調整操作をするものである。ここでは、エコーレベル調整操作子38はボリウム22を可変操作するものとして用いられており、同操作子38を操作することにより、エコー信号生成用経路18に分岐したマイク信号のレベルが可変調整され、その結果エコー信号のレベルが直接音信号のレベルとは独立に任意の値に増減される。メインレベル調整操作子40は音楽信号とマイク信号を合わせた全出力レベルの調整操作をするものである。ここでは、メインレベル調整操作子40はボリウム30を可変操作するものとして用いられており、同操作子40を操作することにより、全出力信号(音楽信号と全マイク信号の加算信号)のレベルが任意の値に増減される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記図2の信号系統によれば、エコーレベル調整操作子38を操作してエコーレベルを変更すると、合成回路26から出力される全マイク信号のレベルが変動して、音楽信号のレベルとのバランスが崩れてしまう。このため、元のバランスに戻すためには、マイクレベル調整操作子36によってマイクレベルを調整しなおさなければならず、操作が面倒であった。
【0007】
この発明は、前記従来の技術における問題点を解決して、エコーレベルの増減による全マイク信号のレベルの変動を防止したマイクレベル調整装置およびカラオケ装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明のマイクレベル調整装置は、マイク信号を入力するマイク信号入力端子と、該マイク信号入力端子から入力されたマイク信号のエコー信号を生成するエコー信号生成回路と、前記マイク信号にエコーが付与されていない直接音信号と前記エコー信号とを合成する合成回路と、マイクレベルの調整操作をするマイクレベル調整操作子と、エコーレベルの調整操作をするエコーレベル調整操作子と、前記マイクレベル調整操作子が調整操作された時は、この操作に応じて前記直接音信号のレベル調整値を増加または減少させるとともに前記エコー信号のレベル調整値を同じく増加または減少させ、かつ、前記エコーレベル調整操作子が調整操作された時は、この操作に応じて前記エコー信号のレベル調整値を増加または減少させるとともに前記直接音信号のレベル調整値を逆に減少または増加させるようにこれら直接音信号とエコー信号のレベル調整値をそれぞれ調整するレベル調整回路とを具備してなるものである。
【0009】
これによれば、エコーレベル調整操作子を操作してエコー信号のレベルを変更すると、直接音信号のレベルが逆方向に自動的に変更されるので、全マイク信号のレベルの変動が抑制される。特に、エコーレベル調整操作子が調整操作された時に、直接音信号のレベル調整値とエコー信号のレベル調整値の和が該操作前の値にほぼ保たれるようにエコー信号のレベル調整値に応じて直接音信号のレベル調整値を調整することにより、全マイク信号のレベル変動がほぼ完全に防止される。
【0010】
直接音信号あるいはエコー信号のレベル調整を行うボリウムは、機械式ボリウム、電子制御式ボリウム(電圧制御型ボリウム、ディジタルボウリム等)のいずれも用いることができる。電子制御式ボリウムで構成する場合は、レベル調整回路は、例えば直接音信号とエコー信号のレベル調整値を任意のレベル比で可変に調整する電子制御式ボリウムと、マイクレベル調整操作子およびエコーレベル調整操作子の操作値をそれぞれ検出する操作値検出部と、これら操作値検出部の検出情報に基づいて、電子制御式ボリウムを調整制御する制御回路とで構成することができる。この場合、制御回路は、例えばマイクレベル調整操作子が調整操作された時は、直接音信号のレベル調整値とエコー信号のレベル調整値の比率を該操作前の値にほぼ保った状態でこれら直接音信号とエコー信号のレベル調整値をそれぞれ調整し、かつ、エコーレベル調整操作子が調整操作された時は、直接音信号のレベル調整値とエコー信号のレベル調整値の和を該操作前の値にほぼ保った状態でこれら直接音信号とエコー信号のレベル調整値をそれぞれ調整するものとして構成することができる。
【0011】
また、制御回路は、より具体的には、エコーレベル調整操作子が調整操作された時に、該操作直前のマイクレベル調整操作子およびエコーレベル調整操作子の操作値をそれぞれ記憶し、これら操作値から直接音信号のレベル調整値とエコー信号のレベル調整値の和を求め、エコー信号のレベル調整値をエコーレベル調整操作子の調整操作後の操作値に応じた値に変更し、直接音信号のレベル調整値をエコー信号のレベル調整値との和が前記求められた値にほぼ等しくなる値に変更するものとして構成することができる。
【0012】
また、電子制御式ボリウムは、例えばエコー信号生成回路に分岐する前の直接音信号の信号ラインに配置された第1の電子制御式ボリウムと、エコー信号生成回路に分岐した後の該エコー信号生成回路の入力側に配置された第2の電子制御式ボリウムとで構成することができ、このとき制御回路は、マイクレベル調整操作子が操作された時は、第2の電子制御式ボリウムのレベル調整値を固定して、第1の電子制御式ボリウムを該当する方向に調整し、かつ、エコーレベル調整操作子が操作された時は、第2の電子制御式ボリウムを該当する方向に調整し、第1のボリウムを前記第2の電子制御式ボリウムのほぼ半分の調整量で逆方向に調整するものとして構成することができる。
【0013】
また、この発明のカラオケ装置は、この発明のマイクレベル調整装置と、前記合成回路の出力信号と別途入力される音楽信号とを合成する第2の合成回路と、この第2の合成回路の出力信号のレベルの調整操作をするメインレベル調整操作子と、このメインレベル調整操作子の調整操作に応じて前記第2の合成回路の出力信号のレベル調整値を増加または減少させる出力レベル調整回路と、この出力レベル調整回路から出力される合成信号を増幅するアンプと、この増幅された合成信号を再生するスピーカとを具備してなるものである。このカラオケ装置によれば、エコーレベルを変更した際に全マイク信号と音楽信号とのバランスが崩れるのが抑制され、マイクレベル調整操作子の再調整操作を不要にすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
直接音信号およびエコー信号のレベル調整を電子制御式ボリウムで行うようにしたこの発明の実施の形態を説明する。図1はその信号系統を示したものである。マイク信号入力端子12から合成回路26までの部分がマイクレベル調整装置42を構成し、全体がカラオケ装置44を構成する。また、点線で囲んだ部分はレベル調整回路46を構成する。
【0015】
マイク10から出力されるマイク信号はマイク信号入力端子12から入力され、ヘッドアンプ14を介してボリウム(アッテネータ)16でレベル調整される。レベル調整されたマイク信号はエコー信号生成用信号経路18と直接音用信号経路20に分岐される。エコー信号生成用信号経路18に分岐したマイク信号は、ボリウム(アッテネータ)22でさらにレベル調整された後、ディレイ回路24(アナログディレイ回路またはディジタルディレイ回路)に入力されて、エコー信号が生成される。合成回路26は、エコーが付与されていないマイク信号(直接音信号)とエコー信号を加算合成する。
【0016】
合成回路26から出力される全マイク信号は、合成回路28で音楽信号(伴奏音信号)と加算合成され、ボリウム(アッテネータ)30でレベル調整された後、アンプ32で増幅されて、スピーカ34から再生される。
【0017】
ボリウム16,22,30は電圧制御型ボリウムやディジタルボリウム等の電子制御式ボリウムで構成される。ディジタルボリウムで構成する場合は、マイク信号および音楽信号はA/D変換して入力され、ボリウム30の後段でD/A変換される。マイクレベル調整操作子36はマイクレベルの調整操作をするもので、その操作値は操作値検出部48で検出される。エコーレベル調整操作子38はマイクレベルの調整操作をするもので、その操作値は操作値検出部50で検出される。メインレベル調整操作子40は全出力信号(音楽信号と全マイク信号の加算信号)の調整操作をするもので、その操作値は操作値検出部52で検出される。
【0018】
各レベル調整操作子36,38,40は、該レベル調整操作子36,38,40による被操作体が可変抵抗器で構成される場合はその可動部分(回転式の場合は回転軸、直動式の場合は可動体)に連結された回転式または直動式操作つまみとして構成し、被操作体がロータリエンコーダで構成される場合はその回転軸に連結された回転式操作つまみとして構成し、被操作体がアップ/ダウンキースイッチで構成される場合はその操作用押ボタンとして構成することができる。また、各操作値検出部48,50,52は、レベル調整操作子36,38,40による被操作体がロータリエンコーダやアップ/ダウンキースイッチの場合はマイコン54内のカウンタ等で構成し、レベル調整操作子36,38,40の被操作体が可変抵抗器などのアナログ方式の場合はマイコン54内などのA/D変換器で構成することができる。
【0019】
マイコン54(制御回路)は操作値検出部48,50,52の検出情報に基づいてボリウム16,22,30のゲインを調整制御する。すなわち、マイクレベル調整操作子36が操作された時は、ボリウム16をその操作値に応じたゲイン(レベル調整値)に調整制御する(ボリウム22,30は固定)。これにより、直接音信号のレベル調整値とエコー信号のレベル調整値の比率を該操作前の値に保った状態でこれら直接音信号とエコー信号のレベルが調整される。また、エコーレベル調整操作子38が操作された時は、ボリウム22をその操作値に応じたゲイン(レベル調整値)に調整制御するとともに、ボリウム16,22のレベル調整値の和が該操作前の状態に保たれるように、ボリウム16のゲインを逆方向に調整制御する(ボリウム30は固定)。また、メインレベル調整操作子40が操作された時は、ボリウム30をその操作値に応じたゲイン(レベル調整値)に調整制御する(ボリウム16,22は固定)。
【0020】
エコーレベル調整操作子38が操作された時のマイコン54によるボリウム16,22の調整制御のフローチャートを図3に示す。マイコン54は、操作値検出部48,50で検出されるマイクレベル調整操作子36およびエコーレベル調整操作子38の最新の操作値の情報を内部のRAMに記憶している(S1)。また、この記憶された最新の操作値の情報に基づき、ボリウム16,22のレベル調整値の和を計算して内部のRAMに記憶している(S2)。エコーレベル調整操作子38が操作されてその操作値が変更されたことを検出すると(S3)、ボリウム22のレベル調整値を該当する値に変更した場合にボリウム16,22のレベル調整値の和を変更前の値に保つためのボリウム16のレベル調整値の増減量を算出する(S4)。そして、ボリウム22のレベル調整値をエコーレベル調整操作子38で指示された値に変更するとともに、ボリウム16のレベル調整値を算出された増減量分変更する。
【0021】
図3の制御フローによるボリウム22のレベル調整値とボリウム16のレベル調整値増減量の関係を図4に示す。図4によれば、ボリウム22を調整すると、その変動量の半分のレベル調整量でボリウム16が逆方向に調整される。例えば、エコーレベル調整操作子38がレベル増加方向に操作されてボリウム22のレベル調整量が+6dB増加したとすると、ボリウム16のレベル調整量が−3dB減少する。これにより、エコー信号のレベルは合計で(+6dB)+(−3dB)増加し、直接音信号は逆に−3dB減少し、全マイク信号の増減量は(+3dB)+(−3dB)=0dBとなる。その結果、全マイク信号のレベルを変動させることなくエコー信号のレベルを+3dB増加させることができる。つまり、直接音に対し、エコー信号のレベルは+6dB増加させることができる。
【0022】
(実施の形態2)
前記実施の形態1ではマイクを1本としたが、複数本接続できるようにする場合は、例えば図5のように構成する。これは、2本のマイク10−1,10−2のマイク信号のレベルを共通のマイクレベル調整操作子16で調整するようにしたものである。マイク10−1,10−2から出力されるマイク信号はマイク信号入力端子12−1,12−2から入力され、ヘッドアンプ14−1,14−2および抵抗56−1,56−2を介して加算点58で加算合成される。加算合成されたマイク信号はボリウム16,22でレベル調整される。マイコン54によるボリウム16,22のレベル調整制御は前記実施の形態1(図1)における制御(図3,図4)と同じである。
【0023】
(実施の形態3)
図6の実施の形態は、3本のマイク10−1,10−2,10−3を接続して、マイクレベルを個別のボリウム16−1,16−2,16−3で独立に調整できるようにしたものである。マイク10−1,10−2,10−3から出力されるマイク信号はマイク信号入力端子12−1,12−2,12−3から入力され、ヘッドアンプ14−1,14−2,14−3を介してボリウム16−1,16−2,16−3でレベル調整される。このレベル調整された各マイク信号は合成回路60で加算合成される。マイクレベル調整操作子36−1,36−2,36−3は各マイク10−1,10−2,10−3に対応して個別に設けられており、これらマイクレベル調整操作子36−1,36−2,36−3の操作に応じてボリウム16−1,16−2,16−3は個別に調整される。
【0024】
エコーレベル調整操作子38を操作すると、ボリウム22が対応するレベル調整値に調整されるとともに、ボリウム16−1,16−2,16−3が逆方向に調整されて、全マイク信号のレベル変動が防止される。すなわち、マイクが1本接続されている場合は前記実施の形態1,2(図1,図5)と同様にボリウム22のレベル調整値変動量の半分の変動量で該当する1個のボリウム16のレベル調整量が逆方向に変動される(例えば、ボリウム22が+6dB変動すれば該当する1個のボリウム16は−3dB変動する。)。また、マイク10が2本接続されている場合は、1本のときと同じ変動量で該当する2個のボリウム16のレベル調整量が逆方向にそれぞれ変動される(例えば、ボリウム22が+6dB変動すれば、該当する2個のボリウム16はそれぞれ−3dB変動する。)。また、マイク10が3本接続されている場合は、1本のときと同じ変動量で3個のボリウム16のレベル調整量が逆方向にそれぞれ変動される(例えば、ボリウム22が+6dB変動すれば、3個のボリウム16はそれぞれ−3dB変動する。)。なお、実際には、ボリウム16−1,16−2,16−3のレベル調整値の変動制御は、マイクが接続されている系統を検出してその系統についてだけ行うようにする必要はなく、マイクがどの系統に接続されているかにかかわらず、ボリウム16−1,16−2,16−3を一律に同じ量だけ変動させるようにすればよい(マイクが接続されていない系統についてボリウムのレベル調整値を変動させてもさせなくてもその系統の音量は0のままであるから、全体の再生音量に影響は及ぼさない。)。
【0025】
(実施の形態4)
前記各実施の形態ではボリウム16,22を縦列に配置したが、図7に示すように並列に配置することもできる。すなわち、エコー信号生成用信号経路18にはボリウム22が配置され、直接音用信号経路20にはボリウム16が配置されている。ボリウム22はエコーレベル調整操作子38の操作に応じて調整され、ボリウム16はマイクレベル調整操作子36の操作に応じて調整される。ボリウム16による直接音信号のレベル調整とボリウム22によるエコー信号のレベル調整は相互干渉しないので、エコーレベル調整時は、図8に示すように、ボリウム22のレベル調整値変動量と同じ分だけボリウム16のレベル調整量を変動させる。
【0026】
(実施の形態5)
直接音信号およびエコー信号のレベル調整を機械式ボリウムで行うようにしたこの発明の実施の形態を説明する。これによれば、操作子36,38,40の操作値検出部および制御回路を不要にしている。図9はその信号系統を示したものである。マイク10から出力されるマイク信号はマイク信号入力端子12から入力され、ヘッドアンプ14を介してボリウム(アッテネータ)62でレベル調整される。レベル調整されたマイク信号はエコー信号生成用信号経路18と直接音用信号経路20に分岐される。エコー信号生成用信号経路18に分岐したマイク信号は、ボリウム(アッテネータ)64でさらにレベル調整された後、ディレイ回路24に入力されて、エコー信号が生成される。直接音用信号経路20に分岐されたマイク信号(直接音信号)はボリウム66(アッテネータ)でさらにレベル調整される。合成回路26はレベル調整されたエコー信号と直接音信号を加算合成する。
【0027】
合成回路26から出力される全マイク信号は、合成回路28で音楽信号(伴奏音信号)と加算合成され、ボリウム(アッテネータ)68でレベル調整された後、アンプ32で増幅されて、スピーカ34から再生される。
【0028】
ボリウム62,64,68はロータリー式あるいはリニア式可変抵抗器等の機械式ボリウムで構成されている。マイクレベル調整操作子36はマイクレベルの調整操作をするもので、ボリウム16の可動部に直結されてボリウム62を可変操作する。同操作子36を操作することにより、エコー信号生成用信号経路18と直接音用信号経路20に分岐する前のマイク信号のレベルが可変調整され、その結果直接音信号のレベルとエコー信号のレベルが一定の比率を保持して任意の値に増減される。尚、ボリウム62は合成回路26,28の間に配置することもできる。
【0029】
エコーレベル調整操作子38はエコーレベルの調整操作をするもので、相互に連動するボリウム64,66の可動部に直結されてボリウム64,66を可変操作する。エコーレベル調整操作子38の操作量とボリウム64,66のレベル調整値との関係を図10に示す。図10によれば、ボリウム64,66のレベル調整値の増減関係は互いに逆になり、これらレベル調整値の和は常に0dBとなっている。したがって、全マイク信号のレベルを変動させることなくエコー信号のレベルを調整することができる。
【0030】
メインレベル調整操作子40は音楽信号とマイク信号を合わせた全出力レベルの調整操作をするもので、ボリウム68の可動部に直結されてボリウム68を可変操作する。同操作子40を操作することにより、全出力信号(音楽信号と全マイク信号の加算信号)のレベルが任意の値に増減される。
【0031】
尚、この発明のマイクレベル調整装置は、カラオケ装置以外の用途にも用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す信号系統図である。
【図2】 従来装置を示す信号系統図である。
【図3】 図1のマイコンによるエコーレベル調整制御を示すフローチャートである。
【図4】 図3の制御フローによるボリウム22のレベル調整値とボリウム16のレベル調整値増減量の関係を示す特性図である。
【図5】 この発明の実施の形態2を示す信号系統図である。
【図6】 この発明の実施の形態3を示す信号系統図である。
【図7】 この発明の実施の形態4を示す信号系統図である。
【図8】 図7の構成におけるボリウム22のレベル調整値とボリウム16のレベル調整値増減量の関係を示す特性図である。
【図9】 この発明の実施の形態5を示す信号系統図である。
【図10】 図9の構成におけるエコーレベル調整操作子38の操作量とボリウム64,66のレベル調整値の関係を示す特性図である。
【符号の説明】
10 マイク
16 第1の電子制御式ボリウム
18 エコー信号生成用信号経路
20 直接音用信号経路
22 第2の電子制御式ボリウム
24 ディレイ回路(エコー信号生成回路)
26 合成回路
28 第2の合成回路
30 電子制御式ボリウム(出力レベル調整回路)
32 アンプ
34 スピーカ
36 マイクレベル調整操作子
38 エコーレベル調整操作子
40 メインレベル調整操作子
42 マイクレベル調整装置
44 カラオケ装置
46 レベル調整回路
48,50 操作値検出部
54 マイコン(制御回路)
62,64,66 機械式ボリウム
68 機械式ボリウム(出力レベル調整回路)

Claims (6)

  1. マイク信号を入力するマイク信号入力端子と、
    該マイク信号入力端子から入力されたマイク信号のエコー信号を生成するエコー信号生成回路と、
    前記マイク信号にエコーが付与されていない直接音信号と前記エコー信号とを合成する合成回路と、
    マイクレベルの調整操作をするマイクレベル調整操作子と、
    エコーレベルの調整操作をするエコーレベル調整操作子と、
    前記マイクレベル調整操作子が調整操作された時は、この操作に応じて前記直接音信号のレベル調整値を増加または減少させるとともに前記エコー信号のレベル調整値を同じく増加または減少させ、かつ、前記エコーレベル調整操作子が調整操作された時は、この操作に応じて前記エコー信号のレベル調整値を増加または減少させるとともに前記直接音信号のレベル調整値を逆に減少または増加させるようにこれら直接音信号とエコー信号のレベル調整値をそれぞれ調整するレベル調整回路と
    を具備してなるマイクレベル調整装置。
  2. 前記レベル調整回路が、前記マイクレベル調整操作子が調整操作された時は、前記直接音信号のレベル調整値と前記エコー信号のレベル調整値の比率を該操作前の値にほぼ保った状態でこれら直接音信号とエコー信号のレベル調整値をそれぞれ調整し、かつ、前記エコーレベル調整操作子が調整操作された時は、前記直接音信号のレベル調整値と前記エコー信号のレベル調整値の和を該操作前の値にほぼ保った状態でこれら直接音信号とエコー信号のレベル調整値をそれぞれ調整するものである請求項1記載のマイクレベル調整装置。
  3. 前記レベル調整回路が、前記直接音信号と前記エコー信号のレベル調整値を任意のレベル比で可変に調整する電子制御式ボリウムと、前記マイクレベル調整操作子および前記エコーレベル調整操作子の操作値をそれぞれ検出する操作値検出部と、これら操作値検出部の検出情報に基づいて、前記電子制御式ボリウムを調整制御する制御回路とを具備してなり、
    前記制御回路が、前記マイクレベル調整操作子が調整操作された時は、前記直接音信号のレベル調整値と前記エコー信号のレベル調整値の比率を該操作前の値にほぼ保った状態でこれら直接音信号とエコー信号のレベル調整値をそれぞれ調整し、かつ、前記エコーレベル調整操作子が調整操作された時は、前記直接音信号のレベル調整値と前記エコー信号のレベル調整値の和を該操作前の値にほぼ保った状態でこれら直接音信号とエコー信号のレベル調整値をそれぞれ調整するものである請求項1記載のマイクレベル調整装置。
  4. 前記制御回路が、前記エコーレベル調整操作子が調整操作された時に、該操作直前の前記マイクレベル調整操作子および前記エコーレベル調整操作子の操作値をそれぞれ記憶し、これら操作値から前記直接音信号のレベル調整値と前記エコー信号のレベル調整値の和を求め、前記エコー信号のレベル調整値を前記エコーレベル調整操作子の調整操作後の操作値に応じた値に変更し、前記直接音信号のレベル調整値を前記エコー信号のレベル調整値との和が前記求められた値にほぼ等しくなる値に変更するものである請求項3記載のマイクレベル調整装置。
  5. 前記電子制御式ボリウムが、前記エコー信号生成回路に分岐する前の直接音信号の信号ラインに配置された第1の電子制御式ボリウムと、前記エコー信号生成回路に分岐した後の該エコー信号生成回路の入力側に配置された第2の電子制御式ボリウムとからなり、
    前記制御回路が、前記マイクレベル調整操作子が操作された時は、前記第2の電子制御式ボリウムのレベル調整値を固定して、前記第1の電子制御式ボリウムを該当する方向に調整し、かつ、前記エコーレベル調整操作子が操作された時は、前記第2の電子制御式ボリウムを該当する方向に調整し、前記第1のボリウムを前記第2の電子式ボリウムのほぼ半分の調整量で逆方向に調整するものである請求項3または4記載のマイクレベル調整装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のマイクレベル調整装置と、
    前記合成回路の出力信号と別途入力される音楽信号とを合成する第2の合成回路と、
    この第2の合成回路の出力信号のレベルの調整操作をするメインレベル調整操作子と、
    このメインレベル調整操作子の調整操作に応じて前記第2の合成回路の出力信号のレベル調整値を増加または減少させる出力レベル調整回路と、
    この出力レベル調整回路から出力される合成信号を増幅するアンプと、
    この増幅された合成信号を再生するスピーカと
    を具備してなるカラオケ装置。
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