JP4034217B2 - 出隅部材とこれを用いた出隅納め構造 - Google Patents

出隅部材とこれを用いた出隅納め構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この出願の発明は、出隅部材とこれを用いた出隅納め構造に関するものである。さらに詳しくは、この出願の発明は、損傷なく出隅部に配設することができ、出隅部を美麗に納めることのできる出隅部材とこれを用いた出隅納め構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
住宅等の建物において、セメント板等の外装材により外壁を形成する場合、出隅部には、外装材と同質とされたコーナー役物が配設される(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−210118号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献に記載されたコーナー役物は、配設の際に、表面側から直接釘打ちして出隅部に固定される。このため、コーナー役物には、釘打ちにともない割れや欠け、塗料の剥がれ等の損傷が発生することがあり、また、露出する釘頭により出隅部の外観が大きく低下するという問題がある。
【0005】
この出願の発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、損傷なく出隅部に配設することができ、出隅部を美麗に納めることのできる出隅部材とこれを用いた出隅納め構造を提供することを解決すべき課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この出願の発明は、上記の課題を解決するものとして、直角に折れ曲がるコーナー部と、コーナー部の左右両端において内側に一旦折れ曲がった後、外側へ折れ曲がる、外装材端部の挿入を可能とした凹状の差込部と、差込部から平板状に左右両方向に延びる固定部とを有し、鋼板から形成されたベース部材と、
直角状のコーナー部を有し、左右両端が凹凸する、外装材と同質の表面材とを備え、
表面材の内側にベース部材が配置され、それぞれのコーナー部において重なり合ってベース部材と表面材とが一体化され、表面材の凹部よりベース部材の固定部のみが露出していることを特徴とする出隅部材(請求項1)を提供する。
【0007】
また、この出願の発明は、建物駆体の出隅部に請求項1記載の出隅部材が配置され、表面材の凹部より露出するベース部材の固定部において固着具により出隅部材が建物駆体の下地材に固定され、外装材が、ベース部材の差込部に端部が挿入されて建物駆体に取り付けられる出隅納め構造(請求項2)を提供する。
【0008】
以下、図面に沿ってこの出願の発明の出隅部材とこれを用いた出隅納め構造についてさらに詳しく説明する。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、この出願の発明の出隅部材の一実施形態を示した斜視図である。
【0010】
図1に示したように、この出願の発明の出隅部材は、ベース部材(1)と表面材(2)の二部材構成となっている。
【0011】
ベース部材(1)は鋼板から形成されており、折り曲げ加工により以下の各部位を有する。すなわち、ベース部材(1)は、直角に折れ曲がるコーナー部(3)と、コーナー部(3)の左右両端において内側に一旦折れ曲がった後、外側へ折れ曲がる凹状の差込部(4)と、差込部(4)から平板状に左右両方向に延びる固定部(5)とを有する。以上の各部位の内、差込部(4)には、後述するように、外装材の端部が挿入可能となっている。このため、差込部(4)には、図1に示したように、外装材の端面に当接可能としたパッキン(6)を収納しておくことができる。パッキン(6)は、外装材の端部における防水性を確保するのに有効となる。また、固定部(5)のそれぞれの端縁は、図1に示したように、内側に折り曲げ、水切り(7)を形成しておくことができる。
【0012】
表面材(2)は外装材と同質の材料から形成されている。外装材がたとえばセメント板の場合、表面材(2)は、外装材に使用されるセメント材料から形成可能である。そして、表面材(2)は、直角状のコーナー部(8)を有し、左右両端が凹凸した形状とされている。このような表面材(2)の作製方法は、左右2つに分割しておいた部品を直角に接合する、注型成形する等が例示される。
【0013】
この出願の発明の出隅部材は、以上のベース部材(1)と表面材(2)とが一体化されて形成されたものである。すなわち、図1に示したように、表面材(2)の内側にベース部材(1)が配置され、それぞれのコーナー部(3)(8)において重なり合ってベース部材(1)と表面材(2)とが一体化されている。ベース部材(1)と表面材(2)との一体化には、互いを損傷させずにしっかりと固定することが適当であり、たとえば接着剤、粘着材等の使用が例示される。そして、この出願の発明の出隅部材では、ベース部材(1)と表面材(2)とが一体化された状態において、図1に示したように、表面材(2)の凹部(9)よりベース部材(1)の固定部(5)のみが露出する。このように、ベース部材(1)の固定部(5)のみを露出させるのは、露出する固定部(5)において下地材に釘打ち、ビス止め等して出隅部材を建物駆体の出隅部に固定し、表面材(2)を通じては固定しないようにするためである。
【0014】
すなわち、この出願の発明の出隅納め構造では、図2に示したように、建物駆体(10)の出隅部(11)に以上の出隅部材(12)が配置され、表面材(2)の凹部(9)より露出するベース部材(1)の固定部(5)において釘、ビス等の固着具(13)により出隅部材(12)が建物駆体(10)の下地材(14)に固定される。外装材(15)は、そのように出隅部材(12)が出隅部(11)に固定された状態において、端部(16)がベース部材(1)の差込部(4)に挿入されて建物駆体(10)に取り付けられる。
【0015】
したがって、この出願の発明の出隅納め構造では、釘打ちにともなう割れや欠け、塗料の剥がれ等の損傷が生ずることなく出隅部材(12)を建物駆体(10)の出隅部(11)に配設することができる。また、図2に示したように、出隅部材(12)において、ベース部材(1)は、差込部(4)に端部(16)が挿入される外装材(15)により覆い隠され、表面材(2)は外装材(15)の端部に被さるように配置されるため、釘、ビス等の固着具(13)が露出することはない。出隅部(11)は美麗に納まる。
【0016】
また、ベース部材(1)の差込部(4)にパッキン(6)を設けたり、固定部(5)の端縁に水切り(7)を設けたりすることにより、出隅部(11)における防水性を確保することができる。
【0017】
なお、図2には、外装材(15)をパネル状に形成されたものとして例示しているが、特にこれに限定されることはなく、外装材(15)は細長い単品であってもよく、この場合にも上記と同様な効果が得られる。
【0018】
もちろん、この出願の発明は、以上の実施形態によって限定されるものではない。鋼板の材質、厚さ、表面材を形成する材料、ベース部材と表面材とを一体化する方法等の細部については様々な態様が可能であることはいうまでもない。
【0019】
【発明の効果】
以上詳しく説明したとおり、この出願の発明によって、出隅部材は損傷なく建物駆体の出隅部に配設され、しかも出隅部は美麗に納まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の出隅部材の一実施形態を示した斜視図である。
【図2】図1に示した出隅部材によるこの出願の発明の出隅納め構造を示した要部斜視図である。
【符号の説明】
1 ベース部材
2 表面材
3 コーナー部
4 差込部
5 固定部
6 パッキン
7 水切り
8 コーナー部
9 凹部
10 建物駆体
11 出隅部
12 出隅部材
13 固着具
14 下地材
15 外装材
16 端部

Claims (2)

  1. 直角に折れ曲がるコーナー部と、コーナー部の左右両端において内側に一旦折れ曲がった後、外側へ折れ曲がる、外装材端部の挿入を可能とした凹状の差込部と、差込部から平板状に左右両方向に延びる固定部とを有し、鋼板から形成されたベース部材と、
    直角状のコーナー部を有し、左右両端が凹凸する、外装材と同質の表面材とを備え、
    表面材の内側にベース部材が配置され、それぞれのコーナー部において重なり合ってベース部材と表面材とが一体化され、表面材の凹部よりベース部材の固定部のみが露出していることを特徴とする出隅部材。
  2. 建物駆体の出隅部に請求項1記載の出隅部材が配置され、表面材の凹部より露出するベース部材の固定部において固着具により出隅部材が建物駆体の下地材に固定され、外装材が、ベース部材の差込部に端部が挿入されて建物駆体に取り付けられる出隅納め構造。
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