JP4036998B2 - シート仕分け装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷機や複写機等の画像形成装置に付設して設けられ又は一体に形成されるシート仕分け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のシート仕分け装置では、印刷機等の画像形成装置から排出される画像形成済みのシートを、搬送経路の下流に設けられた単一のシート排出手段によりビンユニットの複数のビンに分配し、適宜、綴じ処理等の処理(穴開けの概念を含む。以下同じ。)を行うようになっている。ビンユニットは、複数のトレイを上下方向に重ね合わせ状態に設けることにより構成され、トレイの数だけのビン(トレイを底面とするシート収容空間)が形成される。
ビンユニットの上記積層構成により、複数のシートを各ビンに分配するためには、画像形成装置からのシートの排出毎にシート排出手段とビンユニットの指定ビンとを対応させる必要がある。その対応方式としては、大別して、シート排出手段を位置固定してビンユニットを上下方向に移動させるビン移動方式と、ビンユニットを位置固定してシート排出手段を上下方向に移動させるデフレクタ移動方式とがある。
【0003】
従来のデフレクタ移動方式の一例について、図21に基づいて概略的に説明する。
例えば画像形成装置としての孔版印刷機800から、ファンの吸引力でベルト上に密着させて搬送する吸着方式の搬送手段802によって排出された画像形成済みのシート(印刷用紙、転写紙、記録紙等の概念を含む。以下、同じ。)804は、装置本体下部に設けられた同様の吸着方式の水平搬送手段806,808で略水平に搬送され、偏向部材810で向きを略垂直方向に変えられ、同様の吸着方式の垂直搬送手段812で搬送される。
ビンユニット814の各トレイ816は、そのシート進入方向(シート搬送方向と同義で、矢印F方向。以下、同じ。)の先端部816aが装置本体に支持されており、後端部816bは装置本体の両側に形成された縦孔818に上下方向に移動自在に設けられた軸部材820に固定されている。各トレイ816の後端部816bには、図示しないヒンジ構成を介して開閉される後端揃え面822が設けられている。
【0004】
縦孔818の外方には、図示しない縦軸を上下方向に移動するとともに回転駆動されるビン開閉カム824が設けられている。ビン開閉カム824の外周面には螺旋溝824aが形成されており、この螺旋溝824aに軸部材820の小径部820aが係合されている。ビン開閉カム824が回転すると一つのトレイ816の後端部が例えば下方向に移動し、指定されたビン(ここではBn)のシート進入口が拡大される。ビンBnはシート進入口側が下がった傾斜状態となり、シート804の自重による後端揃えが得られ易い状態となる。
ビン開閉カム824の動作に伴って、上下方向に移動可能な偏向爪(デフレクタ)826が指定されたビンBnの位置に対応し、垂直搬送手段812の搬送ベルト828間に爪先が入り込むように回動される。垂直搬送手段812により搬送されてきたシート804は、偏向爪826により先端を掬い上げられて偏向され、シート進入口が拡大されたビンBnへ進入する。ビン開閉カム824と偏向爪826等によってシート排出手段が構成されている。
【0005】
各ビンへの所定枚数の分配が終了すると、図示しない整合手段により各ビン内に積載されたシート804のバラツキが修正される。シート804の整合動作が完了すると、ビン毎にシート処理手段としてのステイプラー830による綴じ処理がなされる。
この場合、ステイプラー830と一体に昇降するグリップ手段832によりシート804の束の側部がグリップされ、1番目のビン(最下ビン)で例示するように、後端揃え面822が二点鎖線で示す開放された状態で、グリップ手段832の移動によりステイプラー830側へ、すなわち、シート進入方向と反対方向(矢印AF方向)へ移動させられ、綴じ処理される。グリップ手段832は、シート804のサイズに拘らず同じ位置でグリップするようになっている。
ステイプラー830は、シート804が進入するビンの傾斜状態に対応して、すなわち、シート804の束を移動し易いように、ビンのシート進入口側に設けられている。
【0006】
特公平7−68003号公報には、ビン移動方式の構成が開示されているが、上記技術と同様に、シート進入方向後端側を綴じ処理するようにステイプラーユニットが設けられている。ステイプラーユニットはビンユニットの移動時には回動して退避するように構成されている。
このように、従来においては、シートの搬送、ビンへのシート排出等に係る構成上の違いはあるものの、ビンの傾斜に係るシート束の移動のし易さを重視して、シート進入方向後端側を綴じ処理するようにステイプラーを設ける、という構成は共通となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、図22に示すように、上記孔版印刷機800等の画像形成装置では、装置上部に原稿画像読取手段834が備えられているとともに、自動原稿送り装置(ADF)836が備えられている。
そして、自動原稿送り装置836を使用する場合でも、オペレータが原稿画像読取手段834の上面に位置する図示しないコンタクトガラス上に直接原稿を置くマニュアル方式(圧板方式)の場合でも、画像形成済みのシート804は、画像面を上にして排出される、いわゆるフェイスアップ排紙方式となっているのがほとんどである。
【0008】
また、ADF、圧板のいずれを使用する場合においても原稿のセット基準位置が設けられており、一般にオペレータが原稿の頭部をセット基準位置に合わせることにより、排出されるシート804の画像面の頭部は排出方向先端側に位置するのがほとんどである。ADFにおける原稿のセット基準位置はシート吸い込み口側であり、圧板使用における原稿のセット基準位置は、コンタクトガラスの一端側に矢印等で表示されている。
孔版印刷機では、いわゆるファーストプリントの時間を短縮するために、原稿画像読取手段834のキャリッジが、原稿Dの送り方向先端部がコンタクトガラス上の読み取り可能位置に達すると同時に読み取るように設定(固定)される場合もあるが、この場合でもシート804の排出状態(画像の位置関係)は上記と同様である。
【0009】
フェイスアップ排紙されたシート804は、孔版印刷機に付設されるシート仕分け装置では、上述のように反転され、画像面を下にしたいわゆるフェイスダウン方式でビンに排出される。これは、シート804が偏向爪826や指定ビンの上面に位置するトレイ816に接触するため、インキが乾燥してしない状態ではフェイスアップ方式の場合、画像汚れが発生するからである。このフェイスダウン方式によるビンへの排出は、高速印刷においては特に有意義となる。
このようにシート804は画像面を下にしてビンに排出されるので、一般的な頁順送り方式のADFに複数の原稿をセットする場合には、画像面を上にし、且つ、先頭ページを上にしてセットすることになる。
【0010】
ところで、上述のように、ほとんどの画像形成装置においては、原稿をその頭部をセット基準位置に合わせてセットした場合、排出されるシートの画像面の頭部はシート搬送方向先端側に位置するため、ビンに収容された状態でも画像面の頭部はシート進入方向先端側となる。従って、ステイプラーがビンのシート進入口側に位置する従来構成では、そのまま綴じ処理がなされた場合、綴じ位置は印刷物の下側余白の部位となって使用に耐え得ないこととなる。仮に、シート804が画像形成装置からフェイスダウン排紙された場合でも、上記綴じ位置の不具合は発生する。
このため、従来においては、画像面の頭部側をステイプラー側に位置させるべく、原稿をセット基準位置に対して反対向きになるようにセットするようにしていた。
しかしながら、上述のように原稿の頭部を基準位置に合わせてセットする習慣が身についている今日では、これと逆の行為をすることは原稿のセット間違いを生じ易く、オペレータに余計な注意を強いることにもなり、装置の使用性を低下させていた。
【0011】
また、図21で示したように、用紙804は垂直搬送手段812の搬送力により指定されたビンへ進入するのであるが、ステイプラー830の存在によって垂直搬送手段812とビンのシート進入口との間隔、換言すれば用紙の飛翔距離Lが大きすぎるという問題があった。すなわち、A4以下のサイズの小さい用紙や薄紙等の腰の弱い用紙では垂直搬送手段812の搬送力が十分に得られずに失速し、ビンまで届かずにジャムになることがあった。
また、ビンに積載された用紙804の整合動作が完了してから後端揃え面822を開放する動作が必要であるため、後端揃え面82の開閉機構を設けなければならないトレイ構成上の複雑化に加え、ステイプラー830による処理までの時間の多さが問題となっていた。
【0012】
本発明は、原稿のセット間違いを低減できるシート仕分け装置の提供を、その主な目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、画像形成装置における原稿セットの習慣性を維持できる構成とすることとした。
具体的には、請求項1記載の発明では、画像形成装置から受け取った画像形成済みのシートを収容するビンが複数重ね合わせ状態に設けられたビンユニットと、上記ビンに収容されたシート又はシート束の側部をグリップして移動させるグリップ手段と、このグリップ手段によって移動されたシート又はシート束に綴じ処理等の処理を行うシート処理手段を有するシート仕分け装置において、上記シート処理手段が、上記ビンのシート進入口側と反対側に設けられ、上記シート進入方向及びその反対方向に移動可能であり上記ビン内におけるシートの進入方向の移動を制限するエンドフェンスを有し、このエンドフェンスは上記グリップ手段によるシート又はシート束の移動を妨げない位置に退避可能に設けられている、という構成を採っている。
【0014】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の構成において、シートがその画像面を下にして上記ビンに収容される、という構成を採っている。
【0015】
請求項3記載の発明では、請求項1又は2記載の構成において、上記グリップ手段によるグリップ動作の前に、シートのサイズ情報に基づいて上記グリップ手段をそのシート又はシート束の側部の略中央部をグリップ可能な位置に移動させる制御手段を有する、という構成を採っている。
【0016】
請求項4記載の発明では、請求項1,2又は3記載の構成において、上記シート処理手段がシート進入方向と略直角なシート幅方向に移動可能に設けられ、上記シート幅方向における上記シート処理手段の処理位置を設定する処理位置設定手段を有する、という構成を採っている。
【0017】
請求項5記載の発明では、請求項4記載の構成において、上記処理位置設定手段が、シートと上記処理位置の関係をイメージ表示する表示画面を有している、という構成を採っている。
【0018】
請求項6記載の発明では、請求項4又は5記載の構成において、上記シート処理手段とグリップ手段が上記ビンユニットに沿って昇降可能に設けられ、且つ、これらの昇降が一つの駆動源によってなされる、という構成を採っている。
【0019】
請求項7記載の発明では、請求項1,2,3,4,5又は6記載の構成において、上記エンドフェンスが、上記ビン内におけるシート又はシート束のシート進入方向の収容姿勢のずれを修正する縦方向整合手段としての機能を有する、という構成を採っている。
【0020】
請求項8記載の発明では、請求項1,2,3,4,5,6又は7記載のシート仕分け装置において、シートの上記側部に当接して上記ビン内におけるシート又はシート束の収容姿勢のずれを修正する横方向整合手段を有する、という構成を採っている。
【0022】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
まず、図1に基づいて本発明の一実施例に係るシート仕分け装置の全体構成を概略的に説明する。
本実施例におけるシート仕分け装置2は、画像形成装置としての孔版印刷機4に付設されている。孔版印刷機4は、例えば特開平7−309520号公報に開示される公知の印刷構成を有するもので、ここではその構成及び説明を省略する。
【0023】
シート仕分け装置2は、下部フレーム6と上部フレーム8とから全体の枠組みが構成されており、下部フレーム6には、孔版印刷機4から搬送手段4aによって排出される画像形成済みのシートSを受け取る搬送手段10と、水平搬送手段12と、偏向部材14と、非仕分けモード時に使用される、昇降可能で大量排紙可能な排紙トレイ手段16等が備えられている。搬送手段10は、水平搬送手段12と排紙トレイ手段16とへ選択的にシートSを案内する搬送路切り換え機能を有している(後述)。シート仕分け装置2の各動作は、制御手段102によって制御される。
【0024】
上部フレーム8には、複数のトレイ18が上下方向に重ね合わせ状態に設けられて形成されたビンユニット20(本実施例ではビン数20)と、偏向部材14により搬送方向を切り換えられたシートSを略垂直方向に搬送する垂直搬送手段22と、この垂直搬送手段22によって搬送されてくるシートSを指定されたビンへ排出するシート排出手段24と、後述する整合手段で整合されたシート束をグリップしてシート搬送方向に移動させるグリップ手段26と、グリップ手段26により移動させられたシート束に綴じ処理を行うシート処理手段としてのステイプラー28等が備えられている。
【0025】
シート排出手段24は、指定されたビンのシート進入口を拡大するビン開閉カム30と、ビン開閉カム30を回転駆動するカム駆動手段(後述)と、垂直搬送手段22の搬送面からシートSを掬い上げて拡開されたビンへ導く偏向爪32と、この偏向爪32を駆動する偏向爪切り換え手段(後述)等を有しており、上下方向に昇降可能に設けられている。
孔版印刷機4の搬送手段4a、搬送手段10、水平搬送手段12、垂直搬送手段22はいずれも、ファンの吸引力でシートSを搬送ベルト上に密着させて搬送する吸着搬送構成を有している。これらの構成についても後で詳細に説明する。
【0026】
図2に示すように、ビンの底面を形成するトレイ18は、シート進入方向後端に固定された非開放型の後端揃え面18aを一体に有しており、シート積載面18bには、積載されたシートSをシート進入方向と略直交するシート幅方向から押圧してバラツキを修正する横方向整合手段34の移動用穴18c,18dと、主にシート進入方向の移動を制限するエンドフェンス36の移動用穴18eが形成されている。移動用穴18eは、シートSのサイズに応じて移動する場合又は縦方向の整合を行う場合の縦移動用穴18fと、この縦移動用穴18fに連設され、グリップ手段26でシート束を移動させるときにエンドフェンス36が退避する退避用穴18gとからなる略L字形に形成されている。
図2では図示しないが、各トレイ18の後端部両側には、ビン開閉カム30の螺旋状のカム溝30aに係合する軸部材としてのトラニオン38(図1)が固定されている。トレイ18の先端部は、図1に示すように、上部フレーム8に固定された支持片40に湾曲凸部18hを介して点接触又は線接触状態に支持されており、ビン開閉時における摩擦が小さいヒンジ機能が得られるようになっている。
【0027】
次に、図2に基づいて、グリップ手段26とステイプラー28をビンユニット20の任意のビンBに対応させるべく同時昇降させる昇降機構及びこれを駆動する駆動源等について説明する。なお、以下に示す軸やプーリ等は上部フレーム8に適宜に支持されており、これについての説明は省略する。
ビンユニット20の3隅に対応して3つの垂直ベルト42,44,46が配置されている。ビンBのシート進入方向後端側の一方に位置する垂直ベルト42は、プーリ48,50間に掛け渡されており、シート進入方向先端側の一方に位置する垂直ベルト44は、プーリ52と、水平に延びる駆動軸54の一端に固定されたプーリ56間に掛け渡されている。駆動軸54の他端にはプーリ58が固定されており、このプーリ58とプーリ60間に垂直ベルト46が掛け渡されている。垂直ベルト42の下方に位置するプーリ50と同軸上に固定されたプーリ62と、垂直ベルト44の下方に位置するプーリ56と同軸上に固定されたプーリ64間には水平ベルト66が掛け渡されており、駆動軸54の回転が垂直ベルト42に伝達されるようになっている。
【0028】
駆動軸54の延長端にはギヤ68が固定されており、このギヤ68は駆動源としてのステッピングモータ70の回転軸に固定されたギヤ72に噛み合っている。従って、ステッピングモータ70が回転すると、3つの垂直ベルト42,44,46が同時に同一方向に回転移動する。
グリップ手段26は、垂直ベルト42と44間に配置された水平軸74に摺動動自在に取り付けけられており、シートSの進入方向及びその反対方向に移動できるようになっている。水平軸74の一端は垂直ベルト42に沿って設けられた垂直軸76に摺動自在に設けられた円筒状のスライダ78に取り付けられており、スライダ78は垂直ベルト42に結合されている。水平軸74の他端は、垂直ベルト44に結合されて上下移動可能な二股ジョイント80に取り付けられている。
水平軸74と同時に昇降できるように、ステッピングモータ82と、プーリ84は設けられており、ステッピングモータ82の回転軸に固定されたプーリ86とプーリ84間には水平軸74に沿う水平ベルト88が掛け渡されている。グリップ手段26は水平ベルト88に結合されており、これによりグリップ手段26はステッピングモータ82を駆動源として、その昇降動作とは独立してシートSの進入方向及びその反対方向への水平移動ができるようになっている。
【0029】
ステイプラー28は、垂直ベルト44と46間に配置された水平軸90に摺動自在に取り付けけられており、シートSの進入方向と略直交するシート幅方向に水平移動できるようになっている。水平軸90の一端は垂直ベルト44に結合された二股ジョイント80に取り付けられており、他端は垂直ベルト46に結合されたジョイント92に取り付けられている。従って、グリップ手段26とステイプラー28はステッピングモータ70の回転により同時に昇降する。
本実施例によれば、単一の駆動源(ステッピングモータ70)でグリップ手段26とステイプラー28を同時に昇降させることができるので、低コスト及び簡易な構成で昇降機構を実現できる。
【0030】
水平軸90と同時に昇降できるように、ステッピングモータ94と、プーリ96は設けられており、ステッピングモータ94の回転軸に固定されたプーリ98とプーリ96間には水平軸90に沿う水平ベルト100が掛け渡されている。ステイプラー28は水平ベルト100に連結されており、これによりステイプラー28はステッピングモータ94を駆動源として、その昇降動作とは独立してシートSの進入方向と略直交するシート幅方向への水平移動ができるようになっている。
【0031】
ビンBのシート進入口側と反対側、すなわち、シートSの進入方向先端側にステイプラー28を設け、整合後のシート束をグリップ手段26でシートSの進入方向に移動させる構成としたので、図1に示すように、垂直搬送手段22とビンBのシート進入口との間隔(シートSの飛翔距離)L1を、従来に比べて約200mm縮めることができた。これにより、シートSがA4以下の小サイズの場合でも、又、薄肉で腰の弱い場合でも、垂直搬送手段22の搬送力で確実にビンB内へ進入させて排出することができ、排出ジャムを防止することができる。
また、ステイプラー28の特有の配置構成により、トレイ18のステイプラー28側は常時開放した構成でよいので、従来のように後端揃え面18aを開放した後グリップ手段26を移動させる必要がない。このため、整合動作からステイプラー28による処理までの時間を短縮することができる。
【0032】
次に、図3に基づいて、シート仕分け装置2の動作を制御する制御手段102について説明する。
なお、制御手段102は、CPU、I/Oインターフェース、RAM、ROM等を含めたマイクロコンピュータを意味する。
制御手段102は、グリップ手段26とステイプラー28を同時昇降させる駆動源であるステッピングモータ70、グリップ手段26の水平移動駆動源としてのステッピングモータ82、ステイプラー28の水平移動駆動源としてのステッピングモータ94等を制御する。また、シート仕分け装置2に設けられた操作パネル104や孔版印刷機4の制御手段106との間で信号の授受を行う。
【0033】
ビンユニット20の各ビンBに積載されたシートSの束を整合した後、グリップ手段26でグリップしてステイプラー28に向けて移動する場合、従来においてはシートSのサイズに拘らず同じ位置でグリップして移動するようにしていた。しかしながらこのようにした場合、図4に示すように、シートSのサイズが大きくなるとグリップ位置とシートSの束の重心とのずれが大きくなり、トレイ18の積載面との摩擦で回動モーメントRMが生じて移動中にばらけ、そのままの状態で綴じ処理がなされてステイプル精度が落ちるという問題があった。
本実施例(本発明)では既述の主目的に加えて、この問題をも解消することを目的としている。
【0034】
上記目的を達成すべく、全てのサイズのシートSにおいて、シートSのシート進入方向における側部の略中央部をグリップすることとした。
図5はシートSが小サイズの場合を示している。グリップ手段26の水平移動路には、グリップ手段26のホームポジションを検知するための反射型のホームポジション検知センサ108が設けられている。本実施例では、ホームポジション検知センサ108は、グリップ手段26を小サイズのシートSの側部の略中央部に位置付けることができるように設けられている。従って、ここでの小サイズのシートSの場合には、グリップ手段26のホームポジション位置がそのままグリップ位置となる。ホームポジション検知センサ108としては、光透過型センサやマイクロスイッチ等を採用してもよい。
【0035】
上記小サイズのシート束の整合動作が完了すると、制御手段102によってグリップ手段26内の図示しないグリップモータが駆動され、シート束の側部の略中央部がグリップされる。その後、エンドフェンス36が縦移動用穴18f、退避用穴18gを移動して退避する。エンドフェンス36が退避すると、制御手段102によってステッピングモータ82が制御され、グリップ手段26が所定距離m移動させられる。この所定距離mは、シート束の先端がステイプラー28の綴じ位置に達する距離で、予めROMに記憶されている。制御手段102は、孔版印刷機4の制御手段106からシートサイズの情報を受けると、これに対応した所定距離mをROMから抽出し、ステッピングモータ82を駆動する。
ステイプラー28による綴じ処理が終わると、制御手段102はグリップ手段26のグリップを解除した後ステッピングモータ82を逆回転させてグリップ手段26をホームポジションに戻す。
【0036】
図6は大サイズのシートSの場合を示している。この場合には、グリップ手段26のホームポジションは小サイズのシートSに合わせて設定されているので、制御手段102は、孔版印刷機4の制御手段106からシートサイズの情報を受けると、予めROMに記憶されている該サイズに対応した「シート束の側部の略中央部をグリップできる位置までの距離」を抽出し、ステッピングモータ82を駆動する。これにより、グリップ手段26はシート束の側部の略中央部をグリップできる位置に位置する。
【0037】
大サイズのシート束の整合動作が完了すると、上記と同様に、制御手段102によってグリップ手段26内の図示しないグリップモータが駆動され、シート束の側部の略中央部がグリップされる。上記と同様にエンドフェンス36が退避すると、制御手段102はこの大サイズに対応した所定距離m1をROMから抽出し、これに基づいてステッピングモータ82を駆動してグリップ手段26を移動させる。ステイプラー28による綴じ処理が終わると、グリップ手段26はホームポジションに戻される。
グリップ手段26のホームポジションは任意に設定することができるが、使用頻度が最も多いサイズのシートSの側部の略中央部をグリップできる位置に設定すれば制御が簡単となる利点がある。
なお、シート進入口側にステイプラーを有する従来の構成においても、上述のようにグリップ手段26でシートSの略中央部をグリップする制御方式とすれば、上記と同様にステイプル精度を高めることができる。
【0038】
ビンB内への排紙がフェイスダウン排紙となる場合、図5又は図6におけるステイプラー28の綴じ位置は、最も一般的な左肩綴じとなる。本実施例ではこの左肩綴じとなる位置をステイプラー28のホームポジションとし、ホームポジション検知センサ110で検知するようになっている。ホームポジション検知センサ110の種類は、上記ホームポジション検知センサ108と同様である。
【0039】
これに加えて、本実施例では、ユーザーの多様な要求に対応すべく、ステイプラー28による綴じ位置を任意に設定できるようになっている。
図7に示すように、操作パネル104には、シート幅方向におけるステイプラー28の綴じ位置を設定する処理位置設定手段112が設けられている。処理位置設定手段112は、シートと処理位置の関係をイメージ表示する液晶表示画面114と、カーソル移動キー116a,116bと、処理位置設定キー118を有している。
液晶表示画面114には、シート図形120と、複数(本実施例では5つ)の処理位置122a(左肩)、122b、112c(中央)、122d、122e(右肩)と、カーソル124が表示され、カーソル124の初期位置は処理位置122aに設定されるようになっている。
綴じ位置が左肩位置122aの場合には、処理位置設定キー118が押下されなくても制御手段102はステイプラー28の図示しないステイプルモータを駆動して綴じ処理を実行する。
【0040】
オペレータが左肩位置122a以外の処理位置にカーソル124を合わせ、処理位置設定キー118を押下した場合には、制御手段102は予めROMに記憶されている、ホームポジションから選択された処理位置までの距離を抽出し、これに基づいてステッピングモータ94を制御する。綴じ処理が終わると、制御手段102はステッピングモータ94を逆回転させ、ステイプラー28をホームポジションに戻す。
なお、ステイプラーをシート進入方向と略直交するシート幅方向に移動させて任意の位置に綴じ位置を形成する構成は、シート進入口側にステイプラーを有する従来の構成においても同様に実施でき、同様の効果を得ることができる。但し、シート進入口側と反対側にステイプラーを有する場合は、シート進入口側にある後端揃え面18aが無いので何ら制約を受けることがなく、設計の自由度が増すという利点がある。
【0041】
上記操作パネル104はシート仕分け装置2に一体に設ける必要はなく、孔版印刷機4に設けてもよく、孔版印刷機4の操作パネルと兼用してもよい。また、上記制御手段102も孔版印刷機4の制御手段と兼用してもよい。
【0042】
次に、各ビンBに収容されたシートSのバラツキを修正するエンドフェンス36や横方向整合手段34等について説明する。
図8に示すように、ビンユニット20のシート進入方向先端側には、ビンユニット20の周囲をシート進入方向と略直交するシート幅方向に取り囲む枠体125が設けられており、枠体125はシート進入方向及びその反対方向に移動可能となっている。枠体125は、上部横枠126、下部横枠128、右側縦枠130、左側縦枠132を有しており、シートSの進入方向の移動を制限する突き当て面としてのエンドフェンス36は、上部横枠126と下部横枠128間に支持されている。位置的基準について説明すると、右側は装置の手前側、左側は装置の奥側である(以下、同じ。)
制御手段102は、孔版印刷機4からシートSのサイズ情報を受けると、枠体125を移動させ、エンドフェンス36をシートSのサイズに対応した位置に位置させる。
【0043】
本実施例では、ビンユニット20に収容され又は処理が終了したシートSは、ビンユニット20の右側面から手前側(矢印N方向)へ引き出されて取り出される。右側面のシート進入方向後端側には、基準フェンス134が設けられている。
基準フェンス134は、上部フレーム8に支持片136,137を介して回転自在に支持された垂直軸138に基端を固定されており、垂直軸138に固定されたギヤ140とこれに噛み合うウォームギヤ142及びステッピングモータ144等からなる駆動構成によって回動される。グリップ手段26が小サイズのシートSをグリップするときはグリップ手段26と基準フェンス134が干渉するため、この場合には実線で示す整合位置から外方に回動されて二点鎖線で示す退避位置に位置付けられる。
【0044】
枠体125の右側縦枠130の内面(破線ハッチングで表示)は、移動基準フェンス130aであり、この移動基準フェンス130aと整合位置にある基準フェンス134とは面一となるように設定されている。従って、横方向整合手段34(図2)による矢印N方向への押圧動作において、シートSのシート進入方向における後端側は基準フェンス134で揃えられ、先端側は移動基準フェンス130aで揃えられる。シートSの縦方向の整合は、トレイ18の後端揃え面18aに対するエンドフェンス36の押圧動作によってなされる。
移動基準フェンス130aの幅wは、グリップ手段26が小サイズのシートSの略中央部をグリップしてステイプラー28へ向けて移動させた際、グリップ手段26と移動基準フェンス130aが干渉しない大きさ(幅)に設定されており、また、シートSの取り出し性、枠体125の円滑な移動を得るための簡易・軽量構成等を考慮して最小限に設定されている。シートSが小サイズの場合には基準フェンス134と移動基準フェンス130a間の距離が短くなるので、相互の補いによって右側面全体を覆う基準フェンスを設けた場合と同等の整合機能を得ることができるが、大サイズで特に腰の弱い場合には離れすぎて相互補いの効果が得られず、移動基準フェンス130aが整合基準面としての機能を発揮できなくなる虞がある。この懸念を解消するために、補助基準面手段146が設けられている。
【0045】
補助基準面手段146は、右側縦枠130に回転自在に支持された垂直軸148と、この垂直軸148の上端部に基端を固定された上部水平アーム150と、垂直軸148の下端に基端を固定された下部水平アーム154と、上部水平アーム150の自由端と下部水平アーム154の自由端間に略垂直に支持された基準バー156を有している。補助基準面手段146は、グリップ手段26がステイプラー28側に移動する場合や、シートSを取り出す場合には実線で示す整合位置から二点鎖線で示す開放位置に前述した基準フェンス134と同様に、垂直軸148に固定されたギヤ151とこれに噛み合うウォームギヤ152及びステッピングモタ153等からなる駆動構成によって回動される。なお、ステイプラー28とグリップ手段26を有しないシート仕分け装置では、この補助基準面手段146は手動で回動するようにしてもよい。
基準バー156は、その整合位置では、右側縦枠130に対する上部水平アーム150と下部水平アーム154の摩擦係合等の構成によって固定的に位置決めされ、その内方側面は移動基準フェンス130aと面一となる。
かかる構成によって、グリップ手段26の移動時に干渉することなく、且つ枠体125の大型・重量化を来すことなく、また、シートSの取り出し性を低減させることなく大サイズのシートSの整合を高精度に行うことができる。
【0046】
図9に示すように、上部フレーム8の中央部の上下には、シート進入方向に延びる水平軸158,160が設けられており、これらにはそれぞれ円筒状のスライダ162,164が摺動自在に設けられている。上方のスライダ162は枠体125の上部横枠126に連結されている。上方の水平軸158に沿って、プーリ166、167間に掛け渡された水平ベルト168が設けられており、この水平ベルト168も枠体125の上部横枠126にスライダ162を介して連結されている。水平ベルト168に略直交する状態に、プーリ167と同軸に固定されたプーリ169とプーリ170間に掛け渡された水平ベルト172が設けられている。プーリ170は、ベルト174を介して枠体125の移動駆動源としてのステッピングモータ176により回転駆動される。
【0047】
一方、下方のスライダ164は枠体125の下部横枠128に連結されている。下方の水平軸160に沿って、プーリ178、179間に掛け渡された水平ベルト180が設けられており、この水平ベルト180も枠体125の下部横枠128にスライダ164を介して連結されている。水平ベルト180と略直交する状態に、プーリ179と同軸に固定されたプーリ181とプーリ182間に掛け渡された水平ベルト184が設けられている。上方の水平ベルト172のプーリ169,170とこれに対応する下方の水平ベルト184のプーリ181,182はそれぞれ同軸に固定されている。
従って、上記上方ベルト構成と下方ベルト構成はステッピングモータ176の回転により同時に駆動され、枠体125はシート進入方向又はその反対方向に移動する。
【0048】
図10に示すように、枠体125の上部横枠126の左半部内にはシート進入方向と略直交するシート幅方向に延びる水平軸186が設けられており、この水平軸186にはエンドフェンス36の上端に一体に形成されたスライダ部36aが摺動自在に嵌合されている。また、水平軸186に沿って水平ベルト188が設けられており、スライダ部36aは水平ベルト188に結合され、水平ベルト188はプーリ190と、ステッピングモータ192の回転軸に固定されたプーリ194間に掛け渡されている。図示しないが下部横枠128においても同様な構成となっている。かかる構成により、エンドフェンス36のシート進入方向と略直交するシート幅方向の退避移動が可能となっている。なお、図9及び図10では上部横枠126と下部横枠128の略半分しか表示していない。また、スライダ162と水平ベルト168は上述したように結合されているが、図10では見やすくするために水平方向に離した状態に表示している。
【0049】
図9に示すように、横方向整合手段34は、垂直方向に延びるジョガーフェンス196と、ジョガーフェンス196上下端から水平に延びるアーム198,200と、アーム198,200の自由端間にジョガーフェンス196と略平行に支持された大サイズ対応の補助ジョガーバー202等から構成されている。
ジョガーフェンス196の上端は、シート進入方向と略直交するシート幅方向に延びる水平軸204に摺動自在に設けられた円筒状のスライダ206に結合されており、上方のアーム198の基端部はスライダ206に一体に設けられた軸208に回動自在に支持されている。水平軸204に沿って水平ベルト210が設けられており、スライダ206は水平ベルト210に結合され、この水平ベルト210はプーリ212とプーリ214間に掛け渡されている。プーリ214は、ベルト216を介して横方向整合手段34の駆動源としてのステッピングモータ218により回転駆動される。
【0050】
一方、ジョガーフェンス196の下端は、シート進入方向と略直交するシート幅方向に延びる水平軸220に摺動自在に設けられた円筒状のスライダ222に連結されており、下方のアーム200の基端部はスライダ222に一体に設けられた軸224に回動自在に支持されている。水平軸220に沿って水平ベルト226が設けられており、スライダ222は水平ベルト226に結合され、この水平ベルト226はプーリ228とプーリ230間に掛け渡されている。上方の水平ベルト210のプーリ212,214とこれに対応する下方の水平ベルト226のプーリ228,230はそれぞれ同軸に固定されている。従って、ステッピングモータ218の回転により、ジョガーフェンス196及び補助ジョガーバー202が上下同時に駆動されてシート進入方向と略直交するシート幅方向に往復移動可能となっている。
【0051】
図11に示すように、補助ジョガーバー202を支持するアーム198(200)は、捩じりコイルバネ232(234)によってビンBの内方へ回動するように付勢されており、スライダ206(222)に一体に形成された支持部材236(238)によって補助ジョガーバー202とジョガーフェンス196が面一となるように制限されている。なお、捩じりコイルバネ232(234)は上方又は下方のいずれか一方に設けてもよい。
【0052】
シートSが小サイズの場合には、ジョガーフェンス196のみにより横方向の整合がなされる。補助ジョガーバー202の移動用穴18dのビン内方への入り込み長さは、エンドフェンス36との干渉を回避するためにジョガーフェンス196の移動用穴18cより短く設定されている。小サイズのシートSを整合すべく制御手段102によりステッピングモータ218が駆動されて横方向整合手段34がビン内方へ向けて移動させられると、二点鎖線で示すように、補助ジョガーバー202はエンドフェンス36の移動用穴18fに達する手前で移動用穴18dの内方端に当接してそれ以上の移動を制限される。
ジョガーフェンス196は、アーム198,200が捩じりコイルバネ232(234)の付勢力に抗して回動するため移動を許容され、小サイズのシート束の側部を押圧する。押圧されたシート束の反対側は、基準フェンス134、基準バー156、移動基準フェンス130aによって揃えられる。ジョガーフェンス196の移動用穴18cの内方端は、小サイズのシートSの領域内に入り込むように形成されており、ジョガーフェンス196のいわゆるオーバージョギングによる確実な揃えができるようになっている。
【0053】
シートSが大サイズの場合には、ジョガーフェンス196と補助ジョガーバー202とによってシート束の側部を押圧する。実質的には、幅Hの広さの押圧面となるので、大サイズのシート束でもトレイ18との摩擦による回動モーメントを生じさせることなく、すなわちバラケを生じることなく基準フェンス側に移動させることができる。
本実施例における横方向整合手段34によれば、小サイズと大サイズに個別に対応した整合手段を設ける必要がなく、且つ、駆動源を一つにできるため、構成の簡易化及び消費電力の低減を図ることができる。
補助ジョガーバー202の移動用穴18dの内方端は、大サイズのシートSの領域内に入り込むように形成されており、オーバージョギングによる確実な揃えができるようになっている。
押圧されたシート束の反対側は、基準フェンス134、基準バー156、移動基準フェンス130aによって揃えられる。この場合、基準フェンス134と移動基準フェンス130aの間の距離が大きくなるので、腰の弱いシートSでは基準面不足となって揃え不良が発生する可能性があるが、基準バー156が存在するため、移動基準フェンス130aの基準面幅wは実質的にw1に拡げられた状態となり、上記不具合を抑制することができる。
【0054】
制御手段102は、孔版印刷機4からシートSのサイズ信号を受けると、これに対応した枠体125のホームポジションMからの移動距離をROMから抽出し、これに基づいてステッピングモータ176を駆動して枠体125を移動させ、エンドフェンス36をサイズに対応した位置に位置付ける。この状態でエンドフェンス36はシートSのシート進入方向の移動を制限する突き当て面として機能するが、シートSがビン内に所定枚数収容された後は、縦方向の整合手段として機能する。
すなわち、制御手段102はビン内への排出完了の信号を受けると、枠体125をシート進入方向と反対方向に移動させる。これによりシート束のシート進入方向先端はエンドフェンス36でトレイ18の後端揃え面18aに向けて押圧され、縦方向の整合がなされる。
縦、横の整合動作が完了すると、制御手段102はステッピングモータ176を駆動して枠体125をホームポジションMに戻し、さらにステッピングモータ192を駆動してエンドフェンス36をシート進入方向と略直交するシート幅方向に退避させる。すなわち、グリップ手段26によるシート束移動領域からエンドフェンス36を退避させる。
【0055】
エンドフェンス36の上記動作に伴って、ステッピングモータ70,82(図2)が駆動されてグリップ手段26が所定のグリップ位置に位置付けられ、シート束の側部がグリップされる。この場合、シートSが小サイズの場合には、制御手段102はグリップ手段26の移動に先立って、ステッピングモータ144(図8)を駆動して基準フェンス134を外方に退避させる。同様に、ステッピングモタ153(図8)を駆動して基準バー156を外方に退避させる。グリップ手段26がシート束をグリップした状態でステイプラー28へ向けて移動すると、横方向整合手段34はホームポジションに戻される。
【0056】
次に、孔版印刷機4から受け取ったシートSを搬送する構成等について説明する。
搬送路切り換え機能を有する搬送手段10は、図1及び図12に示すように、下部フレーム6内の一対の側板250,250に支持された箱状のベース252と、ベース252内に軸支された駆動プーリ254、従動プーリ255と、これらのプーリ間にその一部がベース252上面に露出するように掛け渡された複数の搬送ベルト256と、ベース252の下面に取り付けられた吸引ファン257等を有している。搬送手段10は、駆動プーリ254の回転軸を支点として上下方向に回動可能に支持されている。
搬送ベルト256には多数の貫通孔hが形成されており、孔版印刷機4から受け取ったシートSは、吸引ファン257の吸引作用により搬送ベルト256上に密着した状態で搬送される。
【0057】
ベース252のシート出口側下部には、搬送手段10の位置を水平搬送手段12に対向させる仕分け位置p1(図1で実線で示す位置)と、排紙トレイ手段16に対向させる非仕分け位置p2(同二点鎖線で示す位置)とに選択的に切り換える切り換え駆動手段258が設けられている。
切り換え駆動手段258は、ベース252の下部に設けられたブラケット260と、ブラケット260に回転自在に支持された軸261と、この軸261の両端に固定されたピニオン262,262と、側板250,250に形成された、ピニオン262,262が噛み合うラック部263,263と、軸261の中央部に固定されたウォームホイール264と、このウォームホイール264に噛み合うウォームギヤ265と、ウォームギヤ265を駆動するモータ266(図14参照)を有している。
一対のラック部263,263は、駆動プーリ254の回転軸を支点とした軸261の変位軌跡に対応して扇形状に形成されている。
【0058】
搬送手段10の仕分け位置p1及び非仕分け位置p2への揺動は、制御手段102によって制御される。制御手段102は、孔版印刷機4からモード信号を受けると、これに基づいてモータ266を駆動する。図1に示すように、仕分け位置p1を検知するポジションセンサ267と、非仕分け位置p2を検知するポジションセンサ268が設けられており、制御手段102はこれらのセンサの検知信号に基づいてモータ266の駆動、回転方向を制御する。
【0059】
水平搬送手段12は、図1、図13に示すように、箱状のベース270と、ベース270内に軸支された駆動プーリ272、従動プーリ273と、これらのプーリ間にその一部がベース270上面に露出するように掛け渡された複数の搬送ベルト274と、ベース270の下面に取り付けられた吸引ファン275等を有している。ベース270のシート進入口側には、搬送手段10により搬送されるシートSの先端が受渡し部位でジャムとならないように搬送手段10側に向かって下方に傾斜した複数の案内片276が設けられている。水平搬送手段12は、搬送手段10と同様に吸着搬送機能を有する。
【0060】
垂直搬送手段22は、図14及び図15に示すように、支柱290と、この支柱290の上下端部に図示しない軸受を介して回転自在に支持された上下ローラ292、294と、ガイド板295と、上下ローラ292、294間にその一部がガイド板295上面に露出するように掛け渡された複数の搬送ベルト296と、吸引ファン298と、この吸引ファン298を支持するとともに周囲空間を遮断して吸引ファン298の吸引作用を生じせしめる外壁部材300等を有している。
駆動ローラとしての下ローラ294の一端部には駆動ギヤ302が固定されており、駆動ベルト304を介してモータ306で回転駆動される。なお、ベース252、270、ガイド板295の搬送ベルト256、274、296で覆われる部分には多数の貫通孔が形成されている。
【0061】
ガイド板295は、搬送ベルト296の支持領域からはみ出すシート両端部のカール等を制限するもので、換言すれば、搬送ベルト296の設置数の必要最小限化に寄与し、モータ306の小型化、低エネルギー化に寄与するものである。また、中間部を支持されることなく上下方向に延びる搬送ベルト296の回転移動時の水平方向の振れを制限し、シートSの垂直搬送時の安定化にも寄与するものである。
【0062】
図14に示すように、ビンユニット20の高さ方向に延びる複数のレール部材308に摺動自在にシート排出手段24のベースとしての昇降枠310が設けられている。昇降枠310は、右側部310aと、左側部310bと、これらを連結する連結部310cとから構成されており、右側部310aと左側部310bは連結部310cに対してコ字形のブラケット312で固定されている。右側部310aと左側部310bにはそれぞれビン開閉カム30が支持されているとともに、右側部310aには、両方のビン開閉カム30を回転させる駆動モータ314等が支持されている。
【0063】
シート搬送方向左側の支持フレーム309には、図16に示すように、円柱状のレール部材308と、細板状のレール部材316が備えられている。昇降枠310の右側部310aの図面上の左側はレール部材308に摺動自在に支持されており、図面上の右側はガイドローラ318を介してレール部材316と支持フレーム309との間をコロ接触で移動するようになっている。上記コ字形のブラケット312は支持フレーム309に上下方向に形成された長孔309aを移動可能に設けられている。また、支持フレーム309には長孔309aに略平行に、トラニオン38の支持軸39(図17)をガイドするガイド溝309bが形成されている。昇降枠310の左側部310bも同様の構成となっている。
【0064】
図17に示すように、昇降枠310にはビン開閉カム30を回転駆動するカム駆動手段320が設けられている。
昇降枠310の右側部310aにおけるカム駆動手段320の構成は、ビン開閉カム30の上側にカム軸322を介して一体に結合されるカムプーリ324と、右側部310aに支持される駆動モータ314と、駆動モータ314の回転軸に固定された駆動プーリ326と、カムプーリ324と駆動プーリ326間に掛け渡された駆動ベルト328と、駆動プーリ326と同軸に固定された駆動ギヤ340(傘歯車)と、この駆動ギヤに噛み合う従動ギヤ342(傘歯車)と、従動ギヤ342の回転軸としての連結軸344を有している。
昇降枠310の左側部310bにおけるカム駆動手段320の構成も駆動モータ314を除いて同様である。符号345は軸受部を示している。
【0065】
ビン開閉カム30の螺旋状のカム溝30aは、図18に示すように、段付きローラ状のトラニオン38の小径部が摺動自在に係合できるように形成されている。本実施例では、ビン開閉カム30の1回転で1つのトラニオン38はビン開閉カム30の上端縁と下端縁の距離だけ上下に移動するように設定されている。昇降枠310の左側部310bにおいても同様の構成となっている。
昇降枠310の右側部310aの駆動モータ314が回転すると、ビン開閉カム30が回転するが、ギヤ列を介して連結軸344が回転するため、同時に左側部310bのビン開閉カム30も回転する。
【0066】
図18では、下から3番目のビンB3へシートSを排出するための動作を示しており、ビンB3のトラニオン38がビン開閉カム30によって下方へ案内されつつある状態を示している。支持フレーム309のガイド溝309bの下端にはビンB1のトラニオン38が当接し、その上にビンB2のトラニオン38が当接しているので、ビン開閉カム30の回転が終了すると、ビンB2のトラニオン38の上にビンB3のトラニオン38が当接するため、昇降枠310はトラニオン38の1個の高さ分上昇する。
これによって指定されたビンB3のシート進入口が拡開される。
【0067】
昇降枠310には、ビン開閉カム30と共にシート排出手段24を構成する偏向爪32と偏向爪切り換え手段346が支持されている。
偏向爪32は、爪先32bの部分に搬送ベルト296が入り込む切欠部32cがシート幅方向に複数形成されており(図15参照)、全体として櫛歯状に形成されている。各爪先32bは偏向爪32の偏向位置q1において搬送ベルト296間に入り込む(図20、図16参照)。
偏向爪切り換え手段346は、図19及び図20に示すように、上述の連結軸344と、この連結軸344に固定された爪揺動カム348と、爪揺動カム348を挟む状態に連結軸344に嵌挿されたH字形状の爪揺動レバー350と、爪揺動レバー350の下端と偏向爪32との間に配されたストローク調整スプリング352と、このストローク調整スプリング352の下端に結合された爪軸354を有している。
【0068】
偏向爪32の係止部32aと昇降枠310の連結部310cとの間にはスプリング356が設けられており、スプリング356によって偏向爪32は常時垂直搬送手段22の搬送面から離れるように付勢され、連結部310cのストッパ358に当接して退避位置q2に保持される。
爪揺動レバー350は一対のレバー片350a,350bと、これらを結合する結合片350cとからなり、レバー片350a,350bの上部には長穴360が、下部には溝362が形成されている。
ビン開閉カム30の回転がなされると、連結軸344が回転し、これと同期して爪揺動カム348が回転する。爪揺動カム348が回転すると、爪揺動レバー350等によって偏向爪32が押圧され、偏向爪32は垂直搬送手段22からシートSを掬い上げる偏向位置q1に位置する。この場合、垂直搬送手段22のガイド板295に対する偏向爪32の接触圧の変動はストローク調整スプリング352によって吸収されるので、耐久性を得ることができる。符号364は、シートセンサを示す。
【0069】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、原稿の頭部を基準位置に合わせてセットした場合に、綴じ等の処理が画像形成済みシートの標準的な位置になされるので、原稿セットにおける習慣性を維持でき、原稿のセットミスによる画像形成済みシートの処理ミスを低減できる。
また、シート処理手段のスペース分、シートのビンへの排出距離を短くできるので、ビンへのシート排出にかかるジャムを低減できる。
また、シートサイズに応じた突き当て面を形成することができ、ビン収容時のシートのバラツキを少なくすることができる。
【0070】
請求項2記載の発明によれば、特に印刷機からのシートを仕分けする場合において、シートの画像面の汚れを低減することができる。
【0071】
請求項3記載の発明によれば、シートのサイズに拘らずシート又はシート束の側部の略中央部をグリップする構成としたので、グリップ手段による移動時のバラケを抑制でき、綴じ処理等の処理精度を高めることができる。
【0072】
請求項4記載の発明によれば、シート幅方向における処理位置を任意に設定する構成としたので、ユーザーの多様な要請に応えることができる。
【0073】
請求項5記載の発明によれば、シートと処理位置の関係をイメージ表示する表示画面を有する構成としたので、処理位置の設定を容易且つ確実にすることができる。
【0074】
請求項6記載の発明によれば、グリップ手段と、シート進入方向と略直交する方向に移動可能なシート処理手段を一つの駆動源で昇降させる構成としたので、昇降に係る構成を簡易にすることができる。
【0076】
請求項7記載の発明によれば、エンドフェンスでビン収容後のシートの縦方向の整合を行うことができ、綴じ処理等の処理精度を高めることができるとともに、構成の簡易化を図ることができる。
【0077】
請求項8記載の発明によれば、横方向整合手段を有する構成としたので、シートのビン収容後の横方向の整合を行うことができ、綴じ処理等の処理精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るシート仕分け装置の概要正面図である。
【図2】グリップ手段とシート処理手段としてのステイプラーの昇降機構を示す斜視図である。
【図3】制御ブロック図である。
【図4】シート束の一定位置をグリップして移動させる場合の不具合を示す概要平面図である。
【図5】小サイズのシートにおけるグリップ移動動作を示す概要平面図である。
【図6】大サイズのシートにおけるグリップ移動動作を示す概要平面図である。
【図7】処理位置設定手段の概要平面図である。
【図8】縦方向と横方向の整合基準面を示す概要斜視図である。
【図9】エンドフェンスと横方向整合手段の駆動機構を示す概要斜視図である。
【図10】エンドフェンスの退避駆動機構を示す概要斜視図である。
【図11】エンドフェンスと横方向整合手段による整合動作を示す概要平面図である。
【図12】搬送手段の斜視図である。
【図13】水平搬送手段の斜視図である。
【図14】垂直搬送手段周辺の概要断面図である。
【図15】垂直搬送手段の概要側面図である。
【図16】シート排出手段と垂直搬送手段との関係を示す概要正面図である。
【図17】カム駆動手段の概要側面図で、ビン開閉カムを正規の位置からずらした状態の図ある。
【図18】カム駆動手段の概要要部側面図である。
【図19】偏向爪切り換え手段の斜視図である。
【図20】偏向爪切り換え手段の断面図である。
【図21】従来のシート仕分け装置の概要正面図である。
【図22】画像形成装置の概要正面図である。
【符号の説明】
4 画像形成装置としての孔版印刷機
20 ビンユニット
26 グリップ手段
28 シート処理手段としてのステイプラー
34 横方向整合手段
36 エンドフェンス
70 駆動源としてのステッピングモータ
102 制御手段
112 処理位置設定手段
114 表示画面
B ビン
S 画像形成済みのシート
Claims (8)
- 画像形成装置から受け取った画像形成済みのシートを収容するビンが複数重ね合わせ状態に設けられたビンユニットと、上記ビンに収容されたシート又はシート束の側部をグリップして移動させるグリップ手段と、このグリップ手段によって移動されたシート又はシート束に綴じ処理等の処理を行うシート処理手段を有するシート仕分け装置において、
上記シート処理手段が、上記ビンのシート進入口側と反対側に設けられ、
上記シート進入方向及びその反対方向に移動可能であり上記ビン内におけるシートの進入方向の移動を制限するエンドフェンスを有し、このエンドフェンスは上記グリップ手段によるシート又はシート束の移動を妨げない位置に退避可能に設けられていることを特徴とするシート仕分け装置。 - 請求項1記載のシート仕分け装置において、
シートがその画像面を下にして上記ビンに収容されることを特徴とするシート仕分け装置。 - 請求項1又は2記載のシート仕分け装置において、
上記グリップ手段によるグリップ動作の前に、シートのサイズ情報に基づいて上記グリップ手段をそのシート又はシート束の側部の略中央部をグリップ可能な位置に移動させる制御手段を有することを特徴とするシート仕分け装置。 - 請求項1,2又は3記載のシート仕分け装置において、
上記シート処理手段がシート進入方向と略直角なシート幅方向に移動可能に設けられ、上記シート幅方向における上記シート処理手段の処理位置を設定する処理位置設定手段を有することを特徴とするシート仕分け装置。 - 請求項4記載のシート仕分け装置において、
上記処理位置設定手段が、シートと上記処理位置の関係をイメージ表示する表示画面を有していることを特徴とするシート仕分け装置。 - 請求項4又は5記載のシート仕分け装置において、
上記シート処理手段とグリップ手段が上記ビンユニットに沿って昇降可能に設けられ、且つ、これらの昇降が一つの駆動源によってなされることを特徴とするシート仕分け装置。 - 請求項1,2,3,4,5又は6記載のシート仕分け装置において、
上記エンドフェンスが、上記ビン内におけるシート又はシート束のシート進入方向の収容姿勢のずれを修正する縦方向整合手段としての機能を有することを特徴とするシート仕分け装置。 - 請求項1,2,3,4,5,6又は7記載のシート仕分け装置において、
シートの上記側部に当接して上記ビン内におけるシート又はシート束の収容姿勢のずれを修正する横方向整合手段を有することを特徴とするシート仕分け装置。
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