JP4037916B2 - スロットマシン - Google Patents

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【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、スロットマシンに関し、特にストップスイッチが操作された際にライン上に位置する図柄と実際にリールの回転が停止した際にライン上に位置する図柄とのリール上の位置の差を表示するスロットマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のスロットマシンとしては、スタートスイッチの操作にもとづいて入賞の有無を抽選する抽選手段と、ストップスイッチの操作時にライン上に位置する検出図柄を検出する停止図柄検出手段と、この停止図柄検出手段により検出した検出図柄が、前記抽選手段による抽選結果と一致していることを条件に、前記検出図柄を停止図柄としてライン上に停止させるとともに、両者が相違していることを条件に、前記抽選結果を優先させて、前記検出図柄とリール上、所定距離離れた停止図柄を停止させるリール制御手段とを備えたものが知られている。
【0003】
そして、このスロットマシンは、ストップスイッチの操作時期と実際にリールが停止する時期とが余りにもかけ離れてリールの停止動作に不自然さが生じないよう、前記検出図柄が抽選結果と相違している場合において、検出図柄と、抽選結果に一致する図柄とが、リール上、所定距離内で離れているときには、抽選結果と一致する図柄を停止図柄としてライン上に停止させるのに対し、検出図柄と、抽選結果に一致する図柄とが所定距離を越えて離れているときには、検出図柄とリール上、所定距離離れた停止図柄をライン上に停止させていた。
【0004】
このため、ストップスイッチを操作した際に、検出図柄と抽選結果に一致する図柄とが所定距離を越えて離れているときには、抽選結果と一致した図柄が停止図柄としてライン上に停止せず、かつ、検出図柄と停止図柄とが所定距離離れたものとなり、ストップスイッチの操作時期と、そのストップスイッチの操作によりリールが停止する時期とに若干のタイムラグが生ずる。この若干のタイムラグ中におけるリールの回転を一般に、「リールの滑り」といっている。
【0005】
そして、この「リールの滑り」が生じた場合には、抽選結果と一致した図柄を停止図柄としてライン上に停止させることができず、検出図柄とリール上、所定距離離れた図柄を停止図柄としてライン上に停止させたことを示している。
したがって、スロットマシンの遊技に熟練した遊技者は、上記「リールの滑り」を感知すると、抽選結果と検出図柄が相違し、前記抽選結果を優先させて、前記検出図柄とリール上、所定距離離れた停止図柄を停止させていると判断し、その後の遊技においては、回転するリール上の図柄を注意深く目視しながら、検出図柄が抽選結果と一致するよう、あるいは、リール上、検出図柄と抽選結果に一致する図柄とが所定距離内に収まるような時期にストップスイッチを操作することで、抽選結果に一致する図柄が停止図柄としてライン上に停止し易くしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来のスロットマシンでは、上記「リールの滑り」は、リールの停止動作に不自然さが生じない所定距離内のものであるから、熟練者は別にして、特に初心者とって、この「リールの滑り」を把握することは容易ではない。このため、初心者は、「リールの滑り」が生じていてもこれに気づかず、ストップスイッチの操作時期を注意することもできないことから、抽選図柄と停止図柄とのリール上の位置の差が所定距離を越えてしまい、抽選結果と一致する図柄をライン上に停止させることができなかった。
【0007】
したがって、スロットマシンの遊技の熟練者と初心者との間に、遊技の技術上の優劣にもとづく利益の差が現れ、著しい不公平が生じてしまうといった問題点があった。
そこで、請求項1記載のスロットマシンは、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、停止図柄検出手段により検出した検出図柄と停止図柄決定手段により決定された停止図柄とのリール上の位置の差を表示することにより、抽選結果と検出図柄が相違し、前記抽選結果を優先させて、前記検出図柄とリール上、所定距離離れた停止図柄を停止させている状態であることを、いずれの遊技者でも容易に把握できるようにし、以後のストップスイッチの操作タイミングに注意を払わせることで、遊技の技術上の優劣による不公平が生じないスロットマシンを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記した目的を達成するためのものであり、以下にその内容を図面に示した実施例を用いて説明する。
請求項1記載のスロットマシンは、リール (11 13) を回転させるためのステッピングモータ (120) と、前記リール (11 13) が一回転したことを検出し、該回転毎にリセット信号を出力するリールセンサ (110) と、前記リール (11 13) の回転を開始させるスタートスイッチ (62) と、このスタートスイッチ (62) の操作にもとづいて入賞の有無を抽選する抽選手段 (134) と、回転しているリール (11 13) を停止させるストップスイッチ (70 72) と、このストップスイッチ (70 72) の操作時にライン上に位置する検出図柄を、前記ステッピングモータ (120) の駆動パルス数、前記リールセンサ (110) からの入力信号、前記リール (11 13) の一周に表示される図柄の配列の順序を記録した図柄配列情報とから検出する停止図柄検出手段 (150) と、前記停止図柄検出手段 (150) により検出した検出図柄が、前記抽選手段 (134) による抽選結果と一致していることを条件に、前記検出図柄を停止図柄として ライン (30 34) 上に停止させるとともに、前記検出図柄と前記抽選結果とが相違していることを条件に、抽選結果と一致する図柄と検出図柄とのリール (11 13) 上の距離が、所定距離以内であるときには、抽選図柄と一致する図柄がライン (30 34) 上に位置した際に、リール (11 13) の回転を停止させ、一方、抽選結果と一致する図柄と検出図柄とのリール (11 13) 上の距離が、所定距離を越えているときには、検出図柄からリール (11 13) 上の所定距離内に位置する図柄がライン (30 34) 上に位置した際に、リール (11 13) の回転を停止させるリール制御手段とを備えたスロットマシンにおいて、停止図柄検出手段(150)により検出した検出図柄とリール制御手段(143)により停止される停止図柄とのリール(11〜13)上の位置の差を前記ステッピングモータの駆動パルス数、前記リールセンサ(110)からの入力信号、前記図柄配列情報とから演算する差数演算手段(160)と、この差数演算手段(160)により演算された差数を、リール(11〜13)の停止後に表示する差数表示手段(例えば差数表示装置40〜42)とを備えたことを特徴とする。
【0009】
【作 用】
したがって、請求項1記載のスロットマシンによれば、スタートスイッチ(62)が操作されると、抽選手段(134)は入賞の有無を抽選する。
スタートスイッチ(62)が操作され、リール(11〜13)が回転した後に、ストップスイッチ(70〜72)が操作されると、停止図柄検出手段(150)は、ストップスイッチ(70〜72)の操作時にライン(30〜34)上に位置する図柄を検出する。
【0010】
そして、リール制御手段(143)は、停止図柄検出手段(150)により検出した検出図柄が、前記抽選手段(134)による抽選結果と一致しているときには、前記検出図柄を停止図柄としてライン(30〜34)上に停止させるよう、リール(11〜13)の回転を停止させる。
これに対し、検出図柄と抽選結果とが相違しているときには、リール制御手段(143)は、前記抽選結果を優先させて、前記検出図柄とリール(11〜13)上、所定距離離れた停止図柄を停止させるようリール(11〜13)の回転を停止させる。
【0011】
リール制御手段(143)において、抽選結果を優先させて、前記検出図柄とリール(11〜13)上、所定距離離れた停止図柄を停止させる態様は、抽選手段(134)による抽選結果と一致する図柄と検出図柄とのリール(11〜13)上の距離によって異なる。
まず、抽選結果と一致する図柄と検出図柄とのリール(11〜13)上の距離が、所定距離以内である場合には、リール制御手段(143)は、リール(11〜13)をそのまま回転させ、抽選図柄と一致する図柄がライン上に位置した際に、リール(11〜13)の回転を停止させる。
【0012】
これに対し、抽選結果と一致する図柄と検出図柄とのリール(11〜13)上の距離が、所定距離を越えている場合には、リール制御手段(143)は、リール(11〜13)をそのまま回転させ、検出図柄からリール(11〜13)上、所定距離内に位置する図柄がライン上に位置した際に、リール(11〜13)の回転を停止させる。
一方、差数演算手段(160)は、前記停止図柄検出手段(150)により検出した検出図柄と前記リール制御手段(143)により停止される停止図柄とのリール(11〜13)上の位置の差を、前記ステッピングモータの駆動パルス数、前記リールセンサからの入力信号、前記図柄配列情報とから演算する。
【0013】
したがって、停止図柄検出手段(150)により検出した検出図柄が、前記抽選手段(134)による抽選結果と一致し、前記検出図柄を停止図柄としてライン上に停止させる場合には、演算された差数は、「0」となる。
また、検出図柄と抽選結果とが相違しているときに、前記抽選結果を優先させて、前記検出図柄とリール(11〜13)上、所定距離離れた停止図柄を停止させる場合には、演算された差数は、その所定距離に起因する差数となる。
【0014】
そして、検出図柄と停止図柄とのリール(11〜13)上の位置の差が演算されると、差数表示手段(40〜42)は、リール(11〜13)の停止時に、差数演算手段(160)により演算された差数を表示する。
したがって、検出図柄と停止図柄とのリール(11〜13)上の位置の差が、リール(11〜13)の停止後に表示されることから、いずれの遊技者も、遊技しているスロットマシンは、抽選結果と検出図柄が相違し、前記抽選結果を優先させて、前記検出図柄とリール(11〜13)上、所定距離離れた停止図柄を停止させている状態であることを容易に把握することができる。
【0015】
【実施例】
図1〜5は、本発明の一実施例を示すものであり、図1はスロットマシンの制御の概略を示したブロック図、図2はスロットマシンの概略正面図、図3は第3リールの停止の第1の態様を示した説明図、図4は第3リールの停止の第2の態様を示した説明図、図5は第3リールの停止の第3の態様を示した説明図を各々示す。
【0016】
図2中、10は、スロットマシンを示すものであり、このスロットマシン10は、その前面中央に、左から第1のリール11、第2のリール12、第3のリール13の合計3個のリール11〜13が配置され、各リール11〜13の表面には、図には示さないが、複種類の図柄が描かれているている。また、これら3個のリール11〜13の前面には、前面板20が設けられ、この前面板20には、各リール11〜13に対応する位置に透明な3個の表示窓21〜23が設けられ、この表示窓21〜23を通して前記図柄が外部から目視できるように構成されているている。また、この表示窓21〜23には、入賞の判定をするラインを示す、計5本のラインが表示されている。このラインは、互いに平行に位置する上中下段の3本のライン30〜32と、前面板20の中央で×点状に中央で交わった斜めの2本のライン33,34とから構成されている。
【0017】
上記各表示窓21〜23の上部には、検出図柄と停止図柄とのリール11〜13上の位置の差を表示するための7セグメントの一桁の差数表示装置40〜42が各々設けられている。
上記表示窓21〜23の向かって左横には、上記5本のライン30〜34のうち、入賞を構成するか否かの判断の対象となるラインを、遊技に供した遊技メダル数に応じて表示する有効ライン表示部50が設けてある。なお、この有効ライン表示部50は、例えば遊技に供される遊技メダル1枚である場合には、有効ラインとなる中段のライン31に対応する部分が点灯し、また、遊技メダルが2枚である場合には、上中下段のライン30〜32に対応する部分が点灯し、さらに、遊技メダルが3枚である場合には、上中下段のライン30〜32に、斜めに交わった2本のライン33,34を加えた全てのライン30〜34に対応する部分が点灯することで、有効なラインを表示することができる。
【0018】
スロットマシン10の表面には、表示窓21〜23の向かって右斜め下方に、メダルを投入するためのメダル投入口60が設けられ、メダル投入口60の向かって右側には、クレジットメダルの枚数を表示するクレジット表示部61が設けてある。
また、表示窓21〜23の向かって左斜め下方には、リール11〜13の回転を開始させるためのレバー状のスタートスイッチ62が設けられている。
【0019】
また、各表示窓の下方には、各リール11〜13にそれぞれ対応させて、各リール11〜13を個別に停止させるための3個のストップスイッチ70〜72がそれぞれ設けられている。
さらに、上記したストップスイッチ70〜72の向かって右側には、機内にクレジットされたクレジットメダルを遊技メダルとして機内に投入するためのボタン状のクレジット投入スイッチ80と、クレジットメダルを排出させるためのボタン状の精算スイッチ81とが、スロットマシン10の表面に配設されている。
【0020】
また、スロットマシン10の表面下方には、主として入賞時の賞メダルを払い出すためのメダル払出口90と、このメダル払出口90の下方に位置し、メダル払出口90から排出されたメダルが溜まり込むメダル排出皿91とが設けてある。
つぎに図1を用いて、スロットマシン10の制御回路について説明する。
スロットマシン10の制御回路は、図1に示すように、例えばCPUから構成された中央制御装置100を中心に構成されている。
【0021】
そして、中央制御装置100の入力側には、図1に示すように、リール11〜13の回転を開始するためのスタート信号を出力する前記スタートスイッチ62と、リール11〜13の回転を個別に停止させるためのストップ信号をそれぞれ出力する3個のストップスイッチ70〜72と、各リールの1カ所に設けられた検出片(図示せず)を各リールが1回転するごとに検出し、リセット信号を出力するリールセンサ110とがそれぞれ接続されている。
【0022】
また、中央制御装置100の出力側には、図1に示すように、リール11〜13を回転させるためのステッピングモータ120と、検出図柄と停止図柄とのリール11〜13上の位置の差を表示する差数表示手段としての差数表示装置40〜42とがそれぞれ接続されている。
前記中央制御装置100は、図1に示すように、順次乱数を発生させる乱数発生手段130と、前記スタートスイッチ62の操作によるスタート信号の入力を条件に、前記乱数発生手段130によって発生した乱数を抽出する乱数抽出手段131と、前記乱数発生手段130から発生する乱数値がとる全領域のうち、予め定められた特定の領域を入賞領域とする入賞判定テーブル132と、上記乱数抽出手段131が抽出した1つの乱数値を、上記入賞判定テーブル132と照合することで抽選を行い、当該乱数値が入賞領域に含まれる場合には、入賞ありとして入賞図柄、例えば図柄「7」を抽選するとともに、当該乱数値が入賞領域に含まれない場合には、入賞なしとして図柄の抽選を行わない入賞判定手段133とから構成された抽選手段134と、前記スタートスイッチ62からのスタート信号の入力を条件に、駆動パルスを出力してステッピングモータ120を始動させるパルス出力開始手段140、前記リールセンサ110からのリセット信号の入力を条件に、リセット信号の入力時からの駆動パルス数をカウントし、この駆動パルス数を、予め記憶されたリール図柄配列情報と照合することによって、ライン30〜34上に位置する図柄を特定する図柄特定手段141及び前記ストップスイッチ70〜72からのストップ信号の入力を条件に、検出図柄が、前記抽選手段134による抽選結果と一致する入賞図柄「7」である場合には、前記検出図柄である「7」を停止図柄としてライン30〜34上に停止させ、検出図柄と、抽選結果と一致する入賞図柄「7」とのリール11〜13上の距離(図柄の間隔)が、所定距離、例えば4図柄以内である場合には、抽選図柄と一致する入賞図柄「7」がライン30〜34上に位置した際に、リール11〜13の回転を停止させ、検出図柄と、抽選結果と一致する入賞図柄「7」とのリール11〜13上の距離が、所定距離を越えている場合には、検出図柄からリール上、所定距離内に位置する図柄がライン30〜34上に位置した際に、リール11〜13の回転を停止させるよう駆動パルスの出力を停止させるパルス出力停止手段142とを有するリール制御手段143と、前記リール制御手段143からの図柄特定情報にもとづいて、前記ストップスイッチ70〜72からのストップ信号を入力した際にライン30〜34上に位置する図柄を検出する停止図柄検出手段150と、この停止図柄検出手段150からの検出図柄情報と前記リール制御手段143からの停止図柄情報とにもとづいて、検出図柄と停止図柄とのリール11〜13上の位置の図柄の間隔差を演算する差数演算手段160とを備える。
【0023】
なお、上記リール図柄配列情報は、各リール11〜13の一周に表示される図柄の配列の順序を記録したものであって、図柄特定手段141は、リセット信号の入力時からの出力パルス数をカウントし、カウントした出力パルス数と、上記リール図柄配列情報とを照合することで、例えば何パルス出力されている場合には、ライン30〜34上に位置する図柄は、例えば入賞図柄「7」と、ライン30〜34上に位置する図柄を特定することができる。
【0024】
つぎに、本発明の一実施例におけるスロットマシン10の動作を、図2及び図3〜5示すように、第3のリール13を用いて説明する。
なお、図3〜5においては、説明の便宜上、リール13に表示された図柄の一部のみを表し、この図柄のうち、入賞図柄を「7」、入賞図柄以外の図柄をアルファベットを用いて表している。
【0025】
まず、メダル投入口60をからメダルを投入するか、または、クレジット投入スイッチ80を操作することにより、遊技に供するための遊技メダルを機内に投入する。
なお、ここでは説明の便宜上、第3のリール13を例に、遊技メダルを1枚投入し、表示窓23に表示されたライン30〜34のうち、有効なラインが中段のライン31となっている場合について説明する。
【0026】
遊技メダルを投入後、スタートスイッチ62を操作すると、パルス出力開始手段140から駆動パルスが出力され第3のリール13を含め全てのリール11〜13が回転を開始する。
第3リール13が回転している状態で、遊技者がストップスイッチ72を操作すると、図3〜5に示すように、下記の3つの態様で、リール制御手段143は、第3リール13の回転を停止させる。
【0027】
まず、第1の態様としては、ストップスイッチ72を操作した際の検出図柄が、図3に示すように、抽選結果と一致する入賞図柄「7」である場合には、リール制御手段143のパルス出力停止手段142は、パルスの出力を直ちに停止し、リール13の回転を停止させる。したがって、中段のライン31上には、検出図柄である図柄「7」が停止することとなる。
【0028】
この場合、検出図柄と停止図柄とは、ともに図柄「7」で一致することから、差数演算手段160は、演算の結果、検出図柄と停止図柄との図柄の間隔差を「0」と算出する。
このため、差数表示装置42は、第3リール13が停止した後に、差数を「0」と表示する。
【0029】
つぎに、第2の態様としては、図4の(A)に示すように、ストップスイッチ72を操作した際の検出図柄(例えば「J」)と、抽選結果と一致する図柄「7」とのリール13上の距離が、所定距離内の3図柄の差である場合には、リール制御手段143のパルス出力停止手段142は、パルスの出力を直ちに停止することなく、図4の(B)に示すように、リール13を3図柄分回転させ、抽選図柄と一致する図柄「7」が中段のライン31上に位置した際に、パルスの出力を停止し、リール13の回転を停止させる。したがって、中段のライン31上には、図4の(B)に示すように、図柄「7」が停止することとなる。
【0030】
この場合、検出図柄は、図4の(A)に示すように、「J」であるのに対し、停止図柄は、図4の(B)に示すように、図柄「7」であるので、差数演算手段160は、演算の結果、検出図柄と停止図柄との図柄の間隔差を「3」と算出する。
このため、差数表示装置42は、第3リール13が停止した後に、差数を「3」と表示する。
【0031】
さらに、第3の態様としては、図5の(A)に示すように、ストップスイッチ72を操作した際の検出図柄(例えば「L」)と、抽選結果と一致する図柄「7」とのリール13上の距離が、所定距離を越えた5図柄の差である場合には、リール制御手段143のパルス停止手段は、パルスの出力を直ちに停止することなく、図5の(B)に示すように、リール13を4図柄分回転させ、所定図柄からリール13上、所定距離内に位置する図柄(たとえば「H])が中段のライン31上に位置した際に、パルスの出力を停止させリール13の回転を停止させる。
【0032】
この場合、図5の(A)に示すように、検出図柄が「L」であるのに対し、停止図柄は、図5の(B)に示すように、図柄「H」であるので、差数演算手段160は、演算の結果、検出図柄と停止図柄との図柄の間隔差を「4」と算出する。
このため、差数表示装置42は、第3リール13が停止した後に、差数を「4」と表示する。
【0033】
したがって、入賞図柄である「7」が中段のライン31上に停止せず、かつ、差数表示装置42には、差数「4」が表示され、「リールの滑り」が生じたことが表されているため、抽選結果と検出図柄が相違し、前記抽選結果を優先させて、前記検出図柄とリール13上、所定距離離れた停止図柄を停止させている状態であること、すなわち、停止図柄を「7」としたいが、検出図柄と図柄「7」とは、距離が離れていることから、所定距離数を超えてリール13を滑らせると、リール13の停止動作が不自然になるために、所定距離離れた位置でリールを停止させた状態であることを、いずれの遊技者でも容易に把握できる。
【0034】
なお、上記実施例では、第3リール13を例に説明したが、第3リールに限らず、第1,2レールにおいても同様の処理を行うようにしてもよい。
さらには、抽選手段において抽選結果を、第1〜3リールの図柄が、入賞有りとして、例えば入賞図柄をライン30〜34上に「7」「7」「7」と図柄が並ぶとした場合には、第1〜3リールのストップスイッチ70〜72のうち、最後に操作するストップスイッチ70〜72に対応するリールについてのみ、上記したリールの停止制御を行ってもよい。
【0035】
また、上記差数表示装置40〜42は、7セグメントの一桁表示であると説明したが、一桁の数字が表示できれば、他の装置でもよく、例えばLEDによるドット表示や、液晶又は小型ブラウン管を用いたものであってもよい。
【0036】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
請求項1記載のスロットマシンによれば、停止図柄検出手段により検出した検出図柄と停止図柄決定手段により決定された停止図柄とのリール上の位置の差を、リールの停止後に表示することにより、抽選結果と検出図柄が相違し、前記抽選結果を優先させて、前記検出図柄とリール上、所定距離離れた停止図柄を停止させている状態であることを、いずれの遊技者でも容易に把握できるようにし、以後のストップスイッチの操作タイミングに注意を払わせることで、遊技の技術上の優劣による不公平が生じないスロットマシンを提供しようとするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 スロットマシンの制御の概略を示したブロック図である。
【図2】 スロットマシンの概略正面図である。
【図3】 第3リールの停止の第1の態様を示した説明図である。
【図4】 第3リールの停止の第2の態様を示した説明図である。
【図5】 第3リールの停止の第3の態様を示した説明図である。
【符号の説明】
10 スロットマシン 11〜13 リール
20 前面板 21〜23 表示窓
30〜34 ライン 40〜42 差数表示装置
50 有効ライン表示部 60 メダル投入口
61 クレジット表示部 62 スタートスイッチ
70〜72 ストップスイッチ 80 クレジット投入スイッチ
81 清算スイッチ 90 メダル払出口
91 メダル排出皿 100 中央制御装置
110 リールセンサ 120 ステッピングモータ
130 乱数発生手段 131 乱数抽出手段
132 入賞判定テーブル 133 入賞判定手段
134 抽選手段 140 パルス出力開始手段
141 図柄特定手段 142 パルス出力停止手段
143 リール制御手段 150 停止図柄検出手段
160 差数演算手段

Claims (1)

  1. リールを回転させるためのステッピングモータと、
    前記リールが一回転したことを検出し、該回転毎にリセット信号を出力するリールセンサと、
    前記リールの回転を開始させるスタートスイッチと、
    このスタートスイッチの操作にもとづいて入賞の有無を抽選する抽選手段と、
    回転しているリールを停止させるストップスイッチと、
    このストップスイッチの操作時にライン上に位置する検出図柄を、前記ステッピングモータの駆動パルス数、前記リールセンサからの入力信号、前記リールの一周に表示される図柄の配列の順序を記録した図柄配列情報とから検出する停止図柄検出手段と、
    前記停止図柄検出手段により検出した検出図柄が、前記抽選手段による抽選結果と一致していることを条件に、前記検出図柄を停止図柄としてライン上に停止させるとともに、前記検出図柄と前記抽選結果とが相違していることを条件に、抽選結果と一致する図柄と検出図柄とのリール上の距離が、所定距離以内であるときには、抽選図柄と一致する図柄がライン上に位置した際に、リールの回転を停止させ、一方、抽選結果と一致する図柄と検出図柄とのリール上の距離が、所定距離を越えているときには、検出図柄からリール上の所定距離内に位置する図柄がライン上に位置した際に、リールの回転を停止させるリール制御手段とを備えたスロットマシンにおいて、
    上記スロットマシンにおいては、前記停止図柄検出手段により検出した検出図柄と前記リール制御手段により停止される停止図柄とのリール上の位置の差を、前記ステッピングモータの駆動パルス数、前記リールセンサからのリセット信号、前記図柄配列情報とから演算する差数演算手段と、
    この差数演算手段により演算された差数を、リールの停止後に表示する差数表示手段とを備えたことを特徴とするスロットマシン。
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