JP4038121B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばヒューズなどが接続されるコネクタブロックが取付けられ自動車などに搭載される電気接続箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図17は、従来の電気接続箱の一形態を示すものである(例えば、特許文献1参照。)。
この電気接続箱520は、箱本体521と、この箱本体521内に装着される二つのバスバー540とを少なくとも備えるものとして構成されている。
【0003】
箱本体521に、複数のヒューズ嵌合部522と、複数のヒュージブルリンク嵌合部523と、主ヒュージブルリンク嵌合部524と、複数の副ヒュージブルリンク嵌合部525とが設けられている。箱本体521の一端側から他端側に向けて、ヒューズ嵌合部522と、ヒュージブルリンク嵌合部523と、主ヒュージブルリンク嵌合部524と、副ヒュージブルリンク嵌合部525とが、この順序で、順次、箱本体521に配列されている。
【0004】
また、二つのバスバー540に突起542が設けられている。各突起542に接続端子560が取付けられる。また、バスバー540には、端子543,544,545が設けられている。バスバー540の端子543は、箱本体521のヒュージブルリンク嵌合部523内に配置される。また、バスバー540の端子544は、箱本体521の主ヒュージブルリンク嵌合部524内に配置される。ボルト562およびナット563が用いられて、両バスバー540の端子544と、電源用端子561,561aとが接続される。また、バスバー540の端子45は、箱本体521の副ヒュージブルリンク嵌合部525内に配置される。
【0005】
箱本体521のヒューズ嵌合部522内に、前記接続端子560と、接続端子570とが装着される。箱本体521の一端側の側面からスペーサ600が挿入されることで、箱本体521のヒューズ嵌合部522内に装着された各接続端子560,570の抜けが防止される。また、箱本体521のヒュージブルリンク嵌合部523内に、接続端子580が装着される。このヒュージブルリンク嵌合部523の下方に、端子押え部材585が嵌合される。また、箱本体521の副ヒュージブルリンク嵌合部525内に、接続端子590が装着される。この副ヒュージブルリンク嵌合部525の下方に、端子押え部材595が嵌合される。
【0006】
箱本体521のヒューズ嵌合部522に、小容量負荷用のヒューズ551が嵌合されることで、ヒューズ551と、接続端子560,570とが、通電可能に接続される。また、箱本体521のヒュージブルリンク嵌合部523に、小容量負荷用のヒュージブルリンク552が嵌合されることで、ヒュージブルリンク552と、接続端子580とが、通電可能に接続される。また、箱本体521の副ヒュージブルリンク嵌合部525に、中容量負荷用の副ヒュージブルリンク554が嵌合されることで、副ヒュージブルリンク554と、接続端子590とが、通電可能に接続される。
【0007】
また、箱本体521の主ヒュージブルリンク嵌合部524に、大容量負荷用の主ヒュージブルリンク553が嵌合され、主ヒュージブルリンク553と、両バスバー540の端子544と、電源用端子561,561aとが、通電可能に接続される。
【0008】
また、ワイヤハーネスの相互接続などに用いられ、回路保護部材とされるヒューズを搭載した配電函というものもある(例えば、特許文献2参照。)。
【0009】
【特許文献1】
特開平9−283004号公報(第3−4頁、第1図)
【特許文献2】
特開平6−46519号公報(第1頁、第1図)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図17に示される上記従来の電気接続箱520にあっては、各バスバー540や、各種多数の接続端子560,570,580,590や、各電源用端子561,561aや、ボルト562や、ナット563や、各端子押え部材585,595や、スペーサ600などといった各種多数の部品が、直接、箱本体521に取付けられるため、電気接続箱520が機能可能な状態の完成品として組み上げられるためには、煩雑な組立作業が行われるものとされていた。
【0011】
ワイヤハーネスW1の端部に設けられた多数の接続端子570を、箱本体521の多数のヒューズ嵌合部522内に装着させるといった取付作業や、ワイヤハーネスW2の端部に設けられた多数の接続端子580を、箱本体521の多数のヒュージブルリンク嵌合部523内に装着させるといった取付作業や、ワイヤハーネスW3の端部に設けられた各接続端子590を、箱本体521の各副ヒュージブルリンク嵌合部525内に装着させるといった取付作業いわゆる「後嵌め」を行うということは、煩雑な取付作業とされていた。また、電気接続箱520の組立工程において、前記「後嵌め」が行われると、組立に時間がかかるということが問題とされていた。
【0012】
また、近年、半製品の電気接続箱が例えば自動車組立メーカなどに納入され、自動車組立メーカにて電気接続箱に他の内蔵品(図示せず)を組付けて、電気接続箱を機能可能な状態のものに完成させるといったことが、自動車組立メーカなどから要求されることもある。
【0013】
しかしながら、図17に示される構造をした電気接続箱520においては、上記各種多数の部品が、個別に電気接続箱520の箱本体521に取付けられるものとされていることから、自動車組立メーカにて、不図示の前記他の内蔵品と共に上記各種多数の部品を箱本体に組付けて、電気接続箱を機能可能な状態のものに完成させるといった組立作業を行うということは、組立作業の効率の低下を招くこととなり、これを改善することが望まれていた。
【0014】
本発明は、上記した点に鑑み、部品点数が削減化されると共に組付け性が改善され、組立時の作業効率が向上された電気接続箱を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る電気接続箱は、各種内装部品が収容される収容室が設けられた接続箱本体を備え、複数種類の相手側コネクタの各々と接続されるコネクタブロックを備えるモジュールを前記内装品として有する電気接続箱であって、前記コネクタブロックが、一方に、電気・電子部品に接続される電気・電子部品用端子部が設けられ、他方に、相手側コネクタに接続される相手側コネクタ用端子部が設けられ、且つ、該他方に、該相手側コネクタ用端子部を収容するハウジングが設けられ、前記ハウジングからブロック本体が連成され、該ブロック本体は、前記電気・電子部品用端子部の近傍まで延設され、前記ブロック本体に、前記モジュールと係合されるロック部が設けられたことを特徴とする
上記構成により、コネクタ周辺部における部品点数の削減化が図られることとなる。また、このようなコネクタブロックが構成されていれば、他のものに組付け易いコネクタブロックとして取扱われることとなる。従って、他のものへの組付け性が向上されたコネクタブロックが提供されることとなる。
【0016】
また、コネクタブロックにブロック本体が設けられていれば、コネクタブロックは、手などにより掴まれやすく、取扱われやすいものとなるから、コネクタブロックの組付け時の作業効率が向上されることとなる。また、ブロック本体により、電気・電子部品用端子部に位置ずれが発生されるということは、未然に防止されることとなる。従って、コネクタブロックは寸法精度の高いものとなる。さらに、ハウジングと、ブロック本体とにより、コネクタブロックに漏電などの不具合が発生されるということは、未然に回避されることとなる。
【0017】
さらに、コネクタブロックがモジュールに組付けられる際に、コネクタブロックは、モジュールへ容易にロックされることとなる。従って、コネクタブロックの組付け作業性が向上されることとなる。
よって、組立時の作業効率が向上された電気接続箱の提供が可能となる。従来の電気接続箱の如く、例えば配策板上で、箱本体に設けられた嵌合部への端子嵌合いわゆる後嵌めを行う必要が無くされることとなる。また、電気接続箱と、ハーネスとが接続される際に、例えば、配策板上や、車両組付け時などのあらゆる組付け状態において、電気接続箱と、ハーネスとは接続可能となる。
【0018】
請求項2に係る電気接続箱は、請求項1記載の電気接続箱において、前記電気・電子部品用端子部は、バスバーの一端側に設けられ、前記相手側コネクタ用端子部は、該バスバーの他端側に設けられ、且つ、該バスバーの該一端側と、該バスバーの該他端側との間に、バスバー本体が設けられ、前記ハウジングから延設されたブロック本体と、該バスバー本体とが一体成形されて構成されたことを特徴とする。
上記構成により、ハウジングから延設されたブロック本体と、バスバー本体を備えるバスバーとが、一つのものとして確実に一体化されて、コネクタブロックが構成されることとなる。また、多数のバスバーを備えるコネクタブロックとされていても、ブロック本体と、バスバー本体とは、一体成形されているから、多数のバスバーは、ブロック本体によって位置決め固定されることとなる。記構成により、ハウジングから延設されたブロック本体と、バスバー本体を備えるバスバーとが、一つのものとして確実に一体化されて、コネクタブロックが構成されることとなる。また、多数のバスバーを備えるコネクタブロックとされていても、ブロック本体と、バスバー本体とは、一体成形されているから、多数のバスバーは、ブロック本体によって位置決め固定されることとなる。
【0019】
請求項3に係る電気接続箱は、請求項1又は2記載電気接続箱において、前記相手側コネクタに電線が接続され、該相手側コネクタは、ハーネスの端末部に備えられたことを特徴とする。
上記構成により、従来の電気接続箱の組立時に行われていた後嵌めという取付作業は無くされることとなる。これにより、電線の接続作業は、容易かつ迅速化されることとなる。また、ハーネスの端末部が相手側コネクタで完結されることにより、コネクタ単位のサブハーネスが製造可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係るコネクタブロックおよび電気接続箱の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図16は、本発明に係るコネクタブロックおよび電気接続箱の実施の形態を示すものである。
【0022】
図1および図4に基づいて、コネクタブロックおよび電気接続箱の各方向について説明すると、図1の如く、コネクタブロック60A〜60Eを構成する電気・電子部品用端子部66A〜66Eが設けられた側を上側とし、コネクタブロック60A〜60Eを構成するコネクタ61A〜61Eが設けられた側を下側とする。また、図4の如く、電気接続箱1を構成する接続箱本体10に対し、パワーモジュールケース41が位置する側を上側とし、各コネクタブロック60A〜60Eが位置する側を下側とする。なお、この明細書における「上下」の定義は、明細書を説明するための便宜上のものとされる。
【0023】
また、図4〜図7に示される電気接続箱は、電気接続箱の内部構造が分かり易いものとされるために、接続箱本体10の一部が切り欠かれて示されたものとされている。
【0024】
図4〜図6,図8の如く、この電気接続箱1は、各種内装部品が収容される接続箱本体10を備えるものとして構成されている。前記接続箱本体10は、これの上側に、前記接続箱本体10を覆う合成樹脂製のアッパカバー(図示せず)が取付けられるものとされている。この接続箱本体10は、前記アッパカバーの下側に位置する合成樹脂製のロアカバー10として用いられる。
【0025】
ロアカバー10は、基壁10bと、周壁10aとを備え、上方に大きな開口部10cが設けられると共に、各種内装部品が収納される収容室15が設けられている。また、ロアカバー10の大きな開口部10c(図8)が不図示の前記アッパカバーによって覆われる際に、ロアカバー10を形成する周壁10aの大きな開口部10cの周辺に設けられた鍔10gと、前記アッパカバーとが合わせられることで、ロアカバー10の収容室15内に、大量の水や埃が侵入されるということは防止される。
【0026】
図4〜図6の如く、ロアカバー10の基壁10bおよび傾斜湾曲壁10b1 は、自動車(図示せず)の取付部位(図示せず)の形状に対応して形成された壁とされている。また、図8の如く、ロアカバー10の周壁10aは、一側壁11bと、この一側壁11bに対向する他側壁12bと、前記一側壁11bと前記他側壁12bとに略直交する方向に設けられたその他の側壁13と、前記その他の側壁13に対向する別の側壁14とを備えるものとして形成されている。
【0027】
また、図4および図8の如く、前記別の側壁14に、略U字状に切欠き形成されたグロメット取付部16が設けられている。このグロメット取付部16にゴム製のグロメット(図示せず)が装着される。前記グロメット内に、ハーネス69(図3)を構成する各電線が挿通される。また、各電線が束ねられることで構成されたワイヤハーネス69の各端末部69Eに、各相手側コネクタ68A〜68E(図1),88A〜88E(図4)が接続される。相手側コネクタ68A〜68E(図1),88A〜88E(図4)は、ロアカバー10内のコネクタブロック60A〜60E、コネクタ80A〜80Eなどの内装部品に接続される。
【0028】
上記内装部品として、例えば図2,図5,図6の如く、合成樹脂製のリレーブロック本体21に装着されると共に、各配線板90A〜90C(図2,図4,図5)に搭載された各種リレー30A〜30Cを備えるリレーモジュール20が挙げられる。各種リレー30A〜30Cは、負荷部品30A〜30Cとされる。
【0029】
配線板90Aを構成する合成樹脂製の基板94Aに、リレー30Bに対応した区画部91Bが設けられている。また、配線板90Bを構成する合成樹脂製の基板94Bに、各リレー30B,30C対応した開口部92B,92Cが設けられている。また、配線板90Bにバスバー97が備えられる。また、配線板90Cを構成する合成樹脂製の基板94Cに、各リレー30A,30B,30C対応した開口部93A,93B,93Cが設けられている。また、配線板90Cと、基板22とに、裸電線(図示せず)が布線される。本実施例では、スペースが減少されて省スペース化が図られる効果をもつ裸電線が用いられているが、被覆電線の一部が皮むきされた電線などが用いられてもよい。
【0030】
リレーブロック本体21は、略矩形平板状に形成された基壁22と、この基壁22に立設された周壁23と、前記各種リレー30A〜30Cが確実に保持可能とされるために設けられた各隔壁24とを備えるものとして形成されている。前記基壁22と、周壁23と、各隔壁24とにより設けられた各収容部25A,25B,25C(図2)に、前記各種リレー30A,30B,30Cが収納される。
【0031】
また、上記内装部品として、図2の如く、ヒューズモジュールターミナル70が挙げられる。前記ヒューズモジュールターミナル70は、合成樹脂製の本体73に、金属製の各バスバー71,72が一体成形されることで構成された中継部品とされている。前記金属製のバスバー71として、一端にタブ状の端子部75が設けられ、他端に音叉端子部76が設けられたものや、両端がタブ状の端子部75,77(図2,図3)に形成されたもの等が用いられている。
【0032】
また、上記内装部品として、図1,図2,図4〜図6の如く、パワーモジュール40が挙げられる。パワーモジュール40は、合成樹脂製のパワーモジュールケース41と、パワーモジュールケース41に装着される金属製のヒュージブルリンク50(図1,図2)とを備えるものとして構成されている。
【0033】
また、上記電気接続箱1のロアカバー10に備えられるものとして、図1および図4の如く、各相手側コネクタ68A,68B,68C,68D,68E(図1)と接続される各コネクタブロック60A,60B,60C,60D,60Eが挙げられる。これらのコネクタブロック60A〜60Eは、前記パワーモジュール40に備えられる。
【0034】
図1および図2に示される第1コネクタブロック60Aと、図9に示される他の第1コネクタブロック60AT とは、細部を除き略共通した形態のものとされている。また、図1に示される第2コネクタブロック60Bと、図11に示される他の第2コネクタブロック60BT とは、細部を除き略共通した形態のものとされている。また、図1および図2に示される第3コネクタブロック60Cと、図13に示される他の第3コネクタブロック60CT とは、細部を除き略共通した形態のものとされている。また、図1および図2に示される第5コネクタブロック60Eと、図15に示される他の第5コネクタブロック60ET とは、細部を除き略共通した形態のものとされている。
【0035】
また、上記内装部品として、図4〜図6,図8の如く、合成樹脂製のヒュージブルリンクブロック本体101に装着された金属製のバスバー(図示せず)などを備えるヒュージブルリンクブロック100が挙げられる。
【0036】
また、上記内装部品として、図4〜図6,図8の如く、ケース120に内装された半導体リレー(図示せず)などが挙げられる。前記半導体リレーは、比較的発熱量の多い負荷部品とされている。ケース120は、合成樹脂製のケース基体121と、合成樹脂製のケースカバー125とを備えるものとして構成され、内部に前記半導体リレーが備えられたものとされている。
【0037】
図1の如く、第1〜第5コネクタブロック60A〜60Eの一方に、ヒューズ150(図3,図16)などの電気・電子部品150に接続される金属製の電気・電子部品用端子部66A〜66E(図1)が設けられている。また、第1〜第5コネクタブロック60A〜60Eの他方に、相手側コネクタ68A〜68Eに接続される金属製の相手側コネクタ用端子部67A〜67Eが設けられている。電気・電子部品用端子部66A〜66Eと、相手側コネクタ用端子部67A〜67Eとは、金属製バスバー64A〜64Eの両端部に設けられている。
【0038】
第1〜第5コネクタブロック60A〜60Eの一方に、各電気・電子部品用端子部66A〜66Eを囲んで保護する合成樹脂製のハウジングは設けられず、各電気・電子部品用端子部66A〜66Eは露出されている。第1〜第5コネクタブロック60A〜60Eの他方に、各相手側コネクタ用端子部67A〜67Eを収容して保護する合成樹脂製のハウジング62A〜62Eが設けられている。このようにして、第1〜第5コネクタブロック60A〜60Eの他方に、コネクタ61A〜61Eが構成されている。
【0039】
図9を用いて、第1コネクタブロック60AT について詳しく説明すると、コネクタブロック60AT の一方に、ヒューズ150(図3,図16)などの電気・電子部品150に接続される金属製の電気・電子部品用端子部66A(図9)が設けられている。また、コネクタブロック60AT の他方に、相手側コネクタ68A(図1,図3)に接続される金属製の相手側コネクタ用端子部67A(図9(b),(c))が設けられている。図9および図10の如く、電気・電子部品用端子部66Aと、相手側コネクタ用端子部67Aとは、金属製バスバー64Aの両端部に設けられている。
【0040】
図9(b),(c)の如く、コネクタブロック60AT の一方に、各電気・電子部品用端子部66Aを囲んで保護する合成樹脂製のハウジングは設けられず、各電気・電子部品用端子部66Aは露出されている。コネクタブロック60AT の他方に、各相手側コネクタ用端子部67Aを収容して保護する合成樹脂製のハウジング62AT が設けられている。周壁により形成された合成樹脂製のハウジング62AT は、相手側コネクタ68A(図3)が挿入可能な開口部62A2 (図9(b),(c))と、前記相手側コネクタ68Aが収納される収容部62A1 と、前記相手側コネクタ68Aを係止可能な可撓性アーム部62A3 とを備えるものとして形成されている。このようなコネクタ61AT が、コネクタブロック60AT の他方に構成されている。
【0041】
また、図11を用いて第2コネクタブロック60BT について詳しく説明すると、コネクタブロック60BT の一方に、ヒューズ150(図16)などの電気・電子部品150に接続される金属製の電気・電子部品用端子部66B(図11)が設けられている。また、コネクタブロック60BT の他方に、相手側コネクタ68B(図1)に接続される金属製の相手側コネクタ用端子部67B(図11(b),(c))が設けられている。図11および図12の如く、電気・電子部品用端子部66Bと、相手側コネクタ用端子部67Bとは、金属製バスバー64Bの両端部に設けられている。
【0042】
図11(b),(c)の如く、コネクタブロック60BT の一方に、各電気・電子部品用端子部66Bを囲んで保護する合成樹脂製のハウジングは設けられず、各電気・電子部品用端子部66Bは露出されている。コネクタブロック60BT の他方に、各相手側コネクタ用端子部67Bを収容して保護する合成樹脂製のハウジング62BT が設けられている。周壁により形成された合成樹脂製のハウジング62BT は、相手側コネクタが挿入可能な開口部62B2 と、前記相手側コネクタが収納される収容部62B1 と、前記相手側コネクタを係止可能な可撓性アーム部62B3 とを備えるものとして形成されている。このようなコネクタ61BT が、コネクタブロック60BT の他方に構成されている。
【0043】
また、図13を用いて第3コネクタブロック60CT について詳しく説明すると、コネクタブロック60CT の一方に、ヒューズ150(図16)などの電気・電子部品150に接続される金属製の電気・電子部品用端子部66C(図13)が設けられている。また、コネクタブロック60CT の他方に、相手側コネクタ68C(図1)に接続される金属製の相手側コネクタ用端子部67C(図13(b),(c))が設けられている。図13および図14の如く、電気・電子部品用端子部66Cと、相手側コネクタ用端子部67Cとは、金属製バスバー64Cの両端部に設けられている。
【0044】
図13(b),(c)の如く、コネクタブロック60CT の一方に、各電気・電子部品用端子部66Cを囲んで保護する合成樹脂製のハウジングは設けられず、各電気・電子部品用端子部66Cは露出されている。コネクタブロック60CT の他方に、各相手側コネクタ用端子部67Cを収容して保護する合成樹脂製のハウジング62CT が設けられている。周壁により形成された合成樹脂製のハウジング62CT は、相手側コネクタが挿入可能な開口部62C2 と、前記相手側コネクタが収納される収容部62C1 と、前記相手側コネクタを係止可能な可撓性アーム部62C3 とを備えるものとして形成されている。このようなコネクタ61CT が、コネクタブロック60CT の他方に構成されている。
【0045】
また、図15を用いて第5コネクタブロック60ET について詳しく説明すると、コネクタブロック60ET の一方に、ヒューズ150(図16)などの電気・電子部品150に接続される金属製の電気・電子部品用端子部66E(図15)が設けられている。また、コネクタブロック60ET の他方に、相手側コネクタ68E(図1)に接続される金属製の相手側コネクタ用端子部67E(図15(b),(c))が設けられている。電気・電子部品用端子部66Eと、相手側コネクタ用端子部67Eとは、金属製バスバー64Eの両端部に設けられている。
【0046】
コネクタブロック60ET の一方に、各電気・電子部品用端子部66Eを囲んで保護する合成樹脂製のハウジングは設けられず、各電気・電子部品用端子部66Eは露出されている。コネクタブロック60ET の他方に、各相手側コネクタ用端子部67Eを収容して保護する合成樹脂製のハウジング62ET が設けられている。周壁により形成された合成樹脂製のハウジング62ET は、相手側コネクタが挿入可能な開口部62E2 と、前記相手側コネクタが収納される収容部62E1 と、前記相手側コネクタを係止可能な可撓性アーム部62E3 とを備えるものとして形成されている。このようなコネクタ61ET が、コネクタブロック60ET の他方に構成されている。
【0047】
上記コネクタブロック60A〜60E,60AT 〜60CT ,60ET が構成されることにより、従来のコネクタに対し、コネクタ周辺部における部品点数の削減化が図られることとなる。また、このようなコネクタブロック60A〜60E,60AT 〜60CT ,60ET が構成されていれば、図1および図2に例示されたパワーモジュール40のパワーモジュールケース41に組付け易いコネクタブロック60A〜60E,60AT 〜60CT ,60ET として取扱われることとなる。従って、パワーモジュール40のパワーモジュールケース41への組付け性が向上されたコネクタブロック60A〜60E,60AT 〜60CT ,60ET が提供されることとなる。
【0048】
図1の如く、第1〜第3,第5コネクタブロック60A〜60C,60Eを構成する合成樹脂製のハウジング62A〜62C,62Eから、合成樹脂製のブロック本体63A〜63C,63Eが連成されている。ブロック本体63A〜63C,63Eは、金属製の電気・電子部品用端子部66A〜66C,66Eの根元近傍まで延設されている。
【0049】
図9を用いて、第1コネクタブロック60AT について詳しく説明すると、このコネクタブロック60AT を構成する合成樹脂製のハウジング62AT から、略平板状をした合成樹脂製のブロック本体63AT が連成されている。図9(b),(c)の如く、このブロック本体63AT は、金属製の電気・電子部品用端子部66Aの根元部66k近傍まで延設されている。
【0050】
また、図11を用いて、第2コネクタブロック60BT について詳しく説明すると、このコネクタブロック60BT を構成する合成樹脂製のハウジング62BT から、略直方体に形成された合成樹脂製の略平板状ブロック本体63BT が連成されている。図11(b),(c)の如く、このブロック本体63BT は、金属製の電気・電子部品用端子部66Bの根元部66k近傍まで延設されている。
【0051】
また、図13を用いて、第3コネクタブロック60CT について詳しく説明すると、このコネクタブロック60CT を構成する合成樹脂製のハウジング62CT から、例えば波状をした合成樹脂製のブロック本体63CT が連成されている。図13(b),(c)の如く、このブロック本体63CT は、金属製の電気・電子部品用端子部66Cの根元部66k近傍まで延設されている。
【0052】
また、図15を用いて、第5コネクタブロック60ET について詳しく説明すると、このコネクタブロック60ET を構成する合成樹脂製のハウジング62ET から、段差部を有する合成樹脂製のブロック本体63ET が連成されている。図15(b),(c)の如く、このブロック本体63ET は、金属製の電気・電子部品用端子部66Eの根元部66n近傍まで延設されている。
【0053】
このような形状のものとして上記コネクタブロック60A〜60C,60E,60AT 〜60CT ,60ET が形成されることで、取扱われやすいコネクタブロック60A〜60C,60E,60AT 〜60CT ,60ET が提供されることとなる。
【0054】
コネクタブロック60A〜60C,60E,60AT 〜60CT ,60ET に、上記ブロック本体63A〜63C,63E,63AT 〜63CT ,63ET が設けられていれば、コネクタブロック60A〜60C,60E,60AT 〜60CT ,60ET は、例えば人の手やロボット(図示せず)のアームなどにより掴まれやすいものとなるから、コネクタブロック60A〜60C,60E,60AT 〜60CT ,60ET の組付け時の作業効率が向上されることとなる。
【0055】
また、ブロック本体63A〜63C,63E,63AT 〜63CT ,63ET が、コネクタブロック60A〜60C,60E,60AT 〜60CT ,60ET に設けられていることにより、各コネクタブロック60A〜60C,60E,60AT 〜60CT ,60ET が、図1および図2に例示されたパワーモジュール40のパワーモジュールケース41に組付けられる際に、コネクタブロック60A〜60C,60E,60AT 〜60CT ,60ET の各電気・電子部品用端子部66A〜66C,66Eに位置ずれが発生されるということは、未然に防止されることとなる。従って、寸法精度の維持性などに優れるコネクタブロック60A〜60C,60E,60AT 〜60CT ,60ET が提供されることとなる。
【0056】
さらに、合成樹脂製のハウジング62A〜62C,62E,62AT 〜62CT ,62ET と、合成樹脂製のブロック本体63A〜63C,63E,63AT 〜63CT ,63ET とにより、コネクタブロック60A〜60C,60E,60AT 〜60CT ,60ET に漏電などの不具合が発生されるということは、未然に回避されることとなる。
【0057】
図9の如く、第1コネクタブロック60AT を構成する略平板状ブロック本体63AT の両端部に、ロック部63A1 ,63A4 として係止突起形状をした一対の係止部63A1 ,63A4 が設けられている。係止突起形状をした一方の係止部63A1 は、傾斜摺接面63A2 と、係止面63A3 とを備えるものとして形成されている。また、係止突起形状をした他方の係止部63A4 も、傾斜摺接面63A5 と、係止面63A6 とを備えるものとして形成されている。
【0058】
また、図11の如く、第2コネクタブロック60BT を構成し略直方体に形成された略平板状ブロック本体63BT の両側面に、ロック部63B1 として係止突起形状をした一対の係止部63B1 が設けられている。係止突起形状をした係止部63B1 は、傾斜摺接面63B2 と、係止面63B3 とを備えるものとして形成されている。
【0059】
また、図13の如く、第3コネクタブロック60CT を構成する略波状ブロック本体63CT の両側に、ロック部63C1 として係止突起形状をした一対の係止部63C1 が設けられている。係止突起形状をした係止部63C1 は、傾斜摺接面63C2 と、係止面63C3 とを備えるものとして形成されている。
【0060】
また、図15の如く、第5コネクタブロック60ET を構成し段差部を有するブロック本体63ET の両側に、ロック部63E1 として係止突起形状をした一対の係止部63E1 が設けられている。係止突起形状をした係止部63E1 は、傾斜摺接面63E2 と、係止面63E3 とを備えるものとして形成されている。
【0061】
このような一対の係止部63A1 ,63A4 ,63B1 ,63C1 ,63E1 が、コネクタブロック60AT ,60BT ,60CT ,60ET のブロック本体63AT ,63BT ,63CT ,63ET に設けられていれば、上記各コネクタブロック60AT ,60BT ,60CT ,60ET がパワーモジュール40(図1,図2)を構成するパワーモジュールケース41の各収納部に組付けられる際に、各コネクタブロック60AT ,60BT ,60CT ,60ET は、パワーモジュールケース41へ容易に係合されることとなる。このようにして、相手側部材41に対する各コネクタブロック60AT ,60BT ,60CT ,60ET の容易且つ迅速な組付け作業が行われることとなる。従って、各コネクタブロック60AT ,60BT ,60CT ,60ET の組付け作業性が向上されることとなる。
【0062】
図10の如く、電気・電子部品用端子部66Aは、金属製バスバー64Aの一端側に設けられている。また、相手側コネクタ用端子部67Aは、金属製バスバー64Aの他端側に設けられている。さらに、金属製バスバー64Aの一端側と、金属製バスバー64Aの他端側との間に、バスバー本体65Aが設けられている。また、バスバー64A3 は、略一直線状の平板として形成されているが、その他の各バスバー64A1 ,64A2 ,64A4 〜64A10には、曲部64h,64iが設けられている。各バスバー64A1 〜64A10を代表するものとして符号64Aが用いられてバスバー64Aが示されている。
【0063】
インサート成形による射出成形法が行われて、図9の如く、合成樹脂製のハウジング62AT から延設された合成樹脂製のブロック本体63AT と、10本の金属製バスバー64A1 〜64A10のバスバー本体65Aとが一体成形されて、各金属製バスバー64A1 〜64A10と、ブロック本体63AT を備える合成樹脂成形体とが、分離不能な状態のものとされ、第1コネクタブロック60AT が構成される。
【0064】
第1コネクタブロック60AT が射出成形される際に、図10に示される配列状態で、10本の金属製バスバー64A1 〜64A10が射出成形用金型(図示せず)のキャビティ内にセットされて、図9(b)の如く、第1コネクタブロック60AT が射出成形される。
【0065】
また、図12の如く、電気・電子部品用端子部66Bは、金属製バスバー64Bの一端側に設けられている。また、相手側コネクタ用端子部67Bは、金属製バスバー64Bの他端側に設けられている。さらに、金属製バスバー64Bの一端側と、金属製バスバー64Bの他端側との間に、バスバー本体65Bが設けられている。また、略平板状をしたブロック本体の略中央に配置されるバスバー64B2 は、略一直線状の平板として形成されているが、中央のバスバー64B2 の両側に配置される他のバスバー64B1 ,64B3 には、曲部64j,64kが設けられている。各バスバー64B1 〜64B3 を代表するものとして符号64Bが用いられてバスバー64Bが示されている。
【0066】
インサート成形による射出成形法が行われて、図11の如く、合成樹脂製のハウジング62BT から延設された合成樹脂製のブロック本体63BT と、3本の金属製バスバー64B1 〜64B3 のバスバー本体65Bとが一体成形されて、各金属製バスバー64B1 〜64B3 と、各丸穴62hが設けられたブロック本体63BT を備える合成樹脂成形体とが、分離不能な状態のものとされ、第2コネクタブロック60BT が構成される。
【0067】
第2コネクタブロック60BT が射出成形される際に、図12に示される配列状態で、3本の金属製バスバー64B1 〜64B3 が射出成形用金型(図示せず)のキャビティ内にセットされて、図11(b)の如く、第2コネクタブロック60BT が射出成形される。
【0068】
また、図14の如く、電気・電子部品用端子部66Cは、金属製バスバー64Cの一端側に設けられている。また、相手側コネクタ用端子部67Cは、金属製バスバー64Cの他端側に設けられている。さらに、金属製バスバー64Cの一端側と、金属製バスバー64Cの他端側との間に、バスバー本体65Cが設けられている。また、各バスバー64C1 〜64C 6には、折れ曲がり部64m,64n,64p,64q,64s,64tや、曲部64rなどが設けられている。各バスバー64C1 〜64C6 を代表するものとして符号64Cが用いられてバスバー64Cが示されている。
【0069】
インサート成形による射出成形法が行われて、図13の如く、合成樹脂製のハウジング62CT から延設された合成樹脂製のブロック本体63CT と、6本の金属製バスバー64C1 〜64C6 のバスバー本体65Cとが一体成形されて、各金属製バスバー64C1 〜64C6 と、ブロック本体63CT を備える合成樹脂成形体とが、分離不能な状態のものとされ、第3コネクタブロック60CT が構成される。
【0070】
第3コネクタブロック60CT が射出成形される際に、図14に示される配列状態で、6本の金属製バスバー64C1 〜64C6 が射出成形用金型(図示せず)のキャビティ内にセットされて、図13の如く、第3コネクタブロック60CT が射出成形される。
【0071】
また、図15(b),(c)の如く、電気・電子部品用端子部66Eは、金属製バスバー64Eの一端側に設けられている。また、相手側コネクタ用端子部67Eは、金属製バスバー64Eの他端側に設けられている。さらに、金属製バスバー64Eの一端側と、金属製バスバー64Eの他端側との間に、バスバー本体65Eが設けられている。また、各バスバー64E1 〜64E 4には、折れ曲がり部や、曲部などが設けられている。各バスバー64E1 〜64E4 を代表するものとして符号64Eが用いられてバスバー64Eが示されている。
【0072】
インサート成形による射出成形法が行われて、合成樹脂製のハウジング62ET から延設された合成樹脂製のブロック本体63ET と、4本の金属製バスバー64E1 〜64E4 のバスバー本体65Eとが一体成形されて、各金属製バスバー64E1 〜64E4 と、ブロック本体63ET を備える合成樹脂成形体とが、分離不能な状態のものとされ、第5コネクタブロック60ET が構成される。
【0073】
このように、インサート成形による射出成形法が行われることにより、合成樹脂製のハウジング62AT 〜62CT ,62ET から延設された合成樹脂製のブロック本体63AT 〜63CT ,63ET と、バスバー本体65A〜65C,65Eを備える各金属製のバスバー64A〜64C,64Eとが、一つのものとして確実に一体化されて、コネクタブロック60AT 〜60CT ,60ET が構成される。
【0074】
また、多数のバスバー64A〜64C,64Eを備えるコネクタブロック60AT 〜60CT ,60ET とされていても、ブロック本体63AT 〜63CT ,63ET と、各バスバー本体65A〜65C,65Eとは、一体成形されているから、多数のバスバー64A〜64C,64Eは、ブロック本体63AT 〜63CT ,63ET によって容易に位置決め固定されることとなる。
【0075】
図1に示されるコネクタブロック60Dに設けられた金属製のバスバー64Dは、折曲げられた一枚のバスバー本体65Dとして形成されている。インサート成形による射出成形法が行われて、合成樹脂製のハウジング62Dと、金属製のバスバー64Dとが一体成形され、両者は、分離不能な状態の一つのものとされて、コネクタブロック60Dが構成されている。
【0076】
また、図1,図9,図10の如く、上記電気・電子部品用端子部66Aは、上記ヒューズ150(図3,図16)の本体151に突設されたブレード状端子156m,156nと接続される音叉端子66A(図10)として形成されている。音叉端子は、挟持端子とも呼ばれる。また、図9および図10の如く、上記相手側コネクタ用端子部67Aは、相手側コネクタ68A(図1,図3)に設けられた雌端子68T(図3)と接続されるタブ状の雄端子67A(図10)として形成されている。
【0077】
また、図1,図11,図12の如く、上記電気・電子部品用端子部66Bは、例えば前記ヒューズ150(図16)に設けられたブレード状端子156m,156nと接続される音叉端子66B(図12)として形成されている。また、図11および図12の如く、上記相手側コネクタ用端子部67Bは、相手側コネクタ68B(図1)に設けられた雌端子と接続されるタブ状の雄端子67B(図12)として形成されている。
【0078】
また、図1,図13,図14の如く、上記電気・電子部品用端子部66Cは、例えば前記ヒューズ150(図16)に設けられたブレード状端子156m,156nと接続される音叉端子66C(図14(c))として形成されている。また、図13および図14の如く、上記相手側コネクタ用端子部67Cは、相手側コネクタ68C(図1)に設けられた雌端子と接続されるタブ状の雄端子67C(図14(b),(c))として形成されている。
【0079】
また、図1の如く、上記電気・電子部品用端子部66Dは、例えば前記ヒューズ150(図16)に設けられたブレード状端子156m,156nと接続される音叉端子66Dとして形成されている。また、上記相手側コネクタ用端子部67Dは、上記各雄端子67A〜67Cと同じく、相手側コネクタ68D(図1)に設けられた雌端子と接続されるタブ状の雄端子67Dとして形成されている。
【0080】
一方に音叉端子66A〜66Dを備える各バスバー64A〜64Dとされていれば、コネクタブロック60A〜60D,60AT 〜60CT と、ヒューズ150とが接続される際に、コネクタブロック60A〜60D,60AT 〜60CT の一方に設けられた音叉端子66A〜66Dに、ヒューズ150に設けられたブレード状端子156m,156nが挟持されることとなる。これにより、コネクタブロック60A〜60D,60AT 〜60CT の音叉端子66A〜66Dと、ヒューズ150のブレード状端子156m,156nとが接触されることとなり、コネクタブロック60A〜60D,60AT 〜60CT と、ヒューズ150とは、確実に通電可能に接続されることとなる。
【0081】
図9〜図14の如く、各音叉端子は、ヒューズ150(図16)に設けられたブレード状端子156m,156nを挟持可能な一対の可動腕部66hと、前記一対の可動腕部66hの先端部間に設けられ、前記ブレード状端子156m,156nが挿入されると共にブレード状端子156m,156nを保持する挿入・挟持空間66iと、前記ブレード状端子156m,156nが位置する略U字状の収容空間66jと、前記一対の可動腕部66hが延設される根元部66kとを備えるものとして形成されている。
【0082】
また、他方にタブ状の雄端子67A〜67Dを備える各バスバー64A〜64Dとされていれば、相手側コネクタ68A〜68Dと、コネクタブロック60A〜60D,60AT 〜60CT とが接続される際に、相手側コネクタ68A〜68Dに設けられた雌端子に、コネクタブロック60A〜60D,60AT 〜60CT の他方に設けられたタブ状の雄端子67A〜67Dが挿入されることとなる。これにより、相手側コネクタ68A〜68Dの雌端子と、コネクタブロック60A〜60D,60AT 〜60CT のタブ状の雄端子67A〜67Dとが接触されることとなり、相手側コネクタ68A〜68Dと、コネクタブロック60A〜60D,60AT 〜60CT とは、確実に通電可能に接続されることとなる。
図9〜図14の如く、各雄端子は、根元部67iから先端部67hにかけて略真直ぐに延設されたタブ状の雄端子として形成されている。
【0083】
図3を用いて、コネクタブロック60Aと、これに接続される各相手側のものとについて詳しく説明すると、パワーモジュール40を構成するパワーモジュールケース41の開口部44から収容部43内にヒューズ150が挿入され、ヒューズ150を介して、コネクタブロック60Aと、ヒュージブルリンク50(図1,図3)とが通電可能に接続される際に、コネクタブロック60Aの一方に設けられた音叉端子66Aに、ヒューズ150に設けられた一方のブレード状端子156mが挟持されることとなる。これにより、コネクタブロック60Aの音叉端子66Aと、ヒューズ150の一方のブレード状端子156mとが接触されることとなる。従って、コネクタブロック60Aと、ヒューズ150とは、容易且つ確実に通電可能に接続されることとなる。
【0084】
また、これと共に、ヒュージブルリンク50(図1,図3)に設けられた音叉端子56に、ヒューズ150(図3)に設けられた他方のブレード状端子156nが挟持されることとなる。これにより、ヒュージブルリンク50に設けられた音叉端子56と、ヒューズ150の他方のブレード状端子156nとが接触されることとなる。従って、溶断部を備えるヒュージブルリンク50と、ヒューズ150とは、容易且つ確実に通電可能に接続されることとなる。
【0085】
また、相手側コネクタ68Aと、コネクタブロック60Aとが接続される際に、相手側コネクタ68Aの合成樹脂製ハウジング68H内に備えられた金属製雌端子68Tに、コネクタブロック60Aのバスバー64Aの他方に設けられたタブ状の金属製雄端子67Aが挿入されることとなる。これにより、相手側コネクタ68Aに備えられた略矩形箱形の収容部を備える雌端子68Tと、コネクタブロック60Aのタブ状の雄端子67Aとが接触されることとなる。従って、相手側コネクタ68Aと、コネクタブロック60Aとは、容易且つ確実に通電可能に接続されることとなる。
【0086】
相手側コネクタ68Aの合成樹脂製ハウジング68H内に備えられた金属製雌端子68Tは、電線69Lの導体と接続され、この電線69Lは、電気接続箱の外部のもの(図示せず)と通電可能に接続されている。
【0087】
また、電気・電子部品として、例えばコネクタブロック60E(図1)の上側に接続される他の相手側コネクタ(図示せず)が挙げられる。図1,図15に示される電気・電子部品用端子部66Eは、不図示の他の相手側コネクタに設けられた雌端子と接続されるタブ状の雄端子66Eとして形成されている。また、コネクタブロック60ET(図15) の上側に設けられた各雄端子66Eは、根元部66nから先端部66mにかけて略真直ぐに延設されたタブ状の雄端子66Eとして形成されている。
【0088】
タブ状の雄端子66Eがコネクタブロック60E,60ET の上側に設けられているから、他の相手側コネクタ(図示せず)と、コネクタブロック60E,60ET とが接続される際に、不図示の他の相手側コネクタに設けられた雌端子に、コネクタブロック60E,60ET の一方に設けられたタブ状の雄端子67Eが挿入されることとなる。このようにすることで、他の相手側コネクタ(図示せず)の雌端子と、コネクタブロック60E,60ET の一方に設けられたタブ状の雄端子67Eとが接触されることとなり、不図示の他の相手側コネクタと、コネクタブロック60E,60ET とは、容易且つ確実に通電可能に接続されることとなる。
【0089】
また、図15の如く、相手側コネクタ用端子部67Eは、相手側コネクタ68E(図1)に設けられた雌端子と接続されるタブ状の雄端子67E(図15)として形成されている。コネクタブロック60ET の下側に設けられた各雄端子67Eは、根元部67iから先端部67hにかけて略真直ぐに延設されたタブ状の雄端子67Eとして形成されている。
【0090】
タブ状の雄端子67Eがコネクタブロック60E,60ET の下側に設けられているから、相手側コネクタ68Eと、コネクタブロック60E,60ET とが接続される際に、相手側コネクタ68Eに設けられた雌端子に、コネクタブロック60E,60ET の他方に設けられたタブ状の雄端子67Eが挿入されることとなる。このようにすることで、相手側コネクタ68Eの雌端子と、コネクタブロック60E,60ET の他方に設けられたタブ状の雄端子67Eとが接触されることとなり、相手側コネクタ68Eと、コネクタブロック60E,60ET とは、容易且つ確実に通電可能に接続されることとなる。
【0091】
図3の如く、相手側コネクタ68Aに電線69Lが接続され、相手側コネクタ68Aは、ワイヤハーネス69の端末部69Eに備えられている。また、図1に示される各相手側コネクタ68B〜68Eにも、同じく電線が接続され、各相手側コネクタ68B〜68Eも、同じくワイヤハーネスの端末部に備えられたものとされる。
【0092】
ワイヤハーネスの端末部に、各相手側コネクタ68B〜68Eが備えられたものとされていれば、電気接続箱の組立工程において、図17に示される従来の電気接続箱520の組立時に行われていた「後嵌め」という取付作業は、無くされることとなる。図3に例示される如く、相手側コネクタ68Aに電線69Lが接続され、ワイヤハーネス69の端末部69Eに、相手側コネクタ68Aが備えられているから、電気接続箱に対する電線69Lの接続作業は、容易かつ迅速化されることとなる。また、ハーネス69の端末部69Eが相手側コネクタ68Aで完結されることにより、コネクタ単位のサブハーネス69が製造可能となる。
【0093】
図4の如く、各形状をした第1〜第5コネクタブロック60A〜60Eが、パワーモジュール40を構成するパワーモジュールケース41に組付けられることで、第1〜第5コネクタブロック60A〜60Eは、電気接続箱1を構成する接続箱本体10に備えられる。このように、上記各コネクタブロック60A〜60E,60AT 〜60CT ,60ET が電気接続箱1に備えられることにより、組立時の作業効率が向上された電気接続箱1の提供が可能となる。
【0094】
図17に示される従来の電気接続箱520が組上げられる場合、例えば配策板(図示せず)上で、箱本体521に設けられた各ヒューズ嵌合部522内に、各接続端子570を「後嵌め」することや、箱本体521に設けられた各ヒュージブルリンク嵌合部523内に、各接続端子580を「後嵌め」することや、箱本体521に設けられた各副ヒュージブルリンク嵌合部525内に、各接続端子590を「後嵌め」する等といった煩雑な作業が必要とされる。配策板とは、電線などが束ねられてハーネス化される際に用いられる治具の一種とされる。
【0095】
しかしながら、図4に例示される如く、上記各コネクタブロック60A〜60Eが電気接続箱1に備えられることにより、キャビティ部などの嵌合部へ、端子嵌合いわゆる個別の各端子の「後嵌め」を行うといった必要性は、無くされることとなる。
【0096】
また、図3および図4に例示されるコネクタブロック60Aは、電気接続箱1(図4)に備えられるものとして構成されているから、電気接続箱1のパワーモジュール40に備えられたコネクタブロック60Aと、ハーネス69に備えられた相手側コネクタ68Aとは、あらゆる組立タイミングにおいて接続可能なものとなる。例えば、不図示の配策板上や、車両組付け時などのあらゆる組付け状態において、電気接続箱1と、ハーネス69とは、容易かつ迅速に通電可能に接続されることとなる。
【0097】
また、各コネクタブロック60A〜60Eは、電気回路に過大電流が流れたときに電気回路を保護するヒューズ150(図16)などと接続される。ヒューズ150を介して供給される電源が、接続箱本体10(図5,図6)に備えられた各種リレー30A〜30Cや、ケース120に内装された半導体リレー(図示せず)などの各負荷部品に分配される。
【0098】
各種リレー30A〜30Cや、ケース120に内装された半導体リレー(図示せず)などの各負荷部品に電源が供給される際に、各コネクタブロック60A〜60D,60AT 〜60CT に接続されたヒューズ150により、過大電流に対して、各種リレー30A〜30Cや、ケース120に内装された半導体リレー(図示せず)などの各負荷部品は、確実に保護されることとなる。
【0099】
図4の如く、接続箱本体10に複数の相手側コネクタ68A〜68Dが備えられる。図1の如く、各相手側コネクタ68A〜68Eの形態に対応して、各コネクタブロック60A〜60Eにコネクタ61A〜61Eが設けられている。
【0100】
図9〜図15を用いて具体的に説明すると、各コネクタブロック60AT 〜60CT ,60ET とも、バスバー64A〜64C,64Eの本数が異なるものとされている。また、各コネクタ61AT 〜61CT ,61ET と、各コネクタ61AT 〜61CT ,61ET に対応する各相手側コネクタとが接続される際に、各コネクタ61AT 〜61CT ,61ET に、誤って別の相手側コネクタが接続されるといった誤組付けの発生を防止するために、各コネクタ61AT 〜61CT ,61ET のハウジング62AT 〜62CT ,62ET とも、異なる形状のものとして形成されている。
【0101】
また、前記各コネクタブロック60A〜60E(図1,図2),60AT 〜60CT ,60ET (図9,図11,図13,図15)は、接続箱本体10(図4)に装着されるパワーモジュール40のパワーモジュールケース41に組付けられることで、接続箱本体10に備えられる。
【0102】
このようにすることで、各コネクタブロック60A〜60E,60AT 〜60CT ,60ET に設けられたコネクタ61A〜61E,61AT 〜61CT ,61ET と、相手側コネクタ68A〜68Eとが合わせられることとなり、コネクタブロック60A〜60E,60AT 〜60CT ,60ET と、相手側コネクタ68A〜68Eとは、容易に通電可能に接続されることとなる。
【0103】
また、接続箱本体10に各種の相手側コネクタ68A〜68Eが備えられた場合、電線に接続された各種の相手側コネクタ68A〜68Eに対応して、各種のコネクタブロック60A〜60E,60AT 〜60CT ,60ET が接続箱本体10に備えられていれば、各種相手側コネクタ68A〜68Eと、各種コネクタブロック60A〜60E,60AT 〜60CT ,60ET とが接続されることで、電気接続箱1と、この電気接続箱1の外部のものとは、接続間違いなどが発生されることなく、容易で迅速にしかも確実に通電可能に接続されることとなる。従って、容易かつ確実に電気接続箱1を機能可能な状態にさせることが可能となる。
【0104】
ロアカバー10に対する上記各内装部品の取付けについて説明する。
図2,図5,図6の如く、リレーブロック本体21に取付部28a,28bが設けられている。これらの取付部28a,28bに対応して、図8の如く、ロアカバー10に取付部18a,18bが設けられている。ロアカバー10の取付部18a,18bに、リレーブロック本体21の取付部28a,28b(図5,図6)が合わせられることで、ロアカバー10に、リレーブロック本体21を備えるリレーモジュール20が確実に装着される(図8)。
【0105】
また、図6および図7の如く、ロアカバー10に、カイド部17bなどが設けられているから、リレーブロック本体21などを備えるリレーモジュール20は、ロアカバー10に対し、容易で迅速にしかも確実に装着されることとなる。
【0106】
また、前記ガイド部17bなどによって、ロアカバー10に、リレーブロック本体21を備えるリレーモジュール20が支持もしくは保持されるから、不図示の自動車に電気接続箱1が組付けられて電気接続箱1に振動が加えられたとしても、ロアカバー10に対するリレーモジュール20の「ガタ」もしくは「振れ」の発生は、抑えられることとなる。
【0107】
図1の如く、パワーモジュールケース41に取付部48d,48e,48fが設けられている。これらの取付部48d,48e,48fに対応して、図8の如く、ロアカバー10に取付部18d,18e,18fが設けられている。ロアカバー10の取付部18d,18e,18fに、図4に示されるパワーモジュールケース41の取付部48d,48e,48fが合わせられることで、ロアカバー10に対し、パワーモジュールケース41を備えるパワーモジュール40は、着脱自在に確実に装着される(図8)。このようにすることで、電気接続箱1が自動車組立メーカなどに納入される際に、前記パワーモジュール40は、ロアカバー10に対し着脱自在なものとして電気接続箱1に装備可能とされる。
【0108】
図1,図4〜図8に示されるパワーモジュールケース41に設けられた各開口部44から、各ヒューズ150(図3,図16)が、前記各開口部44に続く各収容部43内に着脱自在に挿着される。また、各開口部46から、ほかの各相手側コネクタ(図示せず)などの各部品が、前記各開口部46に続く各収容部45内に着脱自在に挿着される。
【0109】
また、ヒュージブルリンクブロック本体101に取付部108h(図4),108i,108j(図5)が設けられている。これらの取付部108h,108i,108jに対応して、図8の如く、ロアカバー10に取付部18h,18i,18jが設けられている。
【0110】
ロアカバー10の取付部18h,18i,18jに、ヒュージブルリンクブロック本体101の取付部108h,108i,108jが合わせられることで、ロアカバー10に、ヒュージブルリンクブロック本体101を備えるヒュージブルリンクブロック100が確実に装着される。
【0111】
また、図6および図7の如く、ロアカバー10に、カイド部17cが設けられているから、ロアカバー10に対し、ヒュージブルリンクブロック本体101を備えるヒュージブルリンクブロック100は、容易で迅速にしかも確実に装着されることとなる。
【0112】
また、前記カイド部17cによって、ロアカバー10に、ヒュージブルリンクブロック本体101を備えるヒュージブルリンクブロック100が支持もしくは保持されるから、不図示の自動車に電気接続箱1が組付けられて電気接続箱1に振動が加えられたとしても、ロアカバー10に対するヒュージブルリンクブロック100の「ガタ」もしくは「振れ」の発生は、抑えられることとなる。
【0113】
また、ヒュージブルリンクブロック本体101に設けられた各開口部106(図4〜図6)に、別の各相手側コネクタ(図示せず)などの各部品が差し込まれ、前記各開口部106に続く各収容部105内に、前記別の各相手側コネクタが着脱自在に挿着される。
【0114】
図4および図5の如く、上記半導体リレーを備えるケース120のケースカバー125に取付部128m,128nが設けられている。これらの取付部128m,128nに対応して、図8の如く、ロアカバー10に取付部18m,18nが設けられている。ロアカバー10の取付部18m,18nに、前記ケースカバー125の取付部128m,128n(図4,図5)が合わせられることで、ロアカバー10に対し、前記半導体リレーを備えるケース120は、着脱自在に確実に装着される(図8)。このようにすることで、電気接続箱1が自動車組立メーカなどに納入される際に、前記半導体リレーを備えるケース120は、ロアカバー10に対し着脱自在なものとして電気接続箱1に装備可能とされる。
【0115】
ロアカバー10に突設された各相手用取付部19a,19b(図5,図6,図8),19c(図4,図8)すなわち車両取付部19a,19b,19cが用いられて、自動車の車体にロアカバー10が取付けられる。このように3点の相手用取付部19a,19b,19cが用いられて、ロアカバー10が自動車の車体に固定されることで、例えば自動車の車体に振動などが発生されることがあっても、ロアカバー10は、確実に自動車の車体に固定され続けることとなる。
【0116】
また、使用される車種の形状にもよるが、図4〜図6,図8に示される電気接続箱1が、自動車のタイヤハウスの上側に取付けられる縦型の電気接続箱として用いられると、自動車に設けられたエンジンルームなどの内部のスペースは広く確保されることとなる。従って、自動車に設けられたエンジンルームなどの内部のスペースは、電気接続箱によって狭められることなく有効に使われることとなる。
【0117】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、電気・電子部品に接続される電気・電子部品用端子部と、相手側コネクタに接続される相手側コネクタ用端子部と、相手側コネクタ用端子部を収容するハウジングとがコネクタブロックにそれぞれ設けられているから、コネクタ周辺部における部品点数の削減化を図ることが可能となる。また、このようなコネクタブロックが構成されていれば、他のものに組付け易いコネクタブロックとして取扱われることとなる。従って、他のものへの組付け性が向上された電気接続箱を提供することが可能となる。
【0118】
また、ハウジングからブロック本体が連成され、ブロック本体は、電気・電子部品用端子部の近傍まで延設されているから、コネクタブロックにブロック本体が設けられていれば、コネクタブロックは、手などにより掴まれやすく、取扱われやすいものとなるから、コネクタブロックの組付け時の作業効率を向上させることができる。また、ブロック本体により、電気・電子部品用端子部に位置ずれが発生されるということは、未然に防止されることとなる。従って、コネクタブロックは寸法精度の高いものとなる。さらに、ハウジングと、ブロック本体とにより、コネクタブロックに漏電などの不具合が発生されるということは、未然に回避されることとなる。
【0119】
さらに、ブロック本体に、相手側部材と係合されるロック部が設けられているから、コネクタブロックが相手側部材に組付けられる際に、コネクタブロックは、相手側部材へ容易にロックされることとなる。従って、コネクタブロックの組付け作業性を向上させることが可能となる。
しかも、組立時の作業効率が向上された電気接続箱の提供が可能となる。従来の電気接続箱の如く、例えば配策板上で、箱本体に設けられた嵌合部への端子嵌合いわゆる後嵌めを行う必要が無くされることとなる。また、電気接続箱と、ハーネスとが接続される際に、例えば、配策板上や、車両組付け時などのあらゆる組付け状態において、電気接続箱と、ハーネスとは接続可能となる。
【0120】
請求項2記載の発明によれば、電気・電子部品用端子部は、バスバーの一端側に設けられ、相手側コネクタ用端子部は、バスバーの他端側に設けられ、且つ、バスバーの一端側と、バスバーの他端側との間に、バスバー本体が設けられ、ハウジングから延設されたブロック本体と、バスバー本体とが一体成形されて構成されたコネクタブロックとされているから、ブロック本体と、バスバーとは、一つのものとして確実に一体化されることとなる。また、多数のバスバーを備えるコネクタブロックとされていても、ブロック本体と、バスバー本体とは、一体成形されているから、多数のバスバーは、ブロック本体によって位置決め固定されることとなる。
【0121】
請求項3記載の発明によれば、相手側コネクタに電線が接続され、相手側コネクタは、ハーネスの端末部に備えられているから、従来の電気接続箱の組立時に行われていた後嵌めという取付作業は無くされることとなる。これにより、これにより、電線の接続作業は、容易かつ迅速化されることとなる。また、ハーネスの端末部が相手側コネクタで完結されることにより、コネクタ単位のサブハーネスが製造可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る各コネクタブロックの実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】同じく各コネクタブロックを示す分解斜視図である。
【図3】第1コネクタブロックを示す縦断面図である。
【図4】本発明に係る各コネクタブロックおよび電気接続箱の実施形態を示す説明図である。
【図5】電気接続箱において一部切り欠かれた状態を示す説明図である。
【図6】同じく電気接続箱において一部切り欠かれた状態を示す説明図である。
【図7】図6のA部を示す拡大斜視図である。
【図8】電気接続箱を示す平面図である。
【図9】他の第1コネクタブロックを示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図10】図9(b)のコネクタブロックにおけるバスバーの配列状態を示す説明図である。
【図11】他の第2コネクタブロックを示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図12】図11(b)のコネクタブロックにおけるバスバーの配列状態を示す説明図である。
【図13】他の第3コネクタブロックを示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図14】図13のコネクタブロックにおけるバスバーの配列状態を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図15】他の第5コネクタブロックを示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。
【図16】電気・電子部品を示す斜視図である。
【図17】従来の電気接続箱の一形態を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 電気接続箱
41 パワーモジュールケース(相手側部材)
60A 第1コネクタブロック(コネクタブロック)
60B 第2コネクタブロック(コネクタブロック)
60C 第3コネクタブロック(コネクタブロック)
60D 第4コネクタブロック(コネクタブロック)
60E 第5コネクタブロック(コネクタブロック)
60AT 他の第1コネクタブロック(コネクタブロック)
60BT 他の第2コネクタブロック(コネクタブロック)
60CT 他の第3コネクタブロック(コネクタブロック)
60ET 他の第5コネクタブロック(コネクタブロック)
62A,62B,62C,62D,62E ハウジング
62AT ,62BT ,62CT ,62ET ハウジング
63A,63B,63C,63E ブロック本体
63AT ,63BT ,63CT ,63ET ブロック本体
63A1 ,63A4 ,63B1 ,63C1 ,63E1 係止部(ロック部)
64A,64B,64C,64D,64E バスバー
65A,65B,65C,65D,65E バスバー本体
66A〜66D 音叉端子(電気・電子部品用端子部)
66E 雄端子(電気・電子部品用端子部)
67A〜67E 雄端子(相手側コネクタ用端子部)
68A〜68E 相手側コネクタ
68T 雌端子
69 ワイヤハーネス(ハーネス)
150 ヒューズ(電気・電子部品)

Claims (3)

  1. 各種内装部品が収容される収容室が設けられた接続箱本体を備え、複数種類の相手側コネクタの各々と接続されるコネクタブロックを備えるモジュールを前記内装品として有する電気接続箱であって、
    前記コネクタブロックが、一方に、電気・電子部品に接続される電気・電子部品用端子部が設けられ、他方に、相手側コネクタに接続される相手側コネクタ用端子部が設けられ、且つ、該他方に、該相手側コネクタ用端子部を収容するハウジングが設けられ、前記ハウジングからブロック本体が連成され、該ブロック本体は、前記電気・電子部品用端子部の近傍まで延設され、前記ブロック本体に、前記モジュールと係合されるロック部が設けられた
    ことを特徴とする電気接続箱
  2. 前記電気・電子部品用端子部は、バスバーの一端側に設けられ、前記相手側コネクタ用端子部は、該バスバーの他端側に設けられ、且つ、該バスバーの該一端側と、該バスバーの該他端側との間に、バスバー本体が設けられ、前記ハウジングから延設されたブロック本体と、該バスバー本体とが一体成形されて構成されたことを特徴とする
    ことを特徴とする請求項1記載の電気接続箱
  3. 前記相手側コネクタに電線が接続され、該相手側コネクタは、ハーネスの端末部に備えられたことを特徴とする請求項1又は2記載の電気接続箱
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