JP4152813B2 - モード変換器用ファイバ、モード変換器、光伝送路 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
この発明は、伝送光の基本モードと高次モードとの間で互いにモード変換することのできるモード変換器およびこれを備えた光伝送路と、このモード変換器に用いられるモード変換器用ファイバに関し、モード変換を高効率でかつ広帯域にわたって行えるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
光伝送路における累積波長分散を補償する方法として、従来より図15に示すように、シングルモード光ファイバ1からなる光伝送路Aに、分散補償光ファイバ2を挿入し、光伝送路Aの累積波長分散を打ち消すようにしたものが知られている。
【0003】
しかし、この方法では、光伝送路Aの距離が長くなると、分散補償光ファイバ2として長いものを使用する必要が生じる。この分散補償光ファイバは、伝送用光ファイバに比べて実効断面積も小さく、条長が長くなると、非線形効果が起こりやすくなり、伝送特性が劣化する。また、分散補償光ファイバは、通常伝送損失が必ずしも小さいものではなく、結果的に光伝送路A全体としての伝送損失が大きくなるなどの不都合もある。
【0004】
このような不都合を解決する方法の1つに、図16に示すように、分散補償光ファイバとして高次モードを用いた分散補償光ファイバ3を使用する方法がある。このものは、光伝送路Aをなすシングルモード光ファイバ1には基本モードであるLP01モードで光信号を伝送し、これを第1のモード変換器4でLP02モードなどの高次モードに変換して、高次モードを用いる分散補償光ファイバ3に送り込み、さらに高次モードを用いる分散補償ファイバ3を伝送した高次モードを第2のモード変換器5で再び基本モードであるLP01モードに変換してシングルモード光ファイバ1に送るものである。
【0005】
高次モードを用いる分散補償光ファイバ3は、補償のための分散値の絶対値が基本モードを用いる分散補償光ファイバに比べて、2〜5倍程度大きく、補償に要する分散補償光ファイバの長さを大幅に短縮することができ、伝送損失の増大が抑えられ、また、波長分散の絶対値も大きく使用するファイバ長が短くなり、さらに高次モードでの実効断面積(Aeff)が大きいことから、非線形効果をも抑制することができるなどの利点がある。
【0006】
そして、上述の第1および第2のモード変換器4、5としては、空間モード変換器(特許文献1)や、長周期グレーティングを形成したファイバグレーティング(非特許文献1、2)などが用いられている。
ところで、このようなモード変換器には、当然のことながら、高変換効率、広帯域が求められる。高変換効率とは、いかに低損失でモード変換を行えることができるかである。また、変換効率には波長依存性があり、できるだけ広い波長域で高効率でモード変換できるものが望ましい。
【0007】
上述の長周期グレーティングを形成したファイバグレーティングからなるモード変換器(非特許文献2)では、1550nm帯において、43nmの帯域が得られるとされている。
しかし、この帯域では、現状の波長分割多重伝送に対しては不十分であり、また製造が困難で高価になるなどの問題点がある。
【0008】
【特許文献1】
特表2002−507778号公報
【非特許文献1】
S.Ramachandran et.al “1700−km Transmission at 40−Gb/s with 100km Amplifier−Spacing Enabled by High−Order−Mode Dispersion−Compensation”,ECOC,2001
【非特許文献2】
S.Ramachandran et.al “All−Fiber Grating−Based Higher Order Mode Dispersion−Compensator for Broad−Band Compensation and 1000−km Transmission at 40Gb/s”,IEEE Photonics Technology Letters, Vol.13,No.6,June 2001
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
よって、本発明における課題は、変換効率が高く、広帯域であり、製造が容易で安価に製造できるモード変換器およびこれを備えた光伝送路、並びに、このモード変換器に用いられるモード変換器用ファイバを得ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため、
請求項1にかかる発明は、コア・クラッド構造を有し、コアとクラッドとの間に比屈折率差がゼロ以下の層を有するファイバであって、
少なくとも1つの高次モードを伝搬し、1525〜1625nmの波長範囲から選択された波長において、下記(I)式を満足し、高次モードの波長分散の絶対値が200ps/nm/km以下であり、
前記高次モードはLP02モードであり、
中心コア部と、中間コア部と、ディプレストコア部と、クラッドの各層を有し、
前記中心コア部の比屈折率差(D1)が0.4〜2.0%で、半径(r1)が3〜6μmであり、
前記中間コア部の比屈折率差(D2)が−0.2〜+0.2%で、その半径(r2)と前記中心コア部の半径(r2)との比(r2/r1)が1.5〜2.5であり、
前記ディプレストコア部の比屈折率差(D3)が−0.5〜−0.2%で、その半径(r3)が10〜20μmであり、
前記クラッドの比屈折率差が0±0.1%であり、
前記各層の比屈折率差が純粋シリカの屈折率を基準とすることを特徴とするモード変換器用ファイバ。
【数2】
ここで、λは波長、β01とβ02は、LP01モードとLP02モードの位相定数である。
【0011】
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載のモード変換器用ファイバに長周期グレーティングを形成してなることを特徴とするモード変換器である。
請求項3にかかる発明は、請求項2に記載のモード変換器を備えた光伝送路である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳しく説明する。
本発明のモード変換器用ファイバは、コア・クラッド構造を有し、コアとクラッドとの間に比屈折率差がゼロ以下である層を有するファイバであって、少なくとも1つのLP02モードなどの高次モードを伝搬し、1525〜1625nmの波長範囲から選択された波長に対して、上記(I)式を満たし、その高次モードでの波長分散の絶対値が200ps/nm/km以下のものである。
【0015】
長周期ファイバグレーティングの変換効率を高くした状態で、モード変換器を広帯域化するには、位相定数β01とβ02との差分が変化しないようにする必要がある。上記(I)式はモード変換器を広帯域化するための条件である。そして、この場合、得られる帯域は(II)式で示される。
【数3】
ここで、Pは許容変換効率、cは光速、λ0は中心波長、|D12|はLP01モードとLP02モードの波長分散の差、Lはグレーティング長さである。
変換効率90%以上の帯域が60nm以上となるようにするためには、この|D12|の値は200ps/nm/km以下にする必要がある。さらに、Lを小さくするためには、紫外線照射による感受性のある部分を小さく抑えなければならない。そのために、本発明でのモード変換器用光ファイバは、中心コア以外の部分で比屈折率を0以下に下げている。紫外線照射で感受性のあるのは、ゲルマニウムを添加した部分だけなので、このプロファイルにより高変換効率の帯域を広くすることができる。
このような特性を有する光ファイバを用いて長周期ファイバグレーティングを形成してモード変換器を作製することにより、高効率でしかも広帯域となる。
【0016】
このような特性を有するファイバの具体的なものとしては、例えば図1に示す屈折率プロファイルを有するものが挙げられる。
このファイバは、中心コア部11と、中間コア部12と、ディプレストコア部13と、クラッド14とから構成されている。
中心コア部11は、比屈折率差(D1)が0.4〜2.0%であり、半径(r1)が3〜6μmのものであり、ゲルマニウムドープシリカなどからなる部分である。この中心コア部11の外周には、中間コア部12が設けられている。
この中間コア部12は、比屈折率差(D2)が−0.2〜+0.2%であり、その半径(r2)が4.5〜21μmとされ、この半径(r2)と中心コア部11の半径(r1)との比(r2/r1)が1.5〜3.5となっている。この中間コア部12は、ゲルマニウムドープシリカ、シリカ、フッ素ドープシリカなどからなる部分である。
【0017】
中間コア部12の外周にはディプレストコア部13が設けられている。このディプレストコア部13は、比屈折率差(D2)が0%以下のもので、好ましくは−0.5〜−0.2%となっており、その半径(r3)が10〜20μmとなっている。このディプレストコア部13は、フッ素ドープシリカなどのガラスから構成された部分である。このディプレストコア部13が、請求項1における「比屈折率差がゼロ以下の層」となる。
【0018】
ディプレストコア部13の外周には、クラッド14が設けられている。このクラッド14は、比屈折率差が0±0.1%であり、外径は通常125μmとなっているが、これに限定されるものではない。このクラッド14は、シリカ、微量フッ素ドープシリカ、微量塩素ドープシリカ、微量ゲルマニウムドープシリカもしくはこれらの元素を同時に微量ドープしたガラスなどからなるものである。
【0019】
このような構造のファイバは、例えばMCVD法などによって製造することができる。
また、溶融紡糸して得られたファイバのクラッド14上に紫外線硬化型樹脂などからなる被覆層を設けて、ファイバ素線とされる。
【0020】
このような構造を有するファイバに長周期グレーティングを形成してなるファイバグレーティングが本発明のモード変換器となる。
ここでのグレーティングの形成は、常法によって行われ、位相マスクを介して紫外光を上記ファイバに照射し、ホトリフラクティブ効果によって、中心コア部に周期的な屈折率変動部分を形成する方法などによって行われる。
【0021】
長周期グレーティングのグレーティングピッチは、60〜100μm、好ましくは70〜90μmの範囲とされ、60μm未満および100μmを越えると、広帯域のモード変換器が作製できなくなる。また、グレーティング長さは5〜11mm、好ましくは6〜10mmの範囲とされ、5mm未満および10mmを越えると、同様に広帯域のモード変換器が作製できなくなる。
【0022】
このようにして得られたモード変換器では、その一端からLP01モードの基本モードの信号光を入力すると、モード変換されて、LP02モードなどの高次モードの信号光が他端から出力される。逆に、一端からLP02モードなどの高次モードの信号光を入力すれば、モード変換されて、他端からLP01モードなどの基本モードの信号光が出力される。
【0023】
そして、このようなモード変換器にあっては、後述する具体例からも明らかなように、例えばLP01モードとLP02モードとのモード変換を90%以上の高い変換効率で行うことができ、しかもこの高変換効率を示す波長帯域は60nm以上となり、広帯域となる。
また、その製造が単に長周期グレーティングを形成するものであるので、簡単に行え、安価に提供できる。
【0024】
本発明の光伝送路は、このようなモード変換器を備えたもので、例えば図16に示すような光伝送路における第1および第2のモード変換器4、5として、このモード変換器を用いたものである。
この光伝送路では、したがって各モード変換器4、5でのモード変換が低損失で行うことができ、光伝送路全体の伝送損失を小さいものとすることが可能となる。さらに、高変換効率で変換できる波長帯域が広いので、近時の波長分割多重伝送にも十分対応できるものとなる。
【0025】
以下具体例を示す。
(例1)
MCVD法を用いて、図1に示すようなプロファイルを有するモード変換器用ファイバ(No.1)を作製した。作製したモード変換器用ファイバの屈折率分布構造パラメータを表1に示す。また、その光学特性を表2に示す。さらに、上記(I)式の左辺の値を図2に示す。波長1.6μm付近でこの値がゼロになっていることがわかる。また、このモード変換器用ファイバのLP02モードの波長分散を図3に示す。図3から波長1.55μm以下で波長分散の絶対値が100ps/nm/km以下であることがわかる。なお、表における「MFD」は、モードフィールド径を、「Aeff」は、実効断面積を表す。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
このモード変換器用ファイバにグレーティングピッチ83μm、グレーティング長6.62mmとなる条件で紫外線を照射し、長周期グレーティングを形成してモード変換器とした。このファイバグレーティングからなるモード変換器のモード変換率を図4に示す。
この図4から、このモード変換器は、変換効率が90%以上の帯域が90nm以上であり、高変換効率で広帯域であることがわかる。
【0029】
(例2)
MCVD法を用いて、図1に示すようなプロファイルを有するモード変換器用ファイバを3種(No.2〜4)作製した。作製した3種のモード変換器用ファイバの屈折率分布構造パラメータを表3に示す。また、その光学特性を表4に示す。さらに、上記(I)式の左辺の値を図5に示す。いずれのファイバでも、波長1.56μm付近でこの値がゼロになっていることがわかる。また、この3種のモード変換器用ファイバのLP02モードの波長分散を図6に示す。波長1.6μm以下で波長分散の絶対値が200ps/nm/km以下であることがわかる。
【0030】
【表3】
【0031】
【表4】
【0032】
これらの3種のモード変換器用ファイバ(No.2〜4)にグレーティングピッチ83μm、グレーティング長6.64mm(No.2)、6.69mm(No.3)、6.66mm(No.4)となる条件で紫外線を照射し、長周期グレーティングを形成してモード変換器とした。このファイバグレーティングからなるモード変換器のモード変換率を図7〜図9に示す。
これらの図から、このモード変換器は、変換効率が90%以上の帯域が90nm以上であり、高変換効率で広帯域であることがわかる。
【0033】
(例3)
MCVD法を用いて、図10に示すようなプロファイルを有するモード変換器用ファイバを3種(No.5、6)作製した。作製したモード変換器用ファイバの屈折率分布構造パラメータを表5に示す。また、その光学特性を表6に示す。さらに、上記(I)式の左辺の値を図11に示す。それぞれのファイバでも、波長1.54〜1.55μm、1.56μm付近でこの値がゼロになっていることがわかる。また、この2種のモード変換器用ファイバのLP02モードの波長分散を図12に示す。波長分散の絶対値が大きいことがわかる。
【0034】
【表5】
【0035】
【表6】
【0036】
No.5とNo.6のモード変換器用ファイバにグレーティングピッチ77μm、81μm、グレーティング長8.57mm、9.96mmとなる条件で紫外線を照射し、長周期グレーティングを形成してモード変換器とした。このファイバグレーティングからなるモード変換器のモード変換率を図13〜図14に示す。
【0037】
図13から、No.5のファイバを用いた場合のモード変換器は、変換効率90%以上の帯域が49nmであり、図14から、No.6のファイバを用いたモード変換器は、非常に狭い帯域であり、ともに広帯域になっていないことがわかる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のモード変換器用ファイバは、コア・クラッド構造を有し、コアとクラッドとの間に比屈折率差がゼロ以下になる層を有するファイバであって、少なくとも1つの高次モードを伝搬し、1525〜1625nmの波長範囲から選択された波長において、(I)式を満足し、高次モードの波長分散の絶対値が200ps/nm/km以下のものであるので、このモード変換器用ファイバに長周期グレーティングを形成して得られるファイバグレーティングは、60nm以上の広帯域な波長範囲でLP01モードとLP02モードとのモード変換を90%以上の変換効率を有する優れたモード変換器用となる。
また、製造が簡単で安価に供給することができる。
【0039】
また、上記モード変換器用ファイバは、具体的には、中心コア部と、中間コア部と、ディプレストコア部と、クラッドを有し、中心コア部の比屈折率差(D1)が0.4〜2.0%で、半径(r1)が3〜6μmであり、中間コア部の比屈折率差(D2)が−0.2〜+0.2%で、その半径(r2)と中心コア部の半径(r2)との比(r2/r1)が1.5〜2.5であり、ディプレストコア部の比屈折率差(D3)が−0.5〜−0.2%で、その半径(r3)が10〜20μmであるものであり、これにより1以上の高次モードを伝搬し、1525〜1625nmの波長範囲から選択された波長において、(I)式を満足し、高次モードの波長分散の絶対値が200ps/nm/km以下のファイバを得ることができる。
【0040】
また、この発明の光伝送路は、上記モード変換器用ファイバを備えたものであるので、モード変換器でのモード変換が低損失で行うことができ、光伝送路全体の伝送損失を小さいものとすることが可能となる。さらに、高変換効率で変換できる波長帯域が広いので、近時の波長分割多重伝送にも十分対応できるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモード変換器用ファイバの屈折率プロファイルの一例を示す概略図である。
【図2】具体例1におけるモード変換器用ファイバの(I)式の左辺の値の波長特性を示す図表である。
【図3】具体例1におけるモード変換器用ファイバの波長分散の波長特性を示す図表である。
【図4】具体例1におけるモード変換器の変換率の波長特性を示す図表である。
【図5】具体例2におけるモード変換器用ファイバの(I)式の左辺の値の波長特性を示す図表である。
【図6】具体例2におけるモード変換器用ファイバの波長分散の波長特性を示す図表である。
【図7】具体例2におけるモード変換器の変換率の波長特性を示す図表である。
【図8】具体例2におけるモード変換器の変換率の波長特性を示す図表である。
【図9】具体例2におけるモード変換器の変換率の波長特性を示す図表である。
【図10】具体例3におけるモード変換器用ファイバの屈折率プロファイルのを示す概略図である。
【図11】具体例3におけるモード変換器用ファイバの(I)式の左辺の値の波長特性を示す図表である。
【図12】具体例3におけるモード変換器用ファイバの波長分散の波長特性を示す図表である
【図13】具体例3におけるモード変換器の変換率の波長特性を示す図表である。
【図14】具体例3におけるモード変換器の変換率の波長特性を示す図表である。
【図15】分散補償ファイバを用いて分散補償した光伝送路を示す概略構成図である。
【図16】高次モードを用いる分散補償ファイバを用いて分散補償した光伝送路を示す概略構成図である。
【符号の説明】
4・・・第1のモード変換器、5・・・第2のモード変換器
Claims (3)
- コア・クラッド構造を有し、コアとクラッドとの間に比屈折率差がゼロ以下の層を有するファイバであって、
少なくとも1つの高次モードを伝搬し、1525〜1625nmの波長範囲から選択された波長において、下記(I)式を満足し、高次モードの波長分散の絶対値が200ps/nm/km以下であり、
前記高次モードはLP02モードであり、
中心コア部と、中間コア部と、ディプレストコア部と、クラッドの各層を有し、
前記中心コア部の比屈折率差(D1)が0.4〜2.0%で、半径(r1)が3〜6μmであり、
前記中間コア部の比屈折率差(D2)が−0.2〜+0.2%で、その半径(r2)と前記中心コア部の半径(r2)との比(r2/r1)が1.5〜2.5であり、
前記ディプレストコア部の比屈折率差(D3)が−0.5〜−0.2%で、その半径(r3)が10〜20μmであり、
前記クラッドの比屈折率差が0±0.1%であり、
前記各層の比屈折率差が純粋シリカの屈折率を基準とすることを特徴とするモード変換器用ファイバ。
- 請求項1に記載のモード変換器用ファイバに長周期グレーティングを形成してなることを特徴とするモード変換器。
- 請求項2に記載のモード変換器を備えたことを特徴とする光伝送路。
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