JP4028446B2 - 補助動力装置付き車輌 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、人力と補助動力装置による補助動力とを用いて駆動する、補助動力装置付き車輌及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、モータ(電動機)などの既知の駆動装置を補助動力装置として装備し当該補助動力装置による補助動力を操作者や使用者などの人力に基づく(以下、”人力駆動力”という)に加えて走行駆動する補助動力装置付き車輌が知られている。具体的に言えば、例えば操作者がペダルを踏むことにより生じるペダル踏力(回転力)、あるいはハンドリムを回すことにより生じる回転力の上に、モータを駆動することにより生じる補助動力を加えて、車輪を回転し走行するモータ付き自転車、モータ付き車椅子または荷物搬送車等がある。このような補助動力装置付き車輌では、人力駆動力を検出して、検出した人力駆動力に基づきモータを制御することが一般的である。
【0003】
第1の従来例の補助動力装置付き車輌としては、特開平9−95289号公報に開示された補助動力装置付き自転車がある。この第1の従来例の補助動力装置付き車輌は、ペダルアームを両端に装着したクランク軸、前記クランク軸の外周に設けられ、一端が踏力ワンウェイクラッチを介して上記クランク軸に連結された管状または筒状の中空トルク伝達部材、及び前記中空トルク伝達部材の他端に嵌合され、チェーンを介して駆動輪に動力を与えるためのドライブスプロケットを備えている。さらに、第1の従来例の補助動力装置付き車輌では、人力駆動力を検出するために、磁歪式トルクセンサを中空トルク伝達部材の外周に配設している。このように、第1の従来例の補助動力装置付き車輌では、チェーンを用いて駆動輪に動力を伝達するよう構成することにより、ドライブシャフトを用いて駆動輪に動力を伝達していた以前の補助動力装置付き車輌に比べて、車輌の重量を軽減していた。
【0004】
また、第2の従来例の補助動力装置付き車輌としては、特開平8−297059号公報に開示された自転車用トルク検出装置を用いたものがある。この第2の従来例の補助動力装置付き車輌では、一端部がクランク軸に連結され、他端部がドライブスプロケットに固着された中空円筒状のドライブシェル、前記ドライブシェルの外周面上に取り付けた磁性材料、及び前記磁性材料を外包したコイルユニットを有するトルク検出装置をフレーム(車体)のハンガー内に設けている。これにより、第2の従来例の補助動力装置付き車輌は、在来の機械式トルク検出装置に比べて、小型軽量化したトルク検出装置によって人力駆動力を検出していた。さらに、第2の従来例の補助動力装置付き車輌は、モータを駆動輪(後輪)に装着することにより、モータからの補助動力を駆動輪に直接的に伝達して、車輌の構成を簡略化していた。
【0005】
また、第3の従来例の補助動力装置付き車輌としては、特開平10−81292号公報に開示された駆動装置を用いたものがある。この第3の従来例の補助動力装置付き車輌では、ドライブスプロケットの後下方に小径の駆動スプロケットを設けて、この駆動スプロケットにモータからの補助動力をチェーンに伝達している。これにより、第3の従来例の補助動力装置付き車輌では、減速ギヤ比を小さくすることができ、減速機構での減速段数を減らしていた。さらに、この第3の従来例の補助動力装置付き車輌では、駆動スプロケットをチェーンの緩み側に巻き付けることにより、その駆動スプロケットに対するチェーンの十分な巻付角度を得ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような第1の従来例の補助動力装置付き車輌では、磁歪式トルクセンサがモータの近くに設けられ、さらに磁歪式トルクセンサはモータのシャフトの先端部とともに補助動力装置ケーシング内に収納されていた。このため、この第1の従来例の補助動力装置付き車輌では、磁歪式トルクセンサがモータからの磁気の影響を受けやすく、人力駆動力を正確に検出することができないという問題点があった。さらに、第1の従来例の補助動力装置付き車輌では、補助動力装置ケーシング内にモータワンウェイクラッチや減速機構等の力伝達機構を配置して、モータのシャフトと中空トルク伝達部材を連結していた。このため、第1の従来例の補助動力装置付き車輌では、力伝達機構の構成が複雑、かつ大型なものとなり、さらに補助動力装置ケーシングもまた大型化して、当該車輌を小型軽量化することができなかった。また、第1の従来例の補助動力装置付き車輌では、モータワンウェイクラッチは中空トルク伝達部材の踏力ワンウェイクラッチと反対側の端部に取り付けられていたので、磁歪式トルクセンサの取り付け箇所が制限され、その磁性膜の幅も小さなものとなった。その結果、この第1の従来例の補助動力装置付き車輌では、磁歪式トルクセンサの検出感度を向上することが困難なものであった。
【0007】
また、第2の従来例の補助動力装置付き車輌では、ドライブシェルの一端部がクランク軸に連結され、他端部がドライブスプロケットに固着されていた。このため、第2の従来例の補助動力装置付き車輌では、クランク軸の回転がドライブシェルを経てそのままドライブスプロケットに伝達された。それゆえ、第2の従来例の補助動力装置付き車輌では、操作者が走行中にクランク軸を逆回転したとき、その逆回転がドライブシェル及びドライブスプロケットに伝達され、さらにチェーンを介してモータに伝えられてモータを逆回転することがあった。その結果、第2の従来例の補助動力装置付き車輌では、操作者が例えば惰性走行を楽しめずに、車輌としての使用感が快適でなかった。さらに、第2の従来例の補助動力装置付き車輌では、モータを駆動輪に装着しているため、駆動輪の構造が複雑なものとなり、さらに車輌の重量バランスを調整することが必要であった。また、モータ用のバッテリーやコントローラはクランク軸の近傍に設けられているため、それらの部材とモータとを接続する配線が長くなり、配線の配置箇所等を考慮する必要があった。
【0008】
また、第3の従来例の補助動力装置付き車輌では、人力駆動力を検出するトルク検出部が変位センサーやコイルバネ等を用いた機械式トルクセンサによって構成されていた。このため、この第3の従来例の補助動力装置付き車輌では、トルク検出部の構造が大きく、かつそのトルク検出部の軽量化が困難なものであった。
さらに、第3の従来例の補助動力装置付き車輌は、上記トルク検出部、ドライブスプロケットに連結された人力駆動部、及び駆動スプロケットに連結された補助動力駆動部をケース内に収容していた。このため、第3の従来例の補助動力装置付き車輌では、ケースの構造もまた大きくなり、車輌の重量も増加した。また、第3の従来例の補助動力装置付き車輌では、チェーンラインの変更やチェーンテンションを調整することが困難なものであった。それというのは、チェーンラインやチェーンテンションを変更、調整するためには、ドライブスプロケットと駆動スプロケットの位置関係を変更する必要がある。しかしながら、これらのスプロケットはケース内に一体的に収容された人力駆動部と補助動力駆動部に連結されている。このため、上記位置関係を変更するためには、ケースもまた変更することが要求されたからである。
【0009】
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、使用感の低下を生じることなく、人力駆動部及び補助動力駆動部の構成を簡略化して、小型軽量化を容易に行える補助動力装置付き車輌及びその制御方法を提供することを目的とする。
また、この発明は、人力駆動力を正確に検出することができる補助動力装置付き車輌及びその制御方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の補助動力装置付き車輌は、人力駆動力を検出する磁歪式センサと、走行を行うための車輌走行部と、前記人力駆動力をこの車輌走行部に伝達するドライブスプロケットと、前記人力駆動力をこのドライブスプロケットに伝達する一方向力伝達部材と、前記人力駆動力をこの一方向力伝達部材に伝達する中空部材と、補助動力を出力する補助動力装置と、この補助動力装置の出力を減速する減速機構と、検出した前記人力駆動力の値に基いて前記補助動力装置の制御を行う制御部と、減速された前記補助動力を前記車輌走行部に伝達する補助スプロケットと、この補助スプロケットと前記ドライブスプロケットとそれぞれ独立に係合しそれらの駆動力を前記車輌走行部に伝達するチェーンと、前記磁歪式センサと前記補助動力装置及び前記減速機構とをそれぞれ覆う非磁性体材料からなるケーシングとを備え、前記磁歪式センサは前記中空部材に伝達する前記人力駆動力を検出し、前記磁歪式センサと前記補助動力装置及び前記減速機構とを前記ケーシングで隔てている補助動力装置付き車輌であって、前記補助動力装置付き車輌は、前記中空部材は前記ケーシングに対して回転自在に支持されたことを特徴とする。
【0011】
別の観点による発明の補助動力装置付き車輌は、前記磁歪式センサは前記中空部材の外周上に設けられたことを特徴とする。
【0012】
別の観点による発明の補助動力装置付き車輌は、前記ドライブスプロケットは前記ケーシングに対して回転自在に支持されたことを特徴とする。
【0013】
別の観点による発明の補助動力装置付き車輌は、人力駆動力を検出する磁歪式センサと、走行を行うための車輌走行部と、前記人力駆動力をこの車輌走行部に伝達するドライブスプロケットと、前記人力駆動力をこのドライブスプロケットに伝達する一方向力伝達部材と、前記人力駆動力をこの一方向力伝達部材に伝達する中空部材と、補助動力を出力する補助動力装置と、この補助動力装置の出力を減速する減速機構と、検出した前記人力駆動力の値に基いて前記補助動力装置の制御を行う制御部と、減速された前記補助動力を前記車輌走行部に伝達する補助スプロケットと、この補助スプロケットと前記ドライブスプロケットとそれぞれ独立に係合しそれらの駆動力を前記車輌走行部に伝達するチェーンと、前記磁歪式センサと前記補助動力装置及び前記減速機構とをそれぞれ覆う非磁性体材料からなるケーシングとを備え、前記磁歪式センサと前記補助動力装置及び前記減速機構とを前記ケーシングで隔てている補助動力装置付き車輌であって、前記磁歪式センサは前記中空部材に伝達する前記人力駆動力を検出し、非接触式であることを特徴とする。
【0014】
別の観点による発明の補助動力装置付き車輌は、前記補助動力装置付き車輌は、前記中空部材は前記ケーシングに対して回転自在に支持されたことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の補助動力装置付き車輌及びその制御方法を示す実施例について図面を参照しながら説明する。尚、以下の説明では、本発明の補助動力装置付き車輌の一つの好ましい実施例として、脚力(ペダル踏力)と補助動力とを組み合わせて走行する自転車を構成した例について説明する。また、他の実施例としては、ホイールチェア(車椅子)あるいは荷物搬送車であってもよい。
【0021】
《第1の実施例》
図1は本発明の第1の実施例である補助動力装置付き車輌の概略構成を示す構造図であり、図2は図1に示した補助動力装置付き車輌の構成を示すブロック図である。
図1、及び図2に示すように、本実施例の補助動力装置付き車輌は、当該車輌を走行するための車輌走行部1、前記車輌走行部1を駆動するための人力駆動部2及び補助動力駆動部3、及び補助動力駆動部3の制御を行う制御部4を具備している。制御部4は、人力駆動部2から車輌走行部1に伝達された人力に基づく力、すなわち人力駆動力を検出する人力駆動力検出部5、及び前記人力駆動力検出部5からの人力駆動力のデータに基づいて、当該車輌の補助動力を算出する補助動力算出部6を備えている。人力駆動力検出部5は、人力駆動力を所定のサンプリング周期(例えば、1msec)で検出して、検出した人力駆動力のデータを補助動力算出部6に出力する。
【0022】
車輌走行部1は、路面と接して車輌を走行するための前輪1aと後輪1b、前輪1aと後輪1bを回転自在にそれぞれ支持する支持機構1c,1d、及び前記支持機構1c,1dを含んだ車体フレーム1eを備えている。車輌走行部1には、人力駆動部2からの人力駆動力と補助動力駆動部3からの補助動力が駆動輪である後輪1bに供給され、これにより前輪1aと後輪1bが回転して車輌が走行する。
人力駆動部2は、クランク軸7、前記クランク軸7の両端に装着された一対のペダルクランク8、及び各ペダルクランク8に取り付けられ、操作者や使用者などの人力を受け取るためのペダル9を備えている。さらに、人力駆動部2には、クランク軸7から後輪1bに人力駆動力を伝達するために、後述の人力駆動力伝達機構部10(図3)、前記人力駆動力伝達機構部10を介してクランク軸7に連結されたドライブスプロケット11、及び前記ドライブスプロケット11に係合したチェーン12が設けられている。
【0023】
ここで、人力駆動力伝達機構部10とその人力駆動力伝達機構部10に設けられた人力駆動力検出部5について、図3を参照して詳細に説明する。
図3は、図1のIII−III線で断面をとった人力駆動力伝達機構部及び人力駆動力検出部の構成を示す断面図である。
図3に示すように、円筒状の第1のケーシング13の内部には、クランク軸7、前記クランク軸7からドライブスプロケット11に人力駆動力を伝達する人力駆動力伝達機構部10、及び人力駆動力検出部5が収納されている。上述の人力駆動力伝達機構部10は、クランク軸7の外周に設けられ、一端部が前記クランク軸7に連結された円筒状の中空部材14、前記中空部材14の他端部に固定されたラチェット15、及び一端部が前記ラチェット15を介して中空部材14の他端部に連結され、他端部がドライブスプロケット11に一体的に嵌合された動力伝達部材16を具備している。
【0024】
クランク軸7は、鉄を含む金属部材により構成され、第1のケーシング13に回転自在に装着されている。クランク軸7の両端部には、ペダルクランク8がフィキシングナット17によって固定されている。これにより、操作者などからペダル9(図1)に与えられた人力(踏力)は、ペダルクランク8を経て回転力に変換され、人力駆動力としてクランク軸7に伝達される。
第1のケーシング13は、アルミニウム、ステンレスあるいは類似の非磁性体材料により構成され、円筒状部13a及び前記円筒状部13aの両端に設けられた第1、第2の端部13b,13cを備えている。第1のケーシング13を非磁性体材料により構成することにより、当該車輌の軽量化、及び内部に収納した人力駆動力検出部5への外部磁気の誘導による影響を避けることが可能となる。円筒状部13aは、車体フレーム1e(図1)に設けられた孔部(図示せず)に嵌合され、その車体フレーム1eに固定される。第1の端部13bの内側には、ボールベアリング18が設けられ、クランク軸7を回転自在に支持している。
【0025】
中空部材14は、鉄等の金属部材により構成され、クランク軸7と一体的に回転運動を行う。詳細にいえば、中空部材14の一端部の内側にはクランク軸7の外周上に設けられた複数の刃部7aとかみ合う溝部が設けられ、中空部材14はクランク軸7に連結されてともに回転する。中空部材14の一端部の外側には、ボールベアリング19が円筒状部13aとの間に設けられている。これにより、中空部材14は、第1のケーシング13に対して回転自在に支持される。
ラチェット15は、中空部材14から動力伝達部材16への一方向に力(人力駆動力)を伝達する一方向力伝達部材であり、鉄等の強度の大きい金属部材により構成されている。このラチェット15を設けることにより、動力伝達部材16から中空部材14への逆方向の回転力(反力)の伝達が阻止され、例えばチェーン12(図1)のゆるみや路面の状態による振動などで生じた外乱の影響が中空部材14に伝わることを防止することができる。
動力伝達部材16は、鉄等の強度の大きい金属部材により構成され、その一端部の内側部分がラチェット15と嵌合して中空部材14に連結されている。動力伝達部材16の一端部の外側部分にはボールベアリング20が円筒状部13aとの間に設けられ、動力伝達部材16の他端部の外側部分にはボールベアリング21が第2の端部13cとの間に設けられている。これにより、動力伝達部材16は、第1のケーシング13に対して回転自在に支持される。さらに、他端部の内側部分には、ニードルベアリング22がクランク軸7との間に設けられ、クランク軸7と動力伝達部材16を相互に回転自在に支持している。
【0026】
人力駆動力検出部5は、非接触式トルクセンサ、例えば磁歪式トルクセンサにより構成され、中空部材14の外周面上に設けられている。尚、ここでいう、非接触式トルクセンサとは、クランク軸7や人力駆動力伝達機構部10等の人力駆動部2(図1)の構成部材と機械的な部材や導線などにより連結されずに、あるいは摺動接触せずに、人力駆動部2からの人力駆動力をトルクとして検出できるものをいう。
具体的にいえば、人力駆動力検出部5は、中空部材14の外周面上に固着されたアモルファス合金製の磁性膜23、前記磁性膜23から所定のギャップをおいて磁性膜23に相対的に回転可能に設けられた樹脂製の円筒状のボビン24、及び前記ボビン24に巻装された一対のトルク検出用コイル25を備えている。磁性膜23には、例えば文字「ハハーーー」状のパターンの形状をもつスリット(図示せず)が設けられている。一対のトルク検出用コイル25は、上記スリットに対向して配置されている。これにより、クランク軸7が回転するとき、ペダルクランク8にかかる人力駆動力の変化に応じてこの磁性膜23の各部にねじれ歪みを生じ、それによりさらに透磁率の変化を生じる。トルク検出用コイル25がその透磁率の変化を検出して補助動力算出部6(図2)に出力する。
【0027】
図1に戻って、補助動力駆動部3は、チェーン12と係合して補助動力を加えるための補助動力スプロケット26、前記補助動力スプロケット26に連結された後述の補助動力伝達機構部27(図4)を収納した第2のケーシング28、及び前記第2のケーシング28に取り付けられ、チェーン12と当接するアイドラー29を備えている。また、補助動力装置であるモータは、補助動力スプロケット26の反対側で第2のケーシング28に一体的に取り付けられている(詳細は後述)。上記モータの電源を構成する二次電池等の電池30が、車体フレーム1eに着脱可能に取り付けられている。
アイドラー29は、ローラー部材(回転体)により構成され、補助動力スプロケット26に近接して第2のケーシング28に固定されている。このアイドラー29の位置は、チェーン12がアイドラー29の周囲を実質的に120度以上周回してアイドラー29の表面と当接するような位置に設けられている。これにより、補助動力は、補助動力スプロケット26からチェーン12に効率よく与えられる。さらに、第2のケーシング27は、第1のケーシング13(図3)とは別体に構成されて車体フレーム1eに取り付けられている。このように構成することにより、本実施例の補助動力装置付き車輌では、ドライブスプロケット11に対する補助動力スプロケット26及びアイドラー29の設置箇所を容易に変更することができる。その結果、本実施例の補助動力装置付き車輌では、チェーンラインの変更、及びチェーンテンションの調整を容易に行うことができる。尚、図1においては、ドライブスプロケット11及び補助動力スプロケット26の各刃部を明瞭なものとするために、それらの刃部を拡大して図示している。このため、図1においては、それらの刃部が互いにかみ合うよう図示されているが、実際は図7に示すように、ドライブスプロケット11及び補助動力スプロケット26はチェーン12にのみ係合するように互いに所定の距離をおいて配置されている。
【0028】
ここで、補助動力駆動部3の詳細な構成について、図4を参照して説明する。図4は、図1のIV−IV線で断面をとった補助動力駆動部の構成を示す断面図である。
図4において、補助動力駆動部3は、モータ31、及び第2のケーシング28内に収納され、モータ31からの補助動力を補助動力スプロケット26に伝達する補助動力伝達機構部27を備えている。
第2のケーシング28は、アルミニウム、ステンレスあるいは類似の非磁性体材料により構成された補助動力スプロケット26側の第1の容器28aと、同じく非磁性体材料により構成され、モータ31の外容器31aに取り付けられた第2の容器28bからなる。
補助動力伝達機構部27は、モータ31のシャフト31bに連結され、第2の容器28bに回転自在に装着された摩擦式遊星減速機構32、前記摩擦式遊星減速機構32に連結され、第1の容器28aに回転自在に装着された第1の補助動力伝達部材33、及び前記第1の補助動力伝達部材33に連結され、ワンウェイクラッチ35を介して出力軸36に連結された第2の補助動力伝達部材34を備えている。出力軸36は、第1、第2の容器28a,28bに回転自在に装着されたものであり、その一端部には補助動力スプロケット26が嵌合されている。
【0029】
補助動力スプロケット26は、図1に示したドライブスプロケット11に比べて小径なもの、例えば30〜40%程度のものを用いている。このように構成することにより、補助動力伝達機構部27での減速段数、すなわち補助動力伝達部材の設置数を減らすことが可能である。その結果、補助動力駆動部3を小型軽量化することが可能となる。
ワンウェイクラッチ35は、第2の補助動力伝達部材34から出力軸36への一方向に力(補助動力)を伝達する一方向力伝達部材であり、鉄等の金属部材により構成されている。このワンウェイクラッチ35を設けることにより、出力軸36から第2の補助動力伝達部材34への逆方向の回転力(反力)の伝達が阻止される。その結果、例えばチェーン12(図1)に生じた外乱の影響が補助動力伝達部材27を経てモータ31に伝わることを防止することができる。
尚、上述の説明では、摩擦式遊星減速機構32を用いることにより、モータ31の回転速度を減速して所望のトルク(補助動力)を得る場合について説明した。しかし、実施例はこれに限定されるものではなく、上述の回転速度をギアのみで減速しても、あるいは既知のハイポイドギアを用いて減速する構成でもよい。
【0030】
モータ31は、通電電流などの補助動力の大きさを示すための情報を制御部4の補助動力算出部6(図2)に逐次出力して、その補助動力算出部6からの指示信号に基づいて作動(回転)する。また、第2のケーシング28には、上述の補助動力算出部6を収納した第3のケーシング37が固定されている。
補助動力駆動部3の電源スイッチ(図示せず)がオンされたとき、補助動力駆動部3は後輪(駆動輪)1b(図1)を回転しない程度の補助動力を予め出力するよう構成されている。このように構成することにより、ドライブスプロケット11及び補助動力スプロケット26から人力駆動力及び補助動力をそれぞれチェーン12に与えるよう構成したときに生じる補助動力の出力制御での応答性の悪化を防止することが可能となる。
【0031】
以上のように、本実施例の補助動力装置付き車輌では、人力駆動力伝達機構部10が、クランク軸7の外周部に設けられ、一端部がクランク軸7に連結された中空部材14、及び一端部が中空部材14の他端部にラチェット15を介して連結され、他端部がチェーン12と係合するドライブスプロケット11に一体的に嵌合された動力伝達部材16により構成されている。これにより、本実施例の補助動力装置付き車輌では、人力駆動部2の構成を簡略化することができ、当該車輌を小型軽量化することができる。さらに、本実施例の補助動力装置付き車輌では、人力駆動力検出部5を中空部材14の外周面上に設け、人力駆動力伝達機構部10とともに第1のケーシング13内に収納している。これにより、人力駆動力検出部5に作用する外部磁気の影響を防止することができ、人力駆動力を正確に検出することができる。
さらに、本実施例の補助動力装置付き車輌では、補助動力駆動部3が、ドライブスプロケット11から独立して構成され、補助動力を与える補助動力スプロケット26、及び第1のケーシング13と別体に構成され、補助動力伝達機構部27とモータ31のシャフト31bを収納した第2のケーシング28を備えている。このように構成することにより、本実施例の補助動力装置付き車輌では、補助動力駆動部3の構成を簡略化することができ、当該車輌を小型軽量化することができる。さらに、モータ31からの磁気の影響を抑制することができる。
【0032】
《第2の実施例》
図5は、本発明の第2の実施例である補助動力装置付車輌での人力駆動力伝達機構部の構成を示す断面図である。この実施例では、補助動力装置付き車輌の構成において、一方向力伝達部材を介して中空部材の一端部とクランク軸を連結し、かつ動力伝達部材を設けることなく、中空部材の他端部をドライブスプロケットに連結した。それ以外の各部は、第1の実施例に示すものと同様であるのでそれらの重複した説明は省略する。
図5に示すように、本実施例の補助動力装置付き車輌では、円筒状の第1のケーシング38の内部には、クランク軸7、前記クランク軸7からドライブスプロケット11に人力駆動力を伝達する人力駆動力伝達機構部40、及び人力駆動力検出部5が収納されている。
第1のケーシング38は、第1の実施例のものと同様に、アルミニウム、ステンレスあるいは類似の非磁性体材料により構成されている。第1のケーシング38は、円筒状部38a、前記円筒状部38aの一端部に設けられた第1の端部38bを備えている。第1のケーシング38を非磁性体材料により構成することにより、当該車輌の軽量化、及び内部に収納した人力駆動力検出部5への外部磁気の影響を抑制することが可能となる。円筒状部38aは、車体フレーム1e(図1)に設けられた孔部(図示せず)に嵌合され、その車体フレーム1eに固定される。第1の端部38bの内側には、ボールベアリング39aが設けられ、クランク軸7を回転自在に支持している。
【0033】
人力駆動力伝達機構部40は、クランク軸7の外周に設けられ、一端部がラチェット41を介してクランク軸7に連結され、他端部がドライブスプロケット11に一体的に嵌合した円筒状の中空部材42により構成されている。
ラチェット41は、鉄等の強度の大きい金属部材により構成され、クランク軸7の刃部7aと中空部材42の一端部の内側部分の間に設けられている。ラチェット41は、クランク軸7から中空部材42への一方向に力(人力駆動力)を伝達する一方向力伝達部材であり、中空部材42からクランク軸7への逆方向の回転力(反力)の伝達が阻止される。その結果、例えばチェーン12(図1)に生じた外乱の影響がクランク軸7に伝わることを防止することができる。
中空部材42は、鉄等の金属部材により構成され、クランク軸7と一体的に回転運動を行う。詳細にいえば、中空部材42の内側部分には、クランク軸7の外周との間にニードルベアリング43a,43bが設けられている。これにより、クランク軸7と中空部材42は相互に回転自在に支持されている。中空部材42の他端部の外側部分には、ボールベアリング39bが円筒状部38aとの間に設けられている。これにより、中空部材42は、第1のケーシング38に対して回転自在に支持される。
【0034】
以上のように構成することにより、本実施例の補助動力装置付き車輌では、第1の実施例のものに比べて、人力駆動力伝達機構部40の構成を簡略化することができ、当該車輌の小型軽量化を容易に達成することができる。さらに、本実施例の補助動力装置付き車輌では、第1の実施例のものに比べて、部品点数を減らしているので、当該車輌の組立作業を容易なものとすることができる。また、第1の実施例のものに比べて、中空部材42の外周面の長さ寸法(軸方向寸法)を大きくすることが可能であるので、中空部材42上に固着されたアモルファス合金製の磁性膜23の寸法を長くして、人力駆動力検出部5の検出精度を容易に向上することができる。
【0035】
《第3の実施例》
図6は、本発明の第3の実施例である補助動力装置付車輌での人力駆動力伝達機構部の構成を示す断面図である。この実施例では、補助動力装置付き車輌の構成において、動力伝達部材を設けることなく、中空部材を一方向力伝達部材を介してドライブスプロケットに連結した。それ以外の各部は、第1の実施例に示すものと同様であるのでそれらの重複した説明は省略する。
図6に示すように、本実施例の補助動力装置付き車輌では、円筒状の第1のケーシング44の内部には、クランク軸7、前記クランク軸7からドライブスプロケット11’に人力駆動力を伝達する人力駆動力伝達機構部46、及び人力駆動力検出部5が収納されている。ドライブスプロケット11’は、同図に示すように、第1のケーシング44内に配置される円筒部11a’を備えている。
第1のケーシング44は、第2の実施例のものと同様に、アルミニウム、ステンレスあるいは類似の非磁性体材料により構成され、円筒状部44a、前記円筒状部44aの一端部に設けられた第1の端部44bを備えている。第1のケーシング44を非磁性体材料により構成することにより、当該車輌の軽量化、及び内部に収納した人力駆動力検出部5への外部磁気の影響を抑制することが可能となる。円筒状部44aは、車体フレーム1e(図1)に設けられた孔部(図示せず)に嵌合され、その車体フレーム1eに固定される。第1の端部44bの内側には、ボールベアリング45aが設けられ、クランク軸7を回転自在に支持している。
【0036】
人力駆動力伝達機構部46は、クランク軸7の外周に設けられ、一端部がクランク軸7に連結され、他端部がワンウェイクラッチ48を介してドライブスプロケット11’に連結した円筒状の中空部材47により構成されている。
中空部材47は、鉄等の金属部材により構成され、クランク軸7と一体的に回転運動を行う。詳細にいえば、中空部材47の一端部の外側には、ボールベアリング49が円筒状部44aとの間に設けられている。これにより、中空部材47は、第1のケーシング44に対して回転自在に支持される。また、中空部材47の一端部の内側にはクランク軸7の外周上に設けられた複数の刃部7aとかみ合う溝部が設けられ、他端部の内側にはニードルベアリング50がクランク軸7との間に設けられている。これにより、中空部材47はクランク軸7に連結されともに回転する。
ワンウェイクラッチ48は、鉄等の強度の大きい金属部材により構成され、ドライブスプロケット11’の円筒部11a’と中空部材47の他端部の外側部分の間に設けられている。ワンウェイクラッチ48は、中空部材47からドライブスプロケット11’への一方向に力(人力駆動力)を伝達する一方向力伝達部材であり、ドライブスプロケット11’から中空部材47への逆方向の回転力(反力)の伝達が阻止される。その結果、例えばチェーン12(図1)に生じた外乱の影響がクランク軸7に伝わることを防止することができる。
【0037】
以上のように構成することにより、本実施例の補助動力装置付き車輌では、第1の実施例のものに比べて、人力駆動力伝達機構部40の構成を簡略化することができ、当該車輌の小型軽量化を容易に達成することができる。さらに、本実施例の補助動力装置付き車輌では、第1の実施例のものに比べて、部品点数を減らしているので、当該車輌の組立作業を容易なものとすることができる。
【0038】
尚、上述の第1乃至第3の実施例の説明以外に、アルミニウム、ステンレスあるいは類似の非磁性体材料により、クランク軸7を構成してもよい。このように構成することにより、クランク軸7を伝わる外部磁気の人力駆動力検出部5への影響を抑えることができる。また、クランク軸7を非磁性体材料によって構成する代わりに、ペダルクランク8やフィキシングナット17を非磁性体材料により構成してもよい。
また、ドライブスプロケット11,11’及び補助動力スプロケット26のうち、少なくともドライブスプロケット11,11’を上記の非磁性体材料により構成してもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上のように、本発明の補助動力装置付き車輌では、人力駆動力伝達機構部が、クランク軸の外周部に設けられ、一端部がクランク軸に連結された中空部材、及び一端部が中空部材の他端部にラチェットを介して連結され、他端部がチェーンと係合するドライブスプロケットに一体的に嵌合された動力伝達部材により構成されている。これにより、本発明の補助動力装置付き車輌では、人力駆動部の構成を簡略化することができ、当該車輌を小型軽量化することができる。さらに、本発明の補助動力装置付き車輌では、例えば磁歪式トルクセンサにより構成した人力駆動力検出部を中空部材の外周面上に設け、人力駆動力伝達機構部とともに非磁性体材料の第1のケーシング内に収納している。これにより、人力駆動力検出部に作用する外部磁気の影響を避けることができ、人力駆動力を正確に検出することができる。
さらに、本発明の補助動力装置付き車輌では、補助動力駆動部が、ドライブスプロケットから独立して構成され、補助動力を与える補助動力スプロケット、及び第1のケーシングと別体に構成され、補助動力伝達機構部とモータのシャフトを収納した第2のケーシングを備えている。このように構成することにより、本実施例の補助動力装置付き車輌では、補助動力駆動部の構成を簡略化することができ、当該車輌を小型軽量化することができる。さらに、モータからの磁気の影響を抑制することができる。
【0040】
また、別の観点による発明の補助動力装置付き車輌及びその制御方法では、補助動力駆動部が駆動輪を回転しない程度の補助動力を予め出力するよう構成している。このように構成することにより、ドライブスプロケット及び補助動力スプロケットから人力駆動力及び補助動力をそれぞれチェーンに与えるよう構成したときに生じる補助動力の出力制御での応答性の悪化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である補助動力装置付き車輌の概略構成を示す構造図
【図2】図1に示した補助動力装置付き車輌の構成を示すブロック図
【図3】図1のIII−III線で断面をとった人力駆動力伝達機構部及び人力駆動力検出部の構成を示す断面図
【図4】図1のIV−IV線で断面をとった補助動力駆動部の構成を示す断面図
【図5】本発明の第2の実施例である補助動力装置付車輌での人力駆動力伝達機構部の構成を示す断面図
【図6】本発明の第3の実施例である補助動力装置付車輌での人力駆動力伝達機構部の構成を示す断面図
【図7】図1に示したドライブスプロケット及び補助動力スプロケットの構成を示す拡大図
【符号の説明】
1 車輌走行部
2 人力駆動部
3 補助動力駆動部
5 人力駆動力検出部
7 クランク軸
8 ペダルクランク
11,11’ ドライブスプロケット
12 チェーン
14,42,47 中空部材
15,41,48 一方向力伝達部材
16 動力伝達部材
17 フィキシングナット
26 補助動力スプロケット
31 モータ
35 第2の一方向力伝達部材
Claims (5)
- 人力駆動力を検出する磁歪式センサと、
走行を行うための車輌走行部と、
前記人力駆動力をこの車輌走行部に伝達するドライブスプロケットと、
前記人力駆動力をこのドライブスプロケットに伝達する一方向力伝達部材と、
前記人力駆動力をこの一方向力伝達部材に伝達する中空部材と、
補助動力を出力する補助動力装置と、
この補助動力装置の出力を減速する減速機構と、
検出した前記人力駆動力の値に基いて前記補助動力装置の制御を行う制御部と、
減速された前記補助動力を前記車輌走行部に伝達する補助スプロケットと、
この補助スプロケットと前記ドライブスプロケットとそれぞれ独立に係合しそれらの駆動力を前記車輌走行部に伝達するチェーンと、
前記磁歪式センサと前記補助動力装置及び前記減速機構とをそれぞれ覆う非磁性体材料からなるケーシングとを備え、
前記磁歪式センサは前記中空部材に伝達する前記人力駆動力を検出し、前記磁歪式センサと前記補助動力装置及び前記減速機構とを前記ケーシングで隔てている補助動力装置付き車輌であって、
前記補助動力装置付き車輌は、前記中空部材は前記ケーシングに対して回転自在に支持されたことを特徴とする補助動力装置付き車輌。 - 前記磁歪式センサは前記中空部材の外周上に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の補助動力装置付き車輌。
- 前記ドライブスプロケットは前記ケーシングに対して回転自在に支持されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の補助動力装置付き車輌。
- 人力駆動力を検出する磁歪式センサと、
走行を行うための車輌走行部と、
前記人力駆動力をこの車輌走行部に伝達するドライブスプロケットと、
前記人力駆動力をこのドライブスプロケットに伝達する一方向力伝達部材と、
前記人力駆動力をこの一方向力伝達部材に伝達する中空部材と、
補助動力を出力する補助動力装置と、
この補助動力装置の出力を減速する減速機構と、
検出した前記人力駆動力の値に基いて前記補助動力装置の制御を行う制御部と、
減速された前記補助動力を前記車輌走行部に伝達する補助スプロケットと、
この補助スプロケットと前記ドライブスプロケットとそれぞれ独立に係合しそれらの駆動力を前記車輌走行部に伝達するチェーンと、
前記磁歪式センサと前記補助動力装置及び前記減速機構とをそれぞれ覆う非磁性体材料からなるケーシングとを備え、
前記磁歪式センサと前記補助動力装置及び前記減速機構とを前記ケーシングで隔てている補助動力装置付き車輌であって、
前記磁歪式センサは前記中空部材に伝達する前記人力駆動力を検出し、非接触式であることを特徴とする補助動力装置付き車輌。 - 前記補助動力装置付き車輌は、前記中空部材は前記ケーシングに対して回転自在に支持されたことを特徴とする請求項4に記載の補助動力装置付き車輌。
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