JP4034496B2 - 車載用可動パネルの駆動制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示画面を有する可動パネルが筐体に対して出没自在で前面パネル装置(インパネ)に取り付けられる車載用電子機器に係り、特に、可動パネルの前進動作や起立動作を制御可能な車載用可動パネルの駆動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、液晶モニタを備えた車載用電子機器の普及が目覚ましいが、モニタ装置を車室内の前部に常時設置すると、前方の視界を狭めたり運転操作の邪魔になりやすいという難点がある。また、前面パネル装置の一部にモニタ用の表示画面を組み込んだ場合には、各種操作キーを配設するスペースを確保するために表示画面が大きくできないという難点がある。
【0003】
そこで最近、車載用AV機器などにおいて、液晶モニタを前面パネル装置に対して出没自在な可動パネル方式としたものが普及しつつある。このような可動パネル方式を採用すると、搭乗者がモニタ画面(表示画面)を見ないときには前面パネル装置の収納口内へ可動パネルを水平な姿勢で収納しておけるので、各種操作キーが配設される前面パネル装置に対する可動パネルの占有面積はさほど大きくならず、また、モニタ画面を見たいときには、前面パネル装置の収納口から可動パネルを前進させて所定量起立させることにより、搭乗者が見やすい場所に可動パネルを配置させることができる。なお、かかる可動パネル方式を採用した従来技術としては、特開平7−9920号公報記載のものが挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、液晶モニタ等の可動パネルは通常、前面パネル装置と運転席横のシフトレバーとの間に斜め上向きに起立した姿勢で配置されることが多いので、可動パネルを前面パネル装置の収納口から前進させたり、前進後に起立させる際には、シフトレバーに当接しないように配慮して可動パネルを駆動制御する必要がある。特に、車載用の液晶モニタの表示画面が大型化しつつある昨今は、可動パネル方式の液晶モニタをシフトレバーに当接しない位置まで前進させてから起立させただけでは、斜め上向きの見やすい起立姿勢に至らせることが困難になってきている。そのため、大面積の可動パネルであってもシフトレバーと干渉を起こさずに前進動作や起立動作が行えるような工夫が要求されており、例えば、従来技術として挙げた上記特開平7−9920号公報記載のものは、可動パネルを前進させながら徐々に起立させていくという手法を採用している。
【0005】
しかしながら、自動車のシフトレバーの位置や大きさは車種によって異なり、また、最近は前面パネル装置の一部を座席側へ突出させたデザインが広まっており、この突出部分が起立動作中の可動パネルと干渉を起こす恐れもあるので、可動パネルの前進動作や起立動作が一義的に決定されていると、かかる可動パネルを適用可能な車種が不所望に制限されてしまうという問題があった。
【0006】
本発明はこのような従来技術の課題に鑑みてなされたもので、その目的は、車種によりシフトレバーの位置や大きさあるいは前面パネル装置の形状等が異なったとしても、可動パネルが前進動作時や起立動作時にシフトレバーや前面パネル装置等と干渉するのを防止できる汎用性の高い車載用可動パネルの駆動制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、可動パネルに前進方向の障害物の有無を検出する第1の検出手段と起立方向の障害物の有無を検出する第2の検出手段とを設けると共に、可動パネルの最終前進位置および最終起立位置を記憶する記憶手段を備え、第1の検出手段が記憶手段に記憶された最終前進位置の手前で所定の検出信号を出力すると可動パネルの前進動作を中断して起立動作に移行させ、かつ、第2の検出手段が記憶手段に記憶された最終起立位置の手前で所定の検出信号を出力すると可動パネルの起立動作を中断して前進動作に移行させることとする。このように可動パネルに複数回の前進動作と複数回の起立動作を交互に行わせると、シフトレバーの位置や大きさあるいは前面パネル装置の形状等が車種により異なった場合でも、これらに干渉されない経路で可動パネルを前進・起立させ、この可動パネルを表示画面が見やすい所望の起立姿勢に配置させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明による車載用可動パネルの駆動制御装置では、少なくとも表示画面を有する可動パネルと、この可動パネルが没入可能な収納口を有する筐体と、前記可動パネルを駆動する駆動制御機構とを備え、前記可動パネルを前記収納口から前進させると共に起立させることにより、前記表示画面を前記筐体の前面側に露出せしめる車載用可動パネルの駆動制御装置において、前記可動パネルにおける前進方向の障害物の有無を検出する第1の検出手段と、前記可動パネルにおける起立方向の障害物の有無を検出する第2の検出手段と、前記可動パネルの最終前進位置および最終起立位置を記憶する記憶手段とを設け、前記第1の検出手段が前記記憶手段に記憶された最終前進位置の手前で所定の検出信号を出力すると前記可動パネルの前進動作が中断されて起立動作に移行し、かつ、前記第2の検出手段が前記記憶手段に記憶された最終起立位置の手前で所定の検出信号を出力すると前記可動パネルの起立動作が中断されて前進動作に移行するようにした。
【0009】
このような構成の駆動制御装置においては、筐体の収納口から前進させた可動パネルの第1の検出手段が、予め記憶手段に記憶されている最終前進位置の手前でシフトレバー等の障害物を検知すると、前進動作を中断して起立動作に移行するので、該障害物との干渉が回避できる。また、起立動作中に可動パネルの第2の検出手段が記憶手段に記憶されている最終起立位置の手前で前面パネル装置の突出部分等の障害物を検知すると、起立動作を中断して前進動作に移行するので、該障害物との干渉が回避できる。それゆえ、こうして複数回の前進動作と複数回の起立動作を交互に行わせることにより、シフトレバーの位置や大きさ、あるいは前面パネル装置の形状等が車種により異なっても、これらに干渉されない経路で可動パネルを前進・起立させて、この可動パネルを表示画面が見やすい所望の起立姿勢に配置させることができる。また、同様の理由で、表示画面が大型化した場合にも、シフトレバーや前面パネル装置等に干渉されない経路で可動パネルを前進・起立させやすくなる。
【0010】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明すると、図1は本発明の実施例に係る可動パネルの前進・起立動作を模式的に示す説明図、図2は該可動パネルを駆動制御する駆動制御装置の概略構成を示すブロック図、図3は該可動パネルを前進・起立させる動作手順を示すフローチャート、図4は該可動パネルの前進動作中断後の動作手順を示すフローチャートである。
【0011】
図1において、符号Pは車室内の前面部分で音響機器等が取り付けられ、インパネとも略称される前面パネル装置、1はこの前面パネル装置Pに装着される筐体、2はこの筐体1に対して出没自在な液晶モニタ等の平面ディスプレイで構成される可動パネル、3は運転席横に設置されたシフトレバー、4はそのシフトノブである。筐体1には可動パネル2を水平な姿勢で収納可能な収納口5が設けられており、スライダ6等のスライド移動駆動手段によって可動パネル2を前後進させることにより、収納口5から可動パネル2を排出させたり、逆に可動パネル2を収納口5内へ没入させることができる。なお、図示はしていないが、筐体1には可動パネル2を起立させたり傾倒させることのできる回転移動駆動手段の駆動部が組み込まれている。また、可動パネル2の表示画面(モニタ画面)7は、車載用としてはやや大型な例えば7インチの画面となっている。この可動パネル2の頭部には、シフトレバー3等の前方障害物を検出するためのシフトレバー検出手段8と、前面パネル装置1等の起立方向の障害物を検出するためのインパネ検出手段9とが設けられており、これらの検出手段8,9は例えば超音波や赤外線等の反射を利用したセンサによって構成されている。
【0012】
可動パネル2の前進動作や起立動作は、図2のブロック図に示すような構成の駆動制御装置によって制御される。すなわち、この駆動制御装置には、上述したシフトレバー検出手段8およびインパネ検出手段9と、可動パネル2の排出や収納を指令する入力釦である操作釦(OPEN/CLOSE釦)10と、可動パネル2を前後進させるスライド移動駆動手段11と、可動パネル2の前進位置を検出するスライド移動量検出手段12と、可動パネル2を回動(起立や傾倒)させる回転移動駆動手段13と、可動パネル2の回転角度(起立角度)を検出する回転角度検出手段14と、各種検出信号や指令信号が入力される共に、これらの信号に基づいて駆動手段11,13に制御信号を出力する制御手段15と、可動パネル2の前進位置や角度位置に関する情報等を記憶している記憶手段16とが具備されている。
【0013】
次に、収納状態の可動パネル2を前進・起立させて表示画面7を所望の姿勢に配置させるまでの動作手順を、図3,4のフローチャートに沿って説明する。いま、操作釦10が押圧操作されて可動パネル2の排出を指令するOPEN制御信号が制御手段15から出力されると、収納口5内に水平な姿勢で収納されていた可動パネル2は、スライド移動駆動手段11により駆動され、図1(a)に示すようにシフトレバー3に向かって前進動作を開始する。ただし、前進動作を開始する前にまずステップS1において、可動パネル2のスライド位置データおよび角度位置データを調べ、次いでステップS2において、スライド位置データが予め記憶手段16にメモリされている値(最終前進位置)かどうかを調べ、もしもステップS2でYESならばステップS9へと進み、角度位置データが予め記憶手段16にメモリされている値(最終起立位置)かどうかを調べ、もしもステップS9でYESならば動作を終了させる。
【0014】
可動パネル2が収納状態のときにはステップS2でNOとなるので、ステップS3へと進み、可動パネル2を前進させるべくモータが正転動作を開始する。そして、ステップS4で、動作開始後に許容される規定時間が経過しているか否かを調べた後、ステップS5で、スライド動作中の速さが最低基準値以上かどうかを調べ、問題がなければステップS6へと進む。ただし、ステップS4で動作開始後に所定の時間を経過していると判定されたときや、ステップS5でスライド動作中の速さが遅すぎると判定されたときは、ステップS22へと進み、何らかの障害により正常な動作が行えなくなっているものと判定して可動パネル2の駆動制御をすべて停止する。なお、ステップS5においてスライド動作中の速さが最低基準値以上かどうかを調べる方法としては、例えばリニアポジションセンサを使用して500msで10mm(電圧値0.2V)以上移動するように設定しておき、電圧値が0.2V以上であれば正常、0.2V未満であればエラーとすることにより行え、これによりスライド動作が途中で阻害されているか否かを判定することができる。
【0015】
ステップS6では、シフトレバー検出手段8がシフトレバー3等の前方障害物を検出したかどうかを調べ、前方に障害物がなければステップS7へと進み、可動パネル2の前進位置が予めメモリされている最終前進位置かどうかを調べる。ステップS7において、まだ最終前進位置へ到達していないと判定されればステップS3へ戻って同様の手順を繰り返し、もしも最終前進位置へ到達しているという判定がなされたならばステップS8へと進み、スライド移動駆動手段11による可動パネル2の前進駆動を停止させた後にステップS9へと進む。ただし、本実施例の場合は、シフトレバー3と表示画面7の位置関係により、可動パネル2を収納口5から最終前進位置まで一気に前進させることはできず、図1(b)に示すようにシフトレバー検出手段8がシフトレバー3を障害物とみなす位置まで可動パネル2が前進した時点で、ステップS6の判定がYESとなって図4に示すステップS16へと進む。
【0016】
図4のフローチャートでは、まずステップS16でスライド移動駆動手段11による可動パネル2の前進駆動を停止(前進動作を中断)させた後、ステップS17で回転移動駆動手段13により可動パネル2を起立方向へ回転させ、次いでステップS18において、インパネ検出手段9が前面パネル装置P等の起立方向障害物を検出したかどうかを調べ、起立方向に障害物がなければステップS19へと進み、可動パネル2の角度位置が予めメモリされている最終起立位置かどうかを調べる。ステップS19において、まだ最終起立位置へ到達していないと判定されればステップS17へ戻って同様の手順を繰り返し、もしも最終起立位置へ到達しているという判定がなされたならば、ステップS20へ進んで回転移動駆動手段13による可動パネル2の起立駆動を停止させた後、ステップS21へ進んで前方に障害物のないことを確認したうえで、図3に示すステップS2へ戻って可動パネル2を最終前進位置まで前進させて動作を終了させる。
【0017】
一方、図1(c)に示すように、可動パネル2が最終起立位置に到達する前にインパネ検出手段9が前面パネル装置1を障害物とみなした場合は、ステップS18の判定がYESとなるのでステップS20へと進み、可動パネル2の起立駆動を中断させた後、ステップS21へ進んで前方に障害物のないことを確認したうえで、図3に示すステップS2へ戻って前進動作を再開させ、図1(d)に示すように可動パネル2を最終前進位置まで前進させる。ただし、こうして再開させた前進動作の途中でシフトレバー検出手段8が前方の障害物を検出することもありうるが、その場合はステップS6から再びステップS16へ進んで可動パネル2を起立させることになり、この2回目の起立動作で最終起立位置まで起立させることができればステップS21を経てステップS2へと進み、可動パネル2を最終前進位置まで前進させて動作を終了させる。また、この2回目の起立動作の途中でインパネ検出手段9が再び前面パネル装置Pを障害物とみなした場合は、上述したように可動パネル2の起立駆動を中断させた後、ステップS21を経てステップS2へと進み、可動パネル2を最終前進位置まで前進させた段階でステップS9へと進む。なお、ステップS21の判定がYESの場合は、可動パネル2が最終前進位置まで到達していないにも拘らず、前方に障害物があって前進できないことになるので、何らかの障害により正常な動作が行えなくなっているものと判定して、可動パネル2の駆動制御をすべて停止する。
【0018】
さて、図1(d)に示すように、可動パネル2が最終起立位置までは到達していないが最終前進位置までは前進してステップS9へ進んだ場合は、そこでの判定がNOとなるのでステップS10へと進み、可動パネル2を起立させるべくモータが正転動作を開始する。そして、ステップS11で動作開始後に許容される規定時間が経過しているか否かを調べた後、ステップS12で起立動作中の速さが最低基準値以上かどうかを調べ、問題がなければステップS13へと進む。なお、ステップS12において起立動作中の速さが最低基準値以上かどうかを調べる方法は、リニアポジションセンサ等を使用してスライド動作の速さの適否を調べるという前述したステップS5における方法と同様でよい。こうしてステップS12からステップS13へ進むと、インパネ検出手段9が前面パネル装置P等の起立方向の障害物を検出したかどうかを調べ、起立方向に障害物がなければステップS14へと進み、可動パネル2の角度位置が予めメモリされている最終起立位置かどうかを調べる。ステップS14において、まだ可動パネル2が最終起立位置へ到達していないと判定されれば、ステップS10へ戻って同様の手順を繰り返すことになる。そして、図1(e)に示すように、起立駆動によって可動パネル2が最終起立位置へ到達した場合は、ステップS14での判定がYESとなるので、ステップS15へと進み、回転移動駆動手段13による可動パネル2の起立駆動を停止させた後に動作を終了させる。ただし、ステップS11で動作開始後に所定の時間を経過していると判定されたときや、ステップS12で起立動作中の速さが遅すぎると判定されたときは、ステップS22へと進み、何らかの障害により正常な動作が行えなくなっているものと判定して、可動パネル2の駆動制御をすべて停止する。
【0019】
このように本実施例では、筐体1の収納口5から前進させた可動パネル2のシフトレバー検出手段8が、予め記憶手段16にメモリされている最終前進位置の手前でシフトレバー3等の障害物を検知すると、前進動作を中断して起立動作に移行し、また、かかる起立動作中に可動パネル2のインパネ検出手段9が前面パネル装置P等の障害物を検知すると、起立動作を中断して前進動作に移行するようにしてあるので、シフトレバー3や前面パネル装置Pの大きさや形状が車種により異なっても、これらとの干渉を確実に回避しつつ可動パネル2を筐体1の前面側に所望の姿勢で配置させることができる。したがって、適用可能な車種が極めて多い汎用性を確保することができると共に、表示画面(モニタ画面)7の大型化にも対応させやすくなっている。
【0020】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0021】
表示画面を有する液晶モニタ等の可動パネルに、前進方向の障害物の有無を検出する第1の検出手段と、起立方向の障害物の有無を検出する第2の検出手段とを設けると共に、この可動パネルの最終前進位置および最終起立位置を記憶する記憶手段を備え、第1の検出手段が記憶手段に記憶された最終前進位置の手前で所定の検出信号を出力すると可動パネルの前進動作が中断されて起立動作に移行し、かつ、第2の検出手段が記憶手段に記憶された最終起立位置の手前で所定の検出信号を出力すると可動パネルの起立動作が中断されて前進動作に移行するようにしたので、複数回の前進動作と複数回の起立動作を交互に行わせることにより、シフトレバーの位置や大きさ、あるいは前面パネル装置の形状等が車種により異なっても、これらに干渉されない経路で可動パネルを前進・起立させて、この可動パネルを表示画面が見やすい所望の起立姿勢に配置させることができる。また、表示画面が大型化した場合にも、シフトレバーや前面パネル装置等に干渉されない経路で可動パネルを前進・起立させやすくなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る可動パネルの前進・起立動作を模式的に示す説明図である。
【図2】該可動パネルを駆動制御する駆動制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】該可動パネルを前進・起立させる動作手順を示すフローチャートである。
【図4】該可動パネルの前進動作中断後の動作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
P 前面パネル装置
1 筐体
2 可動パネル
3 シフトレバー
5 収納口
7 表示画面
8 シフトレバー検出手段(第1の検出手段)
9 インパネ検出手段(第2の検出手段)
11 スライド移動駆動手段
12 スライド移動量検出手段
13 回転移動駆動手段
14 回転角度検出手段
15 制御手段
16 記憶手段

Claims (1)

  1. 少なくとも表示画面を有する可動パネルと、この可動パネルが没入可能な収納口を有する筐体と、前記可動パネルを駆動する駆動制御機構とを備え、前記可動パネルを前記収納口から前進させると共に起立させることにより、前記表示画面を前記筐体の前面側に露出せしめる車載用可動パネルの駆動制御装置において、
    前記可動パネルにおける前進方向の障害物の有無を検出する第1の検出手段と、前記可動パネルにおける起立方向の障害物の有無を検出する第2の検出手段と、前記可動パネルの最終前進位置および最終起立位置を記憶する記憶手段とを設け、前記第1の検出手段が前記記憶手段に記憶された最終前進位置の手前で所定の検出信号を出力すると前記可動パネルの前進動作が中断されて起立動作に移行し、かつ、前記第2の検出手段が前記記憶手段に記憶された最終起立位置の手前で所定の検出信号を出力すると前記可動パネルの起立動作が中断されて前進動作に移行するようにしたことを特徴とする車載用可動パネルの駆動制御装置。
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