JP4038828B2 - Icソケット - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ICパッケージの実装や検査に使用されるICソケット、特に装填されるICパッケージのリードを上下から挾んでコンタクトピンとの接触がリードの上下二面で行われるように構成されたICソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
図9はこの種従来のICソケットの一例を示す右半分を破断した正面図である。図中、1は対向する側壁外面に案内溝1aと対向する辺に沿って(紙面に対し垂直方向に)等間隔に穿設された多数のコンタクトピン取付け孔1bを有する平面形状が長方形をなすソケット本体、2は基部2aが上記取付け孔1bに圧入されていて上方に湾曲したばね部を介して上側接触片2bと作動片2cとを又これとは別に上方に突出した下側接触片2dを更に下方に突出した接続端子2eを夫々形成したコンタクトピン、3はピラー部3aをガイド溝1aに嵌装することにより上下動可能にソケット本体1上に装架されていてコンタクトピン2の作動片2cに係合するカム3bを有する外形がソケット本体1の外形と同形の枠状のカバー、4はカバー3に上昇習性を付与するコイルスプリングである。尚、図示しない係止手段によりカバー3は図示位置に上動が制限されるようになっており、コンタクトピン2の上側接触片2bと作動片2cには湾曲ばね部により内方への変位習性が付与されている。
【0003】
このICソケットは、次のように作動する。図示位置でカバー3を矢印方向へ押し込むと、先ずカム3bが作動片2cの先端部に当接してコンタクトピン2をその習性に抗して外方へ変位させ、上側接触片2bを作動片2cと共に破線図示位置まで移動させる。従って、ICパッケージPをソケット本体1内の所定位置に装填することが可能となるが、下側接触片2dは不動であるので、装填されたICパッケージPのリードRは下側接触片2dの上面上に載置される。
【0004】
ICパッケージPの装填後カバー3に対する押圧を解除すると、カバー3はコイルスプリング4の弾力により上動して図示位置に達するが、この間にコンタクトピン2はカバー3の上動と共にその習性により実線位置へ復帰し、リードRを上方から押し付けて下側接触片2dとの間に挾み付ける。この場合、上側接触片2bはリードRに対し斜め上方より進入するため、リードRの上面を擦りながら移動して図示位置に達する。この動作は、所謂ワイピングと言われるもので、コンタクトピン2とリードRとの電気的接触の安定性を確保するのに重要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このワイピングを行うためのコンタクトピン2の変位量は実際上極めて僅かであり且つワイピングされる面積は小さいため、リードR及び/又は上側接触片2bの先端部が変形していたり、これらの部分にバリが残っていたりすると、ワイピングが十分に行われず意図した効果を挙げ得ないという問題点があった。
【0006】
本発明は、従来のICソケットの有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上記のワイピングが万遍なく行われてより安定した電気的接触が得られるようにしたこの種ICソケットを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明によれば、ソケット本体と、ソケット本体の対向する辺に沿って列設されていて装填されたICパッケージのリードを上下から挟むことができるように形成された多数のコンタクトピンと、ソケット本体に上下動可能に装架されていて押し下げられた時ソケット本体内の所定位置にICパッケージを装填し得るようにコンタクトピンを外方へ変位せしめ得るカバーとを備えたICソケットにおいて、前記コンタクトピンはICパッケージの装填後前記カバーの押圧を解除した時前記リードの上面との接触位置へ復帰した後該リードの上面を擦りながら更に内方へ変位する上側接触片と該上側接触片に押され前記リードの下面を擦りながら実質上水平方向内方へ変位せしめられる下側接触片とを備え、前記ソケット本体には前記下側接触片の先端部を収容し前記上側接触片に押され変位させられる該下側接触片の変位方向を実質上水平方向に規制する規制溝を有する支持部材が設けられたことを特徴としている。
【0008】
また、請求項2に記載の発明によれば、ソケット本体と、ソケット本体の対向する辺に沿って列設されていて装填されたICパッケージのリードを上下から挟むことができるように形成された多数のコンタクトピンと、ソケット本体に上下動可能に装架されていて押し下げられた時ソケット本体内の所定位置にICパッケージを装填し得るようにコンタクトピンを外方へ変位せしめ得るカバーとを備えたICソケットにおいて、前記コンタクトピンはICパッケージの装填後前記カバーの押圧を解除した時前記リードの上面との接触位置へ復帰した後該リードの上面を擦りながら更に所定の角度で斜め内側下方へ変位する上側接触片と該上側接触片に押され前記リードの下面を擦りながら所定の角度で斜め内側下方へ変位せしめられる下側接触片とを備え、前記ソケット本体には前記下側接触片の先端部を収容し前記上側接触片に押され変位させられる該下側接触片の変位方向を所定の角度で斜め方向に規制する規制溝を有する支持部材が設けられたことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明実施の形態を図示した実施例に基づき説明する。図1乃至図3は本発明の第1実施例を示しており、図1はICパッケージの装填操作を終了した状態を示す要部断面図、図2はカバーを一杯に押し込んだ状態を示す要部断面図、図3はコンタクトピンのワイピング作動を明示した拡大部分断面図である。図中、従来技術で説明したのと実質上同一の部材及び部分には同一符号が付されている。
【0010】
この実施例は、図から明らかなように、下側接触片2dが、上側接触片2bの湾曲部と略同心の湾曲部2d′をもって基部2aより立ち上がっていて、その湾曲部2d′の最も内方へ張り出した部分がソケット本体1と一体の支持部材5の外側面に当接し、更に上記湾曲部2d′とは反対側に湾曲した湾曲部2d″を経て、先端部が支持部材5に形成された規制溝5a内に若干の移動が可能なように収容されている。そして、この下側接触片2dには、上側接触片2bよりも弱い外方変位習性が付与されている。又、上側接触片2bの垂直部分の下端は若干下方に突出していて、常態(カバーが上がっている状態)では、この下端部分が下側接触片2dの湾曲部2d″の最も外方へ張り出した部分に当接している。
【0011】
第1実施例は上記のように構成されているから、カバー3を図1の位置から図2に示す位置まで押し下げると、上側接触片2bは既述の如く外方へ変位せしめられて、ICパッケージPの挿脱に支障を来たすことのない位置まで退避せしめられる。又、これと同時に下側接触片2dも自己の習性により外方へ僅かに変位した後、規制溝5aの外側縁に係合して停止せしめられる(図2参照)。
【0012】
かくしてICパッケージPの取り出し又は装填が行なわれ得るが、図2に示すようにICパッケージPを装填した後カバー3の押圧を解除すれば、上側接触片2bは既述の如く自己の習性により内方へ変位する。この変位の途中で上側接触片2bは下側接触片2dの湾曲部2d″に当接すると同時に、その先端部はICパッケージPのリードRの上面端部に上方から接触するに至る(図3の破線図示位置参照)。その後、上側接触片2bの先端部は図3に実線で示す位置までリードRの上面を擦りながら更に内方へ変位し、一方、下側接触片2dの湾曲部2d″が上側接触片2bに押されることによってその先端部が矢印方向(水平方向内方)へ僅かに変位して停止せしめられる(図3参照)。この僅かな変位の間にリードRの下面も下側接触片2dの先端部により擦られる。かくして、ICパッケージPのリードRの上下両面がワイピングされる。
【0013】
図4は、上側接触片2bと下側接触片2dが第1実施例とは若干異なる変形例を示している。この変形例では、上側接触片2bの垂直部分の下端が水平方向に突出していて、この突出端が下側接触片2dの湾曲部2d″に当接し得るようになっており、且つ下側接触片2bの先端部の形状が従来例と類似している点で第1実施例とは異なるが、作用効果は第1実施例と同様であるので説明は省略する。
【0014】
図5乃至図7は本発明の第2実施例を示しており、図5はICパッケージの装填操作を終了した状態を示す要部断面図、図6はカバーを一杯に押し込んだ状態を示す要部断面図、図7はコンタクトピンのワイピング作動を明示した拡大部分断面図である。
【0015】
この第2実施例は、図7に矢印で示したように、上側接触片2bの先端と下側接触片2dの先端部が水平位置から所定の角度をなして即ち予め選定された角度で斜め内側下方へ変位することによって、リードRのワイピングが行なわれるように構成した点で、第1実施例とは異なる。この実施例の基本的な作用は第1実施例と同様であるので、詳細な説明は省略するが、図7に示すように、装填されたICパッケージPが若干沈みながら而もリードRの上下両面に対し上下両接触片2b及び2dの各先端部が在る角度をなして変位が行われるので、ワイピングがより効果的に行われ得るという利点がある。
【0016】
図8は、下側接触片2dが第2実施例とは若干異なる変形例を示している。この変形例の作用効果は第2実施例と同様であるので説明は省略する。
【0017】
以上実施例では、何れもコンタクトピン2がソケット本体1の対向する二辺に沿って列設されている場合を説明したが、本発明は、コンタクトピンがソケット本体の四辺に沿って列設されている場合にも適用できることは言うまでもない。
【0018】
【発明の効果】
上述の如く本発明によれば、カバーの押圧解除操作に対応して、装填されたICパッケージの各リードの上下面が確実且つ効果的にワイピングされ得るから、コンタクトピンとリードとの電気的接触の安定性が一層増し、極めて高品質のこの種ICソケットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例においてICパッケージの装填操作を終了した状態を示す要部断面図である。
【図2】第1実施例においてカバーを一杯に押し込んだ状態を示す要部断面図である。
【図3】第1実施例におけるワイピング作動を明示した拡大部分断面図である。
【図4】第1実施例の変形例を示す図3と同様な拡大部分断面図である。
【図5】本発明の第2実施例においてICパッケージの装填状態を示す要部断面図である。
【図6】第2実施例においてカバーを一杯に押し込んだ状態を示す要部断面図である。
【図7】第2実施例におけるワイピング作動を明示した拡大部分断面図である。
【図8】第2実施例の変形例を示す図7と同様な拡大部分断面図である。
【図9】従来のICソケットの一例を示す右半分を破断した正面図である。
【符号の説明】
1 ソケット本体
1a 案内溝
1b コンタクトピン取付け孔
2 コンタクトピン
2a 基部
2b 上側接触片
2c 作動片
2d 下側接触片
2d′,2d″ 湾曲部
2e 接続端子
3 カバー
3a ピラー部
3b カム
4 コイルスプリング
5 支持部材
5a 規制溝
P ICパッケージ
R リード

Claims (2)

  1. ソケット本体と、
    ソケット本体の対向する辺に沿って列設されていて装填されたICパッケージのリードを上下から挟むことができるように形成された多数のコンタクトピンと、
    ソケット本体に上下動可能に装架されていて押し下げられた時ソケット本体内の所定位置にICパッケージを装填し得るようにコンタクトピンを外方へ変位せしめ得るカバーとを備えたICソケットにおいて、
    前記コンタクトピンはICパッケージの装填後前記カバーの押圧を解除した時前記リードの上面との接触位置へ復帰した後該リードの上面を擦りながら更に内方へ変位する上側接触片と該上側接触片に押され前記リードの下面を擦りながら実質上水平方向内方へ変位せしめられる下側接触片とを備え、
    前記ソケット本体には前記下側接触片の先端部を収容し前記上側接触片に押され変位させられる該下側接触片の変位方向を実質上水平方向に規制する規制溝を有する支持部材が設けられたことを特徴とするICソケット。
  2. ソケット本体と、
    ソケット本体の対向する辺に沿って列設されていて装填されたICパッケージのリードを上下から挟むことができるように形成された多数のコンタクトピンと、
    ソケット本体に上下動可能に装架されていて押し下げられた時ソケット本体内の所定位置にICパッケージを装填し得るようにコンタクトピンを外方へ変位せしめ得るカバーとを備えたICソケットにおいて、
    前記コンタクトピンはICパッケージの装填後前記カバーの押圧を解除した時前記リードの上面との接触位置へ復帰した後該リードの上面を擦りながら更に所定の角度で斜め内側下方へ変位する上側接触片と該上側接触片に押され前記リードの下面を擦りながら所定の角度で斜め内側下方へ変位せしめられる下側接触片とを備え、
    前記ソケット本体には前記下側接触片の先端部を収容し前記上側接触片に押され変位させられる該下側接触片の変位方向を所定の角度で斜め方向に規制する規制溝を有する支持部材が設けられたことを特徴とするICソケット。
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