JP2002013636A - 流体圧伝動装置 - Google Patents
流体圧伝動装置Info
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/38—Control of exclusively fluid gearing
- F16H61/40—Control of exclusively fluid gearing hydrostatic
- F16H61/4043—Control of a bypass valve
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
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- F16H61/38—Control of exclusively fluid gearing
- F16H61/40—Control of exclusively fluid gearing hydrostatic
- F16H61/4157—Control of braking, e.g. preventing pump over-speeding when motor acts as a pump
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 原動機停止時に車両の移動を阻止するように
した流体圧伝動装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 可変容積型ポンプ10とモータ20との
ポート同士を互に通路30,31により連通させた閉回
路と、この閉回路の各通路30,31にチャージポンプ
35からの流体を所定圧で供給するチャージ通路37と
を備えた流体圧伝動装置において、オリフィス52と、
これと直列に配置されチャージ通路37の圧力が所定値
以下に低下したとき閉じる中立バルブ50とからなる中
立回路51で前記閉回路の通路30,31間を接続した
ものとしている。
した流体圧伝動装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 可変容積型ポンプ10とモータ20との
ポート同士を互に通路30,31により連通させた閉回
路と、この閉回路の各通路30,31にチャージポンプ
35からの流体を所定圧で供給するチャージ通路37と
を備えた流体圧伝動装置において、オリフィス52と、
これと直列に配置されチャージ通路37の圧力が所定値
以下に低下したとき閉じる中立バルブ50とからなる中
立回路51で前記閉回路の通路30,31間を接続した
ものとしている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変容積型ポンプ
およびモータの吐出口・吸込口を互に通路で連結して、
駆動力をポンプから流体圧を介してモータに伝える流体
圧伝動装置(ハイドロ・スターティク・トランスミッシ
ョン、通称、HST)に関し、特に、車両の駆動装置に
適用する場合に好適な流体圧伝動装置に関するものであ
る。
およびモータの吐出口・吸込口を互に通路で連結して、
駆動力をポンプから流体圧を介してモータに伝える流体
圧伝動装置(ハイドロ・スターティク・トランスミッシ
ョン、通称、HST)に関し、特に、車両の駆動装置に
適用する場合に好適な流体圧伝動装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から可変容積型ポンプおよびモータ
の吐出口・吸込口を通路で閉回路に連結して、駆動力を
ポンプから流体圧を介してモータに伝える流体圧伝動装
置(ハイドロ・スターティク・トランスミッション、通
称、HST)は知られており、フォークリフトや作業車
に採用されており、例えば、日刊工業新聞社刊「油圧技
術便覧−改訂新版−」(昭和51年1月30日初版発
行)の第523頁〜527頁に開示されるものがある。
そして、同第527頁の図7−7には、可変容積型ポン
プと定容積型モータを組合せた例が記載されている。
の吐出口・吸込口を通路で閉回路に連結して、駆動力を
ポンプから流体圧を介してモータに伝える流体圧伝動装
置(ハイドロ・スターティク・トランスミッション、通
称、HST)は知られており、フォークリフトや作業車
に採用されており、例えば、日刊工業新聞社刊「油圧技
術便覧−改訂新版−」(昭和51年1月30日初版発
行)の第523頁〜527頁に開示されるものがある。
そして、同第527頁の図7−7には、可変容積型ポン
プと定容積型モータを組合せた例が記載されている。
【0003】図5は、同資料の回路を示した油圧回路図
である。図5において、110は図示しない前後進レバ
ーに操作されて容積が正吐出・ニュートラル・逆吐出と
変化する可変容積型ポンプ、120はその出力軸が負荷
すなわち車両の駆動装置にあっては図示しない駆動車輪
に連結されている定容積型モータ、130,131は閉
回路を構成する通路である。135はチャージポンプ、
105は可変容積型ポンプ110およびチャージポンプ
135を駆動する原動機、140は閉回路の通路13
0,131内の圧力が所定圧以上となるとき他方の通路
130,131へ連通させる高圧リリーフバルブ、13
8,139はチャージポンプ135からチャージ通路1
37を介して供給された流体を閉回路の通路130,1
31へ供給するチェック弁、141はチャージ通路13
7から図示しないケース内を冷却すべくケース内へ開口
した通路142中に設けられた低圧リリーフバルブであ
る。さらに、閉回路の一方の通路130とチャージ通路
137とはオリフィス153をもつ中立回路151で連
通されている。
である。図5において、110は図示しない前後進レバ
ーに操作されて容積が正吐出・ニュートラル・逆吐出と
変化する可変容積型ポンプ、120はその出力軸が負荷
すなわち車両の駆動装置にあっては図示しない駆動車輪
に連結されている定容積型モータ、130,131は閉
回路を構成する通路である。135はチャージポンプ、
105は可変容積型ポンプ110およびチャージポンプ
135を駆動する原動機、140は閉回路の通路13
0,131内の圧力が所定圧以上となるとき他方の通路
130,131へ連通させる高圧リリーフバルブ、13
8,139はチャージポンプ135からチャージ通路1
37を介して供給された流体を閉回路の通路130,1
31へ供給するチェック弁、141はチャージ通路13
7から図示しないケース内を冷却すべくケース内へ開口
した通路142中に設けられた低圧リリーフバルブであ
る。さらに、閉回路の一方の通路130とチャージ通路
137とはオリフィス153をもつ中立回路151で連
通されている。
【0004】そして、原動機105が始動されてチャー
ジポンプ135および可変容積型ポンプ110を駆動
し、チャージポンプ135はチャージ通路137、チェ
ック弁138,139を介して閉回路の通路130,1
31中に流体を充填し、可変容積型ポンプ110はその
前後進レバーで設定された流量を吐出する。すなわち、
ニュートラルの場合には、吐出流量は基本的になく、通
路130,131には流体が流れず、定容積型モータ1
20は回転しない。
ジポンプ135および可変容積型ポンプ110を駆動
し、チャージポンプ135はチャージ通路137、チェ
ック弁138,139を介して閉回路の通路130,1
31中に流体を充填し、可変容積型ポンプ110はその
前後進レバーで設定された流量を吐出する。すなわち、
ニュートラルの場合には、吐出流量は基本的になく、通
路130,131には流体が流れず、定容積型モータ1
20は回転しない。
【0005】前後進レバーを前進に操作すると、可変容
積型ポンプ110が例えば通路130に流体を吐出し、
その流体で定容積型モータ120を回転させ、車両を前
進させる。定容積型モータ120から流出た流体は通路
131を還流して可変容積型ポンプ110に再び吸込ま
れる。
積型ポンプ110が例えば通路130に流体を吐出し、
その流体で定容積型モータ120を回転させ、車両を前
進させる。定容積型モータ120から流出た流体は通路
131を還流して可変容積型ポンプ110に再び吸込ま
れる。
【0006】逆に、前後進レバーを後退に操作すると、
可変容積型ポンプ110が前進とは逆に通路131に流
体を吐出し、その流体で定容積型モータ120を逆に回
転させ、車両を後退させる。定容積型モータ120から
流れ出た流体は通路130を還流して可変容積型ポンプ
110に再び吸込まれる。
可変容積型ポンプ110が前進とは逆に通路131に流
体を吐出し、その流体で定容積型モータ120を逆に回
転させ、車両を後退させる。定容積型モータ120から
流れ出た流体は通路130を還流して可変容積型ポンプ
110に再び吸込まれる。
【0007】そして、前後進レバーから可変容積型ポン
プ110までのリンケージのガタやフリクションによ
り、前後進レバーをニュートラルとしていても可変容積
ポンプ110を完全に吐出量がゼロの状態とすることは
リンケージ形状に高精度を要求するため、前後進レバー
がニュートラル位置にあれば可変容積型ポンプ110か
ら微小の吐出流量があっても定容積型モータ120が回
転することがないようにする必要がある。
プ110までのリンケージのガタやフリクションによ
り、前後進レバーをニュートラルとしていても可変容積
ポンプ110を完全に吐出量がゼロの状態とすることは
リンケージ形状に高精度を要求するため、前後進レバー
がニュートラル位置にあれば可変容積型ポンプ110か
ら微小の吐出流量があっても定容積型モータ120が回
転することがないようにする必要がある。
【0008】このため、微小の流体を通路130から通
路131へ中立回路151のオリフィス153を介して
還流させるようにしている。なお、可変容積型ポンプ1
10の吐出流量が増加していくと、オリフィス153の
絞り効果により通路130の圧力が上昇し、この圧力が
車両の起動圧力(車両を動かすために必要な圧力)に達
したとき、定容積型モータ120は回転を開始し車両が
動き出すようになっている。
路131へ中立回路151のオリフィス153を介して
還流させるようにしている。なお、可変容積型ポンプ1
10の吐出流量が増加していくと、オリフィス153の
絞り効果により通路130の圧力が上昇し、この圧力が
車両の起動圧力(車両を動かすために必要な圧力)に達
したとき、定容積型モータ120は回転を開始し車両が
動き出すようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
例にあっては、通路130と通路131とをオリフィス
153をもつ中立回路151で常に連通させているた
め、定容積型モータ120に負荷側から回転入力があっ
たときにも、定容積型モータ120からの吐出流体が通
路130に流れ込み前記中立回路151を介して通路1
31に還流させ、定容積型モータ120の回転を停止さ
せることができなかった。このように負荷側から定容積
型モータ120に回転入力がある場合とは、例えば、坂
道で車両が停車する場合であり、パーキングブレーキを
効かせていない場合には車両は制動されずその自重で坂
下に向かってずり下がろうとする。
例にあっては、通路130と通路131とをオリフィス
153をもつ中立回路151で常に連通させているた
め、定容積型モータ120に負荷側から回転入力があっ
たときにも、定容積型モータ120からの吐出流体が通
路130に流れ込み前記中立回路151を介して通路1
31に還流させ、定容積型モータ120の回転を停止さ
せることができなかった。このように負荷側から定容積
型モータ120に回転入力がある場合とは、例えば、坂
道で車両が停車する場合であり、パーキングブレーキを
効かせていない場合には車両は制動されずその自重で坂
下に向かってずり下がろうとする。
【0010】このような場合、原動機105が運転され
ている場合には運転手が座席に在席しており車両のずり
下がりを止めるべくペダルブレーキを作動させるのであ
るが、運転手が原動機105を停止しパーキングブレー
キをかけ忘れて車両を離れたときには上記の車両のずり
下がりを防止することができない。
ている場合には運転手が座席に在席しており車両のずり
下がりを止めるべくペダルブレーキを作動させるのであ
るが、運転手が原動機105を停止しパーキングブレー
キをかけ忘れて車両を離れたときには上記の車両のずり
下がりを防止することができない。
【0011】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてな
されたもので、原動機の停止時には、車両の移動を阻止
するようにした流体圧伝動装置を提供することを目的と
する。
されたもので、原動機の停止時には、車両の移動を阻止
するようにした流体圧伝動装置を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、可変容積
型ポンプとモータとのポート同士を互に通路により連通
させた閉回路と、この閉回路の各通路にチャージポンプ
からの流体を所定圧で供給するチャージ通路とを備えた
流体圧伝動装置において、オリフィスと、これと直列に
配置されチャージ通路の圧力が所定値以下に低下したと
き閉じる中立バルブとからなる中立回路で前記閉回路の
通路間を接続したことを特徴とする。
型ポンプとモータとのポート同士を互に通路により連通
させた閉回路と、この閉回路の各通路にチャージポンプ
からの流体を所定圧で供給するチャージ通路とを備えた
流体圧伝動装置において、オリフィスと、これと直列に
配置されチャージ通路の圧力が所定値以下に低下したと
き閉じる中立バルブとからなる中立回路で前記閉回路の
通路間を接続したことを特徴とする。
【0013】第2の発明は、前記オリフィスは、中立バ
ルブへ開口する中立通路を段付孔で構成することで形成
していることを特徴とする。
ルブへ開口する中立通路を段付孔で構成することで形成
していることを特徴とする。
【0014】
【発明の効果】したがって、第1の発明では、原動機が
停止しチャージ通路にチャージ圧力が供給されなくなる
と、中立バルブは遮断位置に切換わり、可変容積型ポンプ
とモータの閉回路の通路はオリフィスを介しての相互の
連通が遮断され、モータに外部から駆動力が働いても、閉
回路の通路内の圧力上昇によりモータの回転は阻止され
る。このため、車両を坂道の途中に停車させてもずり下
がりを生じない。
停止しチャージ通路にチャージ圧力が供給されなくなる
と、中立バルブは遮断位置に切換わり、可変容積型ポンプ
とモータの閉回路の通路はオリフィスを介しての相互の
連通が遮断され、モータに外部から駆動力が働いても、閉
回路の通路内の圧力上昇によりモータの回転は阻止され
る。このため、車両を坂道の途中に停車させてもずり下
がりを生じない。
【0015】また、中立バルブは、車両の停止状態をチャ
ージポンプの吐出圧で判断し、チャージポンプの吐出圧
で作動するため、エンジン停止状態を検出する新たな検
出手段やこの検出手段により作動し中立バルブを駆動す
るアクチュエータを必要とせず、安価に構成できる。
ージポンプの吐出圧で判断し、チャージポンプの吐出圧
で作動するため、エンジン停止状態を検出する新たな検
出手段やこの検出手段により作動し中立バルブを駆動す
るアクチュエータを必要とせず、安価に構成できる。
【0016】チャージポンプが駆動されているときは、
中立バルブが開いているため、ニュートラル状態におい
て可変容積型ポンプのいずれのポートから微小流量が吐
出されても、その微小流量を吸込み側に還流でき、可変
容積型ポンプのニュートラル域を広くとれる。
中立バルブが開いているため、ニュートラル状態におい
て可変容積型ポンプのいずれのポートから微小流量が吐
出されても、その微小流量を吸込み側に還流でき、可変
容積型ポンプのニュートラル域を広くとれる。
【0017】さらに、中立バルブは閉回路の通路同士を
互に連通する中立回路に介装されているため、原動機停
止時の車両のいずれの方向へのずり下がりであっても応
答遅れなく作動できる。
互に連通する中立回路に介装されているため、原動機停
止時の車両のいずれの方向へのずり下がりであっても応
答遅れなく作動できる。
【0018】第2の発明は、前記オリフィスを中立バル
ブへ開口する中立通路を段付孔で構成したので、第1の
発明の効果に加えて、孔加工のみでオリフィスを形成で
き、中立回路の通路構成が簡単となる。
ブへ開口する中立通路を段付孔で構成したので、第1の
発明の効果に加えて、孔加工のみでオリフィスを形成で
き、中立回路の通路構成が簡単となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態を
添付図面に基づいて説明する。
添付図面に基づいて説明する。
【0020】図1は、本発明を適用した液圧回路図の1
例を示す。
例を示す。
【0021】図1において、二点鎖線で囲った部分は流
体圧伝動装置1を示し、流体圧伝動装置1において、1
0は入力軸11により駆動される可変容積型ポンプであ
り、図示していない斜板の傾きを矢印の傾きで示し、こ
の矢印の傾きに応じて吐出量が変更でき、矢印が垂直で
はニュートラル状態であり、図示の傾きでは図中下方の
ポートから流体を吸入し上方のポートから吐出し、図示
とは逆の傾きの場合には図中上方のポートから流体を吸
入し下方のポートから吐出する。この斜板は前後進レバ
ー2によりその傾きが操作され、前後進レバー2をN位
置にするとき斜板は傾きゼロとなり、F位置にするとき
斜板は図示の傾き状態となり、R位置にするとき斜板は
図示状態とは反対の傾きとなる。
体圧伝動装置1を示し、流体圧伝動装置1において、1
0は入力軸11により駆動される可変容積型ポンプであ
り、図示していない斜板の傾きを矢印の傾きで示し、こ
の矢印の傾きに応じて吐出量が変更でき、矢印が垂直で
はニュートラル状態であり、図示の傾きでは図中下方の
ポートから流体を吸入し上方のポートから吐出し、図示
とは逆の傾きの場合には図中上方のポートから流体を吸
入し下方のポートから吐出する。この斜板は前後進レバ
ー2によりその傾きが操作され、前後進レバー2をN位
置にするとき斜板は傾きゼロとなり、F位置にするとき
斜板は図示の傾き状態となり、R位置にするとき斜板は
図示状態とは反対の傾きとなる。
【0022】20は定容積型モータであり、出力軸21
に連結され、出力軸21は車両の駆動装置、具体的に
は、終減速機3等を介して駆動車輪4に連結されてい
る。そして、例えば、図中上方から流体の供給を受けた
場合車両を前進させる方向に回転し、図中下方から流体
の供給を受けた場合には車両を交代させる方向に回転
し、夫々の回転速度は流体の供給量に比例する。そし
て、可変容積型ポンプ10のポートと定容積型モータ2
0のポートとは通路30,31で連結され、閉回路を構
成している。
に連結され、出力軸21は車両の駆動装置、具体的に
は、終減速機3等を介して駆動車輪4に連結されてい
る。そして、例えば、図中上方から流体の供給を受けた
場合車両を前進させる方向に回転し、図中下方から流体
の供給を受けた場合には車両を交代させる方向に回転
し、夫々の回転速度は流体の供給量に比例する。そし
て、可変容積型ポンプ10のポートと定容積型モータ2
0のポートとは通路30,31で連結され、閉回路を構
成している。
【0023】35はチャージングポンプであり、可変容
積型ポンプ10とともに原動機5に連結された入力軸1
1により駆動され、チャージポンプ35からチャージ通
路37を介して供給された流体を閉回路の通路30,3
1へチェック弁38,39を介して供給する。これによ
り、閉回路内は吸込側であっても所定圧力以上に保持さ
れ、吸い込み負圧に起因するキャビテーションが防止さ
れている。また、チャージポンプ35は流体伝動装置1
外に設けたオイルタンク6からサクションパイプ7を介
して流体を吸込み、チャージ通路37は流体圧伝動装置
1外のオイルフィルタ8を有するチャージパイプ36を
経由しており、その後、流体伝動装置1のチャージ通路3
7へ戻るように構成している。
積型ポンプ10とともに原動機5に連結された入力軸1
1により駆動され、チャージポンプ35からチャージ通
路37を介して供給された流体を閉回路の通路30,3
1へチェック弁38,39を介して供給する。これによ
り、閉回路内は吸込側であっても所定圧力以上に保持さ
れ、吸い込み負圧に起因するキャビテーションが防止さ
れている。また、チャージポンプ35は流体伝動装置1
外に設けたオイルタンク6からサクションパイプ7を介
して流体を吸込み、チャージ通路37は流体圧伝動装置
1外のオイルフィルタ8を有するチャージパイプ36を
経由しており、その後、流体伝動装置1のチャージ通路3
7へ戻るように構成している。
【0024】40は閉回路の通路30,31同士を所定
圧以上で連通させる高圧リリーフバルブであり、41は
チャージ通路37から流体圧伝動装置1の図示しないケ
ース内を冷却すべくケース内へ開口した通路42中に設
けられた低圧リリーフバルブである。
圧以上で連通させる高圧リリーフバルブであり、41は
チャージ通路37から流体圧伝動装置1の図示しないケ
ース内を冷却すべくケース内へ開口した通路42中に設
けられた低圧リリーフバルブである。
【0025】50は中立バルブを示し、これと直列に配
した閉回路の一方の通路30と他方の通路31とを連通
させるオリフィス52とで中立回路51を構成してい
る。中立バルブ50は遮断位置53と連通位置54とを
有し、バルブスプリング55により遮断位置53に付勢
されると共に、チャージ通路37から分岐した延長通路
37aの圧力によりバルブスプリング55に抗して連通
位置54に切換わるようにされている。
した閉回路の一方の通路30と他方の通路31とを連通
させるオリフィス52とで中立回路51を構成してい
る。中立バルブ50は遮断位置53と連通位置54とを
有し、バルブスプリング55により遮断位置53に付勢
されると共に、チャージ通路37から分岐した延長通路
37aの圧力によりバルブスプリング55に抗して連通
位置54に切換わるようにされている。
【0026】従って、この中立バルブ50は、チャージ
通路37およびその延長通路37aの圧力がチャージポ
ンプ35の作動で所定以上ある場合、すなわち、エンジ
ン5が回転している場合には連通位置54にあり、エン
ジン5が停止してチャージポンプ35の作動が停止して
いるときは遮断位置53に保持される。なお、流体圧伝
動装置1のケース内の流体はドレインパイプ9によりオ
イルタンク6に戻されるようになっている。
通路37およびその延長通路37aの圧力がチャージポ
ンプ35の作動で所定以上ある場合、すなわち、エンジ
ン5が回転している場合には連通位置54にあり、エン
ジン5が停止してチャージポンプ35の作動が停止して
いるときは遮断位置53に保持される。なお、流体圧伝
動装置1のケース内の流体はドレインパイプ9によりオ
イルタンク6に戻されるようになっている。
【0027】次に作用を説明する。
【0028】前後進レバー2をニュートラルN位置にし
て、車両の原動機5を始動させると、原動機5に連結さ
れた入力軸11によりチャージポンプ35が駆動され、
チャージポンプ35から吐出された流体はチャージパイ
プ36、チャージ通路37およびチェック弁38,39
を通って閉回路の通路30,31に供給される。その余
剰流量は低圧リリーフバルブ41を開放して通路42を
通って流体圧伝動装置1のケース内に流入してケース内
を冷却した後、ドレインポート9を介してオイルタンク
6へ流れ、低圧リリーフバルブ41により、チャージ通路
37内および閉回路を構成する通路30,31内はチャ
ージ圧Pcに保たれる。そして、中立バルブ50は延長
通路37aのチャージ圧力Pcを受圧してバルブスプリ
ング55に抗して連通位置54に切換えられオリフィス
52を開放する。
て、車両の原動機5を始動させると、原動機5に連結さ
れた入力軸11によりチャージポンプ35が駆動され、
チャージポンプ35から吐出された流体はチャージパイ
プ36、チャージ通路37およびチェック弁38,39
を通って閉回路の通路30,31に供給される。その余
剰流量は低圧リリーフバルブ41を開放して通路42を
通って流体圧伝動装置1のケース内に流入してケース内
を冷却した後、ドレインポート9を介してオイルタンク
6へ流れ、低圧リリーフバルブ41により、チャージ通路
37内および閉回路を構成する通路30,31内はチャ
ージ圧Pcに保たれる。そして、中立バルブ50は延長
通路37aのチャージ圧力Pcを受圧してバルブスプリ
ング55に抗して連通位置54に切換えられオリフィス
52を開放する。
【0029】可変容積型ポンプ10は前後進レバー2が
ニュートラルN位置であるため、基本的には流体の吐出
は行わないが、微小量吐出していたとしても、その流体
は中立回路51の中立バルブ50が連通位置54にある
ため、オリフィス52を介して閉回路の他方の通路31
(もしくは30)に還流され、通路30と31を同圧に
維持し、定容積型モータ20を駆動することはない。
ニュートラルN位置であるため、基本的には流体の吐出
は行わないが、微小量吐出していたとしても、その流体
は中立回路51の中立バルブ50が連通位置54にある
ため、オリフィス52を介して閉回路の他方の通路31
(もしくは30)に還流され、通路30と31を同圧に
維持し、定容積型モータ20を駆動することはない。
【0030】前後進レバー2を前進F位置に操作する
と、可変容積型ポンプ10の斜板が傾斜され、可変容積
型ポンプ10は図中下方のポートから流体を吸込み図中
上方のポートから流体を吐出する。この吐出流体は一部
が中立回路51のオリフィス52を介して前述のごとく
通路31に還流するものの、オリフィス52の通路抵抗
があるため、通路30内の圧力が上昇して定容積型モー
タ20に供給される。この吐出流体の圧力が車両の起動
圧力(車両を動かすために必要な圧力)に達したとき、
定容積型モータ20は回転を開始し車両は前進方向に動
き出す。前後進レバー2を後退R位置に移動させた場合
も吐出流体の流れの方向が逆になるが、前進時と同様に
作動し、車両は後退方向に動く。
と、可変容積型ポンプ10の斜板が傾斜され、可変容積
型ポンプ10は図中下方のポートから流体を吸込み図中
上方のポートから流体を吐出する。この吐出流体は一部
が中立回路51のオリフィス52を介して前述のごとく
通路31に還流するものの、オリフィス52の通路抵抗
があるため、通路30内の圧力が上昇して定容積型モー
タ20に供給される。この吐出流体の圧力が車両の起動
圧力(車両を動かすために必要な圧力)に達したとき、
定容積型モータ20は回転を開始し車両は前進方向に動
き出す。前後進レバー2を後退R位置に移動させた場合
も吐出流体の流れの方向が逆になるが、前進時と同様に
作動し、車両は後退方向に動く。
【0031】車両を停止すべく、前後進レバー2をニュ
ートラルN位置に切換え、原動機5を停止させてチャー
ジポンプ35および可変容積型ポンプ10を停止させる
と、閉回路の通路30,31の流体は流れないため、定
容積型モータ20も停止する。チャージ通路37内の圧
力が低下し、これに伴って中立回路51の中立バルブ5
0がバルブスプリング55の作用で遮断位置53に切換
わり、可変容積型ポンプ10・通路30,31・定容積
型モータ20からなる閉回路は互いの連通が遮断され
る。
ートラルN位置に切換え、原動機5を停止させてチャー
ジポンプ35および可変容積型ポンプ10を停止させる
と、閉回路の通路30,31の流体は流れないため、定
容積型モータ20も停止する。チャージ通路37内の圧
力が低下し、これに伴って中立回路51の中立バルブ5
0がバルブスプリング55の作用で遮断位置53に切換
わり、可変容積型ポンプ10・通路30,31・定容積
型モータ20からなる閉回路は互いの連通が遮断され
る。
【0032】従って、パーキングブレーキを作動させな
いで、車両が登り坂の坂道に停車した場合には、駆動車
輪4から後退方向への回転力が終減速機3、出力軸21
を介して定容積型モータ20に作用し、定容積型モータ
20には前進時とは逆の回転力が作用し、図1中上方の
ポートに流体を吐出しようとして通路30中の圧力を上
昇させる。通路30内の流体は遮断位置53にある中立
バルブ50により流出が阻止されているため、通路30
内の圧力上昇で定容積型モータ20の回転は規制され、
車両の坂下方向へのずり下がりは生じない。なお、中立
バルブ50やポンプ・モータの各摺動部からの微小漏れ
は防止することができず、それに相当する許容される程
度の僅かな移動は時間の経過とともに生ずる。
いで、車両が登り坂の坂道に停車した場合には、駆動車
輪4から後退方向への回転力が終減速機3、出力軸21
を介して定容積型モータ20に作用し、定容積型モータ
20には前進時とは逆の回転力が作用し、図1中上方の
ポートに流体を吐出しようとして通路30中の圧力を上
昇させる。通路30内の流体は遮断位置53にある中立
バルブ50により流出が阻止されているため、通路30
内の圧力上昇で定容積型モータ20の回転は規制され、
車両の坂下方向へのずり下がりは生じない。なお、中立
バルブ50やポンプ・モータの各摺動部からの微小漏れ
は防止することができず、それに相当する許容される程
度の僅かな移動は時間の経過とともに生ずる。
【0033】また、パーキングブレーキを作動させない
で、車両が下り坂の坂道に停車した場合には)、駆動車
輪4から前進方向の回転力が終減速機3、出力軸21を
介して定容積型モータ20に作用し、定容積型モータ2
0は前進時と同じ回転力が作用し、図1中下方のポート
に流体を吐出しようとし、通路31中の圧力を上昇させ
る。通路31内の流体は遮断位置53にある中立バルブ
50により流出が阻止されているため、通路31内の圧
力上昇で定容積型モータ20の回転は規制され、車両の
坂下方向へのずり下がりは生じない。なお、この場合に
あっても、ポンプ・モータの各摺動部からの微小漏れは
防止することができず、それに相当する許容される程度
の僅かな移動は時間の経過とともに生ずる。
で、車両が下り坂の坂道に停車した場合には)、駆動車
輪4から前進方向の回転力が終減速機3、出力軸21を
介して定容積型モータ20に作用し、定容積型モータ2
0は前進時と同じ回転力が作用し、図1中下方のポート
に流体を吐出しようとし、通路31中の圧力を上昇させ
る。通路31内の流体は遮断位置53にある中立バルブ
50により流出が阻止されているため、通路31内の圧
力上昇で定容積型モータ20の回転は規制され、車両の
坂下方向へのずり下がりは生じない。なお、この場合に
あっても、ポンプ・モータの各摺動部からの微小漏れは
防止することができず、それに相当する許容される程度
の僅かな移動は時間の経過とともに生ずる。
【0034】本実施形態にあっては、原動機の停止状態
をチャージポンプ35の吐出圧で判断しているため、特
別な検出手段を必要とすることなく、チャージ圧Pcに
応じて作動する中立バルブ50を挿入するのみで構成で
き、特別な検出手段やアクチュエータを必要とせず、安価
に構成できる。
をチャージポンプ35の吐出圧で判断しているため、特
別な検出手段を必要とすることなく、チャージ圧Pcに
応じて作動する中立バルブ50を挿入するのみで構成で
き、特別な検出手段やアクチュエータを必要とせず、安価
に構成できる。
【0035】また、閉回路の通路30,31同士を連通
するよう中立回路51を構成し、この中立回路51中に
チャージ圧Pcに応答して作動する中立バルブ50を設
けているため、ニュートラル状態における可変容積型ポ
ンプ10のいずれのポートから微小流量が吐出されて
も、その微小流量を還流でき、可変容積型ポンプ10の
ニュートラル域を広くとれる。
するよう中立回路51を構成し、この中立回路51中に
チャージ圧Pcに応答して作動する中立バルブ50を設
けているため、ニュートラル状態における可変容積型ポ
ンプ10のいずれのポートから微小流量が吐出されて
も、その微小流量を還流でき、可変容積型ポンプ10の
ニュートラル域を広くとれる。
【0036】さらに、閉回路の通路30,31同士を連
通する中立回路51とこの中立回路51中の中立バルブ
50とで原動機停止時の車両のずり下がりを防止してい
るため、いずれの方向へのずり下がりであっても応答遅
れなく作動できる。
通する中立回路51とこの中立回路51中の中立バルブ
50とで原動機停止時の車両のずり下がりを防止してい
るため、いずれの方向へのずり下がりであっても応答遅
れなく作動できる。
【0037】図2ないし図4は、本発明の第2の実施形
態を示し、図2は断面図をまた図3は図2のIII−III部
分の断面図を示す構成図、図4は本発明の特徴部分を示
す部分拡大図であり、図1と同一部分には同一符号を付
して説明する。
態を示し、図2は断面図をまた図3は図2のIII−III部
分の断面図を示す構成図、図4は本発明の特徴部分を示
す部分拡大図であり、図1と同一部分には同一符号を付
して説明する。
【0038】図2および図3に示す実施形態において
は、可変容積型ポンプ10・定容積型モータ20・チャ
ージポンプ35を、ケース60と閉回路の通路31,3
2および各弁を収容するポートブロック61とで形成さ
れる空間内に収容し、ポートブロック61の背面にチャ
ージポンプ35を配置し、全体として一体の塊となるよ
う構成している。すなわち、可変容積型ポンプ10と定
容積型モータ20とは、ケース60とポートブロック6
1とで形成される空間内に入力軸11および出力軸21
に支持された状態で内蔵されている。また、入力軸11
のポートブロック61を貫通した先端部にはチャージポ
ンプ35が配置されている。
は、可変容積型ポンプ10・定容積型モータ20・チャ
ージポンプ35を、ケース60と閉回路の通路31,3
2および各弁を収容するポートブロック61とで形成さ
れる空間内に収容し、ポートブロック61の背面にチャ
ージポンプ35を配置し、全体として一体の塊となるよ
う構成している。すなわち、可変容積型ポンプ10と定
容積型モータ20とは、ケース60とポートブロック6
1とで形成される空間内に入力軸11および出力軸21
に支持された状態で内蔵されている。また、入力軸11
のポートブロック61を貫通した先端部にはチャージポ
ンプ35が配置されている。
【0039】可変容積型ポンプ10は、入力軸11に支
持され入力軸11周りに等間隔に配置され軸方向に伸び
る複数のシリンダを有するシリンダブロック12と、シ
リンダブロック12のシリンダに摺動自在に嵌合し、し
かも、シリンダに内蔵されたスプリングにより伸び出し
方向、つまり図中左方向に付勢されたピストン13と、
各ピストン13の突出端にスラストベアリングを介して
当接し、ケース60内面との間に配置したブッシュに案
内されて中心O周りに揺動可能な斜板14と、シリンダ
ブロック12とポートブロック61との間に配置された
バルブプレート15とで構成されている。この可変容積
型ポンプ10は、斜板14が図示ではN位置すなわちニ
ュートラル状態にあり、この状態から図中F方向(もし
くはR方向)に傾けられるとき入力軸11の回転に応じ
てピストン13がシリンダに対して出没運動を行い、こ
れに伴い図3に示すポート17(もしくはポート16)
から流体を吸込み、他方のポート16(もしくはポート
17)から流体を吐出する。
持され入力軸11周りに等間隔に配置され軸方向に伸び
る複数のシリンダを有するシリンダブロック12と、シ
リンダブロック12のシリンダに摺動自在に嵌合し、し
かも、シリンダに内蔵されたスプリングにより伸び出し
方向、つまり図中左方向に付勢されたピストン13と、
各ピストン13の突出端にスラストベアリングを介して
当接し、ケース60内面との間に配置したブッシュに案
内されて中心O周りに揺動可能な斜板14と、シリンダ
ブロック12とポートブロック61との間に配置された
バルブプレート15とで構成されている。この可変容積
型ポンプ10は、斜板14が図示ではN位置すなわちニ
ュートラル状態にあり、この状態から図中F方向(もし
くはR方向)に傾けられるとき入力軸11の回転に応じ
てピストン13がシリンダに対して出没運動を行い、こ
れに伴い図3に示すポート17(もしくはポート16)
から流体を吸込み、他方のポート16(もしくはポート
17)から流体を吐出する。
【0040】定容積型モータ20は、出力軸21に支持
され出力軸21周りに等間隔に配置され軸方向に伸びる
複数のシリンダを有するシリンダブロック22と、シリ
ンダブロック22のシリンダに摺動自在に嵌合し、しか
も、シリンダに内蔵されたスプリングにより伸び出し方
向、つまり図中左方向に付勢されたピストン23と、各
ピストン23の突出端に当接した傾斜して配置されたス
ラストベアリング24と、シリンダブロック22とポー
トブロック61との間に配置されたバルブプレート25
とで構成されている。この定容積型モータ20は、スラ
ストベアリング24が傾けられており、図3に示す2個
のポート26,27の内、ポート26から流体が供給さ
れるとピストン23が伸長時にスラストベアリング24
の案内で、例えば、シリンダブロック22に図中反時計
方向(前進方向)の回転を与え、出力軸21は反時計方
向に回転する。また、ポート27から流体が供給される
とピストン23が伸長時にスラストベアリング24の案
内でシリンダブロック22に図中時計方向の回転を与
え、出力軸21は図中時計方向(後退方向)に回転す
る。
され出力軸21周りに等間隔に配置され軸方向に伸びる
複数のシリンダを有するシリンダブロック22と、シリ
ンダブロック22のシリンダに摺動自在に嵌合し、しか
も、シリンダに内蔵されたスプリングにより伸び出し方
向、つまり図中左方向に付勢されたピストン23と、各
ピストン23の突出端に当接した傾斜して配置されたス
ラストベアリング24と、シリンダブロック22とポー
トブロック61との間に配置されたバルブプレート25
とで構成されている。この定容積型モータ20は、スラ
ストベアリング24が傾けられており、図3に示す2個
のポート26,27の内、ポート26から流体が供給さ
れるとピストン23が伸長時にスラストベアリング24
の案内で、例えば、シリンダブロック22に図中反時計
方向(前進方向)の回転を与え、出力軸21は反時計方
向に回転する。また、ポート27から流体が供給される
とピストン23が伸長時にスラストベアリング24の案
内でシリンダブロック22に図中時計方向の回転を与
え、出力軸21は図中時計方向(後退方向)に回転す
る。
【0041】前述のポート16とポート26とは、ポー
トブロック61に設けた通路30により、また、ポート
17とポート27とは、ポートブロック61に設けた通
路31により、連通されている。また、ポートブロック
61には、通路30と31とを連通する部分に通路30
の圧力を受ける受圧面と通路31の圧力を受ける受圧面
とを有し、いずれか一方の圧力が所定値以上となるとき
一方の圧力を他方へ逃がす高圧リリーフバルブ40を有
する。また、チャージ通路37と通路31との間に配置
されチャージ通路37の圧力が通路31の圧力より高い
場合にチャージ通路37の流体を通路31に供給するチ
ェックバルブ39と、チャージ通路37と通路30との
間に配置され、チャージ通路37の圧力が通路30の圧
力より高い場合にチャージ通路37の流体を通路30に
供給するチェックバルブ38とを備えている。
トブロック61に設けた通路30により、また、ポート
17とポート27とは、ポートブロック61に設けた通
路31により、連通されている。また、ポートブロック
61には、通路30と31とを連通する部分に通路30
の圧力を受ける受圧面と通路31の圧力を受ける受圧面
とを有し、いずれか一方の圧力が所定値以上となるとき
一方の圧力を他方へ逃がす高圧リリーフバルブ40を有
する。また、チャージ通路37と通路31との間に配置
されチャージ通路37の圧力が通路31の圧力より高い
場合にチャージ通路37の流体を通路31に供給するチ
ェックバルブ39と、チャージ通路37と通路30との
間に配置され、チャージ通路37の圧力が通路30の圧
力より高い場合にチャージ通路37の流体を通路30に
供給するチェックバルブ38とを備えている。
【0042】ポートブロック61の高圧リリーフバルブ
40に隣接した部分には、中立バルブ50を有する中立
回路51が設けられており、図4に拡大して示す。図4
において、ポートブロック61には、開口端がプラグで
閉塞され閉回路の一方の通路30と連通し先端が小径7
1となった図中横方向の横孔70と、この横孔70と距
離Lオフセットした位置にあり開口端がプラグで閉塞さ
れ、かつ、閉回路の他方の通路31と連通した図中横方
向の横孔72と、両横孔70,72の先端を開口させる
よう図中縦方向の縦孔73とが形成されている。縦孔7
3の開口端にはプラグ74で閉塞され、プラグ74に一
端が着座するバルブスプリング75により図中下方に付
勢されるバルブスプール76が縦孔73内に摺動自在に
嵌めこまれている。バルブスプール76は外周にグルー
ブ77を有し、バルブスプリング75により押し下げら
れた図示位置(遮断位置)では横孔70,72同士の連
通を遮断している。縦孔73底部にはチャージ通路37
の延長通路37aの端部が開口しており、バルブスプー
ル76はチャージ圧Pcを受けるときバルブスプリング
75に抗して図中上昇した位置とされ、横孔70,72
同士を連通させる。なお、横孔70先端の小径71とな
った部分はオリフィス52を構成する。延長通路37a
は図2に示すごとくチャージ通路37から、出力軸21
の軸受11aのアウターレースと接する孔内面をリング
状にえぐったリング状通路62と、入力軸11の軸受1
1aのアウターレースと接する孔内面をリング状にえぐ
ったリング状通路63と、両リング状通路62,63を
つなげる通路64と、入力軸11側リング状通路63か
ら縦孔73底部まで延びる通路65とで形成されてい
る。
40に隣接した部分には、中立バルブ50を有する中立
回路51が設けられており、図4に拡大して示す。図4
において、ポートブロック61には、開口端がプラグで
閉塞され閉回路の一方の通路30と連通し先端が小径7
1となった図中横方向の横孔70と、この横孔70と距
離Lオフセットした位置にあり開口端がプラグで閉塞さ
れ、かつ、閉回路の他方の通路31と連通した図中横方
向の横孔72と、両横孔70,72の先端を開口させる
よう図中縦方向の縦孔73とが形成されている。縦孔7
3の開口端にはプラグ74で閉塞され、プラグ74に一
端が着座するバルブスプリング75により図中下方に付
勢されるバルブスプール76が縦孔73内に摺動自在に
嵌めこまれている。バルブスプール76は外周にグルー
ブ77を有し、バルブスプリング75により押し下げら
れた図示位置(遮断位置)では横孔70,72同士の連
通を遮断している。縦孔73底部にはチャージ通路37
の延長通路37aの端部が開口しており、バルブスプー
ル76はチャージ圧Pcを受けるときバルブスプリング
75に抗して図中上昇した位置とされ、横孔70,72
同士を連通させる。なお、横孔70先端の小径71とな
った部分はオリフィス52を構成する。延長通路37a
は図2に示すごとくチャージ通路37から、出力軸21
の軸受11aのアウターレースと接する孔内面をリング
状にえぐったリング状通路62と、入力軸11の軸受1
1aのアウターレースと接する孔内面をリング状にえぐ
ったリング状通路63と、両リング状通路62,63を
つなげる通路64と、入力軸11側リング状通路63か
ら縦孔73底部まで延びる通路65とで形成されてい
る。
【0043】本実施態様では、バルブスプリング75お
よびバルブスプール76が中立バルブ50を構成し、こ
の中立バルブ50と横孔70,72とで閉回路の通路3
0,31連通させる中立回路51を構成する。
よびバルブスプール76が中立バルブ50を構成し、こ
の中立バルブ50と横孔70,72とで閉回路の通路3
0,31連通させる中立回路51を構成する。
【0044】以上の構成よりなる流体圧伝動装置1は、
入力軸11に原動機5を、また、出力軸21に終減速機
3、駆動車輪4を前記第1の実施形態のごとく連結し、チ
ャージポンプ35にサクションパイプ7を介してオイル
タンク6から流体を吸込み、チャージパイプ36・オイ
ルクーラ8a・オイルフィルタ8を介してチャージ通路
37に流体を供給することで以下のように作動する。
入力軸11に原動機5を、また、出力軸21に終減速機
3、駆動車輪4を前記第1の実施形態のごとく連結し、チ
ャージポンプ35にサクションパイプ7を介してオイル
タンク6から流体を吸込み、チャージパイプ36・オイ
ルクーラ8a・オイルフィルタ8を介してチャージ通路
37に流体を供給することで以下のように作動する。
【0045】前後進レバー等により可変容積ポンプ10
をニュートラルN位置にして、車両の原動機5を始動さ
せ入力軸11によりチャージポンプ35を駆動すると、
チャージポンプ35の吐出流体はチャージパイプ36,
オイルクーラ8a,オイルフィルタ8,チャージ通路3
7およびチェック弁38,39を通って閉回路の通路3
0,31に供給され、余剰流量は通路42を通って低圧
リリーフバルブ41を開放し、流体圧伝動装置1のケー
ス60内に流入してケース60内を冷却した後、ドレイ
ンポート9を介してオイルタンク6へ流れる。低圧リリ
ーフバルブ41により、チャージ通路37内および閉回
路を構成する通路30,31内はチャージ圧Pcに保た
れる。そして、中立バルブ50のパイロットスプール7
6は先端面にチャージ圧力Pcを受圧してバルブスプリ
ング75に抗して後退し、横孔70,72を連通させ
る。 ニュートラル位置の可変容積型ポンプ10から流
体が、例えば、通路30側に微小量吐出していた場合に
は、その流体は、連通されている横孔70,72およびオ
リフィス71を介して閉回路の他方の通路31に還流さ
れ、定容積型モータ20を駆動することはない。可変容
積型ポンプ10から流体が、通路31側に微小量吐出し
ていた場合には、前記は逆の経路をたどって通路30に
還流される。
をニュートラルN位置にして、車両の原動機5を始動さ
せ入力軸11によりチャージポンプ35を駆動すると、
チャージポンプ35の吐出流体はチャージパイプ36,
オイルクーラ8a,オイルフィルタ8,チャージ通路3
7およびチェック弁38,39を通って閉回路の通路3
0,31に供給され、余剰流量は通路42を通って低圧
リリーフバルブ41を開放し、流体圧伝動装置1のケー
ス60内に流入してケース60内を冷却した後、ドレイ
ンポート9を介してオイルタンク6へ流れる。低圧リリ
ーフバルブ41により、チャージ通路37内および閉回
路を構成する通路30,31内はチャージ圧Pcに保た
れる。そして、中立バルブ50のパイロットスプール7
6は先端面にチャージ圧力Pcを受圧してバルブスプリ
ング75に抗して後退し、横孔70,72を連通させ
る。 ニュートラル位置の可変容積型ポンプ10から流
体が、例えば、通路30側に微小量吐出していた場合に
は、その流体は、連通されている横孔70,72およびオ
リフィス71を介して閉回路の他方の通路31に還流さ
れ、定容積型モータ20を駆動することはない。可変容
積型ポンプ10から流体が、通路31側に微小量吐出し
ていた場合には、前記は逆の経路をたどって通路30に
還流される。
【0046】前後進レバーにより、可変容積型ポンプ1
0の斜板14をF方向に傾斜させると、可変容積型ポン
プ10は閉回路内の流体をポート17から吸込み、ポー
ト16から吐出する。この吐出流体は通路30から一部
がオリフィス71を介して前述のごとく通路31に還流
するが、当該オリフィス71の圧力降下により通路30
内の圧力が上昇して定容積型モータ20のポート26に
供給され、この圧力が車両の起動圧力(車両を動かすた
めに必要な圧力)に達したとき、定容積型モータ20は
回転を開始し車両が動き出す。前後進レバーにより可変
容積型ポンプ10の斜板14を後退R位置に傾けた場合
も前進時と同様に作動して、車両は後退する。
0の斜板14をF方向に傾斜させると、可変容積型ポン
プ10は閉回路内の流体をポート17から吸込み、ポー
ト16から吐出する。この吐出流体は通路30から一部
がオリフィス71を介して前述のごとく通路31に還流
するが、当該オリフィス71の圧力降下により通路30
内の圧力が上昇して定容積型モータ20のポート26に
供給され、この圧力が車両の起動圧力(車両を動かすた
めに必要な圧力)に達したとき、定容積型モータ20は
回転を開始し車両が動き出す。前後進レバーにより可変
容積型ポンプ10の斜板14を後退R位置に傾けた場合
も前進時と同様に作動して、車両は後退する。
【0047】上記車両駆動中にあっても、閉回路を構成
する通路30,31の内一方は流体の送り側で高圧とな
るも、他方の通路は流体の戻り側であるため低圧とな
る。そして、低圧側の通路内の圧力がチャージ圧Pc以
下となった場合には、チェック弁38(またはチェック
弁39)が開かれて調圧されるため、チャージ圧Pcに
調圧される。
する通路30,31の内一方は流体の送り側で高圧とな
るも、他方の通路は流体の戻り側であるため低圧とな
る。そして、低圧側の通路内の圧力がチャージ圧Pc以
下となった場合には、チェック弁38(またはチェック
弁39)が開かれて調圧されるため、チャージ圧Pcに
調圧される。
【0048】車両を停止すべく、前後進レバーにより可
変容積型ポンプ10をニュートラルN状態とし、原動機
5を停止してチャージポンプ35および可変容積型ポン
プ10を停止させると、定容積型モータ20も停止す
る。その後、チャージ通路37内の圧力が低下し、これ
に伴ってバルブスプール76がバルブスプリング75の
作用で図3の遮断位置に切換わり横孔70,72間の連
通を遮断する。そのため、可変容積型ポンプ10、通路
30,31、定容積型モータ20からなる閉回路は互い
の連通が遮断される。
変容積型ポンプ10をニュートラルN状態とし、原動機
5を停止してチャージポンプ35および可変容積型ポン
プ10を停止させると、定容積型モータ20も停止す
る。その後、チャージ通路37内の圧力が低下し、これ
に伴ってバルブスプール76がバルブスプリング75の
作用で図3の遮断位置に切換わり横孔70,72間の連
通を遮断する。そのため、可変容積型ポンプ10、通路
30,31、定容積型モータ20からなる閉回路は互い
の連通が遮断される。
【0049】従って、パーキングブレーキを作動させな
いで、車両が登り坂の坂道に停車した場合には、駆動車
輪4から後退方向の回転力が終減速機3、出力軸21を
介して定容積型モータ20に前進時とは逆の回転力を作
用させ、ポート26に流体を吐出しようとし通路30中
の圧力を上昇させる。しかし、通路30内の流体は中立
バルブ50が閉じられ流出が阻止されており、通路30
内の圧力上昇で定容積型モータ20の回転は規制され、
車両の坂下方向へのずり下がりを防止する。
いで、車両が登り坂の坂道に停車した場合には、駆動車
輪4から後退方向の回転力が終減速機3、出力軸21を
介して定容積型モータ20に前進時とは逆の回転力を作
用させ、ポート26に流体を吐出しようとし通路30中
の圧力を上昇させる。しかし、通路30内の流体は中立
バルブ50が閉じられ流出が阻止されており、通路30
内の圧力上昇で定容積型モータ20の回転は規制され、
車両の坂下方向へのずり下がりを防止する。
【0050】また、パーキングブレーキを作動させない
で、車両が下り坂の坂道に停車した場合には、駆動車輪
4から前進方向の回転力が終減速機3、出力軸21を介
して定容積型モータ20に前進時と同じ方向の回転力を
作用させ、ポート27に流体を吐出しようとし通路31
中の圧力を上昇させる。通路31内の流体は中立バルブ
50が閉じられ流出が阻止されており、通路31内の圧
力上昇で定容積型モータ20の回転は規制され、車両の
坂下方向へのずり下がりは防止される。
で、車両が下り坂の坂道に停車した場合には、駆動車輪
4から前進方向の回転力が終減速機3、出力軸21を介
して定容積型モータ20に前進時と同じ方向の回転力を
作用させ、ポート27に流体を吐出しようとし通路31
中の圧力を上昇させる。通路31内の流体は中立バルブ
50が閉じられ流出が阻止されており、通路31内の圧
力上昇で定容積型モータ20の回転は規制され、車両の
坂下方向へのずり下がりは防止される。
【0051】本実施形態にあっては、中立バルブ50が
チャージ通路37のほぼ延長上でしかも閉回路の各通路
30,31で挟まれた部位に配置しているため、横孔7
0,72等で形成される中立回路51の構成を簡素化で
きると共に、チャージ通路37の延長通路37aの構成
も簡素化されている。
チャージ通路37のほぼ延長上でしかも閉回路の各通路
30,31で挟まれた部位に配置しているため、横孔7
0,72等で形成される中立回路51の構成を簡素化で
きると共に、チャージ通路37の延長通路37aの構成
も簡素化されている。
【0052】なお、上記実施形態において、ポンプおよ
びモータを斜板ポンプ、斜板モータを用いて説明したが、
図示しないが、斜軸ポンプ・斜軸モータやベーンポンプ
・ベーンモータ、さらに他の形式のポープ・モータを用
いるものであってもよく、また、ポンプに斜板ポンプを、
モータにベーンモータを用いる等、ポンプとモータとの
形式は必ずしも同一の形式である必要はない。
びモータを斜板ポンプ、斜板モータを用いて説明したが、
図示しないが、斜軸ポンプ・斜軸モータやベーンポンプ
・ベーンモータ、さらに他の形式のポープ・モータを用
いるものであってもよく、また、ポンプに斜板ポンプを、
モータにベーンモータを用いる等、ポンプとモータとの
形式は必ずしも同一の形式である必要はない。
【0053】また、ポンプに流体の吐出方向が変わる可
変容積型ポンプを用いたものについて説明したが、図示
しないが、吐出方向が変化せず吐出容積のみが変化する
可変容積型ポンプを用いてもよく、この場合には、前進・
後退に応じて、ポンプ・モータ間の通路を切換える切換
バルブを用いることで適用可能であり、また、ポンプの容
積は、例えば、アクセル開度と連動させることが望まし
い。
変容積型ポンプを用いたものについて説明したが、図示
しないが、吐出方向が変化せず吐出容積のみが変化する
可変容積型ポンプを用いてもよく、この場合には、前進・
後退に応じて、ポンプ・モータ間の通路を切換える切換
バルブを用いることで適用可能であり、また、ポンプの容
積は、例えば、アクセル開度と連動させることが望まし
い。
【0054】さらに、モータも定容積型のモータについ
て説明しているが、これに限られることなく、可変容積型
のモータであっても同様に作用させることができる。
て説明しているが、これに限られることなく、可変容積型
のモータであっても同様に作用させることができる。
【0055】さらに、上記各実施形態では、中立回路中
にオリフィスを設けた構成について説明しているが、こ
れに限られず、オリフィスを中立バルブに内蔵させる構
成であってもよい。
にオリフィスを設けた構成について説明しているが、こ
れに限られず、オリフィスを中立バルブに内蔵させる構
成であってもよい。
【図1】本発明の第1の実施形態を示す流体圧伝動装置
の液圧回路図。
の液圧回路図。
【図2】本発明の第2の実施形態を示す断面図。
【図3】同じく図2のIII−III部分の断面図。
【図4】図3の中立回路の拡大断面図。
【図5】従来の流体圧伝動装置の液圧回路図。
1 流体圧伝動装置 2 前後進レバー 3 終減速機 4 駆動車輪 5 原動機 6 オイルタンク 10 可変容積型ポンプ 11 入力軸 16,17 ポート 20 定容積型モータ 21 出力軸 26,27 ポート 30,31 通路 35 チャージポンプ 37 チャージ通路 38,39 チェック弁 40 高圧リリーフ弁 41 低圧リリーフ弁 50,75,76 中立バルブ 51,70,72 中立回路 52,71 オリフィス
Claims (2)
- 【請求項1】 可変容積型ポンプとモータとのポート同
士を互に通路により連通させた閉回路と、この閉回路の
各通路にチャージポンプからの流体を所定圧で供給する
チャージ通路とを備えた流体圧伝動装置において、 オリフィスと、これと直列に配置されチャージ通路の圧
力が所定値以下に低下したとき閉じる中立バルブとから
なる中立回路で前記閉回路の通路間を接続したことを特
徴とする流体圧伝動装置。 - 【請求項2】 前記オリフィスは、中立バルブへ開口す
る中立通路を段付孔で構成することで形成していること
を特徴とする請求項1に記載の流体圧伝動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000199298A JP2002013636A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | 流体圧伝動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000199298A JP2002013636A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | 流体圧伝動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002013636A true JP2002013636A (ja) | 2002-01-18 |
Family
ID=18697337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000199298A Pending JP2002013636A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | 流体圧伝動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002013636A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004062388A1 (de) * | 2004-12-23 | 2006-07-06 | Brueninghaus Hydromatik Gmbh | Hydrostatischer Antrieb mit Drehzahlbegrenzung |
WO2011069597A1 (de) | 2009-12-11 | 2011-06-16 | Hydac System Gmbh | Hydrostatischer antrieb |
CN105546077A (zh) * | 2014-10-23 | 2016-05-04 | 丹佛斯动力系统有限责任两合公司 | 静液压制动方案 |
-
2000
- 2000-06-30 JP JP2000199298A patent/JP2002013636A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004062388A1 (de) * | 2004-12-23 | 2006-07-06 | Brueninghaus Hydromatik Gmbh | Hydrostatischer Antrieb mit Drehzahlbegrenzung |
DE102004062388B4 (de) * | 2004-12-23 | 2006-10-19 | Brueninghaus Hydromatik Gmbh | Hydrostatischer Antrieb mit Drehzahlbegrenzung |
US7900446B2 (en) | 2004-12-23 | 2011-03-08 | Brueninghaus Hydromatik Gmbh | Hydrostatic drive with rotational speed limitation |
WO2011069597A1 (de) | 2009-12-11 | 2011-06-16 | Hydac System Gmbh | Hydrostatischer antrieb |
DE102009058005A1 (de) | 2009-12-11 | 2011-06-16 | Hydac System Gmbh | Hydrostatischer Antrieb |
DE102009058005B4 (de) * | 2009-12-11 | 2012-01-26 | Hydac System Gmbh | Hydrostatischer Antrieb |
CN105546077A (zh) * | 2014-10-23 | 2016-05-04 | 丹佛斯动力系统有限责任两合公司 | 静液压制动方案 |
US10281034B2 (en) | 2014-10-23 | 2019-05-07 | Danfoss Power Solutions Gmbh & Co. Ohg | Hydrostatic breaking concept |
CN105546077B (zh) * | 2014-10-23 | 2021-07-09 | 丹佛斯动力系统有限责任两合公司 | 静液压制动方案 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080729 |