JP4037801B2 - 記入用文書作成装置および記入用文書 - Google Patents

記入用文書作成装置および記入用文書 Download PDF

Info

Publication number
JP4037801B2
JP4037801B2 JP2003184771A JP2003184771A JP4037801B2 JP 4037801 B2 JP4037801 B2 JP 4037801B2 JP 2003184771 A JP2003184771 A JP 2003184771A JP 2003184771 A JP2003184771 A JP 2003184771A JP 4037801 B2 JP4037801 B2 JP 4037801B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
area
document
entry
information
black
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003184771A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005020549A (ja
Inventor
欽也 遠藤
昌彦 須崎
明利 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2003184771A priority Critical patent/JP4037801B2/ja
Priority to PCT/JP2004/008985 priority patent/WO2005002202A1/ja
Publication of JP2005020549A publication Critical patent/JP2005020549A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4037801B2 publication Critical patent/JP4037801B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F40/00Handling natural language data
    • G06F40/10Text processing
    • G06F40/166Editing, e.g. inserting or deleting
    • G06F40/174Form filling; Merging

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Audiology, Speech & Language Pathology (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,アンケート調査票や答案用紙など何らかの情報を記入するための記入領域を有する文書(記入用文書)およびその作成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より,アンケート調査票や答案用紙など何らかの記入領域を有する記入用文書への記入内容を,自動的に抽出しデータ化する試みがある。かかる記入用文書への記入内容としては,チェック欄へのチェック記入や,自由記載欄へのコメント記載などがある。記入用文書への記入内容の自動抽出のためには,計算機による記入用文書の作成の際に,チェック欄や自由記載欄の領域(記入領域)の情報を設定しておくとともに,その情報を記入用文書の読み取り装置に与えておく必要がある。記入用文書の読み取り装置は,与えられた記入領域の情報をもとに,記入用文書の記入領域を判断する。このようにして,記入領域への記入内容を自動的に抽出しデータ化することができる。
【0003】
記入領域に関する情報を記入用文書の読み取り装置に与えておく技術の一つとして,記入用文書自体に記入領域に関する情報を埋め込む方法が知られている。紙面に情報を埋め込む技術としては特許文献1に示されたものがある。この技術によれば,チェック欄や自由記載欄の記入領域の情報を設定する際に,記入用文書自体に記入領域の情報を埋め込むことができる。記入用文書の読み取りの際には,記入用文書自体から記入領域の情報を検出することができる。このような方法によれば,記入用文書の作成作業と,記入領域の情報を記入用文書の読み取り装置に与えておく作業とを別個に考える必要がなく,記入領域に関する情報を記入用文書の読み取り装置に与える手間を軽減することができる。
【0004】
【特許文献1】
特開2003−101762号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで,上記技術によれば,記入領域に関する情報を記入用文書の読み取り装置に与える手間を軽減することができるが,記入用文書のチェック欄や自由記載欄の数が膨大な場合も多いため,記入用文書の作成の際に記入領域の情報を設定しておくには,大変な手間と時間を費やしていた。
【0006】
また,記入領域の情報の設定には正確性が必要とされる。例えば,記入領域の座標情報を手入力する場合には,膨大な数の数値を入力するため,誤設定の可能性が高い。また,このような情報の設定を支援する手段の一つとして,マウスなどの操作によるGUI(Graphical User Interface)があるが,特にチェック欄の設定の場合,数が膨大で記入領域も小さいことから,誤設定の可能性が高い。例えば,図17(a)のように設定すべきところを,図17(b)のように狭い範囲に設定してしまった場合,記入用文書に対して図17(c)のように,設定された記入領域から外れたチェック記入がなされると,読み取り装置はこのチェック記入を抽出することができない。このように,記入領域の設定には細心の注意を払う必要があることから,大変な手間と時間を費やしていた。
【0007】
本発明は,従来の記入用文書が有する上記問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の目的は,記入領域の設定の手間や時間を削減することの可能な,新規かつ改良された記入用文書作成装置および記入用文書を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため,本発明の第1の観点によれば,それぞれが所定の黒塗り領域で与えられるチェック欄および自由記載欄を含む記入領域を有する文書画像データを作成する文書画像作成部(12)と,記入領域に関する領域情報を文書画像データへの埋め込み情報として作成する埋め込み情報作成部(13)と,埋め込み情報を文書画像データに埋め込み,記入用文書を出力するための文書データを作成する文書データ作成部(14)とを備えた記入用文書作成装置(10)が提供される。
【0009】
埋め込み情報作成部(13)は,文書画像データから黒塗り領域を検出する黒塗り領域検出部(103)と,検出された黒塗り領域が,チェック欄か自由記載欄かを判定する領域属性判定部(106)と,チェック欄と判定された黒塗り領域を外枠の部分だけ残して白抜きに変換するとともに,自由記載欄と判定された黒塗り領域を消去する文書画像変換部(107)と,チェック欄の領域情報と自由記載欄の領域情報とを文書画像データへの埋め込み情報として出力する領域情報出力部(108)とを備えたことを特徴とする(請求項1)。
【0010】
かかる記入用文書作成装置(10)によれば,記入用文書の作成者がチェック欄と自由記載欄にそれぞれ所定の黒塗り領域を配することで,記入領域を設定することができる。そして,記入領域に関する領域情報を文書画像データへの埋め込み情報として作成するにあたり,埋め込み情報作成部(13)において一連の工程を自動化することができる。すなわち,埋め込み情報作成部(13)において,黒塗り領域の検出,チェック欄か自由記載欄かの判定から,黒塗り領域を本来の記入領域に変換するといった埋め込み情報作成の一連の工程を自動化することができる。このようにして,記入用文書の作成者による記入領域の設定の手間や時間を大幅に削減することができる。また,記入領域を正確に設定できるので,記入領域の誤設定を防止することが可能である。
【0011】
上記本発明の第1の観点にかかる記入用文書作成装置において,以下のような応用が可能である。
【0012】
埋め込み情報作成部(13)は,さらに,検出された黒塗り領域がチェック欄または自由記載欄のいずれでもないときに,検出された黒塗り領域を無効にする領域修正部(105)を備えるようにしてもよい(請求項2)。文書画像データ中に,チェック欄または自由記載欄を示す所定の黒塗り領域と同じ黒塗りがたまたま配されることがありうる。このような場合,チェック欄または自由記載欄でない領域が,チェック欄または自由記載欄として誤検出されるおそれがある。このような場合に,検出された黒塗り領域を無効にする手段を備えたことで,誤検出を訂正することができる。
【0013】
チェック欄の黒塗り領域は黒塗りの略正方形で与えられ,自由記載欄の黒塗り領域は黒塗りの長方形で与えられるようにしてもよい(請求項3)。チェック欄や自由記載欄を矩形とすることで,黒塗り領域を容易に検出することができる。また,矩形の縦横の辺の比でチェック欄か自由記載欄かを判定することで,これらを容易に区別することができる。すなわち例えば,チェック欄は縦横の比が1に近い略正方形とし,自由記載欄は縦横の比が1より十分に大きいあるいは小さい長方形とすることでこれらを容易に区別することができる。
【0014】
文書データ作成部(14)は,埋め込み情報を文書画像データに,電子透かしとして埋め込むようにしてもよい(請求項4)。情報の埋め込み方法には,様々な方法があり,例えばバーコードや二次元バーコードなどによる埋め込み方法がある。このような中で,埋め込み情報を電子透かしとして埋め込むことにより,印刷された文書に一様のドットとして表現することができるため,情報が埋め込まれていること自体を第三者に認識されにくいという効果がある。
【0015】
また,上記課題を解決するため,本発明の第2の観点によれば,所定の画素パターンで与えられるチェック欄を含む記入領域を有する文書画像データを作成する文書画像作成部(12)と,記入領域に関する領域情報を文書画像データへの埋め込み情報として作成する埋め込み情報作成部(23)と,埋め込み情報を文書画像データに埋め込み,記入用文書を出力するための文書データを作成する文書データ作成部(14)とを備えた記入用文書作成装置(20)が提供される。
【0016】
埋め込み情報作成部(23)は,所定の画素パターンを設定する形状設定部(110)と,文書画像データから所定の画素パターンを検出するチェック領域検出部(111)と,チェック欄の領域情報を文書画像データへの埋め込み情報として出力する領域情報出力部(108)とを備えたことを特徴とする(請求項5)。
【0017】
なお,埋め込み情報作成部は,さらに,検出された画素パターンが白抜きの略正方形でないときに,画素パターンを白抜きの略正方形に変換する文書画像変換部を備え,領域情報出力部は,白抜きの略正方形の領域情報を文書画像データへの埋め込み情報として出力することも可能である(請求項6)。
【0018】
かかる記入用文書作成装置(20)によれば,上記本発明の第1の観点にかかる記入用文書作成装置(10)と同様の効果が得られる。すなわち,埋め込み情報作成部(23)において,チェック領域の検出工程を自動化することができるので,記入用文書の作成者による記入領域の設定の手間や時間を大幅に削減することができるとともに,チェック領域を正確に設定できるので,チェック領域の誤設定を防止することが可能である。さらに,チェック領域を任意のフォーマットで与えることができるため,記入用文書の作成時のフォーマットと記入用文書の印刷時のフォーマットとを同じにすることができ,記入用文書の印刷前にデザインの確認を行うことが可能である。
【0019】
また,上記本発明の第2の観点にかかる記入用文書作成装置においても,以下のような応用が可能である。すなわち,埋め込み情報作成部(23)は,さらに,検出された画素パターンがチェック欄でないときに,検出された画素パターンを無効にする領域修正部(105)を備えるようにしてもよい(請求項7)。また,文書データ作成部(14)は,埋め込み情報を文書画像データに,電子透かしとして埋め込むようにしてもよい(請求項8)。
【0021】
なお上記において,構成要素に付随して括弧書きで記した参照符号は,理解を容易にするため,後述の実施形態および図面における対応する構成要素を一例として記したに過ぎず,本発明がこれに限定されるものではない。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照しながら,本発明にかかる記入用文書作成装置および記入用文書の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0023】
(第1の実施の形態)
図1は,本実施の形態にかかる記入用文書作成装置の概略構成を示すブロック図である。本実施の形態にかかる記入用文書作成装置について,図1を参照しながら説明する。記入用文書作成装置10は,図1に示したように,文書作成部11と,文書画像作成部12と,埋め込み情報作成部13と,文書データ作成部14と,文書出力部15とを備え,記入用文書30を作成する装置である。
以下に,図1を参照しながら,記入用文書作成装置10の概略要素について説明する。
【0024】
(文書作成部11)
文書作成部11は,一般的な文書を作成する機能を有する。文書作成部11は,例えば,一般的なワードプロセッサソフトなどを用いて実現される。本実施の形態では,文書作成部11において作成される文書として,所定の記入領域を有する文書を想定している。所定の記入領域を有する文書とは,例えば,アンケート調査票や答案用紙などであり,所定の記入領域とは,例えば,チェック欄や自由記載欄である。文書作成部11において作成される文書には,所定の記入領域に特定の文字あるいは記号が付与される。かかる文字あるいは記号は,文書の作成者が各記入領域ごとに一つずつ付与してもよく,あるいは,文書作成部11の編集機能などを用いて自動的に付与してもよい。
【0025】
(文書画像作成部12)
文書画像作成部12は,文書作成部11で作成された文書のデータから画像データ(文書画像データ)を作成する機能を有する。文書画像作成部12は,例えば,文書の印刷イメージを画像として記録する画像化ソフトウェアなどを用いて実現される。
【0026】
(埋め込み情報作成部13)
埋め込み情報作成部13は,文書画像作成部12で作成された文書画像データに対して埋め込まれる所定の情報(埋め込み情報)を作成する機能を有する。埋め込み情報は,例えば,文書作成部11で作成される文書が所定の記入領域を有する文書である場合に,その記入領域の位置に関する情報などを含む。本実施の形態は,埋め込み情報作成部13による埋め込み情報の作成に特徴を有する。埋め込み情報作成部13による埋め込み情報の作成については,さらに後述する。
【0027】
(文書データ作成部14)
文書データ作成部14は,上記埋め込み情報を文書画像データに重ね合わせるなどして埋め込み,記入用文書を出力するための文書データを作成する機能を有する。埋め込み情報は,例えば電子透かし技術やバーコード化技術などを用いて画像化され,文書画像データに埋め込まれる。
【0028】
文書データ作成部14の機能を実現するための電子透かし技術としては,例えば文献(特願2001−217758「透かし情報埋め込み装置,及び,透かし情報検出装置」,特願2002−177086(特開2003−101762号公報)「透かし情報埋め込み装置,及び,透かし情報検出装置」)に示されたものがある。この文献に示された透かし画像埋め込み装置は,ドットの配列によって波の方向及び/又は波長を変化させたドットパターンを複数用意し,1つのドットパターンに対して1つのシンボルを与え,ドットパターンを組み合わせて配置することにより,文書に機密情報を与えるものである。本実施の形態では,この文献に示された電子透かし技術を用いることができる。文書画像データに対して,埋め込み情報を電子透かしとして埋め込むことにより,埋め込み情報の存在を第三者に認識されにくいという効果がある。
【0029】
上記文献に示された電子透かし技術は,文書データ作成部14の機能を実現するための一例に過ぎないため,より詳細な説明については省略する。文書データ作成部14の機能を実現するために他の電子透かし技術を採用してもよいことは言うまでもない。
【0030】
(文書出力部15)
文書出力部15は,文書データ作成部14で作成された文書データを印刷して記入用文書30として出力する機能を有する。文書出力部15は,例えばプリンタ等からなる。
【0031】
(記入用文書30)
記入用文書30は,所定の記入領域を有する文書であり,例えば,アンケート調査票や答案用紙などである。本実施の形態では,記入用文書30として,このようなチェック欄および自由記載欄を有する記入用文書(以下,単に文書ともいう)を想定して説明する。記入用文書30は,チェック欄や自由記載欄に対して記載がなされた後,必要に応じて,記入内容を検出する読み取り装置(図示しない)に入力される。かかる読み取り装置において,上述の埋め込み情報をもとに記入領域の領域情報が検出され,検出された領域情報をもとに,チェック欄へのチェックの有無や自由記載欄への記入内容が自動的に検出される。
【0032】
以上,本実施の形態にかかる記入用文書作成装置10の概略構成について図1を参照しながら説明した。次いで,本実施の形態の特徴的構成要素である埋め込み情報作成部13の詳細について,図2〜図11を参照しながら説明する。
【0033】
図2は,本実施の形態にかかる埋め込み情報作成部の概略構成を示すブロック図である。埋め込み情報作成部13は,図2に示したように,黒塗り領域検出部103と,領域表示部104と,領域修正部105と,領域属性判定部106と,文書画像変換部107と,領域情報出力部108を備えて構成されている。
【0034】
本実施の形態では,上述のように,文書作成部11において作成される文書として,チェック欄および自由記載欄を有する記入用文書を想定しており,チェック欄および自由記載欄には,特定の文字あるいは記号が付与される。本実施の形態では,かかる特定の文字あるいは記号として,黒塗りの矩形を付与する場合について説明する。すなわち,チェック欄には黒塗りの略正方形(正方形および長辺と短辺との比が1に近い長方形を含む)を付与し,自由記載欄には黒塗りの長方形(チェック欄との区別のため,長辺と短辺の比が1より十分に大きいあるいは小さい長方形とする)を付与する。チェック欄の黒塗りの略正方形としては,例えば,記号文字の“■”のフォントを用いたり,黒塗りの略正方形の画像を用いることができる。また,自由記載欄の黒塗りの長方形としては,例えば,黒塗りの長方形の画像を用いることができる。
【0035】
文書作成部11において作成された記入用文書は,文書画像作成部12において画像化される。図3は,文書作成部11において作成され,文書画像作成部12において画像化された記入用文書の一例を示す説明図である。記入用文書の文書画像は,埋め込み情報作成部13の黒塗り領域検出部103に入力される。
【0036】
(黒塗り領域検出部103)
黒塗り領域検出部103は,文書画像作成部12で作成された文書画像を入力とし,チェック欄と自由記載欄の黒塗り領域を検出する。以下に,黒塗り領域の検出方法の一例を,図4に示した流れ図を参照しながら説明する。
【0037】
まず,黒画素(画素値=0)の位置を探索する(ステップS11)。
図5に示したように,文書画像サイズがn×mであった場合,X座標=0,Y座標=0を始点として,図中破線で示した矢印の方向(X=0からn)に黒画素の位置を探索する。これをY=0からmまで順に繰り返し行う。
【0038】
黒画素を発見したら,その黒画素が黒塗り領域の一部(左上の画素)であるかを判定する(ステップS12)。
図6に示したように,黒画素の座標を(x1,y1)とすると,それを始点としてX方向及びY方向にA×Aドットの破線領域(以下,黒塗り判定ボックスという)の黒画素率Brを,以下の式(1)により算出する。
【0039】
Br=B÷A・・・(1)
B:破線の領域内の黒画素の数
:破線の領域内のドット数
なお,Aの値はあらかじめ実験などにより最適な値に設定しておく。
【0040】
例えば図6の(x1,y1)の位置の黒画素の場合,Br<1となる。Br<1の場合は,黒塗り判定ボックス内に白画素(画素値=1)が含まれるので,この黒画素は,黒塗り領域の一部(左上の画素)ではないと判定する。また,例えば図6の(x2,y2)の位置の黒画素の場合,Br=1となる。Br=1の場合は,黒塗り判定ボックス内がすべて黒画素なので,この黒画素は,黒塗り領域の一部(左上の画素)であると判定する。
【0041】
次に,黒塗り領域の一部と判定された場所での黒塗り領域の範囲を探索する(ステップS13,S14)。
図7に示したように,黒塗り領域の一部と判定された黒画素の座標値を原点(0,0)とする。上記ステップS12において,座標値(0,0),(A,0),(0,A),(A,A)で囲まれた領域はすべて黒画素であることが分かっている。
【0042】
まず,黒塗り領域のX座標方向の範囲を求める(ステップS13)。
図7に示したように,X座標がA+1,Y座標が0〜Aのライン上の画素の画素値を求める。すべての画素値が0(黒)であった場合,同じように次のライン(X座標がA+2,Y座標が0〜A)の画素値を求める。これを,ライン上の画素に画素値=1(白)の画素が探索されるまで繰り返す。画素値=1(白)の画素が存在するラインのX座標をA+j+1とすると,X座標が0からA+jまでの範囲が黒塗り領域であると判定される。
【0043】
次に,黒塗り領域のY座標方向の範囲を求める(ステップS14)。
X座標で求めた方法と実質的に同様であるが,Y座標の場合は,上記ステップS13で求めたX座標の領域内で探索する。すなわち,Y座標がA+1,X座標が0〜A+jのライン上の画素の画素値を求め,ライン上の画素に画素値=1(白)の画素が探索されるまで探索を繰り返す。図7に示した例では,Y座標が0からA+kまでの範囲が黒塗り領域であると判定される。
【0044】
以上の各工程を経て,黒塗り領域の一部と判定された場所での黒塗り領域の範囲を設定する。以上の各工程は,すべての画素を調べ終わるまで繰り返される(ステップS15)。以上のようにして,黒塗り領域検出部103は黒塗りの領域を検出する。
【0045】
なお上記において,黒塗り領域のX座標方向の範囲を求める工程(ステップS13)とY座標方向の範囲を求める工程(ステップS14)は,逆の順序であってもよい。また,黒塗り領域が重複することはないものとすると,すでに黒塗り領域と判定された範囲においては,黒画素位置の検索工程(ステップS11)をスキップすることも可能である。また,画像サイズはn×mであり,黒塗り判定ボックスの領域はA×Aであることから,X=n−A〜nかつY=m−A〜mの範囲には黒塗り領域の左上の画素は存在しない。そこで,X=n−A〜nかつY=m−A〜mの範囲については,黒画素位置の検索工程(ステップS11)をスキップするようにしてもよい。
【0046】
(領域表示部104)
領域表示部104では,図8に示したように,コンピュータのディスプレイなどに記入用文書の画像を表示し,黒塗り領域検出部103で検出された黒塗り領域の確認が行えるようにする。図8に示した一例では,黒塗り領域検出部103で検出された黒塗り領域には破線の四角い枠が表示されている。
【0047】
(領域修正部105)
領域修正部105では,領域表示部104に表示された画像を確認した後,黒塗り領域検出部103で検出した黒塗り領域の有効,無効を設定できる。例えば,図8に示した黒塗り領域80はチェック欄や自由記載欄ではないが,記号文字の“■”のフォントを使用したため,黒塗り領域と判定され,破線の四角い枠が表示されている。このような場合,この黒塗り領域80の設定を無効にすることができる。例えば,マウスカーソルを黒塗り領域80内に移動して,マウスを右クリックすることで黒塗り領域設定を無効にすることができる。黒塗り領域設定を無効にした場合,黒塗り領域が検出されたことを示す破線の四角い枠を非表示にする。また,無効にした黒塗り領域内にマウスカーソルを移動してマウスを右クリックすることで,黒塗り領域設定を再度有効にすることもできる。
以上のようにして,黒塗り領域の設定が完了する。
【0048】
(領域属性判定部106)
領域属性判定部106は,検出された黒塗り領域がチェック欄なのか自由記載欄なのかを判定する。判定は以下の式(2)により行うことができる。
【0049】
α≦(Xb÷Yb)≦βの場合はチェック欄
(Xb÷Yb)<a,または,β<(Xb÷Yb)の場合は自由記載欄
・・・(2)
Xb:黒塗り領域のX方向のサイズ(ドット数)
Yb:黒塗り領域のY方向のサイズ(ドット数)
α,βの値はあらかじめ最適な値に設定しておく。
【0050】
(文書画像変換部107)
文書画像変換部107は,自由記載欄と判定された箇所において,図9に示したように,黒塗り領域を消去(白塗りの領域に変更)する。図9(a)は黒塗り領域消去前の文書画像を示しており,図9(b)は黒塗り領域消去後(白塗りの領域に変更後)の文書画像を示している。さらに,文書画像変換部107は,チェック欄と判定された箇所において,図10に示したように,外枠90の部分だけ残して白抜きにする。図10(a)は白抜き前(黒塗りの状態)の文書画像を示しており,図10(b)は白抜き後の文書画像を示している。図11は,白抜き時の外枠90のサイズの一例を示す説明図である。なお,図11に示した枠の幅Dの値(ドット数)は,実験などにより最適な値に設定しておく。
【0051】
(領域情報出力部108)
領域情報出力部108では,すべてのチェック欄の領域情報(左上の座標値とチェック欄のX方向とY方向のサイズ)と,自由記載欄の領域情報(左上の座標値と自由記載欄のX方向とY方向のサイズ)を記入領域の領域情報として出力する。これら領域情報は,後段の文書データ作成部14において,文書の画像データと重ね合わせられる埋め込み情報として用いられる。
【0052】
以上,埋め込み情報作成部13の詳細について説明した。
本実施の形態にかかる記入用文書作成装置10により作成された記入用文書30は,チェック欄や自由記載欄に記載がなされた後,必要に応じて,記入内容を検出する読み取り装置(図示しない)に入力される。かかる読み取り装置において,記入領域の領域情報が検出され,検出された領域情報をもとに,チェック欄へのチェックの有無や自由記載欄への記入内容が自動的に検出される。
【0053】
(第1の実施の形態の効果)
以上説明したように,本実施の形態によれば,記入用文書の作成者がチェック欄と自由記載欄にそれぞれ所定の黒塗り領域を配することで,記入領域を設定することができる。そして,記入領域に関する領域情報を文書画像データへの埋め込み情報として作成するにあたり,埋め込み情報作成部13において一連の工程を自動化することができる。すなわち,埋め込み情報作成部13において,黒塗り領域の検出,チェック欄か自由記載欄かの判定から,黒塗り領域を本来の記入領域に変換するといった埋め込み情報作成の一連の工程を自動化することができる。このようにして,記入用文書の作成者による記入領域の設定の手間や時間を大幅に削減することができる。また,記入領域を正確に設定できるので,記入領域の誤設定を防止することが可能である。
【0054】
(第2の実施の形態)
本実施の形態にかかる記入用文書作成装置は,図1に示した上記第1の実施の形態にかかる記入用文書作成装置10のうち,埋め込み情報作成部13を埋め込み情報作成部23に置き換えた構成を採用する。その他の構成要素については,上記第1の実施の形態と実質的に同様であるため重複説明を省略する。以下に,本実施の形態の特徴的構成要素である埋め込み情報作成部23の詳細について,図12〜図17を参照しながら説明する。
【0055】
図12は,本実施の形態にかかる埋め込み情報作成部の概略構成を示すブロック図である。埋め込み情報作成部23は,図12に示したように,形状設定部110と,チェック領域検出部111と,チェック領域表示部112と,領域修正部105と,自由記載欄設定部113と,領域情報出力部108を備えて構成されている。
【0056】
本実施の形態では,上述のように,文書作成部11において作成される文書として,チェック欄および自由記載欄を有する記入用文書を想定しており,チェック欄には任意の文字あるいは記号が付与される。また,自由記載欄には特に何も付与しない。すなわち,上記第1の実施の形態では,チェック欄には記号文字の“■”のフォントを付与したり,自由記載欄には黒塗りの長方形の画像を付与しておく必要があったが,本実施の形態では,従来の記入用文書の作成方法と同じ方法で記入用文書を作成すればよい。例えば,チェック欄には記号文字の“□”のフォントを付与したり,白抜きの略正方形の画像を付与することができる。また,自由記載欄には特に何も付与しないでよい。
【0057】
文書作成部11において作成された記入用文書は,文書画像作成部12において画像化される。記入用文書の文書画像は,埋め込み情報作成部23のチェック領域検出部111に入力される。
【0058】
(形状設定部110)
形状設定部110には,チェック欄に使用される所定の画素パターンが設定登録される(以下,この画素パターンを登録画像という)。例えば,記号文字の“□”のフォントを,文書画像作成部12で記入用文書を画像化するのと同様の方法を用いてあらかじめ画像に変換し,形状設定部110に登録しておく。図13は,チェック欄に使用される登録画像の一例を示す説明図である。ここでは一例として,Xe×Yeのサイズの白抜きの略正方形の画像を登録画像として採用する。
【0059】
(チェック領域検出部111)
チェック領域検出部111は,文書画像作成部12で作成された文書画像を入力とし,チェック欄の領域(チェック領域)を検出する。以下に,チェック領域の検出方法の一例を,図14に示した流れ図を参照しながら説明する。
【0060】
まず,第1の実施の形態の黒塗り領域検出部103と実質的に同様の方法で黒画素(画素値=0)の位置を探索する(ステップS21)。
【0061】
黒画素を発見したら,その黒画素がチェック領域の一部(左上の画素)であるかを判定する(ステップS22)。
まず,発見した黒画素の位置の座標(Xb,Yb)を始点(左上の座標値)として,形状設定部110に登録した登録画像と同じサイズ(Xe×Ye)の画像(以下,比較画像という。)を抽出する。
【0062】
次に,比較画像と登録画像とを比較する(ステップS23)。
同一座標位置について比較画像と登録画像の画素値を比較し,画素値が同じ場合には0,画素値が異なる場合には1として,すべての比較結果の総和を,以下の式(3)により算出する。
【0063】
Figure 0004037801
・・・式(3)
S:比較結果の総和
Ie(X,y):登録画像の座標(X,y)の画素値(Ie(0,0)は登録画像の左上座標の画素値)
Is(X,y):比較画像の座標(X,y)の画素値(IS(0,0)は比較画像の左上座標の画素値)
Xe:登録画像のX方向のサイズ(ドット数)
Ye:登録画像のY方向のサイズ(ドット数)
XOR:排他的論理和(双方の値が同じ場合は0,異なる場合は1を返す)
【0064】
ここで算出した比較結果の総和SがS>0の場合,比較画像と登録画像の同一座標位置について画素値の異なる画素が存在するので,ステップS21で発見した黒画素は,チェック領域の一部(左上の画素)ではないと判定する。また,算出した比較結果の総和SがS=0の場合,比較画像と登録画像の同一座標位置について画素値の異なる画素が存在しないので,ステップS21で発見した黒画素は,チェック領域の一部(左上の画素)であると判定する。そして,この黒画素の座標(Xb,Yb)を左上座標としたサイズ(Xe×Ye)の範囲をチェック欄の領域として設定する。
【0065】
以上の各工程を経て,チェック領域の一部と判定された場所でのチェック領域の範囲を設定する。以上の各工程は,すべての画素を調べ終わるまで繰り返される(ステップS24)。以上のようにして,チェック領域検出部111はチェック領域を検出する。
【0066】
なお上記において,チェック領域が重複することはないものとすると,すでにチェック領域と判定された範囲においては,黒画素位置の検索工程(ステップS21)をスキップすることも可能である。また,画像サイズはn×mであり,比較画像の領域はXe×Yeであることから,X=n−Xe〜nかつY=m−Ye〜mの範囲にはチェック領域の左上の画素は存在しない。そこで,X=n−Xe〜nかつY=m−Ye〜mの範囲については,黒画素位置の検索工程(ステップS21)をスキップするようにしてもよい。
【0067】
(チェック領域表示部112)
チェック領域表示部112は,図15に示したように,コンピュータのディスプレイなどに記入用文書の画像を表示し,チェック領域検出部111で検出されたチェック領域の確認が行えるようにする。図15に示した一例では,チェック領域検出部111で検出されたチェック領域には破線の四角い枠が表示されている。
【0068】
(領域修正部105)
領域修正部105では,チェック領域表示部112に表示された画像を確認した後,チェック領域検出部111で検出したチェック領域の有効,無効を設定できる。すなわち,上記第1の実施の形態と同様に,チェック欄ではないが,記号文字の“□”のフォントを使用したため,チェック領域と判定されたような場合,そのチェック領域の設定を無効にすることができる。例えば,マウスカーソルをそのチェック領域内に移動して,右クリックすることでチェック領域設定を無効にすることができる。チェック領域設定を無効にした場合,チェック領域が検出されたことを示す破線の四角い枠を非表示にする。また,無効にしたチェック領域内にマウスカーソルを移動してマウスを右クリックすることで,チェック領域設定を再度有効にすることもできる。
以上のようにして,チェック領域の設定が完了する。
【0069】
(自由記載欄設定部113)
自由記載欄設定部113では文書画像に自由記載欄を設定する。本実施の形態では,マウスの操作によるGUI(Graphical User Interface)で自由記載欄を設定する場合について説明する。画面上に記入用文書の画像を表示し,例えば図16に示したような自由記載欄として設定したい領域の左上座標(Xb,Yb)にマウスカーソルを移動してマウス右ボタンを押下し,右下座標(Xf,Yf)までマウスカーソルをドラッグすることで,自由記述欄を設定することができる。この際,自由記載欄のサイズなどの情報,例えば,左上座標(Xb,Yb)および右下座標(Xf,Yf)などの情報は,領域情報出力部108に通知される。一般に,自由記載欄は,チェック欄に比べて数が少なく,また,領域が大きいために正確性を厳密に要求されないことから,このようなGUIによる設定であっても,記入領域の設定の手間や時間が極度に増加したり,誤設定を招くことはない。
このようにして,すべての自由記載欄を設定する。
【0070】
(領域情報出力部108)
領域情報出力部108では,すべてのチェック欄の領域情報(左上の座標値とチェック欄のX方向とY方向のサイズ)と,自由記載欄の領域情報(左上の座標値と自由記載欄のX方向とY方向のサイズ)を記入領域の領域情報として出力する。これら領域情報は,後段の文書データ作成部14において,文書の画像データと重ね合わせられる埋め込み情報として用いられる。
【0071】
以上,埋め込み情報作成部23の詳細について説明した。
本実施の形態にかかる記入用文書作成装置20により作成された記入用文書30は,チェック欄や自由記載欄に記載がなされた後,必要に応じて,記入内容を検出する読み取り装置(図示しない)に入力される。かかる読み取り装置において,記入領域の領域情報が検出され,検出された領域情報をもとに,チェック欄へのチェックの有無や自由記載欄への記入内容が自動的に検出される。
【0072】
(第2の実施の形態の効果)
以上説明したように,本実施の形態によれば,上記第1の実施の形態と同様の効果が得られる。すなわち,埋め込み情報作成部23において,チェック領域の検出工程を自動化することができるので,記入用文書の作成者による記入領域の設定の手間や時間を大幅に削減することができるとともに,記入領域を正確に設定できるので,記入領域の誤設定を防止することが可能である。
【0073】
さらに,上記第1の実施の形態ではチェック欄には記号文字“■”のフォントを使用したり,自由記載欄には黒塗りの図形を付与しておく必要があったが,本実施の形態では,例えば,チェック欄には記号文字の“□”のフォントを付与し,自由記載欄は特に何も付与しないなど,従来と同じ作成方法で記入用文書30を作成することができる。記入用文書の作成時のフォーマットと印刷時のフォーマットとを同じにすることができるため,記入用文書の印刷前にデザインの確認を行うことが可能である。
【0074】
以上,添付図面を参照しながら本発明にかかる記入用文書作成装置および記入用文書の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0075】
例えば,上記第2の実施の形態では,チェック欄に記号文字の“□”のフォントを付与する場合について説明したが,本発明はこれに限定されない。例えば,上記第1の実施の形態の場合と同様に,文書画像変換部を備えることで,記号文字の“□”の変わりに任意の記号文字あるいは画像を,チェック欄として使用することができる。すなわち,埋め込み情報作成部23は,さらに,チェック領域検出部111で検出された画素パターンが白抜きの略正方形でないときに,その画素パターンを白抜きの略正方形(例えば,記号文字の“□”)に変換する文書画像変換部を備えるようにしてもよい。このとき,領域情報出力部108は,この白抜きの略正方形の領域情報を文書画像データへの埋め込み情報として出力することになる。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によれば,記入用文書の作成者がチェック欄と自由記載欄にそれぞれ所定の黒塗り領域を配することで,記入領域を設定することができる。そして,記入領域に関する領域情報を文書画像データへの埋め込み情報として作成するにあたり,埋め込み情報作成部において一連の工程を自動化することができる。すなわち,埋め込み情報作成部において,黒塗り領域の検出,チェック欄か自由記載欄かの判定から,黒塗り領域を本来の記入領域に変換するといった埋め込み情報作成の一連の工程を自動化することができる。このようにして,記入用文書の作成者による記入領域の設定の手間や時間を大幅に削減することができる。また,記入領域を正確に設定できるので,記入領域の誤設定を防止することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】記入用文書作成装置10の概略構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態にかかる埋め込み情報作成部13の概略構成を示すブロック図である。
【図3】文書作成部11において作成される記入用文書の一例を示す説明図である。
【図4】黒塗り領域の検出方法を示す流れ図である。
【図5】黒画素探索工程の説明図である。
【図6】黒塗り領域検出工程の説明図である。
【図7】黒塗り領域検出工程の説明図である。
【図8】領域表示部104による文書画像の表示の一例を示す説明図である。
【図9】自由記載欄についての文書画像変換工程の説明図であり,(a)は黒塗り領域消去前の文書画像を示しており,(b)は黒塗り領域消去後(白塗りの領域に変更後)の文書画像を示している。
【図10】チェック欄についての文書画像変換工程の説明図であり,(a)は白抜き前(黒塗りの状態)の文書画像を示しており,(b)は白抜き後の文書画像を示している。
【図11】チェック欄の外枠のサイズを示す説明図である。
【図12】第2の実施の形態にかかる埋め込み情報作成部23の概略構成を示すブロック図である。
【図13】チェック欄に使用される登録画像の一例を示す説明図である。
【図14】チェック領域の検出方法を示す流れ図である。
【図15】チェック領域表示部112による文書画像の表示の一例を示す説明図である。
【図16】自由記載欄設定工程の説明図である。
【図17】従来の回答記入領域を示す説明図であり,(a)は正しく回答記入領域を設定した場合を示しており,(b)は間違えて回答記入領域を設定した場合を示しており,(c)は記入例を示している。
【符号の説明】
10 記入用文書作成装置
11 文書作成部
12 文書画像作成部
13 埋め込み情報作成部
14 文書データ作成部
15 文書出力部
30 記入用文書
103 黒塗り領域検出部
104 領域表示部
105 領域修正部
106 領域属性判定部
107 画像変換部
108 領域情報出力部
110 形状設定部
111 チェック領域検出部
112 チェック領域表示部
113 自由記載欄設定部

Claims (8)

  1. 記入用文書作成装置において,
    それぞれが所定の黒塗り領域で与えられるチェック欄および自由記載欄を含む記入領域を有する文書画像データを作成する文書画像作成部と,
    前記記入領域に関する領域情報を前記文書画像データへの埋め込み情報として作成する埋め込み情報作成部と,
    前記埋め込み情報を前記文書画像データに埋め込み,記入用文書を出力するための文書データを作成する文書データ作成部と,
    を備え,
    前記埋め込み情報作成部は,
    前記文書画像データから前記黒塗り領域を検出する黒塗り領域検出部と,
    前記検出された黒塗り領域が,前記チェック欄か前記自由記載欄かを判定する領域属性判定部と,
    前記チェック欄と判定された黒塗り領域を外枠の部分だけ残して白抜きに変換するとともに,前記自由記載欄と判定された黒塗り領域を消去する文書画像変換部と,
    前記チェック欄の領域情報と前記自由記載欄の領域情報とを前記文書画像データへの埋め込み情報として出力する領域情報出力部と,
    を備えたことを特徴とする,記入用文書作成装置。
  2. 前記埋め込み情報作成部は,さらに,
    前記検出された黒塗り領域が前記チェック欄または前記自由記載欄のいずれでもないときに,前記検出された黒塗り領域を無効にする領域修正部を備えたことを特徴とする,請求項1に記載の記入用文書作成装置。
  3. 前記チェック欄の黒塗り領域は黒塗りの略正方形で与えられ,前記自由記載欄の黒塗り領域は黒塗りの長方形で与えられることを特徴とする,請求項1または2に記載の記入用文書作成装置。
  4. 前記文書データ作成部は,前記埋め込み情報を前記文書画像データに,電子透かしとして埋め込むことを特徴とする,請求項1〜3のいずれかに記載の記入用文書作成装置。
  5. 記入用文書作成装置において,
    所定の画素パターンで与えられるチェック欄を含む記入領域を有する文書画像データを作成する文書画像作成部と,
    前記記入領域に関する領域情報を前記文書画像データへの埋め込み情報として作成する埋め込み情報作成部と,
    前記埋め込み情報を前記文書画像データに埋め込み,記入用文書を出力するための文書データを作成する文書データ作成部と,
    を備え,
    前記埋め込み情報作成部は,
    前記所定の画素パターンを設定する形状設定部と,
    前記文書画像データから前記所定の画素パターンを検出するチェック領域検出部と,
    前記チェック欄の領域情報を前記文書画像データへの埋め込み情報として出力する領域情報出力部と,
    を備えたことを特徴とする,記入用文書作成装置。
  6. 前記埋め込み情報作成部は,さらに,前記検出された画素パターンが白抜きの略正方形でないときに,前記画素パターンを前記白抜きの略正方形に変換する文書画像変換部を備え,
    前記領域情報出力部は,前記白抜きの略正方形の領域情報を前記文書画像データへの埋め込み情報として出力することを特徴とする,請求項5に記載の記入用文書作成装置。
  7. 前記埋め込み情報作成部は,さらに,
    前記検出された画素パターンが前記チェック欄でないときに,前記検出された画素パターンを無効にする領域修正部を備えたことを特徴とする,請求項5または6に記載の記入用文書作成装置。
  8. 前記文書データ作成部は,前記埋め込み情報を前記文書画像データに,電子透かしとして埋め込むことを特徴とする,請求項5〜7のいずれかに記載の記入用文書作成装置。
JP2003184771A 2003-06-27 2003-06-27 記入用文書作成装置および記入用文書 Expired - Fee Related JP4037801B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003184771A JP4037801B2 (ja) 2003-06-27 2003-06-27 記入用文書作成装置および記入用文書
PCT/JP2004/008985 WO2005002202A1 (ja) 2003-06-27 2004-06-25 記入用文書作成装置および記入用文書

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003184771A JP4037801B2 (ja) 2003-06-27 2003-06-27 記入用文書作成装置および記入用文書

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005020549A JP2005020549A (ja) 2005-01-20
JP4037801B2 true JP4037801B2 (ja) 2008-01-23

Family

ID=33549628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003184771A Expired - Fee Related JP4037801B2 (ja) 2003-06-27 2003-06-27 記入用文書作成装置および記入用文書

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4037801B2 (ja)
WO (1) WO2005002202A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006309622A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび記録媒体
JP6458758B2 (ja) * 2016-03-30 2019-01-30 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像処理装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3401109B2 (ja) * 1995-01-31 2003-04-28 トッパン・フォームズ株式会社 帳票作成装置
JP2000251010A (ja) * 1999-03-01 2000-09-14 Hitachi Ltd 帳票読み取り方法
JP3628312B2 (ja) * 2001-07-18 2005-03-09 沖電気工業株式会社 透かし情報埋め込み装置,及び,透かし情報検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2005002202A1 (ja) 2005-01-06
JP2005020549A (ja) 2005-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7840092B2 (en) Medium processing method, copying apparatus, and data filing apparatus
JP4269861B2 (ja) 印刷物処理システム,透かし入り文書印刷装置,透かし入り文書読み取り装置,印刷物処理方法,情報読み取り装置,および情報読み取り方法
JP5247601B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、コンピュータプログラム
JP2010211466A (ja) 画像処理装置および画像処理方法及びプログラム
JP2011086166A (ja) 画像処理装置及びその制御方法並びにプログラム
JP4819723B2 (ja) 情報抽出装置、情報抽出方法、情報抽出プログラム及び記録媒体
JP4595014B2 (ja) 電子透かし埋め込み装置および検出装置
JP4837101B2 (ja) 電子透かし埋め込み装置、電子透かし検出装置およびプログラム
US8416464B2 (en) Document processing apparatus and document processing method
JP5420054B2 (ja) コードを扱う装置、方法、システム、プログラム
JP2010211465A (ja) 画像処理装置および画像処理方法及びプログラム
JP4037801B2 (ja) 記入用文書作成装置および記入用文書
JP5867790B2 (ja) 画像処理装置
CN101277358B (zh) 用于图像处理的装置和方法
JP4232689B2 (ja) 情報埋め込み方法および情報抽出方法
JP2006309622A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび記録媒体
JP2008244545A (ja) 画像処理装置
US20110157658A1 (en) Imaging processing apparatus, method for controlling the same, and program
JP5009414B2 (ja) 地紋重畳装置、および地紋重畳方法
JP4922151B2 (ja) 帳票読取システム、帳票読取方法、およびプログラム
JP5434273B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP2005252382A (ja) 改ざん検証データ入り文書およびその画像、文書出力装置およびその方法、ならびに文書入力装置およびその方法
JP2007110196A (ja) 情報処理システム,地紋重畳装置,回答抽出装置,地紋重畳方法,回答抽出方法
JP2010103862A (ja) 文書処理装置および文書処理方法
JP2005260483A (ja) 電子透かし埋め込み装置,電子透かし検出装置,電子透かし埋め込み方法,および電子透かし検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070724

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071030

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071101

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101109

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101109

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101109

Year of fee payment: 3

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101109

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101109

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101109

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121109

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121109

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131109

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees