JP4032278B2 - 火災感知器の取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、火災感知器の取付構造に係り、さらに詳しくは、室内に下向き垂直層流が形成されるクリーンルームなどに設置される火災感知器の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5はクリーンルームの概念図である。周知のように、クリーンルーム20は、室内の上部に例えばC形チャンネルからなり、開口部を下にして板材により開口部を閉塞した枠材22を格子状に組込んで設置し、これら枠材22の上にフィルタ24を配設して通気性を有する天井壁21(フィルタ面)を構成したもので、天井壁21の上には天井チャンバー25が形成されている。また、室内の下部には通気性を有する床26が設けられており、床26の下には排気風路27が形成されている。28は空気調和機、送風機等(図示せず)が設置された空調室である。なお、空調用のユニットは、フィルタ24の上部に設ける場合もある。
【0003】
空調室28によって清浄化された外気は天井チャンバー25に送られ、フィルタ24を通り、下向き垂直層流となってクリーンルーム20内に入り、床26から排気風路27を経て空調室28に流入し、外気とミックスされて清浄化され、再び天井チャンバー25に流入する。このようにして、クリーンルーム20内には、常に清浄な空気が循環する。
このようなクリーンルーム20においては、天井壁21に設けた枠材22内には電気配線が配設されており、枠材22の下面に装着した照明器具や火災感知器が接続されている。
【0004】
図6は従来のクリーンルーム20の天井壁21を構成する枠材22に、火災感知器1を取付けた状態を示す模式図で、22は枠材、23は枠材22の下部開口部を閉塞する板材(以下、枠材22と板材23を合わせて、枠材という)。24は枠材22の上に設置されたフィルタ(例えば、HEPAフィルタ)である。
1は本体2と感知器ベース3からなる熱感知器、煙感知器の如き火災感知器で、その感知器ベース3が枠材22に固定されており、枠材22内に配設された電気配線が例えばベース3に設けた刃受金具に接続され、この刃受金具に、本体2に設けた刃金具が着脱自在に接続されて、電気的、機械的に接続される(これらは、いずれも図示されていない)。
【0005】
上記のような火災感知器1は、例えばクリーンルーム20内に火災が発生すると、これを感知して火災受信機等に火災信号を送信する。これを受けた火災受信機は、火災の発生を確認して例えば消火ガスボンベの開閉弁を開放し、クリーンルーム20内に消火ガスを放出し、消火する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなクリーンルーム20に設置した火災感知器1においては、図6に示すように、天井チャンバー25からの清浄空気は、フィルタ24を通って矢印で示すように下向きの垂直層流となってクリーンルーム20内に流入するため、枠材22の両側からクリーンルーム20に流入した清浄空気が、枠材22の両側にはみ出した火災感知器1の感知器ベース3の肩部3a,3bに衝突する。このため、清浄空気の流れが乱流になるばかりでなく、長期の間にはこの部分にフィルタ24を通過した微細な塵埃がたまるおそれがあり、好ましくない。
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、クリーンルームなどにおいて、室内に流入する空気流が乱されることなく層流を維持することができ、かつ火災感知器の上面に微細な塵埃がたまることのない火災感知器の取付構造を提供することを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る火災感知器の取付構造は、クリーンルームなどの天井チャンバーやグレーティングパッドを構成する枠材に取付けられる火災感知器において、該火災感知器と前記天井チャンバーやグレーティングパッドを構成する枠材との間に、前記火災感知器又は感知器ベースと同径で、上面に前記枠材と同じ幅の平坦な取付部及び該取付部の両側から下方かつ外周に向って傾斜した傾斜部が設けられた座板を介装したものである。
【0009】
また、上記の座板の取付部に、配線の挿通穴を設け、さらに、この取付部に、枠材への取付用のねじ穴及び感知ベース取付用のねじ螺入穴を設けたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る火災感知器の取付構造の一実施の形態の模式図、図2は一部を省略して示した図1のA−A断面図である。
両図において、1は本体2と感知器ベース3からる火災感知器、22は天井壁21を構成する例えばC形チャンネルからなる枠材、24は枠材22上に設置されたフィルタである。なお、枠材22の下面には枠材22内に配設された電気配線を引き出すための引出し穴22aが設けられている。
【0011】
10は例えばチラコン樹脂の如き塵埃が付着しにくい合成樹脂材からなる座板で、その一例を図3、図4に示す。11は火災感知器1又は感知器ベース3の外径D1と等しい外径D2の円盤状の本体で、その上面中央部の直径方向には、枠材22の幅W1と等しい幅W2の平坦な取付部12が形成されており、取付部12の両側には下方に向って傾斜した傾斜部14a,14bが設けられている。15は中心部に設けられて電気配線が挿通される電線挿通穴、16a,16bは取付部12の長手方向において電線挿通穴15の両側に設けられたねじ挿通穴、17a,17bはねじ挿通穴16a,16bの外周側に設けられて底面13に開口するねじ螺入穴である。
【0012】
上記の電線挿入穴15、ねじ挿通穴16a,16b及びねじ螺入穴17a,17bを設ける位置はこれに限定するものではなく、取付部12上においてその位置を適宜変更することができる。また、ねじ挿通穴16a,16bに代えてねじ穴を設けてもよく、さらに、ねじ螺入穴17a,17bに代えて、ねじ穴又はねじ挿通穴を設けてもよい。
【0013】
上記のような座板10を用いて火災感知器1を枠材22に取付けるには、図2に示すように、先ず座板10の取付部12を枠材22と平行にして枠材22の下面に当接し、その電線挿通穴15を引出し穴22aに整合させる。そして、座板10の下面からねじ挿通穴16a,16bに挿通したねじ29を枠材22に設けたねじ穴に螺入し、固定する。
ついで、感知器ベース3を座板10の底面13に当接し、その底部4に設けた開口部5を座板10の電線挿通穴15と整合させる。そして、底部4に設けたねじ挿通穴6に挿通したねじ9を座板10のねじ螺入穴17a,17bに螺入し、固定する。
【0014】
この状態で枠材22内に配設された電気配線30を引出し穴22a及び電線挿通穴15から感知器ベース3内に引出し、感知器ベース3の底部4に設けた刃受金具7に接続する。
そして、本体2をベース3の下面に当接して回動し、本体2に設けた刃金具8をベース3の刃受金具7に係合させれば、本体1はベース2に電気的に接続され、かつその位置に固定される。
火災発生時における火災感知器1の作用及び消火作用は、従来技術の場合と同様である。
【0015】
上記のように構成した本発明の取付構造によれば、火災感知器1の座板10の枠材22の両側にはみ出した部分は、下向に傾斜した傾斜部14a,14bで形成されているので、天井チャンバー25からクリーンルーム20に流入する空気流は、ほとんど流れを乱されることがなく、層流を維持することができる。
また、座板10の傾斜部14a,14b上には、傾斜に沿って下方に向って絶えず空気が流れるため、フィルタ24を通り抜けた微細な塵埃がたまることもない。
【0016】
上記の説明では、本発明に係る火災感知器の取付構造をクリーンルームに実施した場合を示したが、本発明はこれに限定するものではなく、天井壁から垂直層流が流入するような室にも実施することができる。
【0017】
なお、クリーンルームにおいては、一搬に、クリーンルームの下部の底部から所定の高さで隔離されてグリッドビーム(枠材)が設けられており、このグリッドビームの上側には、多数の孔を有するグレーティングパッドが設置される。
そこで、このグレーティングパッドの下部又はグリッドビームに、座板を介して火災感知器を設置して、排気通路に流れ込む気流中の煙や熱を検知させるようにしてもよい。
このようにすると、フィルタの影響を受けず、また、気流が下向き垂直気流であることから、天井側に火災感知器を設置する場合に比べて、火災の検知が早くなる。
【0018】
【発明の効果】
本発明に係る火災感知器の取付構造は、クリーンルームなどの天井チャンバーやグレーティングパッドを構成する部材に取付けられる火災感知器において、この火災感知器と天井チャンバーやグレーティングパッドを構成する部材との間に、火災感知器又は感知器ベースと同径で、上面に枠材と同じ幅の平坦な取付部及びこの取付部の両側から下方かつ外周に向って傾斜した傾斜部が設けられた座板を介装したので、天井チャンバーからクリーンルームに流入する空気流は、ほとんど流れを乱されることなく層流を維持することができる。
また、座板の傾斜部上には、傾斜に沿って下方に向って絶えず空気が流れるため、フィルタを通り抜けた微細な塵埃がたまることもない。
【0019】
また、上記の座板の取付部に、配線の挿通穴を設け、さらに、この取付部に枠材への取付用のねじ穴及び感知器ベース用のねじ螺入穴を設けたので、枠材内に配設された電気配線を容易に感知器ベース内に引き出すことができ、また、座板を確実に枠体に取付け、感知器ベースを確実に座板に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る火災感知器の取付構造を示す模式図である。
【図2】 図1の一部を省略したA−A断面図である。
【図3】 図1の座板の正面図である。
【図4】 図3の平面図である。
【図5】 クリーンルームの概念図である。
【図6】 従来の火災感知器の枠材への取付構造を示す模式図である。
【符号の説明】
1 火災感知器、2 本体、3 感知器ベース、10 座板、12 取付部、14a,14b 傾斜部、15 電線挿通穴、16a,16b ねじ挿通穴、17a,17b ねじ螺入穴、20 クリーンルーム、21 枠材、24 フィルタ、25 天井チャンネル。

Claims (3)

  1. クリーンルームなどの天井チャンバーやグレーティングパッドを構成する枠材に取付けられる火災感知器において、
    該火災感知器と前記天井チャンバーやグレーティングパッドを構成する枠材との間に、前記火災感知器又は感知器ベースと同径で、上面に前記枠材と同じ幅の平坦な取付部及び該取付部の両側から下方かつ外周に向って傾斜した傾斜部が設けられた座板を介装したことを特徴とする火災感知器の取付構造。
  2. 座板の取付部に、配線の挿通穴が設けられていることを特徴とする請求項1記載の火災感知器の取付構造。
  3. 座板の取付部に、枠材への取付用ねじ穴及び感知器ベース取付用のねじ螺入穴が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の火災感知器の取付構造。
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