JP4030386B2 - 貯蔵庫 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器の左右側壁を貯蔵庫内の前記容器収納室内の左右部分で支持して前後方向に引き出し可能に支持した貯蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
冷蔵庫等の如き貯蔵庫において、容器の左右側壁を貯蔵庫内の容器収納室内の左右部分で支持して前後方向に引き出し可能に構成した容器支持装置として、一般的には、容器収納室内の左右部分に前後方向にレールを設け、容器の左右側壁に形成した載置部をこのレールに載置して、容器を前後スライド可能に支持している。この構成では、容器の引き出し及び収納の操作時に、容器が左右方向に揺れてスムースなスライドが得られ難い。また、容器の左右方向の揺れを制限するために容器収納室の側壁に突起を取り付けるものもあるが、このような構成では部品数が増えて、構造が複雑化し、取り付け作業も増える等の問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような点を考慮して、容器の左右方向への移動が制限されると共に、容器の前後スライド抵抗が少なく容器の引き出し及び収納の操作がスムースに行える装置を提供する。この場合、容器の引き出し位置を制限するストッパを設けた場合、ストッパを有効利用するためにストッパの上面を前記容器の支持部に利用する構成を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の貯蔵庫は、冷蔵室内の底部にはその上方の冷蔵室と区画板(区画壁)にて区画された特定低温室が設けられ特定低温室の横を区画壁で仕切って自動製氷機の給水容器を配置する小室が形成され前記特定低温室の一方の側壁は前記冷蔵室の内箱であり他方の側壁は前記区画壁で構成され、特定低温室内には、食品を貯蔵するために上面開口の合成樹脂製容器が前後スライド可能に設けられた貯蔵庫において、前記容器の前記区画壁側は、前記容器の側壁に前後方向に水平状態に延びた支持部が前記区画壁に設けた支持部に載置され、前記容器の側壁に設けた支持突起が前記区画壁に設けたレール部に載置される関係であり、前記容器の前記内箱側は、前記容器の側壁に前後方向に水平状態に延びた支持部の下向きの凸状部が前記特定低温室の底板に前後方向に水平状態に形成したレール部に載置される関係であり、前記レール部の前部には前記凸状部が前後方向に移動可能に嵌って前記凸状部の左右方向への移動が制限される幅の溝を形成したことを特徴とする。
【0005】
また、前記溝は、前記凸状部の下端部に対応する底部の幅が前記凸状部の厚さと同一又は若干広く、前記溝の左右側壁は底部から外側へ広がった傾斜面を形成し、前記レール部の前方には前記凸状部の後部に設けた係止突起部が当接するストッパを設け前記凸状部が前記ストッパに支持され、前記係止突起部が前記レール部のレール面に支持される関係であることを特徴とする。
【0006】
これによって、前記容器は、前記溝と前記凸状部との嵌り合い関係によって左右方向への移動が制限されるため、前後スライド操作もスムースに行える。そして、前記溝はレール部の前部に形成することによって、レール部の全長に形成した場合に比して前記凸状部とのスライド抵抗が大きくならずスライドし易く、容器を収納室へセットする作業もし易くなる。また、レール部を容器収納室の底板に形成し、このレール部に容器の左右移動を制限するための溝を形成することによって、容器収納室の底板とは別にレール部を形成するものに比して構成が簡素化される。
【0007】
また、凸条部に対応する溝の幅が略凸条部の厚さであり、溝を形成する左右壁面が、上方へ行くにしたがって広がった形状をなすことによって、左右移動の制限が良好である。そして、容器の凸条部を溝に嵌め易く、容器収納室内への容器の取り付けが容易となり、容器が左右に揺れて凸条部がこの壁を登っても溝の底面へ向けた復帰が早く、容器のスライドの安定化が期待できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について説明する。各図は本発明の実施形態を示しており、図1は本発明容器支持装置の構成斜視図、図2は本発明容器支持装置の要部斜視図、図3は図2のA−A対応断面図、図4は図2のB−B対応断面図、図5は本発明容器支持装置を適用した冷蔵庫の正面図、図6は図5の冷蔵庫本体の正面図、図7は図6の冷蔵庫本体の縦断側面図、図8は図6の容器収納室へ容器を収納した状態の説明図、図9は図6の容器収納室から容器を取り外した状態の説明図、図10は本発明容器支持装置の他の実施形態の斜視図、図11は図10のC−C部分に対応する断面図である。
【0009】
本発明に係る貯蔵庫の一つである冷蔵庫に基づき説明する。図において、冷蔵庫1は、全面開口の本体2内を区画して複数の貯蔵室を形成し、これら各貯蔵室の前面は扉で開閉できる構成である。冷蔵庫本体2は、外箱(外壁板)2Aと内箱(内壁板)2Bとの間に発泡断熱材2Cを充填した断熱構造である。冷蔵庫本体2内には、上から冷蔵室3、野菜室4、上冷凍室5と製氷室7、下冷凍室6が区画されて設けられ、冷蔵室3内の底部にはその上方の冷蔵室3と区画板(区画壁)8にて区画された特定低温室9が設けられている。上冷凍室5は冷気量調節装置を手動操作して冷蔵室とすることもできるので、切り換え室と称することもできる。
【0010】
冷蔵室3の前面開口は、冷蔵庫本体2の一側部にヒンジ装置にて横方向に回動して開閉される回動式の冷蔵室扉10にて閉塞される。野菜室4の前面開口は、野菜室4内に設けた左右のレール又はローラ装置121によって前後方向へ引き出し可能に支持した野菜容器15と共に前方へ引き出される引き出し式扉11にて閉塞されている。上冷凍室5と下冷凍室6はそれぞれ野菜室4と同様に、冷凍室内に設けた左右のレールに対して、それぞれ前後方向へ引き出し可能に支持した容器16、17と共に前方へ引き出される引き出し式扉12、13にて閉塞されている。
【0011】
製氷室7内には、上部に自動製氷機18を設けその下部に貯氷容器19を配置している。貯氷容器19は、野菜室4と同様に、製氷室7内の左右壁に設けた左右のレールに対してそれぞれ前後方向へ引き出し可能に支持されており、製氷室7の前面開口を開閉する引き出し式扉14と共に前方へ引き出される仕組みである。20は自動製氷機18へ供給する製氷用水を貯める給水容器であり、冷蔵室3内において特定低温室9の横を区画壁45で仕切って形成した小室46に配置されており、冷蔵室3の前面扉10を開いて前方へ取り出し自在である。製氷用水は給水容器20からポンプ21によって吸い上げられて給水パイプ22を介して自動製氷機18の製氷皿23へ供給される。
【0012】
24は冷凍システムの冷媒の圧縮機、25は冷凍システムの冷媒の凝縮器である。26は凝縮器25の熱によって後述の除霜水を蒸発させるための蒸発皿であり、凝縮器25上に載置して冷蔵庫本体2の前面下部から引き出し自在である。圧縮機24、凝縮器25、蒸発皿26は、冷蔵庫本体2の下部に設けた機械室28に設置されている。29、30は冷凍システムの冷媒の蒸発器(冷却器)である。31は第1蒸発器(冷却器)29で冷却した冷気を上冷凍室5、下冷凍室6及び製氷室7へ循環する第1送風機、32は第2蒸発器(冷却器)30で冷却した冷気を冷蔵室3、野菜室4及び特定低温室9へ循環する第2送風機である。33は第1蒸発器(冷却器)29の除霜用ガラス管ヒータ、34は、第2蒸発器(冷却器)30の除霜用ガラス管ヒータである。第1蒸発器(冷却器)29及び第2蒸発器(冷却器)30の除霜水は排水管を通って蒸発皿26へ導かれてそこで蒸発する。35は第2蒸発器(冷却器)30で冷却された冷気が第2送風機32から導かれる冷気ダクトであり、冷蔵室3の上壁に幅広く配置されその前端は冷蔵室3の前面開口部の上面に形成した冷気吹き出し口36へ連通している。この冷気吹き出し口36から吹き出す冷気は、冷蔵室3の前面開口部を矢印のように上から下へ流れる冷気カーテン37を形成する。第1蒸発器(冷却器)29で冷却した冷気と第2蒸発器(冷却器)30で冷却した冷気は、夫々第1送風機31及び第2送風機32によって矢印のように循環して各室を所定温度に冷却する。
【0013】
このような構成において、各室の温度は、冷蔵室3が約3〜4℃、野菜室4が約4〜6℃に保たれ、上冷凍室5と下冷凍室6と更に製氷室7が約−18℃〜−20℃である。また、冷蔵室扉10の内側に設けた貯蔵棚38上は5〜8℃である。特定低温室9は、0℃よりも高い約1℃のチルド室であったり、0℃よりも低く食品の凍結温度よりも高い約0〜−1℃の氷温室であったり、また、食品の表面に薄い氷の層が形成される程度の約−4℃の部分凍結室であったりする。このように特定低温室9は、食品を特定の温度領域内で冷却保存するためのものであり、他の室に比して厳しい温度制御が要求される。
【0014】
特定低温室9内には、食品を貯蔵するために上面開口の合成樹脂製容器50が前後スライド可能に設けられている。特定低温室9は、本発明に係る貯蔵庫内の容器収納室の一つである。容器50は、容器50の左右側壁51、52を特定低温室9内の左右側壁部分で支持して前後方向に引き出し可能である。特定低温室9内の左側壁は区画壁45に相当し、特定低温室9内の右側壁は冷蔵庫本体2を構成する部分の冷蔵室3の内箱(内壁板)2Bに相当する。90は容器50の引き出しに伴って前方へ回動するよう上端部を区画板8等に軸支持したフラップである。
【0015】
容器50の左側壁51には、その下部に前後方向に水平状態に延びた支持部53と、その上方後部には支持突起54を設けている。また容器50の右側壁52には、その下部に前後方向に水平状態に延びた支持部55と、その上方後部には支持突起56を設けている。
【0016】
特定低温室9内の左側壁である区画壁45には、支持突起54に対応して前後方向に水平状態に延びたレール部57と、支持部53に対応する支持部58が特定低温室9の前寄りに設けられている。また、特定低温室9内の右側壁である内箱(内壁板)2Bには、支持突起56に対応して前後方向に水平状態に延びたレール部59を設け、特定低温室9の合成樹脂製底板71には一体成形によって、支持部55に対応して前後方向に水平状態に延びたレール部60が設けられている。
【0017】
支持部53は、左端下面に前後方向に水平状態に延びた下向きの凸状部61を形成している。レール部60の上面のレール面65に対応するように、支持部55は右端下面に前後方向に水平状態に延びた下向きの凸状部62を形成し、凸状部62の後部には下方へ突出する係止突起部67を形成している。レール部57は、支持突起54の上下に対応して前後方向に水平状態に延びたレール辺63、64を有する。また、レール部60の前端部には、レール部60の上面のレール面65よりも上方に突出した左右壁66A、66Bによって、その間に凸状部62が緩く嵌る溝70を形成している。右壁66Bはレール部60に前後方向に長く形成している。溝70の底面はレール面65と連続した同一面をなす。
【0018】
レール部60の前端に近接した前方位置には、レール部60のレール面65よりも高い上面を持つストッパ68を特定低温室9内の右側壁部分2Bに設けている。ストッパ68はそのベース板69を内箱(内壁板)2Bに形成した取り付け開口部に嵌め込んで取り付けている。
【0019】
この構成によって、容器50の右側では、レール部59の下面に近接して支持突起56が対峙し、レール部60のレール面65に係止突起部67が載置され、凸状部62がストッパ68の上面に載置され、凸状部62が溝70に緩く入り込んだ状態である。また、容器50の左側では、上下のレール辺63、64間に支持突起54が位置し、支持部53の下向き凸状部61が支持部58の上面に載った状態である。容器50が特定低温室9内の所定位置に押し込まれた状態では、容器50及びその中に収納した物品の荷重によって、容器50の左側では、支持突起54がレール辺64に支持され、凸状部61が支持部58に支持され、容器50の右側では、レール部60のレール面65に係止突起部67が支持され、凸状部62がストッパ68の上面に支持されて、凸状部62が溝70に緩く入り込んだ状態である。このように、容器50の左右が支持された状態において、容器50は前後方向へスライド可能である。
【0020】
この状態において、容器50を前方に引くと、凸状部62が溝70に入り込んだままの状態で容器50は前方へ移動する。容器50の底面と特定低温室9の底板71との間には、冷気通路形成のため及び容器50のスライドの抵抗にならないように間隔72が形成されており、容器50を前方に引き出したときには、支持突起54と係止突起部67が特定低温室9の前方寄りに移動することによって容器50の右側と左側の支持部分は容器50の後部寄りになるため、この間隔72内で容器50の前部が下方に傾く。この傾きは、支持突起54がレール辺63に当接し、支持突起56がレール部59の下面に当接することによって制限される。容器50の前方への引き出しは、支持部55の一部である係止突起部67がストッパ68に当接して制限される。左右で安定的にストッパ部を構成するためには、容器50の左側でも容器50の前方への引き出し制限を支持部53の下面に形成した係止突起部73が支持部58に当接するようにしてもよい。
【0021】
容器50の前方への引き出しと所定位置への押し込み操作において、凸状部62は溝70に入り込んだままの状態である。溝70はその後方のレール面65と連続した底面を形成しており、凸状部62の下端部に対応する底部の幅が凸状部62の厚さと同一又は若干広く、溝70の左右側壁は溝70の底部から外側へ広がった傾斜面を形成している。このため、容器50の左右方向の揺れは溝70の左右壁66A、66Bによって制限され、容器50の前後方向のスライドをスムースに行える。また、容器50が左右方向に揺れて凸状部62が溝70の左右壁に当接したときの抵抗も少なく、凸状部62が溝70の左右壁を登っても常に所定位置へ下降し復帰するため、容器50は常に所定位置を保持できる。また溝70の左右壁の傾斜によって、容器50を特定低温室9に収納する場合に、凸状部62を溝70に嵌め合わせる操作がし易い。
【0022】
一つの好ましい実施例として、凸状部62の左右厚さを4.5mmとし、溝70の底面の幅は4.5mmとし、溝70の底面から左右壁66A、66Bの高さが3mmであり、溝70の左右壁は溝70の底面から左右壁66A、66Bの高さまで45°の傾斜で広がっている。なお、溝70の底面の幅は、4.5mm〜5.5mmでも所期の効果を得ることができる。
【0023】
上記の実施形態では、容器50の左右側の支持構造が異なるが、容器50の右側の支持構造を左側に適用した構成とすることもできる。また、容器50の右側の支持構造を容器50の左右両側に適用することもできる。即ち、容器50の右側の上記支持構造を容器50の左右側壁の少なくとも一方に構成すればよい。
【0024】
図10及び図11には本発明の他の実施形態を示している。図1乃至図9のものと同符合は同じ部分を示すものとし、その詳細を以下に説明する。容器50の右側壁52には、その下部に前後方向に水平状態に延びた支持部55と、その上方後部の支持突起56とを右側壁52と一体成形で設けている。そして、特定低温室9内の右側壁2Bには、前述同様に支持突起56に対応して前後方向に水平状態に延びたレール部59を一体成形で設け、特定低温室9の合成樹脂製底板71の右端部には一体成形によって支持部55に対応して前後方向に水平状態に延びたレール部60が形成されている。支持部55の右端下面には前後方向に水平状態に延びた下向きの凸状部62Aを形成している。
【0025】
レール部60の前部には、レール部60と一体成形の左右一対の壁66A、66Bによってその間に前後方向の溝70Aをレール部60に一体形成している。溝70Aの底面はレール部60の上面のレール面65と同一面である。左右一対の壁66A、66Bの長さは同一でもよいが、右壁66Bは、レール部60の前後方向に長く形成している。溝70Aは、凸条部62Aが前後方向にスライド可能に嵌ると共に凸条部62Aの左右方向の移動を制限する幅を有する。このため、溝70Aの底部の幅は凸条部62Aの下端部の左右幅と同じか若干広い幅を有し、溝70の左右側壁は溝70Aの底部から外側へ広がった傾斜面を形成している。
【0026】
実施例として、凸条部62Aの左右厚さを4.5mmとし、溝70Aの底面の幅は4.5mm、溝70Aの底面から左右壁66A、66Bの高さが3mmであり、溝70Aの左右壁は、溝70Aの底面から左右壁66A、66Bの高さまで45°の傾斜で広がっている。このため、凸状部62Aとの接触抵抗も少なく、また容器50が左右に揺れて凸状部62Aがこの傾斜を登っても溝70Aの底へ容易に復帰する。支持部55の凸状部62Aとレール部60とで容器50の右側の支持装置を構成する。凸状部62の後端部は角を削った状態の傾斜62Bによって、容器50を特定低温室9内にセットするとき、凸状部62Aを溝70Aに挿入し易くしている。なお、溝70の底面の幅は、4.5mm〜5.5mmでも同様の効果を得ることができる。
【0027】
この構成によって、凸状部62Aは、溝70Aに入り込んだ状態でレール部60の上面のレール面65をスライドする。容器50の前方への引き出し制限は、支持部53の下面に形成した係止突起部73が支持部58に当接することによって達成される。
【0028】
本発明は、上記のように、凸状部62又は62Aと、溝70又は70Aとの組み合わせによって左右のゆれを制限するが、上記実施形態に限定されず、種々の形態の冷蔵庫や恒温庫、温蔵庫、冷凍庫等に適用でき、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り種種の変更が考えられ、それに係る種種の実施形態を包含するものである。
【0029】
【発明の効果】
本発明によって、容器は、溝と凸状部との嵌り合い関係によって左右方向への移動が制限されるため、前後スライド操作もスムースに行える。そして、溝はレール部の前部に形成することによって、レール部の全長に形成した場合に比して凸状部とのスライド抵抗が大きくならずスライドし易く、容器を収納室へセットする作業もし易くなる。また、レール部を容器収納室の底板に形成し、このレール部に容器の左右移動を制限するための溝を形成することによって、容器収納室の底板とは別にレール部を形成するものに比して構成が簡素化される。
【0030】
また、請求項2の発明では、上記に加えて、凸状部に対応する溝の幅が略凸状部の厚さであり、溝を形成する左右壁面が、上方へ行くにしたがって広がった形状をなすことによって、左右移動の制限が良好であり、容器が左右に揺れて凸状部が溝の左右壁に当接したときの抵抗も少なくなる。また、容器の凸状部を溝に嵌め易く、容器収納室内への容器の取り付けが容易となり、容器が左右に揺れて凸状部がこの壁を登っても、溝の底面へ向けた復帰が早く、容器のスライドの安定化が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明容器支持装置の構成斜視図である。
【図2】本発明容器支持装置の要部斜視図である。
【図3】図2のA−A対応断面図である。
【図4】図2のB−B対応断面図である。
【図5】本発明容器支持装置を適用した冷蔵庫の正面図である。
【図6】図5の冷蔵庫本体の正面図である。
【図7】図6の冷蔵庫本体の縦断側面図である。
【図8】図6の容器収納室へ容器を収納した状態の説明である。
【図9】図6の容器収納室から容器を取り外した状態の説明図である。
【図10】本発明容器支持装置の他の実施形態を示す斜視図である。
【図11】図10のC−C部分に対応する断面図である。
【符号の説明】
1・・・冷蔵庫
2・・・冷蔵庫本体
3・・・冷蔵室
9・・・特定低温室(容器収納室)
10・・・冷蔵室扉
50・・容器
55・・支持部
60・・レール部
62・・凸状部
65・・レール面
66A・・左側壁
66B・・右側壁
67・・係止突起部
68・・ストッパ
70、70A・・溝
71・・特定低温室(容器収納室)の底板

Claims (2)

  1. 冷蔵室内の底部にはその上方の冷蔵室と区画板(区画壁)にて区画された特定低温室が設けられ特定低温室の横を区画壁で仕切って自動製氷機の給水容器を配置する小室が形成され前記特定低温室の一方の側壁は前記冷蔵室の内箱であり他方の側壁は前記区画壁で構成され、特定低温室内には、食品を貯蔵するために上面開口の合成樹脂製容器が前後スライド可能に設けられた貯蔵庫において、前記容器の前記区画壁側は、前記容器の側壁に前後方向に水平状態に延びた支持部が前記区画壁に設けた支持部に載置され、前記容器の側壁に設けた支持突起が前記区画壁に設けたレール部に載置される関係であり、前記容器の前記内箱側は、前記容器の側壁に前後方向に水平状態に延びた支持部の下向きの凸状部が前記特定低温室の底板に前後方向に水平状態に形成したレール部に載置される関係であり、前記レール部の前部には前記凸状部が前後方向に移動可能に嵌って前記凸状部の左右方向への移動が制限される幅の溝を形成したことを特徴とする貯蔵庫。
  2. 前記溝は、前記凸状部の下端部に対応する底部の幅が前記凸状部の厚さと同一又は若干広く、前記溝の左右側壁は底部から外側へ広がった傾斜面を形成し、前記レール部の前方には前記凸状部の後部に設けた係止突起部が当接するストッパを設け前記凸状部が前記ストッパに支持され、前記係止突起部が前記レール部のレール面に支持される関係であることを特徴とする請求項1に記載の貯蔵庫。
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