JPH10103854A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

Info

Publication number
JPH10103854A
JPH10103854A JP27532796A JP27532796A JPH10103854A JP H10103854 A JPH10103854 A JP H10103854A JP 27532796 A JP27532796 A JP 27532796A JP 27532796 A JP27532796 A JP 27532796A JP H10103854 A JPH10103854 A JP H10103854A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
storage container
horizontal groove
groove
partition plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27532796A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Kakinuma
裕 柿沼
Osamu Mochizuki
修 望月
Motoyuki Murakoso
基幸 村社
Hiroshi Kibe
宏 木部
Yoshitaka Ishizaki
吉高 石崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP27532796A priority Critical patent/JPH10103854A/ja
Publication of JPH10103854A publication Critical patent/JPH10103854A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 氷温室内の保存容器のスライド動作中、扉か
ら発せられる騒がしい音を効果的に消すこと。 【解決手段】 扉10の裏面に互いの距離を離して3個
の円形ボス15a、15b、15cが設けられる。最も
下側の円形ボス15bは保存容器9の縁端16と係合し
ており、円形ボス15a、15cは仕切り板8bにほぼ
水平に刻まれる水平溝17および水平溝17の直ぐ下に
曲線状に形成される曲り溝18とそれぞれ係合してい
る。水平溝17の上部には扉10に生じる音響振動を減
衰させるためのスリット19が水平溝17に沿って形成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷蔵庫の氷温室に備
えられる保存容器のスライド動作中、扉から発せられる
騒がしい音を消すのに好適な冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫の氷温室は食品等が凍らない0℃
に近い温度に保って保存する場所をいい、これは通常、
冷蔵室内の他の保存区域から区画して構成される。この
氷温室には特別に食品等の保存に適したスライド式保存
容器が備えられ、氷温室を区画する仕切り板に設けられ
るガイドに沿って保存容器が手前に引き出せるようにな
っている。
【0003】通常、この保存容器のスライド動作中、氷
温室の扉が付属する扉開閉機構の働きにより前面開口を
閉じる垂直位置から氷温室の天井下にくる水平位置に回
動する。
【0004】この扉開閉機構は扉の裏面に互いの距離を
離して配置される3個の円形ボスと、これらの円形ボス
のうちの下側の1個と係合する保存容器の縁端と、残り
の2個の円形ボスと係合する仕切り板に水平に形成され
る水平溝および水平溝の直ぐ下に曲線状に形成される曲
り溝とから構成される。なお、これは左右対称に別の仕
切り板等に同様な手段が備えられる。
【0005】これらの保存容器、扉および仕切り板は付
属のスライド機構および扉開閉機構も含めて硬質樹脂材
料で構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の扉開
閉機構は操作性もよく、申し分ないものであるが、保存
容器のスライド動作中、回動する扉に勢いがつきすぎる
と、仕切り板の水平溝と係合する扉のボスが大きな遊び
のために上側滑り面と当たり、騒がしい音が出る。保存
容器を引き出す動作が比較的遅いときはボスの当たる衝
撃も弱く、それ程騒がしい音にはならないが、保存容器
の動かし方が激しくなると、扉に非常な勢いがつき、衝
撃エネルギが増して扉から騒がしい音が発せられる。こ
の騒がしい音は長くは続かず、ほんの一瞬であるが、と
きに非常に耳障りに感じるときがある。
【0007】本発明の目的は氷温室内の保存容器のスラ
イド動作中、扉から発せられる騒がしい音を効果的に消
すようにした冷蔵庫を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に係る発明は冷蔵室内に両側部を各々仕切り
板で囲われると共に、前部開口を扉により閉じられる氷
温室を備え、氷温室から保存容器を引き出すとき、上記
扉が保存容器のスライド動作に従い前部開口を閉じる垂
直位置から氷温室の天井下にくる水平位置に回動するよ
うに双方の仕切り板の水平溝に扉のボスを係合させて滑
らせるように構成してなる冷蔵庫において、各仕切り板
の水平溝の上部に扉に生じる音響振動を減衰させる溝を
形成したことを特徴とするものである。
【0009】また、請求項2に係る発明は、望ましく
は、溝が水平溝に沿って形成されるスリットにより構成
される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図3おいて、冷蔵庫は全域を開口
させた前面を除く両側面、背面、天井面および底面を断
熱壁として構成される箱状の本体1を有する。この本体
1は鋼板からなる外箱と、硬質樹脂材料からなる内箱と
の間に発砲ウレタン等の断熱材を充填して構成される。
また、この本体1内の上部には上仕切り壁2によって冷
蔵室3が形成され、さらに冷蔵室3の下方には下仕切り
壁(図示せず)によって互いに隔てられた冷凍室および
野菜室(いずれも図示せず)が形成されている。冷蔵室
3の前面開口には図示しない回動式の断熱扉が備えられ
る。さらに、冷凍室は引き出し式の断熱扉4a、4b
(本実施の形態の冷凍室は上下2段からなる)によっ
て、また野菜室は引き出し式の断熱扉5によってそれぞ
れ密閉されている。
【0011】また、図に示すように冷蔵室3は棚6a、
6b、6c、6dによって各保存区域に分けられてい
る。本実施の形態においては最下部の保存区域に食品を
0℃に近い温度で保存する氷温室7が形成されている。
この氷温室7は両側面を仕切り板8aおよび仕切り板8
bによって、また天井面を棚6dによって冷蔵室3内の
他の保存区域から隔てられている。この氷温室7には後
に詳述されるスライド式保存容器と、氷温室7の前面開
口を閉じる扉とが備えられる。
【0012】図4に氷温室7に設置されたスライド式保
存容器9を示している。この保存容器9は氷温室7の両
側面を区画する上記の2枚の仕切り板(図は8aのみを
示し、8bは省略)に設けられる後記のガイドに沿って
滑らせることができる。この図に示す位置は氷温室7か
ら保存容器9が引き出された状態を示している。また、
この保存容器9が引き出された位置では、図に示すよう
に、氷温室7の前面開口を閉じる扉10が回動しつつ、
氷温室7の天井下に移動する。
【0013】一方、スライド機構および扉開閉機構の詳
細を図1に示している。スライド機構は仕切り板8bの
内面にほぼ水平に配置される主ガイド11と、この主ガ
イド11と係合するように保存容器9の側面に設けられ
る角形ボス12と、保存容器9の側面にほぼ水平に配置
される補助ガイド13と、この補助ガイド13と係合す
るように仕切り板8bに設けられる角形ボス14とを有
する。
【0014】また、扉開閉機構は次のように構成され
る。すなわち、扉10の裏面に互いの距離を離して3個
の円形ボス15a、15b、15cが設けられている。
これらの円形ボスのうち、最も下側の円形ボス15bは
保存容器9の縁端16と、円形ボス15a、15cは仕
切り板8bにほぼ水平に刻まれる水平溝17および水平
溝17の直ぐ下に曲線状に形成される曲り溝18とそれ
ぞれ係合している。この仕切り板8bに刻まれる水平溝
17および水平溝17の直ぐ下に形成される曲り溝18
については図2に立体的に示される。
【0015】さらに、図1および図2に示すように仕切
り板8bには水平溝17の上部には扉10に生じる音響
振動を減衰させるための溝、たとえばスリット19が水
平溝17に沿って形成されている。このスリット19は
扉10の円形ボス15aが係合する水平溝17の端から
溝全長のほぼ半分の長さにわたり刻まれている。
【0016】一方、図示は省略するが、もう1つの仕切
り板8a、保存容器9および扉10には図1および図2
と対称の関係にあるスライド機構および扉開閉機構が備
えられ、仕切り板8aには上記と同様なスリットが形成
されている。
【0017】本実施の形態は上記構成からなり、使用
時、氷温室7は図1に示す扉10が前面開口を閉じる垂
直位置にある。保温容器9が引き出されると、扉10の
円形ボス15bが保温容器9の縁端16によって上に押
され、扉10の下端が上方に変位する。扉10の上端は
水平溝17と係合する反対側の円形ボス15aによって
下端の変位には従わず、水平方向に移動する。このた
め、扉10は図において円形ボス15cを中心として反
時計方向に少し回動する。
【0018】さらに、保存容器9が引かれると、円形ボ
ス15cが保温容器9の縁端16によって上に押され、
扉10の下端が上方に変位し、上端は水平溝17に倣い
滑る円形ボス15aによって下端の変位には従わず、引
き続き水平方向に移動する。このため、扉10はさらに
大きく反時計方向に回動する(図5参照)。
【0019】この保存容器9のスライド動作中、保存容
器9が急激に引かれると、扉10の円形ボス15aが水
平溝17の上側滑り面に勢いよく当たる。このとき、水
平溝17に沿って形成されたスリット19が扉10に生
じる音響振動を弱めるので、扉10から騒がしい音は発
せられない。すなわち、スリット19により水平溝17
の上面側に弾性変形が生じ、このとき衝撃エネルギの大
部分が失われて扉10全体を振動させるまでには至らな
い。かくして、保存容器9のスライド動作中、扉10か
ら発せられる騒がしい音を消すことができる。
【0020】このような騒がしい音を消すやり方は別の
方法でも可能であるが、本実施の形態においてはスリッ
ト19を形成するという簡便な方法で消音効果を上げる
ことができ、何ら特別な手段を付加する必要がなく、安
価に製作すること可能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に係る発明
は仕切り板の水平溝の上部に扉に生じる音響振動を減衰
させる溝を形成しているので、保存容器のスライド動作
中、扉から発せられる騒がしい音を効果的に消すことが
できる。
【0022】さらに、請求項2に係る発明は溝をスリッ
トで構成しているので、安価に製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷蔵庫の要部を示す側面図。
【図2】本発明に係る仕切り板を示す斜視図。
【図3】本発明による冷蔵庫を示す正面図。
【図4】図3に示される冷蔵庫の冷蔵室内に備えられる
氷温室を示す斜視図。
【図5】保存容器のスライド動作に従い回動する扉の挙
動を説明するための図。
【符号の説明】
1 本体 3 冷蔵室 7 氷温室 8a、8b 仕切り板 9 保温容器 10 扉 15a、15b、15c 円形ボス 17 水平溝 19 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木部 宏 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 石崎 吉高 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵室内に両側部を各々仕切り板で囲わ
    れると共に、前部開口を扉により閉じられる氷温室を備
    え、前記氷温室から保存容器を引き出すとき、前記扉が
    該保存容器のスライド動作に従い該前部開口を閉じる垂
    直位置から前記氷温室の天井下にくる水平位置に回動す
    るように双方の前記仕切り板の水平溝に前記扉のボスを
    係合させて滑らせるように構成してなる冷蔵庫におい
    て、前記各仕切り板の該水平溝の上部に前記扉に生じる
    音響振動を減衰させる溝を形成したことを特徴とする冷
    蔵庫。
  2. 【請求項2】 前記溝が該水平溝に沿って形成されるス
    リットからなることを特徴とする請求項1記載の冷蔵
    庫。
JP27532796A 1996-09-27 1996-09-27 冷蔵庫 Pending JPH10103854A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27532796A JPH10103854A (ja) 1996-09-27 1996-09-27 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27532796A JPH10103854A (ja) 1996-09-27 1996-09-27 冷蔵庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10103854A true JPH10103854A (ja) 1998-04-24

Family

ID=17553921

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27532796A Pending JPH10103854A (ja) 1996-09-27 1996-09-27 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10103854A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001355956A (ja) * 2000-06-15 2001-12-26 Sanyo Electric Co Ltd 冷蔵庫
JP2011058760A (ja) * 2009-09-14 2011-03-24 Hitachi Appliances Inc 冷蔵庫
CN102278864A (zh) * 2011-08-12 2011-12-14 海尔集团公司 用于冰箱的果菜箱及设置有该果菜箱的冰箱
CN104006605A (zh) * 2014-06-03 2014-08-27 合肥荣事达三洋电器股份有限公司 冷藏室带有冰温盒的冰箱
CN102278864B (zh) * 2011-08-12 2016-12-14 海尔集团公司 用于冰箱的果菜箱及设置有该果菜箱的冰箱
JP2017009151A (ja) * 2015-06-18 2017-01-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷蔵庫

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001355956A (ja) * 2000-06-15 2001-12-26 Sanyo Electric Co Ltd 冷蔵庫
JP2011058760A (ja) * 2009-09-14 2011-03-24 Hitachi Appliances Inc 冷蔵庫
CN102278864A (zh) * 2011-08-12 2011-12-14 海尔集团公司 用于冰箱的果菜箱及设置有该果菜箱的冰箱
CN102278864B (zh) * 2011-08-12 2016-12-14 海尔集团公司 用于冰箱的果菜箱及设置有该果菜箱的冰箱
CN104006605A (zh) * 2014-06-03 2014-08-27 合肥荣事达三洋电器股份有限公司 冷藏室带有冰温盒的冰箱
JP2017009151A (ja) * 2015-06-18 2017-01-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷蔵庫

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2420776B1 (en) Refrigerator
KR101618129B1 (ko) 냉장고
KR20170093530A (ko) 냉장고
JP3380492B2 (ja) 冷蔵庫の収納容器
JPH10103854A (ja) 冷蔵庫
KR20080079061A (ko) 냉장고
JP2003279243A (ja) 冷蔵庫
JP2003114087A (ja) 冷蔵庫の扉装置
KR20190131360A (ko) 냉장고
WO2019007832A1 (en) REFRIGERATOR WITH FRENCH DOORS
JP3243180B2 (ja) 断熱箱体
KR20020036106A (ko) 김치저장고의 소음 저감 구조
JP4124332B2 (ja) 冷蔵庫
JP2001349665A (ja) 冷蔵庫の収納容器
JP2020148418A (ja) 冷蔵庫
JP7190731B2 (ja) 冷蔵庫
JPH10288455A (ja) 野菜室付き冷蔵庫
JP3399152B2 (ja) 冷凍冷蔵庫
JP3330800B2 (ja) 断熱箱体の引き出し式扉装置
JP2006242495A (ja) 冷蔵庫等の扉開放装置
JP7365213B2 (ja) 冷蔵庫
KR20210089535A (ko) 냉장고
JP2001280829A (ja) 冷蔵庫
JPH11142050A (ja) 貯蔵庫
KR102486263B1 (ko) 냉장고

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040316

A521 Written amendment

Effective date: 20040514

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20040608

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02