JP5009414B2 - 地紋重畳装置、および地紋重畳方法 - Google Patents

地紋重畳装置、および地紋重畳方法 Download PDF

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Description

本発明は、地紋重畳装置、および地紋重畳方法に関する。
従来、アンケート調査票や答案用紙の書面に記入された内容を電子データ化するためには、上記記入された内容を参照してコンピュータにキーボード入力するか、OMR(:OPTICAL MARK RECOGNITION)あるいはOCR(:OPTICALCHARACTER RECOGNITION)を利用した装置やシステムを利用する必要があった。
しかし、キーボード入力を行う方法では入力ミスの可能性があり、OMRを利用する場合はそれに用いるマークシート用紙のコストが高くなる。また、OCRを利用する場合は、認識対象の文字位置および各設問に対する処理方法を表すフォーマット情報をあらかじめOCR装置に保存しておく必要があった。
上記問題に対して、あらかじめ上記フォーマット情報を透かし情報としてアンケート調査票や答案用紙に埋め込む技術が開示されており、これによって上記OCR装置に上記フォーマット情報を保存する必要はなくなった(例えば、特許文献1を参照)。
特開2003−72193号公報
しかし、上記技術では、チェックボックス欄の中においても透かし情報が重畳されてしまうため、帳票のチェックボックスに対するチェックの有無等の回答検出処理を高精度に行うことができなかった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、帳票のチェックボックスに対するチェックの有無等の回答検出処理をより高精度に行うことが可能な、新規かつ改良された地紋重畳装置および地紋重畳方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、回答欄を有する帳票に地紋パターンを重畳する地紋重畳装置であって、少なくとも前記回答欄の座標の情報を有するマスク情報を取得し、当該マスク情報に基づいて、地紋パターンを帳票の回答欄を除いた部分に重畳する重畳部を備える、地紋重畳装置が提供される。
また、前記重畳部は、前記帳票の回答欄の位置情報の地紋パターンを前記帳票に重畳する位置情報重畳部と、前記マスク情報に基づき、前記位置情報重畳部により前記位置情報の地紋パターンが重畳された帳票の中で前記回答欄を除いた部分に、前記帳票を一意に特定可能な特定情報の地紋パターンを重畳する特定情報重畳部と、を含んでいてもよい。
また、前記位置情報重畳部は、第1の解像度を有する前記位置情報の地紋パターンを前記帳票に重畳し、前記特定情報重畳部は、前記第1の解像度よりも粗い第2の解像度を有する前記特定情報の地紋パターンを重畳する、ように構成されていてもよい。
また、前記重畳部は、前記帳票の全体に前記地紋パターンを重畳した上で、当該地紋パターンの中で前記回答欄に重畳された部分を消去するように構成されていてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、回答欄を有する帳票に地紋パターンを重畳するための地紋重畳方法であって、少なくとも前記回答欄の座標の情報を有するマスク情報が取得される取得ステップと、前記マスク情報取得ステップで取得されたマスク情報に基づいて、地紋パターンが帳票の回答欄を除いた部分に重畳される重畳ステップと、を含む、地紋重畳方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、上記の地紋重畳装置が有する機能をコンピュータに実現させるためのプログラムが提供されうる。
以上説明したように本発明によれば、帳票のチェックボックスに対するチェックの有無等の回答検出処理をより高精度に行うことが可能になる。
本発明の第1実施形態にかかる情報処理システムの構成を示す説明図である。 同実施形態にかかる地紋重畳装置における地紋パターンの重畳の流れを説明した説明図である。 同実施形態にかかる原稿画像の例を示す説明図である。 同実施形態にかかる原稿画像に上記位置情報の地紋パターンが重畳された画像を示す説明図である。 同実施形態にかかる位置情報および特定情報重畳済み画像を示す説明図である。 回答抽出装置における地紋パターンの読み取りの流れを説明した説明図である。 同実施形態にかかる地紋重畳装置における動作について説明したフローチャートである。 同実施形態にかかる回答抽出装置における動作について説明したフローチャートである。 本発明の第2実施形態にかかる情報処理システムの構成を示す説明図である。 同実施形態にかかる回答抽出装置における動作について説明したフローチャートである。 本発明の第3実施形態にかかる地紋重畳装置における地紋パターンの重畳の流れを説明した説明図である。 同実施形態にかかる位置情報および特定情報重畳済み画像の例を示す説明図である。 同実施形態にかかる地紋重畳装置における動作について説明したフローチャートである。 同実施形態にかかる帳票のチェックボックスおよびその周辺を抜いて重畳される方法を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態にかかる地紋重畳装置および回答抽出装置について説明する。本実施形態では、複数の人にアンケートを送付し回収する場合に、各回答欄に対するチェックの有無の確認に加えて、回答したユーザの特定を行う。ただし、複数の人に送付するものはアンケートに限らず、紙への入力を自動的に集計するものであれば、例えば、申し込み書なども適用可能である。また、上記アンケート等は印刷を行わず、インターネット等を介して電子画像ファイルの状態で送付し回収してもよい。
本発明の第1実施形態にかかる情報処理システムの構成を図1に示す。上記情報処理システムは地紋重畳装置100と回答抽出装置130とから構成される。上記地紋重畳装置100において、位置変換部106では帳票の回答欄の位置等を示す位置情報102が地紋パターンに変換され、位置情報重畳部108では上記位置情報の地紋パターンが上記帳票に重畳される。さらに、特定変換部110では帳票を一意に特定可能な特定情報104が、上記位置情報の地紋パターンよりもエラーに対する耐性が強い地紋パターンに変換され、特定情報重畳部112では上記特定情報の地紋パターンが、前記位置情報が重畳された帳票にさらに重畳される。上記エラーに対する耐性が強い地紋パターンとは、上記位置情報の地紋パターンより粗い解像度の地紋パターンであってもよい。そして帳票出力部114では上記重畳された帳票は印刷文書(紙)116などとして出力される。
出力された帳票にユーザが回答した後、上記回答抽出装置において、帳票読み取り部132では上記印刷文書(紙)から画像イメージが読み取られ、回答抽出部134では上記画像イメージから上記位置情報が抽出され、上記位置情報を用いてユーザの回答が抽出される。さらに、帳票再読み取り部136では上記帳票読み取り部よりエラーに対する耐性が強い読み取り方法で、再度、上記帳票から画像イメージが読み取られる。帳票対応部138では上記画像イメージから上記特定情報が抽出され、上記ユーザの回答と対応付けられ、データベースや記録媒体などに保存される。上記エラーに対する耐性が強い読み取り方法とは、解像度を、上記帳票読み取り部より低く設定し直し、再度、上記帳票を読み取る方法であってもよい。
上記位置情報は、帳票の種類ごとに固定の情報であり、帳票の回答欄に属しているチェックボックス番号や座標位置を示す情報である。また、上記位置情報には回答ルール、例えば、性別を問うチェックボックスがあった場合、第1チェックボックスへのチェック記入が検出された場合には「男」が選択され、第2チェックボックスへのチェック記入が検出された場合には「女」が選択されたと判断するルール、が含まれるとしてもよい。また、上記特定情報、は可変の情報であり、帳票に対するユーザを示す情報としてもよいし、帳票を一意に特定する帳票ID等の情報としてもよい。
図2は、上記地紋重畳装置における地紋パターンの重畳の流れを説明した説明図である。
最初に、アンケートの原稿である原稿画像150が上記地紋重畳装置に入力される。上記原稿画像は、スキャナなどにより読み取られるとしてもよいし、メモリ媒体、ハードディスクまたは外部媒体などに保存されるとしてもよい。上記原稿画像の例を図3に示す。次に、位置情報102、例えば、上記アンケートの各設問に属しているチェックボックスの番号および座標、上記チェックボックスへのチェックに応じてユーザの回答を判断する設問ルールなど、を地紋パターンに変換したものが上記原稿画像に重畳されて位置情報重畳済み画像152が生成される。上記原稿画像に上記位置情報の地紋パターンが重畳された画像を図4に示す。最後に、上記特定情報104、例えば、上記アンケートの回答ユーザを特定する記入者ID、アンケートが出力されるたびに更新されるシートIDなど、を地紋パターンに変換した画像は、解像度が変換され、上記位置情報重畳済み画像152に重畳されて位置情報および特定情報重畳済み画像154が生成される。上記位置情報および特定情報重畳済み画像の例を図5に示す。
上記特定情報は、上記位置情報よりもエラーに対する耐性が強化されている地紋パターンに変換されてもよい。上記エラーに対する耐性が強化されているとは、エラー訂正能力が高い誤り訂正符号、例えば、ECC(ERROR CORRECTING CODE)で符号化されていることである。上記エラー訂正能力と、上記原稿画像に重畳できる地紋パターンの情報量はトレードオフの関係にある。上記アンケートの位置情報は比較的大きなサイズなため、あまりエラー訂正能力を高くすると、上記原稿画像に対して、上記位置情報の地紋パターンを重畳できるサイズが減少する。それに対して、上記特定情報の地紋パターンは、比較的小さいサイズの情報量なので、エラー訂正能力を高く設定しても、上記原稿画像に対して、上記特定情報の地紋パターンを重畳できるサイズに影響はない。
上記地紋重畳装置で、上記原稿画像に重畳される上記位置情報および特定情報の地紋パターンの解像度を異なる値にすることによって、互いの情報が打ち消しあうことなく、上記回答抽出装置で読み取り対象となる画像の解像度を変化させることで、上記位置情報および特定情報を各々抽出することができる。
これは、1つの画像に異なる解像度の地紋パターンが重畳されたとしても、上記地紋パターンを構成する個々のドットパターンの大きさが異なるため、例えば、パターンマッチングで上記ドットパターンの抽出を行う場合には、それぞれの解像度で抽出すべき大きさのドットパターンのみを、抽出すれば良く、上記異なる解像度の地紋パターンをそれぞれ抽出することができるからである。
また、特願2002−177086号にあるように、上記ドットパターンとは、所定の方向に所定の間隔でドットが配置され、上記ドットの輝度値を振幅とし、上記所定の方向と垂直な方向を伝播するものである。そして、上記ドットの方向および/または間隔を変化させたドットパターンを複数用意し、上記ドットパターンを組み合わせて、配置することにより、特定の機密を示す機密情報を与える方法を用いた場合に、同じドットパターンを異なる解像度で重畳しても、各々のドットパターンを表現するドットの間隔が、解像度によって異なるため、異なる解像度で重畳された地紋パターンを、容易に区別し抽出することができる。
上記特定情報の地紋パターンの解像度を示す解像度情報は、上記位置情報に含められるとしてもよい。上記位置情報に上記特定情報の地紋パターンの解像度を示す解像度情報が含まれていた場合、上記回答抽出装置の帳票再読み取り部では、既知の特定情報の解像度情報ではなく、上記位置情報に含まれていた解像度情報に応じて、解像度を設定し直し、再度、上記帳票を読み取る。
また、上記位置情報の地紋パターンの解像度を示す解像度情報は、上記特定情報に含められるとしてもよい。上記特定情報に上記位置情報の地紋パターンの解像度を示す解像度情報が含まれていた場合、上記回答抽出装置の帳票対応部で抽出された上記位置情報の解像度と、上記回答抽出装置の帳票読み取り部で設定された解像度を比較することによって、上記帳票読み取り部で設定された解像度の妥当性を判断することができる。
図6は、上記回答抽出装置における地紋パターンの読み取りの流れを説明した説明図である。
最初に、上記地紋重畳装置で出力された印刷文書(紙)116はユーザから回収された後、回答抽出装置130に入力される。次に、上記印刷文書(紙)は上記帳票読み取り部で読み取られ、上記位置情報を示す位置情報読み取り結果202が抽出される。さらに、上記帳票読み取り部の解像度を変更して読み取られた上記印刷文書(紙)の画像イメージにより変換画像204が作成される。最後に、上記変換画像から上記地紋重畳装置で埋め込まれた特定情報を示す特定情報読み取り結果206が抽出される。
(動作)
図7は、上記地紋重畳装置における動作について説明したフローチャートである。
最初に、アンケートの原稿である原稿画像が外部から入力される(S100)。次に、帳票の回答欄の位置等を示す位置情報が位置変換部に入力される(S102)。次に上記位置情報は、上記位置変換部で地紋パターンに変換されて、位置情報重畳部で上記原稿画像に重畳される(S104)。次に、帳票を一意に特定可能な特定情報が特定変換部に入力される(S106)。最後に、上記特定情報は上記位置情報よりエラーに対する耐性が強い地紋パターンに変換されて、上記位置情報重畳部で重畳された画像にさらに重畳される(S108)。上記特定情報の地紋パターンは、例えば、上記位置情報の地紋パターンの1/2の解像度で重畳される。これは、例えば、上記位置情報を600dpiの解像度で重畳した後、上記特定情報を300dpiの解像度で重畳することである。なお、上記位置情報および特定情報の各解像度は上記地紋重畳装置で固定値としてもよい。
上記動作によって、各帳票にはユーザに割り振られている上記特定情報が外観から視認できないように記録される。また、回収されたアンケート用紙に汚れやしわなどが発生し、上記位置情報を抽出できない場合でも、少なくとも上記特定情報を抽出することが可能となる。つまり上記アンケートのユーザを特定することができる。従って、上記アンケートのユーザさえ特定することができれば、上記回答抽出装置において回答を抽出しきれなかったアンケート用紙を目視で判定し、その回答データをユーザに対応付けることが可能となる。
図8は、回答抽出装置における動作について説明したフローチャートである。最初に、地紋重畳装置から出力された上記印刷文書(紙)が、例えばスキャナなどのデバイスによって、帳票読み取り部で上記入力画像として読み取られる(S152)。次に、回答抽出部で、S152で読み取られた画像から、回答欄の位置情報を示す位置情報が抽出され、上記位置情報を用いてユーザの回答が抽出される(S154)。次に、帳票再読み取り部で、上記入力画像を読み取る解像度の設定を変更する(S156)。例えば、上記地紋重畳装置において、上記特定情報の地紋パターンが上記位置情報の地紋パターンの1/2の解像度で重畳された場合、上記入力画像は1/2に縮小される(面積は1/4)。さらに、上記帳票再読み取り部で、S156において設定された解像度で、上記入力画像が、再度、読み取られる(S158)。次に、帳票対応部で、S158において読み取られた画像から特定情報が抽出される(S160)。最後に、上記帳票対応部で、上記特定情報は上記ユーザの回答と対応付けられて、集計用データベースに出力される(S162)。なお、上記回答抽出装置において、特定情報の抽出を行ってから、位置情報の抽出を行ってもよい。
(効果)
第1の実施形態によれば、アンケートに対して、上記アンケートを一意に特定するユーザ等の特定情報を割り振ることができる。また、上記アンケートに汚れやしわが発生したとしても、少なくとも上記ユーザを示す特定情報は抽出できる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態にかかる地紋重畳装置および回答抽出装置について説明する。以下、第1の実施形態との差異部分を中心に説明する。
本発明の第2の実施形態にかかる情報処理システムの構成を図9に示す。第1の実施形態と異なる構成要素は、回答検出装置330の帳票縮小部336である。上記帳票縮小部では、帳票読み取り部132で読み取られた印刷文書(紙)116の画像が所定の縮小比率で縮小される。上記縮小比率は、地紋重畳装置100で原稿画像に対して重畳された位置情報102および特定情報104それぞれの地紋パターンの解像度の比率で示される(上記縮小比率=上記位置情報の地紋パターンの解像度/上記特定情報の地紋パターンの解像度)。
上記縮小比率を示す縮小情報は、上記回答抽出装置の回答抽出部134で読み取られる上記位置情報に含められ、上記帳票縮小部では上記縮小情報を用いて上記印刷文書(紙)の画像が縮小されてもよい。また、上記縮小比率は、上記回答抽出装置で固定値としてもよいし、あらかじめメモリ媒体、ハードディスクまたは外部媒体などに保存されるとしてもよい。また、上記回答検出装置の入力画像縮小工程前に、アンケート作成者が上記縮小情報をキーボード入力してもよい。
(動作)
図10は、上記回答抽出装置における動作について説明したフローチャートである。
最初に、地紋重畳装置から出力された上記印刷文書(紙)が、例えばスキャナなどのデバイスによって、帳票読み取り部で上記入力画像として読み取られる(S202)。次に、回答抽出部で、S202で読み取られた画像から、回答欄の位置情報を示す位置情報が抽出され、上記位置情報を用いてユーザの回答が抽出される(S204)。次に、S202において読み取られた入力画像は、上記帳票縮小部で所定の縮小比率に応じて縮小される(S206)。次に、S206において縮小された画像から帳票を一意に特定可能な特定情報が抽出される(S208)。最後に、帳票対応部で、上記特定情報は上記ユーザの回答と対応付けられて、集計用データベースに出力される(S210)。
(効果)
第2の実施形態によれば、帳票を再読み取りすることなく、少なくとも上記帳票に重畳された特定情報を抽出することができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態にかかる地紋重畳装置および回答抽出装置について説明する。以下、第1の実施形態との差異部分を中心に説明する。
本実施形態にかかる情報処理システムの構成は第1の実施形態と同一である(図1を参照)。図11は、地紋重畳装置100における地紋パターンの重畳の流れを説明した説明図である。
最初に、アンケートの原稿である原稿画像150が上記地紋重畳装置に入力される。次に、位置情報102、例えば、上記アンケートの各設問に属しているチェックボックスの番号および座標、上記チェックボックスへのチェックに応じてユーザの回答を判断する設問ルールなど、を地紋パターンに変換したものが上記原稿画像に重畳されて位置情報重畳済み画像152が生成される。第1の実施形態では使用されていないマスク情報358は、上記位置情報に含まれるチェックボックスの、座標およびサイズの情報であり、上記位置情報と同様に固定の情報である。上記特定情報重畳部で位置情報重畳済み画像に特定情報104、例えば、上記アンケートの回答ユーザを特定する記入者ID、アンケートが印刷されるたびに更新されるシートIDなど、が重畳される際に、上記マスク情報を参照して、帳票のチェックボックスおよびその周辺を抜いて上記特定情報は重畳されて位置情報および特定情報重畳済み画像154が生成される。第3の実施形態にかかる上記位置情報および特定情報重畳済み画像の例を図12に示す。
また、位置情報重畳部で原稿画像150に位置情報102が重畳される際に、上記マスク情報を参照して、帳票のチェックボックスおよびその周辺を抜いて上記位置情報は重畳されるとしてもよい。
(動作)
図13は、上記地紋重畳装置における動作について説明したフローチャートである。
最初に、アンケートの原稿である原稿画像が入力される(S250)。次に、帳票の回答欄の位置等を示す位置情報が位置変換部に入力される(S252)。次に上記位置情報は、上記位置変換部で地紋パターンに変換されて、位置情報重畳部で上記原稿画像に重畳される(S254)。S254において原稿画像に対して位置情報が重畳された後、上記位置情報から生成されたマスク情報は特定情報重畳部に内部メモリを介して入力される(S256)。S258において入力された特定情報は、位置情報重畳済み画像に対して、上記マスク情報を参照してチェックボックスおよびその周辺を抜いて重畳される(S260)。
また、マスク情報入力工程(S256)を位置情報入力工程(S252)の直後に行うことによって、位置情報重畳工程(S254)で重畳される位置情報の地紋パターンから、チェックボックスおよびその周辺を抜き、その地紋パターンを重畳することができる。こうしてチェックボックスおよびその周辺に地紋パターンが重畳されることなく帳票が生成される。
帳票のチェックボックスおよびその周辺を抜いて重畳される方法を図14に示す。最初に、位置情報重畳部で、帳票全体に対して上記位置情報の地紋パターンが重畳される((a))。次に、上記位置情報から生成された上記マスク情報を参照し、チェックボックスおよびその周辺の地紋パターンは消去される((b))。この際、チェックボックスを示す枠線も消去される。最後に、特定情報重畳部で、上記マスク情報を参照して、(b)において消去されたチェックボックスの枠線は再描画される((c))。上記方法により、本来チェックボックス周辺に重畳されるべき地紋パターンが消去されるが、その他の部分から地紋パターンを補うことにより上記位置情報および上記特定情報は抽出される。
また、上記特定情報重畳部で、上記マスク情報を参照して直接チェックボックスおよびその周辺を抜くように上記特定情報は重畳されるとしてもよい。
(効果)
帳票のチェックボックスおよびその周辺を抜いて、特定情報の地紋パターンが上記帳票に重畳されるため、帳票のチェックボックスに対するチェックの有無等の、回答検出処理を第1の実施形態より高精度に行うことができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、地紋重畳装置に入力される位置情報は、あらかじめメモリ媒体、ハードディスクまたは外部媒体などに保存されるとしてもよい。また、アンケートの原稿である原稿画像が上記地紋重畳装置に入力された後、アンケート作成者が上記原稿画像を参照しながら上記位置情報をキーボード入力してもよい。
例えば、地紋重畳装置に入力される特定情報は、あらかじめメモリ媒体、ハードディスクまたは外部媒体などに保存されるとしてもよい。また、アンケートの原稿である原稿画像に位置情報が重畳された後、アンケート作成者が上記特定情報を上記アンケート単位にキーボード入力してもよい。
例えば、地紋重畳装置における地紋パターンの重畳の流れにおいて、まず、アンケートを配布する人数分の原稿画像に位置情報を重畳し、その後で、特定情報をアンケート単位に更新しながら、位置情報重畳済み画像に対して重畳する処理を、配布する人数分繰り返してもよい。
例えば、回答検出装置の帳票対応部において、特定情報はユーザの回答と対応付けられて、メモリ媒体、ハードディスクまたは外部媒体などに出力されるとしてもよい。
100 地紋重畳装置
102 位置情報
104 特定情報
106 位置変換部
108 位置情報重畳部
110 特定変換部
112 特定情報重畳部
114 帳票出力部
130、330 回答抽出装置
132 帳票読み取り部
134 回答抽出部
136 帳票再読み取り部
138 帳票対応部
336 帳票縮小部

Claims (8)

  1. 回答欄を有する帳票に地紋パターンを重畳する地紋重畳装置であって、
    前記回答欄の座標を示す位置情報を取得し、当該位置情報に基づいてマスク情報を生成し、当該マスク情報に基づいて、地紋パターンを帳票の回答欄を除いた部分に重畳する重畳部を備える
    ことを特徴とする、地紋重畳装置。
  2. 前記重畳部は、
    前記帳票の回答欄の位置情報の地紋パターンを前記帳票に重畳する位置情報重畳部と、
    前記マスク情報に基づき、前記位置情報重畳部により前記位置情報の地紋パターンが重畳された帳票の中で前記回答欄を除いた部分に、前記帳票を一意に特定可能な特定情報の地紋パターンを重畳する特定情報重畳部と、
    を含む
    ことを特徴とする、請求項1に記載の地紋重畳装置。
  3. 前記位置情報重畳部は、第1の解像度を有する前記位置情報の地紋パターンを前記帳票に重畳し、
    前記特定情報重畳部は、前記第1の解像度よりも粗い第2の解像度を有する前記特定情報の地紋パターンを重畳する
    ことを特徴とする、請求項2に記載の地紋重畳装置。
  4. 前記重畳部は、前記帳票の全体に前記地紋パターンを重畳した上で、当該地紋パターンの中で前記回答欄に重畳された部分を消去する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の地紋重畳装置。
  5. 前記重畳部は、前記地紋パターンを前記帳票の回答欄と当該回答欄の周辺領域とを除いた部分に重畳する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の地紋重畳装置。
  6. 前記回答欄と前記地紋パターンが重畳される領域とが同一ページ上にある、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の地紋重畳装置。
  7. 前記重畳部は、前記帳票全体に対して前記位置情報の地紋パターンを重畳し、当該位置情報から生成された前記マスク情報に基づいて前記帳票の回答欄と当該回答欄の周辺領域とに重畳された地紋パターンを消去し、当該地紋パターンの消去に伴って消去された前記回答欄の枠線を再描画する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の地紋重畳装置。
  8. 回答欄を有する帳票に地紋パターンを重畳するための地紋重畳方法であって、
    前記回答欄の座標を示す位置情報が取得され、当該位置情報に基づいてマスク情報が生成され、前記マスク情報に基づいて、地紋パターンが帳票の回答欄を除いた部分に重畳されステップ含む
    ことを特徴とする、地紋重畳方法。
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