JP6554660B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は冷蔵庫に関し、低温貯蔵室等から容器を出し入れする部分の構成に関するものである。
一般に家庭用冷蔵庫は、冷蔵室、野菜室、冷凍室等を備え、更に前記冷蔵室内には当該冷蔵室よりも低温に冷却されるチルド室またはこれらに切り替え可能な第三温度帯室等の低温貯蔵室を設けたものが見られる。
そして、上記低温貯蔵室には出し入れ自在な容器が設けてあり、当該容器の出し入れによって前記低温貯蔵室のドアを開閉するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
図12は特許文献1記載の冷蔵庫を示し、この冷蔵庫は冷蔵室101の下部に低温貯蔵室102を設け、この低温貯蔵室102はその上面を冷蔵室101の最下段に位置する棚板としても利用する棚板部材103で覆って構成してある。
上記低温貯蔵室102にはその内部に引出自在な容器104が設けてあり、その容器104は低温貯蔵室102の底面もしくは両側部に設けたガイド部材により摺動自在に支持して、出し入れ自在としてある。
特開2013−83365号公報
上記特許文献1に記載されている低温貯蔵室102は容器104を出し入れすることによって食費の収納や取り出しが容易にでき、使い勝手が良い、という利点がある。
しかしながら、上記低温貯蔵室102に設けられている容器104はその支持部分が面接触だけの簡単なものであり、容器出し入れ時に容器104が左右にガタつきやすいものであった。
そのため、例えば容器104を押し込む際、容器104の前面の片側を押す、すなわち片押しすると、容器104が左右方向に傾いてその後部コーナ部等が貯蔵室側壁部等に当接し、容器104の押しこみが重くなるばかりか、容器104の傾斜を修正して再度容器前面の特に略中央部を押しこみ直さなければならなくなる。また、容器104を引き出す時も同様であり、容器102の出し入れ性が悪く、使い勝手が今一歩という面があった。
本発明はこのような点に鑑みてなしたもので、容器の出し入れ性を改善して使い勝手を向上させた冷蔵庫の提供を目的としたものである。
本発明は、冷蔵室を備え、食材を収納するための容器が前記冷蔵室の内部に設けられている冷蔵庫であって、前記容器は、前記容器の少なくとも一方の側面にレール部材が設けられ、かつ、前記レール部材が前記容器に隣接するガイド部材の摺動面に載置されることで摺動可能であり、前記ガイド部材には、第1の溝部と、上向きの第1の凸部とが設けられ、前記レール部材には、前記第1の凸部が嵌合する第2の溝部と、前記第1の溝部に嵌合する下向きの第2の凸部とが設けられ、前記第1の凸部は、第1の溝部の端部のうち前記冷蔵庫の前方側の端部に設けられ、前記第2の凸部は、第2の溝部の端部のうち前記冷蔵庫の後方側の端部に設けられていることを特徴とする。
本発明は、上記構成により、容器の出し入れ性が向上し、使い勝手の良い冷蔵庫を提供することができる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図 同冷蔵庫の縦断面図 同冷蔵庫の低温貯蔵室を示す断面図 同冷蔵庫の低温貯蔵室を示す正面図 同冷蔵庫の低温貯蔵室を示す斜視図 同冷蔵庫の低温貯蔵室の分解斜視図 同冷蔵庫の低温貯蔵室を形成する仕切板の斜視図 同冷蔵庫の低温貯蔵室における容器支持構成を示す断面図 同冷蔵庫における図8のA−A断面図 同冷蔵庫における図8のB−B断面図 同冷蔵庫における容器の出し入れ動作を説明する図で、(a)は容器収納状態の説明図、(b)は同容器引出し途中を示す説明図 従来の冷蔵庫を示す断面図
第1の発明は、冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体に設けた冷蔵室と、前記冷蔵室の下部に区画形成した貯蔵室と、前記貯蔵室に設けたガイド部材と、前記ガイド部材に支持させて前記貯蔵室内に出し入れ自在に設けた容器と、前記容器出し入れ時に生じる左右方向への容器ガタつきを防止するガタツキ規制部とを備えた構成としてある。
これにより、容器出し入れ時に容器がガタついてその一部が貯蔵室側壁等に当接するほど左右に傾くのを防止することができる。したがって、容器前面の片側を押し込み引出したような場合でも軽く容器を摺動させることができ、使い勝手が向上する。
第2の発明は、第1の発明において、前記ガタツキ規制部は容器両側部のいずれか一方側のみに設けた構成としてある。
これにより、ガタツキ規制部を両側部に設ける場合に比べ構成を簡素化できるとともに、ガタツキ規制部を設けていない側の容器の側面と貯蔵室側壁面との間の隙間も確保して、容器摺動の安定性を向上させることができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記ガタツキ規制部はガイド部材と容器とが摺動する部分に設けた凹部と凸部との組み合わせで構成してある。
これにより、ガイド部材による容器の摺動案内構成を利用して容器のガタツキ規制も行うことができ、構成のさらなる簡素化が実現できる。
第4の発明は、第1〜第3の発明において、前記ガタツキ規制部は容器摺動範囲の前後二箇所に設けた構成としてある。
これにより、容器の引出し長さ(摺動距離)をアップすることができるとともに、容器出し入れをより軽いものとすることができる。すなわち、ガタツキ規制部は容器摺動範囲
の略中央一箇所にだけ設けることも考えられるが、この場合、容器はガタツキ規制部を設けた容器摺動範囲の略中央部分までしか引き出すことができなくなる。しかしながら、容器摺動範囲の前後二箇所にガタツキ規制部を設けておけば、後部に設けたガタツキ規制部が容器摺動範囲の前端最終位置に来るまで容器を引き出すことが可能となり、容器の引出し長さ(摺動距離)をアップさせることができるのである。しかも容器を前端最終位置まで引出した状態における容器のガタつきを確実に防止することもできる。また、ガタツキ規制部が容器摺動範囲の略中央一箇所の場合、その部分を支点にして容器が左右に傾きやすくなり、ガタツキ規制部に加わる摩擦力が大きくなって大きな出し入れ操作力が必要となるが、前後二箇所にガタツキ規制部を設けておけば、この前後二箇所のガタツキ規制部で容器の傾きを防止するので容器傾きに伴い発生する摩擦力を軽減でき、容器の出し入れが軽く行えるようになるのである。
第5の発明は、第1〜第4の発明において、前記ガタツキ規制部は凹部溝とこれに嵌り込む凸部との組み合わせで構成し、この凹部溝と凸部を前記ガイド部材及び容器の摺動面それぞれに形成するとともに、ガイド部材及び容器に設けた凸部のいずれか一方は前部に、他方は後部に位置させて設け、前記前後二箇所の凸部と凹部溝との嵌合組み合わせを前後で反対向きにした構成としてある。
これにより、第4の発明と同様、ガタツキ規制部を容器摺動方向の略中央部分に設けた場合のものに比べ容器の引出し長さ(摺動距離)をアップすることができるとともに、容器を傾斜させようとする力に抗してガタツキ規制部に加わる摩擦力を低減させることができ、容器の出し入れをより軽く行えるようになる上に、次のような効果も得られる。すなわち、ガタツキ規制部は摺動面の前後二箇所で凹部溝と凸部との嵌合組み合わせを反対向きにしているので、容器の摺動幅全域において凹凸の嵌り合いが維持され続けてガタツキ規制が行われることになる。したがって、容器25の摺動動作が安定し、容器動作が不安定なものとなって発生する摩擦力を軽減でき、容器の出し入れが摺動範囲全域においてより軽く行えるようになる。
第6発明は、第1〜第5発明において、前記ガイド部材と容器との摺動部分にローラーまたは滑動体を設け、前記ローラーまたは滑動体によって前記容器を出し入れ自在に支持した構成としてある。
これにより、容器とガイド部材との面接触による摺動に比べ容器出し入れ時の摺動抵抗を大幅に低減でき、より軽く容器の出し入れができるようになる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。尚、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1〜図11は本発明の実施の形態1を示すもので、まず、冷蔵庫全体の構成について図1、図2を用い説明する。
図1、図2において、本実施の形態に係る冷蔵庫は、前方を開口した冷蔵庫本体1を備え、この冷蔵庫本体1は、図2に示すように主に鋼板を用いた外箱2と、ABSなどの硬質樹脂で成型された内箱3と、前記外箱2と内箱3との間に充填された硬質発泡ウレタン等の発泡断熱材4とから構成されている。
冷蔵庫本体1は、仕切板5、6、6aによって複数の貯蔵室に区分されており、冷蔵庫本体1の最上部は冷蔵室7、冷蔵室7の下方は切替室8a及びこれに並設した製氷室8b、さらにその下方は冷凍室9、さらに最下部は野菜室10となっている。そして前記各貯
蔵室の前面開口部は、扉11a、11b、11c、11d、11eによって開閉可能に閉塞されている。
前記冷蔵庫本体1の上部後方領域には機械室14が設けられている。機械室14には、圧縮機15、水分除去を行うドライヤ(図示せず)等の冷凍サイクルの高圧側構成部品が収容されている。
また、冷蔵庫本体1の背面には冷気を生成する冷却室16と、冷却室16からの冷気を前記冷蔵室7、冷凍室9、野菜室10等に供給循環させる冷気通路17が設けられている。
冷却室16内には冷却器19が配設されており、冷却器19の上部には冷却ファン20が配置されている。前記冷却ファン20は、冷却器19により冷却された冷気を、冷気通路17を介し冷蔵室7、冷凍室9、野菜室10等に強制循環させて各室を冷却するものである。
前記冷却室16からの冷気によって冷却される冷蔵室7には食材を載置する複数の棚板21が設けてあり、かつ、側壁前部には照明装置(図示せず)が設置してあって扉11aを開くと点灯し冷蔵室7内を照射するようになっている。
また、上記冷蔵室7にはその下部に低温貯蔵室23が形成してある。この低温貯蔵室23は棚板部材24を構成する断熱材中に設けた冷気ダクト部(図示せず)を介して冷蔵庫本体1背面の冷気通路17から冷気が供給され、所定温度に冷却されるようになっている。
例えば約1℃の温度帯に冷却されるチルド室あるいは約−3℃の微凍結温度帯まで冷却されるパーシャル室に切り替え可能な低温貯蔵室となっている。なお、低温貯蔵室23はチルド室或いはパーシャル室に切り替え可能なものでなく、チルド室或いはパーシャル室として専用設計されたものであってもよいものである。
上記低温貯蔵室23は、図3〜図6に示すように、その上面を冷蔵室7の最下段に位置する棚板としても利用する棚板部材24及び側面の給水タンク設置室22との間を仕切る仕切板22a(図4参照)とで区画形成してある。そして内部には引出自在な容器25が設けてあって、その前方は前記容器25の引出によって棚板部材24の前端部を中心に回動して開くドア26によって閉蓋してある。
なお、上記ドア26はドア内面両側部に設けた突片部27の突起28が容器外側面に設けた傾斜状突片29に当接しながら摺動することによって開閉する。
次に、上記容器25の出し入れ構成について、図6〜図11を用いて説明する。
容器25は図6に示すように前記低温貯蔵室23の両側底部に設けたガイド部材30,31によって摺動自在に支持してある。
上記ガイド部材30,31のうち、一方のガイド部材30は低温貯蔵室23の一側底部に固定して構成してあり、他方のガイド部材31は低温貯蔵室23と給水タンク設置室22とを仕切る仕切板22aの貯蔵室面側下部に一体形成して構成してある。
また上記ガイド部材30,31は何れもその上面を摺動面32とし、そのそれぞれの前端部分にはローラー33が設けてあり、後端部には後方にいくほど低くなる傾斜引き込み
部36が形成してある。
前記ガイド部材30,31はそのいずれか一方、この実施の形態では仕切板22a側のガイド部材31の摺動面32には、図7に示すように、前後方向に凹部溝34が形成してあり、さらにその凹部溝34の前方側に上向きの凸部35が形成してある。
一方前記容器25には図8〜図10、特に図9、図10に示すようにその両側下部にレール部材37が設けてあり、このレール部材37を前記ガイド部材30,31の摺動面32(図6、図8参照)に載置して摺動自在に支持してある。
また、前記片方のレール部材37(図9、図10に示す左側のレール部材37)の下面で構成する摺動面38(図8参照)には、前記ガイド部材31側の凸部35(以下、ガイド側凸部と称す)と凹部溝34(以下、ガイド側凹部溝と称す)とに対応する下向き開口の凹部溝39(以下、容器側凹部溝と称す)とその後方部に下向きの凸部40(以下、容器側凸部と称す)とが設けてある。
上記ガイド部材31に設けたガイド側凸部35とガイド側凹部溝34及び容器25に設けた容器側凹部溝39と容器側凸部40は、互いに嵌合組み合わされていて、前後に摺動させる容器25のガタツキを防止するガタツキ規制部41を構成している。
なお、上記容器25のレール部材37の後端部には図8に示すようにジュラコン等のすべり性の良い樹脂で形成した滑動体42が組み込んであり、この実施の形態では当該滑動体42と前記ローラー33とで容器25を支持する形となっており、容器25側の摺動面38とガイド部材31側の摺動面32とは接触するかしないか程度に構成してあって若干の隙間を有する形としてある。
以上のように構成された冷蔵庫について、次にその作用効果を説明する。
まず、この冷蔵庫の低温貯蔵室は、冷蔵庫本体1の冷気通路17から供給される冷気が棚板部材24の冷気ダクト部を介して供給され、低温貯蔵室23内の容器25に収納している肉や魚等の食材を所定温度に冷却保存している。そして、上記低温貯蔵室23に肉や魚等の食材を出し入れするときには、容器25を低温貯蔵室23から出し入れして行う。
上記容器25の出し入れは、これを引出す時は容器25の前面に設けた把手25aに指をかけて手前側に引出し、挿入するときは前記把手25aを指で押し込む。
この時、上記容器25はその容器側凸部40がガイド部材31のガイド側凹部溝34に、また容器側凹部溝39がガイド側凸部35に嵌合しているから、容器25を出し入れする際、容器25前面に設けた把手25aの片側を引っ張ったり押したりしても、容器25は前記各凹凸の嵌り合いにより容器25の一部が貯蔵室側壁部等に当接するほど左右にガタついたり傾いたりすることがなくなる。
したがって、容器前面の把手25aの片側を引き出したり押し込んだりしたような場合でも容器25を軽く摺動させることができ、使い勝手が向上する。
また、この実施の形態では、上記ガタツキ規制部41を容器摺動方向の前後二箇所に設けてあるから、容器25の引出し長さ(摺動距離)をアップすることができるとともに、引き出した容器25の安定性を確保し、かつ容器25の出し入れもより軽いものとすることができる。
すなわち、ガタツキ規制部41を構成する凸部と凹部溝との組み合わせは容器摺動範囲の略中央一箇所にだけ設けることも考えられるが、この場合、容器はガタツキ規制部を設けた容器摺動範囲の略中央部分までしか引き出すことができなくなる。
しかしながら、容器摺動方向の前後二箇所にガタツキ規制部41を設けておけば、図11(a)(b)で示す後部に設けた容器側凸部40がガイド側凹部溝34の前端部分に達するまで引き出すことができ、引出し長さ(摺動距離)をアップすることができるのである。
また図11(b)の容器引出し途中の図からも理解できるように、容器25が前端最終位置まで引き出されると、容器後部の容器側凸部40とガイド側凹部溝34との嵌合部分及びガイド部材31前部のガイド側凸部35と容器側凹部溝39との嵌合部分が摺動方向で連なる形となる。つまりガタツキ規制部41の前後幅が二つの凸部35、40の摺動方向の幅をプラスした大きなものとなり、前端最終位置まで引出した状態における容器25のガタつき規制効果を高めることになる。よって、容器25を最大引き出した時の左右ガタつきや傾きも確実に防止することができる。
更にまた、前記容器25の出し入れ摺動範囲の全域において前記容器後部の容器側凸部40とガイド側凹部溝34との嵌合及びガイド部材31前部に設けたガイド側凸部35と容器側凹部溝39との嵌合が維持され続けることになるので、容器25の摺動が摺動範囲全域において安定し、容器25が不安定になってガタつくことにより発生する摩擦力を大幅に軽減でき、容器25の出し入れをさらに軽いものとすることができる。
すなわち、ガタツキ規制部41が略中央一箇所の場合、その部分を支点にして容器25が左右にガタつきやすくなるとともに当該部分での摺動摩擦力が大きなものとなる。したがって、容器25の動きが不安定なものになり、出し入れのための操作力も重くなる。
しかしながら、ガタツキ規制部41を前後二箇所に設けておけば、前記した如く容器25の摺動範囲全域にわたって二箇所の凹凸嵌合で容器25のガタつき防止を行うことができる。したがって、容器25の摺動動作が安定し、容器動作が不安定なものとなって発生する摩擦力は軽減でき、容器25の出し入れが摺動範囲全域においてより軽く行えるようになるのである。
また、前記ガタツキ規制部41を構成する容器側凸部40とガイド側凹部溝34との嵌合組み合わせ及び容器側凹部溝39とガイド側凸部35との嵌合組み合わせを前後で反対向きにしてあるから、既述の通り容器25の摺動範囲全域において凹凸の嵌り合いを常に二箇所確保でき、容器25の摺動を安定させることができる。
すなわち、容器側凸部40とガイド側凸部35を容器25側に設け、容器側凹部溝39とガイド側凹部溝34をともにガイド部材31側に設けて凹凸の組み合わせが前後で同じ形となるようにしていると、容器25を引き出していくにしたがって容器前部側の凸部は凹部溝の前端から離脱してしまうことになる。したがって、容器引出し途中から容器後部側の凸部と凹部溝の嵌り合いが一箇所のみとなってしまい、容器の摺動が不安定なものとなってしまう。
しかしながら。前記した如く後部側の凸部40を容器25側に、前部側の凸部35をこれとは反対のガイド部材31側に設けておけば、容器25を引き出していっても図11(b)の途中経過の図からも理解できるように前後両凸部35、40と凹部溝34、39の嵌り合いは容器摺動範囲の前端最終位置まで維持されることになる。したがって、容器25の摺動範囲全域において容器25のガタツキを確実に防止し、その出し入れをより円滑
なものとすることができる。
また、この実施の形態では前記容器25のガタつきを防止するガタツキ規制部41は、容器25とガイド部材31との摺動面32、38に形成、つまり、容器25の摺動案内構成を利用して容器25のガタツキ規制をも行う構成としているから、容器25の摺動支持とガタツキ防止を簡単な構成で実現することができる。
そして、前記ガタツキ規制部41は容器両側部の片方、すなわち仕切板22a側にのみ設けた構成としてあるから、ガタツキ規制部41を両側部に設ける場合に比べさらに構成を簡素化できる。またこれと同時に、ガタツキ規制部41を設けていない側の容器25の側面と貯蔵室側壁面との間の隙間も確保でき、容器摺動の安定性を向上させることができる。
更に、この実施の形態の容器支持構成では、前記ガタツキ規制部41と容器25との摺動部分にローラー33と滑動体42を設け、前記ローラー33と滑動体42によって前記容器25を出し入れ自在に支持しているので、容器25とガイド部材30,31の互いの摺動面32、38の面接触による摺動に比べ容器出し入れ時の摺動抵抗を大幅に低減でき、より軽く容器25の出し入れができるようになる。
なお、ローラー33或いは滑動体42のいずれか一方のみであってもよい。
また、前記容器25は低温貯蔵室23内に押し込まれていくうちにガイド部材31の後端部に設けた滑動体42が傾斜引き込み部36の傾斜によって最終位置に引き込まれるようになる。したがって、容器25は確実に低温貯蔵室23の奥部まで移動し収納されるこことなる。また、上記滑動体42の傾斜引き込み部36への嵌り込みによって容器25はその位置に停止保持され、不用意に前方へと移動するようなこともなくなって、信頼性の高いものとすることができる。
以上、本発明に係る冷蔵庫について、上記実施の形態を用いて説明してきたが、本発明は、これに限定されるものではなく、本発明の目的を達成する範囲内で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば上記実施の形態では容器25を摺動自在に設けた低温貯蔵室23として冷却用の冷気を供給するチルド室やパーシャル室等の低温貯蔵室の場合で説明したが、これは当該貯蔵室専用の冷気供給機構を有さない貯蔵室、例えば冷蔵室に設けられていて冷蔵室と略同じ温度に維持されるような貯蔵室であってもよいものである。
また、ガタツキ規制部41は低温貯蔵室23の片側だけに設けたものを例示して説明したが、これは両側部に設けてもよいものである。
このように今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えるべきである。つまり、本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、容器の出し入れ性が向上し、使い勝手の良い冷蔵庫を提供することができる。よって、家庭用はもちろん業務用冷蔵庫やショーケース等多くの用途に幅広く適用することができる。
1 冷蔵庫本体
2 外箱
3 内箱(冷蔵庫本体内箱)
4 発泡断熱材
7 冷蔵室
15 圧縮機
16 冷却室
17 冷気通路
18 背面壁体
19 冷却器
20 冷却ファン
21 棚板
22 給水タンク設置室
22a 仕切板
23 低温貯蔵室(貯蔵室)
24 棚板部材
25 容器
25a 把手(前面)
26 ドア
30、31 ガイド部材
32 摺動面
33 ローラー
34 ガイド側凹部溝(凹部溝)
35 ガイド側凸部(凸部)
36 傾斜引き込み部
37 レール部材
38 摺動面
39 容器側凹部溝(凹部溝)
40 容器側凸部(凸部)
41 ガタツキ規制部
42 滑動体

Claims (8)

  1. 冷蔵室を備え、食材を収納するための容器が前記冷蔵室の内部に設けられている冷蔵庫であって、前記容器は、前記容器の少なくとも一方の側面にレール部材が設けられ、かつ、前記レール部材が前記容器に隣接するガイド部材の摺動面に載置されることで摺動可能であり、前記ガイド部材には、第1の溝部と、上向きの第1の凸部とが設けられ、前記レール部材には、前記第1の凸部が嵌合する第2の溝部と、前記第1の溝部に嵌合する下向きの第2の凸部とが設けられ、前記第1の凸部は、第1の溝部の端部のうち前記冷蔵庫の前方側の端部に設けられ、前記第2の凸部は、第2の溝部の端部のうち前記冷蔵庫の後方側の端部に設けられていることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記ガイド部材にローラーが設けられ、前記ローラーは、前記第1の凸部よりも前記冷蔵庫の前方側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記レール部材に樹脂で形成された滑動体が設けられ、前記滑動体は、前記第2の凸部よりも前記冷蔵庫の後方側に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記冷蔵庫の内部に貯蔵室が設けられていて、前記容器が摺動することで、前記貯蔵室の内部に前記容器が出し入れされることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記貯蔵室は、前記冷蔵室の下部に設けられていることを特徴とする請求項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記貯蔵室は、チルド室であることを特徴とする請求項4又は5に記載の冷蔵庫。
  7. 前記貯蔵室は、パーシャル室であることを特徴とする請求項4又は5に記載の冷蔵庫。
  8. 前記貯蔵室は、チルド室又はパーシャル室に切り替え可能であることを特徴とする請求項4又は5に記載の冷蔵庫。
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