JP4036103B2 - ヘッドの移送装置、ヘッドの移送方法及び再生装置 - Google Patents

ヘッドの移送装置、ヘッドの移送方法及び再生装置 Download PDF

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    • G11B7/0857Arrangements for mechanically moving the whole head
    • G11B7/08582Sled-type positioners

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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
  • Moving Of Heads (AREA)
  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、可動部材が摩擦係合された駆動軸を伸びと縮みの速度を異らせるように制御されるピエゾ素子などによって駆動することによって可動部材を移動させる駆動装置と駆動装置の制御方法に関する。また、本発明は記録媒体に記録されたデータを読み取るヘッドが摩擦係合された駆動軸を伸びと縮みの速度を異らせるように制御されるピエゾ素子などによって駆動することによってヘッドを移動させて情報を再生する再生装置とヘッドの移送装置並びにヘッドの移送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ディスクを利用した記録媒体へのデータの記録や記録媒体からデータを再生する記録/再生ヘッドをディスクの径方向へ移動させる技術として回転モーターとラックとピニオンギアによる方法が知られていた。ラックに固定されたヘッドはモーターの回転軸に固定されたピニオンギアがモータの回転によって回転し、ピニオンギアに係合されたラックがピニオンギアの回転に応じて移動するものである。
【0003】
このラックとピニオンギアと回転モータによるヘッドの駆動方式は、ピニオンギアを駆動するモータのトルクを得るためモータのサイズを小さくすることが困難であった。
そこで、圧電素子などの振動素子と、圧電素子の一端に固定された駆動軸と、駆動軸に摩擦係合されたヘッドまたはヘッドが固定された摩擦係合部材とを備えるインパクト駆動アクチュエータによるヘッド送り機構が提案されている。
【0004】
従来の上述したインパクト駆動アクチュエータを利用したこの種の駆動装置の構成を図1に示した本発明の図面を援用して説明する。
【0005】
図1において、1がインパクト駆動アクチュエータである圧電セラミックからなる振動素子としてのピエゾ素子である。ピエゾ素子1の振動方向である一端面側(右端部側)にはロッド2が接着剤等により強固に接合固定されている。また、ピエゾ素子1の他端面側にはカウンターバランス3が同じく接着剤等により強固に接合固定されている。このカウンターバランス3は図示しないシャーシ側に支持されている支持部材4に保持されている。尚、ロッド2の他端側は支持部材4に軸径方向にはガタが生じることなく、しかも軸方向には振動の許容範囲分余裕をもって保持されている。
【0006】
一方、図1において、5が被駆動体である例えば光学ピックアップであり、光学ピックアップ5は紙面上方側にはロッド2の下面を摩擦連結面6で受け、ロッド2の上面側から図3に示すように板ばね7で摩擦接触している。つまり、光学ピックアップはロッド2を摩擦連結面6と板ばね7とで摩擦保持するようにされている。
【0007】
また、光学ピックアップ5は紙面下方側にはロッド2と平行なガイド軸8がシャーシ9等に支持され、このガイド軸8に光学ピックアップ5のガイド軸受10,10が保持されている。すなわち、光学ピックアップ5はスピンドルモータ11にチャッキング保持される図示しないディスクの半径方向へ移動可能にされている。
【0008】
ここで、インパクト駆動アクチュエータの駆動原理は、ピエゾ素子1に図2に示すような矩形波の電圧を印加することで、これに発生する振動(伸縮動作)を利用して光学ピックアップ5の移動が可能となる。すなわち、ピエゾ素子1が波形S1のようにゆっくり伸びる動作の際にロッド2に摩擦接触している光学ピックアップ5を移動させ、波形S0のように瞬時に縮む動作の際に光学ピックアップ5がその位置に滑って止まる動作を繰り返すことで駆動が行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、インパクト駆動アクチュエータでは、例えばロッド2にゴミや粉塵等が付着したり、また、光学ピックアップ5の慣性力で摩擦接触面が傾いて摩擦連結面6がロッド2に食い付いたりすると、ロッド2と光学ピックアップ5との摩擦力が変化することがある。この対策としてピエゾ素子に印加する駆動電圧を上げることが考えられている。しかし、電池で動作する装置の場合、電池電圧の制約によって電圧を上げられない場合が有り、ゴミや粉塵あるいは食い付き等には最良な対策とはならない。
【0010】
本発明は斯る点に鑑みゴミや粉塵あるいは食い付き等を解除できるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明ヘッド移送装置は、記録位置を示すアドレス情報が記録された記録媒体からデータを読みだすヘッドを入力される目標アドレス近傍へ移送制御するヘッド移送装置において、
このヘッドが移動可能に摩擦係合される駆動軸手段と、
電圧の印加によって伸縮する軸方向の一端が固定部に固定されるとともに、他端がこの駆動軸手段に固定された振動アクチュエータ手段と、
この振動アクチュエータ手段の伸びと縮みの速度を異ならせる信号を上記振動アクチュエータ手段に供給して上記ヘッドを所定の方向へ移送させる駆動手段と、
このヘッドの移送が阻害されていると判断される場合には、このヘッドが一方向と他方向へと各々所定時間、交互に移送される方向にこの振動アクチュエータ手段がこの駆動手段に駆動されるように制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
更に本発明ヘッド移送方法は、記録位置を示すアドレス情報が記録された記録媒体からデータを読みだすヘッドが、一端が固定されて駆動信号の印加によって伸縮する振動アクチュエータの他端に固定された駆動軸に移動可能に摩擦係合され、この振動アクチュエータに伸びと縮みの速度を異らせる駆動信号を印加して入力される目標アドレス近傍へ移送制御するヘッド移送方法において、
所定期間この振動アクチュエータがこの駆動軸を駆動するステップと、
このヘッドの移送の阻害を検出するステップと、
このヘッドの移送の阻害が検出された場合には、この振動アクチュエータがこのヘッドを一方向と他方向へと各々所定時間移送する駆動信号を所定回数印加するステップを備えることを特徴とする。
更に本発明再生装置は、記録位置を示すアドレス情報が記録された記録媒体から所定のアドレスに記録されたデータを読みだす再生装置において、
この記録媒体から上記アドレス情報を読みだす再生手段と、
この再生手段が移動可能に摩擦係合される駆動軸手段と、
駆動信号の印加によって伸縮する軸方向の一端がこの再生手段の固定部分に固定されるとともに、他端がこの駆動軸手段に固定された振動アクチュエータ手段と、
この振動アクチュエータ手段の伸びと縮みの速度を異ならせる信号をこの振動アクチュエータ手段に供給してこの再生手段を所定の方向へ移送させる駆動手段と、
この再生手段の移送の阻害を検出する阻害検出手段と、
この阻害検出手段がこの再生手段の移送の阻害を検出した場合には、この再生手段が一方向と他方向へと各々所定時間、交互に移送駆動されるようにこの駆動手段を駆動制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるヘッドの移送装置及びヘッドの移送方法の実施の形態をインパクト駆動アクチュエータを用いた光磁気ディスクからデータを読み出す光学ピックアップの駆動装置を例にとって図面を参照して説明する。
【0013】
図1はインパクト駆動アクチュエータを用いた光学ピックアップの平面図、図3は同じく側面図である。
図1において、1がインパクト駆動アクチュエータである圧電セラミックからなる振動素子としてのピエゾ素子である。ピエゾ素子1の振動方向である一端面側、図1においては右端部側、にはロッド2が接着剤等により接合固定されている。また、ピエゾ素子1の他端面側にはカウンターバランス3が同じく接着剤等により接合固定されている。このカウンターバランス3は図示しないシャーシ側に支持されている支持部材4に保持されている。尚、ロッド2の他端側は支持部材4に軸径方向にはガタが生じることなく、しかも軸方向には振動の許容範囲分余裕をもって保持されている。
【0014】
一方、図1において、5が被駆動体である例えば光学ピックアップであり、光学ピックアップ5は紙面上方側にはロッド2の下面を摩擦連結面6で受け、ロッド2の上面側から図3に示すように板ばね7で摩擦接触している。つまり、光学ピックアップはロッド2を摩擦連結面6と板ばね7とで摩擦保持するようにされている。
【0015】
また、光学ピックアップ5は紙面下方側にはロッド2と平行なガイド軸8がシャーシ9等に支持され、このガイド軸8に光学ピックアップ5のガイド軸受10,10が保持されている。すなわち、光学ピックアップ5はスピンドルモータ11にチャッキング保持される図示しないディスクの半径方向へ移動可能にされている。
【0016】
ここで、インパクト駆動アクチュエータの駆動原理は、前述にも説明したように図2に示すような矩形波の電圧をドライバー12によって発生させてピエゾ素子1に印加する。このドライブ信号の印加によってピエゾ素子1が発生する伸縮動作による振動を利用して光学ピックアップ5の移動が可能となる。すなわち、ピエゾ素子1が波形S1 のようにゆっくり矢印aの方向へ伸びる動作の際にロッド2に摩擦接触している光学ピックアップ5が矢印aの方向へ移動し、波形S0のように矢印bの方向へピエゾ素子1が瞬時に縮む動作の際に光学ピックアップ5が慣性のためにS1期間に移動した位置に滑って止まる動作を繰り返すことで矢印a方向への駆動が行われる。なお、矢印b方向への移動のための駆動は矢印b方向へロッド2を光学ピックアップが摩擦力によって移動できる速度でピエゾ素子1を矢印b方向に縮ませた後、ピエゾ素子1を矢印a方向に急激に延ばすように制御を繰り返すことで可能なことは言うまでもない。
【0017】
図4を用いて駆動装置のブロック回路図について説明する。
目標ジャンプ先アドレスAtは、送り量算出部301とエマージェンシー検出部304の移動量判定部302とに入力される。アドレス復調部308には光学ヘッド313によって読み取られた光磁気ディスク314上に記録されたアドレス変調信号が入力されてアドレス信号Arが復調され現在の光学ヘッド313の光磁気ディスク上の読取位置を知ることができる。
【0018】
アドレス復調部308から出力されるアドレス信号Arは送り量算出部301に入力され、現在地と指定されるジャンプ先との距離が算出され、光学ヘッド313を目的のジャンプ先へ移動させるのに必要なアクチュエータ311の駆動回数Npが送り量算出部301から出力される。
【0019】
通常の光学ヘッド313の送り動作時は、入力される駆動回数Npに基づいて通常送り制御部307から通常送りの信号がセレクタ309を通してドライバ310に入力され、アクチュエータ311の駆動信号がドライバ310から出力されてロッド312上を光学ヘッド313が目標のジャンプ先アドレスへ移送される。この場合、目標としているアドレスに到達したことはアドレス復調部308から出力されるアドレス信号Arによって確認することが可能となる。
【0020】
次に、何らかの障害によって光学ヘッド313の移送がスムーズに行われない場合について説明する。
【0021】
前提条件として、光ディスク314に設けられた記録トラックには、所定のデータ量ごとにディスク上の記録位置を示すアドレス情報が割り当てられており、光学ヘッド314によって走査している記録トラックの位置がアドレス情報Arとして読み出せるようになされている。
【0022】
光学ヘッド313を目標としているアドレス近傍まで送るための駆動パルスをアクチュエータ311に与えるまでは通常の送り動作と同様である。エマージェンシー検出部304のパルス量比較部303では、送り量算出部301にて算出された目標アドレスへの光学ヘッド313の移送に必要なパルス数Npと通常送り制御部307から実際に出力されたパルス数Nppとを比較している。この比較によってアクチュエータ311に目標アドレスAtへの光学ヘッド313の移送に必要なパルス数が送られたか否かが判定される。
【0023】
移動量判定部302で判定されている光学ヘッド313の現在位置のアドレスArと目標とするジャンプ先アドレスAtとの差分をパルス量比較部303の比較の結果に基づいて微小振動制御部306に伝達するか否かを決定している。すなわち、所定量の駆動パルスがアクチュエータ311に送られたと判定された場合に、光磁気ディスク314上から読み出されるアドレスArと目標とするジャンプ先アドレスAtとの差が所定値内であるか否かを微小振動制御部306に判定させるようにスイッチ305を閉じるようにされている。
【0024】
微小振動制御部306においては入力されたアドレスが差の所定値内であるか否かを判定し、所定値よりも大きい場合、すなわち、この場合、何らかの障害によって光学ヘッド313が目標値Atから大きくずれた位置Aerrにあると判定された場合,障害を取り除く動作として微小振動を行うようにアクチュエータ311に駆動パルスを所定値与える制御を行う。
【0025】
例えば、障害としてロッド312にゴミや粉塵あるいはロッド312と光学ヘッド313との食い付き等の場合を想定すると、微小振動として図5に示すようにピエゾ素子に正逆方向に矩形波パルス信号pを短時間繰り返す動作を期間Pにおいて行うことによって、ゴミや粉塵あるいはロッド312と光学ヘッド313との食い付き等が解消され、この後、光学ヘッド313を目標とするジャンプ先にスムーズに移送させることができる。すなわち図5に示すような信号を図1におけるピエゾ素子1に印加することによって、光学ヘッド5は矢印A方向と矢印B方向とへのそれぞれの駆動が短時間繰り返し行われることになる。
【0026】
尚、セレクタ309は微小振動制御部306がパルスを出力しようとするときだけ微小振動制御部306とドライバ310とを結ぶように切り替えが行われるように微小振動制御部306から制御されている。また、セレクタ309の代わりにCPU等によって上記動作を制御するようにしてもよい。
【0027】
図6に制御のフローチャートを示す。
S501で目標とするジャンプ先アドレスAtが入力される。S502では現在光学ヘッドが読み出しを行える光磁気ディスク上のアドレスApoを取得する。次にS503においてS501とS502とでそれぞれ得られるアドレスAtとApoとからジャンプする距離Lが算出される。
【0028】
S504においてはS503で算出された距離Lに基づいてアクチュエータを駆動する回数、すなちパルス数Npが算出される。次にS505においてS504で算出されたパルス数Npに基づいてアクチュエータをNp回駆動し、目標のアドレスに向けて光学ヘッドを移送させる。この後、パルス数Npだけアクチュエータが駆動された後、光学ヘッドのいる位置を確認するために光磁気ディスクから読み出されるアドレスAp1をS506において取得する。
【0029】
次に、S507において目標のアドレスAtと実際にディスクから読み出されたアドレスAp1との差が所定値g以内であるか否かが判定される。ここで、目標のアドレスと実際にディスクから読み出されたアドレスとの差が所定値以内であると判断された場合には正常に目標のジャンプ先の近傍に光学ヘッドが到達しているためS509において微調整をして目標位置に光学ヘッドを移送して終了する。
【0030】
しかし、S507において目標のアドレスAtと実際にディスクから読み出されたアドレスAp1との差が所定値g以上に離れていると判断された場合は、図5で説明した微小振動動作pをS508において行った後、再びS502から処理を繰り返す。尚、S502から再度処理を繰り返すように説明したが、S506において直前の現在地アドレスAp1を取得しているので、これを移動距離Lの算出に利用するのであればS504から処理を再開してもよい。
【0031】
S508の微小振動のフローチャートを図7に示す。
上述したようにピエゾ素子1に正逆方向に矩形波パルス信号を短時間毎繰り返して駆動波pを与える動作は、まず、予めS601において繰り返し数nを設定する。ここで、S602で設定されたタイマーに基づいて、S603において図1に示す移動方向aへ光学ピックアップを駆動する。この光学ピックアップの微小駆動はS604においてタイマーカウント終了したか否かが判定され、タイマーカウント終了したと判定されることで、次にS605において設定されたタイマーに基づいて、S606において図1に示す移動方向bへ光学ピックアップを駆動する。この光学ピックアップの駆動はS607においてタイマーカウント終了したか否かが判定され、タイマーカウント終了したと判定されると、この2方向への駆動はS608においてn回繰り返されたか否かが判定され、n回繰り返されたと判定された場合には終了する。
【0032】
本発明は、上述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
【0033】
上述例は目標位置を記録データの読み出し位置近傍として説明を行なったが、阻害の有無を検出する目的で記録データの読み出し位置近傍とは異なるヘッドの現在近傍位置を目標位置として、短時間移送動作を行なって目標アドレス近傍にヘッドが移送されたか否かを判別しても良い。このようにすることで、例えば、光磁気ディスクの最内周から最外周へのヘッドの移送と言った長時間を要するヘッドの移送の場合に、長時間移送動作を行なってから異常を検出するよりも、短時間の移送動作で一旦異常の判別を行なって阻害を検出するほうが最終的な目標地点となる記録データの読み出し位置へのヘッドの移送時間は短縮される。
【0034】
尚、本例では光学ピックアップ(光学ヘッド)が何らかの障害によって移送がスムーズに行われない場合について説明したが、その他、電源投入時に光学ピックアップを適宜に微小振動動作させるようにすることで、スムーズな移送動作を行うことも可能である。
【0035】
また、実施の形態ではインパクト駆動アクチュエータを利用した光磁気ディスクからデータを読みだす光学ピックアップの駆動装置ならびに駆動方法について説明したが、インパクト駆動アクチュエータを利用したその他の光学ヘッドや磁気ヘッドにも広く利用可能である。またデータを読みだす記録媒体は光磁気ディスクに限定されるものでなく、磁気ディスクや光ディスクなどでも実施可能なことは言うまでもない。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によるヘッドの移送装置及びヘッドの移送方法によれば、ロッドに対し被駆動体の駆動が摩擦状態により阻害された状態のとき、振動素子によりロッドを微小振動制御手段により順方向及び逆方向へ微小振動を短時間繰り返すことによって、ロッドに付着されているゴミや粉塵あるいはロッドと光学ピックアップとの食い付き等が解除され、光学ピックアップの円滑な起動を可能にすることができ、信頼性の高いヘッドの移送装置及びヘッドの移送方法となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インパクト駆動アクチュエータを用いた光学ピックアップの例を示す平面図である。
【図2】インパクト駆動アクチュエータの矩形波パルスの例を示す線図である。
【図3】図1の光学ピックアップの例を示す側面図である。
【図4】インパクト駆動アクチュエータを用いた光学ピックアップの例を示すブロック図である。
【図5】微小振動が繰り返される様子の矩形パルスの例を示す線図である。
【図6】制御の例を示すフローチャート図である。
【図7】微小振動の例を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1‥‥ピエゾ素子、2‥‥ロッド、3‥‥カウンターバランス、5‥‥光学ピックアップ、6‥‥摩擦連結面、7‥‥板ばね、8‥‥ガイド軸、10‥‥ガイド軸受、11‥‥スピンドルモータ、12‥‥ドライバー、301‥‥送り量算出部、302‥‥移動量判定部、303‥‥パルス量比較部、304‥‥エマージェンシー検出部、306‥‥微小移動制御部、307‥‥通常送り制御部、308‥‥アドレス復調部、309‥‥セレクタ、310‥‥ドライバ、311‥‥アクチュエータ、312‥‥ロッド、313‥‥光学ヘッド、314‥‥光磁気ディスク

Claims (10)

  1. 記録位置を示すアドレス情報が記録された記録媒体からデータを読みだすヘッドを入力される目標アドレス近傍へ移送制御するヘッド移送装置において、
    上記ヘッドが移動可能に摩擦係合される駆動軸手段と、
    電圧の印加によって伸縮する軸方向の一端が固定部に固定されるとともに、他端が上記駆動軸手段に固定された振動アクチュエータ手段と、
    上記振動アクチュエータ手段の伸びと縮みの速度を異ならせる信号を上記振動アクチュエータ手段に供給して上記ヘッドを所定の方向へ移送させる駆動手段と、
    上記ヘッドの移送が阻害されていると判断される場合には、上記ヘッドが一方向と他方向へと各々所定時間、交互に移送される方向に上記振動アクチュエータ手段が上記駆動手段に駆動されるように制御する制御手段とより成ることを特徴とするヘッド移送装置。
  2. 請求項1記載のヘッド移送装置において、ヘッドの現在位置を示すアドレス情報と、所定期間上記振動アクチュエータ手段を駆動した後に読み出されるアドレス情報とに基づいて上記ヘッドの移送の阻害を検出することを特徴とするヘッド移送装置。
  3. 請求項1記載のヘッド移送装置において、上記入力される目標アドレスと上記ヘッドによって読み出される現在地アドレスとに基づいて上記振動アクチュエータ手段へ印加する上記ヘッドの上記目標アドレス近傍への移送に必要な信号量を算出する信号量算出手段と、
    上記入力される目標アドレスと上記ヘッドによって読み出される現在地アドレスとに基づいて上記ヘッドが上記入力される目標アドレス近傍に到達したことを検出する移送完了検出手段と
    を更に備え、
    上記制御手段は、上記信号量算出手段の算出結果に基づいて上記ヘッドの移送がされるように上記駆動手段を制御したのち、上記移送完了検出手段の検出結果に基づいて上記ヘッドの移送の阻害を判断することを特徴とするヘッド移送装置。
  4. 記録位置を示すアドレス情報が記録された記録媒体からデータを読みだすヘッドが、一端が固定されて駆動信号の印加によって伸縮する振動アクチュエータの他端に固定された駆動軸に移動可能に摩擦係合され、上記振動アクチュエータに伸び縮みの速度を異らせる駆動信号を印加して入力される目標アドレス近傍へ移送制御するヘッド移送方法において、
    所定期間上記振動アクチュエータが上記駆動軸を駆動するステップと、
    上記ヘッドの移送の阻害を検出するステップと、
    上記ヘッドの移送の阻害が検出された場合には、上記振動アクチュエータが上記ヘッドを一方向と他方向へと各々所定時間移送する駆動信号を所定回数印加するステップと、
    より成ることを特徴とするヘッド移送方法。
  5. 請求項4記載のヘッド移送方法において、
    上記ヘッドの移送の阻害の検出は、
    上記ヘッドの現在位置を示すアドレス情報と、所定期間上記振動アクチュエータを駆動した後に読み出されるアドレス情報とに基づいて行われることを特徴とするヘッドの移送方法。
  6. 請求項4記載のヘッド移送方法において、
    上記入力される目標アドレスと上記ヘッドによって読み出される現在地アドレスとに基づいてヘッドの現在地から上記入力される目標アドレス近傍へ上記ヘッドを移送するための駆動信号量を算出する駆動量算出ステップと、
    を更に備え、
    上記駆動量算出ステップの算出結果に基づいて上記振動アクチュエータの駆動を行なうようにしたことを特徴とするヘッドの移送方法。
  7. 請求項6記載のヘッド移送方法において、
    上記ヘッドの移送の阻害の検出は、
    上記ヘッドの現在位置を示すアドレス情報と、所定期間上記振動アクチュエータを駆動した後に読み出されるアドレス情報とに基づいて行われることを特徴とするヘッドの移送方法。
  8. 記録位置を示すアドレス情報が記録された記録媒体から所定のアドレスに記録されたデータを読みだす再生装置において、
    上記記録媒体から上記アドレス情報を読みだす再生手段と、
    上記再生手段が移動可能に摩擦係合される駆動軸手段と、
    駆動信号の印加によって伸縮する軸方向の一端が上記再生装置の固定部分に固定されるとともに、他端が上記駆動軸手段に固定された振動アクチュエータ手段と、
    上記振動アクチュエータ手段の伸びと縮みの速度を異ならせる信号を上記振動アクチュエータ手段に供給して上記再生手段を所定の方向へ移送させる駆動手段と、
    上記再生手段の移送の阻害を検出する阻害検出手段と、
    上記阻害検出手段が上記再生手段の移送の阻害を検出した場合には、上記再生手段が一方向と他方向へと各々所定時間、交互に移送駆動されるように上記駆動手段を駆動制御する制御手段と、
    より成ることを特徴とする再生装置。
  9. 請求項8記載の再生装置において、
    上記阻害検出手段は、上記再生手段の駆動の開始時のアドレス情報と、上記所定の駆動を行なった後に上記再生手段から読み出されるアドレス情報とに基づいて阻害の検出を行なうことを特徴とする再生装置。
  10. 請求項8記載の再生装置において、
    上記再生手段から再生される現在地のアドレス情報と上記所定のアドレスとに基づいて上記再生手段を上記所定のアドレス近傍へ移送するために必要な駆動信号量を算出する駆動信号量算出手段と、
    を更に備え、
    上記制御手段は、上記駆動信号量算出手段の算出結果に基づいて上記駆動手段を駆動制御したのち、上記阻害検出手段による阻害検出が行われるように制御することを特徴とする再生装置。
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