JP4033624B2 - 強誘電体メモリ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は強誘電体メモリ素子に関するもので、より詳しくはペロブスカイト(perovskite)構造を有する強誘電性材料を採用してデータ判読の信頼性を増大させることに適した強誘電体メモリ(FeRAM)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、半導体メモリ素子は、電源の遮断後の情報の損失有無によって、揮発性メモリ(volatile memory)と非揮発性メモリ(nonvolatile memory)に分類することができる。揮発性メモリの一種であるDRAM(dynamic random access memory)は、動作速度が速い代わりに、電源が供給される間だけ情報が維持され、また、キャパシターに連結された電荷伝送トランジスタの漏洩電流によるデータの損失を防止するためには、一定間隔でデータをリフレッシュ(refresh)しなければならないため、消費電力が高すぎる欠点を有し、非揮発性メモリの一種であるEEPROM、フラッシュメモリなどは、電源が遮断されてもデータが維持される特性を有する反面、動作速度が遅くて消費電力が大きい欠点を有する。
【0003】
これに対し、強誘電体メモリ(FeRAM)は、DRAMとほぼ同じ動作速度を有しながらも消費電力が低い利点を有し、また、EEPROM又はフラッシュメモリなどのように、電源が遮断されてもデータが維持される非揮発性メモリである。したがって、最近、DRAM、EEPROM、フラッシュメモリ及びその他の半導体に代替し得るメモリとしての認識が広まり、世界の有数の企業及び研究所などで研究開発が活発に進行されている。
一方、前述したような強誘電体メモリは、一定電圧を印加して分極させてからは、電源を遮断しても、分極がそのまま維持される自発分極の特性を有するPZT(Pb(Zr,Ti)O3)、SBT(SrBi2Ta2O9)などの強誘電体膜を用いるキャパシターを使用する強誘電体メモリで、このような強誘電体メモリは、図1に示すような強誘電体のヒステリシス特性を用いる。
【0004】
図1に示すように、強誘電体は、初期状態で電圧(V)を+方向に増加させると、分極されて、最大上位電圧で分極値がQmaxとなり、電圧を遮断すると、強誘電体の残留分極はQrとなり、この時をデータ“1”とする。一方、電圧を−方向に減少させると、強誘電体は反対方向に分極されて、最大下位電圧でQminとなり、電圧を遮断すると、強誘電体の残留分極は−Qrとなり、この時をデータ“0”とする。
ここで、電圧の+方向と−方向はキャパシターの上部電極と下部電極間の相対的な値で、+方向は上部電極が下部電極に比べて相対的に高い電位を有することを意味し、−方向は上部電極が下部電極に比べて相対的に低い電位を有することを意味する。
【0005】
より具体的には、従来、強誘電体メモリの等価回路図を示す図11において、単位セル(UC)にデータ“1”を貯蔵するためには、電荷伝送トランジスタを“オン”状態にし、プレート電極に比べ、ビットラインに上位電位を印加して強誘電体を自発分極させた後、電荷伝送トランジスタを“オフ”にし、単位セル(UC)にデータ“0”を貯蔵するためには、電荷伝送トランジスタを“オン”状態にし、プレート電極に比べ、ビットラインに下位電位を印加して強誘電体を自発分極させた後、電荷伝送トランジスタを“オフ”にするとよい。
【0006】
また、メモリからデータを判読する場合には、プレート電極に比べ、ビットラインの電位を上位電位にした状態で、電荷伝送トランジスタを“オン”状態にすると、キャパシターに貯蔵されたデータが“1”である時、ビットラインに電荷量dQ1が出て、キャパシターに貯蔵されたデータが“0”である時、ビットラインに電荷量dQ0が出る。すなわち、キャパシターに貯蔵されたデータによって、ビットラインに流出される電荷量が異なるため、ビットラインの電位が異なることになる。
すなわち、ビットラインの電荷容量をCb、単位セル(UC)の電荷容量をCsとすれば、データが“1”である場合、ビットラインの電位はV1=dQ1/(Cb+Cs)となり、データが“0”である場合、ビットラインの電位はV0=dQ0/(Cb+Cs)となる。したがって、図示を省略したメモリの出力端では、これら各出力値を基準電位と比較することにより、出力データを判定(1又は0)する。
【0007】
図11は、それぞれ一つのトランジスタ/キャパシター(1T/1C)構造を有する従来の強誘電体メモリの一部を示す等価回路図である。同図に示すように、強誘電体メモリはM×N個の単位セルからなり、各単位セル(UC)は一つのトランジスタ(電荷伝送トランジスタ)と一つのキャパシター(つまり、1T/1C)から構成され、各トランジスタのゲートは対応するワードライン(WL0、WL1、又はWL2)に連結され、各ドレン(又はソース)は対応するビットライン(BL0又はBL1)に連結され、各ソース(又はドレン)は各キャパシターの一端に連結され、各キャパシターの他端は対応するプレート電極ライン(PL0、PL1又はPL2)に連結される。ここで、各ビットライン(BL0又はBL1)の一端は比較器(C0又はC1)の一側入力に連結される。
【0008】
また、従来、強誘電体メモリは基準電圧発生回路を備え、基準電圧発生回路は二つのスイッチングトランジスタ(ST0、ST1)と二つのダミーセル(DC0、DC1)を含み、各ダミーセルは一つのトランジスタ(電荷伝送トランジスタ)と一つのキャパシターから構成される。ここで、ダミーセル内の各トランジスタのドレン(又はソース)は、各ダミービットライン(DBL、/DBL)にそれぞれ対応して連結されて、各スイッチングトランジスタ(ST0、ST1)を経由する出力に共通で連結され、このような二つのスイッチングトランジスタ(ST0、ST1)の出力は各比較器(C0、C1)の他側入力に連結される。すなわち、各比較器は、一側入力にビットラインが連結され、他側入力にダミービットラインの共通出力が連結される。したがって、各比較器では、ビットラインを通じて提供される任意の単位セルでの電圧と二つのスイッチングトランジスタ(ST0、ST1)の共通出力から提供される基準電圧との比較により、任意の単位セルでの出力データを判定(0又は1)とする。
【0009】
しかし、前述したように、1T/1C構造を有する従来の強誘電体メモリは、単位セルの大きさが小さくて高集積化に有利な利点を有する反面、データの判定時、メモリセルの下端に位置した基準電圧発生回路で相互連結配線を通じて、互いに距離の異なるそれぞれのビットラインと電位を比較するため、RC遅延時間と基準電圧の電圧降下が引き起こされるという問題があり、このような問題は出力データの判定誤謬を引き起こす大きい原因となっている。
【0010】
図12は、それぞれ二つのトランジスタ/キャパシター(2T/2C)構造を有する従来の強誘電体メモリの一部を示す等価回路図である。
同図に示すように、図11に示した従来の強誘電体メモリのように、基準電圧発生回路を別に備えるものとは異なり、一つの単位セル(UC)を二つのトランジスタ(電化伝送トランジスタ)と二つのキャパシターから構成することにより、データ判定時、それぞれの単位セル(UC)でビットラインと比較される基準電圧が発生するように構成した点が異なる。
【0011】
したがって、2T/2C構造を有する従来の強誘電体メモリは、それぞれの単位セル(隣接するビットライン)でビットラインと比較される基準電圧を発生するため、前述した1T/1C構造の強誘電体メモリでの問題、RC遅延時間と基準電圧の電圧降下問題を解決することができる。
しかし、前述した2T/2C構造の強誘電体メモリは、各単位セルごとに二つの電荷伝送トランジスタを形成しなければならないため、各単位セルの大きさが大きくなって、高集積化を実現し得ないという、更に他の致命的な欠点を有する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、強誘電体メモリから読み出されるデータの判定信頼性を高めるとともに高集積化を容易に実現し得る強誘電体メモリを提供することにある。
本発明の他の目的は、より信頼性の高いデータの判定の実現とともに高集積化を実現することができ、キャパシターの容量増加を図り得る強誘電体メモリを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための一形態による本発明は、一側方向に伸張される多数本のビットライン、前記各ビットラインに垂直な同一方向にそれぞれ伸張される多数本のプレート電極ライン及び多数本のワードラインを有し、M×Nの配列で前記各ラインに接続され、それぞれ一つのトランジスタとキャパシターからなる多数の単位セルからなる強誘電体メモリにおいて、前記各ビットラインに隔行で又は隔列で交互に配置される方式でそれぞれ直列に連結される多数の単位セルからなる多数の単位セルグループと、前記各ビットラインの任意の位置にそれぞれ連結され、それぞれ一つのトランジスタとキャパシターからなる多数のダミーセルを含むダミーセルグループと、外部からの制御信号に応答して、前記各ダミーセルと対応する各ビットライン内の単位セル間の連結をスイッチングし、多数のダミーセルの中で、二つのダミーセルの入出力間の結合をスイッチングする多数のスイッチングトランジスタからなるスイッチングトランジスタグループと、を含み、前記誘電体メモリは、前記多数本のビットラインから選択されたいずれか1ビットライン内の任意の単位セルからデータが読み出される時、前記選択されたビットラインに隣接する少なくとも2本のビットラインに連結されたダミーセル間から提供される平均電圧を、前記読み出しデータに相応する電圧との比較のための基準電圧として、前記選択されたビットラインの隣接ビットラインに提供し、前記ダミーセルグループのうちの少なくとも一つのダミーセルは、1本のダミープレート電極ラインに連結され、前記ダミーセルグループのうちの残りのダミーセルは、他のダミープレート電極ラインに連結され、前記ダミーセルグループを構成するダミーセルは、1本のダミーワードラインに共通で連結されることを特徴とする強誘電体メモリを提供する。
【0014】
前記目的を達成するための他の形態による本発明は、一側方向に伸張される多数本のビットライン及び前記各ビットラインに垂直な同一方向に伸張される多数本のワードラインを有し、M×Nの配列で前記各ラインに接続され、それぞれ一つのトランジスタとキャパシターで構成された多数の単位セルからなる強誘電体メモリにおいて、前記各ビットラインに隔行で又は隔列で交互に配置される方式でそれぞれ直列に連結される多数の単位セルからなる多数の単位セルグループと、前記各ビットラインの任意の位置にそれぞれ連結され、それぞれ一つのトランジスタとキャパシターからなる多数のダミーセルを含むダミーセルグループと、外部からの制御信号に応答して、前記各ダミーセルと対応する各ビットライン内の単位セル間の連結をスイッチングし、多数のダミーセルの中で、二つのダミーセルの入出力間の結合をスイッチングする多数のスイッチングトランジスタからなるスイッチングトランジスタグループと、を含み、前記多数の単位セルの各プレート電極及び多数のダミーセルの各プレート電極は、既設定された一定電圧が印加される一つのプレート電極を介して共通で連結され、前記誘電体メモリは、前記多数本のビットラインから選択されたいずれか1ビットライン内の任意の単位セルからデータが読み出される時、前記選択されたビットラインに隣接する2本のビットラインに連結されたダミーセル間から提供される平均電圧を、前記読み出しデータに相応する電圧との比較のための基準電圧として、前記選択されたビットラインの隣接ビットラインに提供し、前記ダミーセルグループを構成するダミーセルは、1本のダミーワードラインに共通で連結されることを特徴とする強誘電体メモリを提供する。
【0016】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の核心をなす技術的要旨は、M×N個の単位セルからなる強誘電体メモリにおいて、各単位セルを一つのトランジスタ及び一つのキャパシターから形成し、データ判定時に使用される基準電圧を発生するダミーセルを隣接ビットラインに連結して形成し、データ判定時、隣接ビットラインで発生した基準電圧をビットラインでの電圧と比較するという技術的手段を採用することにより、メモリから読み出されるデータの判定信頼性を高めるとともに、メモリの高集積化を実現するというもので、このような技術的手段により本発明の目的を達成することができる。
【0017】
また、本発明の他の実施例においては、プレート電極ラインを列又は行単位に分離せず、一つのプレート電極をメモリセルに共通に使用する技術的手段を更に採用し、このような技術的手段により、与えられた面積内でキャパシターの容量の増加を図るという他の目的を実現することができる。
【0018】
また、本発明の更に他の実施例による強誘電体メモリは、隔行で隣接する2本のビットライン間を連結するスイッチングトランジスタのみを用いて、ダミーデータの貯蔵及び読み出しを遂行する構造を採用することにより、メモリ構造の簡素化を更に図ることができる。
【0019】
(実施例1)
図2は、本発明の一実施例としての実施例1による強誘電体メモリの一部を示す等価回路図である。
同図に示すように、本実施例による強誘電体メモリは、M×N個の単位セルが、例えば、チェス盤の黒文様又は白文様のように隔行、隔列の構造に形成され、各ビットラインには多数の単位セルが直列に連結され、互いに隣接するビットライン対は、1対のビットライン対で読み出しが行われる時、他のビットラインが基準電圧を提供する逆ビットラインとして相互交番に機能する。
【0020】
また、本実施例による強誘電体メモリは、行方向に伸張されて多数の単位セルに連結される多数本のワードライン(WL0〜WL3)と多数本のプレート電極ライン(PL0〜PL3)が多数本のビットライン(又は逆ビットライン)(BL0、/BL0、BL1、/BL1)に交差する形態でマトリックス(行列)をなすことにより、M×N個の単位セルを構成する。
より詳細には、本実施例による強誘電体メモリは、各単位セル(UC)が一つのトランジスタ(電荷伝送トランジスタ)と一つのキャパシターからなる1T/1C構造を有し、多数の単位セルが連結される各ビットライン(又は逆ビットライン)の一側(図2の右側)には、一つのトランジスタ(電荷伝送トランジスタ)とキャパシターからなるダミーセル(DC0、DC0′、DC1又はDC1′)が連結される。
【0021】
また、単位セル内の各トランジスタのゲートは対応する各ワードライン(WL0、WL1、WL2、WL3)にそれぞれ連結され、各ドレン(又はソース)は対応するビットライン(又は逆ビットライン)(BL0、BL0′、BL1、BL1′)にそれぞれ連結され、各ソース(又はドレン)は各キャパシターの一端に連結され、各キャパシターの他端は対応するプレート電極ライン(PL0、PL1、PL2、PL3)にそれぞれ連結される。
ここで、ダミーセル内の各トランジスタのゲートはダミーワードライン(DWL)に共通で連結され、各ドレン(又はソース)はそれぞれのビットライン(又は逆ビットライン)(BL0、BL0′、BL1、BL1′)にそれぞれ連結され、各ソース(又はドレン)は各キャパシターの一端に連結され、各キャパシターの他端はダミープレート電極ライン(DPL0及びDPL1)にそれぞれ連結される。この際に、ビットライン(又は逆ビットライン)(/BL0)に連結されたダミーセル(DC0′)のキャパシターの他端とビットライン(又は逆ビットライン)(BL1)に連結されたダミーセル(DC1)のキャパシターの他端はダミープレート電極(DPL0)に連結され、ビットライン(又は逆ビットライン)(BL0)に連結されたダミーセル(DC0)のキャパシターの他端とビットライン(又は逆ビットライン)(/BL1)に連結されたダミーセル(DC1′)の他端はダミープレート電極(DPL1)に連結される。
【0022】
また、一連の単位セル(C00、C20)とこれらに対応するダミーセル(DC0)間のビットライン(又は逆ビットライン)(BL0)、一連の単位セル(C10′、C30′)とこれらに対応するダミーセル(DC0′)間のビットライン(又は逆ビットライン)(/BL0)、一連の単位セル(C01、C21)とこれらに対応するダミーセル(DC1)間のビットライン(又は逆ビットライン)(BL1)、一連の単位セル(C11′、C31′)とこれらに対応するダミーセル(DC1′)間のビットライン(又は逆ビットライン)(/BL1)上には、スイッチングトランジスタ(ST0、ST1、ST2、ST3)がそれぞれ備えられ、また、ビットライン(又は逆ビットライン)(BL0)とビットライン(又は逆ビットライン)(BL1)間と、ビットライン(又は逆ビットライン)(/BL0)とビットライン(又は逆ビットライン)(/BL1)間には、それぞれのドレン−ソース(又はソース−ドレン)が連結される二つのスイッチングトランジスタ(ST4、ST5)が備えられる。
【0023】
ここで、二つのスイッチングトランジスタ(ST0、ST1)のゲートは制御ライン(CL0)に共通で連結され、二つのスイッチングトランジスタ(ST2、ST3)のゲートは制御ライン(CL1)に共通で連結され、スイッチングトランジスタ(ST4)のゲートは制御ライン(CL2)に連結され、スイッチングトランジスタ(ST5)のゲートは制御ライン(CL3)に連結される。このような各スイッチングトランジスタ(ST0〜ST5)の各ゲートには、単位セルに対するデータの貯蔵又は読み出し時、外部からのスイッチング制御信号がそれぞれ入力される。
すなわち、本実施例による強誘電体メモリは、上記から分かるように、各単位セルが一つのトランジスタ及び一つのキャパシターから構成され、データ判定時に使用される基準電圧を発生するダミーセルを隣接ビットライン(又は逆ビットライン)に連結して形成し、データ判定時、隣接した逆ビットラインで発生した基準電圧とデータが読み出されるビットラインでの電圧を比較器(C0又はC1)に提供して、その電圧を比較することにより、読み出しデータを判定する回路構成を有する。
【0024】
つぎに、前述の構成を有する本実施例による強誘電体メモリにデータを貯蔵し、かつ貯蔵されたデータを読み出す過程について説明する。
本実施例においては、説明の便宜と理解し易さのため、上位電圧をVccとし、下位電圧を0Vとし、データ出力時に単位セルのデータが“1”又は“0”である時、当該ビットラインの電位変化量をそれぞれV1又はV0であると仮定する。また、強誘電体メモリをなす全ての単位セルでのデータ貯蔵及び読み出し過程が実質的に同一であるので、ここでは、ただ一つの単位セル(例えば、C00)でのデータ貯蔵及び読み出し過程を一例として説明する。
まず、単位セル(C00)にデータ“1”を貯蔵する過程について述べると、ワードライン(WL0)とダミーワードライン(DWL)及び2本の制御ライン(CL0、CL1)を“オン”状態にし、2本のビットライン(又は逆ビットライン)(BL0、/BL1)に“Vcc”を、2本のビットライン(又は逆ビットライン)(/BL0、BL1)に“0V”をそれぞれ印加し、プレート電極ライン(PL0)とダミープレート電極ライン(DPL1)に“0V”を、ダミープレート電極ライン(DPL0)に“Vcc”をそれぞれ印加すると、単位セル(C00)に備えられた強誘電体膜がその電位差により陽(+)の方向に分極することにより、データ“1”が貯蔵される。
【0025】
その結果、各ビットライン(又は逆ビットライン)(BL0、/BL0、BL1、/BL1)にそれぞれ連結された各ダミーセル(DC0、DC0′、DC1、DC1′)には、その印加電圧によって、順次“1、0、0、1”のデータがそれぞれ貯蔵され、ここで、各ダミーセル(DC0、DC0′、DC1、DC1′)にそれぞれ貯蔵されるデータは、任意の単位セルからデータを読み出して判定する時、当該ビットラインでの電圧と比較するのに必要な基準電圧を発生させることに使用される。
すなわち、ビットライン(BL0)での電圧と比較するのに必要な基準電圧はダミーセル(DC0′)とダミーセル(DC1′)間の平均電圧となり、ビットライン(/BL0)での電圧と比較するのに必要な基準電圧はダミーセル(DC0)とダミーセル(DC1)間の平均電圧となり、ビットライン(BL1)での電圧と比較するのに必要な基準電圧はダミーセル(DC0′)とダミーセル(DC′)間の平均電圧となり、ビットライン(/BL1)での電圧と比較するのに必要な基準電圧はダミーセル(DC0)とダミーセル(DC1)間の平均電圧となる。
【0026】
一方、本実施例においては、前記と異なる方式でデータ“1”を単位セル(C00)に貯蔵、つまりワードライン(WL0)とダミーワードライン(DWL)及び2本の制御ライン(CL0、CL1)を“オン”状態にし、2本のビットライン(又は逆ビットライン)(BL0、/BL0)に“Vcc”を、2本のビットライン(又は逆ビットライン)(BL1、/BL1)に“0V”をそれぞれ印加し、プレート電極ライン(PL0)とダミープレート電極ライン(DPL0)に“0V”を、ダミープレート電極ライン(DPL1)に“Vcc”をそれぞれ印加すると、単位セル(C00)に備えられた強誘電体膜がその電位差により陽(+)の方向に分極することにより、データ“1”が貯蔵される。
その結果、2本のビットライン(又は逆ビットライン)(/BL0、/BL1)にそれぞれ連結された各ダミーセル(DC0′、DC1′)には、その印加電圧によって、順次“1、0”のデータがそれぞれ貯蔵される。ここで、各ダミーセル(DC0′、DC1′)にそれぞれ貯蔵されるデータは、任意の単位セルからデータを読み出して判定する時、当該ビットラインでの電圧と比較するのに必要な基準電圧を発生することに使用される。
【0027】
つぎに、単位セル(C00)にデータ“0”を貯蔵する過程について述べると、ワードライン(WL0)とダミーワードライン(DWL)及び2本の制御ライン(CL0、CL1)を“オン”状態にし、2本のビットライン(又は逆ビットライン)(BL0、/BL1)に“0V”を、2本のビットライン(又は逆ビットライン)(/BL0、BL1)に“Vcc”をそれぞれ印加し、プレート電極ライン(PL0)とダミープレート電極ライン(DPL1)に“Vcc”を、ダミープレート電極ライン(DPL0)に“0V”をそれぞれ印加すると、単位セル(C00)に備えられた強誘電体膜が、その電位差によって、陰(−)の方向に分極することにより、データ“0”が貯蔵される。
その結果、各ビットライン(又は逆ビットライン)(BL0、/BL0、BL1、/BL1)にそれぞれ連結された各ダミーセル(DC0、DC0′、DC1、DC1′)には、その印加電圧によって、順次“0、1、1、0”のデータがそれぞれ貯蔵される。ここで、各ダミーセル(DC0、DC0′、DC1、DC1′)にそれぞれ貯蔵されるデータは、前述したデータ“1”の場合と同様に、任意の単位セルからデータを読み出して判定する時、当該ビットラインでの電圧と比較するのに必要な基準電圧を発生することに使用される。
【0028】
一方、本実施例においては、前記と異なる方式でデータ“0”を単位セル(C00)に貯蔵、つまりワードライン(WL0)とダミーワードライン(DWL)及び2本の制御ライン(CL0、CL1)を“オン”状態にし、2本のビットライン(又は逆ビットライン)(BL0、/BL0)に“0V”を、2本のビットライン(又は逆ビットライン)(BL1、/BL1)に“Vcc”をそれぞれ印加し、プレート電極ライン(PL0)とダミープレート電極ライン(DPL0)に“Vcc”を、ダミープレート電極ライン(DPL1)に“0V”をそれぞれ印加すると、単位セル(C00)に備えられた強誘電体膜が、その電位差によって、陰(−)の方向に分極することにより、データ“0”が貯蔵される。
その結果、2本のビットライン(又は逆ビットライン)(/BL0、/BL1)にそれぞれ連結された各ダミーセル(DC0′、DC1′)には、その印加電圧によって、順次“0、1”のデータがそれぞれ貯蔵される。ここで、二つのダミーセル(DC0′、DC1′)にそれぞれ貯蔵されるデータは、前述したデータ“1”の場合と同様に、任意の単位セルからデータを読み出して判定する時、当該ビットラインでの電圧と比較するのに必要な基準電圧を発生することに使用される。
【0029】
上記から分かるように、本実施例の強誘電体メモリによると、単位セル(C00)にデータ“1”を入力する時、各ダミーセル(DC0、DC0′、DC1、DC1′)には、対応する各ビットライン(又は逆ビットライン)への印加電圧によって、順次“1、0、0、1”又は“0、1、1、0”のデータがそれぞれ貯蔵され、単位セル(C00)にデータ“0”を入力する時、各ダミーセル(DC0、DC0′、DC1、DC1′)には、対応する各ビットライン(又は逆ビットライン)への印加電圧によって、順次“0、1、1、0”又は“1、0、0、1”のデータがそれぞれ貯蔵される。
つぎに、前述した過程により単位セル(C00)に“1”又は“0”のデータを貯蔵した状態で、これを読み出す過程について説明する。
まず、ビットライン(BL0、/BL0、/BL1)に“Vcc”を、ビットライン(BL1)に“0V”をそれぞれ印加した後、ワードライン(WL0)、ダミーワードライン(DWL)及び制御ライン(CL0)を“オン”状態にし、プレート電極ライン(PL0)とダミープレート電極ライン(DPL0、DPL1)に“0V”を印加すると、ビットライン(BL0)の電位変化量は単位セル(C00)に貯蔵されたデータによりV1又はV0となる。すなわち、単位セル(C00)にデータ“1”が貯蔵された場合、ビットライン(BL0)の電位変化量はV1となり、単位セル(C00)にデータ“0”が貯蔵された場合、ビットライン(BL0)の電位変化量はV0となる。
【0030】
この後、制御ライン(CL2)を“オン”状態にすると、スイッチングトランジスタ(ST4)が“オン”状態になるので、ダミーセル(DC0′)とダミーセル(DC1′)に貯蔵されたダミーデータの平均値が逆ビットライン(/BL0)に基準電圧として提供される。
したがって、ビットライン(BL0)上の電圧と逆ビットライン(/BL0)上の基準電圧が比較器(C0)に伝達されることにより、単位セル(C00)から読み出したデータを判定、つまりビットライン(BL0)での出力電圧が逆ビットライン(/BL0)から提供される基準電圧(平均電圧)より高いとデータ“1”を判定し、ビットライン(BL0)での出力電圧が逆ビットライン(/BL0)から提供される基準電圧(平均電圧)より低いとデータ“0”を判定することになる。
【0031】
以上説明したように、本実施例によると、M×N個の単位セルからなる強誘電体メモリにおいて、各単位セルを一つのトランジスタ及び一つのキャパシター(1T/1C)から構成し、データ判定時に使用される基準電圧を発生するダミーセルを隣接ビットライン(又は逆ビットライン)に連結して形成し、データ判定時、隣接した逆ビットラインで発生した基準電圧(つまり二つのダミーデータを平均して得た平均電圧)とデータが読み出されるビットラインでの電圧とを比較して読み出しデータを判定する構成とすることにより、メモリの各単位セルから読み出されるデータの判定信頼性を大幅に高めるとともに、メモリの高集積化を実現することができる。
【0032】
(変形実施例1−1)
図3は、本発明の一実施例としての変形実施例1−1による強誘電体メモリの一部を示す等価回路図である。
同図に示すように、変形実施例1−1は、各ビットライン(又は逆ビットライン)(BL0、/BL0、BL1、/BL1)にそれぞれ連結されたダミーセル(DC0、DC0′、DC1、DC1′)の配列を単位セルの配列と同一にし、ダミーワードライン(DWL0、DWL1)を2本に分離して、1本のダミーワードライン(DWL1)が奇数行(又は偶数行)のビットライン(又は逆ビットライン)(BL0、BL1)に連結されたダミーセル(DC0、DC1)を担当し、他の1本のダミーワードライン(DWL0)が偶数行(又は奇数行)のビットライン(又は逆ビットライン)(/BL0、/BL1)に連結されたダミーセル(DC0′、DC1′)を担当するように構成した点が前述した実施例1と異なるのみで、残りの構成及び配列は実質的に同一である。
また、変形実施例1−1においては、各ダミーセルが単位セルの配列と同一に配列されることに十分に対応し得るように、2本のビットライン(又は逆ビットライン)(BL1、/BL1)がそれぞれ連結されたダミーセル(DC1、DC1′)の前端(入出力端)で互いに交差する構造を有する。
【0033】
前述したような変形構造を有する変形実施例1−1による強誘電体メモリは、データ“1”又は“0”を任意の単位セルに入力する過程又は任意の単位セルに貯蔵されたデータを読み出す過程が、前述した実施例1と同様である。したがって、変形実施例1−1のメモリ構造において、任意の単位セルにデータを貯蔵/読み出しする過程は、前述した実施例1のものと実質的に同一であるので、不要な重複記載を避けるために、ここでの詳細な説明は省略する。
したがって、変形実施例1−1による強誘電体メモリは、各ダミーセルを単位セルの配列と同一に配列し、ダミーワードラインを2本に分離する構造的な側面で前述した実施例1と多少違うが、前述した実施例1で得られる効果と実質的に同一の効果を得ることができる。
【0034】
(変形実施例1−2)
図4は、本発明の一実施例としての変形実施例1−2による強誘電体メモリの一部を示す等価回路図である。
同図に示すように、変形実施例1−2による強誘電体メモリは、ダミーセル(DC0、DC0′、DC1、DC1′)及びスイッチングトランジスタ(ST0〜ST5)が行間単位セル内の任意の位置に配置される点を除き、実質的に前述した実施例1と同一であり、その相違点は、このような位置配列のため、多数のスイッチングトランジスタ(ST0〜ST5)とダミーセル(DC0、DC0′、DC1、DC1′)を介在して離隔される各ビットライン(又は逆ビットライン)(BL0、/BL0、BL1、/BL1)間を、対応する各相互連結配線(ICL0、/ICL0、ICL1、/ICL1)で互いに連結するという点である。
【0035】
したがって、変形実施例1−2のメモリ構造において、任意の単位セルにデータを貯蔵/読み出しする過程は、前述した実施例1のものと実質的に同一であるので、不要な重複記載を避けるため、ここでの詳細な説明は省略する。
ここで、このような変更構造の変形実施例1−2を示すことは、本発明により、各ビットライン(又は逆ビットライン)に連結されるダミーセルが行間単位セルのどの位置にも配列できることを例示するためである。
したがって、変形実施例1−2による強誘電体メモリは、各ビットライン(又は逆ビットライン)に連結されるダミーセルを行間単位セル内の任意の位置に配置する構造的側面が前述した実施例1と多少異なるが、前述した実施例1で得られる効果と実質的に同一効果を得ることができる。
【0036】
(実施例2)
図5は本発明の他の実施例としての実施例2による強誘電体メモリの一部を示す等価回路図である。
同図に示すように、本実施例による強誘電体メモリは、ビットライン、ワードライン、ダミーワードライン、制御ラインからなるラインと各ラインに相互接続される関係で配列される単位セル、ダミーセル、及び、スイッチングトランジスタの配置構造という側面で見ると、前述した実施例1の強誘電体メモリと実質的に同一である反面、単位セル及びダミーセルのプレート電極に連結されるプレート電極ラインを分離せずに共通で連結した点においては、前述した実施例1と異なる。
すなわち、前述した実施例1による強誘電体メモリにおいては、列間隔への一連の単位セル及びダミーセルのプレート電極に上位電圧(Vcc)又は下位電圧(0V)を印加するため、プレート電極ライン及びダミープレート電極ラインを各列単位に分離する構造を採用しているが、本実施例、すなわち、実施例2による強誘電体メモリにおいては、単位セルとダミーセルのプレート電極に連結されるプレート電極ラインを共通で連結して一定電圧(例えば、Vcc/2)を印加する構造を採用する。
したがって、本実施例においては、不要な重複記載を避けるため、強誘電体メモリの全般的な配置構造についてはその説明を省略し、下記では、プレート電極ラインが共通で連結される構造を有する本実施例による強誘電体メモリにデータを貯蔵し、かつ貯蔵されたデータを読み出す過程について説明する。
【0037】
本実施例においては、説明の便宜と理解し易さのため、上位電圧をVccとし、下位電圧を0Vとし、プレート電極には、上位電圧と下位電圧のほぼ中間値程度の電圧(Vp)(例えば、Vcc/2)を印加し、データの出力時に単位セルのデータが“1”又は“0”である時、当該ビットラインの電位変化量をそれぞれV1又はV0であると仮定する。また、強誘電体メモリをなす全ての単位セルでのデータの貯蔵及び読み出し過程が実質的に同一であるので、ここでは、ただ一つの単位セル(例えば、C00)でのデータの貯蔵及び読み出し過程について一例として説明する。
まず、単位セル(C00)にデータ“1”を貯蔵する過程について述べると、ワードライン(WL0)とダミーワードライン(DWL)及び2本の制御ライン(CL0、CL1)を“オン”状態にし、2本のビットライン(又は逆ビットライン)(BL0、/BL1)に“Vcc”を、ビットライン(又は逆ビットライン)(/BL0)に“0V”を、ビットライン(又は逆ビットライン)(BL1)に“Vp”をそれぞれ印加し、プレート電極(PL)に“Vp”を印加すると、単位セル(C00)に備えられた強誘電体膜が、その電位差により、陽(+)の方向に分極することにより、データ“1”が貯蔵される。
【0038】
その結果、Vcc及び0Vがそれぞれ印加される3本のビットライン(又は逆ビットライン)(BL0、/BL0、/BL1)にそれぞれ連結された各ダミーセル(DC0、DC0′、DC1′)には、その印加電圧によって、順次“1、0、1”のデータがそれぞれ貯蔵される。ここで、二つのダミーセル(DC0′、DC1′)にそれぞれ貯蔵されるデータは、ビットライン(BL0)内の任意の単位セルからデータを読み出して判定する時、当該ビットラインでの電圧と比較するのに必要な基準電圧を発生することに使用される。
すなわち、ビットライン(BL0)での電圧と比較するのに必要な基準電圧はダミーセル(DC0′)とダミーセル(DC1′)間の平均電圧となり、ビットライン(/BL0)での電圧と比較するのに必要な基準電圧はダミーセル(DC0)とダミーセル(DC1′)間の平均電圧となり、ビットライン(/BL1)の電圧と比較するのに必要な基準電圧はダミーセル(DC0)とダミーセル(DC1)間の平均電圧となる。
【0039】
一方、本実施例においては、前記とは異なる方式でデータ“1”を単位セル(C00)に貯蔵、つまりワードライン(WL0)とダミーワードライン(DWL)及び2本の制御ライン(CL0、CL1)を“オン”状態にし、2本のビットライン(又は逆ビットライン)(BL0、/BL0)に“Vcc”を、ビットライン(又は逆ビットライン)(/BL1)に“0V”を、ビットライン(又は逆ビットライン)(BL1)に“Vp”をそれぞれ印加し、プレート電極(PL)に“Vp”を印加すると、単位セル(C00)に備えられた強誘電体膜が、その電位差により、陽(+)の方向に分極することにより、データ“1”が貯蔵される。
その結果、Vcc及び0Vがそれぞれ印加される3本のビットライン(又は逆ビットライン)(BL0、/BL0、/BL1)にそれぞれ連結された各ダミーセル(DC0、DC0′、DC1′)には、その印加電圧によって、順次“1、1、0”のデータがそれぞれ貯蔵される。ここで、二つのダミーセル(DC0′、DC1′)にそれぞれ貯蔵されるデータはビットライン(BL0)内の任意の単位セルからデータを読み出して判定する時、ビットラインでの電圧と比較するのに必要な基準電圧を発生することに使用される。
【0040】
つぎに、単位セル(C00)にデータ“0”を貯蔵する過程について述べると、ワードライン(WL0)とダミーワードライン(DWL)及び2本の制御ライン(CL0、CL1)を“オン”状態にし、2本のビットライン(又は逆ビットライン)(BL0、/BL1)に“0V”を、ビットライン(又は逆ビットライン)(/BL0)に“Vcc”を、ビットライン(又は逆ビットライン)(BL1)に“Vp”をそれぞれ印加し、プレート電極(PL)に“Vp”を印加すると、単位セル(C00)に備えられた強誘電体膜が、その電位差によって、陰(−)の方向に分極することにより、データ“0”が貯蔵される。
その結果、0V及びVccがそれぞれ印加される3本のビットライン(又は逆ビットライン)(BL0、/BL0、/BL1)にそれぞれ連結された各ダミーセル(DC0、DC0′、DC1)には、その印加電圧によって、順次“0、1、0”のデータがそれぞれ貯蔵される。ここで、二つのダミーセル(DC0′、DC1′)にそれぞれ貯蔵されるデータはビットライン(BL0)内の任意の単位セルからデータを読み出して判定する時、当該ビットラインでの電圧と比較するのに必要な基準電圧を発生することに使用される。
【0041】
一方、本実施例においては、前記とは異なる方式でデータ“0”を単位セル(C00)に貯蔵、つまりワードライン(WL0)とダミーワードライン(DWL)及び2本の制御ライン(CL0、CL1)を“オン”状態にし、2本のビットライン(又は逆ビットライン)(BL0、/BL0)に“0V”を、ビットライン(又は逆ビットライン)(/BL1)に“Vcc”を、ビットライン(又は逆ビットライン)(BL1)に“Vp”をそれぞれ印加し、プレート電極(PL)に“Vp”を印加すると、単位セル(C00)に備えられた強誘電体膜が、その電位差によって、陰(−)の方向に分極することにより、データ“0”が貯蔵される。
その結果、Vcc及び0Vがそれぞれ印加される3本のビットライン(又は逆ビットライン)(BL0、/BL0、/BL1)にそれぞれ連結された各ダミーセル(DC0、DC0′、DC1′)には、その印加電圧によって、順次“0、0、1”のデータが貯蔵される。ここで、二つのダミーセル(DC0′、DC1′)にそれぞれ貯蔵されるデータは、ビットライン(BL0)内の任意の単位セルからデータを読み出して判定する時、当該ビットラインでの電圧と比較するのに必要な基準電圧を発生することに使用される。
【0042】
以上から分かるように、本実施例によると、単位セル(C00)にデータ“1”を入力する時、3本のダミーセル(DC0、DC0′、DC1′)には、対応する各ビットライン(又は逆ビットライン)(BL0、/BL0、/BL1)への印加電圧によって、順次“1、0、1”又は“1、1、0”のデータがそれぞれ貯蔵され、単位セル(C00)にデータ“0”を入力する時、各ダミーセル(DC0、DC0′、DC1′)には、対応する各ビットライン(又は逆ビットライン)(BL0、/BL0、/BL1)への印加電圧によって、順次“0、1、0”又は“0、0、1”のデータがそれぞれ貯蔵される。
つぎに、前述したような過程により単位セル(C00)に“1”又は“0”のデータを貯蔵した状態で、これを読み出す過程について説明する。
まず、ビットライン(BL0、/BL0、/BL1)に“Vcc”を、ビットライン(BL1)に“0V”をそれぞれ印加した後、ワードライン(WL0)、ダミーワードライン(DWL)及び制御ライン(CL0)を“オン”状態にし、プレート電極(PL)に“Vp”を印加すると、ビットライン(BL0)の電位変化量は単位セル(C00)に貯蔵されたデータによりV1又はV0となる。すなわち、単位セル(C00)にデータ“1”が貯蔵された場合、ビットライン(BL0)の電位変化量はV1となり、単位セル(C00)にデータ“0”が貯蔵された場合、ビットライン(BL0)の電位変化量はV0となる。
【0043】
この後、制御ライン(CL2)を“オン”状態にすると、スイッチングトランジスタ(ST4)が“オン”状態になるので、ダミーセル(DC0′)とダミーセル(DC1′)に貯蔵されたダミーデータの平均値が逆ビットライン(/BL0)に基準電圧として提供される。
したがって、ビットライン(BL0)上の電圧と逆ビットライン(/BL0)上の基準電圧が比較器(C0)に伝達されることにより、単位セル(C00)から読み出したデータを判定、つまりビットライン(BL0)での出力電圧が逆ビットライン(/BL0)から提供される基準電圧(平均電圧)より高いとデータ“1”を判定し、ビットライン(BL0)での出力電圧が逆ビットライン(/BL0)から提供される基準電圧(平均電圧)より低いとデータ“0”を判定することになる。
【0044】
以上説明したように、本実施例によると、M×N個の単位セルからなる強誘電体メモリにおいて、各単位セルを一つのトランジスタ及び一つのキャパシター(1T/1C)から構成し、データ判定時に使用される基準電圧を発生するダミーセルを隣接ビットライン(又は逆ビットライン)に連結して形成し、データ判定時、隣接した逆ビットラインで発生した基準電圧(つまり二つのダミーデータを平均して得た平均電圧)を、データが読み出されるビットラインでの電圧と比較して読み出しデータを判定する構成とすることにより、前述した実施例1と同一の効果、つまりメモリの単位セルから読み出されるデータの判定信頼性を大幅に高めるとともにメモリの高集積化を実現することができる。
また、本実施例によると、単位セルとダミーセルのプレート電極を共通で連結する構造を採用するため、与えられた面積に各単位セル内のキャパシターの容量を増大させ得るという付随的な効果を有する。
【0045】
(変形実施例2−1)
図6は、本発明の実施例2の一変形としての変形実施例2−1による強誘電体メモリの一部を示す等価回路図である。
同図に示すように、変形実施例2−1は、各ビットライン(又は逆ビットライン)(BL0、/BL0、BL1、/BL1)にそれぞれ連結されたダミーセル(DC0、DC0′、DC1、DC1′)の配列を単位セルの配列と同一に配列し、このような変形構造に対応し得るように、ダミーワードライン(DWL0、DWL1)を2本に分離して、1本のダミーワードライン(DWL1)が奇数行(又は偶数行)のビットライン(又は逆ビットライン)(BL0、BL1)に連結されたダミーセル(DC0、DC1)を担当し、他の1本のダミーワードライン(DWL0)が偶数行(又は奇数行)のビットライン(又は逆ビットライン)(/BL0、/BL1)に連結されたダミーセル(DC0′、DC1′)を担当するように構成した点が前述した実施例2と異なるだけで、残りの構成及び配列は実質的に同一である。
【0046】
前述したような変形構造を有する変形実施例2−1による強誘電体メモリは、データ“1”又は“0”を任意の単位セルに入力する過程又は任意の単位セルに貯蔵されたデータを読み出す過程が、前述した実施例2と同様である。したがって、変形実施例2−1のメモリ構造において、任意の単位セルにデータを貯蔵/読み出しする過程は、前述した実施例2のものと実質的に同一であるので、不要な重複記載を避けるために、ここでの詳細な説明は省略する。
したがって、変形実施例2−1による強誘電体メモリは、各ダミーセルを単位セルの配列と同一に配列し、ダミーワードラインを2本に分離するという構造的な側面では前述した実施例2と多少異なるが、前述した実施例2で得られる効果と実質的に同一効果を得ることができる。
【0047】
(変形実施例2−2)
図7は、本発明の実施例2のもう一つの変形としての変形実施例2−2による強誘電体メモリの一部を示す等価回路図である。
同図に示すように、変形実施例2−2は、各ビットライン(又は逆ビットライン)(BL0、/BL0、BL1、/BL1)にそれぞれ直列に連結される単位セルを、二つずつ連続して対をなすように形成し、また、各ビットライン(又は逆ビットライン(BL0、/BL0、BL1、/BL1)にそれぞれ連結されたダミーセル(DC0、DC0′、DC1、DC1′)の配列を単位セルの配列と同じに配列し、このような配列構造に対応し得るように、ダミーワードライン(DWL0、DWL1)を2本に分離して、1本のダミーワードライン(DWL1)が奇数行(又は偶数行)のビットライン(又は逆ビットライン)(BL0、BL1)に連結されたダミーセル(DC0、DC1)を担当し、他の1本のダミーワードライン(DWL0)が偶数行(又は奇数行)のビットライン(又は逆ビットライン)(/BL0、/BL1)に連結されたダミーセル(DC0′、DC1′)を担当するように構成した点が前述した実施例2と異なるのみで、残りの構成及び配列は実質的に同一である。
【0048】
前述したような変形構造を有する変形実施例2−2による強誘電体メモリは、データ“1”又は“0”を任意の単位セルに入力する過程又は任意の単位セルに貯蔵されたデータを読み出す過程が前述した他の実施例と同様である。したがって、第2変形実施例のメモリ構造において、任意の単位セルにデータを貯蔵/読み出しする過程は前述した他の実施例のものと実質的に同一であるので、不要な重複記載を避けるために、ここでの詳細な説明は省略する。
したがって、変形実施例2−2による強誘電体メモリは、各ビットライン(又は逆ビットライン)にそれぞれ直列に連結される単位セルを、二つずつ連続して対をなすように形成し、各ダミーセルを単位セルの配列と同じに配列し、ダミーワードラインを2本に分離する構造的側面で前述した他の実施例と多少異なるが、前述した一実施例で得られる効果と実質的に同一の効果を得ることができる。
【0049】
(変形実施例2−3)
図8は、本発明の実施例2のもう一つの変形としての変形実施例2−3による強誘電体メモリの一部を示す等価回路図である。
同図に示すように、変形実施例2−3による強誘電体メモリは、ダミーセル(DC0、DC0′、DC1、DC1′)及びスイッチングトランジスタ(ST0〜ST5)が行間単位セル内の任意の位置に配置される点を除き、実質的に前述した実施例2と同一であり、その相違点は、このような位置配列のため、多数のスイッチングトランジスタ(ST0〜ST5)とダミーセル(DC0、DC0′、DC1、DC1′)を介在して離隔される各ビットライン(又は逆ビットライン)(BL0、/BL0、BL1、/BL1)間を、対応する各相互連結配線(ICL0、/ICL0、ICL1、/ICL1)で互いに連結するという点である。
したがって、変形実施例2−3のメモリ構造において、任意の単位セルにデータを貯蔵/読み出しする過程は前述した他の実施例のものと実質的に同一であるので、不要な重複記載を避けるため、ここでの詳細な説明は省略する。
ここで、このような変更構造の変形実施例2−3を示すことは、本発明により、各ビットライン(又は逆ビットライン)に連結されるダミーセルが行間単位セルのどの位置にも配列できることを例示するためである。
したがって、変形実施例2−3による強誘電体メモリは、各ビットライン(又は逆ビットライン)に連結されるダミーセルを行間単位セル内の任意の位置に配置する構造的側面が前述した実施例2と多少異なるが、前述した実施例2で得られる効果と実質的に同一効果を得ることができる。
【0050】
(実施例3)
図9は、本発明の更に他の実施例、すなわち実施例3による強誘電体メモリの一部を示す等価回路図である。
同図に示すように、この実施例3による強誘電体メモリは、各単位セルを一つのトランジスタ及び一つのキャパシターから形成し、データ判定時に使用される基準電圧を発生するダミーセルを隣接ビットラインに連結して形成し、データ判定時、隣接ビットラインで発生した基準電圧をビットラインでの電圧と比較するようにし、また、各ビットライン(又は逆ビットライン)にそれぞれ連結されたダミーセルの配列を単位セルの配列と同じに配列し、このような変形構造に対応し得るように、ダミーワードライン(DWL0、DWL1)を2本に分離して、1本のダミーワードライン(DWL1)が奇数行(又は偶数行)のビットライン(又は逆ビットライン)(BL0、BL1)に連結されたダミーセル(DC0、DC1)を担当し、他の1本のダミーワードライン(DWL0)が偶数行(又は奇数行)のビットライン(又は逆ビットライン)(/BL0、/BL1)に連結されたダミーセル(DC0′、DC1′)を担当するように構成した点で、前述した変形実施例2−1による強誘電体メモリと同一である。
【0051】
しかし、本実施例による強誘電体メモリは、各ビットラインに一つずつのスイッチングトランジスタを備え、かつ、隔行で隣接する2本のビットライン間を連結するスイッチングトランジスタを備える前述した変形実施例2−1による強誘電体メモリとは異なり、隔行で隣接する2本のビットライン間を連結するスイッチングトランジスタのみを備え、これら2本のライン間のスイッチングトランジスタを用いて、データの貯蔵時、貯蔵が選択されたビットラインに隣接した2本のビットラインに連結されたダミーセルにダミーデータを貯蔵し、また、データの読み出し時、読み出しが選択されたビットラインに隣接した2本のビットラインから、基準電圧として使用するための平均値を出力するように構成されている点が、前述した変形実施例2−1による強誘電体メモリと異なる。
したがって、本実施例においては、不要な重複記載を避けるため、強誘電体メモリの全般的な配置構造についてはその説明を省略し、簡素化されたスイッチングトランジスタの構造を有する本実施例による強誘電体メモリにデータを貯蔵し、かつ貯蔵されたデータを読み出す過程について説明する。
【0052】
本実施例においては、説明の便宜と理解し易さのため、上位電圧をVccとし、下位電圧を0Vとし、プレート電極には上位電圧と下位電圧のほぼ中間値程度の電圧(Vp)(例えば、Vcc/2)を印加し、データ出力時、単位セルのデータが“1”又は“0”である時、当該ビットラインの電位変化量をそれぞれV1又はV0であると仮定する。また、強誘電体メモリをなす全ての単位セルでのデータ貯蔵及び読み出し過程が実質的に同一であるので、ここでは、ただ一つの単位セル(例えば、C00)でのデータ貯蔵及び読み出し過程について一例として説明する。
まず、単位セル(C00)にデータ“1”を貯蔵する過程について述べると、ワードライン(WL0)とダミーワードライン(DWL0)を“オン”状態にし、2本のビットライン(又は逆ビットライン)(BL0、/BL1)に“Vcc”を、ビットライン(又は逆ビットライン)(/BL0)に“0V”を、ビットライン(又は逆ビットライン)(BL1)に“Vp”を、プレート電極(PL)に“Vp”をそれぞれ印加すると、単位セル(C00)に備えられた強誘電体膜がその電位差により陽(+)の方向に分極することにより、データ“1”が貯蔵される。
【0053】
その結果、Vcc及び0Vがそれぞれ印加される2本のビットライン(又は逆ビットライン)(/BL0、/BL1)にそれぞれ連結された各ダミーセル(DC0′、DC1′)には、その印加電圧によって、順次“0、1”のデータ(ダミーデータ)がそれぞれ貯蔵され、ここで、二つのダミーセル(DC0′、DC1′)にそれぞれ貯蔵されるダミーデータは、任意の単位セルからデータを読み出して判定する時、当該ビットラインでの電圧と比較するのに必要な基準電圧を発生させることに使用される。
すなわち、ダミーセル(DC0′)とダミーセル(DC1′)から出力されるダミーデータに対する平均電圧は、ビットライン(BL0)内の任意の単位セルからデータを読み出す時、データの判定のための比較の基準となる基準電圧として使用される。
【0054】
一方、本実施例においては、前記とは異なる方式でデータ“1”を単位セル(C00)に貯蔵、つまりワードライン(WL0)とダミーワードライン(DWL0)を“オン”状態にし、2本のビットライン(又は逆ビットライン)(BL0、/BL0)に“Vcc”を、ビットライン(又は逆ビットライン)(/BL1)に“0V”を、ビットライン(又は逆ビットライン)(BL1)に“Vp”を、プレート電極(PL)に“Vp”をそれぞれ印加すると、単位セル(C00)に備えられた強誘電体膜がその電位差により陽(+)の方向に分極することにより、データ“1”が貯蔵される。
その結果、Vcc及び0Vがそれぞれ印加される2本のビットライン(又は逆ビットライン)(/BL0、/BL1)にそれぞれ連結された各ダミーセル(DC0′、DC1′)には、その印加電圧によって、順次“1、0”のデータ(ダミーデータ)がそれぞれ貯蔵される。ここで、二つのダミーセル(DC0′、DC1′)にそれぞれ貯蔵されるダミーデータは、任意の単位セルからデータを読み出して判定する時、当該ビットラインでの電圧と比較するのに必要な基準電圧を発生することに使用される。
【0055】
つぎに、単位セル(C00)にデータ“0”を貯蔵する過程について述べると、ワードライン(WL0)とダミーワードライン(DWL0)を“オン”状態にし、2本のビットライン(又は逆ビットライン)(BL0、/BL1)に“0V”を、ビットライン(又は逆ビットライン)(/BL0)に“Vcc”を、ビットライン(又は逆ビットライン)(BL1)に“Vp”を、プレート電極ライン(PL)に“Vp”をそれぞれ印加すると、単位セル(C00)に備えられた強誘電体膜が、その電位差によって、陰(−)の方向に分極することにより、データ“0”が貯蔵される。
その結果、0V及びVccがそれぞれ印加される2本のビットライン(又は逆ビットライン)(/BL0、/BL1)にそれぞれ連結された各ダミーセル(DC0′、DC1′)には、その印加電圧によって、順次“1、0”のデータ(ダミーデータ)がそれぞれ貯蔵される。ここで、2本のダミーセル(DC0′、DC1′)にそれぞれ貯蔵されるダミーデータは、任意の単位セルからデータを読み出して判定する時、当該ビットラインでの電圧と比較するのに必要な基準電圧を発生することに使用される。
【0056】
すなわち、ダミーセル(DC0′)とダミーセル(DC1′)から出力されるダミーデータに対する平均電圧は、ビットライン(BL0)内の任意の単位セルからデータを読み出す時、データの判定のための比較の基準となる基準電圧として使用される。
一方、本実施例においては、前記とは異なる方式でデータ“0”を単位セル(C00)に貯蔵、つまりワードライン(WL0)とダミーワードライン(DWL0)を“オン”状態にし、2本のビットライン(又は逆ビットライン)(BL0、/BL0)に“0V”を、ビットライン(又は逆ビットライン)に“Vcc”を、ビットライン(又は逆ビットライン)に“Vp”を、プレート電極ライン(PL)“Vp”をそれぞれ印加すると、単位セル(C00)に備えられた強誘電体膜が、その電位差によって、陰(−)の方向に分極することにより、データ“0”が貯蔵される。
【0057】
その結果、0V及びVccがそれぞれ印加される2本のビットライン(又は逆ビットライン)(/BL0、/BL1)にそれぞれ連結された各ダミーセル(DC0′、DC1′)には、その印加電圧によって、順次“0、1”のデータ(ダミーデータ)がそれぞれ貯蔵される。ここで、二つのダミーセル(DC0′、DC1′)にそれぞれ貯蔵されるダミーデータは、任意の単位セルからデータを読み出して判定する時、当該ビットラインでの電圧と比較するのに必要な基準電圧を発生することに使用される。
以上から分かるように、本実施例によると、単位セル(C00)にデータ“1”を入力する時、二つのダミーセル(DC0′、DC1′)には、対応する各ビットライン(又は逆ビットライン)(/BL0、/BL1)への印加電圧によって、順次“0、1”又は“1、0”のデータがそれぞれ貯蔵され、単位セル(C00)にデータ“0”を入力する時、各ダミーセル(DC0′、DC1′)には、対応する各ビットライン(又は逆ビットライン)(/BL0、/BL1)への印加電圧によって、順次“1、0”又は“0、1”のデータがそれぞれ貯蔵される。
【0058】
つぎに、前述したような過程により単位セル(C00)に“1”又は“0”のデータを貯蔵した状態で、これを読み出す過程について説明する。
まず、ビットライン(BL0、/BL0、/BL1)に“Vcc”を、ビットライン(BL1)に“Vp”をそれぞれ印加した後、ワードライン(WL0)、ダミーワードライン(DWL0)を“オン”状態にし、プレート電極(PL)に“Vp”を印加すると、ビットライン(BL0)の電位変化量は単位セル(C00)に貯蔵されたデータによりV1又はV0となる。すなわち、単位セル(C00)にデータ“1”が貯蔵された場合、ビットライン(BL0)の電位変化量はV1となり、単位セル(C00)にデータ“0”が貯蔵された場合、ビットライン(BL0)の電位変化量はV0となる。
この後、制御ライン(RCL0)を“オン”状態にすると、スイッチングトランジスタ(ST0)が“オン”状態になるので、ダミーセル(DC0′)とダミーセル(DC1′)に貯蔵されたダミーデータの平均値が逆ビットライン(/BL0)に基準電圧として提供される。
【0059】
したがって、ビットライン(BL0)上の電圧と逆ビットライン(/BL0)上の基準電圧が比較器(C0)に伝達されることにより、単位セル(C00)から読み出したデータを判定、つまりビットライン(BL0)での出力電圧が逆ビットライン(/BL0)から提供される基準電圧(平均電圧)より高いとデータ“1”を判定し、ビットライン(BL0)での出力電圧が逆ビットライン(/BL0)から提供される基準電圧(平均電圧)より低いとデータ“0”を判定することになる。
以上説明した実施例によると、M×N個の単位セルからなる強誘電体メモリにおいて、各単位セルを一つのトランジスタ及び一つのキャパシター(1T/1C)から構成し、データ判定時に使用される基準電圧を発生するダミーセルを隣接ビットライン(又は逆ビットライン)に連結して形成し、データ判定時、隣接した逆ビットラインで発生した基準電圧(つまり二つのダミーデータを平均して得た平均電圧)とデータが読み出されるビットラインでの電圧とを比較して読み出しデータを判定するようにすることにより、前述した実施例1、実施例2と同一の効果、つまり、メモリの各単位セルから読み出されるデータの判定信頼性を大幅に高めるとともにメモリの高集積化を実現することができる。
【0060】
また、本実施例によると、単位セルとダミーセルのプレート電極を共通に連結する構造を採用するため、前述した変形実施例2−1と同様に、与えられた面積に各単位セル内のキャパシターの容量を増大させ得る付随的な効果を得ることができる。
しかも、本実施例による強誘電体メモリは、隔行で隣接する2本のビットライン間を連結するスイッチングトランジスタのみを用いてダミーデータの貯蔵及び読み出しを行う構造を採用するため、前述した変形実施例2−1による強誘電体メモリに比べ、より優れた構造の簡素化を実現し得るという更に別の利点を有する。
【0061】
(変形実施例3−1)
図10は、本発明の実施例3の一変形としての変形実施例3−1による強誘電体メモリの一部を示す等価回路図である。
同図に示すように、本変形実施例は、各ビットライン(又は逆ビットライン)(BL0、/BL0、BL1、/BL1)にそれぞれ直列に連結される単位セルを、二つずつ連続して対をなすように形成した点を除き、残りの構造は前述した実施例3のメモリ構造と実質的に同一である。
前述したような変形構造を有する変形実施例3−1による強誘電体メモリは、データ“1”又は“0”を任意の単位セルに入力する過程又は任意の単位セルに貯蔵されたデータを読み出す過程が、前述した実施例3と同様である。したがって、変形実施例3−1のメモリ構造において、任意の単位セルにデータを貯蔵/読み出しする過程は、前述した実施例3のものと実質的に同一であるので、不要な重複記載を避けるために、ここでの詳細な説明は省略する。
【0062】
したがって、変形実施例3−1による強誘電体メモリは、各ビットライン(又は逆ビットライン)にそれぞれ直列に連結される単位セルを、二つずつ連続して対をなすように形成したという構造的な側面で、前述した実施例3と多少異なるが、実施例3で得られる効果と実質的に同一の効果を得ることができる。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、M×N個の単位セルからなる強誘電体メモリにおいて、各単位セルを一つのトランジスタ及び一つのキャパシターから形成し、データ判定時に使用される基準電圧を発生するダミーセルを隣接ビットラインに連結して形成して、データ判定時、隣接ビットラインで発生した基準電圧をビットラインでの電圧と比較することにより、メモリから読み出されるデータの判定信頼性を大幅に高めるだけでなく、強誘電体メモリの高集積化を実現することができる。
また、本発明は、プレート電極ラインを列又は行単位に分離せずに、一つのプレート電極をメモリセルに共通で連結することにより、メモリの与えられた面積内でキャパシターの容量増加を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】強誘電体膜の分極特性の例を示すヒステリシス特性図
【図2】本発明の実施例1による強誘電体メモリの一部を示す等価回路図
【図3】本発明の変形実施例1−1による強誘電体メモリの一部を示す等価回路図
【図4】本発明の変形実施例1−2による強誘電体メモリの一部を示す等価回路図
【図5】本発明の実施例2による強誘電体メモリの一部を示す等価回路図
【図6】本発明の変形実施例2−1による強誘電体メモリの一部を示す等価回路図
【図7】本発明の変形実施例2−2による強誘電体メモリの一部を示す等価回路図
【図8】本発明の変形実施例2−3による強誘電体メモリの一部を示す等価回路図
【図9】本発明の実施例3による強誘電体メモリの一部を示す等価回路図
【図10】本発明の変形実施例3−1による強誘電体メモリの一部を示す等価回路図
【図11】それぞれ一つのトランジスタ/キャパシター(1T/1C)構造を有する従来の強誘電体メモリの一部を示す等価回路図
【図12】それぞれ二つのトランジスタ/キャパシター(2T/2C)構造を有する従来の強誘電体メモリの一部を示す等価回路図
【符号の説明】
BL0、BL0′、/BL0、BL1、BL1′、/BL1 ビットライン(逆ビットライン)
CL0〜CL3 制御ライン
C0、C1 比較器
C00、C10′、C20、C30′ 単位セル
DC0、DC0′、DC1、DC1′ ダミーセル
DPL0、DPL1 ダミープレート電極ライン
DWL0、DWL1 ダミーワードライン
ICL0、/ICL0、ICL1、/ICL1 相互連結配線
PL0〜PL3 プレート電極ライン
ST0〜ST5 スイッチングトランジスタ
UC 単位セル
WL0〜WL3 ワードライン
Claims (21)
- 一側方向に伸張される多数本のビットライン、前記各ビットラインに垂直な同一方向にそれぞれ伸張される多数本のプレート電極ライン及び多数本のワードラインを有し、M×Nの配列で前記各ラインに接続され、それぞれ一つのトランジスタとキャパシターで構成された多数の単位セルからなる強誘電体メモリにおいて、
前記各ビットラインに、隔行で又は隔列で交互に配置される方式でそれぞれ直列に連結される多数の単位セルからなる多数の単位セルグループと、
前記各ビットラインの任意の位置にそれぞれ連結され、それぞれ一つのトランジスタとキャパシターからなる多数のダミーセルを含むダミーセルグループと、
外部からの制御信号に応答して、前記各ダミーセルと対応する各ビットライン内の単位セル間の連結をスイッチングし、多数のダミーセルの中で、二つのダミーセルの入出力間の結合をスイッチングする多数のスイッチングトランジスタからなるスイッチングトランジスタグループと、を含み、
前記誘電体メモリは、前記多数本のビットラインから選択されたいずれか1ビットライン内の任意の単位セルからデータが読み出される時、前記選択されたビットラインに隣接する2本のビットラインに連結されたダミーセル間から提供される平均電圧を、前記読み出しデータに相応する電圧との比較のための基準電圧として、前記選択されたビットラインの隣接ビットラインに提供し、
前記ダミーセルグループのうちの少なくとも一つのダミーセルは、1本のダミープレート電極ラインに連結され、前記ダミーセルグループのうちの残りのダミーセルは、他のダミープレート電極ラインに連結され、前記ダミーセルグループを構成するダミーセルは、1本のダミーワードラインに共通で連結されることを特徴とする強誘電体メモリ。 - 前記ダミーセルグループ及びスイッチングトランジスタグループは前記単位セルグループ内部の任意の位置に配置され、前記ダミーセルグループ及びスイッチングトランジスタグループを通じてそれぞれ分離される前記各ビットラインは対応する各相互連結配線を介して接続されることを特徴とする請求項1記載の強誘電体メモリ。
- 2本のビットラインが一対をなす2対のビットライン対からなるビットライングループを形成し、前記ビットライングループ内の選択されたビットライン内の任意の単位セルにデータが貯蔵される時、前記ビットライングループをなす4本のビットラインのそれぞれに連結された各ダミーセルの中で、少なくとも二つ以上のダミーセルに前記基準電圧決定用ダミーデータが同時に貯蔵されることを特徴とする請求項2記載の強誘電体メモリ。
- 前記任意の単位セルにデータが貯蔵される時、少なくとも二つのダミーセルに互いに異なるダミーデータがそれぞれ貯蔵されることを特徴とする請求項3記載の強誘電体メモリ。
- 前記4本のビットラインから選択されたどの1ビットライン内の任意の単位セルからデータが読み出される時、選択されたビットラインの他に3本のビットラインに連結されたダミーセルから選択された二つのダミーセルから出力される二つのダミーデータの出力に対する平均電圧を前記読み出しデータに対応する電圧の基準電圧として提供することを特徴とする請求項3記載の強誘電体メモリ。
- 四つの前記ダミーセルの二つは一つのダミープレート電極ラインに共通で連結され、他の二つは他の一つのダミープレート電極ラインに共通で連結され、前記四つのダミーセルは一つのダミーワードラインに共通で連結されることを特徴とする請求項4記載の強誘電体メモリ。
- 前記選択されたビットライン内の任意の単位セルにデータが貯蔵される時、前記一つのダミープレート電極ラインには上位電圧が印加され、前記他の一つのダミープレート電極ラインには下位電圧が印加されることを特徴とする請求項6記載の強誘電体メモリ。
- 前記任意の単位セルからデータが読み出される時、前記一つ及び他のダミープレート電極ラインには、前記下位電圧がそれぞれ印加されることを特徴とする請 求項7記載の強誘電体メモリ。
- 前記スイッチングトランジスタグループは、
隔行のビットラインと前記隔行のビットラインのそれぞれに連結された各ダミーセル間をそれぞれスイッチングする多数のスイッチングトランジスタから構成され、第1制御ラインに共通で連結される第1スイッチンググループと、
他の隔行のビットラインと前記他の隔行のビットラインのそれぞれに連結された各ダミーセル間をそれぞれスイッチングする多数のスイッチングトランジスタから構成され、第2制御ラインに共通で連結される第2スイッチンググループと、
前記第1スイッチンググループ内のスイッチング対の各一側と対応する二つのダミーセルの各入出力間を結合し、第3制御ラインに共通で連結される第3スイッチンググループと、
前記第2スイッチンググループ内のスイッチング対の各一側と対応する二つのダミーセルの各入出力間を結合し、第4制御ラインに共通で連結される第4スイッチンググループとから構成されることを特徴とする請求項2記載の強誘電体メモリ。 - 任意の単位セルにデータを貯蔵する時、前記第1及び第2スイッチンググループはオン状態に制御され、前記第3及び第4スイッチンググループはオフ状態に制御されることを特徴とする請求項8記載の強誘電体メモリ。
- 任意の単位セルからデータを読み出す時、前記第1及び第2スイッチンググループのいずれか一つはオン状態に、他の一つはオフ状態に制御され、前記第3及び第4スイッチンググループのいずれか一つはオン状態に、他の一つはオフ状態に制御されることを特徴とする請求項8記載の強誘電体メモリ。
- 一側方向に伸張される多数本のビットライン及び前記各ビットラインに垂直な同一方向に伸張される多数本のワードラインを有し、M×Nの配列で前記各ラインに接続され、それぞれ一つのトランジスタとキャパシターで構成された多数の単位セルからなる強誘電体メモリにおいて、
前記各ビットラインに隔行で又は隔列で交互に配置される方式でそれぞれ直列に連結される多数の単位セルからなる多数の単位セルグループと、
前記各ビットラインの任意の位置にそれぞれ連結され、それぞれ一つのトランジスタとキャパシターからなる多数のダミーセルを含むダミーセルグループと、
外部からの制御信号に応答して、前記各ダミーセルと対応する各ビットライン内の単位セル間の連結をスイッチングし、多数のダミーセルの中で、二つのダミーセルの入出力間の結合をスイッチングする多数のスイッチングトランジスタからなるスイッチングトランジスタグループと、を含み、
前記多数の単位セルの各プレート電極及び多数のダミーセルの各プレート電極は既設定された一定電圧が印加される一つのプレート電極を介して共通で連結され、
前記誘電体メモリは、前記多数本のビットラインから選択されたいずれか1ビットライン内の任意の単位セルからデータが読み出される時、前記選択されたビットラインに隣接する2本のビットラインに連結されたダミーセル間から提供される平均電圧を、前記読み出しデータに相応する電圧との比較のための基準電圧として、前記選択されたビットラインの隣接ビットラインに提供し、
前記ダミーセルグループを構成するダミーセルは、1本のダミーワードラインに共通で連結されることを特徴とする強誘電体メモリ。 - 前記ダミーセルグループ及びスイッチングトランジスタグループは前記単位セルグループ内部の任意の位置に配置され、前記ダミーセルグループ及びスイッチングトランジスタグループを通じてそれぞれ分離される前記各ビットラインは対応する各相互連結配線を介して接続されることを特徴とする請求項12記載の強誘電体メモリ。
- 2本のビットラインが一対をなす2対のビットライン対からなるビットライングループを形成し、前記ビットライングループ内の少なくとも一つのビットライン内の任意の単位セルにデータが貯蔵される時、前記ビットライングループをなす4本のビットラインのうちの少なくとも3本のビットラインにそれぞれ連結された各ダミーセ ルに前記基準電圧決定用ダミーデータが同時に貯蔵されることを特徴とする請求項13記載の強誘電体メモリ。
- 前記各ビットラインには、直列に連結される少なくとも二つの単位セルが二つずつ連続の対として配列され、隣接するビットライン間には、単位セル対が互いに交互に交差する方式で配置されることを特徴とする請求項14記載の強誘電体メモリ。
- 前記任意の単位セルにデータが貯蔵される時、二つのダミーセルには同一値のダミーデータがそれぞれ貯蔵され、残りの一つのダミーセルには、二つのダミーセルに貯蔵されたダミーデータ値とは異なるダミーデータがそれぞれ貯蔵されることを特徴とする請求項14記載の強誘電体メモリ。
- 前記4本のビットラインから選択されたいずれか1ビットライン内の任意の単位セルからデータが読み出される時、選択されたビットラインの他の3本のビットラインに連結された三つのダミーセルから選択された二つのダミーセルから出力される二つのダミーデータの出力に対する平均電圧を、前記読み出しデータに対応する電圧の基準電圧として提供することを特徴とする請求項14記載の強誘電体メモリ。
- 四つの前記ダミーセルは1本のダミーワードラインに共通で連結されることを特徴とする請求項17記載の強誘電体メモリ。
- 前記スイッチングトランジスタグループは、
隔行のビットラインと前記隔行のビットラインのそれぞれに連結された各ダミーセル間をそれぞれスイッチングする多数のスイッチングトランジスタから構成され、第1制御ラインに共通で連結される第1スイッチンググループと、
他の隔行のビットラインと前記他の隔行のビットラインのそれぞれに連結された各ダミーセル間をそれぞれスイッチングする多数のスイッチングトランジスタから構成され、第2制御ラインに共通で連結される第2スイッチンググループと、
前記第1スイッチンググループ内のスイッチング対の各一側と対応する二つのダミーセルの各入出力間を結合し、第3制御ラインに共通で連結される第3スイッチンググループと、
前記第2スイッチンググループ内のスイッチング対の各一側と対応する二つのダミーセルの各入出力間を結合し、第4制御ラインに共通で連結される第4スイッチンググループとから構成されることを特徴とする請求項13記載の強誘電体メモリ。 - 任意の単位セルにデータを貯蔵する時、前記第1及び第2スイッチンググループはオン状態に制御され、前記第3及び第4スイッチンググループはオフ状態に制御されることを特徴とする請求項19記載の強誘電体メモリ。
- 任意の単位セルからデータを読み出す時、前記第1及び第2スイッチンググループのいずれか一つはオン状態に、他の一つはオフ状態に制御され、前記第3及び第4スイッチンググループのいずれか一つはオン状態に、他の一つはオフ状態に制御されることを特徴とする請求項19記載の強誘電体メモリ。
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