JP4030892B2 - 分散補償ファイバ及び分散補償ファイバモジュール - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、1.55μm帯の光ファイバ伝送路の負の累積波長分散を補償する分散補償ファイバ及び分散補償ファイバモジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、1.55μm帯の波長多重光通信の長距離用光伝送路として、ノンゼロ分散シフト光ファイバ(以下、NZ−DSFと言う。)が用いられている。このNZ−DSFは、零分散波長での非線形光学効果によって四波混合が生じないように、その零分散波長を信号光波長帯域の外にずらしたものである。このNZ-DSFには、図6の光ファイバ(No.1)に示すように、1.55μm帯において負の波長分散を有するものが使用されることがある。このため、このNZ−DSFを用いた光伝送路では、1.55μm帯において、負の累積波長分散を持つことになり、この波長分散を補償する必要がある。
特に、伝送速度が高速になると、許容される波長分散の値が極端に小さくなるため、高速伝送システムを実現するためには、波長分散を補償することが必須となる。
【0003】
この場合の分散補償ファイバとして、図6の光ファイバ(No.2)に示すように、正の波長分散を有する1.3μm帯域用シングルモード光ファイバや、1.3μm帯域用シングルモード光ファイバのカットオフ波長を長波長側にシフトさせたカットオフシフト光ファイバ(以下、CSFと言う。)を用いることがある。
このCSFの1.55μm帯域における波長分散は+17ps/nm/km程度であり、例えば−1000ps/nmの累積波長分散を補償する場合、58.8kmのCSFが必要となる。このような長距離のCSFを用いて分散補償ファイバモジュールとすると、モジュールは非常に大きく、また重いものとなる。更にCSFに係る製造コストも高価となる。
【0004】
また、前記負の波長分散を有する光伝送路の波長分散を補償するために、1.55μm帯域において+20〜+21ps/nm/kmの正の波長分散を有する分散補償ファイバも提案されている(特許文献1参照。)。
更に、コアの周囲に空孔を設けたホーリーファイバを用いることによって、1.55μm帯域において+34ps/nm/kmの波長分散を有し、かつ伝搬損失が0.82dB/kmと低損失の分散補償ファイバも提案されている(非特許文献1参照。)。
【0005】
しかし、上記特許文献1や非特許文献1にて提案された分散補償ファイバであっても、波長分散はCSFの1.2〜2倍程度である。このため、光伝送路の負の累積波長分散を補償するためには、長距離の分散補償ファイバを必要とし、分散補償ファイバモジュールとすると、非常に大きく、また重いものとなり、更に製造コストも高価となる。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−159721号公報
【非特許文献1】
長谷川,プロシーディングス・オブ・オプティカル・ファイバー・コミュニケーション・コンファレンス2001(Proceedings of Optical Fiber Communication Conference 2001),米国,オプティカル・ソサイエティ・オブ・アメリカ(Optical Society of America),2001年,PD5
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従って本発明の目的は、上記した事情に鑑みてなされたものである。すなわち正の大きな波長分散の値を持ち、短い長さで光伝送路の負の累積波長分散を補償することができる分散補償ファイバと、この分散補償ファイバを用い、小型で軽量な分散補償ファイバモジュ−ルを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、基本モードよりも高次のLP 03 モードを伝搬する分散補償ファイバであって、クラッドと、該クラッドよりも高い屈折率を有する第1のコア部と、該第1のコア部の外周に設けられ、該第1のコア部よりも低い屈折率を有する第2のコア部と、該第2のコア部の外周に設けられ、クラッドよりも高い屈折率を有する第3のコア部を有し、前記第1のコア部の半径r1が4.0μm≦r1≦4.2μmであり、第1のコア部のクラッドに対する比屈折率差D1が+1.8%≦D1≦+2.0%であり、前記第2のコア部の半径r2と第1のコア部の半径r1との比r2/r1が1.2≦r2/r1≦1.8であり、第2のコア部のクラッドに対する比屈折率差D2がD 2 =0%であり、前記第3のコア部の半径r3が12.8μm≦r3≦15.0μmであり、第3のコア部のクラッドに対する比屈折率差D3が+0.3%≦D3≦+0.4%であり、前記クラッドに対する比屈折率差D1,D2,D3がD1>D3>D2であり、1550nmの波長において、LP 03 モードの波長分散が+148.7〜277.0ps/nm/kmであることを特徴とする分散補償ファイバである
【0009】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の分散補償ファイバと、該分散補償ファイバの入力端に接続され、信号光の伝搬モードをLP01モードからLP03モードに変換するモード変換器と、前記分散補償ファイバの出力端に接続され、信号光の伝搬モードをLP03モードからLP01モードに変換するモード変換器を有し、前記分散補償ファイバ内を信号光がLP03モードの伝搬モードで伝搬するようにしたことを特徴とする分散補償ファイバモジュールである。
請求項3に係る発明は、前記モード変換器が、長周期ファイバグレーティングであることを特徴とする請求項3に記載の分散補償ファイバモジュールである。
【0010】
【発明の実施の形態】
[分散補償ファイバ]
図1は、本実施形態の分散補償ファイバの屈折率分布形状の一例を示す概略図である。この分散補償ファイバのコア1は、中心に設けられた第1のコア部11と、その外周に同心円状に設けられた第2のコア部12と、更にこの第2のコア部12の外周に同心円状に設けられた第3のコア部13からなる。
図1(a)に示されたように各層において一定の屈折率を有するステップインデックス形や、図1(b)に示されたように第1のコアの屈折率が外周に向かうほど直線的に減少するものなどが挙げられる。
また、実際の屈折率分布形状は図1に示したように各層の境界が明確ではなく、なだらかな曲線状である場合が多いが、実質的にこの屈折率分布形状を備えていればよい。
【0011】
前記第1のコア部11,第2のコア部12、第3のコア部13、クラッド2は、それぞれ純粋石英ガラスや、ゲルマニウム、フッ素などを必須ドーパントとして添加した石英ガラスから形成されている。
この分散補償ファイバは、VAD法、MCVD法、PCVD法などの公知の方法によって得られたファイバ母材を常法によって線引きすることにより、製造することができる。
【0012】
この分散補償ファイバにおいては、各層の比屈折率差、半径などの構造パラメータが以下に示されたように設定されている。
第1のコア部11はクラッド2よりも高い屈折率を有し、第1のコア部11の半径r1は3μm≦r1≦6μmであり、好ましくは3.5μm≦r1≦5.0μmである。また、第1のコア部11のクラッド2に対する比屈折率差D1は+1.4%≦D1≦+2.4%であり、好ましくは+1.8%≦D1≦+2.0%である。
【0013】
第2のコア部12の半径r2と第1のコア部11の半径r1との比r2/r1は1.1≦r2/r1≦2.0であり、好ましくは1.2≦r2/r1≦2.0である。また、第2のコア部12のクラッド2に対する比屈折率差D2は−0.2%≦D2≦+0.2%であり、好ましくは−0.1%≦D2≦+0.1%である。
【0014】
第3のコア部13はクラッド2よりも高い屈折率を有し、第3のコア部13の半径r3は10μm≦r3≦20μmであり、好ましくは12μm≦r3≦16μmである。また、第3のコア部13のクラッド2に対する比屈折率差D3は+0.2%≦D3≦+0.6%であり、好ましくは+0.3%≦D3≦+0.6%である。
【0015】
以上により、高次モードのLP03モードで信号光を伝搬することができ、更にLP03モード以外の伝搬モードで伝搬する信号光は、モード変換器にて放射損失するようになっており、LP03モードのみで信号光を伝搬することができる。このため、LP03モードで伝搬する信号光と、他の伝搬モードで伝搬する信号光とが干渉することが無い。
米国特許第5802234号明細書にあるように、高次モードを用いる分散補償ファイバは、本質的に大きな波長分散が得られる。本実施形態では、LP03モードのみで信号光を伝搬でき、異なる伝搬モード間の信号光の干渉もほとんど無く、このLP03モードにおける正の大きな波長分散を得ることができる。
【0016】
従って、本実施形態の分散補償ファイバは、1525nm〜1625nmの波長範囲において、LP03モードにおける波長分散が+50ps/nm/km以上であり、好ましくは+100ps/nm/km以上とすることができる。
このように正の大きな波長分散が得られるため、短い長さで光伝送路の負の累積波長分散を補償することができる。また、分散補償ファイバの伝送路の長さを短くすることができるため、分散補償ファイバモジュールの伝送損失や非線形効果を低減できる。
【0017】
また本実施形態では、上述した好ましい構造パラメータに加えて、r2/r1を1.4〜2.0とすることが好ましく、これにより1525nm〜1625nmの範囲のうち、少なくとも30nm以上の波長領域において、高次モードにおいて負の分散スロープを有する分散補償ファイバとすることができる。
通常、NZ−DSFなどを用いた光ファイバ伝送路は、正の分散スロープを持つ。このため、本実施形態の負の分散スロープを有する分散補償ファイバを用いることによって、前記光ファイバ伝送路の正の分散スロープも補償することができ、光ファイバ伝送路の累積波長分散を広い波長範囲において補償することができる。
【0018】
[分散補償ファイバモジュール]
図2は、本実施形態の分散補償ファイバモジュール3と光ファイバ伝送路41,42とが接続されて構成された光通信システムの概略図を示す。
本実施形態の分散補償ファイバモジュール3は、前述した本実施形態の分散補償ファイバ5と、信号光の伝搬モードをLP01モードからLP03モードに変換する入力用モード変換器61と、信号光の伝搬モードをLP03モードからLP01モードに変換する出力用モード変換器62から構成される。
【0019】
光ファイバ伝送路41,42は、負の波長分散を有するノンゼロ分散シフト光ファイバ(以下、NZ−DSFと言う。)である。
分散補償ファイバ5は、前述したように正の波長分散を有し、また、その経路全体の波長分散の絶対値が光ファイバ伝送路41の累積波長分散の絶対値と一致するように、分散補償ファイバ5の長さが調整されたものである。これにより、光ファイバ伝送路41の負の累積波長分散を補償でき、残留分散をほぼ零とすることができるようになっている。
入力用モード変換器61と出力用モード変換器62は、共に長周期ファイバグレーティングである。長周期ファイバグレーティングは、入射光の伝搬モードをモード変換し、反射光として出射するものであり、公知のものが使用できる。
【0020】
分散補償ファイバモジュール3の信号入力側では、入力用モード変換器61と、分散補償ファイバ5の入力端とが、光サーキュレータ7を介して接続されている。この光サーキュレータ7は、信号発信側の光ファイバ伝送路41と接続できるようになっている。
また、分散補償ファイバモジュール3の信号出力側では、出力用モード変換器62と、分散補償ファイバ5の出力端とが、光サーキュレータ7を介して接続されている。この光サーキュレータ7は、信号受信側の光ファイバ伝送路42と接続できるようになっている。
【0021】
信号発信側の光ファイバ伝送路41を伝搬したLP01モードの信号光は、光サーキュレータ7を介して入力用モード変換器61に入射される。そして、入力用モード変換器61にて信号光は、その伝搬モードをLP01モードからLP03モードに変換されて反射され、光サーキュレータ7へ出射される。
次に、LP03モードに変換された信号光は、光サーキュレータ7を介して分散補償ファイバ5に入射し、この分散補償ファイバ5をLP03モードで伝搬する。この分散補償ファイバ5をLP03モードで伝搬することによって、信号光は正の大きな波長分散を得ることができ、光ファイバ伝送路41の負の累積波長分散が補償される。
【0022】
そして、信号光は、光サーキュレータ7を介して出力用モード変換器62に入射され、その伝搬モードをLP03モードからLP01モードに変換されて反射され、光サーキュレータ7を介して信号受信側の光ファイバ伝送路42に出射される。
【0023】
本実施形態では、前述した本実施形態の分散補償ファイバ5を用いており、この分散補償ファイバ5は、前述したように正の大きな波長分散が得られるため、短い長さで光ファイバ伝送路41の負の累積波長分散を補償することができる。これにより、分散補償ファイバモジュ−ル3は、小型で、軽量化が実現できる。
【0024】
次に本発明の具体例を以下に示す。
図1(a)に示された屈折率分布形状を有する分散補償ファイバを作製した。
表1は作製した分散補償ファイバの屈折率分布の各構造パラメータの値を示す。また、表2は、この分散補償ファイバの1550nmにおける光学特性を示す。ここで、曲げ損失は、曲げ直径が20mmの条件で測定された値である。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
図3は、分散補償ファイバAの波長分散と光の波長との関係を示す図である。1.55μm帯の広い波長領域において正の大きな波長分散が得られる。1.55μmにおける波長分散は+148.7ps/nm/kmであり、従来の1.3μm帯シングルモード光ファイバ(以下、SMFと言う。)の1.55μmにおける波長分散(約+17ps/nm/km)の9倍であり、正の大きな波長分散が得られることがわかる。
【0028】
図4は、分散補償ファイバB,Cの波長分散と光の波長との関係を示す図である。また、図5は、分散補償ファイバDの波長分散と光の波長との関係を示す図である。
1.55μm帯の広い波長領域において正の大きな波長分散が得られる。1.55μmにおける波長分散は+184〜+277ps/nm/kmであり、従来のSMFの波長分散の10〜16倍であり、正の大きな波長分散が得られることがわかる。
【0029】
更に、分散補償ファイバB〜Dは、負の分散スロープを有する。通常、NZ−DSFなどを用いた光ファイバ伝送路は、正の分散スロープを持つ。このため、この分散補償ファイバB〜Dを用いることによって、前記光ファイバ伝送路の正の分散スロープも補償することができ、光ファイバ伝送路の累積波長分散を広い波長範囲において補償することができる。
また、表2に示されたように、伝送損失は1.2dB/km以下と低損失であり、また曲げ損失にも優れ、比較的小径のリールに巻くことが可能である。
【0030】
次に、本実施形態と同様に、上記分散補償ファイバを用いて、波長分散を有する分散補償ファイバモジュールを作製した。ここで、分散補償ファイバの長さは、分散補償ファイバモジュールの経路全体の波長分散が+1000ps/nmとなるように調整した。
表3は、この分散補償ファイバモジュールの光学特性を示す。
【0031】
【表3】
【0032】
表4は、従来のSMFやCSFを用いて作製した分散補償ファイバモジュールの光学特性を示す。
【0033】
【表4】
【0034】
分散補償ファイバA〜Dは前記したように正の大きな波長分散を持つため、SMFやCSFに比べて分散補償ファイバの伝送路の長さを1/16〜1/9まで短くすることができ、小型で軽量の分散補償ファイバモジュールが実現できる。また、分散補償ファイバの伝送路の長さを短くすることができるため、分散補償ファイバモジュールの伝送損失や非線形効果を低減できる。
【0035】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、屈折率分布形状の構造パラメータを定めることによって、1525nm〜1625nmの波長領域において、信号光を高次モードで伝搬させ、これ以外のモードでは伝搬させないようにすることができる。これにより異なる伝搬モード間の信号光の干渉もほとんど無く、この高次モードにおける正の大きな波長分散を得ることができる。
従って、短い長さで光ファイバ伝送路の負の累積波長分散を補償できる。
【0036】
また、前記本発明の分散補償ファイバを用い、この分散補償ファイバの入力端と出力端にそれぞれモード変換器を接続し、分散補償ファイバ内を信号光がLP03モードの伝搬モードで伝搬するようにすることによって、正の大きな波長分散が得られる。このため、光ファイバ伝送路の負の累積波長分散を補償する場合、必要となる分散補償ファイバの長さを短くすることができ、小型で、軽量な分散補償ファイバモジュ−ルが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の分散補償ファイバの屈折率分布の一例を示す概略図である。
【図2】本実施形態の分散補償ファイバモジュールと光ファイバ伝送路とが接続されて構成された光通信システムの概略図である。
【図3】分散補償ファイバAの波長分散と光の波長との関係を示す図である。
【図4】分散補償ファイバB,Cの波長分散と光の波長との関係を示す図である。
【図5】分散補償ファイバDの波長分散と光の波長との関係を示す図である。
【図6】NZ−DSFの波長分散と信号光の波長との関係の一例を示す図である。
【符号の説明】
2‥‥クラッド,3‥‥分散補償ファイバモジュール,5‥‥分散補償ファイバ,11‥‥第1のコア部,12‥‥第2のコア部,13‥‥第3のコア部,61‥‥信号光の伝搬モードをLP01モードからLP03モードに変換するモード変換器,62‥‥信号光の伝搬モードをLP03モードからLP01モードに変換するモード変換器
Claims (3)
- 基本モードよりも高次のLP 03 モードを伝搬する分散補償ファイバであって、
クラッドと、該クラッドよりも高い屈折率を有する第1のコア部と、該第1のコア部の外周に設けられ、該第1のコア部よりも低い屈折率を有する第2のコア部と、該第2のコア部の外周に設けられ、クラッドよりも高い屈折率を有する第3のコア部を有し、
前記第1のコア部の半径r1が4.0μm≦r1≦4.2μmであり、第1のコア部のクラッドに対する比屈折率差D1が+1.8%≦D1≦+2.0%であり、
前記第2のコア部の半径r2と第1のコア部の半径r1との比r2/r1が1.2≦r2/r1≦1.8であり、第2のコア部のクラッドに対する比屈折率差D2がD 2 =0%であり、
前記第3のコア部の半径r3が12.8μm≦r3≦15.0μmであり、第3のコア部のクラッドに対する比屈折率差D3が+0.3%≦D3≦+0.4%であり、
前記クラッドに対する比屈折率差D1,D2,D3がD1>D3>D2であり、
1550nmの波長において、LP 03 モードの波長分散が+148.7〜277.0ps/nm/kmであることを特徴とする分散補償ファイバ。 - 請求項1に記載の分散補償ファイバと、該分散補償ファイバの入力端に接続され、信号光の伝搬モードをLP01モードからLP03モードに変換するモード変換器と、前記分散補償ファイバの出力端に接続され、信号光の伝搬モードをLP03モードからLP01モードに変換するモード変換器を有し、
前記分散補償ファイバ内を信号光がLP03モードの伝搬モードで伝搬するようにしたことを特徴とする分散補償ファイバモジュール。 - 前記モード変換器が、長周期ファイバグレーティングであることを特徴とする請求項2に記載の分散補償ファイバモジュール。
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