JP4028955B2 - 印刷制御装置、印刷制御方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

印刷制御装置、印刷制御方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ネットワークにより接続されたプリンタを制御して印刷ジョブを処理させる印刷制御装置、印刷制御方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
顧客(主として企業)からの委託を受けて、指定された文書を指定された部数だけ印刷し、かつ指定された方法で製本して納入する、一般に「コピーサービス」「プリンティングサービス」などと呼ばれるサービスが従来から存在している。
【0003】
印刷の依頼は、顧客から上記サービスを提供する業者に対して、紙媒体あるいは電子媒体(FD、MO、CD−ROMなど)に記録した原稿と、当該原稿の印刷部数や製本方法、納品期日などを記載した印刷指示書とを郵送することによりおこなう(新規入稿)。あるいは、以前にも印刷を依頼したことのある原稿について再度印刷を依頼するときは、電話により業者側に保管されている原稿を指定して、印刷部数などを指示するのであってもよい(リピート入稿)。
【0004】
業者側では、不特定多数の顧客から受け付けたそれぞれの依頼について、印刷枚数や納品期日、あるいは業者側の人的・物的資源の制限などに配慮しつつ、もっぱら担当者の勘や経験によって、その処理順序や処理時期を決定する。そして、この予定にしたがって、指定された原稿をコピー機により複写したり(紙入稿の場合)、パーソナルコンピュータに接続されたプリンタにより印刷したりして(電子入稿の場合)、最終的に確認・丁合し顧客に納品する。
【0005】
上記に対して、本出願人は、顧客からの印刷依頼をインターネットまたはイントラネットを介してオンラインで受注するとともに、プリントサーバーとそこに接続された複数のプリンタとをもちいて、スケジューリングやプリントアウトまで自動的におこなうCRD/PFP(コピーセンター/複写業者)向け印刷システムをすでに提案している(特願2000−125267)。
【0006】
このシステムにおいては、顧客は自社のパーソナルコンピュータから業者の提供するホームページにアクセスし、印刷依頼用のフォーム(ジョブチケット)に印刷部数や製本方法、納品期日などの必要事項を記入して、印刷を依頼する文書のデータとともに送信することによって、当該文書の印刷を発注することができる。
【0007】
業者側のプリントサーバーでは、受注した印刷依頼(印刷ジョブ)の印刷所要時間を算出するとともに、印刷スケジュールから当該印刷時間以上の連続した空き時間、あるいは離散的な空き時間であってその合計が印刷時間以上になるものを検索して、当該空き時間に上記ジョブを登録する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記システムにおいては、ジョブの投入後ただちにそのスケジューリングをおこなっている。そのため、その依頼内容や依頼そのものが本当にその顧客の意図に沿ったものであるかどうかの確認(ユーザー確認)や、印刷対象文書の送受信時にデータの欠落・変成などがおこっていないかどうかの確認(原稿確認)、印刷時にプリンタ特性に起因するレイアウトの崩れなどが発生しないかどうかの確認(印刷結果確認)を業者側でおこなう前に、ジョブが実行されてしまい、印刷完了後になって初めて発注ミスや文字化け、ページずれなどが発見される場合があるという問題点があった。
【0009】
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、ユーザー確認や原稿確認、印刷結果確認の済んでいないジョブが利用者の意図に反して処理されてしまうのを防止することが可能な印刷制御装置、印刷制御方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この印刷制御装置は、ネットワークにより接続されたプリンタを制御して印刷ジョブを処理させる印刷制御装置において、新たに投入された印刷ジョブの識別番号を印刷スケジュールテーブルに書き込む第1のテーブル書き込み手段と、前記第1のテーブル書き込み手段により前記印刷スケジュールテーブルにその識別番号を書き込まれた印刷ジョブを前記プリンタへ割り当てるプリンタ割り当て指示手段と、前記プリンタ割り当て指示手段により前記プリンタへ割り当てられた印刷ジョブの開始予定日時および終了予定日時を決定する印刷スケジュール決定手段と、前記印刷スケジュール決定手段により決定された開始予定日時および終了予定日時を前記第1のテーブル書き込み手段により書き込まれた識別番号と対応づけて前記印刷スケジュールテーブルに書き込む第2のテーブル書き込み手段と、前記第1のテーブル書き込み手段および前記第2のテーブル書き込み手段により前記印刷スケジュールテーブルにその識別番号、開始予定日時および終了予定日時が書き込まれた印刷ジョブのみを前記プリンタに処理させるプリンタ制御手段と、前記第2のテーブル書き込み手段により前記印刷スケジュールテーブルに書き込まれた開始予定日時および/または終了予定日時を前記プリンタでの処理の進捗状況にあわせて補正する印刷スケジュール補正手段と、前記印刷スケジュール補正手段により補正された開始予定日時および/または終了予定日時を前記印刷スケジュールテーブルに書き込む第3のテーブル書き込み手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、印刷ジョブの開始予定日時および終了予定日時を印刷スケジュールテーブルに書き込まないことによって、当該ジョブのプリンタによる処理を保留することができる。また、プリンタでの処理の進捗状況にあわせて補正できる。
【0012】
また、この発明は、さらに、前記第3のテーブル書き込み手段により前記印刷スケジュールテーブルに書き込まれた開始予定日時および/または終了予定日時が営業時間の範囲外の日時であった場合に、当該開始予定日時および/または終了予定日時が対応づけられた識別番号の印刷ジョブを画面表示する時間外ジョブ表示手段と、前記時間外ジョブ表示手段により画面表示された印刷ジョブをプリンタ未割り当てにするプリンタ未割り当て指示手段と、前記プリンタ未割り当て指示手段によりプリンタ未割り当てにするよう指示された印刷ジョブの識別番号と対応づけて前記第3のテーブル書き込み手段により書き込まれた開始予定日時および終了予定日時を前記印刷スケジュールテーブルから消去する第4のテーブル書き込み手段と、を備えたことを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、プリンタでの処理の進捗状況にあわせて補正がおこなわれた結果、その処理の一部または全部が営業時間外となった印刷ジョブを、一括して保留の状態に戻すことができる。
【0014】
また、この発明は、さらに、前記プリンタのうち異常の発生したプリンタに割り当てられている印刷ジョブを他の正常なプリンタへ割り当てるエラー代行指示手段と、前記エラー代行指示手段により他の正常なプリンタへ割り当てるよう指示された印刷ジョブおよび当該他の正常なプリンタにすでに割り当てられている印刷ジョブの開始予定日時および終了予定日時を決定する第2の印刷スケジュール決定手段を備え、前記第3のテーブル書き込み手段は、前記第2の印刷スケジュール決定手段により決定された開始予定日時および終了予定日時を前記印刷スケジュールテーブルに書き込むことを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、異常の発生したプリンタの印刷ジョブが他の正常なプリンタで代行された結果、その処理の一部または全部が営業時間外となった印刷ジョブを、一括して保留の状態に戻すことができる。
【0016】
また、この発明は、さらに、前記第1のテーブル書き込み手段により前記印刷スケジュールテーブルにその識別番号を書き込まれた印刷ジョブをプルーフ印刷させるプルーフ印刷指示手段を備えたことを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、印刷ジョブの対象となっている文書を一部だけ印刷させることができる。
【0018】
また、この発明にかかる印刷制御方法は、ネットワークにより接続されたプリンタを制御して印刷ジョブを処理させる印刷制御方法において、新たに投入された印刷ジョブの識別番号を印刷スケジュールテーブルに書き込む第1のテーブル書き込み工程と、前記第1のテーブル書き込み工程で前記印刷スケジュールテーブルにその識別番号を書き込まれた印刷ジョブを前記プリンタへ割り当てるプリンタ割り当て指示工程と、前記プリンタ割り当て指示工程で前記プリンタへ割り当てられた印刷ジョブの開始予定日時および終了予定日時を決定する印刷スケジュール決定工程と、前記印刷スケジュール決定工程で決定された開始予定日時および終了予定日時を前記第1のテーブル書き込み工程で書き込まれた識別番号と対応づけて前記印刷スケジュールテーブルに書き込む第2のテーブル書き込み工程と、前記第1のテーブル書き込み工程および前記第2のテーブル書き込み工程で前記印刷スケジュールテーブルにその識別番号、開始予定日時および終了予定日時が書き込まれた印刷ジョブのみを前記プリンタに処理させるプリンタ制御工程と、前記第2のテーブル書き込み工程で前記印刷スケジュールテーブルに書き込まれた開始予定日時および/または終了予定日時を前記プリンタでの処理の進捗状況にあわせて補正する印刷スケジュール補正工程と、前記印刷スケジュール補正工程で補正された開始予定日時および/または終了予定日時を前記印刷スケジュールテーブルに書き込む第3のテーブル書き込み工程と、を含んだことを特徴とする。
【0019】
この発明によれば、印刷ジョブの開始予定日時および終了予定日時を印刷スケジュールテーブルに書き込まないことによって、当該ジョブのプリンタによる処理を保留することができる。また、プリンタでの処理の進捗状況にあわせて補正できる。
【0020】
また、この発明は、さらに、前記第3のテーブル書き込み工程で前記印刷スケジュールテーブルに書き込まれた開始予定日時および/または終了予定日時が営業時間の範囲外の日時であった場合に、当該開始予定日時および/または終了予定日時が対応づけられた識別番号の印刷ジョブを画面表示する時間外ジョブ表示工程と、前記時間外ジョブ表示工程で画面表示された印刷ジョブをプリンタ未割り当てにするプリンタ未割り当て指示工程と、前記プリンタ未割り当て指示工程でプリンタ未割り当てにするよう指示された印刷ジョブの識別番号と対応づけて前記第3のテーブル書き込み工程で書き込まれた開始予定日時および終了予定日時を前記印刷スケジュールテーブルから消去する第4のテーブル書き込み工程と、を含んだことを特徴とする。
【0021】
この発明によれば、プリンタでの処理の進捗状況にあわせて補正がおこなわれた結果、その処理の一部または全部が営業時間外となった印刷ジョブを、一括して保留の状態に戻すことができる。
【0022】
また、この発明は、さらに、前記プリンタのうち異常の発生したプリンタに割り当てられている印刷ジョブを他の正常なプリンタへ割り当てるエラー代行指示工程と、前記エラー代行指示工程で他の正常なプリンタへ割り当てるよう指示された印刷ジョブおよび当該他の正常なプリンタにすでに割り当てられている印刷ジョブの開始予定日時および終了予定日時を決定する第2の印刷スケジュール決定工程を含み、前記第3のテーブル書き込み工程は、前記第2の印刷スケジュール決定工程で決定された開始予定日時および終了予定日時を前記印刷スケジュールテーブルに書き込むことを特徴とする。
【0023】
この発明によれば、異常の発生したプリンタの印刷ジョブが他の正常なプリンタで代行された結果、その処理の一部または全部が営業時間外となった印刷ジョブを、一括して保留の状態に戻すことができる。
【0024】
また、この発明は、さらに、前記第1のテーブル書き込み工程で前記印刷スケジュールテーブルにその識別番号を書き込まれた印刷ジョブをプルーフ印刷させるプルーフ印刷指示工程を含んだことを特徴とする。
【0025】
この発明によれば、印刷ジョブの対象となっている文書を一部だけ印刷させることができる。
【0026】
また、請求項9に記載の発明にかかる記録媒体は、前記請求項5〜8のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したことで、当該プログラムをコンピュータで読み取ることが可能となり、これによって、請求項5〜8のいずれか一つに記載された方法をコンピュータによって実施することが可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる印刷制御装置、印刷制御方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0028】
(実施の形態)
まず、この発明の実施の形態による印刷制御装置を含む、印刷システム全体の構成について説明する。図1は、本実施の形態による印刷制御装置を含む印刷システムのシステム構成を示す説明図である。
【0029】
図1において、101はユーザークライアントであり、顧客が業者に対して印刷業務を委託するために使用するコンピュータである。このコンピュータからWebブラウザを起動して、後述するWWWサーバー104上の印刷依頼用ホームページにアクセスすることにより、印刷対象文書とその印刷条件(ジョブチケット)とを送信することができる。
【0030】
なお、ユーザークライアント101は、WWWサーバー104上のLIFISA用ホームページを介して、後述するLIFISA文書管理サーバー106から、以前印刷を依頼したことのある文書やその際のジョブチケットを検索することができる。前と同じ原稿を同じ条件で再度印刷依頼する場合には、このようにして検索したジョブチケットの番号を指定するのみで、簡易に印刷の発注をおこなうことができる。
【0031】
図1において、「FSX−DX」とは印刷システム全体の製品名である。FSX−DXは以下に説明する受付用クライアント102、管理クライアント103、WWWサーバー104、プリントサーバー105、LIFISA文書管理サーバー106および複数のプリンタ107により構成される。これらのコンピュータおよびプリンタはイントラネットによって接続される。
【0032】
なお、実際のシステムでは、ユーザークライアント101をインターネットを介して接続するため、セキュリティ確保の目的でFSX−DXにファイアーウォールを組み込む必要がある。また、LIFISA文書管理サーバー106について、公開用および非公開用の二つのサーバーを設ける必要がある。しかし、これらはこの発明の中心的な内容ではないため、説明の便宜上いずれも図示を省略している。
【0033】
102は受付用クライアントであり、コンピュータやネットワークなどの施設を有さない顧客に代わって、当該顧客からの電話や郵便による依頼を受け付けた業者側の担当者が、印刷対象文書やジョブチケットを入力するために使用するコンピュータである。機能的にはユーザークライアント101の内容と同一である。
【0034】
103は管理クライアントであり、顧客から依頼された印刷業務を管理するために業者側の担当者が使用するコンピュータである。WebブラウザからWWWサーバー104上の印刷管理用ホームページにアクセスすることで、印刷する文書やジョブチケットを登録/検索/削除/管理することができる。
【0035】
104はWWWサーバーであり、印刷依頼用ホームページ、印刷管理用ホームページ、LIFISA用ホームページの3種類のホームページ、およびそれぞれのWebアプリケーションを提供するためのコンピュータである。また、WWWサーバー104は、ユーザークライアント101や受付用クライアント102からの印刷依頼を受け付けると、後述するプリントサーバー105に対してその要求を転送する。
【0036】
105はプリントサーバーであり、ユーザークライアント101や受付用クライアント102から投入された印刷ジョブのスケジューリングをおこなうとともに、後述するプリンタ107を制御して実際の印刷をおこなわせる。また、プリントサーバー105は、後述のように各プリンタのジョブのスケジューリング状況をグラフィカルに画面表示するとともに、その画面上でおこなわれた操作(たとえばジョブのドラッグ&ドロップ)にしたがって印刷スケジュールを変更する。
【0037】
106はLIFISA文書管理サーバーであり、印刷対象文書やジョブチケットを蓄積・管理するためのコンピュータである。上述のように、WWWサーバー104のLIFISA用ホームページを介して、このLIFISA文書管理サーバー106から所望の文書やジョブチケットを検索することができる。なお、「LIFISA」とは製品名である。
【0038】
なお、受付用クライアント102、管理クライアント103、WWWサーバー104、プリントサーバー105およびLIFISA文書管理サーバー106は、必ずしも別個のコンピュータでなくともよく、たとえば1台のコンピュータが上記すべての機能を兼ね備えるようにしてもよい。
【0039】
107はプリンタであり、プリントサーバー105の制御にしたがって、PostScriptなどのPDL(ページ記述言語)により記述された印刷対象文書からその紙面イメージを作成するとともに、イメージ化した文書を指定された条件にしたがって所定の用紙上に印刷する。
【0040】
つぎに、この発明の実施の形態による印刷制御装置(具体的にはプリントサーバー105)のハードウエア構成について説明する。図2は、本実施の形態によるプリントサーバー105のハードウエア構成を示す説明図である。
【0041】
図2において、201は、システム全体を制御するCPUを、202は、基本入出力プログラムを記憶したROMを、203は、CPU201のワークエリアとして使用されるRAMを、それぞれ示している。また、204は、CPU201の制御にしたがってHD(ハードディスク)205に対するデータのリード/ライトを制御するHDD(ハードディスクドライブ)を、205は、HDD204の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶するHDを、それぞれ示している。
【0042】
また、206は、CPU201の制御にしたがってFD(フロッピーディスク)207に対するデータのリード/ライトを制御するFDD(フロッピーディスクドライブ)を、207は、FDD206の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶する着脱自在のFDを、それぞれ示している。また、208は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、あるいは文字や画像などの各種データを表示するディスプレイを、209は、通信回線210を介してLANなどのネットワークNETに接続され、そのネットワークNETとCPU201とのインターフェースとして機能するネットワークボードを、それぞれ示している。
【0043】
また、211は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボードを、212は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などをおこなうマウスを、それぞれ示している。また、213は、着脱可能な記録媒体であるCD−ROMを、214は、CD−ROM213に対するデータのリードを制御するCD−ROMドライブを、200は、上記各部を接続するためのバスまたはケーブルを、それぞれ示している。
【0044】
つぎに、この発明の実施の形態による印刷制御装置(プリントサーバー105)の機能的構成について説明する。図3は、本実施の形態によるプリントサーバー105の構成を機能的に示す説明図である。なお、同図では本発明を説明するために必要な最低限の機能部のみを示し、その他の部分については記載を省略している。
【0045】
図3において、301は、WWWサーバー104との通信を制御するWebインターフェース部であり、ユーザークライアント101等からWWWサーバー104を介して転送されてきた、印刷依頼(印刷ジョブの登録)をはじめとする種々の要求を受信する。
【0046】
受信する要求には印刷ジョブの登録以外にも、すでに登録した印刷ジョブの詳細確認や状態確認、過去に登録した印刷ジョブの一覧表示等があるので、Webインターフェース部301は、まず入力した要求がいずれの要求であるかを判別する。そして、入力した要求が印刷ジョブの登録である場合に、当該要求に対してジョブID(識別番号)を付与し、その印刷対象文書およびジョブチケットとあわせて、後述するLIFISAインターフェース部302を介してLIFISA文書管理サーバー106へ、また後述するデータベース管理部303へ、それぞれ出力する。
【0047】
302は、LIFISA文書管理サーバー106との通信を制御するLIFISAインターフェース部であり、Webインターフェース部301から入力した印刷対象文書およびジョブチケットの登録依頼を、LIFISA文書管理サーバー106に対して送信する。あるいは、すでに登録されている文書等の検索依頼を送信して、その検索結果を受信する。
【0048】
303は、データベース管理部であり、Webインターフェース部301から入力した印刷ジョブの登録依頼を受けて、そのジョブIDやジョブチケットから抽出した必要事項等を、後述する印刷ジョブテーブル303aおよび印刷スケジュールテーブル303bに登録する。
【0049】
また、後述する印刷スケジュール決定部306bや入力部305からの依頼を受けて、上記テーブルに書き込まれている印刷ジョブの開始/終了予定日時や処理予定プリンタを変更・消去したり、プリンタインターフェース部304からの依頼を受けて、各ジョブのステータス(状態)をリアルタイムに変更したりといった、上記各テーブルへの書き込み処理をおこなう。
【0050】
また、データベース管理部303は、後述する印刷スケジュール表示部306aからの依頼を受けて、すでに登録されているジョブの中から指示された条件に合致するものを検索する。なお、このデータベース管理部303が、請求項にいう第1〜第4のテーブル書き込み手段に相当し、そのおこなう処理の中に、請求項にいう第1〜第4のテーブル書き込み工程が含まれる。
【0051】
印刷ジョブテーブル303aは、Webインターフェース部301から入力した印刷ジョブの内容の詳細を保持するためのテーブルである。図4は、印刷ジョブテーブル303aの項目の一例を示す説明図である。このように、印刷ジョブテーブル303aには、ジョブID(同図では「JID」)と対応づけて印刷部数(同「NUM」)、用紙サイズ(同「SIZE」)、印刷期限(同「SDATE」)、印刷対象文書のID(同「DOCID」)等が登録される。
【0052】
また、印刷スケジュールテーブル303bは、印刷ジョブテーブル303aに登録されたそれぞれのジョブの印刷スケジュールや現時点でのステータスを保持するためのテーブルである。図5は、印刷スケジュールテーブル303bの項目の一例を示す説明図である。このように、印刷スケジュールテーブル303bには、ジョブID(同図では「JID」)と対応づけてその開始予定日時(同「STT」)、終了予定日時(同「END」)、当該ジョブを処理するプリンタの名称(同「PRNT」)、現時点でのステータス(同「KFLG」)等が登録される。
【0053】
なお、Webインターフェース部301から新たに入力したジョブについては、印刷スケジュールテーブル303bの「JID」にそのジョブIDを書き込むが、「STT」「END」および「PRNT」の項目は空白のままとする(あるいは、ありえない値を書き込むこととする)。
【0054】
このように、両テーブルにエントリは有しているが(具体的には、両テーブルにそのジョブIDは書き込まれているが)、その処理日時や処理主体は未定の状態にある(具体的には、印刷スケジュールテーブル303bの「STT」「END」および「PRNT」の値が不定である)ジョブを、以下では「プリンタ未割り当て」のジョブ、あるいは「保留」されているジョブという。投入された新規ジョブは、後述する印刷スケジュール決定部306bによって処理予定日時や処理予定プリンタが決定されるまでは、プリンタ未割り当て(保留)の状態である。
【0055】
なお、新規ジョブについてその投入直後には日時やプリンタを決めず、いったんそれらをプリンタ未割り当ての状態にするのは、プリンタでの実際の印刷を開始する前に、その依頼内容や依頼そのものが本当に顧客の意図に沿ったものであるかどうかの確認(ユーザー確認)、印刷対象文書の送受信時にデータの欠落・変成等がおこっていないかどうかの確認(原稿確認)、あるいは後述するように、印刷時にプリンタ特性に起因するレイアウトの崩れ等が発生しないかどうかの確認(印刷結果確認=プルーフ印刷)、等をおこなえるようにするためである。ひとまずプリンタ未割り当てとしてその処理を保留している間に、いつでも上記確認をおこなうことができる。
【0056】
304は、プリンタ107との通信を制御するプリンタインターフェース部であり、一定の間隔でデータベース管理部303に対して、印刷スケジュールテーブル303bに印刷日時の到来したジョブ(具体的には、その開始予定日時が現在日時以降の所定の期間内にあるジョブ)があれば、当該ジョブの詳細を印刷ジョブテーブル303aから取得して転送するよう依頼する。
【0057】
そして、入力したジョブ詳細の中から印刷対象文書のID(これは上述のように、印刷ジョブテーブル303aの「DOCID」の項目に格納されている)を取得し、ついでLIFISAインターフェース部302を介して、当該IDで特定される文書のデータを取得する。
【0058】
そして、印刷スケジュールテーブル303bで指定されたプリンタ107に対して、印刷対象文書のデータや印刷部数等の必要事項を送信して、上記ジョブを処理させる。なお、このプリンタインターフェース部304が、請求項にいうプリンタ制御手段に相当し、またそのおこなう処理の中に、請求項にいうプリンタ制御工程が含まれる。
【0059】
また、プリンタインターフェース部304は、プリンタ107から一定の間隔で送信されてくるそのステータス(ジョブX印刷中、ジョブY停止中、アイドル状態、SC発生等)を受信する。そして、各プリンタのステータスから各ジョブのステータスを割り出し、データベース管理部303に依頼して、状態の変化したジョブについて、印刷スケジュールテーブル303bの「KFLG」の値を書き換えさせる。
【0060】
たとえば、新たに開始したジョブについては、当該ジョブの「KFLG」を印刷待機中を示す値(具体的には「01」)から印刷中を示す値(同「02」)に、終了したジョブについては、当該ジョブの「KFLG」を印刷中を示す値(具体的には「02」)から印刷完了を示す値(同「05」)に、それぞれ書き換える。
【0061】
305は、入力部であり、後述する印刷スケジュールウィンドウに表示されたジョブの選択指示、プリンタ割り当て/未割り当て指示、ドラッグ&ドロップによる印刷日時/使用プリンタの変更指示、エラー代行指示、プルーフ印刷指示等の各種指示を入力する。
【0062】
なお、この入力部305が、請求項にいうプリンタ割り当て指示手段、プリンタ未割り当て指示手段、エラー代行指示手段およびプルーフ印刷指示手段に相当し、またそのおこなう処理の中に、請求項にいうプリンタ割り当て指示工程、プリンタ未割り当て指示工程、エラー代行指示工程およびプルーフ印刷指示工程が含まれる。
【0063】
306は、印刷スケジュール部であり、印刷スケジュール表示部306aと、印刷スケジュール決定部306bと、印刷時間算出部306cとを含む構成である。これらの機能部は相互に密接な連携を取りながら動作するので、以下では具体的な処理の流れにしたがって、各部の機能を説明する。
【0064】
なお、この印刷スケジュール表示部306aの一部が、請求項にいう時間外ジョブ表示手段に相当し、そのおこなう処理の一つに、請求項にいう時間外ジョブ表示工程が含まれる。また、この印刷スケジュール決定部306bが請求項にいう印刷スケジュール決定手段、第2の印刷スケジュール決定手段および印刷スケジュール補正手段に相当し、そのおこなう処理の中に、請求項にいう印刷スケジュール決定工程、第2の印刷スケジュール決定工程および印刷スケジュール補正工程が含まれる。
【0065】
なお、Webインターフェース部301、LIFISAインターフェース部302、データベース管理部303、プリンタインターフェース部304、入力部305および印刷スケジュール部306は、それぞれROM202、RAM203またはハードディスク205、フロッピーディスク207等の記録媒体に記録されたプログラムに記載された命令にしたがってCPU201等が命令処理を実行することにより、各部の機能を実現するものである。
【0066】
(1)印刷スケジュールの表示
印刷スケジュール表示部306aの主な機能は、後述する印刷スケジュールウィンドウの画面表示である。
【0067】
まず、印刷スケジュール表示部306aは、データベース管理部303に依頼して、現在日時(ここでは、2000年7月25日12時であるものとする)を含む一定期間内に処理される/処理されたジョブを印刷スケジュールテーブル303bから検索させる。そして、検索されたジョブの開始予定日時「STT」、終了予定日時「END」、および現時点でのステータス「KFLG」を取得する。
【0068】
また、印刷スケジュール表示部306aは、データベース管理部303に依頼して、現時点でプリンタ未割り当ての状態にあるジョブを印刷スケジュールテーブル303bから検索させる。そして、検索されたプリンタ未割り当てのジョブについて、印刷時間算出部306cに依頼して、その印刷時間(事前に予測される印刷所要時間)を算出させる。印刷時間算出部306cは、下記の計算式により指示されたジョブの印刷時間を算出する。
【0069】
印刷時間(min)=60(min)×印刷部数×印刷ページ数/プリンタの印刷速度(cpm)
【0070】
なお、プリンタ未割り当てのジョブについてはまだプリンタが特定されていないので、上記計算式の「プリンタの印刷速度」としては、使用する可能性のあるすべてのプリンタの印刷速度の平均値等をもちいる。したがって、プリンタ割り当て前のジョブの印刷時間はあくまで概算値となる。
【0071】
そして、印刷スケジュール表示部306aは、上記のようにして得たジョブの開始/終了予定日時とそのステータス(プリンタ割り当て後のジョブの場合)、およびジョブの印刷時間とそのステータス(プリンタ割り当て前のジョブの場合)にもとづいて、図6に示すような印刷スケジュールウィンドウを表示する。
【0072】
図6は、7月25日12時に表示される印刷スケジュールウィンドウの一例を示す説明図である。同図において、矩形601は、プリンタ1で7月25日10時40分に開始し11時40分に終了したジョブ(印刷完了)を、矩形602は、プリンタ2で11時半に開始し13時に終了する予定のジョブ(印刷中)を、矩形603は、プリンタ3で12時半に開始し13時に終了する予定のジョブ(印刷待機中)を、それぞれ表している。
【0073】
また、矩形604は、まだいずれのプリンタにも割り当てられていないジョブを表している。プリンタ未割り当てのジョブについては、まだ処理日時や処理主体が決定されていないので、複数ある場合はまとめて順に間を詰めて表示する。その順序は、たとえばジョブの投入順(登録日時の早いもの順、といってもよい。登録日時は印刷ジョブテーブル303aの「DATE」に格納されている)とする。
【0074】
なお、同図において9時から17時までは営業時間内、9時より前と17時より後とは営業時間外(原則として印刷をおこなわない時間帯、といってもよい)であって、両者は背景色の違い(たとえば、営業時間内の白色に対して営業時間外の灰色)により区別されている。
【0075】
(2)処理日時および処理主体の決定
プリンタ未割り当てのジョブ、たとえば図6のジョブ604について、印刷日時や使用プリンタを決定するには、まず入力部305により上記ジョブを選択して(具体的には、ジョブ604の上でマウス212を左クリック)、続けて右クリックにより所定のポップアップメニューを表示させる。
【0076】
図7は、上記操作の直後の画面状態の一例を示す説明図である。同図のポップアップメニュー701から「プリンタ割り当て」を選択(具体的には、当該文字列の上で左クリック)すると、使用するプリンタを指定するためのダイアログが表示される。
【0077】
図8は、上記操作の直後の画面状態の一例を示す説明図である。同図のプリンタ割り当てダイアログ801で、上記ジョブのうちどれだけの分量をどのプリンタで処理するかを指定する。この例では、ジョブの印刷部数は合計50部であり、そのすべてをプリンタ2で印刷するように指定しているが、たとえば、50部のうち30部をプリンタ1に、10部をプリンタ2に、残り10部をプリンタ3に配分することにより、複数のプリンタによる並行印刷をおこなうこともできる。
【0078】
そして、同図のダイアログでOKボタン802をクリックすると、当該ジョブを割り当てるプリンタの名称(ここでは「プリンタ2」)と当該プリンタでの印刷部数(同50部)とが、印刷スケジュール表示部306aから印刷スケジュール決定部306bに引き渡される。
【0079】
印刷スケジュール決定部306bは、印刷時間算出部306cに依頼して、各プリンタに配分されたジョブの印刷時間を算出させる。ここでは、上記ジョブのすべてを配分されたプリンタ2での印刷時間が、上述の計算式により60分と計算されたものとする。
【0080】
さらに、印刷スケジュール決定部306bは、データベース管理部303に依頼して、現在から上記ジョブの印刷期限(これは印刷ジョブテーブル303aの「SDATE」に格納されている。ここではたとえば、7月26日14時であるものとする)までの間に、上記プリンタで処理することが予定されているジョブを検索させる。ここでは、プリンタ2について、7月25日11時半〜13時に予定されている印刷中のジョブ602、同14時半〜16時に予定されている印刷待機中のジョブ605、7月26日12時〜13時20分に予定されている印刷待機中のジョブ606が検索されたものとする。
【0081】
これらのジョブの処理日時から、プリンタ2の空き時間(営業時間内であってジョブが予定されていない時間)を特定することができる。印刷スケジュール決定部306bは、これらの空き時間の中から、さきに計算した印刷時間と同じかそれより長いものを検索し、その空き時間の範囲内で、上記ジョブの開始予定日時と終了予定日時とを決定する。ここでは、開始が7月25日16時、終了が同17時に決定されたものとする。
【0082】
そして、印刷スケジュール決定部306bは、データベース管理部303に依頼して、決定した開始予定日時と終了予定日時とを、印刷スケジュールテーブル303bのジョブ604の「STT」および「END」に書き込ませるとともに、「KFLG」をプリンタ未割り当てを示す値(具体的には「04」)から印刷待機中を示す値(同「01」)に書き換えさせる。
【0083】
さらに、印刷スケジュール決定部306bは、印刷スケジュール表示部306aに依頼して、更新された印刷スケジュールテーブル303bの内容にもとづく印刷スケジュールウィンドウを表示させる。
【0084】
図9は、上記処理の直後に表示される印刷スケジュールウィンドウの一例を示す説明図である。ジョブ604はプリンタ未割り当ての欄からプリンタ2の7月25日16時〜17時に移動され、かつそのステータスが「プリンタ未割り当て」から「印刷待機中」に変更されている。
【0085】
図10は、この発明の実施の形態による印刷制御装置(プリントサーバー105)の、印刷ジョブの処理日時・処理主体決定処理の手順を示すフローチャートである。入力部305からプリンタ割り当ての指示が入力されると、本フローチャートによる処理を開始する。
【0086】
ステップS1001で、図8に示すプリンタ割り当てダイアログを表示し、ステップS1002で指定されたプリンタごとに指定された部数分の印刷にかかる所要時間を算出する。そして、ステップS1003で指定されたそれぞれのプリンタから空き時間を検索し、ステップS1004で、当該空き時間の範囲内で開始予定日時と終了予定日時とを決定する。
【0087】
そして、ステップS1005でこれらの日時、および指定されたプリンタ名を印刷スケジュールテーブル303bに書き込み、ステップS1006で、上記ダイアログを消去するとともに、更新後の上記テーブルを読み込んで印刷スケジュールウィンドウを再表示(リフレッシュ)した後、本フローチャートによる処理を終了する。
【0088】
なお、印刷スケジュールウィンドウ内のジョブをマウス212でドラッグ&ドロップすることにより、当該ジョブの開始/終了予定日時や、当該ジョブを処理するプリンタを任意に変更することもできる。たとえば、ジョブを同じプリンタの欄内でドラッグ&ドロップすればその日時のみを変更でき、別のプリンタの欄の別の時間帯へドラッグ&ドロップすれば、日時およびプリンタを同時に変更することができる。また、プリンタ未割り当ての欄からいずれかのプリンタの欄へドラッグ&ドロップすることで、当該ジョブをそのプリンタのその時間帯に割り当てることもできる。
【0089】
(3)印刷スケジュールの補正
各ジョブは、基本的に表示されたスケジュールの通りに処理されるが、なんらかの理由により、実際の開始日時や終了日時が予定された日時よりも遅延する場合がある。その場合、当該ジョブの後に予定されている他のジョブも、遅延の影響を受けて予定の日時には処理されなくなる可能性がある。そこで、ジョブの実際の進捗状況を定期的にチェックして、上記スケジュールとの乖離があれば、実態にあわせた補正をおこなわなければならない。
【0090】
たとえば、7月25日12時の時点で表示された印刷スケジュールウィンドウが図6のようであったとする。そして、同日13時を経過した時点で、プリンタ3のジョブ603(13時終了予定)は途中で紙づまりが生じたためにまだ処理中であって、そのため後続のジョブ607(13時開始予定)の開始が遅れていたものとする。
【0091】
印刷スケジュール表示部306aは、一定の間隔で印刷スケジュール決定部306bに対して、処理の実態に即した印刷日時の補正を依頼する。印刷スケジュール決定部306bは、データベース管理部303に依頼して、印刷スケジュールテーブル303bから「KFLG」(ステータス)が印刷待機中、印刷中あるいは停止中であるジョブを検索させる。
【0092】
そして、印刷待機中のジョブについては、その「STT」(開始予定日時)が、また印刷中あるいは停止中のジョブについては、その「END」(終了予定日時)が、それぞれ現在日時よりも前の日時(すでに経過した日時)であるかどうかを調べる。
【0093】
そして、そうであるときは、当該ジョブの実際の開始または終了が予定よりも遅れているということなので、上記「STT」または「END」を現在日時以降に補正したうえで、データベース管理部303を介して印刷スケジュールテーブル303bに書き戻す。
【0094】
たとえば、13時過ぎの時点で、「STT」が13時(現在日時よりも前)であるにもかかわらず「KFLG」が印刷待機中のままであるジョブ607は、開始が遅れたジョブとして上記補正の対象となる。また、「END」が13時(現在日時よりも前)であるにもかかわらず「KFLG」が印刷中のままであるジョブ603は、終了が遅れたジョブとして上記補正の対象となる。
【0095】
印刷スケジュール決定部306bは、印刷中または停止中のジョブ(ここではジョブ603)については、印刷時間算出部306cに残りの印刷時間(たとえば20分)を算出させ、これを「END」に加算することで、「END」を現在以降の日時(たとえば13時20分)に補正する。
【0096】
また、印刷待機中のジョブ(ここではジョブ607)については、原則としてその開始予定日時を現在日時に、終了予定日時を現在日時に印刷時間を加算した日時に、それぞれ補正する。ただし、当該ジョブの開始の遅延がその直前のジョブの遅延に起因するときは(ジョブ607の場合はそうである)、その開始予定日時を直前のジョブの補正後の終了予定日時(たとえば13時20分)に補正するとともに、その終了予定日時を、当該補正後の開始予定日時に印刷時間を加算した日時(たとえば16時20分)に補正する。
【0097】
しかし、これらの補正後の日時をデータベース管理部303に依頼して印刷スケジュールテーブル303bに書き戻そうとすると、データベース管理部303からは、補正後のジョブ607の処理日時が、16時〜17時に予定されている他のジョブ608の処理日時と重なってしまう(ジョブの衝突が発生する)旨のエラーメッセージが返される。
【0098】
この場合、印刷スケジュール決定部306bは、衝突する他のジョブ608を繰り下げて、たとえば開始予定日時を16時20分、終了予定日時を17時20分にそれぞれ補正する(ジョブの衝突の調整)。そして、ジョブ603、ジョブ607およびジョブ608の補正後の開始/終了予定日時を、それぞれデータベース管理部303に依頼して印刷スケジュールテーブル303bに書き込ませる。なお、このとき再度ジョブの衝突が発生する旨のエラーメッセージを受け取ると、上記と同様にして衝突する他のジョブの印刷日時を補正する。この調整を、データベース管理部303からエラーが返ってこなくなるまで続ける。
【0099】
そして、印刷スケジュールテーブル303bへの書き込みに成功すると、印刷スケジュール決定部306bは印刷スケジュール表示部306aに補正終了を通知し、印刷スケジュール表示部306aは更新後の印刷スケジュールテーブル303bを読み込んで、印刷スケジュールウィンドウを再表示(リフレッシュ)する。
【0100】
図11は、7月25日13時過ぎの時点で表示される印刷スケジュールウィンドウの一例を示す説明図である。プリンタ3での処理の遅延を反映して、ジョブ603の印刷時間が予定より20分延長されている。それにともなって、後続のジョブ607およびジョブ608の開始/終了予定日時は、それぞれ20分ずつ繰り下げられている。
【0101】
なお、ジョブ608はジョブ603の遅延の影響を受けて、営業時間内に処理を完了することができなくなっている。残業の発生が望ましくなければ、補正によって全部または一部が営業時間外となるジョブを、翌日から当該ジョブの印刷期限までの期間の営業時間内で、かつまだ他のジョブが予定されていない空き時間に強制的に移動するようにしてもよい。
【0102】
図12は、上記のようにした場合に7月25日13時過ぎの時点で表示される印刷スケジュールウィンドウの一例を示す説明図である。ジョブ603の遅延にともなって一部が営業時間外となるジョブ608は、翌26日の営業時間内(具体的には9時〜10時)に繰り下げられている。なお、同図はジョブ608の全部を翌日以降に繰り下げた例であるが、たとえばジョブ608のうち営業時間内に処理できる部分(この例では40分分)を7月25日16時20分〜17時に割り当て、営業時間外となった部分(同20分分)のみを翌26日9時〜9時20分に割り当てるようにしてもよい。
【0103】
上記のように、補正によっていずれかのジョブが定時以降、あるいは翌日以降にずれ込んでしまう場合には、印刷スケジュール決定部306bは印刷スケジュール表示部306aに依頼して、事後的に図13に示すようなダイアログを表示させる。このダイアログには、当日の営業時間外あるいは翌日以降の営業時間内に強制的に移動させられたジョブのIDを一覧表示する。なお、ジョブIDでなく、たとえば当該ジョブの印刷対象文書のタイトル、当該ジョブの依頼主である顧客の名称等を表示するようにしてもよい。
【0104】
そして、このダイアログでOKボタン1301がクリックされると、ダイアログで一覧表示したジョブをプリンタ未割り当ての状態にする。具体的には、印刷スケジュール表示部306aはデータベース管理部303に依頼して、印刷スケジュールテーブル303bのそれらのジョブの「STT」「END」および「PRNT」の値を消去させる。
【0105】
このように、定時以降や翌日以降に移動されてしまったジョブを一括してプリンタ未割り当ての状態に戻せるようにすることで、それらのジョブについて、納品期日や他日のスケジュール等種々の要因を勘案して、あらためて印刷日時や使用プリンタを選定する機会が与えられることになる。
【0106】
なお、同図のダイアログで、一覧中のジョブのうち任意のものを選択できるようにし、OKボタン1301がクリックされると選択されたジョブのみをプリンタ未割り当ての状態にする(選択されなかったジョブはそのまま定時以降または翌日以降への補正を維持する)ようにしてもよい。
【0107】
図14は、この発明の実施の形態による印刷制御装置(プリントサーバー105)の、処理日時の補正処理の手順を示すフローチャートである。図14のフローチャートによる処理は、あらかじめ定められた一定の間隔で自動的に実行される。
【0108】
ステップS1401で、予定よりも開始または終了の遅れているジョブがあるかどうかを判定する。そして、遅延したジョブがあるときは(ステップS1401肯定)、ステップS1402でその遅延の実態にあわせて予定された印刷日時を補正する。また、遅延したジョブがなければ(ステップS1401否定)そのままステップS1412に移行する。この場合は、前回の処理時から「KFLG」に変化のあったジョブが、そのステータスにあわせてステップS1412で表示変更されるのみとなる。
【0109】
ステップS1403で、補正後の印刷日時が他のジョブの日時と衝突しないかどうかを判定し、衝突がおこらなければ(ステップS1403否定)そのままステップS1405に以降し、衝突がおこったときは(ステップS1403肯定)、ステップS1404で当該他のジョブの印刷日時を繰り下げた後、ステップS1405に移行する。ステップS1405で、補正後の印刷日時を印刷スケジュールテーブル303bに書き込み、ステップS1406で当該テーブルを読み込んで印刷スケジュールウィンドウを再表示する。
【0110】
さらに、ステップS1407で、強制的に営業時間外や翌日以降の営業時間内に補正されたジョブがあるかどうかを調べ、そのようなジョブがあるときは(ステップS1407肯定)、ステップS1408で図13に示すような移動確認ダイアログを表示する。
【0111】
そして、このダイアログがOKされると(ステップS1409肯定)、ステップS1410でこれらのジョブをプリンタ未割り当てにし、さらにステップS1411で上記ダイアログの消去、ステップS1412で印刷スケジュールウィンドウの再表示をおこなった後、本フローチャートによる処理を終了する。また、上記ダイアログがキャンセルされると(ステップS1413肯定)、ステップS1414で上記ダイアログを消去して、そのまま本フローチャートによる処理を終了する。
【0112】
(4)エラー代行
なお、遅延でなく、プリンタの故障等により完全にジョブが停止し再開の目途がたたなくなったときは、上記のように同じプリンタで印刷日時を補正しても意味がない。この場合は、中断したジョブとそれに続くジョブとを他の正常なプリンタによって代行させなければならない。
【0113】
プリンタ107から送信されてきたそのステータスが、専門スタッフによる点検・修理を要請するような重度の故障等(SC:サービスマンコール)であった場合には、プリンタインターフェース部304は印刷スケジュール表示部306aに依頼して、図15に示すようなエラー代行ダイアログを表示させる。
【0114】
そして、このダイアログでOKボタン1501が押下されると、印刷スケジュール表示部306aは印刷スケジュール決定部306bに依頼して、指定されたプリンタの印刷待ちジョブ列の先頭に上記ジョブを挿入した場合の(エラー代行を実施した場合の、といってもよい)、各ジョブの開始予定日時と終了予定日時とを算出させる。
【0115】
そして、この割り込みにより後続のジョブが営業時間外にずれ込んだ場合、あるいは割り込んだジョブ自体が営業時間外に食い込んだ場合には、印刷スケジュール決定部306bは印刷スケジュール表示部306aに依頼して、図16に示すような代行確認ダイアログを表示させる。
【0116】
このダイアログでOKボタン1601がクリックされると、印刷スケジュール決定部306bは異常の発生したプリンタのジョブ(代行対象ジョブ)を指定された正常なプリンタに振り替えるとともに、営業時間外となったジョブをそのまま営業時間外、あるいは翌日以降の営業時間内に割り当てる。そして、定時以降または翌日以降に移動されたジョブについて、印刷スケジュール表示部306aは前出の図13と同様のダイアログを表示する。
【0117】
また、図15のエラー代行ダイアログ、あるいは図16の代行確認ダイアログでキャンセルボタン1502または1602がクリックされると、代行対象ジョブをプリンタ未割り当てにする(すなわち、他のプリンタによるエラー代行はおこなわない)。
【0118】
図17は、この発明の実施の形態による印刷制御装置(プリントサーバー105)の、エラー代行処理の手順を示すフローチャートである。プリンタ107でSCが発生した場合に本フローチャートによる処理を開始する。
【0119】
ステップS1701で、図15に示すようなエラー代行ダイアログを表示し、このダイアログがOKされると(ステップS1702肯定)、ステップS1703でエラー代行を実施した場合の代行先プリンタの各ジョブの印刷日時を算出する。そして、ステップS1704で、代行されるジョブあるいはその割り込みにより繰り下がるジョブの中で、営業時間外にずれ込むものがないかどうかを判定する。
【0120】
時間外になるジョブがなければ(ステップS1704否定)、ステップS1705で、ステップS1703で算出した代行後の各ジョブの印刷日時を印刷スケジュールテーブル303bに書き込む(代行対象ジョブについてはプリンタ名もあわせて書き換える)。そして、ステップS1706で上記ダイアログの消去および印刷スケジュールウィンドウの再表示をおこった後、本フローチャートによる処理を終了する。
【0121】
また、時間外になるジョブがあるときは(ステップS1704肯定)、ステップS1707で図16に示すような代行確認ダイアログを表示する。
【0122】
そして、このダイアログがOKされると(ステップS1708肯定)、ステップS1709で、ステップS1703で算出した代行後の各ジョブの印刷日時を印刷スケジュールテーブル303bに書き込む(代行対象ジョブについてはプリンタ名もあわせて書き換える)。さらに、ステップS1710でエラー代行ダイアログ・代行確認ダイアログの消去、印刷スケジュールウィンドウの再表示をおこなった後、図14のステップS1408に移行する。
【0123】
また、エラー代行ダイアログがキャンセルされたとき(ステップS1711肯定)、あるいは代行確認ダイアログがキャンセルされたとき(ステップS1712肯定)は、ステップS1713で、代行対象ジョブをプリンタ未割り当てにして、ステップS1706でダイアログの消去・ウィンドウの再表示をおこなった後、本フローチャートによる処理を終了する。
【0124】
(5)試し印刷(プルーフ印刷)
なお、投入されたジョブについては、その処理に先立って一部のみの試し印刷(プルーフ印刷)をおこなわせることができる。入力部305からプルーフ印刷の指示が入力される(具体的には、ジョブを選択した状態で右クリックにより開く図7のポップアップメニュー701から「プルーフ印刷」が選択される)と、印刷スケジュール表示部306aは図18に示すようなプルーフ印刷ダイアログを表示する。
【0125】
このダイアログでOKボタン1801がクリックされると、印刷スケジュール表示部306aは、印刷スケジュール決定部306bに依頼して、選択されたジョブの指定されたプリンタでのプルーフ印刷の実行日時を決定させる。
【0126】
印刷スケジュール決定部306bは、印刷時間算出部306cに依頼して、上記ジョブの対象文書を同一条件で一部(一部数)のみ印刷するのにかかる時間を算出させる。そして、上記ダイアログで指定されたプリンタの、現在日時〜上記ジョブの開始予定日時(当該ジョブがいずれかのプリンタに割り当てられている場合)の期間から空き時間を検索し、上記印刷時間と同じか、それより長い空き時間にプルーフ印刷を割り当てる。
【0127】
このプルーフ印刷によって、顧客から指示された部数分の印刷をおこなう前に、あらかじめその印刷結果を業者側で確認したり、あるいは当該結果を顧客に送付して、その確認を得たりすることができる。そのため、納品直前になって、印刷結果についてのなんらかの不具合(プリンタ特性に起因する文書のレイアウトの崩れ等)が発見され、最初から印刷をやり直すといった無駄を未然に回避することができる。
【0128】
また、とくにプリンタ未割り当てのジョブについてプルーフ印刷をおこなうときは、当該ジョブを特定のプリンタに割り当てたとき適切な印刷結果が得られるかどうかを、事前に確認することができるので、プリンタ割り当ての際のプリンタの選択がしやすくなる。
【0129】
以上説明したように本実施の形態によれば、投入されたジョブをひとまずプリンタ未割り当て(保留)の状態にしておき、その間にユーザー確認や原稿確認、あるいは印刷結果の確認をおこなうことができるので、印刷完了後になって初めて発注ミスや文字化け、ページずれ等が発見されるという事態を未然に回避することができる。
【0130】
また、プリンタの紙詰まりや用紙切れ、トナーエンド、あるいは重度の故障等によりスケジュールに狂いが生じ、そのため営業時間外にずれ込むことになったジョブを、一括してプリンタ未割り当ての状態に戻すことができるので、利用者の意図に反してジョブが時間外に処理されるのを防ぐとともに、それらのジョブについて、納品期日や他日のスケジュール等種々の要因を勘案して、あらためて印刷日時や使用プリンタを決定することが可能である。
【0131】
なお、上記実施の形態で説明した印刷制御方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現される。このプログラムは、ハードディスク、フロッピーディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されて実行される。また、このプログラムは、上記記録媒体を介して、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。
【0132】
【発明の効果】
この発明によれば、印刷ジョブの開始予定日時および終了予定日時を印刷スケジュールテーブルに書き込まないことによって、当該ジョブのプリンタによる処理を保留することができ、これによって、ユーザー確認や原稿確認、印刷結果確認の済んでいないジョブが利用者の意図に反して処理されてしまうのを防止することができるという効果を奏する。また、プリンタでの処理の進捗状況にあわせて補正がおこなわれた結果、その処理の一部または全部が営業時間外となった印刷ジョブを、一括して保留の状態に戻すことができ、これによって、なんらかの理由により営業時間外に強制的に割り当てられたジョブが、利用者の意図に反して時間外に処理されてしまうのを防止することができるようになる。また、異常の発生したプリンタの印刷ジョブが他の正常なプリンタで代行された結果、その処理の一部または全部が営業時間外となった印刷ジョブを、一括して保留の状態に戻すことができ、これによって、なんらかの理由により営業時間外に強制的に割り当てられたジョブが、利用者の意図に反して時間外に処理されてしまうのを防止することができるようになる。また、印刷ジョブの対象となっている文書を一部だけ印刷させることができ、これによって、印刷ジョブの処理に先立ってその印刷結果を確認することが可能になる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態による印刷制御装置を含む、印刷システムの全体のシステム構成を示す説明図である。
【図2】この発明の実施の形態による印刷制御装置のハードウエア構成を示す説明図である。
【図3】この発明の実施の形態による印刷制御装置の構成を機能的に示す説明図である。
【図4】この発明の実施の形態による印刷ジョブテーブル303aの項目の一例を示す説明図である。
【図5】この発明の実施の形態による印刷スケジュールテーブル303bの項目の一例を示す説明図である。
【図6】この発明の実施の形態による印刷スケジュール表示部306aにより表示される、印刷スケジュールウィンドウの一例を示す説明図である。
【図7】この発明の実施の形態による印刷スケジュール表示部306aにより表示される、ポップアップメニューの一例を示す説明図である。
【図8】この発明の実施の形態による印刷スケジュール表示部306aにより表示される、印刷ジョブをいずれかのプリンタに割り当てるためのダイアログの一例を示す説明図である。
【図9】この発明の実施の形態による印刷スケジュール表示部306aにより表示される、印刷スケジュールウィンドウの他の一例を示す説明図である。
【図10】この発明の実施の形態による印刷制御装置の、印刷ジョブの処理日時・処理主体決定処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】この発明の実施の形態による印刷スケジュール表示部306aにより表示される、印刷スケジュールウィンドウの他の一例を示す説明図である。
【図12】この発明の実施の形態による印刷スケジュール表示部306aにより表示される、印刷スケジュールウィンドウの他の一例を示す説明図である。
【図13】この発明の実施の形態による印刷スケジュール表示部306aにより表示される、営業時間外または翌日以降の営業時間内に移動されたジョブをプリンタ未割り当ての状態にするためのダイアログの一例を示す説明図である。
【図14】この発明の実施の形態による印刷制御装置の、処理日時の補正処理の手順を示すフローチャートである。
【図15】この発明の実施の形態による印刷スケジュール表示部306aにより表示される、異常の発生したプリンタのジョブを他の正常なプリンタで代行させるためのダイアログの一例を示す説明図である。
【図16】この発明の実施の形態による印刷スケジュール表示部306aにより表示される、エラー代行の続行を確認するためのダイアログの一例を示す説明図である。
【図17】この発明の実施の形態による印刷制御装置の、エラー代行処理の手順を示すフローチャートである。
【図18】この発明の実施の形態による印刷スケジュール表示部306aにより表示される、プルーフ印刷の実行を指示するためのダイアログの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
101 ユーザークライアント
102 受付用クライアント
103 管理クライアント
104 WWWサーバー
105 プリントサーバー
106 LIFISA文書管理サーバー
107 プリンタ
200 バス
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 HDD
205 HD
206 FDD
207 FD
208 ディスプレイ
209 I/F
210 通信回線
211 キーボード
212 マウス
213 CD−ROM
214 CD−ROMドライブ
301 Webインターフェース部
302 LIFISAインターフェース部
303 データベース管理部
303a 印刷ジョブテーブル
303b 印刷スケジュールテーブル
304 プリンタインターフェース部
305 入力部
306 印刷スケジュール部
306a 印刷スケジュール表示部
306b 印刷スケジュール決定部
306c 印刷時間算出部

Claims (9)

  1. ネットワークにより接続されたプリンタを制御して印刷ジョブを処理させる印刷制御装置において、
    新たに投入された印刷ジョブの識別番号を印刷スケジュールテーブルに書き込む第1のテーブル書き込み手段と、
    前記第1のテーブル書き込み手段により前記印刷スケジュールテーブルにその識別番号を書き込まれた印刷ジョブを前記プリンタへ割り当てるプリンタ割り当て指示手段と、
    前記プリンタ割り当て指示手段により前記プリンタへ割り当てられた印刷ジョブの開始予定日時および終了予定日時を決定する印刷スケジュール決定手段と、
    前記印刷スケジュール決定手段により決定された開始予定日時および終了予定日時を前記第1のテーブル書き込み手段により書き込まれた識別番号と対応づけて前記印刷スケジュールテーブルに書き込む第2のテーブル書き込み手段と、
    前記第1のテーブル書き込み手段および前記第2のテーブル書き込み手段により前記印刷スケジュールテーブルにその識別番号、開始予定日時および終了予定日時が書き込まれた印刷ジョブのみを前記プリンタに処理させるプリンタ制御手段と、
    前記第2のテーブル書き込み手段により前記印刷スケジュールテーブルに書き込まれた開始予定日時および/または終了予定日時を前記プリンタでの処理の進捗状況にあわせて補正する印刷スケジュール補正手段と、
    前記印刷スケジュール補正手段により補正された開始予定日時および/または終了予定日時を前記印刷スケジュールテーブルに書き込む第3のテーブル書き込み手段と、
    を備えたことを特徴とする印刷制御装置。
  2. さらに、前記第3のテーブル書き込み手段により前記印刷スケジュールテーブルに書き込まれた開始予定日時および/または終了予定日時が営業時間の範囲外の日時であった場合に、当該開始予定日時および/または終了予定日時が対応づけられた識別番号の印刷ジョブを画面表示する時間外ジョブ表示手段と、
    前記時間外ジョブ表示手段により画面表示された印刷ジョブをプリンタ未割り当てにするプリンタ未割り当て指示手段と、
    前記プリンタ未割り当て指示手段によりプリンタ未割り当てにするよう指示された印刷ジョブの識別番号と対応づけて前記第3のテーブル書き込み手段により書き込まれた開始予定日時および終了予定日時を前記印刷スケジュールテーブルから消去する第4のテーブル書き込み手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
  3. さらに、前記プリンタのうち異常の発生したプリンタに割り当てられている印刷ジョブを他の正常なプリンタへ割り当てるエラー代行指示手段と、
    前記エラー代行指示手段により他の正常なプリンタへ割り当てるよう指示された印刷ジョブおよび当該他の正常なプリンタにすでに割り当てられている印刷ジョブの開始予定日時および終了予定日時を決定する第2の印刷スケジュール決定手段を備え、
    前記第3のテーブル書き込み手段は、前記第2の印刷スケジュール決定手段により決定された開始予定日時および終了予定日時を前記印刷スケジュールテーブルに書き込むことを特徴とする請求項2に記載の印刷制御装置。
  4. さらに、前記第1のテーブル書き込み手段により前記印刷スケジュールテーブルにその識別番号を書き込まれた印刷ジョブをプルーフ印刷させるプルーフ印刷指示手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の印刷制御装置。
  5. ネットワークにより接続されたプリンタを制御して印刷ジョブを処理させる印刷制御方法において、
    新たに投入された印刷ジョブの識別番号を印刷スケジュールテーブルに書き込む第1のテーブル書き込み工程と、
    前記第1のテーブル書き込み工程で前記印刷スケジュールテーブルにその識別番号を書き込まれた印刷ジョブを前記プリンタへ割り当てるプリンタ割り当て指示工程と、
    前記プリンタ割り当て指示工程で前記プリンタへ割り当てられた印刷ジョブの開始予定日時および終了予定日時を決定する印刷スケジュール決定工程と、
    前記印刷スケジュール決定工程で決定された開始予定日時および終了予定日時を前記第1のテーブル書き込み工程で書き込まれた識別番号と対応づけて前記印刷スケジュールテーブルに書き込む第2のテーブル書き込み工程と、
    前記第1のテーブル書き込み工程および前記第2のテーブル書き込み工程で前記印刷スケジュールテーブルにその識別番号、開始予定日時および終了予定日時が書き込まれた印刷ジョブのみを前記プリンタに処理させるプリンタ制御工程と、
    前記第2のテーブル書き込み工程で前記印刷スケジュールテーブルに書き込まれた開始予定日時および/または終了予定日時を前記プリンタでの処理の進捗状況にあわせて補正する印刷スケジュール補正工程と、
    前記印刷スケジュール補正工程で補正された開始予定日時および/または終了予定日時を前記印刷スケジュールテーブルに書き込む第3のテーブル書き込み工程と、
    を含んだことを特徴とする印刷制御方法。
  6. さらに、前記第3のテーブル書き込み工程で前記印刷スケジュールテーブルに書き込まれた開始予定日時および/または終了予定日時が営業時間の範囲外の日時であった場合に、当該開始予定日時および/または終了予定日時が対応づけられた識別番号の印刷ジョブを画面表示する時間外ジョブ表示工程と、
    前記時間外ジョブ表示工程で画面表示された印刷ジョブをプリンタ未割り当てにするプリンタ未割り当て指示工程と、
    前記プリンタ未割り当て指示工程でプリンタ未割り当てにするよう指示された印刷ジョブの識別番号と対応づけて前記第3のテーブル書き込み工程で書き込まれた開始予定日時および終了予定日時を前記印刷スケジュールテーブルから消去する第4のテーブル書き込み工程と、
    を含んだことを特徴とする請求項5に記載の印刷制御方法。
  7. さらに、前記プリンタのうち異常の発生したプリンタに割り当てられている印刷ジョブを他の正常なプリンタへ割り当てるエラー代行指示工程と、
    前記エラー代行指示工程で他の正常なプリンタへ割り当てるよう指示された印刷ジョブおよび当該他の正常なプリンタにすでに割り当てられている印刷ジョブの開始予定日時および終了予定日時を決定する第2の印刷スケジュール決定工程を含み、
    前記第3のテーブル書き込み工程は、前記第2の印刷スケジュール決定工程で決定された開始予定日時および終了予定日時を前記印刷スケジュールテーブルに書き込むことを特徴とする請求項6に記載の印刷制御方法。
  8. さらに、前記第1のテーブル書き込み工程で前記印刷スケジュールテーブルにその識別番号を書き込まれた印刷ジョブをプルーフ印刷させるプルーフ印刷指示工程を含んだことを特徴とする請求項5〜7のいずれか一つに記載の印刷制御方法。
  9. 前記請求項5〜8のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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