JP4031166B2 - 画像形成方法および画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成方法および画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタル複写機はその機能が種々にわたる汎用性の高さから、今後の複写機の主流になると思われる。かかるデジタル複写機の特徴は電子データ化したものを複写する機能にあり、このためにプリンターとしても使用することができる。
デジタル複写機における画像形成方法としては、複数頁にわたる原稿画像をCCDなどの撮像素子で読み取り、当該画像データをメモリに記憶し、当該メモリから画像データを読み出して、画像支持体(記録紙)上に画像を形成する方法を挙げることができる。
【0003】
このようなデジタル複写機により形成される画像には高い画質が要求される。
ここに、高い画質を維持するためには、現像剤が劣化した場合には、当該現像剤を容易に交換する必要がある。
しかしながら、近年の環境への取り組みから、容易に交換できるシステムでは廃棄物が頻繁に発生することから問題となる可能性が高い。このために、現像剤自体の劣化を極力抑制することが求められている。
【0004】
また、デジタル複写機では、電子的に両面印字するために、いわゆる電子RDH(Recirculating Document Handler)を使用することができる。
この場合では、電子的に両面印字を可能としているため、従来の複写機で両面を印字する方式とは異なり、記録紙体の一面を印字したものをストックする必要がなく、記録紙の一面および他面を連続して印字することができる。
【0005】
この方式では、トナー像が一面に転写・定着された記録紙は、定着工程を通過した直後に、他面の転写工程・定着工程へ搬送される。
この結果、熱定着を使用した場合では、定着直後の加熱された高温の記録紙が転写工程に搬送されてくる。
この場合、記録紙自体が保有する熱の影響を受け、機械内部の温度が上昇し、ストレスによる現像剤の劣化が促進されるという問題がある。
特に、トナーリサイクル方式を採用した場合、リサイクル機構での搬送系のズリ応力や、クリーニングブレードでの掻き取りのズリ応力などにより、トナーを構成する外添剤が着色粒子中に埋没しやすくなっており、さらに前述の熱が加わった場合にはその傾向がさらに加速されてしまう問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上のような事情に基いてなされたものである。
本発明の目的は、トナーリサイクルシステムが採用されているデジタル複写機による両面印字方式の画像形成において、長期にわたり安定した複写画像を形成することのできる画像形成方法および画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像形成方法は、デジタル露光により潜像形成体上に形成された第1の電子画像をトナーを含む現像剤により現像して形成されたトナー像を画像支持体の一面に転写し、当該画像支持体の一面に転写されたトナー像を熱定着した後、スタックレス印字方式により、デジタル露光により前記潜像形成体上に形成された第2の電子画像をトナーを含む現像剤により現像して形成されたトナー像を当該画像支持体の他面に転写し、当該画像支持体の他面に転写されたトナー像を熱定着する工程、並びに、トナー像を画像支持体上に転写した後に潜像形成体上に残留しているトナーをクリーニングしそのトナーを現像工程に戻す工程を有する画像形成方法において、
前記トナーは、少なくとも樹脂および着色剤を含む着色粒子と、無機微粒子とからなり、
当該無機微粒子は、数平均一次粒子径がDaの小粒径微粒子aと、
数平均一次粒子径がDbの中間粒径微粒子bと、
数平均一次粒子径がDcの大粒径微粒子cとからなり、
それぞれの数平均一次粒子径Da,Db,Dcの比率が下記関係式を満足し、
式)Da:Db:Dc=1:1.5〜3.0:5.0〜20.0
(ここに、Da=5〜15nm)
着色粒子に対する小粒径微粒子aの添加割合(Ma質量%)と、着色粒子に対する中間粒径微粒子bの添加割合(Mb質量%)と、着色粒子に対する大粒径微粒子cの添加割合(Mc質量%)との比が下記関係式を満足することを特徴とする。
式)Ma:Mb:Mc=1.0:0.8〜1.2:1.0〜2.0
【0012】
本発明の画像形成装置は、デジタル露光により潜像形成体上に形成された第1の電子画像をトナーを含む現像剤により現像して形成されたトナー像を画像支持体の一面に転写し、当該画像支持体の一面に転写されたトナー像を熱定着した後、スタックレス印字方式により、デジタル露光により前記潜像形成体上に形成された第2の電子画像をトナーを含む現像剤により現像して形成されたトナー像を当該画像支持体の他面に転写し、当該画像支持体の他面に転写されたトナー像を熱定着する工程、並びに、トナー像を画像支持体上に転写した後に潜像形成体上に残留しているトナーをクリーニングしそのトナーを現像工程に戻す工程を有する画像形成装置において、
前記トナーは、少なくとも樹脂および着色剤を含む着色粒子と、無機微粒子とからなり、
当該無機微粒子は、数平均一次粒子径がDaの小粒径微粒子aと、
数平均一次粒子径がDbの中間粒径微粒子bと、
数平均一次粒子径がDcの大粒径微粒子cとからなり、
それぞれの数平均一次粒子径Da,Db,Dcの比率が下記関係式を満足し、
式)Da:Db:Dc=1:1.5〜3.0:5.0〜20.0
(ここに、Da=5〜15nm)
着色粒子に対する小粒径微粒子aの添加割合(Ma質量%)と、着色粒子に対する中間粒径微粒子bの添加割合(Mb質量%)と、着色粒子に対する大粒径微粒子cの添加割合(Mc質量%)との比が下記関係式を満足することを特徴とする。
式)Ma:Mb:Mc=1.0:0.8〜1.2:1.0〜2.0
【0034】
【作用】
小粒径微粒子および大粒径微粒子とともに、中間粒径微粒子を使用することにより、熱によるトナー粒子の凝集を防止することができ、好適な流動性を維持することができる。この結果、後述する実施例の結果からも明らかなように、トナーリサイクルシステムが採用されている熱定着型のデジタル複写機により、スタックレス印字方式による両面印字方式の画像形成に供された場合であっても、長期にわたり安定した複写画像(安定した画像濃度を有し、カブリのない複写画像)を形成することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明のトナーは、少なくとも樹脂および着色剤を含む着色粒子と、外添剤である無機微粒子とからなる。
【0036】
<無機微粒子の粒径分布>
本発明のトナーにおいては、これを構成する無機微粒子の粒子径分布に特徴を有する。
本発明において、無機微粒子の「数平均一次粒子径」は、透過型電子顕微鏡にを用いて撮影された画像を画像解析することによって測定されたものである。
【0037】
小粒径の外添剤(数平均一次粒子径が5nm以上15nm未満の小粒径微粒子A/数平均一次粒子径がDaの小粒径微粒子a) はトナーに対する流動性の付与効果が大きい。しかし、粒径が小さいためにストレスを受けた場合に着色粒子中に埋没しやすく、これにより、流動性の低下やトナー粒子の凝集を招きやすい。
他方、大粒径の外添剤(数平均一次粒子径が80nm以上500nm以下の大粒径微粒子C/数平均一次粒子径がDcの大粒径微粒子c) は、スペーサーとしての機能、すなわち、トナー粒子間に存在することで、粒子間の衝突で作用する機械的ストレスがトナー表面に直接作用することを抑制する機能を発揮することができる。そこで、小粒径の外添剤とともに、大粒径の外添剤を使用すれば、そのスペーサー効果により、トナーに対するストレスをある程度低減することができる。
【0038】
しかしながら、大粒径の外添剤は、着色粒子に対する付着力が小さく、外添剤の飛散によるワイヤー汚染などの原因となるために十分な量を添加することができない。このため、高温環境下でのストレスを十分に緩和することができず、外添剤の埋没を十分に抑制することができない。
このように、小粒径の外添剤と、大粒径の外添剤とを併用するだけでは、好適な流動性を維持することができない。
【0039】
このため、本発明者らは鋭意検討した結果、中間領域の粒径を有する外添剤(数平均一次粒子径が15nm以上80nm未満の中間粒径微粒子B/数平均一次粒子径がDbの中間粒径微粒子b)に注目し、この中間粒径微粒子の存在により単なるスペーサー効果のみでは発揮できない好適な流動性の維持を達成することができたものである。
この理由は明確ではないが、中間粒径微粒子は大粒径の外添剤(大粒径微粒子)とは異なり、着色粒子に対する付着性があることと、大粒径微粒子と比較して粒径が小さいので、そのもの自体で若干の流動性付与効果があることから、この相乗作用が発揮され、予想外の効果を奏することができたものと推定される。
【0040】
<小粒径微粒子A+中間粒径微粒子B+大粒径微粒子C>
本発明のトナーを構成する無機微粒子は、▲1▼ 数平均一次粒子径が5nm以上15nm未満の小粒径微粒子Aと、▲2▼ 数平均一次粒子径が15nm以上80nm未満の中間粒径微粒子Bと、▲3▼ 数平均一次粒子径が80nm以上500nm以下の大粒径微粒子Cとを組み合わせてなる。
かかる構成とすることにより、好適な流動性の維持および帯電付与性の安定化を図ることができる。
【0041】
上記の構成のトナーにおいて、前記小粒径微粒子A、前記中間粒径微粒子B、前記大粒径微粒子Cの着色粒子に対する添加割合を、それぞれ、MA質量%、MB質量%、MC質量%とするとき、(MB/MA)は0.8〜1.2であることが好ましく、(MC/MA)は1.0〜2.0であることが好ましい。
また、小粒径微粒子Aの添加割合(MA)は0.1〜2.0質量%であることが好ましく、更に好ましくは0.3〜1.2質量%である。
【0042】
小粒径微粒子Aの添加割合(MA)が0.1質量%未満である場合には、流動性付与効果が少ないため、好適な流動性を維持することができない。一方、小粒径微粒子Aの添加割合(MA)が2.0質量%を超える場合には、着色粒子の表面に過剰に存在する小粒径微粒子Aが、中間粒径微粒子Bおよび大粒径微粒子Cに対して静電的に付着しやすくなり、これらの微粒子の帯電性を変化させることがあり、その結果、中間粒径微粒子Bおよび大粒径微粒子Cが凝集し、これらによる効果を発揮できなくなる問題がある。さらに、過剰に存在する小粒径微粒子Aが遊離し、帯電極の汚染や感光体に対する傷の発生などによる画像欠陥を発生する問題がある。
【0043】
小粒径微粒子Aの添加割合に対する中間粒径微粒子Bの添加割合の比(MB/MA)が0.8未満である場合には、好適な流動性を維持することが困難となる。一方、この比(MB/MA)が1.2を超える場合には、外添剤の遊離が発生しやすくなり、帯電極の汚染や感光体に対する傷の発生などによる画像欠陥を発生する問題がある。
【0044】
小粒径微粒子Aの添加割合に対する大粒径微粒子Cの添加割合の比(MC/MA)が1.0未満である場合には、スペーサー効果が発揮されず、本発明の目的を達成することができない。一方、この比(MC/MA)が2.0を超える場合には、過剰量の大粒径微粒子Cが着色粒子表面より脱離しやすくなるため、当該外添剤の飛散による帯電極などの汚染を引き起こし、画像欠陥を発生する問題がある。
【0045】
<小粒径微粒子a+中間粒径微粒子b+大粒径微粒子c>
また、本発明のトナーを構成する無機微粒子は、(1) 数平均一次粒子径がDa(Da=5〜15nm)の小粒径微粒子aと、(2) 数平均一次粒子径がDb(Db=1.5Da〜3.0Da)の中間粒径微粒子bと、(3) 数平均一次粒子径がDc(Dc=5.0Da〜20.0Da)の大粒径微粒子cとからなるものである。
かかる構成とすることによっても、好適な流動性の維持および帯電付与性の安定化を図ることができる。
【0046】
小粒径微粒子aの数平均一次粒子径に対する中間粒径微粒子bの数平均一次粒子径の比(Db/Da)が1.5未満である場合には、中間粒径微粒子としての機能を発揮することができず、好適な流動性を維持することが困難になる。一方、この比(Db/Da)が3.0を超える場合にも、中間粒径微粒子としての機能を発揮することができない。
【0047】
小粒径微粒子aの数平均一次粒子径に対する大粒径微粒子cの数平均一次粒子径の比(Dc/Da)が5.0未満である場合には、大粒径微粒子としてのスペーサー効果を発揮することが困難になる。一方、この比(Dc/Da)が20.0を超える場合には、スペーサー効果自体は発揮されるものの、粒径が過大であるために、着色粒子表面に保持できなくなり、結果として外添剤の遊離などによる画像欠陥を発生しやすくなる。
【0048】
上記の構成のトナーにおいて、前記小粒径微粒子a、前記中間粒径微粒子b、前記大粒径微粒子cの着色粒子に対する添加割合を、それぞれ、Ma質量%、Mb質量%、Mc質量%とするとき、(Mb/Ma)は0.8〜1.2であり、(Mc/Ma)は1.0〜2.0である。
また、小粒径微粒子aの添加割合(Ma)は0.1〜2.0質量%であることが好ましく、更に好ましくは0.3〜1.2質量%である。
【0049】
小粒径微粒子aの添加割合(Ma)が0.1質量%未満である場合には、流動性付与効果が少ないため、好適な流動性を維持することができない。一方、小粒径微粒子aの添加割合(Ma)が2.0質量%を超える場合には、着色粒子の表面に過剰に存在する小粒径微粒子aが、中間粒径微粒子bおよび大粒径微粒子cに対して静電的に付着しやすくなり、これらの微粒子の帯電性を変化させることがあり、その結果、中間粒径微粒子bおよび大粒径微粒子cが凝集し、これらによる効果を発揮できなくなる問題がある。さらに、過剰に存在する小粒径微粒子aが遊離し、帯電極の汚染や感光体に対する傷の発生などによる画像欠陥を発生する問題がある。
【0050】
小粒径微粒子aの添加割合に対する中間粒径微粒子bの添加割合の比(Mb/Ma)が0.8未満である場合には、好適な流動性を維持することが困難となる。一方、この比(Mb/Ma)が1.2を超える場合には、外添剤の遊離が発生しやすくなり、帯電極の汚染や感光体に対する傷の発生などによる画像欠陥を発生する問題がある。
【0051】
小粒径微粒子aの添加割合に対する大粒径微粒子cの添加割合の比(Mc/Ma)が1.0未満である場合には、スペーサー効果が発揮されず、本発明の目的を達成することができない。一方、この比(Mc/Ma)が2.0を超える場合には、過剰量の大粒径微粒子cが着色粒子表面より脱離しやすくなるため、当該外添剤の飛散による帯電極などの汚染を引き起こし、画像欠陥を発生する問題がある。
【0052】
<無機微粒子の構成材料>
本発明のトナーを構成する無機微粒子(小粒径微粒子,中間粒径微粒子,大粒径微粒子)の構成材料としては、特に限定されるものではなく、各種無機酸化物、窒化物、ホウ化物などを好適に使用することができる。かかる構成材料の具体例としては、シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア、チタン酸バリウム、チタン酸アルミニウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸マグネシウム、酸化亜鉛、酸化クロム、酸化セリウム、酸化アンチモン、酸化タングステン、酸化スズ、酸化テルル、酸化マンガン、酸化ホウ素、炭化ケイ素、炭化ホウ素、炭化チタン、窒化ケイ素、窒化チタン、窒化ホウ素等を挙げることができる。
【0053】
小粒径微粒子Aおよび小粒径微粒子aの構成材料としては、シリカ、チタニア、アルミナが好ましく、特に好ましくはシリカである。
また、中間粒径微粒子Bおよび中間粒径微粒子bの構成材料としては、シリカ、チタニア、アルミナ、ジルコニアが好ましく、特に好ましくはシリカ、チタニア、アルミナである。
さらに、大粒径微粒子Cおよび大粒径微粒子cの構成材料としては、チタニア、アルミナ、ジルコニア、チタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、酸化セリウム等が好ましく、特に好ましくはチタニア、チタン酸ストロンチウム、酸化セリウムである。
【0054】
上記無機微粒子(特に小粒径微粒子および中間粒径微粒子)は、疎水化処理が施されたものであってもよい。
無機微粒子の疎水化処理を行う場合には、各種チタンカップリング剤、シランカップリング剤等のいわゆるカップリング剤やシリコーンオイル等を使用することが好ましく、さらに、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の高級脂肪酸金属塩も好ましく使用される。
【0055】
疎水化処理剤として使用されるチタンカップリング剤としては、テトラブチルチタネート、テトラオクチルチタネート、イソプロピルトリイソステアロイルチタネート、イソプロピルトリデシルベンセンスルフオニルチタネート、ビス( ジオクチルパイロフォスフェート) オキシアセテートチタネートなどを挙げることができる。
【0056】
疎水化処理剤として使用されるシランカップリング剤としては、γ−(2−アミノエチル) アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−(2−アミノエチル) アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、N−β−(N−ビニルベンジルアミノエチル) γ−アミノプロピルトリメトキシシラン塩酸塩、ヘキサメチルジシラザン、メチルトリメトキシシラン、ブチルトリメトキシシラン、イソブチルトリメトキシシラン、ヘキシルトエリメトキシシラン、オクチルトリメトキシシラン、デシルトリメトキシシラン、ドデシルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、o−メチルフェニルトリメトキシシラン、p−メチルフェニルトリメトキシシランなどを挙げることができる。
【0057】
疎水化処理剤として使用される脂肪酸およびその金属塩としては、ウンデシル酸、ラウリン酸、トリデシル酸、ドデシル酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ペンダデシル酸、ステアリン酸、ヘプタデシル酸、アラキン酸、モンタン酸、オレイン酸、リノール酸、アラキドン酸などの長鎖脂肪酸があげられ、その金属塩としては亜鉛、鉄、マグネシウム、アルミニウム、カルシウム、ナトリウム、リチウムなどの金属との塩を挙げることができる。
【0058】
疎水化処理剤として使用されるシリコーンオイルとしては、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、アンモニウム塩変性ポリシロキサンなどを挙げることができる。
【0059】
上記の化合物は、単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。これら疎水化処理剤の添加量としては、無機微粒子に対して1〜10質量%とされ、好ましくは3〜7質量%とされる。
疎水化の程度としては、メタノールウェッタビリティで測定した疎水化度にて50〜95程度であることが好ましく、さらに好ましくは60〜90程度とされる。
【0060】
<着色粒子>
本発明のトナーを構成する着色粒子は、樹脂および着色剤を含有してなる。
着色粒子を構成する樹脂としては特に限定されるものではなく、例えばスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂、ポリエステル樹脂など従来公知の樹脂を使用することができる。
【0061】
着色粒子を構成する着色剤としても特に限定されるものではなく、例えばカーボンブラック、ニグロシン染料、アニリンブルー、カルコイルブルー、クロムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイルレッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロライド、フタロシアニンブルー、マラカイトグリーンオクサレート、ローズベンガルなど従来公知の着色剤を使用することができる。
【0062】
本発明のトナーを構成する着色粒子には、各種の添加剤が内部添加されていてもよい。斯かる添加剤としては、例えばサリチル酸誘導体、アゾ系金属錯体などの荷電制御剤;低分子量ポリオレフィン、カルナウバワックスなどの定着性改良剤などを挙げることができる。また、磁性トナーを得る場合には、磁性体粒子が添加含有される。この磁性体粒子としては、平均一次粒子径が0.1〜2.0μmのフェライトやマグネタイトなどが挙げられる。磁性体粒子の含有割合はトナー中20〜70質量%とされる。
【0063】
本発明のトナーの体積平均粒径(Dt )は、通常2〜15μmとされ、好ましくは3〜9μmとされる。このトナーの体積平均粒径は、コールターカウンターTA−IIあるいはコールターマルチサイザーを用いて、アパーチャー径=100μmのアパーチャーを用いて2.0〜40μmの範囲における粒径分布を用いて測定したものである。
【0064】
<キャリア>
本発明のトナーは、磁性または非磁性の一成分現像剤として使用することもできるが、キャリアと混合して二成分現像剤として使用してもよい。
本発明のトナーを二成分現像剤として使用する場合において、キャリアとしては、鉄、フェライト、マグネタイト等の金属、それらの金属とアルミニウム、鉛等の金属との合金等の従来から公知の材料を用いることができる。特にフェライト粒子が好ましい。キャリアの体積平均粒径(Dc )としては20〜100μmであることが好ましく、更に好ましくは30〜80μmとされる。
このキャリアの体積平均粒径は、湿式分散機を有するレーザ回折式粒度分布測定装置「HELOS」(シンパティック社製)により測定することができる。
好ましいキャリアとしては、磁性粒子の表面が樹脂により被覆されている樹脂被覆キャリアを挙げることができる。
樹脂被覆キャリアを構成する樹脂としては、特に限定はないが、例えばシリコーン系樹脂、フッ素含有重合体系樹脂、オレフィン系樹脂、スチレン系樹脂、スチレン/アクリル系樹脂、エステル系樹脂等が挙げられる。
【0065】
<画像形成方法および画像形成装置>
本発明のトナーを含む現像剤は、潜像形成体(感光体)上に形成された静電潜像を当該現像剤により現像し、形成されたトナー像を画像支持体上に転写し、転写後に潜像形成体上に残留しているトナーをクリーニングしてそのトナーを現像工程に戻す画像形成方法、すなわち、リサイクルシステムが搭載された画像形成装置による形成方法に好適に使用することができる。
すなわち、本発明のトナーによれば、リサイクルプロセスによる大きなストレスを受けた場合にも、無機微粒子(特に小粒径微粒子)の埋め込み現象が生ぜず、常に好適な流動性を維持することができる。
【0066】
また、本発明のトナーを含む現像剤は、デジタル露光により潜像形成体(感光体)上に電子画像を形成する画像形成(デジタル画像形成)に好適に使用することができる。
特に、複数頁にわたる原稿画像をCCDなどの撮像素子で読み取り、当該画像データをメモリに記憶し、当該メモリから画像データを読み出して、画像支持体(記録紙)上に画像を形成する方法に好適に使用することができる。
【0067】
さらに、本発明のトナーを含む現像剤を使用する好適な画像形成方法として、デジタル露光により潜像形成体(感光体)上に形成された第1の電子画像を当該現像剤により現像して形成されたトナー像(第1のトナー像)を画像支持体(記録紙)の一面に転写し、当該画像支持体の一面に転写された第1のトナー像を熱定着した後、デジタル露光により前記潜像形成体上に形成された第2の電子画像を当該現像剤により現像して形成されたトナー像(第2のトナー像)を当該画像支持体の他面に転写し、当該画像支持体の他面に転写された第2のトナー像を熱定着する工程を有する画像形成方法(スタックレス印字方式)を挙げることができる。
すなわち、本発明のトナーによれば、定着直後の記録紙が転写工程に搬送されてくることによる装置内部の温度上昇に伴うストレスの増加によっても、当該トナーを含む現像剤を劣化させることはない。
【0068】
図1は、本発明のトナーを含む現像剤によりデジタル画像形成を行うときに、好適に使用することができる画像形成装置(デジタル複写機)の全体構成を示す図である。
【0069】
この図1において、デジタル複写機は、画像読み取り部A、画像処理部B、画像記憶部C、画像形成部Dで構成される。前記画像読み取り部Aが読み取り手段に、画像処理部Bが画像処理手段に、画像記憶部Cが画像データ記憶手段に、また、前記画像形成部Dが画像形成手段に相当する。
【0070】
画像読み取り部Aにおいて、原稿121は原稿台ガラス(以下プラテンガラスと略記する)122上に記載され、図示を省略したガイドレール上を移動するキャリッジに設けられたハロゲン光源123によって照明される。一対のミラー124,125が設けられた可動ミラーユニット126は、前記スライドレール上を移動し、前記キャリッジに設けられているミラー127との組合せで、プラテンガラス122上の原稿121からの反射光即ち光学像を、レンズ読み取りユニット128へ導出する。前記レンズ読み取りユニット128は結像レンズ129及びCCDラインセンサ130から構成される。前記ミラー124,125,127により反射伝達された原稿121上の画像に対応する光学像は、前記結像レンズ129により収束され、CCDラインセンサ130の受光面に結像され、前記CCDラインセンサ130によりライン上の光学像が順次電気信号に光電変換される。
【0071】
操作部28に設けられたコピーボタンを押すと、図示を省略したモーターによって連動して駆動されるハロゲン光源123とミラー127が設けられているキャリッジと可動ミラーユニット126との動きにより1頁分の原稿の画像情報はCCDラインセンサ130に読み取られる。プラテンガラス122上に1枚ずつ置かれた原稿121は以上のように順次読み取られてそれぞれ1頁分の画像データとして出力される。
【0072】
前記画像読み取り部Aで読み取りられた原稿画像の画像信号即ち画像データは、後述する画像処理部Bにおいて、濃度変換、フィルタ処理、変倍処理、γ補正などの各種画像処理が施された後、画像記憶部Cを経て画像形成部Dに出力される。画像形成部Dは、電子写真技術を用いたレーザープリンタにより、入力された画像データに応じて記録紙上に画像形成を行う。
【0073】
即ち、画像形成部Dでは、図示しない半導体レーザーで発生されるレーザービームを画像信号に基づいて変調する。かかるレーザービームを駆動モータ141により回転されるポリゴンミラー142で回転走査させ、図示しないfθレンズを経て、反射ミラー143により光路を曲げて、感光体ドラム151の表面上に投射させ、一様に帯電された感光体ドラム151上に静電潜像を形成する。
ここに、感光体ドラム151としては、環境保護、無公害の観点から有機感光体からなることが好ましい。
【0074】
更に、この感光体ドラム151を一様に帯電させるための帯電器152、現像器153、転写極157、分離極158、クリーニング装置159、定着装置160が備えられており、感光体ドラム151上に形成された静電潜像が前記現像器153によって現像されてトナー像となり、更に、前記トナー像が記録紙上に転写され、定着されて、原稿の複写像が得られるようにされている。
【0075】
記録紙は各サイズ毎にカセット171〜174にストックされており、記録紙サイズの指示に従って対応するカセット171〜174から記録紙が取り出され、複数の搬送ローラや搬送ベルトを含んで構成される記録紙搬送機構175とによって感光体ドラム151に供給される。
【0076】
片面コピーの場合はカセットから順次取り出される記録紙の片面に、トナー像が順次転写、定着されて記録紙排出トレイ176上に排出される。
【0077】
両面コピーの場合は片面にトナー像が転写、定着されて送りだされた記録紙が記録紙搬送路中の定着装置160直後に配置された第1の切替え爪177(図中の破線の位置)により下方に方向転換され両面複写ユニット(Auto Duplex Unit,以下ADUと略記する)へと案内される。記録紙搬送路中の第2の切替え爪180(図中の破線の位置)は記録紙を右方向へ通過させ次に反転ローラー181が逆転すると同時に第2の切替え爪を図中の実線の位置に切り換える。この結果記録紙は表裏逆転された後反転搬送路183を経てカセット171、172からの給紙と同様に感光体ドラム151へと給送される。原稿裏面の画像データは画像記憶部Cから読み出されて記録紙裏面に順次画像形成されて両面コピーが得られる。
【0078】
また、図1に示すデジタル複写機には、前記プラテンガラス122上に読み取り原稿121を自動搬送する自動原稿送り装置81が、前記画像読み取り部Aに設けられている。前記自動原稿送り装置81は、原稿セット台82上に読み取り原稿を複数枚重ねてセットし、コピーボタンを押すと、この原稿の各ページを順次給送して順番にプラテンガラス122上の所定位置に自動搬送するとともに、読み取りの終了した原稿121をプラテンガラス122上から取除いて原稿排出トレー94上に排出するものである。
【0079】
更に、前記自動原稿送り装置81は、前記のように原稿の片面に画像の記された片面原稿121を順次送り出して読み取る他、両面原稿を1枚取り出してプラテンガラス122上に送り込んで片面の画像読み取りを終えると前記原稿を逆方向に移動させ、反転ガイドと反転ローラーからなる反転部で方向を転換して原稿を裏返してプラテンガラス122の所定位置に送り込み原稿裏面の画像情報を読み取りできるようにされている。
【0080】
前記説明したような原稿の自動搬送のために、原稿セット台82上の原稿を1枚づつ送り出す給紙ローラ83と、駆動ローラ84及び従動ローラ92と、前記駆動ローラ84及び従動ローラ92によって巻回し駆動されるベルト86と、ガイド板89と反転ローラー90と図示されないソレノイドで駆動される切り換えガイド88を含む反転部と原稿排出ローラー87が設けられている。
【0081】
このような自動原稿送り装置を用いると両面原稿でも片面原稿でも順次プラテンガラス122上の所定の読み取り位置に原稿121を自動的に送りだして読み取り画像信号として出力させることが出来る。
【0082】
【実施例】
〔着色粒子の製造〕
スチレンアクリル樹脂100部と、カーボンブラック10部と、低分子量ポリプロピレン(数平均分子量:3,600)5部と、アゾ系金属錯体(T−95:保土谷化学社製)1部とをヘンシェルミキサーで予備混合し、混練、粉砕、分級して体積平均粒径が8.0μmの着色粒子を得た。
【0083】
〔実施例1〜3,6,11〜13および参考例4,5,7〜10〕
下記表1に示す処方に従って、上記のようにして得られた着色粒子に、無機微粒子(小粒径微粒子,中間粒径微粒子および大粒径微粒子)と、ステアリン酸亜鉛(実施例11,12および参考例10のみ)とを添加し、ヘンシェルミキサーを使用して混合することにより、本発明のトナー(トナー1〜3,6,11〜13および参考用トナー4,5,7〜10)を調製した。
【0084】
〔比較例1〜7〕
下記表1に示す処方に従って、上記のようにして得られた着色粒子に、無機微粒子を添加し、ヘンシェルミキサーを使用して混合することにより、比較用のトナー(比較トナー1〜7)を調製した。
【0085】
【表1】
Figure 0004031166
【0086】
なお、上記表1における符号は、下記の無機微粒子を示している。
【0087】
・SA1:ジメチルジクロロシラン処理シリカ
(疎水化度=55,数平均一次粒子径=12nm)
・SA2:オクチルトリメトキシシラン処理シリカ
(疎水化度=65,数平均一次粒子径=12nm)
・SA3:ヘキサメチルジシラザン処理シリカ
(疎水化度=60,数平均一次粒子径=7nm)
・SB1:ヘキサメチルジシラザン処理シリカ
(疎水化度=65,数平均一次粒子径=45nm)
・TB1:オクチルトリメトキシシラン処理チタニア
(疎水化度=58,数平均一次粒子径=20nm)
・TB2:オクチルトリメトキシシラン処理チタニア
(疎水化度=58,数平均一次粒子径=55nm)
・TB3:オクチルトリメトキシシラン処理チタニア
(疎水化度=58,数平均一次粒子径=75nm)
・TC1:オクチルトリメトキシシラン処理チタニア
(疎水化度=65,数平均一次粒子径=100nm)
・TC2:オクチルトリメトキシシラン処理チタニア
(疎水化度=66,数平均一次粒子径=210nm)
・TC3:オクチルトリメトキシシラン処理チタニア
(疎水化度=66,数平均一次粒子径=330nm)
・AB1:ステアリン酸亜鉛処理アルミナ
(疎水化度=45,数平均一次粒子径=20nm)
・TC4:チタン酸ストロンチウム
(疎水化処理なし,数平均一次粒子径=450nm)
・TC5:チタン酸ストロンチウム
(疎水化処理なし,数平均一次粒子径=590nm)
・Zn−St:ステアリン酸亜鉛
【0088】
〔現像剤の調製〕
トナー1〜3,6,11〜13および参考用トナー4,5,7〜10並びに比較トナー1〜7の各々に対して、シリコーン樹脂被覆されたフェライトキャリア(体積平均粒径=58μm)を添加し、トナー濃度が4質量%の現像剤(現像剤1〜3,6,11〜13および参考用現像剤4,5,7〜10並びに比較現像剤1〜7)を調製した。
【0089】
〔評価〕
上記のようにして得られた現像剤1〜3,6,11〜13および参考用現像剤4,5,7〜10並びに比較現像剤1〜7を使用し、デジタル複写機「7060」(コニカ(株)製)を使用して両面印字を行い、初期および5万回印字時の各々について、画像濃度およびカブリ濃度を測定した。ここに、画像濃度は絶対反射濃度であり、カブリ濃度は、記録紙の反射濃度を「0」としたときの相対反射濃度である。いずれも「RD−918」(マクベス社製)により測定された値を示す。なお、画像濃度に関しては、濃度差が0.1以上になると差異がはっきりするため、濃度の変化大となり、実用上問題となる。また、カブリ濃度は0.01を超えると目視で認識することができ、実用上問題となってしまう。結果を下記表2に示す。
【0090】
両面印字に関しては、原稿画像(画素率5%の線画原稿)を電子的にCCDで読みとり、記録紙における両面分の原稿をメモリーした。次いで、デジタル露光により、記録紙の一面に転写されるべき電子画像(第1の電子画像)を感光体上に形成し、当該第1の電子画像を現像剤により現像してトナー像を形成し、当該トナー像を記録紙の一面に転写し、転写されたトナー像を熱定着した。他方、デジタル露光により、記録紙の他面に転写されるべき電子画像(第2の電子画像)を前記感光体上に形成し、当該第2の電子画像を現像剤により現像してトナー像を形成し、当該トナー像を、熱定着された直後の当該記録紙の他面に転写し、転写されたトナー像を熱定着する操作を5万回にわたり連続して繰り返すことにより、両面に複写画像が形成された2.5万枚の記録紙の印字を完了した。なお、転写後における感光体上の残留トナーはクリーニング部により回収され、現像器内に戻すトナーリサイクル方式を採用した。また、評価環境条件は、高温高湿環境(温度33℃,相対湿度50%)とした。
【0091】
【表2】
Figure 0004031166
【0092】
【発明の効果】
本発明の画像形成方法および画像形成装置によれば、熱によるトナー粒子の凝集を防止することができ、好適な流動性を維持することができるため、トナーリサイクルシステムが採用されている熱定着型のデジタル複写機により、スタックレス印字方式による両面印字方式の画像形成において、長期にわたり安定した複写画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトナーを含む現像剤によりデジタル画像形成を行うときに好適に使用することができる画像形成装置の全体構成を示す図である。
【符号の説明】
A 画像読み取り部
B 画像処理部
C 画像記憶部
D 画像形成部
28 操作部
81 自動原稿送り装置 82 原稿セット台
83 給紙ローラ 84 駆動ローラ
86 ベルト 87 原稿排出ローラー
88 切り換えガイド 89 ガイド板
90 反転ローラー 92 従動ローラ
94 原稿排出トレー
121 原稿 122 原稿台ガラス(プラテンガラス)
123 ハロゲン光源 124 ミラー
125 ミラー 126 可動ミラーユニット
127 ミラー
128 レンズ読み取りユニット
129 結像レンズ 130 CCDラインセンサ
141 駆動モータ 142 ポリゴンミラー
143 反射ミラー
151 感光体ドラム 152 帯電器
153 現像器 157 転写極
158 分離極 159 クリーニング装置
160 定着装置 171〜174 カセット
175 記録紙搬送機構 176 記録紙排出トレイ
177 第1の切替え爪 180 第2の切替え爪
181 反転ローラー 183 後反転搬送路

Claims (2)

  1. デジタル露光により潜像形成体上に形成された第1の電子画像をトナーを含む現像剤により現像して形成されたトナー像を画像支持体の一面に転写し、当該画像支持体の一面に転写されたトナー像を熱定着した後、スタックレス印字方式により、デジタル露光により前記潜像形成体上に形成された第2の電子画像をトナーを含む現像剤により現像して形成されたトナー像を当該画像支持体の他面に転写し、当該画像支持体の他面に転写されたトナー像を熱定着する工程、並びに、トナー像を画像支持体上に転写した後に潜像形成体上に残留しているトナーをクリーニングしそのトナーを現像工程に戻す工程を有する画像形成方法において、
    前記トナーは、少なくとも樹脂および着色剤を含む着色粒子と、無機微粒子とからなり、
    当該無機微粒子は、数平均一次粒子径がDaの小粒径微粒子aと、
    数平均一次粒子径がDbの中間粒径微粒子bと、
    数平均一次粒子径がDcの大粒径微粒子cとからなり、
    それぞれの数平均一次粒子径Da,Db,Dcの比率が下記関係式を満足し、
    式)Da:Db:Dc=1:1.5〜3.0:5.0〜20.0
    (ここに、Da=5〜15nm)
    着色粒子に対する小粒径微粒子aの添加割合(Ma質量%)と、着色粒子に対する中間粒径微粒子bの添加割合(Mb質量%)と、着色粒子に対する大粒径微粒子cの添加割合(Mc質量%)との比が下記関係式を満足することを特徴とする画像形成方法。
    式)Ma:Mb:Mc=1.0:0.8〜1.2:1.0〜2.0
  2. デジタル露光により潜像形成体上に形成された第1の電子画像をトナーを含む現像剤により現像して形成されたトナー像を画像支持体の一面に転写し、当該画像支持体の一面に転写されたトナー像を熱定着した後、スタックレス印字方式により、デジタル露光により前記潜像形成体上に形成された第2の電子画像をトナーを含む現像剤により現像して形成されたトナー像を当該画像支持体の他面に転写し、当該画像支持体の他面に転写されたトナー像を熱定着する工程、並びに、トナー像を画像支持体上に転写した後に潜像形成体上に残留しているトナーをクリーニングしそのトナーを現像工程に戻す工程を有する画像形成装置において、
    前記トナーは、少なくとも樹脂および着色剤を含む着色粒子と、無機微粒子とからなり、
    当該無機微粒子は、数平均一次粒子径がDaの小粒径微粒子aと、
    数平均一次粒子径がDbの中間粒径微粒子bと、
    数平均一次粒子径がDcの大粒径微粒子cとからなり、
    それぞれの数平均一次粒子径Da,Db,Dcの比率が下記関係式を満足し、
    式)Da:Db:Dc=1:1.5〜3.0:5.0〜20.0
    (ここに、Da=5〜15nm)
    着色粒子に対する小粒径微粒子aの添加割合(Ma質量%)と、着色粒子に対する中間粒径微粒子bの添加割合(Mb質量%)と、着色粒子に対する大粒径微粒子cの添加割合(Mc質量%)との比が下記関係式を満足することを特徴とする画像形成装置。
    式)Ma:Mb:Mc=1.0:0.8〜1.2:1.0〜2.0
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