JP4034908B2 - 油圧式無段変速機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧ポンプと油圧モータとで構成される油圧式無段変速機に関し、特に、油圧式無段変速機に設けたチェックバルブの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の油圧式無段変速機(以下HST式変速機)においては、図13に示すように該HST式変速機の中立状態を保持するため、油路板32に形成されたメイン回路32mとチャージ回路32cとの間に設けたチェックバルブ93のスリーブ93aにオリフィス94を形成して、該オリフィス94を通じてメイン回路32mからチャージ回路32cへ油圧を逃がすオリフィス式中立バルブ内蔵チェックバルブを構成したものがあった。
【0003】
また、メイン回路32mとチャージ回路32cとの間に、メイン回路32mの圧力の大きさによって開閉が切り換わる圧力感応中立バルブを設けて、HST式変速機の中立状態を保持するように構成したものもあった。
【0004】
また、従来のHST式変速機においては、メイン回路とチャージ回路との間に設けられるチェックバルブにリリーフバルブを内蔵したものもあり、このようなリリーフバルブではリリーフ圧を螺子部材により調整して設定するように構成していた。そして、該チェックバルブを構成するスリーブのシート部にメイン回路とチャージ回路とを連通する切り欠きを形成して、HST式変速機の中立幅を確保するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述の如く、HST式変速機のチェックバルブ93にオリフィス94を形成した構成のものにおいては、メイン回路32mの圧力が上昇するとオリフィス94の通過流量が増加し容積効率の低下度合いが大きくなっていた。
また、該HST式変速機を車両に適用した場合、HST式変速機の操作レバーを中立状態にして坂道で前進方向停止すると、車両が坂道を下る速度が徐々に速くなる。さらに、メイン回路32mの圧力が高くなると大きな騒音が発せられることとなっていた。
【0006】
また、メイン回路32mとチャージ回路32cとの間に圧力感応中立バルブを設けたものにおいては、バルブの切り換え時に流量が大きく変化するため、発進・停止時にショックが発生したり、走行状態から停止状態にした場合、メイン回路32mに圧力が籠もって該バルブが作動しなくなり、HST式変速機の中立幅を大きく確保することができなくなっていた。
【0007】
また、チェックバルブにリリーフバルブを内蔵した構成のものにおいては、リリーフ圧を螺子部材により調整して設定するように構成していたので、リリーフ圧の設定に時間を要していた。さらに、チェックバルブのスリーブのシート部に切り欠きを形成して、HST式変速機の中立幅を確保するよう構成していたが、シート部の切り欠き加工は難しく加工精度のばらつきが大きくなっていたとともに、シート部の強度が低下して高圧リリーフバルブとして使用できなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。
【0009】
請求項1においては、油圧ポンプ(21)と油圧モータ(22)とで構成される油圧式無段変速機(10)において、メイン回路(32m)とチャージ回路(32c)との間に中立バルブ内蔵チェックバルブ(35)を設け、該中立バルブ内蔵チェックバルブ(35)のスリーブ(35a)にスプール(37)を摺動自在に内装するとともに、該スプール(37)にメイン回路(32m)とチャージ回路(32c)とを連通可能とするオリフィス(37a)を形成して、該中立バルブ内蔵チェックバルブ(35)内に油圧式無段変速機(10)の中立を保持する中立バルブを構成し、該スリーブ(35a)はスプリング(36)によりチャージ回路(32c)側に付勢し、該スリーブ(35a)内のスプール(37)は差圧設定バネ(38)により反チャージ回路(32c)側方向に付勢し、該スプール(37)の反チャージ回路(32c)側には減圧室(40)を形成し、該オリフィス(37a)と、スリーブ(35a)に形成される調圧孔(35b)とにより、前記メイン回路(32m)とチャージ回路(32c)とを連通可能に構成し、該中立バルブはメイン回路(32m)からチャージ回路(32c)への流量をメイン回路(32m)の回路圧力の大小にかかわらず略一定に保持するように構成したものである。
【0010】
請求項2においては、油圧ポンプ(21)と油圧モータ(22)とで構成される油圧式無段変速機(10)において、メイン回路(32m)とチャージ回路(32c)との間にリリーフバルブ内蔵チェックバルブ(51)を設け、該リリーフバルブ内蔵チェックバル ブ(51)を構成するスリーブ(51a)は、チェックバルブバネ(53)によりチャージ回路(32c)側へ付勢し、該チェックバルブバネ(53)の配設部分に、チェックバルブバネ室(57)を形成し、油路板(32)に螺設されたプラグ(51b)の外周部(51c)は、前記メイン回路(32m)と連通し、該プラグ(51b)の外周部(51c)とチェックバルブバネ室(57)とは連通孔(52)により連通し、前記スリーブ(51a)内に球状弁(55)を摺動自在に配設し、該球状弁(55)はリリーフバネ(54)によりプラグ(51b)方向へ付勢し、該プラグ(51b)方向へ付勢される球状弁(55)により、前記チェックバルブバネ室(57)を閉鎖し、該スリーブ(51a)内のリリーフバネ(54)の配設部分には、リリーフバネ室(56)を形成し、前記スリーブ(51a)に、油圧式無段変速機(10)のメイン回路(32m)とチャージ回路(32c)とを連通するオリフィス(51d)を形成し、前記油圧ポンプ(21)の可動斜板(21c)の傾斜角が小さい状態において、該メイン回路(32m)の作動油をオリフィス(51d)を通じてチャージ回路(32c)へ逃がすように構成し、油圧式無段変速機(10)の中立幅を広く確保したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を説明する。
【0012】
図1は本発明のHST式変速機を示す側面断面図、図2は同じく中立バルブを内蔵したチェックバルブを具備するHST式変速機の油路板を示す平面断面図、図3は図2におけるHST式変速機の油圧回路を示す図、図4はメイン回路圧とオリフィス通過流量との関係を示す図、図5はメイン回路圧と容積効率との関係を示す図、図6は球状弁によって開閉されるリリーフバルブを内蔵したチェックバルブを具備するHST式変速機の油路板を示す平面断面図、図7は図6におけるHST式変速機の油圧回路を示す図、図8は図6におけるHST式変速機のチェックバルブのスリーブにオリフィスを形成した状態の油路板を示す平面断面図、図9は図8におけるHST式変速機の油圧回路を示す図、図10は油圧ポンプのハウジング内のドレン油を油圧モータのハウジング内へ導くドレン通路にチェックバルブを設けたHST式変速機を示す側面断面図、図11はチャージ回路と油圧ポンプのハウジング内との間にチェックバルブ付きリリーフバルブを設けたHST式変速機を示す側面図、図12は図11におけるチェックバルブ付きリリーフバルブを示す側面断面図、図13は従来のHST式変速機におけるチェックバルブの一例を示す断面図である。
【0013】
本発明の油圧式無段変速機の概略構成について説明する。図1、図2において、油圧式無段変速機(以降HST式変速機と記す)10は油圧ポンプ21および油圧モータ22により構成され、該油圧ポンプ21および油圧モータ22はハウジング31に内包されると共に、油路板32の同一面に配設されている。油圧ポンプ21は駆動軸21a、該駆動軸21aが挿嵌され駆動軸21aと共に回動するシリンダブロック21b、該シリンダブロック21bに摺動自在に挿嵌されたプランジャ21eおよび該プランジャ21eに当接した可動斜板21cにより構成され、可変容量式油圧ポンプに構成されている。可動斜板21cはプランジャ21eの摺動量を規制し、該油圧ポンプ21の作動油の吐出量を調節可能に構成されている。油路板32にはメイン回路32mが設けられており、油圧ポンプ21より作動油が該メイン回路32mを介して油圧モータ21に供給される。
【0014】
油圧モータ22は油圧ポンプ21と同様に、油路板32に挿嵌し、一端をハウジング31により回動自在に支持された出力軸22a、該出力軸22aが挿嵌され駆動軸22aと共に回動するシリンダブロック22b、該シリンダブロック22bに摺動自在に挿嵌されたプランジャ22eおよび該プランジャ22eに当接した固定斜板22cにより構成されている。該シリンダブッロク23bは出力軸22aとともに回動する構成になっており、該シリンダブッロク23bにはプランジャ23eが摺動自在に挿嵌されている。該プランジャ23eはハウジング31に固設された固定斜板23cに当接している。上記の構成により、駆動力が駆動軸21aに入力され、油圧ポンプ21が駆動される。該油圧ポンプ21により吐出された作動油は油路板31を介して油圧モータ22に供給され、該作動油により油圧モータ22が駆動され、該駆動力が出力軸22aに伝達される。
【0015】
前記油路板32には、チャージ回路32cが形成されており、該チャージ回路32cと前記メイン回路32mとの間には中立バルブ内蔵チェックバルブ35が介装されて、該メイン回路32mの作動油が不足した場合には、チャージ回路32c・32cから該中立バルブ内蔵チェックバルブ35を介して作動油が補給されるように構成している。
【0016】
次に、メイン回路32mとチャージ回路32cとの間に設けられるチェックバルブに中立バルブを内蔵して構成した中立バルブ内蔵チェックバルブ35について説明する。中立バルブ内蔵チェックバルブ35は、前述のようにチェックバルブの機能を有するとともに、次に述べるように、HST式変速機10の中立幅を広く確保する中立バルブの機能も有している。図2、図3において、中立バルブ内蔵チェックバルブ35のスリーブ35aはスプリング36によりチャージ回路32c側に付勢されている。該スリーブ35a内にはスプール37が摺動自在に嵌装され、該スプール37にはオリフィス37aが形成されている。スプール37は差圧設定バネ38により反チャージ回路32c側方向に付勢されており、該スプール37の反チャージ回路32c側には減圧室40が形成されている。また、オリフィス37aとスリーブ35aに形成される調圧孔35bとにより、メイン回路32mとチャージ回路32cとが連通可能に構成されている。
【0017】
そして、油圧ポンプ21の可動斜板21cの傾斜角が小さくて作動油のメイン回路32mへの吐出量が少ない間は、オリフィス37aと調圧孔35bとが連通された状態となって、メイン回路32mとチャージ回路32cとが連通し、メイン回路32mの作動油がオリフィス37aを通じてチャージ回路32cへ逃げるため、油圧モータ22は回転しない。即ち、HST式変速機10は中立状態となるのである。
このように、油圧ポンプ21の可動斜板21cの傾斜角が小さい状態においては、メイン回路32mの作動油をオリフィス37aを通じてチャージ回路32cへ逃がすように構成して、HST式変速機の中立幅を広く確保するようにしているのである。
【0018】
この状態から、油圧ポンプ21の可動斜板21cの傾斜角が大きくなると、メイン回路32mの油圧が高くなってオリフィス37aの通過流量が増加し、作動油の流れ方向における、オリフィス37aの前後に位置するバネ室39と減圧室40との間に圧力差が生じ、減圧室40内の圧力よりもバネ室39内の圧力の方が大きくなる。これにより、減圧室40に流入した作動油によってスプール37がチャージ回路32c方向に付勢される。尚、この場合、バネ室39の圧力はチャージ回路32c内の圧力と同圧となっている。
【0019】
そして、メイン回路32mの油圧が高くなるに従って、減圧室40との間に生じる圧力差が大きくなり、この圧力差が、差圧設定バネ38によるスプール37の付勢力よりも大きくなると、該スプール37がチャージ回路32c側へ移動する。スプール37がチャージ回路32c側へ移動すると、オリフィス37aと調圧孔35bとの連通状態が絞られる(即ち調圧孔35bの開口が絞られる)。
【0020】
調圧孔35bの開口が絞られると、メイン回路32mの油圧上昇に伴い上昇していた減圧室40内の圧力の上昇が抑えられ、該減圧室40内の圧力と差圧設定バネ38によるスプール37の付勢力とが釣り合う位置で該スプール37の移動が停止する。
調圧孔35bの開口の絞り度合いはメイン回路32mの油圧の大きさに応じて変化するため、メイン回路32mの油圧がさらに上昇した場合においても、減圧室40内の圧力は略一定に保たれ、オリフィス37aを通じてチャージ回路32cへ流出する作動油の流量も略一定に保たれる。
【0021】
即ち、従来のHST式変速機のように、チェックバルブのスリーブに形成したオリフィスを通じてメイン回路32mからチャージ回路32cへ油圧を逃がすように構成した場合には、図4に示す流量曲線41の如く、メイン回路32mの圧力が大きくなるに従ってオリフィス37aの通過流量が上昇するが、これに対して、前記中立バルブ内蔵チェックバルブ35のように構成した場合は、流量曲線42に示す如く、メイン回路32mの圧力の大小にかかわらずオリフィス37aの通過流量は略一定に保持されるのである。
【0022】
また、中立バルブ内蔵チェックバルブ35においては、メイン回路32mの圧力にかかわらずオリフィス37aの通過流量が略一定に保持されるため、図5の容積効率曲線43の如く、メイン回路32mの圧力が上昇してもHST式変速機10の容積効率の低下を少なくすることができる。これに対し、チェックバルブのスリーブに形成したオリフィスを通じてメイン回路32mからチャージ回路32cへ油圧を逃がすように構成した従来のHST式変速機においては、容積効率曲線44に示すように、メイン回路32mの圧力の上昇とともに、容積効率が大きく低下している。
【0023】
このように、中立バルブ内蔵チェックバルブ35は中立バルブの機能を一定差圧弁により構成しているので、メイン回路32mの圧力が上昇してもオリフィス37aの通過流量を一定に保持することができ、容積効率の低下を少なくすることができる。且つ、メイン回路32mの圧力が上昇しても発生する騒音は小さく、発進・停止時におけるショックも発生することがない。また、HST式変速機10の操作レバーを中立状態にして坂道で前進方向停止した場合にも、オリフィス37aの通過流量が一定であるので、一定の車速で坂道を下ることとなる。さらに、オリフィス37aの通過流量が常に一定であるので、メイン回路32m内に圧力が籠もることがなく、一定の中立幅を確保することが可能となる。
【0024】
次に、メイン回路32mとチャージ回路32cとの間に、リリーフバルブを内蔵したチェックバルブを設けた例について説明する。図6、図7に示すリリーフバルブ内蔵チェックバルブ51のスリーブ51aは、チェックバルブバネ53によりチャージ回路32c側方向へ付勢されており、チェックバルブバネ53の配設部分にはチェックバルブバネ室57が形成されている。油路板32に螺設されたプラグ51bの外周部51cは、メイン回路32mと連通しており、プラグ51bの外周部51cとチェックバルブバネ室57とは連通孔52により連通されている。
【0025】
前記スリーブ51a内には、鋼球等の球状部材により構成された球状弁55が、該スリーブ51a内を摺動自在に配設され、該球状弁55はリリーフバネ54によりプラグ51b方向へ付勢されている。プラグ51b方向へ付勢される球状弁55により、前記チェックバルブバネ室57が閉じられている。
また、スリーブ51a内のリリーフバネ54配設部分にはリリーフバネ室56が形成されている。
【0026】
そして、メイン回路32mの圧力が低い場合は、前記球状弁55により閉じられたチェックバルブバネ室57と前記リリーフバネ室56とは遮断されており、該メイン回路32mの圧力が上昇すると、それに伴って、プラグ51bの外周部51cと連通しているチェックバルブバネ室57内の圧力も上昇する。このチェックバルブバネ室57内の圧力により球状弁55はチャージ回路32c側方向へ付勢される。チェックバルブバネ室57内の圧力による付勢力が、リリーフバネ54による付勢力よりも大きくなると、球状弁55がチャージ回路32c側方向へ移動してチェックバルブバネ室57が開き、該チェックバルブバネ室57とリリーフバネ室56とが連通して、メイン回路32m内の作動油がチャージ回路32cへ流れる。その後、メイン回路32mの圧力が低下して、リリーフバネ54の付勢力がチェックバルブバネ室57内の圧力による付勢力よりも大きくなれば、球状弁55が閉じてリリーフバネ室56とチェックバルブバネ室57とが、即ちチャージ回路32cとメイン回路32mとが遮断される。
【0027】
このように、リリーフバルブ内蔵チェックバルブ51におけるリリーフバルブの開閉は、球状弁55が開閉することにより行われ、該リリーフバルブのリリーフ圧は、球状弁55を付勢するリリーフバネ54の付勢力により決定される。従って、リリーフバネ54を一旦リリーフバルブ内蔵チェックバルブ51内に組み込んでしまえばリリーフ圧は設定されてしまうので、リリーフ圧の調整を行う必要はなく、リリーフ圧の設定に時間を取られることがない。尚、リリーフバルブ内蔵チェックバルブ51におけるチェックバルブの開閉は、前記スリーブ51aの開閉により行われる。
【0028】
また、リリーフバルブ内蔵チェックバルブ51においては、次のように構成して、中立幅を確保するための中立バルブの機能を設けることもできる。即ち、図8、図9に示すように、リリーフバルブ内蔵チェックバルブ51のスリーブ51aに、メイン回路32mとリリーフバネ室56とを連通するオリフィス51dを形成する。スリーブ51aにオリフィス51dを形成することで、メイン回路32mとチャージ回路32cとが連通してバイパス通路が形成される。
【0029】
以上の如くリリーフバルブ内蔵チェックバルブ51を構成すると、油圧ポンプ21の可動斜板21cの傾斜角が小さくて吐出量が少ない間は、メイン回路32mの作動油がオリフィス51dを通じてチャージ回路32cへ流れるため、油圧モータ22は回転しないこととなり、HST式変速機10の中立状態が確保される。そして、油圧ポンプ21の可動斜板21cの傾斜角が大きくなって吐出量が多くなって、オリフィス51dの通過流量よりも油圧ポンプ21からの吐出量が多くなると、油圧モータ22が回転を開始する。
【0030】
このように、リリーフバルブ内蔵チェックバルブ51のスリーブ51aにオリフィス51dを形成するだけの簡単な加工を行うだけで、該リリーフバルブ内蔵チェックバルブ51に簡単な構成、且つ高精度の中立バルブ機能を付与することができる。また、このような中立バルブ機能を構成することで、スリーブ51aのシート部強度に影響を与えることがないので、該リリーフバルブ内蔵チェックバルブ51を高圧バルブとして使用することが可能となる。
【0031】
次に、HST式変速機10を、油圧ポンプ21を油圧モータ22よりも高位置に配置し、油圧ポンプ21のケーシング内のドレン油を油圧モータ22のケーシング内へ導くドレン通路を設け、油圧モータ22のケーシング内に導いたドレン油を油圧ポンプ21よりも低位置からオイルタンクへ排出するように構成した例について説明する。従来、油圧ポンプを油圧モータよりも高位置に配置した油圧式無段変速機においては、油圧ポンプのハウジング内のドレン油を油圧モータのハウジング内へ導くドレン通路を設け、油圧モータのハウジング内に導いたドレン油を油圧ポンプよりも低位置からオイルタンクへ排出するように構成していた。また、前述の如く、油圧モータのハウジング内に導いた油圧ポンプからのドレン油をオイルタンクへ排出するように構成したものにおいては、HST式変速機が作動していないと、油圧ポンプのハウジング内のオイルレベルが低下して空気が溜まってしまい、該HST式変速機を作動させたときに作動油に空気が混じってキャビテーションエロージョン発生の原因となっていた。図10に示すHST式変速機10は、油圧ポンプ21を油路板32の一側に取り付けるとともに、油圧モータ22を油路板32の他側に取り付けて構成され、該油圧ポンプ21は油圧モータ22よりも高位置に配置されている。即ち、図10に示すHST式変速機10は、所謂Z配置の一体型HST式変速機に構成されている。また、該油圧ポンプ21はハウジング31aに覆われ、油圧モータ22はハウジング31aと別個に形成されたハウジング31bに覆われている。
【0032】
油路板32にはドレン通路32aが形成され、該ドレン通路32aにより、油圧ポンプ21はハウジング31aの下部と油圧モータ22のハウジング31b上部とが連通されている。該油圧モータ22のハウジング31b内におけるドレン通路32a形成部分には、球状弁61及び付勢バネ62を配設し、該付勢バネ62にて球状弁61をドレン通路32a側へ付勢して、該球状弁61によりドレン通路32aを閉じるように構成している。該球状弁61及び付勢バネ62にてチェックバルブ65を構成しているのである。また、油圧モータ22のハウジング31bの上面には、ドレン油をオイルタンクへ排出するためのドレン出口63を開口している。
【0033】
上述の如く構成したHST式変速機10においては、該HST式変速機10の作動中にチャージバルブ64から油圧ポンプ21のハウジング31a内へオーバフローしたチャージ回路32cの作動油、及びシリンダブロック21bとプランジャ21eとの摺動部からハウジング31a内へリークした作動油とが、ドレン油としてドレン通路32aを通じて油圧モータ22のハウジング31b内へ流入する。この場合、前記球状弁61は、油圧ポンプ21のハウジング31a内の作動油の圧力によって、付勢バネ62の付勢力に抗して開き、油圧ポンプ21側と油圧モータ22とが連通する。油圧モータ22のハウジング31b内へ流入したドレン油は前記ドレン出口63からオイルタンクへ向けて排出される。
【0034】
一方、HST式変速機10が作動していないときは、油圧ポンプ21のハウジング31a内からは、球状弁61が開く程の圧力が該球状弁61にかからないため、チェックバルブ65は閉じた状態となる。従って、油圧ポンプ21のハウジング31a内の作動油が油圧モータ22のハウジング31b内へ流入することはない。尚、チェックバルブ65は、HST式変速機10の停止時には閉じ、該HST式変速機10の運転時には油圧ポンプ21側からの油圧で開くように開弁圧を低く設定されている。
【0035】
このように、油圧ポンプ21のハウジング31a内と油圧モータ22のハウジング31b内とを連通するドレン通路32aに該ドレン通路32aを閉じるチェックバルブ65を設けることにより、HST式変速機10が作動していないときに、油圧ポンプ21のハウジング31a内から油圧モータ22のハウジング31b内へ作動油が流入して油圧ポンプ21のハウジング31a内のオイルレベルが低下してしまうことが防止でき、該ハウジング31a内のオイルレベルを常に確保することができる。これにより、油圧ポンプ21のハウジング31a内に空気が溜まることがないので、運転開始時における作動油の空気噛みを防止することができるとともに、オイル不足によるシリンダブロック21bとプランジャ21eとの摺動部等の焼き付きを防止することができる。
【0036】
また、チャージ回路32cと油圧ポンプ21のハウジング内との間に設けられるチャージバルブ64は、例えば次のように構成している。図11に示すHST式変速機10は、ハウジング31に内包される油圧ポンプ21と油圧モータ22とを油路板32の同一面に配設して構成している。チャージ回路32cと油圧ポンプ21のハウジング31内との間にはチャージバルブ64が設けられている。
【0037】
図12に示すように、チャージバルブ64内にはチャージ回路32cと連通する球状弁室64cが形成され、該球状弁室64cには、鋼球等の球状部材により形成される球状弁65が摺動自在に内装されている。該球状弁室64cは、チャージバルブ64内に形成され油圧ポンプ21のハウジング31内と連通しているシート部通路64aと連通可能に構成されている。そして、球状弁65がチャージバルブ64のシート64bに押圧された状態では、シート部通路64aが該球状弁65によって閉じられて、シート部通路64aと球状弁室64cとが遮断され、球状弁65がシート64bに押圧されずに開いた状態では、シート部通路64aと球状弁室64cとが連通するように構成している。
【0038】
このように構成したチャージバルブ64においては、HST式変速機10の作動油の内部漏れにより、チャージ回路32c内が負圧になると、球状弁65がシート部64bに押圧されずに開き、作動油がハウジング31内からチャージ回路32cへ補給される。また、通常運転時にチャージ回路32c内の圧力が上昇すると、チャージ回路32cからの作動油がチャージバルブ64内をハウジング31側へ流れようとする。しかし、球状弁室64c内周と球状弁65外周との間隙の寸法D1を、シート部通路64aの通路径寸法D2よりも小さく構成しているので、球状弁室64cとシート部通路64aとの間に圧力差が生じて、球状弁65がシート64bに押圧される。これにより、球状弁室64cとシート部通路64aとが遮断されて、作動油がハウジング31側へ流れることが防止される。
【0039】
該チャージバルブ64においては、前記間隙の寸法D1と通路径寸法D2とに差を持たせて圧力差が生じるように構成しているので、球状弁65をシート64bへ付勢するバネ部材等を設けなくても、作動油の流れのみでチャージバルブ64を開閉することが可能となっている。
【0040】
以上の如くチャージバルブ64を構成することで、HST式変速機10の作動油の内部漏れによりメイン回路32mが負圧になると、ハウジング31内の作動油が該チャージバルブ64を通じて、負圧になっているチャージ回路32c及びメイン回路32mに流れ込む。これにより、メイン回路32mに空洞が発生することが防止され、例えば、該HST式変速機10を搭載した車両が坂道に駐車した場合等に、HST式変速機10のブレーキ作用を保持することができる。また、通常運転時においてはチャージ回路32cの圧力が上昇するが、チャージバルブ64により作動油のハウジング31側への逆流を防止することができるので、従来と同等のチャージ流量を確保することができる。
【0041】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するものである。
請求項1に記載の如く、油圧ポンプ(21)と油圧モータ(22)とで構成される油圧式無段変速機(10)において、メイン回路(32m)とチャージ回路(32c)との間に中立バルブ内蔵チェックバルブ(35)を設け、該中立バルブ内蔵チェックバルブ(35)のスリーブ(35a)にスプール(37)を摺動自在に内装するとともに、該スプール(37)にメイン回路(32m)とチャージ回路(32c)とを連通可能とするオリフィス(37a)を形成して、該中立バルブ内蔵チェックバルブ(35)内に油圧式無段変速機(10)の中立を保持する中立バルブを構成し、該スリーブ(35a)はスプリング(36)によりチャージ回路(32c)側に付勢し、該スリーブ(35a)内のスプール(37)は差圧設定バネ(38)により反チャージ回路(32c)側方向に付勢し、該スプール(37)の反チャージ回路(32c)側には減圧室(40)を形成し、該オリフィス(37a)と、スリーブ(35a)に形成される調圧孔(35b)とにより、前記メイン回路(32m)とチャージ回路(32c)とを連通可能に構成し、該中立バルブはメイン回路(32m)からチャージ回路(32c)への流量をメイン回路(32m)の回路圧力の大小にかかわらず略一定に保持するように構成したので、メイン回路の圧力が上昇してもオリフィスの通過流量を一定に保持することができ、容積効率の低下を少なくすることができる。且つ、メイン回路の圧力が上昇しても発生する騒音は小さく、発進・停止時におけるショックも発生することがない。
また、油圧式無段変速機の操作レバーを中立状態にして坂道で前進方向停止した場合にも、オリフィスの通過流量が一定であるので、一定の車速で坂道を下ることとなる。
さらに、オリフィスの通過流量が常に一定であるので、メイン回路内に圧力が籠もることがなく、一定の中立幅を確保することが可能となる。
【0042】
請求項2に記載のごとく、油圧ポンプ(21)と油圧モータ(22)とで構成される油圧式無段変速機(10)において、メイン回路(32m)とチャージ回路(32c)との間にリリーフバルブ内蔵チェックバルブ(51)を設け、該リリーフバルブ内蔵チェックバルブ(51)を構成するスリーブ(51a)は、チェックバルブバネ(53)によりチャージ回路(32c)側へ付勢し、該チェックバルブバネ(53)の配設部分に、チェックバルブバネ室(57)を形成し、油路板(32)に螺設されたプラグ(51b)の外周部(51c)は、前記メイン回路(32m)と連通し、該プラグ(51b)の外周部(51c)とチェックバルブバネ室(57)とは連通孔(52)により連通し、前記スリーブ(51a)内に球状弁(55)を摺動自在に配設し、該球状弁(55)はリリーフバネ(54)によりプラグ(51b)方向へ付勢し、該プラグ(51b)方向へ付勢される球状弁(55)により、前記チェックバルブバネ室(57)を閉鎖し、該スリーブ(51a)内のリリーフバネ(54)の配設部分には、リリーフバネ室(56)を形成し、前記スリーブ(51a)に、油圧式無段変速機(10)のメイン回路(32m)とチャージ回路(32c)とを連通するオリフィス(51d)を形成し、前記油圧ポンプ(21)の可動斜板(21c)の傾斜角が小さい状態において、該メイン回路(32m)の作動油をオリフィス(51d)を通じてチャージ回路(32c)へ逃がすように構成し、油圧式無段変速機(10)の中立幅を広く確保したので、該リリーフバルブのリリーフ圧は、球状弁を付勢する付勢部材の付勢力により決定されることとなり、リリーフバネを一旦リリーフバルブを内蔵するチェックバルブ内に組み込んでしまえばリリーフ圧は設定されてしまうので、リリーフ圧の調整を行う必要はなく、リリーフ圧の設定に時間を取られることがない。
【0043】
また、前記チェックバルブを構成するスリーブに、油圧式無段変速機のメイン回路とチャージ回路とを連通するオリフィスを形成したので、該チェックバルブのスリーブにオリフィスを形成するだけの簡単な加工を行うだけで、該チェックバルブに簡単な構成、且つ高精度の中立バルブ機能を付与することができる。
また、このような中立バルブ機能を構成することで、スリーブのシート部強度に影響を与えることがないので、該チェックバルブを高圧バルブとして使用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のHST式変速機を示す側面断面図である。
【図2】 同じく中立バルブを内蔵したチェックバルブを具備するHST式変速機の油路板を示す平面断面図である。
【図3】 図2におけるHST式変速機の油圧回路を示す図である。
【図4】 メイン回路圧とオリフィス通過流量との関係を示す図である。
【図5】 メイン回路圧と容積効率との関係を示す図である。
【図6】 球状弁によって開閉されるリリーフバルブを内蔵したチェックバルブを具備するHST式変速機の油路板を示す平面断面図である。
【図7】 図6におけるHST式変速機の油圧回路を示す図である。
【図8】 図6におけるHST式変速機のチェックバルブのスリーブにオリフィスを形成した状態の油路板を示す平面断面図である。
【図9】 図8におけるHST式変速機の油圧回路を示す図である。
【図10】 油圧ポンプのハウジング内のドレン油を油圧モータのハウジング内へ導くドレン通路にチェックバルブを設けたHST式変速機を示す側面断面図である。
【図11】 チャージ回路と油圧ポンプのハウジング内との間にチェックバルブ付きリリーフバルブを設けたHST式変速機を示す側面図である。
【図12】 図11におけるチェックバルブ付きリリーフバルブを示す側面断面図である。
【図13】 従来のHST式変速機におけるチェックバルブの一例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 HST式変速機
21 油圧ポンプ
22 油圧モータ
31 ハウジング
32 油路板
32a ドレン通路
32c チャージ回路
32m メイン回路
35 中立バルブ内蔵チェックバルブ
37 オリフィス
51 リリーフバルブ内蔵チェックバルブ
51d オリフィス
55 球状弁
65 チェックバルブ
Claims (2)
- 油圧ポンプ(21)と油圧モータ(22)とで構成される油圧式無段変速機(10)において、メイン回路(32m)とチャージ回路(32c)との間に中立バルブ内蔵チェックバルブ(35)を設け、該中立バルブ内蔵チェックバルブ(35)のスリーブ(35a)にスプール(37)を摺動自在に内装するとともに、該スプール(37)にメイン回路(32m)とチャージ回路(32c)とを連通可能とするオリフィス(37a)を形成して、該中立バルブ内蔵チェックバルブ(35)内に油圧式無段変速機(10)の中立を保持する中立バルブを構成し、該スリーブ(35a)はスプリング(36)によりチャージ回路(32c)側に付勢し、該スリーブ(35a)内のスプール(37)は差圧設定バネ(38)により反チャージ回路(32c)側方向に付勢し、該スプール(37)の反チャージ回路(32c)側には減圧室(40)を形成し、該オリフィス(37a)と、スリーブ(35a)に形成される調圧孔(35b)とにより、前記メイン回路(32m)とチャージ回路(32c)とを連通可能に構成し、該中立バルブはメイン回路(32m)からチャージ回路(32c)への流量をメイン回路(32m)の回路圧力の大小にかかわらず略一定に保持するように構成したことを特徴とする油圧式無段変速機。
- 油圧ポンプ(21)と油圧モータ(22)とで構成される油圧式無段変速機(10)において、メイン回路(32m)とチャージ回路(32c)との間にリリーフバルブ内蔵チェックバルブ(51)を設け、該リリーフバルブ内蔵チェックバルブ(51)を構成するスリーブ(51a)は、チェックバルブバネ(53)によりチャージ回路(32c)側へ付勢し、該チェックバルブバネ(53)の配設部分に、チェックバルブバネ室(57)を形成し、油路板(32)に螺設されたプラグ(51b)の外周部(51c)は、前記メイン回路(32m)と連通し、該プラグ(51b)の外周部(51c)とチェックバルブバネ室(57)とは連通孔(52)により連通し、前記スリーブ(51a)内に球状弁(55)を摺動自在に配設し、該球状弁(55)はリリーフバネ(54)によりプラグ(51b)方向へ付勢し、該プラグ(51b)方向へ付勢される球状弁(55)により、前記チェックバルブバネ室(57)を閉鎖し、該スリーブ(51a)内のリリーフバネ(54)の配設部分には、リリーフバネ室(56)を形成し、前記スリーブ(51a)に、油圧式無段変速機(10)のメイン回路(32m)とチャージ回路(32c)とを連通するオリフィス(51d)を形成し、前記油圧ポンプ(21)の可動斜板(21c)の傾斜角が小さい状態において、該メイン回路(32m)の作動油をオリフィス(51d)を通じてチャージ回路(32c)へ逃がすように構成し、油圧式無段変速機(10)の中立幅を広く確保したことを特徴とする油圧式無段変速機。
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